JP2010124683A - 垂直布設バスダクトの防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続部カバー部の垂直布設バスダクトの延設方向における長さを抑制可能であり、例えば接続部が短い距離で連続して設けられる垂直布設バスダクトの場合等にも、接続部カバー部を確実に取り付けることができる垂直布設バスダクトの防水構造を提供する。
【解決手段】複数のバスダクトユニット1を接続して垂直方向に布設して構成される垂直布設バスダクトの防水構造であって、上側に位置する一のバスダクトユニット1と下側に位置する他のバスダクトユニット1とを接続部で接続し、前記接続部の周囲外方に突出するフランジ部18を一のバスダクトユニット1のハウジング10の下端に略当接するように設け、フランジ部18から下方に突出して接続部の全周を覆う接続部カバー部2を設け、更には、フランジ部18から上方に突出する突出部19を設け、突出部19を一のバスダクトユニット1のハウジング10の内側に配置してハウジング10と固定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数のバスダクトユニットを接続して垂直方向に布設して構成される垂直布設バスダクトの防水構造に関する。
従来、複数のバスダクトユニットを接続して垂直方向に布設して構成される垂直布設バスダクトの防水構造として、特許文献1の防水構造がある。特許文献1の防水構造は、複数のバスダクトユニットを接続部で接続して垂直方向に布設される垂直布設バスダクトにおいて、接続部の上部近傍位置における上側のバスダクトユニットのハウジング外周に周囲外方に突出するフランジ部を取り付け、フランジ部の下方位置に接続部カバー部を接続部の全周を覆うように設け、接続部カバー部を構成する各カバー部材をフランジ部に締着具で固定するものである。
特開2006−115632号
ところで、特許文献1の防水構造は、フランジ部を上側のバスダクトユニットのハウジング外周に取り付け、そのフランジ部に接続部カバー部を取り付けるものであるため、接続部を確実に被覆するためにある程度長い接続部カバー部が必要とされる。即ち、垂直布設バスダクトの延設方向の長さが長い大型の接続部カバー部が要求されるが、例えば接続部が短い距離で連続して設けられる垂直布設バスダクトの場合や、複数系統の垂直布設バスダクトを相互の布設間隔を狭くするために幅方向等に膨らむ接続部をずらして設置する場合等に、斯様な長い接続部カバー部は取り付けが困難となる虞がある。
また、特許文献1の防水構造は、フランジ部を上側のバスダクトユニットのハウジング外周に取り付けるものであるため、バスダクトユニットのハウジングと外周のフランジ部との間にパッキンやシーリング等の止水材が必要になる。そして、バスダクトユニットのハウジングと外周のフランジ部との間に止水材を設ける場合、止水材の取付状況によっては、防水効果に差が出ることから、組立作業者に熟練した作業が求められるという不具合がある。また、止水材の取付状況によっては、外部に止水材が露出して外観が損なわれると共に、紫外線により劣化してしまうという不具合もある。
また、バスダクトには補強部が設けられ、複雑な外形のものが多く存在するが、そのような場合に、フランジ部をバスダクトの外形に合わせて製造して取付ける、或いはバスダクトの外形を複雑な形状から一部矩形に製造する等の工程が必要となり、製造コストが膨大となる。更に、バスダクトの外形を一部矩形にする場合、バスダクト自体に方向性が出てくるため、施工性が低下するという不具合も生ずる。
本発明は上記不具合を解消するために提案するものであって、接続部カバー部の垂直布設バスダクトの延設方向における長さの大型化を抑制可能であり、例えば接続部が短い距離で連続して設けられる垂直布設バスダクトの場合や、複数系統の垂直布設バスダクトを相互の布設間隔を狭くするために幅方向等に膨らむ接続部をずらして設置する複数系統の垂直布設バスダクトの場合等にも、接続部カバー部を確実に取り付けることができる垂直布設バスダクトの防水構造を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、組立作業者の熟練度によらず、接続部を確実に防水することができると共に、外部に止水材が露出して外観が損なわれることや止水材の紫外線による劣化を防止できる垂直布設バスダクトの防水構造を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、製造コスト、施工効率に優れる垂直布設バスダクトの防水構造を提供することにある。
本発明の垂直布設バスダクトの防水構造は、複数のバスダクトユニットを接続して垂直方向に布設して構成される垂直布設バスダクトの防水構造であって、上側に位置する一のバスダクトユニットと下側に位置する他のバスダクトユニットとを接続部で接続し、前記接続部の周囲外方に突出するフランジ部を前記一のバスダクトユニットのハウジングの下端に略当接するように設け、前記フランジ部から下方に突出して前記接続部の全周を覆う接続部カバー部を設けることを特徴とする。
