JP2010120572A - 燃料供給装置の設置構造 - Google Patents

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大介 伊藤
Hiromichi Murakami
広道 村上
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Abstract

【課題】燃料供給装置の設置構造において、燃料供給装置を構成するセットプレート部の上面に、錆び水等の液体を溜まらせないようにし、セットプレート部の損傷を回避する。
【解決手段】セットプレート部30側の環状支持部位30aには、外周方向等間隔で、段差のように上方に突出して形成される上面視略扇状の凸板状部35が、複数設けられている。この凸板状部35同士の間には、セットプレート部30の上面30bと面一となる溝状部36が形成される。取付けブラケット部材40によりセットプレート部30を固定支持した場合には、溝状部36によって空間が形成され、この空間は排水用通路37として構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料タンク内に貯蔵される燃料を外部に供給する燃料供給装置の設置構造に関する。
従来、自動二輪車や自動四輪車に代表される車両にあっては、燃料を貯蔵する燃料タンクを備える。この燃料タンクは、上面に開口部が設けられた容器状に構成される。この燃料タンクには、貯蔵される燃料をエンジン等の外部に送る、一般に「ポンプモジュール」と称される燃料供給装置が設置されている。
燃料供給装置は、燃料タンク内から燃料タンク外に燃料を送る燃料供給装置本体と、燃料タンクの開口部を閉塞するように取り付けられ燃料供給装置本体を支持するセットプレート部とを備える。このセットプレート部は、燃料タンク側に固定支持される取付けブラケット部材によって、燃料タンクに対し固定支持される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−14700
一方、上記の燃料タンクおよび燃料供給装置は、主な材料として、耐久力に優れたポリアセタール等の樹脂が選択されている。
他方、セットプレート部を固定支持する取付けブラケット部材は、材料として、鉄が選択されている。このため、取付けブラケット部材は、降雨等により錆び付いてしまうことがある。そうすると、セットプレート部の上面に錆び水を溜めてしまって、樹脂からなるセットプレート部を、損傷させてしまう虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、燃料タンク内に貯蔵される燃料を外部に供給する燃料供給装置の設置構造において、燃料供給装置を構成するセットプレート部の上面に、錆び水等の液体を溜まらせないようにして、セットプレート部の損傷を回避することにある。
上記課題を解決するため本発明に係る燃料供給装置の設置構造は、次の手段を採用する。
すなわち、本発明の第1の発明に係る燃料供給装置の設置構造は、上面に開口部を有して容器状に構成される燃料タンクに設置され、該燃料タンク内に貯蔵される燃料を外部に供給する燃料供給装置の設置構造であって、前記燃料供給装置は、前記開口部から前記燃料タンク内に配置され且つ該燃料タンク内から該燃料タンク外に燃料を送る燃料供給装置本体と、前記燃料供給装置本体を支持し前記開口部を閉塞するセットプレート部とを有し、前記セットプレート部は、前記燃料タンク側に固定支持される取付けブラケット部材により前記開口部を閉塞しながら固定支持され、前記セットプレート部を固定支持する際の前記取付けブラケット部材と前記セットプレート部との環状支持部位には、前記セットプレート部上に存する液体を前記セットプレート部の外周外側に排する排水用通路が設けられていることを特徴とする。
この燃料供給装置の設置構造によれば、セットプレート部は、燃料タンク側に固定支持される取付けブラケット部材により開口部を閉塞しながら固定支持され、セットプレート部を固定支持する際の取付けブラケット部材とセットプレート部との環状支持部位には、セットプレート部上に存する液体をセットプレート部の外周外側に排する排水用通路が設けられているので、セットプレート部上に液体が溜まりそうな場合であっても、排水用通路にて液体をセットプレート部の外周外側に排することができる。例えば、降雨等が原因で、取付けブラケット部材が錆び付いてしまってセットプレート部上に錆び水が溜まりそうな場合であっても、この錆び水を、排水用通路にてセットプレート部の外周外側に排することができる。
これによって、燃料供給装置を構成するセットプレート部の上面に、錆び水等の液体が溜まってしまうことがなくなり、この液体によるセットプレート部の損傷を回避することができる。
