JP2010122250A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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功一 石井
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Abstract

【課題】スクリーン処理を行う際の画質の劣化を抑制した画像形成装置および画像形成方法の提供。
【解決手段】結像光学系および前記結像光学系で潜像担持体に結像される第1の方向(X方向)に配設された発光素子を有する露光ヘッドと、前記第1の方向にm個の要素を有するスクリーン11を記憶する記憶手段と、前記記憶されたスクリーンを前記第1の方向にシフトさせてスクリーン処理を行う制御手段を備え、スクリーンのシフトにより発光素子の起点位置を制御し、潜像担持体に結像される潜像スポットのスクリーン成長起点を移動して感光体に形成される潜像の画質劣化を補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スクリーン処理を行う際の画質劣化を防止する構成とした画像形成装置および画像形成方法に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置においては、2以上の発光素子と、当該発光素子からの光を結像する結像光学系を配した露光ヘッドを用いて像担持体(感光体)に潜像を形成する構成のものが知られている。この結像光学系として、光学倍率がマイナスのレンズ(ML)を用いる技術が開発されている。特許文献1には、結像光学系としてMLを用いたラインヘッドとこのラインヘッドを用いた画像形成装置が記載されている。
特開2008-049692号公報
MLで構成されるレンズアレイ(MLA)を用いた画像形成装置においては、発光素子の温度上昇によりMLA内で温度差が生じる。このため、画像データをスクリーン処理する際に、光量むらにより印刷画像に濃度むらが発生し、画質が劣化する。特許文献1にはこのような場合の対処については記載されていないという問題があった。
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、スクリーン処理を行う際の画質の劣化を防止した画像形成装置および画像形成方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、
潜像担持体と、
結像光学系、および第1の方向に配設された前記結像光学系で前記潜像担持体に結像される光を発光する発光素子を有する露光ヘッドと、
前記第1の方向にm個(m≧2の整数)の要素を有するスクリーンデータを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されたスクリーンデータを前記第1の方向にシフトさせて画像データのスクリーン処理を行う制御部と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、前記制御部は、前記スクリーンデータのシフトにより発光させる前記発光素子を変える。
また、本発明の画像形成装置は、前記発光素子の発光により、前記潜像担持体に結像される潜像スポットのスクリーン成長起点が設定される。
また、本発明の画像形成装置は、前記スクリーンデータは、前記第1の方向と直交する第2の方向にn個(n=m、またはn≠mの整数)の要素を有する。
また、本発明の画像形成装置は、前記結像光学系は、光学倍率がマイナスであり、前記第1の方向に前記結像光学系が複数配設される。
また、本発明の画像形成装置は、前記スクリーンデータはAMスクリーンデータである。
また、本発明の画像形成装置は、前記制御部は、前記スクリーンデータのシフトを所定の印刷枚数で行う。
本発明の画像形成方法は、結像光学系および第1の方向に配設された前記結像光学系で潜像担持体に結像される光を発光する発光素子を有する露光ヘッドを備え、
前記第1の方向にm個(m≧2の整数)の要素を有するスクリーンデータを記憶する工程と、
前記記憶されたスクリーンデータを前記第1の方向にシフトさせる工程と、
前記スクリーンデータのシフトにより、発光される前記発光素子を制御する工程と、
前記発光素子の発光の制御により、前記潜像担持体に結像される潜像スポットのスクリーン成長起点を設定する工程と、
を有することを特徴とする。
