JP2010124372A - 画像取得装置及び画像取得プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】待機状態において消費する電力の増加を抑制すると共に読取原稿の大きさを検知して早期に待機状態から復帰できる画像取得装置及び画像取得プログラムを提供する。
【解決手段】
原稿の大きさを検知する検知手段と、検知手段が検知した大きさの原稿を表す原稿画像を取得する画像取得手段と、検知手段及び画像取得手段へ供給する電力を管理する電源管理手段と、画像取得手段が原稿画像を取得した後の経過時間に基づいて画像取得手段への電源の供給を停止すると共に、検知手段への電源の供給を継続するよう電源管理手段を制御した後に、検知手段が検知した原稿の大きさが変化すると、画像取得手段への電源の供給を開始するよう電源管理手段を制御する制御手段とを備える。これによれば、画像取得手段への電源供給を停止して待機する待機状態において原稿の大きさを検知して早期に待機状態から復帰できる。
【選択図】図4
【解決手段】
原稿の大きさを検知する検知手段と、検知手段が検知した大きさの原稿を表す原稿画像を取得する画像取得手段と、検知手段及び画像取得手段へ供給する電力を管理する電源管理手段と、画像取得手段が原稿画像を取得した後の経過時間に基づいて画像取得手段への電源の供給を停止すると共に、検知手段への電源の供給を継続するよう電源管理手段を制御した後に、検知手段が検知した原稿の大きさが変化すると、画像取得手段への電源の供給を開始するよう電源管理手段を制御する制御手段とを備える。これによれば、画像取得手段への電源供給を停止して待機する待機状態において原稿の大きさを検知して早期に待機状態から復帰できる。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像取得装置及び画像取得プログラムに関する。
近年、省エネモード等の電力の消費を抑えて待機する待機状態から原稿の読み取り準備が完了した準備状態(いわゆる、スタンバイ状態)へ短時間で復帰できる画像読取装置が知られるに至った(例えば、特許文献1)。
この画像読取装置は、画像を読み取るための前処理を行う装置への電力供給を電源部が停止した後に、画像の読取を再開するときになされる所定の操作がされたことを検出するセンサと、所定の操作の検出がなされたときに前処理装置への電力の供給を再開するように電源部を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。特に、この画像読取装置が備えるセンサは、コンタクトガラス上の原稿を押さえる圧板の開放、又はコンタクトガラス上に原稿を供給するADF(Auto Document Feeder)への原稿のセットを所定の操作として検出することを特徴とする。
この画像読取装置は、画像を読み取るための前処理を行う装置への電力供給を電源部が停止した後に、画像の読取を再開するときになされる所定の操作がされたことを検出するセンサと、所定の操作の検出がなされたときに前処理装置への電力の供給を再開するように電源部を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。特に、この画像読取装置が備えるセンサは、コンタクトガラス上の原稿を押さえる圧板の開放、又はコンタクトガラス上に原稿を供給するADF(Auto Document Feeder)への原稿のセットを所定の操作として検出することを特徴とする。
本発明は、待機状態において消費する電力の増加を抑制すると共に読取原稿の大きさを検知して早期に待機状態から復帰できる画像取得装置及び画像取得プログラムを提供することにある。
本発明に係る画像取得装置は、原稿の大きさを検知する検知手段と、検知手段が検知した大きさの原稿を表す原稿画像を取得する画像取得手段と、検知手段及び画像取得手段へ供給する電力を管理する電源管理手段と、画像取得手段が原稿画像を取得した後の経過時間に基づいて画像取得手段への電源の供給を停止すると共に、検知手段への電源の供給を継続するよう電源管理手段を制御した後に、検知手段が検知した原稿の大きさが変化すると、画像取得手段への電源の供給を開始するよう電源管理手段を制御する制御手段とを備えることを特徴としている。
上記構成において、画像取得手段は、原稿を光学的に読み取ると共に、読み取った原稿を表す原稿画像を取得し、検知手段は、原稿へ光を照射すると共に、原稿が反射する光に基づいて原稿の大きさを検知し、画像取得手段が光学的に読み取る原稿を、光を反射する反射面で覆う覆蓋手段と、覆蓋手段が開閉した開閉角度を検出する角度検出手段とを更に備え、制御手段は、角度検出手段が検出した開閉角度に基づいて覆蓋手段が開いて原稿を覆っていないと判断する場合に、検知手段が検知した原稿の大きさが変化すると、電源の供給が停止された画像取得手段に対して電源の供給を開始するよう電源管理手段を制御する構成を採用できる。
上記構成において、検知手段は、予め定められた範囲に属する原稿の大きさを検知し、原稿を覆う覆蓋手段と、覆蓋手段が開閉する開閉角度を検出する角度検出手段とを備え、制御手段は、画像取得手段へ電源の供給を停止するよう電源管理手段を制御した後であって、検知手段が原稿の大きさを検知する前に角度検出手段が検出した開閉角度が変化すると、画像取得手段への電源の供給を開始するよう電源管理手段を制御すると共に、範囲に属さない予め定められた大きさの原稿画像を取得するよう画像取得手段を制御する構成を採用できる。
上記構成において、原稿を覆う覆蓋手段と、覆蓋手段が開閉する開閉角度を検出する角度検出手段と、原稿の大きさを入力する入力手段とを備え、制御手段は、画像取得手段へ電源の供給を停止するよう電源管理手段を制御した後であって、検知手段が原稿の大きさを検知する前に角度検出手段が検出した開閉角度が変化すると、画像取得手段への電源の供給を開始するよう電源管理手段を制御すると共に、入力手段が入力した大きさの原稿画像を取得するよう画像取得手段を制御する構成を採用できる。
上記構成において、入力手段の操作を促す通知をする通知手段を更に備え、制御手段は、画像取得手段へ電源の供給を停止するよう電源管理手段を制御した後であって、検知手段が原稿の大きさを検知する前に角度検出手段が検出した開閉角度が変化すると、原稿の大きさを検知できない旨の通知、及び原稿の大きさを入力するよう入力手段を操作することを促す旨の通知のいずれか1つ以上をするよう通知手段を制御する構成を採用できる。
上記構成において、検知手段は、第1の方向における原稿の第1の大きさを検知し、画像取得手段は、第1の方向と平行ではない第2の方向にわたる原稿の部分を表す部分画像を取得し、制御手段は、検知手段が検知した第1の大きさが変化した後に電源が供給された画像取得手段の取得した部分画像に基づいて、第2の方向における原稿の大きさを検知すると共に、検知した第2の大きさと、検知手段が検知した第1の大きさとを有する原稿画像を取得するよう画像取得手段を制御する構成を採用できる。