前記構成では、フランジ部を一のバスダクトユニットのハウジング下端に略当接させ、そのフランジ部から下方に突出して接続部カバー部を設けることにより、接続部カバー部の垂直布設バスダクトの延設方向における長さの大型化を抑制することができる。即ち、接続部カバー部或いは防水構造を短くすることが可能であり、例えば接続部が短い距離で連続して設けられる垂直布設バスダクトの場合や、複数系統の垂直布設バスダクトを相互の布設間隔を狭くするために幅方向等に膨らむ接続部をずらして設置する複数系統の垂直布設バスダクトの場合等にも、接続部カバー部を確実に取り付けることが可能となる。また、フランジ部を上側のバスダクトユニットのハウジング外周に取り付けずに、フランジ部を前記一のバスダクトユニットのハウジングの下端に略当接するように設けることにより、フランジ部とバスダクトの外形の形状的な調整を低減或いは無くし、製造コストの低減、施工効率の向上を図ることができる。
また、本発明の垂直布設バスダクトの防水構造は、前記フランジ部から上方に突出する突出部を設け、前記突出部を前記一のバスダクトユニットのハウジングの内側に配置することを特徴とする。
前記構成により、組立作業者の熟練度によらず、接続部を確実に防水することができると共に、パッキンやシーリング等の止水材を設ける場合にも、止水材が外部に露出して外観が損なわれることを防止することができる。
また、本発明の垂直布設バスダクトの防水構造は、複数のバスダクトユニットを接続して垂直方向に布設して構成される垂直布設バスダクトの防水構造であって、上側に位置する一のバスダクトユニットと下側に位置する他のバスダクトユニットとを接続部で接続し、前記接続部の周囲外方に突出するフランジ部を、例えば前記接続部の上部近傍位置で一のバスダクトユニットのハウジング下端から離間した位置等、前記接続部の上部近傍位置に設け、前記フランジ部から下方に突出して前記接続部の全周を覆う接続部カバー部を設け、前記フランジ部から上方に突出する突出部を設け、前記突出部を前記一のバスダクトユニットのハウジングの内側に配置することを特徴とする。
前記構成では、組立作業者の熟練度によらず、接続部を確実に防水することができると共に、パッキンやシーリング等の止水材を設ける場合にも、止水材が外部に露出して外観が損なわれることを防止することができる。
また、本発明の垂直布設バスダクトの防水構造は、前記他のバスダクトユニットのハウジング上端を前記フランジ部の下側に配置し、前記フランジ部に固定することを特徴とする。
前記構成により、防水構造の長さ方向の大型化を抑制しつつ、確実にバスダクトユニットを相互に接続することができると共に、他のバスダクトユニットのハウジング内に水が流入することを確実に防止することができる。
また、本発明の垂直布設バスダクトの防水構造は、前記接続部を、前記一のバスダクトユニットと前記他のバスダクトユニットを接続する接続ユニットとすることを特徴とする。
前記構成では、接続ユニットでバスダクトユニットの接続作業を容易に行うことができると共に、複雑な構成の接続ユニットでもフランジ部により確実に上方からの水の浸入を防止することが可能となる。
前記接続ユニットは、フランジ部、又はフランジ部と突出部と一体化して一のバスダクトユニットと接続する構成とすると、施工性を向上できて好ましい。
また、本発明の垂直布設バスダクトの防水構造は、前記突出部の外面と前記一のバスダクトユニットのハウジングの内面との間に止水材を設けることを特徴とする。
前記構成では、止水材が外部に露出して外観が損なわれることを防止できると共に、止水材はフランジ部より上側に流れる可能性のある水に対する補助的な防水機能を果たすものとなるから、高度な止水材の設置状態が要求されなくなり、止水材の取り付け作業に求められる作業者の熟練度を無くす或いはレベルを低くすることができる。
また、本発明の垂直布設バスダクトの防水構造は、前記突出部を前記フランジ部の略中央で上下に開口する筒状に形成することを特徴とする。
前記構成では、筒状の突出部により、一のバスダクトユニットのハウジング下端から接続部に水が浸入することを確実に防止することができ、一のバスダクトユニットのハウジング下端の構成や形状を問わず、より確実に防水を図ることが可能となる。
本発明の垂直布設バスダクトの防水構造は、フランジ部を一のバスダクトユニットのハウジング下端に略当接させ、そのフランジ部から下方に突出して接続部カバー部を設けることにより、接続部カバー部の垂直布設バスダクトの延設方向における長さの大型化を抑制することができる。即ち、接続部カバー部或いは防水構造を短くすることが可能であり、例えば接続部が短い距離で連続して設けられる垂直布設バスダクトの場合や、複数系統の垂直布設バスダクトを相互の布設間隔を狭くするために幅方向等に膨らむ接続部をずらして設置する複数系統の垂直布設バスダクトの場合等にも、接続部カバー部を確実に取り付けることが可能となる。また、フランジ部を上側のバスダクトユニットのハウジング外周に取り付けずに、フランジ部を前記一のバスダクトユニットのハウジングの下端に略当接するように設けることにより、フランジ部とバスダクトの外形の形状的な調整を低減或いは無くし、製造コストの低減、施工効率の向上を図ることができる。