本発明の実施形態につき、図により説明する。図6〜図8は、本発明の前提技術を示す説明図である。図6は、光学倍率がマイナスのレンズ(ML)と、発光素子(ドット)との配置関係を示している。図16において、ML4には、感光体の軸方向(X方向、第1の方向)と感光体の回動方向(Y方向、第2の方向)に2以上の発光素子2が配されており、これらの発光素子により感光体には潜像が形成される。なお、本発明の実施形態においては、X方向を第1の方向、Y方向を第2の方向、と記載することがある。
発光素子2には、便宜上「1〜N」の番号を付している。Y方向の図示1列目の発光素子行3aは、X方向の図示左側から右側に「2、4、・・・N」の発光素子が配設されている。Y方向の2列目に配された発光素子行3bは、1、3・・・の発光素子が配設されている。ここで、レンズ(ML)4は、X方向に2以上配されてレンズアレイ(MLA)を構成する。また、レンズ(ML)をX方向とY方向に2以上配してレンズアレイ(MLA)を構成することができる。ここで、「2、N」の発光素子は、レンズ(ML)のX方向端部の発光素子である。
図7は、レンズアレイ(MLA)を用いた露光ヘッドの説明図である。感光体の軸方向に1ラインの潜像を形成するための発光素子数(ドット数)が増加すると、感光体の軸方向に長いMLA(レンズアレイ)が必要となる。このような場合には、一定の長さの複数のMLAを連結させる事で、長いMLAヘッドを形成することが可能である。図7(a)はその概略の全体構成を示しており、また、図7(b)は図7(a)の一部を模式化して示している。図7(a)は、長いMLAヘッド(露光ヘッド)10を示しており、5nは長いMLAヘッドの一部のMLAである。図7(b)は、MLAの5nを拡大して示す図である。
図7(b)において、露光ヘッドは、基板1に2以上の発光素子2を配している。3は、1つのレンズ4aに配される2以上の発光素子からなる発光素子グループである。発光素子グループ3は、発光素子を感光体の軸方向Xと感光体の回動方向Yに2以上配している。4はレンズ(ML)で、感光体の軸方向(主走査方向)Xと、感光体の回動方向(副走査方向)Yに2以上配されて、レンズアレイ(MLA)を構成している。レンズ4aのLは、1つのレンズ内の、X方向に配された発光素子の1行の幅、dpは発光素子(ドット)間隔、PはY方向で隣接するレンズ4aとレンズ4bとの、それぞれX方向の先頭ドット間の距離を示している。
図8は、前記発光素子グループにより、感光体に潜像スポットグループを形成する例を示す説明図である。単一の発光素子で感光体に潜像スポット(SP)を形成する。また、単一のレンズMLに配される2以上の発光素子で、潜像スポットグループSGa、SGbを形成する。図7の例では、レンズ4a(n−1行)結像スポットグループSG1が配されており、レンズ4bに潜像スポットグループSG2(n行)が配されている。また、レンズ4cに潜像スポットグループSG2(n+1行)が配されている。
このように、図8と図7(b)のMLAと対比させると、潜像スポットグループSG1はレンズ4a、Y方向(第2の方向)で{ML(n−1)}に配された発光素子グループ、潜像スポットグループSG2はレンズ4b、Y方向(第2の方向)で{ML(n)}に配された発光素子グループ、潜像スポットグループSG3はレンズ4c、Y方向(第2の方向)で{ML(n+1)}に配された発光素子グループに相当する。これらの潜像スポットグループにより、感光体には1つの直線の潜像スポット6が形成される。この際に、重複スポット領域ORが形成される。
図7(a)に示したように、複数のMLAを感光体の軸方向に連結させる場合には、MLA同士の連結部のピッチ間のバラツキや、レジストずれ(位置ずれ)が問題となる。このような問題により、感光体には物理的な潜像スポットが増加する場合がある。これは、MLA同士のピッチが広くなる事により、冗長潜像スポットが増加した場合である。また、複数のMLによりMLAを構成する場合には、主走査方向でMLのピッチずれが発生する場合がある。
MLAの構成上、感光体上の画素として隣接していても、MLA内の発光素子として隣接しているとは限らず、発光素子間の距離、又はML間の距離を持つ場合がある。MLA内の発光素子の発光数、発光位置により、レンズ内の発光素子に局所的な温度上昇が発生する。この場合、温度差のある発光素子の間では、光量に差が発生する為、MLA内での光量むらを引き起こす。