本発明に係る画像取得プログラムは、コンピュータを、原稿の大きさを検知する検知手段から、原稿の大きさを表す信号を取得すると共に、検知手段が検知した大きさの原稿を表す原稿画像を取得する画像取得手段から、原稿画像を表す信号を取得する信号取得手段と、検知手段及び画像取得手段へ供給する電力を管理する電源管理手段を制御する制御手段として機能させ、制御手段は、信号取得手段が画像取得手段から原稿画像を表す信号を取得した後の経過時間に基づいて画像取得手段への電源の供給を停止すると共に、検知手段への電源の供給を継続するよう電源管理手段を制御した後に、信号取得手段が検知手段から取得した信号の表す原稿の大きさが変化すると、画像取得手段への電源の供給を開始するよう電源管理手段を制御することを特徴としている。
請求項1の構成によれば、画像取得手段への電源の供給を停止して待機する待機状態において消費する電力の増加を抑制すると共に読取原稿の大きさを検知して早期に待機状態から復帰できる。
請求項2の構成によれば、覆蓋手段が閉じることで光を用いて原稿の大きさを検知できなくなる前に、読取原稿の大きさを検知して待機状態から復帰できる。
請求項3の構成によれば、検知手段が原稿の大きさを検知できない場合であっても、開閉角度の変化に基づいて早期に待機状態から復帰して予め定められた大きさの原稿画像を読み取ることができる。
請求項4の構成によれば、検知手段が原稿の大きさを検知できない場合であっても、開閉角度の変化に基づいて早期に待機状態から復帰して入力された大きさの原稿画像を読み取ることができる。
請求項5の構成によれば、検知手段が原稿の大きさを検知できない場合に、大きさを検知できない旨の通知、及び原稿の大きさを入力するよう入力手段を操作することを促す旨の通知のいずれか1つ以上をすることができる。
請求項6の構成によれば、
第2の方向における原稿の大きさの変化を検知するために用いる画像取得手段の電力消費を抑制すると共に、第1の方向における原稿の大きさの変化を検知して、早期に待機状態から復帰できる
第2の方向における原稿の大きさの変化を検知するために用いる画像取得手段の電力消費を抑制すると共に、第1の方向における原稿の大きさの変化を検知して、早期に待機状態から復帰できる
請求項7の構成によれば、画像取得手段への電源の供給を停止して待機する待機状態において消費する電力の増加を抑制すると共に読取原稿の大きさを検知して早期に待機状態から復帰できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の画像取得装置を備える画像取得システム1の一実施形態を示す構成図である。
図1に示す画像取得システム1は、通信網10、画像取得装置100、並びに端末装置191及び192で構成される。
通信網10は、例えば、LAN(Local Area Network )、WAN(Wide Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、又は公衆回線網で構成され、画像取得装置100と端末装置191及び192とを通信可能に接続する。
図1に示す画像取得システム1は、通信網10、画像取得装置100、並びに端末装置191及び192で構成される。
通信網10は、例えば、LAN(Local Area Network )、WAN(Wide Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、又は公衆回線網で構成され、画像取得装置100と端末装置191及び192とを通信可能に接続する。
画像取得装置100について説明する前に、端末装置191及び192について説明を行う。尚、端末装置191及び192は、それぞれ同様の構成であるため、主に、端末装置191についてのみ説明を行う。
端末装置191は、例えば、パーソナル・コンピュータで構成される。端末装置191は、通信網10を介して画像取得装置100に接続する。端末装置191は、画像取得装置100へ原稿を読み取って原稿を表す原稿画像を取得するよう命じる命令を送信すると共に、画像の取得結果を表す情報を受信する。尚、端末装置191は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro-Luminescence)で構成される表示装置に接続し、受信した情報が表す取得結果を表示装置が表示するよう制御する構成を採用できる。
また、端末装置191は、例えば、ハードディスク又はフラッシュメモリ等の記憶装置を有し、画像取得装置100が読み取った原稿を表す原稿画像を画像取得装置100から受信すると共に、受信した原稿画像を記憶装置に保存する構成を採用できる。
端末装置191は、例えば、パーソナル・コンピュータで構成される。端末装置191は、通信網10を介して画像取得装置100に接続する。端末装置191は、画像取得装置100へ原稿を読み取って原稿を表す原稿画像を取得するよう命じる命令を送信すると共に、画像の取得結果を表す情報を受信する。尚、端末装置191は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro-Luminescence)で構成される表示装置に接続し、受信した情報が表す取得結果を表示装置が表示するよう制御する構成を採用できる。
また、端末装置191は、例えば、ハードディスク又はフラッシュメモリ等の記憶装置を有し、画像取得装置100が読み取った原稿を表す原稿画像を画像取得装置100から受信すると共に、受信した原稿画像を記憶装置に保存する構成を採用できる。
画像取得装置100は、通信網10を介して端末装置191及び192に接続する。画像取得装置100は、例えば、原稿を光学的に読み取って原稿画像を取得する画像取得機能(つまり、スキャン機能)、及び読み取った画像等を形成する画像形成機能(つまり、プリント機能)を有するコピー機又は複合機で構成される。また、画像取得装置100は、電力の消費を軽減する省電力機能を有する。よって以下、画像取得装置100が有する機能に基づいて説明を行う。
先ず、画像取得装置100が有する画像取得機能について説明を行う。
画像取得装置100は、画像取得機能を発揮することで、原稿を光学的に読み取ると共に、原稿を表す原稿画像を取得する。尚、画像取得装置100は、読み取った原稿画像を端末装置191が有する記憶装置へ保存する構成を採用できる。
画像取得装置100は、画像取得機能を発揮することで、原稿を光学的に読み取ると共に、原稿を表す原稿画像を取得する。尚、画像取得装置100は、読み取った原稿画像を端末装置191が有する記憶装置へ保存する構成を採用できる。
ここで、図2を参照して、画像取得装置100の構成について、画像取得機能に着目して説明を行う。図2は、画像取得装置100が画像取得機能を発揮するために用いるハードウェアの一構成例を表す図である。
