JP2010122567A - 表示装置 - Google Patents

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JP2010122567A JP2008297670A JP2008297670A JP2010122567A JP 2010122567 A JP2010122567 A JP 2010122567A JP 2008297670 A JP2008297670 A JP 2008297670A JP 2008297670 A JP2008297670 A JP 2008297670A JP 2010122567 A JP2010122567 A JP 2010122567A
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Abstract

【課題】液晶表示装置が急に明るい場所に置かれたときにもバックライト装置の輝度調整
が遅れないようにすること。
【解決手段】本発明の表示装置は、表示パネルと、光検出部と、光センサ制御部とを有し
、前記光検出部はTFTからなる光センサと、容量部と、容量部への充電をオン/オフ切
り替えするスイッチ手段SWとを有しており、前記光センサ制御部は、前記容量部の電圧
が前記閾値以下になったことを検知してから予め定めた所定時間後に前記スイッチ手段を
オン状態に移行させることを特徴とする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、外光を検出する薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)からな
る光センサ及び前記光センサの一対の電極間に接続された容量部を備える光検知部を組み
込んだ表示装置に関する。更に詳しくは、本発明は、特に暗い状態から明るい状態に変化
した際にも素早く外光の検出を行うことができるようにして表示画面を素早く視認できる
ようにした、前記光センサ及び光検知部を組み込んだ表示装置に関する。
表示装置には、CRT(陰極線管)、液晶表示装置、発光ダイオード(LED)表示装
置、プラズマ表示装置、有機EL表示装置等、多種多様なものが知られている。このうち
、液晶表示装置はCRTと比較して軽量、薄型、低消費電力という特徴があるため、表示
用として多くの電子機器に使用されている。液晶表示装置は、所定方向に整列した液晶分
子の向きを電界により変えて、液晶層の光の透過量を変化させて画像を表示させるもので
ある。この液晶表示装置には、外光が液晶層を透過し、反射部材で反射されて再度液晶層
を透過して出射される反射型のものと、バックライト装置からの入射光が液晶層を透過す
る透過型のものと、それらの両者の性質を備えた半透過型のものとが存在している。
反射型の液晶表示装置は外光を光源として用いるために消費電力が少ないという長所が
あるが、暗い場所では表示が見え難くなるという短所がある。透過型の液晶表示装置は、
暗い場所でも表示が見易いという長所があるが、常時バックライト装置を点灯しておく必
要があるため、消費電力が大きいという短所がある。
半透過型の液晶表示装置は、一つのサブ画素領域内に透過領域と反射領域を有しており
、暗い場所においてはバックライト装置を点灯して透過領域を利用して画像を表示し、明
るい場所においてはバックライト装置を点灯することなく反射領域において外光を利用し
て画像を表示している。そのため、半透過型の液晶表示装置は、常時バックライト装置を
点灯する必要がなくなるので、消費電力を大幅に低減させることができるという長所を有
しており、特に携帯型の電子機器に多く使用されている。
一方、透過型及び半透過型の液晶表示装置においては、周囲の明るさが変化しても画像
が見易くなるようにするため、液晶表示装置に外光を検出するための光センサを設け、外
光が暗い場合にはバックライト装置の輝度を低くし、外光が明るい場合には輝度を高くす
ることが行われている(下記特許文献1参照)。同じく、半透過型の液晶表示装置におい
ては、明るい場所では反射領域で表示させるためにバックライト装置を消灯させ、暗い場
所では透過領域で表示させるためにバックライト装置を点灯させる(特許文献2参照)こ
とが行われている。なお、周囲の明るさが変化した場合に、表示装置の明るさを自動的に
変えて画像が見易くなるようにすることは他の表示装置においても同様に行われている。
この光センサとして、特許文献1に開示されている液晶表示装置では、液晶表示パネル
内に形成したフォトダイオードを用いた例が示されている。しかしながら、光センサとし
てフォトダイオードを用いると、液晶表示パネルの製造工程が増加するという問題点が存
在する。そこで、特許文献2および特許文献3に開示されている液晶表示装置では、光セ
ンサとして液晶表示パネルの駆動用のTFTと同一製造工程で作製し得るTFTからなる
光センサを用いている。このTFTからなる光センサは、照度が高い程光リークによって
漏れる電流が大きくなる光導電素子として作動する点に着目したものであり、容量部(コ
ンデンサ)に蓄積された電荷に起因する電圧がこの光リーク電流によって低下する度合に
基いて照度を測定するものである。
特開2007−316243号公報 特開2008− 83313号公報 特開2007−279100号公報
上述のような従来のTFTからなる光センサによる外光の照度の測定方法は、所定時間
後の容量部の電圧に基いて外光の照度を測定する方法、あるいは容量部の電圧が閾値以下