本発明の実施形態は、電子写真において、MLAを設けた露光ヘッドを使用する場合に、AMスクリーンデータを用いて2値画像を処理するものである。特定の発光素子を発光させるか否かは、スクリーン処理により、潜像担持体に形成される潜像スポットに対応する発光素子ををオンするか否かに依存する。スクリーン処理は、色材のオン/オフの2値により中間調を表現する為の技術である。スクリーンテーブル(スクリーンデータ)を使用する場合、スクリーンテーブルのデータ値は、色材オン/オフの閾値を示す。AMスクリーンは、角度と線数により画像を表現する。
ここで、数千枚の同一画像の連続印刷というような大量部数印刷を想定する。この場合、スクリーン処理の起点(潜像スポットのスクリーン成長起点)が固定され、MLAの局所的な温度上昇による印刷画像の濃度むらが発生すると、1枚目の印刷結果と最終の印刷
結果で、濃度差が大きくなったり、色差が大きくなってしまう。本発明は、このような問題を軽減するために用いられる。スクリーンテーブルの第1方向(X方向)へのシフト量を求めて、一定枚数の印刷後にスクリーンデータをシフトし、印刷を続行する。
図9は、本発明の実施形態にかかるスクリーンテーブル(スクリーンデータ)と、元画像のデータの例を示す説明図である。図9(a)は、スクリーンテーブル17を示し、図9(b)は、元画像の画像データ18の例を示している。スクリーンテーブル17の1〜255の数字は前記のように閾値であり、原画の画像データ18の数字64は階調値である。スクリーンテーブル17の要素は、5×5であり、一般的には、X方向(第1の方向)にm個の要素で形成されている。また、原画の画像データ18で破線により囲まれた18aは、スクリーンテーブル17の要素に対応した5×5の範囲を示している。
図10は、本発明の実施形態にかかる例の説明図である。図10には、図9(b)の原画の画像データ18を図9(a)のスクリーンテーブル17で処理した結果の出力データ19を示している。18aは、前記図9(b)の5×5の原画のデータの範囲を示している。図10の斜線の部分(数値「255」)は、原画の画像データの階調値(64)がスクリーンテーブル17の要素(1〜60)よりも大きい範囲であり、第1の方向(X方向)の6個の発光素子の中で、2番目と3番目の発光素子を点灯することを示している。すなわち、出力データ19の「0」は相当する発光素子をオフ、「255」は発光素子をオンする信号である。
図11は、本発明の実施形態を示す説明図であり、出力データ19でオンオフ制御されれる発光素子をイメージで示している。図10で説明したように、X方向(第1の方向)の2番目と3番目の発光素子が発光し、その他の発光素子は消灯される。この画像を大量の部数で繰り返し印刷すると、発光源2,3は、発光源1,4,5,6に比べて発光時間が長く、温度が上昇してしまい。発光むらによる濃度むらを引き起こすことになる。
このまま、同じ画像を大量に印刷し続けると、潜像スポットのスクリーン成長の起点部分に対応する発光素子、及び起点の発光素子が配置されているMLの温度が上昇し、それら以外の部分との温度差が発生する。この温度差により、印刷濃度を一定に保てなくなる。そこで、本発明の実施形態においては、印刷枚数毎、部数毎、印刷ジョブ毎のパラメータでスクリーンテーブルのオフセット値(閾値)を変更して、スクリーン処理を行う事で、起点位置をずらし、MLA内での発光素子の局所的な温度差を減少させている。
MLAを用いた場合の具体的な適用例を以下に説明する。本発明の実施形態においては、100枚単位で、第1の方向のオフセットを8としたスクリーン処理に切り替える。図
12〜図15はこのようなスクリーン処理の切り替えを示す説明図である。
図12は、本発明の実施形態を示す説明図である。図12の結像スポット7は、図13に示すMLAにより形成される。図13においては、1つのML内に10個の発光素子が配設されている。また、図示を省略しているが、図9(a)で示したようなスクリーンテーブルのX方向(第1の方向)のサイズ(要素の数)は、16個とする。この場合には、m=16となる。また、ML内の両端から2つ、計4つの発光素子は画像を形成する際に他のMLの発光素子と重複する。
図13において、スクリーン処理により(n−1)行では、ML4a内の発光素子2a、ML4g内の発光素子2bが発光の起点となる。(n)行では、ML4e内の発光素子2cが発光の起点となる。(n+1)行では、ML4c内の発光素子2d、ML4i内の発光素子2eが発光の起点となる。このような発光素子の点灯制御により、図12の感光体に形成される結像スポット7において、7a、7bがスクリーン成長の起点となる。