図2(a)は、画像取得装置100を上面から表した図である。図2(a)に示すように、画像取得装置100は、プラテンガラス101、サイズ検知センサ102、及びキャリッジ113で構成される。
プラテンガラス101は、例えば、無色かつ透明色の板状ガラスで構成される。プラテンガラス101の上には、読取の対象とする原稿が置かれる。プラテンガラス101の下には、検知部102及びキャリッジ113が設置されている。
図2(a)は、画像取得装置100を上面から表した図である。図2(a)に示すように、画像取得装置100は、プラテンガラス101、サイズ検知センサ102、及びキャリッジ113で構成される。
プラテンガラス101は、例えば、無色かつ透明色の板状ガラスで構成される。プラテンガラス101の上には、読取の対象とする原稿が置かれる。プラテンガラス101の下には、検知部102及びキャリッジ113が設置されている。
検知部102は、例えば、反射型センサで構成される。検知部102は、プラテンガラス101の上に置かれた原稿の大きさを検知すると共に、検知した大きさを表す信号を後述するコントローラに出力する。具体例として、検知部102は、例えば、図2(a)に示す様に、予め定められた間隔で第1の方向に配列した複数の反射型センサ102aから102dで構成される。本実施例において、第1の方向は、副走査方向をいうとして説明するが、これに限定されるわけではなく、主走査方向をいう構成を採用できる。検知部102を構成するセンサ102aから102dは、プラテンガラス101に対して光を照射すると共に、プラテンガラス101の上に置かれた原稿で反射した反射光を受光する。検知部102は、反射光を受光したセンサ102aから102dの位置に基づいて、原稿の第1の大きさを検知する。本実施例において、第1の方向は副走査方向をいうとして説明した。よって、第1の大きさを、以下単に、副走査の幅(又は、副走査サイズ)という。
より具体な例を挙げて説明すると、検知部102は、センサ102aが反射光を受光すると共に、センサ102bから102dが反射光を受光しない場合には、原稿の副走査サイズがB5であると検知する。また、検知部102は、センサ102aから102cが反射光を受光すると共に、センサ102dが反射光を受光しない場合には、原稿の副走査サイズがB4であると検知する。つまり、検知部102は、予め定められた範囲に属する原稿の大きさを検知する。具体的には、検知部102は、B5からB4の範囲に属する原稿の副走査サイズを検知する。また、センサ102aから102dのいずれもが反射光を受光しない場合には、検知部102は、原稿の副走査サイズA5又はA5よりも小さいと検知する。同様に、センサ102aから102dの全てが反射光を受光した場合には、検知部102は、原稿の副走査サイズがA3又はA3よりも大きいと検知する。尚、原稿全体の大きさは、検知部102で検知した第1の大きさ(つまり、副走査方向の幅又は副走査サイズ)と、後述する制御部で検知する第1の方向と平行でない第2の方向における原稿の第2の大きさとを用いて、後述する制御部が検知する。本実施例において、第2の方向は主走査方向をいうとして説明するがこれに限定される訳ではない。また、本実施例において、第2の方向は主走査方向をいうとして説明するため、第2の大きさを、以下単に、主走査方向の幅又は主走査サイズという。ここで、主走査サイズは、後述する撮像素子が原稿を撮像した画像を用いて制御部が検知するが、詳細な説明は後に行う。
キャリッジ113は、図2(a)及び(b)に示す様に、光源113a(以下、ランプともいう)、反射板113b(以下、リフレクタともいう)、第1鏡113c(以下、第1ミラーともいう )を運ぶ台である。尚、図2(b)は、図2(a)に示す画像取得装置100をB方向から表す側断面図である。
光源113aは、例えば、冷陰極蛍光ランプ又はLED(Light Emitting Diode)で構成される。光源113aは、光を発光する。特に、光源113aは、発光した光をプラテンガラス101の上に置かれた原稿及び反射板113bへ照射する。反射板113bは、光源113aが発した光の内で、原稿へ照射されなかった光を反射して原稿へ照射する。第1ミラー113cは、原稿の一部で反射した光を予め定められた方向へ反射する。尚、第1ミラー113cが反射した光は、固定された第2ミラー114a及び第3ミラー114bで反射した後にレンズ115で収束させられる。その後、収束した反射光は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等で構成される撮像素子116bにより受光される。つまり、撮像素子116bは、光を照射された原稿の部分を撮像することで、光学的な読取の対象とする原稿の第2の方向における部分を表す部分画像を取得する。
光源113aは、例えば、冷陰極蛍光ランプ又はLED(Light Emitting Diode)で構成される。光源113aは、光を発光する。特に、光源113aは、発光した光をプラテンガラス101の上に置かれた原稿及び反射板113bへ照射する。反射板113bは、光源113aが発した光の内で、原稿へ照射されなかった光を反射して原稿へ照射する。第1ミラー113cは、原稿の一部で反射した光を予め定められた方向へ反射する。尚、第1ミラー113cが反射した光は、固定された第2ミラー114a及び第3ミラー114bで反射した後にレンズ115で収束させられる。その後、収束した反射光は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等で構成される撮像素子116bにより受光される。つまり、撮像素子116bは、光を照射された原稿の部分を撮像することで、光学的な読取の対象とする原稿の第2の方向における部分を表す部分画像を取得する。
ここで、キャリッジ113は、不図示のアクチュエータ等のキャリッジモータによって、副走査方向に予め定められた速度でプラテンガラス101と略平行に(つまり、原稿と略平行に)移動させられる。よって、光源113aによって光を照射される原稿の部分は、原稿の端部から対向する他の端部へと、副走査方向に予め定められた速度で変化する。つまり、撮像素子116bが撮像する原稿の部分が変化すると共に、撮像素子116bが取得する部分画像が表す原稿の部分が変化する。これにより、画像取得装置100は、原稿の全範囲に光を照射する共に、取得した部分画像を結合して原稿全体を表す原稿画像を取得する。尚、キャリッジ113、第2ミラー114a、第3ミラー114b、レンズ115、及び撮像素子116bは、筐体150に内蔵され、後述する画像取得部110を構成する。
次に、図3を参照して、画像取得装置100が画像取得機能を発揮するために用いる他のハードウェアについて説明する。図3は、図2に示す画像取得装置100をC方向からから表す側図である。
図3に示す画像取得装置100は、操作部103(以下、操作パネルともいう)、覆蓋部106(以下、プラテンカバーともいう)、角度検出棒105a、角度検出部105b(以下単に、角度検出スイッチともいう)、及び開閉検知部104b(以下、開閉検知センサともいう)を備える。