に変化するまでの時間を測定することによって外光の照度を測定する方法が用いられてい
た。このうち、容量部の電圧が閾値以下に変化するまでの時間を測定することによって外
光の照度を測定する従来例の光センサ制御部の動作を図11を用いて説明する。
なお、図11は従来例の光センサ制御部の照度測定時の各部の波形を示すタイムチャー
トである。
図11の出力曲線は、左側が高照度(明るい)領域を示し、右側が低照度(暗い)領域
を示す。ここで、満充電となった容量部の電圧Vsが予め定めた閾値Vthまで低下する
時間をt9(明るいとき)及びt11(暗いとき)とする。図11の出力曲線から明らか
なように、光導電素子としてのTFTからなる光センサは、低照度域では光リークによっ
て流れる電流が微少となるため、容量部の電圧が閾値以下に変化するまでの時間t11が
高照度領域の対応する時間t9よりも長くなる。
そのため、液晶表示装置のバックライト装置制御用として使用するためには、特に低照
度領域でも検出し得るようにするため、照度検出の周期(サンプリング時間)Wは長い一
定値とされている。また、容量部に電荷を満充電させる時間a、演算を開始して照度決定
detまでの処理時間b、照度決定detの後に容量部に充電を開始するまでの時間cも
それぞれ信号処理手段の性能に応じて予め定められた一定の時間とされている。そうする
と、W、a、b及びcはそれぞれ一定であるから、満充電となった容量部の電圧Vsが予
め定めた閾値Vthまで低下した後、照度決定のための演算を開始するまでの待機時間を
t10(明るいとき)及びt12(暗いとき)とすると、
W=a+ t9+t10+b+c
=a+t11+t12+b+c
=一定
となる。
上記式を並べ換えると、
W−(a+b+c)= t9+t10
=t11+t12
=一定
となることから明らかなように、明るいときの待機時間t10は暗いときの待機時間t1
2よりも、長くなってしまう。この待機時間t10及びt12は照度決定までの遅延時間
となる。そのため、従来の照度測定方法によれば、明るいときの待機時間t10は暗いと
きの待機時間t12よりも長くなるので、特に周囲の環境が急に明るくなったときにはバ
ックライト装置の輝度調整が遅れるという問題が生じる。
なお、上記特許文献3には、外光が暗い場合には容量部に蓄積した電荷の放電時間が長
くなるという問題点を解決するために、TFTからなる光センサのゲート電圧レベルを低
照度用及び高照度用で変えるようにした例が開示されている。しかしながら、TFTから
なる光センサのゲート電圧に印加する電圧を複数用意することは、コストアップに繋がる
ため、好ましくない。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、表示装置
の周囲の明るさが暗い状態から急に明るい状態に変化したとき、遅滞なく照度の測定を行
うことができるようにして、表示画面を素早く視認できるようにした表示装置を提供する
ことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の表示装置は、表示パネルと、外光を検出するTFT
からなる光センサ及び前記光センサの一対の電極間に接続された容量部を備える光検知部
と、前記容量部への充電をオン/オフ切り替えするスイッチ手段と、前記スイッチ手段の
オン/オフ切り替えを制御すると共に前記スイッチ手段がオフ状態となった後の前記容量
部の電圧が閾値以下に変化するまでの時間に基いて外光の照度を測定する光センサ制御部
と、前記光センサ制御部の出力に基づいて表示パネルの明るさを制御する制御手段と、を
備えた表示装置であって、前記光センサ制御部は、前記容量部の電圧が前記閾値以下にな
ったことを検知してから予め定めた所定時間後に前記スイッチ手段をオン状態に移行させ
ることを特徴とする。
本発明の表示装置では、光センサ制御部によって、容量部の電圧が閾値以下になったこ
とを検知してから予め定めた所定時間後にスイッチ手段をオン状態に移行させ、容量部へ
の充電を開始するようにしている。この予め定めた所定時間は、光センサ制御部が外光の
照度を決定するのに必要な時間よりも長い時間範囲において適宜定められている。すなわ
ち、本発明の表示装置では、容量部の電圧が閾値以下になったことを検知してから外光の
照度を決定するのに必要な時間よりも長い予め定めた所定時間後に容量部に充電が開始さ
れるので、測定周期は、外光が明るい場合には短くなり、外光が暗い場合には長くなる。
そのため、本発明の表示装置によれば、外光の照度が暗い状態から急に明るい状態に変化
しても、その変化状態は直ちに検出されるために表示装置の明るさが暗いままの状態を維
持することがなくなり、直ちに表示画面が見やすい状態の明るさとすることができるよう
になる。なお、本発明における「表示装置の明るさ」とは、バックライトやフロントライ
トの明るさだけでなく、表示画面の明るさをも含む意味で用いられている。
また、本発明の表示装置においては、前記光センサの一対の電極は前記TFTのソース
電極及びドレイン電極であることが好ましい。
本発明の表示装置によれば、光センサをTFTで構成しているので、表示装置において
スイッチング素子ないし周辺回路素子として一般に用いられるTFTと同様の製造工程で
同時に形成することができるので、製造工数を少なくすることができる。
また、本発明の表示装置においては、前記光センサ制御部は、前記容量部の電圧が前記
閾値以下に変化したことを検知した後、前記スイッチ手段をオン状態に移行させる前に、
前記光センサのゲート電極に正バイアス電圧を印加することが好ましい。