(a)は第1実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造におけるバスダクトユニットの正面図、(b)はその側面図、(c)はその平面図。 (a)は第1実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造におけるバスダクトユニット、フランジ部、補助側板を示す正面図、(b)はその側面図、(c)はその平面図。 (a)は第1実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造における一のバスダクトユニットと他のバスダクトユニットと接続側板を示す正面図、(b)はその側面図。 (a)は第1実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造における一のバスダクトユニットと他のバスダクトユニットとを接続して構成した接続部に接続カバーを設置する前の状態示す正面図、(b)はその側面図。 (a)は第1実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造における接続部にカバー部材を設置する前の状態を示す正面図、(b)はその側面図、(c)は接続部に設置する前のカバー部材の平面図。 (a)は第1実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造における接続部にカバー部材を設置した後の状態を示す正面図、(b)はその側面図、(c)は接続部に設置した後のカバー部材の平面図。 (a)は第2実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造における防水構造を形成する前の状態を示す正面図、(b)はその側面図。 (a)は第2実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造における防水構造を形成した後の状態を示す正面図、(b)はその側面図。 (a)は第2実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造における水切部材と接続ユニットを示す正面図、(b)はその側面図、(c)は水切部材の平面図。
〔第1実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造〕
本発明による第1実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造について図面を参照して説明する。第1実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造における垂直方向に複数布設して接続されるバスダクトユニット1は、図1に示すように、複数線である3線の導体13が一定距離離間して配設され、導体13の厚さ方向両側に厚さ方向側板11が配置されると共に、導体13の幅方向両側に幅方向側板12が配置され、厚さ方向側板11と幅方向側板12とがボルト、ナット等の締着具にて固定されている。即ち、3線の導体13は、厚さ方向側板11と幅方向側板12とで構成されるハウジング10の断面視矩形の内部空間に配置され、固定部材141を介して固定されている支持部材14でそれぞれ支持されている。
厚さ方向側板11は、矩形で平板状の基板111と、基板111の導体13の幅方向に対応する両端縁に外方に屈曲して延設されている突出片112を有する断面視略コ字形に形成され、導体13の長さ方向に対応する一方の端縁には基板111から外方に屈曲延設して取付片113が形成されている。また、幅方向側板12は、矩形で平板状の基板121と、基板121の導体13の厚さ方向に対応する両端縁に内方に屈曲して延設されている補強片122を有する断面視略コ字形に形成され、導体13の長さ方向に対応する一方の端縁には基板121から外方に屈曲延設して取付片123が形成されており、対向する幅方向側板12・12の補強片122・122は互いに向かい合うようになっている。厚さ方向側板11は、導体13の長さ方向に対応する他端側で幅方向側板12よりも長く突出するように形成、配置されており、厚さ方向側板11の突出片112と、幅方向側板12の基板121とがボルト、ナット等の締着具で固定されている。
導体13は、矩形で平板状であり、3線とも全て絶縁物131で被覆され、その両端部は絶縁被覆から露出している。導体13は、その長さ方向の一方端側においては真っ直ぐに延びて形成され、他方端側においては他方端近傍で導体13の厚さ分、厚さ方向の一方に屈曲して形成されている。
厚さ方向側板11の突出片112と幅方向側板12の基板121との間には固定部材141の端部が配置され、突出片112と基板121と固定部材141の端部は、前記締着具により共締めされて固定されている。支持部材14は、固定部材141にボルト、ナット等の締着具によって固定されており、導体13の幅方向両側から導体13を挟み込むように支持している。導体13の長さ方向の一方端側の固定部材141は、幅方向側板12の基板121に当接する当接面142と、当接面142の導体13の長さ方向の両端縁を内方に屈曲して延設される立片143と、立片143の端縁を互いに離反するように屈曲して延設される固定面144と、固定面144の外端縁を外方に屈曲して延設される補強面145を有する構成であり、基板121に当接してない固定面144に支持部材14の底面が固定されている。また、導体13の長さ方向の他方端側で、取付片113、123を有しない端部側の固定部材14は、当接面142と、立片143と、固定面144で構成され、外側の補強面145を有しない構成であると共に、固定面144が延設され、固定面144に等間隔に4つの溝146を形成してなる絶縁板位置決め部147が形成されており、後述する導体13の接続部の絶縁性を向上させるための絶縁板15を溝146内に配置することで、絶縁板15の位置決めを可能にしている。