操作部103は、例えば、液晶パネル又は有機ELパネル等の表示部と、パネルの上に設置されたタッチパネル又はメカニカルスイッチ等の入力部とで構成される。操作部103を構成する表示部は、画像取得装置100を操作するユーザに対して下記各種の情報を表示して通知する。また、操作部103を構成する入力部は、画像取得装置100を操作するユーザに操作されて、下記各種の情報を入力する。
図3に示す画像取得装置100は、操作部103(以下、操作パネルともいう)、覆蓋部106(以下、プラテンカバーともいう)、角度検出棒105a、角度検出部105b(以下単に、角度検出スイッチともいう)、及び開閉検知部104b(以下、開閉検知センサともいう)を備える。
操作部103は、例えば、液晶パネル又は有機ELパネル等の表示部と、パネルの上に設置されたタッチパネル又はメカニカルスイッチ等の入力部とで構成される。操作部103を構成する表示部は、画像取得装置100を操作するユーザに対して下記各種の情報を表示して通知する。また、操作部103を構成する入力部は、画像取得装置100を操作するユーザに操作されて、下記各種の情報を入力する。
覆蓋部106は、光源113aが照射する光を反射する面で、読取対象とする原稿の背面(つまり、読取対象とする面に対向した面)を覆う。覆蓋部106は、例えば、ヒンジ等の接続部107で開閉可能に筐体150と接続する。尚、覆蓋部106が原稿を覆う状態を閉じた状態といい、そうでない状態を開いた状態という。また、原稿が置かれるプラテンガラス101の面と、原稿を覆う覆蓋部106の面との角を、覆蓋部106の開閉角度という。具体的には、プラテンガラス101の面と覆蓋部106の面とが略一致した覆蓋部106の閉じた状態において、覆蓋部106の開閉角度は0度であるとする。尚、覆蓋部106は、磁石104aを有する。
角度検出棒105aは、筐体150から突出している。角度検出棒105aは、覆蓋部106の開閉角度が減少すると、覆蓋部106によって筐体150の内部に押し込まれる。つまり、覆蓋部106の開閉角度が予め定められた角度を下回ると、筐体150に没入した角度検出棒105aは、例えば、スイッチで構成される角度検出部150bをON(又はOFF)に切り替える。その後、角度検出部150bは、予め定められた開閉角度を下回ることを表す信号の中継を開始(又は中断)する。
開閉検知部104bは、例えば、磁気センサで構成される。開閉検知部104bは、覆蓋部106が開閉した場合における覆蓋部106が有する磁石104aによる磁界の変化を検出することで、覆蓋部106の開閉を検知する。
開閉検知部104bは、例えば、磁気センサで構成される。開閉検知部104bは、覆蓋部106が開閉した場合における覆蓋部106が有する磁石104aによる磁界の変化を検出することで、覆蓋部106の開閉を検知する。
ここで、図4を参照して、画像取得装置100を構成するハードウェアについて詳細に説明する。図4は、画像取得装置100の一構成例を詳細に表すハードウェア構成図である。
図4に示す画像取得装置100は、電源管理部120、画像形成部130、及びコントローラ140、並びに図2で説明した検知部102及び画像取得部110、並びに図3で説明した操作パネル103、開閉検知部104b、及び角度検出部105bで構成される。尚、既に説明した検知部102、操作パネル103、開閉検知部104b、角度検出部105b、及び画像取得部110については、重複した説明を省略する。
図4に示す画像取得装置100は、電源管理部120、画像形成部130、及びコントローラ140、並びに図2で説明した検知部102及び画像取得部110、並びに図3で説明した操作パネル103、開閉検知部104b、及び角度検出部105bで構成される。尚、既に説明した検知部102、操作パネル103、開閉検知部104b、角度検出部105b、及び画像取得部110については、重複した説明を省略する。
電源管理部120は、例えば、ハードウェア回路で構成され、コントローラ140を含む画像取得装置100を構成する各部に接続する。電源管理部120は、コントローラ140に制御されて、画像取得装置100を構成する他の各部へ供給する電力を管理する。つまり、電源管理部120は、省電力機能を発揮する。具体例としては、画像取得装置100が通常状態(つまり、スタンバイ状態)にある場合に、電源管理部120は、電源IC(Integrated Circuit)が生成した電源を、画像取得装置100を構成する各部へ中継する。一方で、画像取得装置100が待機状態(つまり、省電力モード)にある場合に、電源管理部120は、検知部102、操作パネル103、角度検出部105b、電源管理部120、及びコントローラ140へ電源を供給するが、開閉検知部104b、画像取得部110、及び画像形成部130へ電源供給を停止する。尚、待機状態とは、電力の消費を抑制して待機する状態をいう。具体的には、待機状態は、コントローラ140が電力の消費を抑制する管理を行うよう電源管理部120を制御する状態をいう。ここで、画像取得部110が原稿画像を取得した後に予め定められた時間を経過すると、コントローラ140は、画像取得部110への電源の供給を停止すると共に、検知部102への電源の供給を継続するよう電源管理部120を制御するため、画像取得装置100が待機状態へ移行する。尚、待機状態において、電源管理部120は、画像取得部110を構成する光源113a(ランプ)、キャリッジ113を移動させるキャリッジモータ113e、撮像素子116bを制御する基板116a(以下、CCD基板ともいう)、及び操作パネル103等の消費電力が大きい部品の電源をOFFにする。
画像形成部130は、例えば、IOT(Image Output Terminal)で構成される。画像形成部130は、コントローラ140に接続する。画像形成部130は、コントローラ140に制御されて、画像取得部110が取得した原稿画像又は画像取得装置100が端末装置191から受信した画像を印刷媒体に画像を印刷して形成する。尚、印刷媒体は、例えば、印刷用紙、プラスティックカード、布、及び木板を含む。つまり、画像形成部130は、画像形成機能を発揮する。
コントローラ140について説明する前に、再度、画像取得部110について説明する。画像取得部110は、コントローラ140に接続する。画像取得部110は、コントローラ140に制御されて、画像取得処理を実行することで、検知部102が検知した大きさの原稿を表す原稿画像を取得する。
コントローラ140は、例えば、マイクロコンピュータで構成される。コントローラ140は、検知部102、操作パネル103、開閉検知部104b、角度検出部105b、画像取得部110、電源管理部120、及び画像形成部130に接続する。コントローラ140は、ソフトウェア処理を実行することで、検知部102、操作パネル103、開閉検知部104b、及び角度検出部105bが入力する信号に基づいて、画像取得部110、電源管理部120、及び画像形成部130を制御する。