本発明の光センサ制御部は、光センサとしてのTFTの漏れ電流が外光の照度に比例す
ることを利用し、この漏れ電流で電圧検出用コンデンサに蓄えた電荷を放電させ、このと
きのコンデンサの両端間の電圧変化を監視することによって外光の照度を検出している。
この光センサ制御部は、外光の照度を検出するときは光センサとしてのTFTのゲート電
極に予め定めた一定の逆バイアス電圧を印加しているが、逆バイアス電圧を印加し続ける
と極性の偏りに起因するTFT光センサの閾値変化が生じる。そこで、本発明の表示装置
では、光センサ制御部によって周期的に光センサとしてのTFTのゲート電極に予め定め
た一定の正バイアス電圧を印加して容量部を短絡させるリセット操作を行っている。本発
明の表示装置によれば、周期的に容量部の電荷が全て放電されるので、各周期の測定条件
が全て同一となり、また、ゲート電極に一定の逆バイアス電圧が連続的に印加されている
ことに起因する閾値変化を防止できるため、外光の照度の検出精度の信頼性が保たれる。
また、本発明の表示装置においては、前記光センサ制御部は、前記光センサのゲート電
極に正バイアス電圧を印加させておく時間を前回の前記スイッチ手段がオフ状態となった
後の前記容量部の電圧が前記閾値以下に変化するまでの時間に比例して定めることが好ま
しい。
本発明の表示装置では、光センサ制御部によって周期的に光センサとしてのTFTのゲ
ート電極に予め定めた一定の正バイアス電圧を印加してTFTをオン状態とし、容量部を
短絡させるリセット操作を行っているが、正バイアス電圧の印加時間と負バイアスの印加
時間の比がある一定値から外れると、TFT光センサの閾値変化を防止することができな
い。
そこで、本発明の表示装置における光センサ制御部では、前記光センサのゲート電極に
正バイアス電圧を印加させておく時間を、前回の前記スイッチ手段がオフ状態となった後
の前記容量部の電圧が前記閾値以下に変化するまでの時間、すなわち、逆バイアス電圧の
印加時間に比例して定めるようにしている。それによって、本発明の表示装置によれば、
TFT光センサのゲート電極に印加される正バイアス電圧の印加時間と負バイアスの印加
時間の比を一定にさせることができるため、TFT光センサの閾値変化を防止することが
できる。
また、本発明の表示装置においては、前記光センサ制御部は、予め前記容量部の電圧が
閾値以下に変化するまでの時間の下限値を記憶しており、前記容量部の電圧が前記閾値以
下に変化するまでの時間が前記下限値よりも短い場合には、前記下限値を前記外光の照度
の測定値として採用するすると共に前記下限値を経過した後の前記予め定めた所定時間後
に前記スイッチ手段をオン状態に移行させることが好ましい。
容量部の電圧は指数関数的に減少するので、外光の照度が高すぎると短時間で容量部の
電圧が閾値以下に変化してしまう。また、表示装置の使用者が最適と感じる明るさの範囲
は狭い。本発明の表示装置によれば、容量部の電圧が前記閾値以下に変化するまでの時間
が前記下限値よりも短い場合には、前記下限値を前記外光の照度として採用することとし
たため、外光の照度が高すぎる場合でも検出エラーを起こすことがなくなる。
また、本発明の表示装置においては、前記光センサ制御部は、予め前記容量部の電圧が
閾値以下に変化するまでの時間の上限値を記憶しており、前記最長時間に達しても前記容
量部の電圧が前記閾値以下に変化しない場合には、前記上限値を前記外光の照度の測定値
として採用すると共に前記上限値を経過した後の前記予め定めた所定時間後に前記スイッ
チ手段をオン状態に移行させることが好ましい。
容量部の電圧は指数関数的に減少するので、外光の照度が低すぎると容量部の電圧が閾
値以下に変化するまで非常に長い時間がかかり、所定の測定周期内では測定値が得られな
い場合がある。また、表示装置の使用者が最適と感じる明るさの範囲は狭い。本発明の表
示装置によれば、予め定めた最長時間に達しても前記容量部の電圧が前記閾値以下に変化
しない場合には、前記上限値を前記外光の照度の測定値として採用することとしたため、
外光の照度が低すぎる場合においても検出エラーを起こすことがなくなる。
以下、実施形態及び図面を参照にして本発明を実施するための最良の形態を液晶表示装
置の場合を例にとって説明するが、以下に示す実施形態は、本発明を液晶表示装置に限定
することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱する
ことなく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。なお、この明細書に
おける説明のために用いられた各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程
度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際
の寸法に比例して表示されているものではない。
図1は各実施形態で使用した液晶表示装置の要部を示すブロック図である。図2は各実
施形態で使用した液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表した平面図である。図
3は実施形態で使用した液晶表示装置の1サブ画素の概要を示す平面図である。図4は図
3のIV−IV線の断面図である。図5は各実施形態で使用した液晶表示装置の光検出部の概
要を示す断面図である。図6は図4の光検出部の等価回路図である。図7は第1実施形態