バスダクトユニット1を垂直方向に複数配置して接続し、垂直布設バスダクトを構成する場合には、図2に示すように、上側に位置する一のバスダクトユニット1を取付片113、123が下側になるように配置し、その下側に水切部材16を配置してハウジング10に固定し、更に水切部材16の下側に補助側板17を配置して固定する。
水切部材16は、フランジ部18と、フランジ部18から上方に突出する突出部19とから構成される。フランジ部18は、矩形で平板状の基板161と、基板161の略中央に形成された導体13を挿通可能な挿通孔162と、基板161の四方端縁を下方に屈曲延設してなる垂下片163とを有する。突出部19は、フランジ部18の略中央で上下に開口する筒状であり、基板161にリベット等で固定されている。また、基板161の下方には、固定面144の絶縁板位置決め部147に形成された4つの溝146と同間隔の溝165を有する板状の絶縁板位置決め部164が取り付けられている。補助側板17は、基板と側板で構成される断面視コ字形で、下面がなく上面のみを有する形状である。
水切部材16及び補助側板17を一のバスダクトユニット1に取り付ける場合には、図2及び図3に示すように、水切部材16の平面視矩形の突出部19を一のバスダクトユニット1のハウジング10の矩形空間の内面に沿って位置するように挿入して内側に配置すると共に、フランジ部18の上面をハウジング10の取付片113、123の下面に当接させ、フランジ部18を一のバスダクトユニット1のハウジング10の下端に当接するように設ける。そして、必要に応じてハウジング10の内面と突出部19の外面との間に止水材を介在させ、突出部19とハウジング10をボルト、ナット等の締着具で固定すると共に、必要に応じてフランジ部18の基板161と取付片113、123との間に止水材を介在させ、フランジ部18の基板161の下面に補助側板17を配置して、これらを一括でボルト、ナット等の締着具で固定する。
上記構造により、一のバスダクトユニット1のハウジング10の下端に当接するようにフランジ部18を設け、そのフランジ部18を外方に突出させ、フランジ部18より下方に位置するバスダクトユニット1相互の接続部を傘状に水切して防水することが可能となる。尚、本実施形態ではフランジ部18は、ハウジング10の外形から周囲外方に突出した状態で取り付けられているが、少なくとも接続部の外形から周囲外方に突出した状態で取り付けられれば適用可能である。
その後、図3に示すように、他のバスダクトユニット1の取付片113、123を有しない側の端部を上側にして、一のバスダクトユニット1の下側に位置する取付片113、123の下方に配置し、補助側板17の下端と、他のバスダクトユニット1の厚さ方向側板11の上端が当接するように配置する。そして、図4に示すように、平板状の基面とその長さ方向の両端縁を外方に起立した側片を有する断面視コ字形の形状である接続側板20を、前記補助側板17の下端と厚さ方向側板11の上端が当接する部分の外側面に接触させて架け渡すように配置し、接続側板20と補助側板17、接続側板20と厚さ方向側板11をボルト、ナット等の締着具で締結して連結し、一のバスダクトユニット1のハウジング10と他のバスダクトユニット1のハウジング10を相互に連結して接続する。前記接続状態では、他のバスダクトユニット1のハウジング10の上端はフランジ部18の下側に配置される。
ハウジング10を相互に接続した状態では、一のバスダクトユニット1の導体13の絶縁物131から露出する端部と、他のバスダクトユニット1の導体13の絶縁物131から露出する端部とが重ね合わさった状態となり、この重ね合わせ部分をボルト、ナット等の締着具で固定することにより、一のバスダクトユニット1の導体13と他のバスダクトユニット1の導体13の相互が電気的に接続される。この接続作業は、他のバスダクトユニット1の幅方向側板12が厚さ方向側板11よりも短く上側で厚さ方向側板11が突出し、一のバスダクトユニット1に取り付けられた補助側板17が突出する厚さ方向側板11と当接して、接続箇所に前記厚さ方向側板11の突出部分、補助側板17、他のバスダクトユニット1の幅方向側板12の上端縁及びフランジ部18を開口縁として構成される開口部分を有することから、容易に行うことが可能である。更に、導体13の接続箇所は絶縁物131が除去され、且つボルト、ナット等の締着具で締着されて、異相間の距離が狭くなっていることから、異相導体13・13の相互間に固定部材14の溝146と水切部材16の溝165に嵌め込んで絶縁板15を配置し、異相導体13、13間の絶縁性を確保する。
その後、図4及び図5に示すように、断面視コ字形の接続カバー23を前記開口部分を塞ぐように配置し、接続カバー23を補助側板17及び他のバスダクトユニット1の厚さ方向側板11にボルト、ナット等の締着具で固定し、一のバスダクトユニット1と他のバスダクトユニット1の接続が完了する。尚、本実施形態における接続部は、一のバスダクトユニット1と他のバスダクトユニット1の接続に関わる補助側板17、厚さ方向側板11の上側突出部分、接続側板20、導体13の重ね合わせ部分及びその締着具等が相当する。
その後、図5及び図6に示すように、この接続部の少なくとも周囲4面を覆うように接続部カバー部2を配置し、接続部カバー部2をフランジ部18に固定することにより、接続部の防水構造、即ち垂直布設バスダクトの防水構造が完成する。接続部カバー部2は、フランジ部18から下方に突出して接続部の全周を覆うようになっている。本実施形態の接続部カバー部2は、バスダクトユニット1の厚さ方向側板11の外側を覆う厚さ方向側板カバー部材21と、幅方向側板12の外側を覆う幅方向側板カバー部材22とで構成されている。