図15では、(n−1)行では、ML4d内の発光素子2fが発光の起点となる。(n)行では、ML4b内の発光素子2g、ML4h内の発光素子2hが発光の起点となる。(n+1)行では、ML4f内の発光素子2iが発光の起点となる。このような発光素子の点灯制御により、図14の感光体に形成される結像スポット8において、8aがスクリーン成長の起点となる。
図1〜図4は、本発明の実施形態を示す説明図である。図1において、スクリーンテーブル11の1要素12に1画素のデータが設定されている。実線13の区分が元画像であり、破線の部分14が元画像からはみ出したスクリーンデータである。図1の例では、スクリーンテーブルのX方向のサイズが元画像のサイズよりも大きいことを示している。
図2は、図1のスクリーンテーブル11のスクリーン要素をX方向(第1の方向)に1画素分ずらせたオフセット1の場合を示している。なお、本発明の実施形態においては、スクリーンデータのX方向の移動には、図示右方向の移動と左方向の移動の両者を含んでいる。図2の例では、スクリーンをX方向の図示左方向に移動している。14a、14bは、元画像からはみ出しているスクリーンデータである。
図3は、スクリーンテーブルと元画像の具体的な例を示している。
図3(b)は、元画像の画像データの階調値のデータ16の例である。光量の例では、元画像(スクリーン処理前の印刷画像)の階調値が80の場合で、破線で囲まれた範囲がスクリーンテーブル15のサイズ(この例では5×5)に対応する。このように、スクリーンテーブルのサイズよりも、元画像のサイズの方が大きい場合には、繰り返しテーブルを適用する。スクリーンテーブル15の各要素の数字(閾値)と元画像の数値(階調値)とを比較する。この例では、スクリーンテーブルの数値が80以下のドットをオンし、81以上のドットはオフとする。図3(a)の閾値「1」の要素15xは、感光体にい形成される潜像の成長の起点に対応するドットである。
図4(a)〜図4(c)は、図3の例でスクリーン処理後のスクリーンテーブル15a〜15bのデータを示している。この例では、スクリーンテーブルの閾値と元画像の階調値をドット単位で比較し、
元画像の階調値≧スクリーンテーブルの閾値、の場合は255
元画像の階調値<スクリーンテーブルの閾値、場合は0
を出力する。出力0は発光素子をオフ、出力255は発光素子をオンにする。
図4(a)は、オフセット0の例を示している。この場合には、図3(a)の閾値が元画像の階調値80よりも小さな部分をそのまま斜線(出力データ255)で示している。図4(b)は、図4(a)の斜線部分をX方向(図示左方向)に1要素分ずらしたオフセット1の例を示している。図4(c)は、図4(a)の斜線部分をX方向(図示左方向)に2要素分ずらしたオフセット2の例を示している。
スクリーンデータとして、AMスクリーンを用いる場合に、AMスクリーンの起点(スクリーンテーブル内の最小値)は、低階調から発光するので、255の階調値でオンになる発光素子に比べて、発光回数が多く、スクリーンデータの成長順で、発光時間も長くなる。よって、起点がスクリーンデータの一定の場所に固定されると、前記のように起点付近の温度が上昇するので、ML内で起点部分とその他の部分で温度差が生じる。また、起点を含むMLと、起点を含含まないMLとの間に温度差が生じる。
このように、発光素子に温度変化が起こると、電圧降下による発光量の変化や、光の屈折率の変化による感光体上の焦点位置の変化が起こる為、各ML間の温度差は、各ML間の濃度差となる。そこで、本発明の実施形態においては、AMスクリーンの起点位置をずらし、ML内の一部、又はあるMLに起点を固定しない様にする。AMスクリーンにおける起点位置は、ML内の発光素子数の情報を基に決定する。
例えば、以下の関係を満たす第1の方向のオフセット量(Ox)を一定の印刷枚数毎に適用する。
―W<Ox<W(ただし、Ox≠0)、
Ox:スクリーンデータの第1の方向に対するオフセット量
W:スクリーンテーブルの第1の方向のサイズ
とする。更にカラー印刷の場合は、色差を生じさせないように各C,M,Y,Kのスクリー
ンテーブルに同じオフセット値を使用し、同時にスクリーンデータをシフトする。
図5は、本発明の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートの処理手順は、次のように行われる。
S1:スクリーンテーブルのシフト量の決定。
S2:印刷画像のスクリーン処理
S3:画像の印刷。
S4:規定枚数の印刷が終了したか否かの判定。この判定結果がNoの場合にはS2の処理にもどる。