の光センサ制御部の動作を示すフローチャートである。図8Aは第1実施形態の光センサ
制御部の通常の照度の時の各部の波形を示すタイムチャートであり、図8Bは異常状態の
時の各部の波形を示すタイムチャートである。図9は第2実施形態の光センサ制御部の動
作を示すフローチャートである。図10Aは第2実施形態の光センサ制御部の通常の照度
の時の各部の波形を示すタイムチャートであり、図10Bは異常状態の時の各部の波形を
示すタイムチャートである。
最初に、各実施形態で使用した液晶表示装置10の構成を図1〜図6を用いて説明する
。この液晶表示装置10は、横電界方式のFFS(Fringe Field Switching)モードの透
過型液晶表示装置であり、図1に示すように、液晶表示パネル11、コントローラ基板1
2、バックライト装置13を有している。このバックライト装置13が本発明の照光手段
に対応する。また、図4に示すように、液晶表示パネル11の背面側には第1偏光板14
が貼付され、表示面側には第2偏光板15が貼付されている。そして、第1偏光板14の
背面側にバックライト装置13が配設され、図示しないが、バックライト装置13の背面
側にコントローラ基板12が配設され、コントローラ基板12は液晶表示パネル11およ
びバックライト装置13とフレキシブル配線基板で電気的に接続されている。
液晶表示パネル11は、図2に示すように、中央に広い表示領域16を有し、表示領域
16の上方に光センサ領域17が、表示領域16の下方に信号線配線領域18が、表示領
域16の左右及び下方の左右に走査線配線領域19が、左右上下方向に共通配線領域20
が、それぞれ形成されている。液晶表示パネル11の下方に駆動用のドライバIC21及
び外部接続端子22が形成されている。
表示領域16は、例えばR(赤)・G(緑)・B(青)の3つのサブ画素で1画素を構
成しており、それぞれ複数の画素が行方向(走査線方向)及び列方向(信号線方向)に形
成されている。図4に示すように、液晶表示パネル11は液晶層LCがアレイ基板ARと
カラーフィルタ基板CFで挟持される構成となっている。
アレイ基板ARは透明な絶縁性を有するガラスや石英、プラスチック等からなる第1透
明基板23を基体としている。第1透明基板23上には、図3に示すように、液晶LCに
面する側に、アルミニウムやモリブデン等の金属からなる走査線24がサブ画素の上下側
にX軸方向(行方向)に形成されている。走査線24からはゲート電極Gがサブ画素の左
下に延設されている。
また、走査線24、ゲート電極G、第1透明基板23の露出部分を覆うようにして窒化
ケイ素や酸化ケイ素等からなる透明なゲート絶縁膜25が積層されている。そして、平面
視でゲート電極Gと重なるゲート絶縁膜25上には非晶質シリコンや多結晶シリコンなど
からなる半導体層26が形成されている。ゲート絶縁膜25上にはアルミニウムやモリブ
デン等の金属からなる複数の信号線27が、サブ画素の左右側にY軸方向(列方向)に形
成されている。この信号線27からはソース電極Sが延設され、このソース電極Sは半導
体層26の表面と部分的に接触している。
更に、信号線27及びソース電極Sと同一の材料で同時に形成されたドレイン電極Dが
ゲート絶縁膜25上に設けられており、このドレイン電極Dはソース電極Sと近接配置さ
れて半導体層26と部分的に接触している。液晶表示パネル11の隣接する走査線24と
信号線27とによって囲まれた領域が1サブ画素領域に相当する。そしてゲート電極G、
ゲート絶縁膜25、半導体層26、ソース電極S、ドレイン電極Dによってスイッチング
素子となるTFTが構成され、それぞれのサブ画素にこのTFTが形成されている。
更に、信号線27、TFT及びゲート絶縁膜25の露出部分を覆うようにして例えば窒
化ケイ素や酸化ケイ素等からなる透明なパッシベーション膜28が積層されている。そし
て、パッシベーション膜28を覆うようにして例えばフォトレジスト等の透明樹脂材料か
らなる層間膜29が積層されている。そして、層間膜29の上にITO(Indium Thin Ox
ide)ないしIZO(Indium Zinc Oxide)等の透明導電性材料からなる下電極30が形成
されている。下電極30は、層間膜29とパッシベーション膜28を貫通するように形成
されたコンタクトホール31を介してドレイン電極Dと電気的に接続されている。そのた
め、この下電極30は画素電極として作動する。
下電極30を覆って酸化ケイ素ないし窒化ケイ素等の無機絶縁膜からなる電極間絶縁膜
32が形成されている。この電極間絶縁膜32は、下電極30及び層間膜29の表面が荒
れないようにするため、パッシベーション膜28よりも低温成膜条件で形成される。また
、下電極30及びこの電極間絶縁膜32の液晶層LC側の表面には、ITOないしIZO
からなる透明導電材料からなる上電極33が形成されている。この上電極33は、例えば
図3に示したように、サブ画素毎の列方向中央部を中心として互いに異なる方向に延在す
るスリット状開口34が形成されており、列方向中央部のスリット状開口は互いに「く」
字状に連結されている。
スリット状開口34は上電極33をフォトリソグラフィー法によって露光及びエッチン
グすることによって形成される。この上電極33の表面及びスリット状開口34の内面は
第1配向膜35が形成され、この第1配向膜35のラビング方向は、スリット状開口34
の形成状態から、走査線24の延在方向に向いており、ラビング方向に対してスリット状
開口34の延在方向は約5度〜約25度傾いているようになされる。これにより、下電極
