JP2010120299A - グラビア印刷版 - Google Patents

グラビア印刷版 Download PDF

Info

Publication number
JP2010120299A
JP2010120299A JP2008296896A JP2008296896A JP2010120299A JP 2010120299 A JP2010120299 A JP 2010120299A JP 2008296896 A JP2008296896 A JP 2008296896A JP 2008296896 A JP2008296896 A JP 2008296896A JP 2010120299 A JP2010120299 A JP 2010120299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
printing plate
gravure printing
printing
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008296896A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Kobayashi
勝 小林
Kenichi Hanazono
兼一 花園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2008296896A priority Critical patent/JP2010120299A/ja
Publication of JP2010120299A publication Critical patent/JP2010120299A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

【課題】 従来のグラビア印刷の問題であったスクリーン線起因のギザつきに加えて、ドクター掻き終り側の図形の輪郭部で発生する滲みによって輪郭が波打ち形状となることを解消するグラビア印刷版を提供することを目的とする。
【解決手段】 ベタ図形を印刷するグラビア印刷版において、印刷版上の印刷するベタ図形の外周輪郭端部に連続した溝を設けるとともに、前記ベタ図形の印刷方向後方輪郭端部の、前記溝近傍部の単位面積あたりのセルおよび溝の容積を通常部より少なく設定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は文字や直線、曲線パターンなどの階調のないベタ図形を印刷するグラビア印刷版に関するものである。
一般的なグラビア印刷では版胴に形成した網点状のセル群で図形を表現するため、図形の輪郭部分も網点形状で図形が形成され、輪郭に網点のスクリーン線に対応したギザつきが発生し意匠性が低下するという問題があった。
従来は、輪郭のギザつきを解消するべく、凹版印刷にて用いられている方式と同様の手法として〔実用新案 平2−13154〕、〔特開2003−300299〕、〔特許第3374439号〕に示すような図形の輪郭部に網点を設けない手法が提案されている。
しかし、提案されている手法では、図形の印刷方向後方輪郭端部(ドクタでインキを掻き取る掻き終り側)にて、80m/min程度以下の低速印刷時に顕著なインキの滲みが発生する場合があり、スクリーン線に起因するギザつきは解消しているもののインクの滲みにより波打った輪郭となってしまい対策としては不充分であった。(図1参照)
実用新案公報 平2−13154 特開2003−300299 特許第3374439号
従来技術の欠点であったスクリーン線起因のギザつきに加えて、ドクター掻き終り側の図形の輪郭部で発生する滲みによって輪郭が波打ち形状となることを解消するグラビア印刷版を提供することを目的とする。
本発明のグラビア印刷版の請求項1に係る発明は、ベタ図形を印刷するグラビア印刷版において、印刷版上の印刷するベタ図形の外周輪郭端部に連続した溝を設けるとともに、前記ベタ図形の印刷方向後方輪郭端部の、前記溝近傍部の単位面積あたりのセルおよび溝の容積を通常部より少なく設定したことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る発明は、ベタ図形を印刷するグラビア印刷版において、印刷版上の印刷するベタ図形の外周輪郭端部に連続した溝を設けるとともに、前記ベタ図形の印刷方向後方輪郭端部の、前記溝近傍部の単位面積あたりのセルの容積を通常部より少なく設定したことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る発明は、ベタ図形を印刷するグラビア印刷版において、印刷版上の印刷するベタ図形の外周輪郭端部に連続した溝を設けるとともに、前記ベタ図形の印刷方向後方輪郭端部の、前記溝内側に輪郭に沿う形状の複数本の溝を設け、前記複数本の溝の各々の単位長さあたりの容積が輪郭端部に向かって徐々に少なくなる様に設定したことを特徴とする。