第2の発明に係る燃料供給装置の設置構造は、前記第1の発明に係る燃料供給装置の設置構造において、前記セットプレート部の上面は、前記セットプレート部の中心から外周に向かうにしたがって重力方向に傾斜していることを特徴とする。
この燃料供給装置の設置構造によれば、セットプレート部の上面は、セットプレート部の中心から外周に向かうにしたがって重力方向に傾斜しているので、セットプレート部上に錆び水等の液体が溜まりそうな場合であっても、その液体をセットプレート部の中心から外周に向かって流すことができる。また、セットプレート部の外周に向かって流れた液体は、上記したように、排水用通路にてセットプレート部の外周外側に排することができる。
これによって、燃料供給装置を構成するセットプレート部の上面に、錆び水等の液体をより溜まらせないようにして、セットプレート部の損傷の回避を、より効果的なものにすることができる。
第3の発明に係る燃料供給装置の設置構造は、前記第1または前記第2の発明に係る燃料供給装置の設置構造において、少なくとも前記セットプレート部側の前記環状支持部位には、上方に突出する凸部が複数設けられ、前記排水用通路は、前記凸部の段差によって形成される空間にて構成されることを特徴とする。
この燃料供給装置の設置構造によれば、少なくともセットプレート部側の環状支持部位には上方に突出する凸部が複数設けられ、排水用通路は凸部の段差によって形成される空間にて構成されるので、取付けブラケット部材の形状は、従前のとおり(例えば、環状とするような)剛性の確保した形状を選択することができる上、セットプレート部を支持することができる。したがって、セットプレート部を均等に且つ強固に支持することができる。
また、セットプレート部の材料として、取付けブラケット部材に比して加工のし易いポリアセタール等の樹脂を選択する場合には、上方に突出する凸部の形成を簡単にすることができる。つまり、排水用通路の形成を簡単にすることができる。
第4の発明に係る燃料供給装置の設置構造は、前記第1または前記第2の発明に係る燃料供給装置の設置構造において、前記排水用通路は、少なくとも前記取付けブラケット部材側の前記環状支持部位を切り欠くことにより複数形成された切欠き部にて構成されることを特徴とする。
この燃料供給装置の設置構造によれば、排水用通路は、少なくとも取付けブラケット部材側の環状支持部位を切り欠くことにより複数形成された切欠き部にて構成されるので、セットプレート部を均等に支持することができながら、セットプレート部の形状を従前のまま変更することなく、排水用通路を形成することができる。
第1の発明に係る燃料供給装置の設置構造によれば、燃料供給装置を構成するセットプレート部の上面に、錆び水等の液体を溜まらせないようにして、セットプレート部の損傷を回避することができる。
第2の発明に係る燃料供給装置の設置構造によれば、燃料供給装置を構成するセットプレート部の上面に、錆び水等の液体をより溜まらせないようにして、セットプレート部の損傷の回避を、より効果的なものにすることができる。
第3の発明に係る燃料供給装置の設置構造によれば、セットプレート部を均等に且つ強固に支持することができながら、前記排水用通路の形成を簡単にすることができる。
第4の発明に係る燃料供給装置の設置構造によれば、セットプレート部を均等に支持することができながら、セットプレート部の形状を従前のまま変更することなく、排水用通路を形成することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明を実施するための実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、第1の実施の形態について、図1〜図7を参照しながら説明する。
図1は、燃料供給装置20が設置されている燃料タンク10の外観斜視図である。図1に示す燃料タンク10は、ガソリン等の燃料を貯蔵するものである。この燃料タンク10は、上面に円形状の開口部11(図5に示す分解斜視図参照)を有する容器状に構成される。この燃料タンク10には、燃料タンク10内に貯蔵される燃料を外部に供給する燃料供給装置20が設置される。なお、符号12は、燃料を燃料タンク10内に貯蔵させる際の燃料補給口である。
燃料供給装置20は、図1に示すように、概略、燃料を送る燃料供給装置本体21と、この燃料供給装置本体21を支持するセットプレート部30とを備える。燃料供給装置本体21は、開口部11から燃料タンク10内に配置され、燃料タンク10内から燃料タンク10外に燃料を送る。セットプレート部30は、燃料タンク10の開口部11を閉塞するように取り付けられ、燃料タンク10内に配置される燃料供給装置本体21を支持する。なお、この燃料供給装置20のセットプレート部30の構成材料には、耐久力に優れた樹脂であるポリアセタールが選択されている。
上記のように概略構成される燃料供給装置20は、燃料タンク10に対して次のように設置される。