30と上電極33との間に電界が印加されたとき、列方向中央部の上下のそれぞれの領域
で異なる方向に液晶分子が回転することができるようになるため、良好な視野角特性が得
られるようになる。
なお、スリット状開口34の形状は、図3に示したような形状のみでなく、全てが「く
」字状となっていてもよく、互いに異なる方向に延在するスリット状開口が連結されてい
なくてもよい。更には、スリット状開口34の形状は、信号線27に沿った縦方向の「く
」字状とする場合だけでなく、信号線27に沿った縦方向に「く」字状となるようにして
もよく、或いは、屈曲部が存在しないバー状であってもよい。特に、屈曲部が存在しない
バー状の場合、走査線24に沿って平行ないし傾いて延在する状態としても、信号線27
に沿って縦方向に平行ないし傾いて延在する状態としてもよい。
次にカラーフィルタ基板CFについて説明する。カラーフィルタ基板CFは透明な絶縁
性を有するガラスや石英、プラスチック等からなる第2透明基板36を基体としている。
第2透明基板36には、サブ画素毎に異なる色(例えばR、G、B)の光を透過するカラ
ーフィルタ層37及び遮光部材38が形成されている。カラーフィルタ層37及び遮光部
材38を覆うようにして例えばフォトレジスト等の透明樹脂材料からなるオーバーコート
層40が積層されている。このオーバーコート層40を覆うようにして例えばポリイミド
からなる第2配向膜41が形成されている。そして、第2配向膜41には第1配向膜35
と逆方向のラビング処理が施されている。
そして、上述のように形成されたアレイ基板ARとカラーフィルタ基板CFと対向配置
させ、周縁部をシール材(図示せず)によってシールし、液晶層LCをアレイ基板ARと
カラーフィルタ基板CFの間に形成された密封エリア内に封止することにより実施形態の
液晶表示パネル11が得られる。次いでこの実施形態の液晶表示パネル11のアレイ基板
ARの裏面側には第1偏光板14を貼付すると共にバックライト装置13配置し、カラー
フィルタ基板CFの表面側には第2偏光板15を貼付することにより、実施形態の液晶表
示装置10が得られる。
次に、第1実施形態の液晶表示装置10における光センサ領域17の構成について図1
、図2、図4、図5及び図6を用いて説明する。光センサ領域17は1又は複数の光検出
部42を有している。光検出部42はTFTからなる光センサTFTL、容量部Cおよび
スイッチ手段SWを有しており、アレイ基板AR基板の第1透明基板23上に形成されて
いる。図5に示すように、TFTからなる光センサTFTLは、第1透明基板23上に形
成されているゲート電極GLと、ゲート電極GLを覆うゲート絶縁膜25と、ゲート絶縁
膜25上に平面視でゲート電極GLと重なって形成されている半導体層43と、半導体層
43と部分的に重なり、近接配設されるソース電極SLおよびドレイン電極DLとによっ
て構成されている。このようにTFTからなる光センサTFTLは表示領域に形成される
スイッチング素子としてのTFTと同一構成であり、スイッチング素子としてのTFTと
同時に形成される。
容量部Cは、ゲート電極GLの近傍の第1透明基板23上に形成されている容量下電極
44と、容量下電極44を覆うゲート絶縁膜25と、ゲート絶縁膜25上に平面視で容量
下電極44と重なるように形成されている容量上電極UCとから形成されている。なお、
この容量上電極UCは、TFTからなる光センサTFTLのソース電極SLと一体に形成
されている。スイッチ手段SWは、第1透明基板23上に形成されているゲート電極GS
と、ゲート電極GSを覆うゲート絶縁膜25と、ゲート絶縁膜25上に平面視でゲート電
極GSと重なって形成されている半導体層45と、半導体層45と部分的に重なり、近接
配設されるソース電極SSおよびドレイン電極DSと、平面視で半導体層45を覆うよう
に形成されている遮光部材46によって構成されている。そして、TFTからなる光セン
サTFTLのソース電極SL、容量上電極UC及びスイッチ手段SWのドレイン電極DS
は一体に形成されており、互いに電気的に同電位となるようになされている。この容量部
C及びスイッチ手段SWも、表示領域に形成されるスイッチング素子としてのTFTと同
時に形成される。
図6に示すように、スイッチ手段SWのドレイン電極DSは容量部Cに接続され、ソー
ス電極SSには容量部Cを充電するための電圧Vsが印加され、ゲート電極GSにはスイ
ッチ手段SWのオン/オフを切り替えるSW制御信号が入力される。容量部Cの容量下電
極44は接地されているので、スイッチ手段SWがオン状態になると容量部Cが充電され
、スイッチ手段SWがオフ状態になると容量部Cの充電が終了される。TFTからなる光
センサTFTLのドレイン電極DLは接地されており、ソース電極SLは容量部Cの容量
上電極UCに接続されており、ゲート電極GLにはTFTからなる光センサTFTLのオ
ン/オフを切り替えるGV制御信号が入力されている。
これにより、TFTからなる光センサTFTLがオンのとき(正バイアス電圧が印加さ
れているとき)は容量部Cに蓄積された電荷が放電され、オフのとき(逆バイアス電圧が
印加されているとき)はTFTからなる光センサTFTLに照射される照度に応じたリー
ク電流により容量部Cに蓄積された電荷が徐々に放電される。リーク電流は外光の照度が
高いほど大きくなる。そして、容量部Cのソース電極SLの電圧が光検出部42の出力と
なる。なお、スイッチ手段SWは遮光部材46により遮光されているので、スイッチ手段