S5:S4の判定結果がYesの場合には、全印刷が完了したか否かを判定。この判定結果がNoの場合にはS1の処理にもどる。
S6:S5の判定結果がYesの場合には画像の印刷を終了する。
図16は、本発明の実施形態を示すブロック図である。図16において、30は画像形成装置(プリンタ)で、メインコントローラ(MC)31、エンジンコントローラ(EC)33、ヘッドコントローラ(HC)34、エンジン部(EG)36を有している。また、図示を省略した外部PCなどのプリントサーバから、メインコントローラ(MC)31へ画像形成指令を出力する。
メインコントローラ(MC)31には、MLAの冗長ドットなどの固体情報を記憶するメモリ32a、色変換モジュール39a、色変換モジュール用のテーブルデータを有するテーブルメモリ39bが設けられている。また、スクリーン処理モジュール39c、スクリーン処理モジュール用のテーブルデータを有するテーブルメモリ39d、印刷画像データを格納するページメモリ39eが設けられている。なお、メモリ32aには、エンジンコントローラ(EC)33、ヘッドコントローラ(HC)34からのデータも格納している。
ヘッドコントローラ(HC)34には、ヘッド制御モジュール35が設けられている。ヘッド制御モジュール35は、C、M、Y、Kの4色のMLAヘッド37C、37M、37Y、37Kに対して印刷データを送信する。エンジンコントローラ(EC)33は、ヘッド制御モジュール35とエンジン部(EG)36を制御する。エンジン部(EG)36には、画像をスキャンして濃度測定を行う画像スキャン、濃度測定部36aが設けられている。
図16においては、メインコントローラ(MC)31から、エンジンコントローラ(EC)33へ印刷指示を送信すると共に、メインコントローラ(MC)31にて、印刷パターンを作成し、ページメモリ39eに格納したデータ(V)をヘッドコントローラ(HC)34へ送信する。エンジンコントローラ(EC)33は、エンジン部(EG)36による印刷をコントロールし、ヘッドコントローラ(HC)34は、MLAヘッド37C〜37Kへ印刷データを送信する。印刷後、エンジン部36にて画像をスキャンしたデータ、および、画像の濃度測定を行なった結果をメインコントローラ(MC)31へ通知する。画像のスキャン、画像の濃度測定は、画像形成部30の別装置、例えばヘッドコントローラ(HC)34で行う構成としても良い。
メインコントローラ(MC)31は、受信したスキャンデータ、及び、濃度測定データにより、意図した印刷結果となっているかを判断し、画像処理部30へのフィードバック制御を行なう。画像処理部30へのフィードバックは、色変換テーブル、または、色変換用パラメータ値の変更、スクリーンテーブル、または、スクリーン処理用パラメータ値を変更するものである。
感光体に形成される印刷画像で、感光体の回動方向に1行目〜4行目の4行の画像が印
刷されているものとする。この場合には、1行毎にMLAを点灯させた印刷画像をスキャンする印刷画像の濃度分布を測定し、印刷画像のドット位置を測定する。次に、前記印刷画像のドット位置の測定結果をスクリーンテーブルに反映する。この処理には、色変換用パラメータ値の変更、スクリーンテーブル、または、スクリーン処理用パラメータ値の変更が含まれる。
以上の処理をMLAの行数繰り返す。このような機能を持つ装置により、スクリーンテーブルを作成する。また、スクリーンデータをX方向にシフトして発光素子の起点位置を制御し、潜像担持体に結像される潜像スポットのスクリーン成長起点を移動して画質劣化を防止する。また、スクリーンデータが、誤差拡散の場合ドット位置情報と濃度分布情報により、ピッチずれによる濃度差が現れる場所が分かるので、誤差配分の分配率を変更し、印刷結果が他の場所と均一になる様に処理することができる。
図16の構成では、メインコントローラ(MC)31に、各色に対応したMLAの冗長ドットなどの固体情報を記憶するメモリ32aを設けている。このようなMLAの固体情報を記憶するメモリ32aは、すべての露光ヘッドに設けられている。
発光素子の発光回数をカウントし、情報をメインコントローラへ送信する。メインコントローラは、MLAの情報としてメモリに格納し、発光素子の発光が既定回数を越えた場合に、スクリーンテーブルをシフトする。または、スクリーンテーブルを切り替える。
次に、記録媒体への印刷の流れについて説明する。
(1)メインコントローラは、次のようにして画像処理を開始する。