コントローラ140は、例えば、マイクロコンピュータで構成される。コントローラ140は、検知部102、操作パネル103、開閉検知部104b、角度検出部105b、画像取得部110、電源管理部120、及び画像形成部130に接続する。コントローラ140は、ソフトウェア処理を実行することで、検知部102、操作パネル103、開閉検知部104b、及び角度検出部105bが入力する信号に基づいて、画像取得部110、電源管理部120、及び画像形成部130を制御する。
次に、図4(b)を参照して、コントローラ140の構成について説明する。図4(b)は、コントローラ140の一構成例を表すハードウェア構成図である。
コントローラ140は、例えば、CPU(Central Processing Unit)で構成される実行部140a、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等で構成される読出専用記憶装置140b、DRAM(Dynamic RAM)又はSRAM(Static RAM)等の揮発性メモリ及びNVRAM(Non Volatile RAM)等の不揮発性メモリで構成される読書可能記憶装置140c、及び入出力回路で構成される入出力部140dで構成され、実行部140a、読出専用記憶装置140b、読書可能記憶装置140c、及び入出力部140dは互いにバスによって接続している。
コントローラ140は、例えば、CPU(Central Processing Unit)で構成される実行部140a、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等で構成される読出専用記憶装置140b、DRAM(Dynamic RAM)又はSRAM(Static RAM)等の揮発性メモリ及びNVRAM(Non Volatile RAM)等の不揮発性メモリで構成される読書可能記憶装置140c、及び入出力回路で構成される入出力部140dで構成され、実行部140a、読出専用記憶装置140b、読書可能記憶装置140c、及び入出力部140dは互いにバスによって接続している。
ソフトウェア処理は、実行部140aが、読出専用記憶装置140bに格納したプログラムを読み込み、読み込んだプログラムに従って演算を実行することにより実現される。尚、読書可能記憶装置140cには、演算結果のデータが書き込まれ、特にNVRAMには、電源オフする場合にバックアップが必要なデータが保存される。また、演算結果は、入出力部140dを介してコントローラ140と接続する各部との間で入出力される。
次に、図5を参照して、コントローラ140の構成について、機能に着目して説明する。図5は、コントローラ140の一構成例を表す機能ブロック図である。
図5に示すコントローラ140は、信号取得部141及び制御部142で構成される。
信号取得部141は、実行部140aが信号取得処理を実行することで実現される。信号取得部141は、原稿サイズを検知する検知部102、操作パネル103、開閉検知部104b、角度検出部105b、画像取得部110、及び制御部142に接続する。信号取得部141は、検知部102、開閉検知部104b、及び角度検出部105bから原稿の大きさを表す信号、覆蓋部106の開閉を表す信号、及び開閉角度を表す信号を取得する。また、信号取得部141は、操作パネル103を構成する入力部から原稿の大きさを表す信号を取得する。更に、信号取得部141は、画像取得部110から原稿画像を表す信号を取得する。その後、信号取得部141は、取得した信号を制御部142へ出力する。
図5に示すコントローラ140は、信号取得部141及び制御部142で構成される。
信号取得部141は、実行部140aが信号取得処理を実行することで実現される。信号取得部141は、原稿サイズを検知する検知部102、操作パネル103、開閉検知部104b、角度検出部105b、画像取得部110、及び制御部142に接続する。信号取得部141は、検知部102、開閉検知部104b、及び角度検出部105bから原稿の大きさを表す信号、覆蓋部106の開閉を表す信号、及び開閉角度を表す信号を取得する。また、信号取得部141は、操作パネル103を構成する入力部から原稿の大きさを表す信号を取得する。更に、信号取得部141は、画像取得部110から原稿画像を表す信号を取得する。その後、信号取得部141は、取得した信号を制御部142へ出力する。
制御部142は、実行部140aが制御処理を実行することで実現される。制御部142は、操作パネル103、画像取得部110、電源管理部120、画像形成部130、及び信号取得部141に接続する。制御部142は、信号取得部141から取得した信号が表す大きさの原稿画像を取得するよう画像取得部110を制御する。また、制御部142は、信号取得部141から取得した信号が表す原稿画像を印刷するよう画像形成部130を制御する。
更に、制御部142は、画像取得部110が原稿画像を取得した後の経過時間に基づいて画像取得部110への電源の供給を停止すると共に、検知部102への電源の供給を継続するよう電源管理部113を制御した後に、検知部102が検知した原稿の大きさが変化すると、画像取得部110への電源の供給を開始するよう電源管理部120を制御する。具体的には、制御部142は、予め定めた時間が経過すると画像取得装置100を待機状態へ移行させる処理を実行する。
ここで、画像取得装置100が待機状態にある場合に、制御部142が、検知部102への電源供給を停止するよう電源管理部113を制御し、かつ、例えば、開閉検知部104b又は角度検知部105bから取得した信号から覆蓋部106が閉じた(又は閉じかけている)ことを検出した後に、検知部102への電源供給を開始するよう制御するのではなく、待機状態にある場合にも検知部102への電源の供給を継続するよう制御する理由について説明する。
覆蓋部106の背面は、画像取得部110が照射する光を反射する。よって、覆蓋部106の背面は、画像取得部110のみならず検知部102が照射する光をも反射する。このため、検知部102は、覆蓋部106が閉じて原稿を覆う前に、原稿の大きさを検出する必要がある。よって、制御部142は、画像取得装置100が待機状態にある場合にも、継続して電源を供給するよう電源管理部113を制御する。
覆蓋部106の背面は、画像取得部110が照射する光を反射する。よって、覆蓋部106の背面は、画像取得部110のみならず検知部102が照射する光をも反射する。このため、検知部102は、覆蓋部106が閉じて原稿を覆う前に、原稿の大きさを検出する必要がある。よって、制御部142は、画像取得装置100が待機状態にある場合にも、継続して電源を供給するよう電源管理部113を制御する。