図2は、第1の実施の形態の燃料供給装置20の設置構造1を示す斜視図である。図3は、図2の燃料供給装置20の設置構造1を示す上面図である。図4は、図2の燃料供給装置20の設置構造1のIV−IV断面矢視を示す断面図である。図5は、図2の燃料供給装置20の設置構造1を示す分解斜視図である。図6は、図5のセットプレート部30のVI−VI断面矢視を示す断面図である。
なお、図2〜図6における燃料供給装置20は、本発明の実施の形態として分かり易いものとするために、燃料供給装置本体21の図示を省略しているほか、燃料タンク10内から燃料タンク10外に燃料を送るための送り管等の構成についての図示も省略している。また、符号15は、上記した燃料供給装置本体21の制御を行う制御装置(不図示)に対して接続するための接続コネクタである。
第1の実施の形態となる燃料供給装置20の設置構造1は、図2〜図5等に示すように、取付けブラケット部材40にてセットプレート部30を燃料タンク10に固定支持することにより、燃料タンク10に燃料供給装置20を設置する構造となっている。
すなわち、この設置構造1の全体構成の概略について説明すると、図5に示すように、開口部11周辺の燃料タンク10の上にはセットプレート部30が配置され、このセットプレート部30の上には取付けブラケット部材40が配置される。この際、このセットプレート部30と燃料タンク10との間には、燃料タンク10の開口部11を、セットプレート部30にて密閉するためのOリング17が介装されている。次いで、取付けブラケット部材40を、螺子部材49により燃料タンク10に取り付けることにより、取付けブラケット部材40を燃料タンク10側に固定支持する。この固定支持された取付けブラケット部材40は、開口部11を閉塞した状態でセットプレート部30を固定支持する。
この設置構造1の各部構成の詳細について説明する。
セットプレート部30は、図5に示すように、開口部11の形状に対応した略円盤状に形成されている。これに対して取付けブラケット部材40は、セットプレート部30の形状に対応した環状に形成される。取付けブラケット部材40は、図4や図5に示すように、概略、取付け用外フランジ状部41と、押え用内フランジ状部45とを備える。取付け用外フランジ状部41は、設置した際に水平方向に延びる外方に突出するフランジ状に形成され、螺子部材49により燃料タンク10に取り付ける際の螺子孔42が設けられている。押え用内フランジ状部45は、設置した際に水平方向に延びる内方に突出するフランジ状に形成され、螺子部材49を締め込むことによって、セットプレート部30を下方(燃料タンク10側)に押える。このようにして、取付けブラケット部材40は、セットプレート部30を、燃料タンク10に対して開口部11を閉塞した状態で固定支持する。
このように、取付けブラケット部材40により、セットプレート部30を固定支持した場合には、取付けブラケット部材40の押え用内フランジ状部45の下面40b側は、セットプレート部30の上面30b側に対し押圧状態で密着する。この際、押え用内フランジ状部45の下面40bと一致する押え用内フランジ状部45側の環状部位が、取付けブラケット部材40側の環状支持部位40aに相当する。また、この取付けブラケット部材40側の環状支持部位40aと対向する部位となるセットプレート部30側の上面30bの部位が、セットプレート部30側の環状支持部位30aに相当する。
なお、取付けブラケット部材40により、セットプレート部30を固定支持した場合には、取付け用外フランジ状部41と燃料タンク10との間には、取付けブラケット部材40の外側に液体を流すことができる程度の隙間が形成される。
これら環状支持部位30a,40aのうち、セットプレート部30側の環状支持部位30aには、セットプレート部30上に存する液体をセットプレート部30の外周外側に排する排水用通路37が設けられている。
図7は、図2に示す燃料供給装置20の設置構造1の要部を拡大して示す断面図である。具体的には、図7に示すように、セットプレート部30側の環状支持部位30aには、上面視略扇状の段差のように上方に突出して形成される凸部としての凸板状部35が、セットプレート部30の外周に沿って外周方向等間隔で複数設けられている。また、外周方向等間隔で複数設けられる凸板状部35同士間は、セットプレート部30の上面30bと面一となる溝状部36が形成される。セットプレート部30が取付けブラケット部材40にて固定支持された際には、溝状部36によって空間が形成されることとなり、この空間が排水用通路37として構成される。なお、この凸板状部35の上面は、上記した取付けブラケット部材40側の環状支持部位40aと密着するように、設置した際に水平方向に延びる平面状に形成されている。
また、このセットプレート部30の上面30bは、図4および図6に示すように、セットプレート部30の中心から外周に向かうにしたがって重力方向(図示下方向)に傾斜している。つまり、セットプレート部30の上面30bの中心から外周近傍に位置する溝状部36まで、面一状態で重力方向(図示下方向)に傾斜している。