厚さ方向側板カバー部材21は、矩形平板状の基板211と、基板211の上端を外方に屈曲延設してなる固定片212と、基板211の両側端を外方に屈曲延設してなる側片213と、基板211の下端を内方に屈曲延設してなり、バスダクトユニット1のハウジング10の外形に合わせた切欠を有する下片214とから構成される。また、幅方向側板カバー部材22は、矩形平板状の基板221と、基板221の上端を外方に屈曲延設してなる固定片222と、基板221の両側端を内方に屈曲延設してなる側片223と、基板221の下端を内方に屈曲延設してなる下片224とから構成される。
そして、厚さ方向側板カバー部材21の側片213と、幅方向側板カバー部材22の基板221とをボルト、ナット等の締着具で固定することにより、筒状の接続部カバー部2が構成され、厚さ方向側板カバー部材21の固定片212と幅方向側板カバー部材22の固定片222を、それぞれフランジ部18に固定することにより、接続部の周囲4面が被覆される。この被覆状態では、厚さ方向側板カバー部材21の下片214、幅方向側板カバー部材22の下片224は、それぞれ接続部よりも下方に位置して配置され、下側に位置する他のバスダクトユニット1のハウジング10の外周に配置される。前記構成では、厚さ方向側板カバー部材21と幅方向側板カバー部材22の締着具による固定箇所が、厚さ方向側板カバー部材の基板211よりも外方に位置することから、この締着具を伝って水分が浸入することを防止できると共に、それぞれの固定片211、221とフランジ部18との固定箇所も同様にそれぞれの基板211、221よりも外方に位置することから、この固定箇所の締着具を伝って水分が浸入することも防止できる。
第1実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造では、接続部の防水を確実に行えると同時に、フランジ部18を一のバスダクトユニット1のハウジング10の下端に当接させ、フランジ部18から下方に突出して接続部カバー部2を設けることにより、接続部カバー部2の垂直布設バスダクトの延設方向における長さを抑制することができ、例えば接続部が短い間隔で設けられる垂直布設バスダクトの場合や、複数系統の垂直布設バスダクトを相互の布設間隔を狭くするために幅方向等に膨らむ接続部をずらして設置する複数系統の垂直布設バスダクトの場合等にも、接続部カバー部2を確実に取り付けることができる。また、フランジ部18から上方に突出する突出部19を上側のハウジング10の内側に配置することにより、組立作業者の熟練度によらず、接続部を確実に防水することができると共に、止水材が外部に露出して外観が損なわれることを防止できる。また、下側の他のバスダクトユニット1のハウジング10の上端をフランジ部18の下側、即ち平面視でフランジ部18の内側に配置することにより、他のバスダクトユニット1のハウジング10内に水が流入することを確実に防止できる。
また、突出部19の外面と一のバスダクトユニット1のハウジング10の内面との間に止水材を設けることにより、止水材が外部に露出して外観が損なわれることを防止できると共に、止水材はフランジ部18より上側に流れる可能性のある水に対する補助的な防水機能を果たすものとなるから、高度な止水材の設置状態が要求されなくなり、止水材の取り付け作業に求められる作業者の熟練度を無くす或いはレベルを低くすることができる。また、筒状の突出部19により、一のバスダクトユニット1のハウジング10の下端から接続部に水が浸入することを確実に防止することができ、一のバスダクトユニット1のハウジング10下端の構成や形状を問わず、より確実に防水を図ることが可能となる。また、バスダクトユニット1自体には、カバー部材などを施す必要がないため、安価に構築することができると共に、高い熱放散効果を得られ、長期に亘って安定した送電が可能となる。
〔第2実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造〕
次に、本発明による第2実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造について説明する。第2実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造における垂直方向に複数布設して接続されるバスダクトユニット3は、図7に示すように、導体33に絶縁物331を被覆し、導体33を相互に密着させてハウジング30で被覆或いは収容する所謂密着絶縁型のバスダクトである。バスダクトユニット3は、パイプスペーサ32を導体33の厚さ方向両側から厚さ方向側板31で挟持してボルト、ナット等の締着具で固定し、矩形の内部空間を有するハウジング30を構成し、ハウジング30内に3線の導体33を配置している。導体33には、それぞれに絶縁物331が被覆され、密着した状態で配置されており、両厚さ方向側板31により、パイプスペーサ32と共に挟持されている。
厚さ方向側板31は、導体33に内面で接する平板状の基板311と、基板311の導体33の幅方向の両端縁を外方に屈曲延設してなる第1補強片312と、第1補強片312の外端縁を互いに向き合うように屈曲延設してなる第2補強片313とから構成される。バスダクトユニット3の長手方向における基板311の両端縁は略L字形に外方に拡開し、前記拡開部分は、後述するバスダクトユニット3を接続するための接続ユニット4の接続側板41とビス等で接続されるようになっている。