SWのリーク電流による容量部Cの放電は実質的にない。
次にコントローラ基板12について説明する。図1に示すように、コントローラ基板1
2は光検出部42を駆動して外光の照度を出力する光センサ駆動回路47と、バックライ
ト装置13の輝度を制御するバックライト装置制御部48を有している。光センサ駆動回
路47は、光検出部42に一定の基準電圧Vsを供給する第1電源49と、閾値電圧Vt
hを与える第2電源50と、光検出部42の出力電圧と第2電源50からの閾値電圧Vt
hとを比較する比較器51と、比較器51の出力に基いて光検出42にSW制御信号及び
GV制御信号を出力して光検出部42を駆動する光センサ制御部52と、光センサ制御部
52からの供給された容量部Cの放電時間に比例して外光の照度に対応する信号をバック
ライト制御部48に出力する照度測定部53を有している。
[第1実施形態]
次に、図1、図7及び図8を参照して、第1実施形態の液晶表示装置10における光セ
ンサ駆動回路47の動作を説明する。電源がオン状態とされて光センサ駆動回路47が動
作を開始すると、光センサ制御部52はGV制御信号を送出してTFTからなる光センサ
TFTLのゲート電極GLの電圧GVをオフ状態(逆バイアス状態)にする(ステップS
11)。これにより、TFTからなる光センサTFTLのソース電極SLとドレイン電極
DL間に流れる電流は光によるリーク電流のみとなる。そして、光センサ制御部52は内
部のカウンター(図示省略)を初期化する(ステップS12)。カウンターは所定の周波
数のクロックパルス信号に基いてパルス数をカウントすることによって時間を計測する機
能を有している。そして、光センサ制御部52はスイッチ手段SWをオン状態にし(ステ
ップS13)、所定時間a(図8参照)後(ステップS14)にSW制御信号を送出して
スイッチ手段SWをオフ状態にするとともにカウンターの動作を開始させる(ステップS
15)。容量部Cは所定時間aの間に満充電されて、容量部Cの電圧(光検出部42の出
力)がVsになる。
ステップS15でスイッチ手段SWがオフ状態にされると、容量部Cの電圧はTFTか
らなる光センサTFTLのリーク電流により、外光の照度に応じて電圧が降下する。光セ
ンサTFTLのリーク電流は外光の照度が高い程(周囲が明るい程)大きいので、容量部
Cの電圧は外光の照度が高いほど早く低下する。ステップS16において、光センサ制御
部52は比較器51からの入力信号により、容量部Cの電圧が閾値Vth以下になったか
否かを判定する。
ステップS16において、容量部Cの電圧が閾値Vth以下になっていないと判定(N
)された場合、ステップS17においてカウント値が電圧計測の最長時間max以上とな
ったか否か判定する。そして、ステップS17において、カウント値が電圧計測の最長時
間max以上となっていないと判定(N)された場合、再度ステップS16に戻る。ステ
ップS17において最長時間max以上となっていると判定(Y)された場合、外光の照
度が低すぎる(暗すぎる)場合であるので、ステップS21においてカウント値=最長時
間maxとして内部のレジスタ(図示省略)に記憶するとともに照度測定部53に出力し
、照度測定部53はそのカウント値に対応した照度値の信号をバックライト装置制御部4
8に出力し、更に、ステップS12に戻る。なお、最長時間maxの設定はステップS1
6〜ステップS17のループから抜けることができるようにするためである。
ステップS16で容量部Cの電圧が閾値Vth以下になったと判定(Y)された場合、
光センサ制御部52はステップS18においてカウント値が電圧計測の最短時間minよ
りも大きいか否かを判定する。ステップS18においてカウント値が電圧計測の最短時間
minよりも小さいと判定(N)されたときは、外光の照度が高すぎる(明るすぎる)場
合であるので、ステップS20においてカウント値が電圧計測の最短時間min以上とな
るまで待機し、最短時間minに対応するカウント値を内部のレジスタに記憶するととも
に照度測定部53に出力し、照度測定部53はそのカウント値に対応した照度値の信号を
バックライト装置制御部48に出力し、更に、ステップS12に戻る。
また、ステップS18でカウント値が電圧計測の最短時間min以上と判定(Y)され
たときは、通常の照度状態であるので、ステップS19においてそのときのカウント値を
内部のレジスタに記憶するとともに照度測定部53に出力し、照度測定部53はそのカウ
ント値に対応した照度値の信号をバックライト装置制御部48に出力する。これにより、
バックライト装置制御部48は受信した照度の信号に基いてバックライト装置13の輝度
が制御される。ステップS19の後、光センサ制御部52は動作をステップS12に戻し
、次の照度検出の動作を行うことになる。
図8Aは、ステップ19(通常の照度)のときの各部の波形を示すタイムチャートであ
り、明るいときと暗いときの波形を示している。明るいときと暗いときでは容量部Cが閾
値まで電圧降下する時間t1とt2は異なる。明るいときも暗いときも容量部Cが蓄積さ
れるスイッチ手段SWのオン時間aと、容量部Cが閾値に達してから照度決定までの処理
時間bと、照度決定からスイッチ手段SWのオン開始までの処理時間cは同一である。明
るいときの1周期W1はa+t1+b+cとなり、暗いときの1周期W2はa+t2+b
+cとなり、t1≠t2であるので、明るいときの周期W1は暗いときの周期W2よりも
短く(W1<W2)なる。
この実施形態の光センサ制御部52においては、容量部Cの電圧が閾値に達した後、従