以上のように構成された第1の実施の形態の燃料供給装置20の設置構造1によれば、次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、この第1の実施の形態の燃料供給装置20の設置構造1によれば、セットプレート部30を固定支持する際の取付けブラケット部材40とセットプレート部30との環状支持部位30aには、セットプレート部30上に存する液体をセットプレート部30の外周外側に排する排水用通路37が設けられているので、セットプレート部30上に液体が溜まりそうな場合であっても、排水用通路37にて液体をセットプレート部30の外周外側に排することができる。
例えば、降雨等が原因で、取付けブラケット部材40が錆び付いてしまってセットプレート部30上に錆び水が溜まりそうな場合であっても、図7中の矢印方向Fに示すように、錆び水をセットプレート部30の外周外側に排することができる。つまり、矢印方向Fに示すように、セットプレート部30上の錆び水は、排水用通路37を通過し、セットプレート部30外周と取付けブラケット部材40内周との隙間を通り、取付け用外フランジ状部41と燃料タンク10との隙間を通って、これらの部材30,40の外周外側に流すように排することができる。
これによって、燃料供給装置20を構成するセットプレート部30の上面30bに、錆び水等の液体が溜まってしまうことがなくなり、この液体によるセットプレート部30の損傷を回避することができる。
また、この燃料供給装置20の設置構造1によれば、セットプレート部30側の環状支持部位30aには、上方に突出する凸板状部35が外周方向等間隔で複数設けられ、排水用通路37は凸板状部35の段差によって形成される空間にて構成されるので、取付けブラケット部材40の形状は、従前のとおりの環状で形成されたものを利用することができる。これによって、取付けブラケット部材40は、環状の剛性の確保した形状を選択することができる上、外周方向等間隔でセットプレート部30を支持するので、セットプレート部30を均等に且つ強固に支持することができる。
また、上記したように、セットプレート部30は、取付けブラケット部材40に比して加工のし易いポリアセタール等の樹脂を材料として選択しているので、上方に突出する凸板状部35の形成を簡単にすることができる。つまり、排水用通路37の形成を簡単にすることができる。
また、この燃料供給装置20の設置構造1によれば、セットプレート部30の上面30bは、セットプレート部30の中心から外周に向かうにしたがって重力方向に傾斜しているので、セットプレート部30上に錆び水等の液体が溜まりそうな場合であっても、その液体をセットプレート部30の中心から外周に向かって流すことができる。また、セットプレート部30の外周に向かって流れた液体は、上記したように、排水用通路37にてセットプレート部30の外周外側に排することができる。
これによって、燃料供給装置20を構成するセットプレート部30の上面30bに、錆び水等の液体をより溜まらせないようにして、セットプレート部30の損傷の回避を、より効果的なものにすることができる。
[第2の実施の形態]
次に、上記の第1の実施の形態とは異なる構成を有する第2の実施の形態について、図8〜図11を参照しながら説明する。
第2の実施の形態の燃料供給装置50の設置構造2は、上記した第1の実施の形態の燃料供給装置20の設置構造1の排水用通路37とは異なる構成を有した排水用通路77を備える。つまり、上記した第1の実施の形態の燃料供給装置20の設置構造1においては、セットプレート部30側に形成された凸板状部35の段差にて溝状部36を形成し、この溝状部36にて形成される取付けブラケット部材40との空間により、排水用通路37を構成するようにしていた。しかしながら、第2の実施の形態の燃料供給装置50の設置構造2においては、排水用通路77は、取付けブラケット部材70に直接的に形成されるものとなっている。
なお、第2の実施の形態の燃料供給装置50の設置構造2は、上記第1の実施の形態のうち、セットプレート部30および取付けブラケット部材40の構成を変更したのみのものであるので、以下においては、セットプレート部60および取付けブラケット部材70に関しての構成のみを説明し、上記第1の実施の形態の燃料供給装置20の設置構造1の構成と同一に構成される個所については、同一の符号を付し説明を省略する。
図8は、第2の実施の形態の燃料供給装置50の設置構造2を示す斜視図である。図9は、図8の燃料供給装置50の設置構造2を示す上面図である。図10は、図8の燃料供給装置50の設置構造2のX−X断面矢視を示す断面図である。図11は、図8の燃料供給装置50の設置構造2を示す分解斜視図である。
この設置構造2の各部構成の詳細について説明する。