パイプスペーサ32は、図示省略するが、断面ロ字形の内部空間を有する中空に形成され、厚さ方向側板31の拡開部分近傍までの長さを有する。また、導体33は平板状であり、両外側に位置する導体33は、その長手方向の両端部において、後述する接続ユニット4の導電性接続部材42の間に挿入可能なように略く字形に外方に拡開している。
バスダクトユニット3を垂直方向に複数配置して接続し、垂直布設バスダクトを構成する場合には、図7及び図8に示すように、上側に位置する一のバスダクトユニット3の下側に水切部材36を配置してハウジング30に固定すると共に、水切部材36の下側に接続ユニット4を配置して固定し、この接続部に相当する接続ユニット4によって一のバスダクトユニット3と下側に配置する他のバスダクトユニット3を相互に接続する。
水切部材36は、図9に示すように、フランジ部38と、フランジ部38から上方に突出する突出部39とから構成される。フランジ部38は、矩形で平板状の基板361と、基板361の略中央に形成された導体33を挿通可能な挿通孔362と、挿通孔362から近傍から立ち上がった形成された起立片365と、基板361の四方の端縁を下方に屈曲延設してなる垂下片363とを有する。突出部39は、矩形平板状の基板391と、基板391の略中央に形成された導体33を挿通可能な挿通孔392と、基板391の四辺の端縁を下方に屈曲延設してなる垂下片393とを有する。フランジ部38と突出部39は、起立片365と垂下片393のうち導体33の幅方向両側片相互を垂下片393を外側にして沿わせるように配置し、リベット等で固定して取り付けられており、又、導体33の厚さ方向両側片の起立片365は垂下片393の矩形切欠き内に収容され、当接するようになっている。そして、突出部39は、フランジ部38の略中央で上下に開口する筒状或いは後述する接続側板41と相俟って上下に開口する筒状になっている。尚、接続作業等の点から可能な場合には、起立片365と垂下片393は、厚さ方向両側片相互を固定する、或いは全ての片を固定する等とすることが可能であり、全ての片を固定する場合には固定強度が増すことができる。
接続ユニット4は、異相の導体33端部を相互に絶縁する絶縁セパレータ43と、同相の導体33端部の両外側に沿わされ、突き合わされた導体33相互に架け渡すように配置されて電気的に接続する導電性接続部材42と、最外側の絶縁セパレータ43の両外側に配置される接続側板41と、絶縁セパレータ43、導電性接続部材42、接続側板41を一括して仮締着する締着具44とから構成されている。接続側板41の上側の端部は、上側に位置する突出部39の垂下片393の内面に接するように配置され、垂下片393にリベット等で固定されて、水切部材36と接続ユニット4が一体的なユニットとして構成されている。尚、形状によっては接続側板41をフランジ部38に固着する構成とすることも可能である。
バスダクトユニット3を相互に接続する場合には、図7及び図8に示すように、上側に位置する一のバスダクトユニット3の下側に接続ユニット4と一体的にユニット化された水切部材36を配置し、突出部39は、ハウジング30の構成部材である厚さ方向側板31の拡開部分の内面に略接するようにハウジング30の内側に配置され、且つ厚さ方向側板31の下端がフランジ部38の上面に略当接するように配置される。この水切部材36の配置では、一のバスダクトユニット3の導体33の端部が接続ユニット4の導電性接続部材42・42相互間に挿入して配置される。必要に応じて、厚さ方向側板31の拡開部分の内面と突出部39の外面との間に止水材を設けてもよい。また、下側に配置する他のバスダクトユニット3を接続ユニット4の下側に設け、他のバスダクトユニット3の導体33の端部を接続ユニット4の導電性接続部材42・42相互間に挿入して配置し、接続ユニット4の締着具44を本締着することにより、一のバスダクトユニット3と他のバスダクトユニット3との電気的な接続が完了する。そして、フランジ部38は、接続部に相当する接続ユニット4及び他のバスダクトユニット3の周囲外方に突出して設けられ、他のバスダクトユニット3のハウジング30の上端はフランジ部38の下側に配置される。
その後、上側に位置する一のバスダクトユニット3のパイプスペーサ32と厚さ方向側板31の第1補強片312の外側面に、ハウジング30を構成する断面視コ字形の本体カバー部材5を被覆し、本体カバー部材5の内面を突出部39の外面に略接するように設け、本体カバー部材5をボルト、ナット等の締着具で水切部材36の突出部39の垂下片393に固定し、パイプスペーサ32と一のバスダクトユニット3におけるハウジング30の厚さ方向側板31の基板311との間の隙間を閉塞する。必要に応じて、本体カバー部材5の内面と突出部39の外面との間に止水材を設けてもよい。また、他のバスダクトユニット3のパイプスペーサ32と厚さ方向側板31の第1補強片312の外側面にも、ハウジング30を構成する断面視コ字形の本体カバー部材5を被覆し、本体カバー部材5をボルト、ナット等の締着具で他のバスダクトユニット5のハウジング30に固定し、パイプスペーサ32と他のバスダクトユニット3におけるハウジング30の厚さ方向側板31の基板311との間の隙間を閉塞する。