また、制御部142は、画像取得部110へ電源の供給を停止するよう電源管理部120を制御した後であって、検知部102が原稿の大きさを検知する前に角度検出部105bが検出した開閉角度が変化すると、画像取得部110への電源の供給を開始するよう電源管理部120を制御すると共に、検出部102が検出可能な範囲に属さない予め定められた大きさの原稿画像を取得するよう画像取得部110を制御する。本実施例において、検出部102が検出可能な範囲に属さない予め定められた大きさは、例えば、A5サイズ又はA3サイズをいうとして説明を行うが、これに限定される訳ではない。例えば、はがきサイズである構成を採用できる。
つまり、ユーザがA5サイズの原稿をプラテンガラス101にセットした場合には、検出部102が原稿サイズを検出しないため、検出部102が出力する信号が変化しない。また、A5サイズの原稿をプラテンガラス101にセットした後に、覆蓋部106をユーザが閉じた場合には、検知部102が原稿の大きさを検知する前に角度検出部105bが検出した開閉角度が変化するため、予め定められたA5サイズの原稿画像を取得するよう画像取得部110を制御する。
つまり、ユーザがA5サイズの原稿をプラテンガラス101にセットした場合には、検出部102が原稿サイズを検出しないため、検出部102が出力する信号が変化しない。また、A5サイズの原稿をプラテンガラス101にセットした後に、覆蓋部106をユーザが閉じた場合には、検知部102が原稿の大きさを検知する前に角度検出部105bが検出した開閉角度が変化するため、予め定められたA5サイズの原稿画像を取得するよう画像取得部110を制御する。
更に、制御部142は、画像取得部110へ電源の供給を停止するよう電源管理部120を制御した後であって、検知部102が原稿の大きさを検知する前に角度検出部105bが検出した開閉角度が変化すると、画像取得部110への電源の供給を開始するよう電源管理部120を制御すると共に、操作パネル103を構成する入力部103が入力した大きさの原稿画像を取得するよう画像取得部110を制御する構成を採用できる。
特に、制御部142は、画像取得部110へ電源の供給を停止するよう電源管理部120を制御した後であって、検知部102が原稿の大きさを検知する前に角度検出部105bが検出した開閉角度が変化すると、原稿の大きさを検知できない旨の通知、及び原稿の大きさを入力するよう操作パネル103を構成する入力部を操作することを促す旨の通知のいずれか1つ以上をするよう通知部を制御する。尚、通知部は、操作パネル103を構成する表示部又は音声出力部等で構成される。また、通知部は、操作パネル103を構成する入力部の操作を促す通知を表示又は音声出力により行う。
特に、制御部142は、画像取得部110へ電源の供給を停止するよう電源管理部120を制御した後であって、検知部102が原稿の大きさを検知する前に角度検出部105bが検出した開閉角度が変化すると、原稿の大きさを検知できない旨の通知、及び原稿の大きさを入力するよう操作パネル103を構成する入力部を操作することを促す旨の通知のいずれか1つ以上をするよう通知部を制御する。尚、通知部は、操作パネル103を構成する表示部又は音声出力部等で構成される。また、通知部は、操作パネル103を構成する入力部の操作を促す通知を表示又は音声出力により行う。
ここで、図6及び7を参照して、制御部142が実行する制御処理について説明を行う。図6は、制御部142が実行する制御処理の一例を表すフローチャートの一部であり、図7は、制御部142が実行する制御処理の一例を表すフローチャートの他部である。
先ず、制御部142は、画像取得処理の実行の終了(以下、スキャンジョブの終了とも図示する)を表す信号を信号取得部141を介して画像取得部110から取得する(ステップS01)。次に、制御部142は、待機状態に移行するか否かを判断する。具体的には、制御部142は、所定時間が経過した否かを判断する(ステップS02)。制御部142は、所定時間が経過したと判断した場合には、ステップS03の処理を実行し、そうで無い場合にはステップS02の処理を再度繰り返す。
先ず、制御部142は、画像取得処理の実行の終了(以下、スキャンジョブの終了とも図示する)を表す信号を信号取得部141を介して画像取得部110から取得する(ステップS01)。次に、制御部142は、待機状態に移行するか否かを判断する。具体的には、制御部142は、所定時間が経過した否かを判断する(ステップS02)。制御部142は、所定時間が経過したと判断した場合には、ステップS03の処理を実行し、そうで無い場合にはステップS02の処理を再度繰り返す。
ステップS02において、所定時間が経過したと判断した場合には、制御部142は、待機状態(つまり、省電力モード)に移行する(ステップS03)。具体的には、制御部142は、画像取得部110への電源の供給を停止すると共に、検知部102への電源の供給を継続するよう電源管理部113を制御する。次に、制御部142は、覆蓋部106が所定角度まで閉じているか否かを判断する(ステップS04)。具体的には、制御部142は、角度検知部105bが出力する信号に基づいて覆蓋部106が所定角度まで閉じているか否かを判断する。制御部142は、覆蓋部106が所定角度まで閉じていると判断する場合にはステップS05の処理を、そうで無い場合にはステップS06の処理を実行する。
ステップS04において、覆蓋部106が所定角度まで閉じてると判断した場合には、制御部142は、覆蓋部106が所定角度まで開いたか否かを判断する(ステップS05)。制御部142は、覆蓋部106が所定角度まで開いたと判断した場合にはステップS08の処理を実行し、そうで無い場合にはステップS05の処理を繰り返す。
ステップS04において、覆蓋部106が所定角度まで閉じていないと判断した場合には、制御部142は、検知部102が検知した原稿サイズが変化したか否かを判断する(ステップS06)。制御部142は、原稿サイズが変化したと判断した場合にはステップS08の処理を、そうで無い場合にはステップS07の処理を実行する。
ステップS06において、原稿サイズが変化しないと判断した場合には、覆蓋部106が所定角度まで閉じたか否かを判断する(ステップS07)。制御部142は、覆蓋部106が所定角度まで閉じたと判断した場合にはステップS14の処理を実行し、そうで無い場合にはステップS06の処理を繰り返す。
ステップS06において、原稿サイズが変化しないと判断した場合には、覆蓋部106が所定角度まで閉じたか否かを判断する(ステップS07)。制御部142は、覆蓋部106が所定角度まで閉じたと判断した場合にはステップS14の処理を実行し、そうで無い場合にはステップS06の処理を繰り返す。