(レンダリング → 色変換処理 → スクリーン処理 → ページメモリへ格納)(2)メインコントローラは、エンジンコントローラへ印刷指示を送信する。(3)ページメモリに蓄えたデータ(Video Data)をヘッドコントローラへ送信する。(4)エンジンコントローラは、エンジンを制御して印刷シーケンスを実行する。(5)ヘッドコントローラは、MLAヘッドへ印刷データを送信する。(6)ヘッド制御モジュールは、ドットONをカウントし、ヘッドコントローラを通じてメインコントローラへカウント情報を送信する。(7)メインコントローラは、受信した情報により、MLAの寿命を把握し、スクリーンテーブルを切り替える。
本発明の実施形態においては、4つの感光体に4つのラインヘッドで露光し、4色の画像を同時に形成し、1つの無端状中間転写ベルト(中間転写媒体)に転写する、タンデム式カラープリンター(画像形成装置)に用いるラインヘッドを対象としている。図17は、発光素子として有機EL素子を用いたタンデム式画像形成装置の一例を示す縦断側面図である。この画像形成装置は、同様な構成の4個のラインヘッド101K、101C、101M、101Yを、対応する同様な構成である4個の感光体(像担持体)41K、41C、41M、41Yの露光位置にそれぞれ配置したものである。
図17に示すように、この画像形成装置は、駆動ローラ51、従動ローラ52、テンションローラ53が設けられており、テンションローラ53により図示矢印方向(反時計方向)へ循環駆動される中間転写ベルト50を備えている。この中間転写ベルト50に対して、所定間隔で感光体41K、41C、41M、41Yが配置される。前記符号の後に付加されたK、C、M、Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローを意味している。感光体41K〜41Yは、中間転写ベルト50の駆動と同期して図示矢印方向(時計方向)へ回転駆動される。各感光体41(K、C、M、Y)の周囲には、帯電手段42(K、C、M、Y)と、露光ヘッド101(K、C、M、Y)が設けられている。
また、露光ヘッド101(K、C、M、Y)で形成された静電潜像に現像剤であるトナ
ーを付与して可視像とする現像装置44(K、C、M、Y)と、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)と、クリーニング装置46(K、C、M、Y)とを有している。各ラインヘッド101(K、C、M、Y)の発光エネルギーピーク波長と、感光体41(K、C、M、Y)の感度ピーク波長とは略一致するように設定されている。
このような4色の単色トナー像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)に印加される一次転写バイアスにより中間転写ベルト50上に順次一次転写され、中間転写ベルト50上で順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転写され、定着部である定着ローラ対61を通ることで記録媒体P上に定着され、排紙ローラ対62によって、装置上部に形成された排紙トレイ68上へ排出される。
63は多数枚の記録媒体Pが積層保持されている給紙カセット、64は給紙カセット63から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ、67は二次転写ローラ66の二次転写部への記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対、66は中間転写ベルト50との間で二次転写部を形成する二次転写手段としての二次転写ローラ、69は二次転写後に中間転写ベルト50の表面に残留しているトナーを除去するクリーニングブレードである。
光源を有機EL(OPH=OLED Printer Head)とした場合、OPHは、素子の発光時
間による劣化が著しく、光量の低下を招く。光量が不足すると、感光体の除電が不足し、トナーが載らず、濃度不足や色抜けした印刷結果となる。この場合にも、本発明であるスクリーンのシフトによる起点位置の移動により、発光素子の発光時間の偏りを防ぎ、局所的な光量不足を軽減する事が出来る。
以上、本発明の画質の劣化を抑制した画像形成装置および画像形成方法をその原理と実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の前提技術を示す説明図である。 本発明の前提技術を示す説明図である。 本発明の前提技術を示す説明図である。 本発明の前提技術を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示すブロック図である。 本発明の電子写真プロセスを用いた画像形成装置の1実施例の全体構成を示す模式的断面図である。