更に、フランジ部38から下方に突出して接続ユニット4の全周を覆う接続部カバー部5を設ける。第2実施形態の接続部カバー部5は、幅方向カバー部材51と厚さ方向カバー部材52とから構成される。断面視コ字形で上端を外方に屈曲延設してなる固定部511を有する幅方向カバー部材51を、フランジ部38の基板361の下端に配置し、幅方向カバー部材51により導体33及び導電性接続部材42を幅方向から覆う。幅方向カバー部材51は、上側においては基板361の下面と固定部511とを当接してボルト、ナット等の締着具で締着固定され、下側においては他のバスダクトユニット3のハウジング30にボルト、ナット等の締着具で固定される。
また、断面視コ字形であり、上端を外方に屈曲延設してなる固定部521と、下端を内方に屈曲延設してなり、他のバスダクトユニット3の外形に略沿うような形状に切り欠かれた下端片522を有する厚さ方向カバー部材52を、フランジ部38の基板361の下端に配置し、厚さ方向カバー部材52により導体33を厚さ方向から覆う。厚さ方向カバー部材52は、上側においては基板361の下面と固定部521とを当接してボルト、ナット等の締着具で締着固定され、中間部においては幅方向カバー部材51と接触してボルト、ナット等の締着具で締着固定される。
第2実施形態の垂直布設バスダクトの防水構造は、接続ユニット4でバスダクトユニット3の接続作業を容易に行うことができると共に、複雑な構成の接続ユニット4でもフランジ部38により確実に上方からの水の浸入を防止することが可能となる。また、接続ユニット4の接続側板41の上側の端部を、上側に位置する突出部39の垂下片393の内面に接するように配置して固定することにより、複雑な構成となる接続ユニット4でも確実に上方からの水の浸入を防止することが可能となる。
また、密着絶縁型バスダクトでも容易に対応することができると共に、接続方式においても、導体33端部を重ね合わせて接続する重ね合わせ接続、また、導体端部を突き合わせて接続する突き合わせ接続の何れでも容易に対応することができる。また、幅方向カバー部材51を、通常接続において接続ユニット4における導体33の幅方向両側の開放面を閉塞するカバーと兼用しているため、部品点数を減らし、コストダウンを図ることができる。また、バスダクトユニット3自体に特別な加工を必要とせず、バスダクトユニット3を上下の方向性の規制無く使用できるため、施工性を向上し、コストダウンを図ることができる。また、フランジ部38と突出片39が別体で形成可能であるため、製造が容易となり、コストダウン効果、並びにより最適な防水性能の向上を容易に図ることが可能となる。その他に、第1実施形態の構成と対応する構成により、対応する効果を発揮することができる。
〔実施形態の変形例等〕
本明細書開示の発明には、解決手段に記載の各発明や実施形態等の構成の他に、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものも含まれ、例えば下記のような変形例も包含される。
例えば第1実施形態では、導体13に絶縁物131を被覆して異相導体13を相互に離間して配置するバスダクトユニット1による構成について説明したが、異相の各導体13の相互間隔を広く保ち、空気で絶縁可能とする所謂空気絶縁型バスダクトユニットの場合にも本発明は適用可能である。更に、バスダクトユニットのハウジングの形状、接続構造、導体の支持構造、絶縁構造等は、実施形態等に限定されるものではなく、本発明は様々なハウジング形状、接続構造、導体の支持構造、絶縁構造等のバスダクトに適用することが可能である。
また、補助側板17を用いない構成とすることも可能であり、この場合には、例えば下側に位置する他のバスダクトユニット1のハウジングの上端に下端と同様に取付片113、123を設け、一のバスダクトユニット1と他のバスダクトユニット1の上下の取付片113、123とフランジ部18の基板161とを締着具で一括して固定する構成等とすることが可能である。前記構成の如く、他のバスダクトユニット1のハウジング10の上端をフランジ部18の下側に配置し、フランジ部18に固定することにより、防水構造の長さ方向の大型化を抑制しつつ、確実にバスダクトユニット1を相互に接続することができると共に、他のバスダクトユニット1のハウジング10内に水が流入することを確実に防止することができる。また、パッキンやシーリング等の止水材は適宜箇所に設けることが可能である。また、ボルト、ナット等の締着具には、シールワッシャーを介在させると、適宜防水効果を向上させることが可能となるので、好適である。
また、フランジ部、接続部カバー部等の構成或いは形状は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜であり、例えば断面視コ字形の2つのカバー部材を組み合わせて筒状の接続部カバー部とする構成、断面視コ字形の1つのカバー部材と、平板状の1つのカバー部材を組み合わせて筒状の接続部カバー部とする構成、或いは平面視略円形のフランジ部を設け、その回り若しくは下側に円筒状の接続部カバー部を設置して固定する構成等とすることが可能である。また、突出部19は筒状とすると好適であるが、例えばフランジ部18の略中央の開口から上方に突出する突出片を周方向に間隔を開けて設ける、或いは前記開口の対向する辺から上方に突出して突出片を設ける構成等とすることも可能である。