ステップS05において、覆蓋部106が所定角度まで開いたと判断した場合、又はステップS06において、検知した原稿サイズが変化したと判断した場合には、制御部142は、待機状態(省エネモード)から通常状態(スタンバイモード)へ復帰する(つまり、省エネモードを解除する)(ステップS08)。具体的には、制御部142は、電源供給を停止していた画像取得部110等への電源供給を開始するよう電源管理部120を制御する。次に、制御部142は、初期化処理を実行する(ステップS09)。尚、初期化処理は、撮像素子116bの出力信号のゲイン及びオフセットコントロール又はシェーディングデータの採取等を行うと共に、採取したデータに基づいて画像を読み取ることができる状態であるスタンバイ状態に画像取得部110を復帰させる処理をいう。尚、この初期化処理に要する時間は、通常、覆蓋部106が閉まるまでに要する時間よりも長い。このため、本実施例に係る制御部142は、覆蓋部106が閉じかけていることを検出した後に、検知部102への電源供給を開始するよう制御すると共に、初期化処理を実行するのではない。制御部142は、待機状態にある場合にも検知部102への電源の供給を継続するよう制御すると共に、覆蓋部106が所定角度まで開いたと判断した場合、又は原稿サイズが変化したと判断した場合に初期化処理を実行する。
次に、制御部142は、覆蓋部106が所定角度まで閉じたか否かを判断する(ステップS10)。制御部142は、覆蓋部106が所定角度まで閉じたと判断する場合にはステップS11の処理を実行し、そうで無い場合にはステップS10の処理を繰り返し実行する。
ステップS10において、制御部142は、覆蓋部106が所定角度まで閉じたと判断する場合には、検知部102で原稿の副走査方向の大きさ(つまり、副走査サイズ)を検知する(ステップS11)。次に、制御部142は、撮像素子116bで原稿の主走査方向の大きさ(つまり、主走査サイズ)を検知する(ステップS12)。具体例としては、想定する最小サイズの原稿を読み取れる位置(いわゆる、ホームポジション)に固定した撮像素子116bが撮像した画像が、原稿の部分を表す画像が無くなる位置に基づいて、制御部142は、原稿の主走査方向の大きさを検知する。より具体的な例としては、キャリッジ113が原稿の置かれた部分を超えて光を照射し、撮像素子116bが原稿からの反射光を受光せず黒色の画像を取得するまでの画素数を制御部142は、原稿の主走査方向の大きさをとして検知する。その後、制御部142は、検出した主走査サイズ及び副走査サイズに基づいて原稿全体の大きさ(以下単に、原稿サイズともいう)を算出して検知する(ステップS13)。尚、図示を省略するが、次に、制御部142は、検知した原稿サイズの原稿画像を取得するよう画像取得部110を制御する。その後、制御部142は、制御処理の実行を終了する。
ステップS10において、制御部142は、覆蓋部106が所定角度まで閉じたと判断する場合には、検知部102で原稿の副走査方向の大きさ(つまり、副走査サイズ)を検知する(ステップS11)。次に、制御部142は、撮像素子116bで原稿の主走査方向の大きさ(つまり、主走査サイズ)を検知する(ステップS12)。具体例としては、想定する最小サイズの原稿を読み取れる位置(いわゆる、ホームポジション)に固定した撮像素子116bが撮像した画像が、原稿の部分を表す画像が無くなる位置に基づいて、制御部142は、原稿の主走査方向の大きさを検知する。より具体的な例としては、キャリッジ113が原稿の置かれた部分を超えて光を照射し、撮像素子116bが原稿からの反射光を受光せず黒色の画像を取得するまでの画素数を制御部142は、原稿の主走査方向の大きさをとして検知する。その後、制御部142は、検出した主走査サイズ及び副走査サイズに基づいて原稿全体の大きさ(以下単に、原稿サイズともいう)を算出して検知する(ステップS13)。尚、図示を省略するが、次に、制御部142は、検知した原稿サイズの原稿画像を取得するよう画像取得部110を制御する。その後、制御部142は、制御処理の実行を終了する。
ステップS07において、覆蓋部106が所定角度まで閉じたと判断した場合、制御部142は、ステップS14及びS15の処理を実行する(ステップS14及びS15)。ステップS14及びS15の処理は、ステップS08及びS09の処理と同様であるので説明を省略する。次に、制御部142は、検知部102を構成するセンサが全てOFFである(つまり、どのセンサも原稿での反射光を受光しない)原稿サイズを算出する(ステップS16)。本実施例において、センサが全てOFFである原稿サイズは、A5であるとして説明したが、これに限定される訳ではない。尚、図示を省略するが、次に、制御部142は、算出した原稿サイズの原稿画像を取得するよう画像取得部110を制御する。その後、制御部142は、制御処理の実行を終了する。
本実施例において、検出部102が検知手段に相当し、操作パネル103を構成する入力部が入力手段に相当し、操作パネル103を構成する通知部が通知手段に相当し、角度検出部105bが角度検出手段に相当し、覆蓋部106が覆蓋手段に相当し、画像取得部110が画像取得手段に相当し、電源管理部120が電源管理手段に相当し、信号取得部141が信号取得手段に相当し、制御部142が制御手段に相当し、コントローラ140が実行するソフトウェア処理を表すプログラムが画像取得プログラムに相当する。
コントローラ140が実行するプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより提供できる。
更に、画像取得装置100がソフトウェア処理を実行することで実現する機能の一部又は全部は、ハードウェア回路を用いて実現することができる。逆に、画像取得装置100がハードウェア回路を用いて実現する機能の一部又は全部は、ソフトウェア処理を実行することで実現することができる。
更に、画像取得装置100がソフトウェア処理を実行することで実現する機能の一部又は全部は、ハードウェア回路を用いて実現することができる。逆に、画像取得装置100がハードウェア回路を用いて実現する機能の一部又は全部は、ソフトウェア処理を実行することで実現することができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1…画像読取システム 10…通信網
100…画像取得装置 101…プラテンガラス
102…検知部(サイズ検知センサ)(検知手段)
102a、102b、102c、102d…センサ
103…操作パネル(入力手段) 104a…磁石
104b…開閉検知部(開閉検知手段)
105a…角度検出棒
105b…角度検出部(角度検出手段)
106…プラテンカバー 107…ヒンジ
110…画像取得部(画像取得手段) 113…キャリッジ
113a…光源(ランプ) 113b…反射板(リフレクタ)
113c…第1ミラー 113e…キャリッジモータ
114a…第2ミラー 114b…第3ミラー
115…レンズ 116a…CCD基板
116b…CCDセンサ 120…電源管理部
130…画像形成部 140…コントローラ
140a…CPU 140b…ROM
140c…RAM 140e…I/F
140f…バス 141…信号取得部
142…制御部(制御手段) 150…筐体