すなわち、セットプレート部60は、図11に示すように、開口部11の形状に対応した略円盤状に形成されている。このセットプレート部60は、上記した第1の実施の形態のセットプレート部60とは異なり、その上面60bは、上記凸板状部35が設けられておらず、面一に形成されている。また、セットプレート部60の上面60bは、上記した第1の実施の形態のセットプレート部30とは異なり、傾斜しておらず、設置した際に水平方向に延びる平面状に形成されている。
これに対して取付けブラケット部材70は、図8〜図11に示すように、セットプレート部60の形状に対応した略環状に形成され、概略、取付け用外フランジ状部71と、押え用内フランジ状部75とを備える。
上記した第1の実施の形態と同様、取付けブラケット部材70により、セットプレート部60を固定支持した場合には、取付けブラケット部材70の押え用内フランジ状部75の下面70b側は、セットプレート部60の上面60b側に対し押圧状態で密着する。この際、略環状に形成された押え用内フランジ状部75側の環状部位が、取付けブラケット部材70側の環状支持部位70aに相当する。また、この取付けブラケット部材70側の環状支持部位70aと対向する部位となるセットプレート部60側の上面60bの部位が、セットプレート部60側の環状支持部位60aに相当する。
取付け用外フランジ状部71は、設置した際に水平方向に延びる外方に突出するフランジ状に形成され、螺子部材79により燃料タンク10に取り付ける際の螺子孔72が設けられている。押え用内フランジ状部75は、設置した際に水平方向に延びる内方に突出するフランジ状に形成され、下面がセットプレート部60の上面60bに当接し、螺子部材79を締め込むことによって、セットプレート部60を下方(燃料タンク10側)に押える。この押え用内フランジ状部75には、排水用通路77を構成する切欠き部76が設けられている。この切欠き部76は、取付けブラケット部材70側の環状支持部位70aを、外周まで貫くように切り欠くことにより形成されている。この切欠き部76にあっては、環状支持部位70aに隣接する側壁70c個所も、外周外側まで切り欠かれたものとなっており、外周方向等間隔で切り欠くことにより複数形成されている。言い換えれば、切欠き部76が形成された押え用内フランジ状部75は、櫛歯のように形成されている。このようにして、取付けブラケット部材70は、セットプレート部60を、燃料タンク10に対して開口部11を閉塞した状態で固定支持する。このようにして、切欠き部76は、セットプレート部60上に存する液体をセットプレート部60の外周外側に排する排水用通路77として機能することとなる。
以上のように構成された第2の実施の形態の燃料供給装置50の設置構造2によれば、次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、この第2の実施の形態の燃料供給装置50の設置構造2によれば、セットプレート部60を固定支持する際の取付けブラケット部材70とセットプレート部60との環状支持部位60aには、セットプレート部60上に存する液体をセットプレート部60の外周外側に排する排水用通路77が設けられているので、セットプレート部60上に液体が溜まりそうな場合であっても、排水用通路77にて液体をセットプレート部60の外周外側に排することができる。
これによって、燃料供給装置50を構成するセットプレート部60の上面60bに、錆び水等の液体が溜まってしまうことがなくなり、この液体によるセットプレート部60の損傷を回避することができる。
また、この燃料供給装置50の設置構造2によれば、排水用通路77は、取付けブラケット部材70側の環状支持部位70aを、外周方向等間隔で切り欠くことにより複数形成された切欠き部76にて構成されるので、セットプレート部60を均等に支持することができながら、セットプレート部60の形状を従前のまま変更することなく、排水用通路77を形成することができる。
なお、本発明に係る燃料供給装置の設置構造にあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜に変更することができる。
例えば、上記第1の実施の形態における燃料供給装置20の設置構造1にあっては、凸部としての凸板状部35としては、セットプレート部30側の環状支持部位30aのみに上面視略扇状で設けられるものを例示した。しかしながら、本発明に係る凸部としては、上記の例に限定されることなく、適宜の形状を選択することができ、セットプレート部30側の環状支持部位30aの範囲を超えて設けられるものであってもよい。
また、上記第2の実施の形態における燃料供給装置50の設置構造2にあっては、排水用通路77を構成する切欠き部76は、取付けブラケット部材70側の環状支持部位70aおよび隣接する側壁70c個所を外周外側まで切り欠くことにより形成されるものであった。しかしながら、本発明に係る排水用通路を構成する切欠き部は、上記の例に限定されることなく、少なくとも取付けブラケット部材側の環状支持部位が切り欠くようにして形成されていればよい。