また、上記実施形態では、接続部の周囲外方を覆うフランジ部18を上側に位置する一のバスダクトユニット1のハウジング10の下端に当接する構成について説明したが、接続部の周囲外方に突出するフランジ部18を接続部の上部近傍位置で一のバスダクトユニット1のハウジング10下端から離間した位置等に設け、そのフランジ部18から下方に突出して接続部の全周を覆う接続部カバー部2を設け、フランジ部18から上方に突出する突出部19を設け、突出部19を一のバスダクトユニット1のハウジング10の内側に配置する構成の発明も本明細書開示の発明に包含される。また、第2実施形態の突出部39とフランジ部38は一体形成してもよい。
また、第1実施形態の導体13を離間させてなるバスダクトの接続部を第2実施形態の接続ユニット4のようにユニット化した接続部としてもよく、逆に、第2実施形態の密着絶縁型のバスダクトの接続部を第1実施形態の接続部のように重ね合わせ接続する接続部とすることも可能である。
また、第2実施形態の本体カバー部材5は、締着具で水切り部材36の突出部39の垂下片393に固定しない構成とすることも可能であり、例えば両面テープなどで固定する構成とすると、作業性が向上する。更に、その両面テープが止水効果を有するものとすると、より好ましい。
また、第2実施形態の幅方向カバー部材51を、通常接続で接続ユニット4における導体33の幅方向両側の開放面を閉塞するカバーと兼用する構成に限定されず、兼用せずに別にカバーを設ける構成とすることが可能であり、更に、その別体のカバーを、或いは幅方向カバー部材51を、第1実施形態の幅方向側板カバー部材22のように、例えば接続ユニット4から離れた位置に配置して、フランジ部38と厚さ方向カバー部材52に締着具などで固定する構成としてもよく、好適には第1実施形態の幅方向側板カバー部材22のように下片を設ける構成とするとよい。
また、接続部カバー部2の下片は所要箇所のみに設ける或いは設けない構成とすることも可能であり、これにより、製造コストを大幅に低減することができる。例えば一番下側に位置する或いは地面から近い接続部カバー部2のみに下片を設け、雨水等の跳ね返りを防止するようにしてもよい。
また、第2実施形態の水切部材36と接続ユニット4との取り付けは、例えば接続側板41の上側を互いに外方に屈曲して屈曲部分を設け、この屈曲部分をフランジ部38の下端に当接させてボルト、ナット等の締着具で取付ける構成など、適宜である。
本発明は、垂直布設バスダクトの防水に利用することができる。
1、3…バスダクトユニット 10、30…ハウジング 2…接続部カバー部 11、31…厚さ方向側板 111、311…基板 112…突出片 113…取付片 12…幅方向側板 121…基板 122…補強片 123…取付片 13、33…導体 131、331…絶縁物 14…支持部材 141…固定部材 142…当接面 143…立片 144…固定面 145…補強面 146…溝 147…絶縁板位置決め部 15…絶縁板 16、36…水切部材 161、361…基板 162、362…挿通孔 163、363…垂下片 164…絶縁板位置決め部 165…溝 17…補助側板 18、38…フランジ部 19、39…突出部 20…接続側板 21…厚さ方向側板カバー部材 211…基板 212…固定片 213…側片 214…下片 22…幅方向側板カバー部材 221…基板 222…固定片 223…側片 224…下片 23…接続カバー 312…第1補強片 313…第2補強片 32…パイプスペーサ 365…起立片 391…基板 392…挿通孔 393…垂下片 4…接続ユニット 41…接続側板 42…導電性接続部材 43…絶縁セパレータ 44…締着具 5…本体カバー部材 51…幅方向カバー部材 511…固定部 52…厚さ方向カバー部材 521…固定部 522…下端片

Claims (6)

  1. 複数のバスダクトユニットを接続して垂直方向に布設して構成される垂直布設バスダクトの防水構造であって、
    上側に位置する一のバスダクトユニットと下側に位置する他のバスダクトユニットとを接続部で接続し、
    前記接続部の周囲外方に突出するフランジ部を前記一のバスダクトユニットのハウジングの下端に略当接するように設け、
    前記フランジ部から下方に突出して前記接続部の全周を覆う接続部カバー部を設けることを特徴とする垂直布設バスダクトの防水構造。
  2. 前記フランジ部から上方に突出する突出部を設け、
    前記突出部を前記一のバスダクトユニットのハウジングの内側に配置することを特徴とする請求項1記載の垂直布設バスダクトの防水構造。
  3. 前記他のバスダクトユニットのハウジング上端を前記フランジ部の下側に配置し、前記フランジ部に固定することを特徴とする請求項1又は2記載の垂直布設バスダクトの防水構造。
  4. 前記接続部を、前記一のバスダクトユニットと前記他のバスダクトユニットを接続する接続ユニットとすることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の垂直布設バスダクトの防水構造。
  5. 前記突出部の外面と前記一のバスダクトユニットのハウジングの内面との間に止水材を設けることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の垂直布設バスダクトの防水構造。
  6. 前記突出部を前記フランジ部の略中央で上下に開口する筒状に形成することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の垂直布設バスダクトの防水構造。
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