符号の説明
1・・・基板、2・・・発光素子、3・・・発光素子グループ(スポットグループ)、4・・・レンズ(ML)、5n・・・レンズアレイ(MLA)、6〜8・・・結像スポット、11、15、17・・・スクリーンテーブル(スクリーンデータ)、12・・・スクリーンデータの1要素、13、18・・・元画像の画像データ、19・・・出力データ、30・・・画像形成部(プリンタ)、31・・・メインコントローラ(MC)、33・・・エンジンコントローラ(EC)、34・・・ヘッドコントローラ(HC)、35・・・ヘッド制御モジュール、36・・・エンジン部(EG)、37C、37M、37Y、37K・・・MLAヘッド、39・・・画像処理部、39a・・・色変換モジュール、39c・・・スクリーン処理モジュール、39b、39d・・・テーブルメモリ、39e・・・ページメモリ、41(Y、M、C、K)・・・感光体、50・・・中間転写媒体、101(Y、M、C、K)・・・露光ヘッド、P・・・記録媒体、Y、M、C、K・・・画像形成ステーション

Claims (8)

  1. 潜像担持体と、
    結像光学系、および第1の方向に配設された前記結像光学系で前記潜像担持体に結像される光を発光する発光素子を有する露光ヘッドと、
    前記第1の方向にm個(m≧2の整数)の要素を有するスクリーンデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されたスクリーンデータを前記第1の方向にシフトさせて画像データのスクリーン処理を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記スクリーンデータのシフトにより発光させる前記発光素子を変える請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記発光素子の発光により、前記潜像担持体に結像される潜像スポットのスクリーン成長起点が設定される請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記スクリーンデータは、前記第1の方向と直交する第2の方向にn個(n=m、またはn≠mの整数)の要素を有する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記結像光学系は、光学倍率がマイナスであり、前記第1の方向に前記結像光学系が複数配設される請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記スクリーンデータはAMスクリーンデータである請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記スクリーンデータのシフトを所定の印刷枚数で行う請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 結像光学系および第1の方向に配設された前記結像光学系で潜像担持体に結像される光を発光する発光素子を有する露光ヘッドを備え、
    前記第1の方向にm個(m≧2の整数)の要素を有するスクリーンデータを記憶する工程と、
    前記記憶されたスクリーンデータを前記第1の方向にシフトさせる工程と、
    前記スクリーンデータのシフトにより、発光される前記発光素子を制御する工程と、
    前記発光素子の発光の制御により、前記潜像担持体に結像される潜像スポットのスクリーン成長起点を設定する工程と、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014093702A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2014201034A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 キヤノン株式会社 ディザ処理を行う装置、方法、及び、プログラム
JP2017081102A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 コニカミノルタ株式会社 光書込み装置および画像形成装置

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