また、上記第1の実施の形態において説明した凸板状部(凸部)35にあっては、セットプレート部30の外周に沿って外周方向等間隔で設けられるものを例に挙げ説明するものであった。しかしながら、本発明に係る凸部は、このような外周方向等間隔で設けられる例に限定されるものではなく、統一されていないバラつきのある適宜間隔で設けられるような構成であってもよい。ただ、上記実施の形態のように、外周方向等間隔で設けられるように構成した場合には、均等に支持できる点で有利である。
また、上記第2の実施の形態において説明した切欠き部76にあっては、環状支持部位70aにおいて外周方向等間隔で形成されるものを例に挙げ説明するものであった。しかしながら、本発明に係る切欠き部は、このような外周方向等間隔で形成される例に限定されるものではなく、統一されていないバラつきのある適宜間隔で形成されるような構成であってもよい。ただ、上記実施の形態のように、外周方向等間隔で形成されるように構成した場合には、均等に支持できる点で有利である。
燃料供給装置が設置されている燃料タンクの外観斜視図である。 第1の実施の形態の燃料供給装置の設置構造を示す斜視図である。 図2の燃料供給装置の設置構造を示す上面図である。 図2の燃料供給装置の設置構造のIV−IV断面矢視を示す断面図である。 図2の燃料供給装置の設置構造を示す分解斜視図である。 図5のセットプレート部のVI−VI断面矢視を示す断面図である。 図2に示す燃料供給装置の設置構造の要部を拡大して示す断面図である。 第2の実施の形態の燃料供給装置の設置構造を示す斜視図である。 図8の燃料供給装置の設置構造を示す上面図である。 図8の燃料供給装置の設置構造のX−X断面矢視を示す断面図である。 図8の燃料供給装置の設置構造を示す分解斜視図である。
符号の説明
1,2 設置構造
10 燃料タンク
11 開口部
15 接続コネクタ
17 Oリング
20,50 燃料供給装置
21 燃料供給装置本体
30,60 セットプレート部
30a,60a セットプレート部側の環状支持部位
30b,60b セットプレート部の上面
35 凸板状部(凸部)
36 溝状部
37,77 排水用通路
40,70 取付けブラケット部材
40a,70a 取付けブラケット部材側の環状支持部位
41,71 取付け用外フランジ状部
42,72 螺子孔
45,75 押え用内フランジ状部
76 切欠き部
49,79 螺子部材
F 液体の流れ方向

Claims (4)

  1. 上面に開口部を有して容器状に構成される燃料タンクに設置され、該燃料タンク内に貯蔵される燃料を外部に供給する燃料供給装置の設置構造であって、
    前記燃料供給装置は、前記開口部から前記燃料タンク内に配置され且つ該燃料タンク内から該燃料タンク外に燃料を送る燃料供給装置本体と、前記燃料供給装置本体を支持し前記開口部を閉塞するセットプレート部とを有し、
    前記セットプレート部は、前記燃料タンク側に固定支持される取付けブラケット部材により前記開口部を閉塞しながら固定支持され、
    前記セットプレート部を固定支持する際の前記取付けブラケット部材と前記セットプレート部との環状支持部位には、前記セットプレート部上に存する液体を前記セットプレート部の外周外側に排する排水用通路が設けられていることを特徴とする燃料供給装置の設置構造。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置の設置構造において、
    前記セットプレート部の上面は、前記セットプレート部の中心から外周に向かうにしたがって重力方向に傾斜していることを特徴とする燃料供給装置の設置構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料供給装置の設置構造において、
    少なくとも前記セットプレート部側の前記環状支持部位には、上方に突出する凸部が複数設けられ、
    前記排水用通路は、前記凸部の段差によって形成される空間にて構成されることを特徴とする燃料供給装置の設置構造。
  4. 請求項1または請求項2に記載の燃料供給装置の設置構造において、
    前記排水用通路は、少なくとも前記取付けブラケット部材側の前記環状支持部位を切り欠くことにより複数形成された切欠き部にて構成されることを特徴とする燃料供給装置の設置構造。
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JP2013133037A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Fts:Kk 燃料タンクの開口構造

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