来例である図11に示したような待機時間t10、t12はなく、処理に必要な時間b経
過後に照度決定detを行い、更に処理に必要な時間c経過後にスイッチ手段SWをオン
状態として充電処理に移行する。従って、この実施形態の光センサ制御部52によれば、
明るいときは早く照度決定を行うことができる。
また、図8Bは、ステップ20及び21(異常の照度)のときの各部の波形を示すタイ
ムチャートであり、極めて明るいときと極めて暗いときの波形を示している。極めて明る
いときの1周期W3はa+min+b+cとなり、極めて暗いときの1周期W4はa+m
ax+b+cとなる。極めて明るいとき及び極めて暗いときのいずれも、容量部Cが閾値
に達した後、従来例である図11に示したような待機時間t10、t12はなく、処理に
必要な時間b経過後に照度決定detを行い、更に処理に必要な時間c経過後にスイッチ
手段SWをオン状態として充電処理に移行する。
なお、極めて明るいときは、容量部Cが早く閾値に到達しても、光センサ制御部52の
処理速度を超えないように待機するために異常な状態になることを回避することができる
。また、極めて暗くて或いは何等かしらの異常状態で容量部Cがなかなか閾値に到達しな
いときには、予め定めた最長時間max経過後に直ちに待ち時間から抜けることができる
[第2実施形態]
次に、図1、図9及び図11を参照して、第2実施形態の液晶表示装置10における光
センサ制御部52の動作を説明する。なお、第2実施形態の光センサ制御部52において
は、第1実施形態の光センサ制御部52と同一の構成部分には同一の参照符号を付与して
その詳細な説明は省略する。
図9に示した第2実施形態の光センサ制御部52のフローチャートにおけるステップS
11〜S21は、図7に示した第1実施形態の光センサ制御部52のフローチャートにお
けるステップS11〜S21と同一である。第2実施形態の光センサ制御部52はステッ
プS19、S20、S21を終了するとステップS22に進み、TFTからなる光センサ
TFTLのゲート電極GLをオンさせる期間を、レジスタに記憶させているカウント値を
引数として後述のように計算し、その計算された期間、ゲート電極GLをオン状態とさせ
る(ステップS22〜S24)。そして、所定時間e(図10A及び図10B参照)待機
し(ステップS25)、その待機時間が経過するとステップS12に戻り、次の照度検出
の動作を行うことになる。
図10Aは、ステップ19(通常の照度)のときの各部の波形を示すタイムチャートで
あり、明るいときと暗いときの波形を示している。明るいときと暗いときでは、容量部C
が閾値まで電圧降下する時間t5及びt6並びにゲート電極GLのオン時間w5及びw6
は異なる。なお、明るいときも暗いときも容量部Cが充電される期間であるスイッチ手段
SWのオン時間aと、容量部Cの電圧が閾値に達してから照度決定までの処理時間bと、
照度決定からゲート電極GLをオン状態にするまでの処理時間dと、ゲート電極GLがオ
フ状態となってからスイッチ手段SWをオン状態とするまでの処理時間eはそれぞれ一定
である。
そして、ステップS22では、ゲート電極GLがオン状態となっている時間とオフ状態
となっている時間の比が一定になるように、前回の容量部Cの電圧降下時間に比例してゲ
ート電極GLをオン状態とする時間W5ないしW6が計算される。例えば、ゲート電極G
Lのオン状態となっている時間とオフ状態となっている時間の比を1:400とすると、
図10Aでは、w6=k6/400=(e+a+t6+b+d)/400となる。ここで
、e、a、b、dは照度に無関係に一定であるので、t6を線形の一次方程式の引数とし
てw6を算出することができる。このようにして、ゲート電極GLがオン状態とされるこ
とにより、TFTからなる光センサTFTLがオン状態にされて容量部Cの残りの電荷が
放電される。
このように、第2実施形態の光センサ制御部52では、所定のタイミングで定期的にT
FTからなる光センサTFTLのゲート電極GLをオン状態にして極性の偏りに起因する
TFTからなる光センサTFTLの閾値変化を抑制することができる。しかも、ゲート電
極GLのオン時間はゲート電極GLのオン時間とオフ時間の比が一定になるようにしてい
るために、TFTからなる光センサTFTLの閾値変化を確実に抑制することができ、外
光の照度の検出精度の信頼性が保たれるようになる。なお、第2実施形態の光センサ制御
部52でも、容量部Cが閾値に達した後、従来例である図11に示したような待機時間t
10、t12はなく、処理に必要な時間b経過後に照度決定detを行い、更に処理に必
要な時間c経過後にスイッチ手段SWをオン状態として充電処理に移行する。
なお、第2実施形態の光センサ制御部52では、極めて明るいときは、容量部Cが早く
閾値に到達しても、光センサ制御部52の処理速度を超えないように待機するために検出
エラーを起こすことを回避することができる。また、第2実施形態の光センサ制御部52
では、極めて暗くて或いは何等かしらの異常状態で容量部Cがなかなか閾値に到達しない
ときには、予め定めた最長時間max経過後に、検出エラーを起こすことなく、直ちに待
ち時間から抜けることができる。更に、第2実施形態の光センサ制御部52では、図10
Bに示すように、ステップ20及び21(異常の照度)のように、極めて明るいとき及び
極めて暗い時についても、第1実施形態の場合と同様に、ゲート電極GLに、w7の期間
ないしw8の期間、正バイアス電圧を印加してオン状態にする方法を採用することができ
る。