191…端末装置 192…端末装置
100…画像取得装置 101…プラテンガラス
102…検知部(サイズ検知センサ)(検知手段)
102a、102b、102c、102d…センサ
103…操作パネル(入力手段) 104a…磁石
104b…開閉検知部(開閉検知手段)
105a…角度検出棒
105b…角度検出部(角度検出手段)
106…プラテンカバー 107…ヒンジ
110…画像取得部(画像取得手段) 113…キャリッジ
113a…光源(ランプ) 113b…反射板(リフレクタ)
113c…第1ミラー 113e…キャリッジモータ
114a…第2ミラー 114b…第3ミラー
115…レンズ 116a…CCD基板
116b…CCDセンサ 120…電源管理部
130…画像形成部 140…コントローラ
140a…CPU 140b…ROM
140c…RAM 140e…I/F
140f…バス 141…信号取得部
142…制御部(制御手段) 150…筐体
191…端末装置 192…端末装置
Claims (7)
- 原稿の大きさを検知する検知手段と、
前記検知手段が検知した大きさの前記原稿を表す原稿画像を取得する画像取得手段と、
前記検知手段及び前記画像取得手段へ供給する電力を管理する電源管理手段と、
前記画像取得手段が原稿画像を取得した後の経過時間に基づいて前記画像取得手段への電源の供給を停止すると共に、前記検知手段への電源の供給を継続するよう前記管理電源手段を制御した後に、前記検知手段が検知した原稿の大きさが変化すると、前記画像取得手段への電源の供給を開始するよう前記電源管理手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像取得装置。 - 前記画像取得手段は、前記原稿を光学的に読み取ると共に、読み取った前記原稿を表す原稿画像を取得し、
前記検知手段は、前記原稿へ光を照射すると共に、前記原稿が反射する光に基づいて前記原稿の大きさを検知し、
前記画像取得手段が光学的に読み取る原稿を、光を反射する反射面で覆う覆蓋手段と、
前記覆蓋手段が開閉した開閉角度を検出する角度検出手段とを更に備え、
前記制御手段は、前記角度検出手段が検出した開閉角度に基づいて前記覆蓋手段が開いて前記原稿を覆っていないと判断する場合に、前記検知手段が検知した原稿の大きさが変化すると、電源の供給が停止された前記画像取得手段に対して電源の供給を開始するよう前記電源管理手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像取得装置。 - 前記検知手段は、予め定められた範囲に属する原稿の大きさを検知し、
前記制御手段は、前記画像取得手段へ電源の供給を停止するよう前記管理電源手段を制御した後であって、前記検知手段が原稿の大きさを検知する前に前記角度検出手段が検出した開閉角度が変化すると、前記画像取得手段への電源の供給を開始するよう前記電源管理手段を制御すると共に、前記範囲に属さない予め定められた大きさの原稿画像を取得するよう前記画像取得手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像取得装置。 - 前記原稿の大きさを入力する入力手段を更に備え、
前記制御手段は、前記画像取得手段へ電源の供給を停止するよう前記管理電源手段を制御した後であって、前記検知手段が原稿の大きさを検知する前に前記角度検出手段が検出した開閉角度が変化すると、前記画像取得手段への電源の供給を開始するよう前記電源管理手段を制御すると共に、前記入力手段が入力した大きさの原稿画像を取得するよう前記画像取得手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像取得装置。 - 前記入力手段の操作を促す通知をする通知手段を更に備え、
前記制御手段は、前記画像取得手段へ電源の供給を停止するよう前記電源管理手段を制御した後であって、前記検知手段が原稿の大きさを検知する前に前記角度検出手段が検出した開閉角度が変化すると、前記原稿の大きさを検知できない旨の通知、及び前記原稿の大きさを入力するよう前記入力手段を操作することを促す旨の通知のいずれか1つ以上をするよう前記通知手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像取得装置。 - 前記検知手段は、第1の方向における前記原稿の第1の大きさを検知し、
前記画像取得手段は、前記第1の方向と平行ではない第2の方向における前記原稿の部分を表す部分画像を取得し、
前記制御手段は、前記検知手段が検知した第1の大きさが変化した後に電源が供給された前記画像取得手段の取得した部分画像に基づいて、第2の方向にわたる原稿の大きさを検知すると共に、検知した第2の大きさと、前記検知手段が検知した第1の大きさとを有する原稿画像を取得するよう前記画像取得手段を制御することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像取得装置。 - コンピュータを、
原稿の大きさを検知する検知手段から、前記原稿の大きさを表す信号を取得すると共に、前記検知手段が検知した大きさの前記原稿を表す原稿画像を取得する画像取得手段から、前記原稿画像を表す信号を取得する信号取得手段と、
前記検知手段及び前記画像取得手段へ供給する電力を管理する電源管理手段を制御する制御手段として機能させ、
前記制御手段は、前記信号取得手段が前記画像取得手段から原稿画像を表す信号を取得した後の経過時間に基づいて前記画像取得手段への電源の供給を停止すると共に、前記検知手段への電源の供給を継続するよう前記電源管理手段を制御した後に、前記信号取得手段が前記検知手段から取得した信号の表す原稿の大きさが変化すると、前記画像取得手段への電源の供給を開始するよう前記電源管理手段を制御することを特徴とする画像取得プログラム。
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---|---|---|---|
JP2008297873A JP2010124372A (ja) | 2008-11-21 | 2008-11-21 | 画像取得装置及び画像取得プログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2008
- 2008-11-21 JP JP2008297873A patent/JP2010124372A/ja active Pending
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JP2013118579A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Canon Inc | 画像読取装置及び制御方法 |
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