なお、上述の第1実施形態及び第2実施形態においては、液晶表示装置のバックライト
の照度を制御するものとして説明したが、本発明はこれに限らず、液晶表示装置のフロン
トライトの照度を制御するものや、CRT、LED表示装置、プラズマ表示装置、有機E
L表示装置等の各種表示装置の表示画面の明るさそのものを制御するものに対しても等し
く適用可能である。
各実施形態で使用した液晶表示装置の要部を示すブロック図である。 各実施形態で使用した液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表した平面図である。 実施形態で使用した液晶表示装置の1サブ画素の概要を示す平面図である。 図3のIV−IV線の断面図である。 各実施形態で使用した液晶表示装置の光検出部の概要を示す断面図である。 図4の光検出部の等価回路図である。 第1実施形態の光センサ制御部の動作を示すフローチャートである。 図8Aは第1実施形態の光センサ制御部の通常の照度の時の各部の波形を示すタイムチャートであり、図8Bは異常状態の時の各部の波形を示すタイムチャートである。 第2実施形態の光センサ制御部の動作を示すフローチャートである。 図10Aは第2実施形態の光センサ制御部の通常の照度の時の各部の波形を示すタイムチャートであり、図10Bは異常状態の時の各部の波形を示すタイムチャートである。 従来例の光センサ制御部の照度測定時の各部の波形を示すタイムチャートである。
符号の説明
10:液晶表示装置 11:液晶表示パネル 12:コントローラ基板 13:バック
ライト装置 14:第1偏光板 15:第2偏光板 16:表示領域 17:光センサ領
域 18:信号線配線領域 19:走査線配線領域 20:共通配線領域 21:ドライ
バIC 22:外部接続端子 23:第1透明基板 24:走査線 25:ゲート絶縁膜
26:半導体層 27:信号線 28:パッシベーション膜 29:層間膜 30:下
電極 31:コンタクトホール 32:電極間絶縁膜 33:上電極 34:スリット状
開口 35:第1配向膜 36:第2透明基板 37:カラーフィルタ層 38:遮光部
材 40:オーバーコート層 41:第2配向膜 42:光検出部 43:半導体層 4
4:容量下電極 45:半導体層 46:遮光部材 47:光センサ駆動回路 48:バ
ックライト装置制御部 49:第1電源 50:第2電源 51:比較器 52:光セン
サ制御部 53:照度測定部 LC:液晶層 AR:アレイ基板 CF:カラーフィルタ
基板 TFTL:TFTからなる光センサ SW:スイッチ C:容量部 Vs:充電用
電圧

Claims (6)

  1. 表示パネルと、
    外光を検出する薄膜トランジスタからなる光センサ及び前記光センサの一対の電極間に
    接続された容量部を備える光検知部と、
    前記容量部への充電をオン/オフ切り替えするスイッチ手段と、前記スイッチ手段のオ
    ン/オフ切り替えを制御すると共に前記スイッチ手段がオフ状態となった後の前記容量部
    の電圧が閾値以下に変化するまでの時間に基いて外光の照度を測定する光センサ制御部と

    前記光センサ制御部の出力に基づいて表示パネルの明るさを制御する制御手段と、
    を備えた表示装置であって、
    前記光センサ制御部は、前記容量部の電圧が前記閾値以下になったことを検知してから
    予め定めた所定時間後に前記スイッチ手段をオン状態に移行させることを特徴とする表示
    装置。
  2. 前記光センサの一対の電極はソース電極及びドレイン電極であることを特徴とする請求
    項1に記載の表示装置。
  3. 前記光センサ制御部は、前記容量部の電圧が前記閾値以下に変化したことを検知した後
    、前記スイッチ手段をオン状態に移行させる前に、前記光センサのゲート電極に正バイア
    ス電圧を印加することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記光センサ制御部は、前記光センサのゲート電極に正バイアス電圧を印加させておく
    時間を、前回の前記スイッチ手段がオフ状態となった後の前記容量部の電圧が前記閾値以
    下に変化するまでの時間に比例して定めることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記光センサ制御部は、予め前記容量部の電圧が閾値以下に変化するまでの時間の下限
    値を記憶しており、前記容量部の電圧が前記閾値以下に変化するまでの時間が前記下限値
    よりも短い場合には、前記下限値を前記外光の照度の測定値として採用するすると共に前
    記下限値を経過した後の前記予め定めた所定時間後に前記スイッチ手段をオン状態に移行
    させることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  6. 前記光センサ制御部は、予め前記容量部の電圧が閾値以下に変化するまでの時間の上限
    値を記憶しており、前記最長時間に達しても前記容量部の電圧が前記閾値以下に変化しな
    い場合には、前記上限値を前記外光の照度の測定値として採用すると共に前記上限値を経
    過した後の前記予め定めた所定時間後に前記スイッチ手段をオン状態に移行させることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
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