上記発明によれば、ベタ図形の外周輪郭端部を連続した溝にすることでスクリーン線起因のギザつきを防止し、さらに、ベタ図形の印刷方向後方輪郭端部の単位面積あたりのセルおよび溝の容積を通常部より少なく設定しているためインク滲みが図形の外側に及ばず、滲み起因の波打ち形状が解消される。
以下図面を参照して本発明を説明する。
図2は本発明のグラビア印刷版の設計方法の一例を説明する図で、ベタ図形1の外周輪郭部を印刷方向を考慮して領域設定した例を示す。ベタ図形1の外周輪郭部は印刷方向前方が溝A8、印刷方向後方が溝C10で囲まれ通常セル部7のセルが輪郭とならない様に配置される。セル部または溝B9は印刷方向後方に滲みが発生しない様に単位面積あたりのセルおよび溝の容積を通常セル部7より少なく設定する。セル部または溝B9を設定する場所を印刷方向と輪郭線のなす角度の鋭角側が45度以上の部分とすればほとんどの場合滲みを防止できるが、印刷速度、印圧、被印刷物のインク吸収特性、インク粘度、セル容積など滲みに関係する条件の組み合わせによっては対象とする輪郭線の角度や設定領域の巾などを加減することができる。
図3および図4は本発明のグラビア印刷版の第1の形態を説明する断面図と平面図である。単位面積あたりのセルの容積を少なく設定するセル部9を通常部7のセルピッチと開口面積を同一にし、版深(セルや溝の深さ)を浅く設定した例である。単位面積あたりのセルの容積はセルの開口面積、版深、ピッチで決定されるから、それらの何れか、または組み合わせでも同様な効果を得るように設定することができる。ドクター13で掻き終わる端部の溝10はセル部9の最外周セルを連結する位置に配置されているが、セルと離間して配置されてもよい。
図5および図6は本発明のグラビア印刷版の第2の形態を説明する断面図と平面図である。単位面積あたりの溝の容積を少なく設定する溝B9の溝は溝C10に沿う形状で複数本配置され、版深を通常セル部7と同一として溝巾を輪郭端部に向かって徐々に狭くなる様設定した例である。この場合も第1の形態と同様に溝のピッチ、版深、巾の組み合わせで上記以外の設定をしてもよい。組み合わせの方法は、グラビア印刷版の加工装置や図形データーの処理装置の適性を考慮して定めればよい。
次に実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。
(実施例1)
通常セル部7は、スクリーン線数175(line/inch)、版深20μmとする。ただし、この線数、版深である必要はなく、スクリーン線数80〜350(line/inch)程度でも実施可能である。
溝A8は、印刷方向前方側の図形輪郭部で、溝幅は50μm以下とするが、20μm程度が望ましい。版深は通常セル部7と同じとするが浅くしてもよい。
溝C10は、印刷方向後方側の図形輪郭部で、溝幅は50μm以下とするが、20μm程度が望ましい。版深は通常セル部7の半分程度とする。
セル部9は、溝C10の領域から画像内側へ300μm程度の領域とする。この領域のセル体積を通常セル部7の50〜80%程度にする。
印刷方向の図形の巾が400μm程度以下の寸法で上記領域が重なる場合には、版胴を設計する際の優先順位として、溝C10>溝A8>セル部9>通常セル部7の順で領域設定する。
以上説明したグラビア印刷版を用いて一般的な条件、材料で印刷し評価した結果、従来の版でみられたギザつきや滲みによる輪郭の波打は発生せず効果が確認できた。
(実施例2)
通常セル部7、溝A8、溝C10は実施例1と同一条件とする。
溝B部9は、溝C10の領域から画像内側へ200μm程度の領域とする。この領域の最も外側に20μm程度の溝を設け、図形輪郭に平行に順次10μm程度ずつ溝幅を拡げる。版深は通常セル部7と同一または浅くする。
印刷方向の図形の巾が300μm程度以下の寸法で上記領域が重なる場合には、版胴を設計する際の優先順位として、溝C10>溝A8>溝B部9>通常セル部7の順で領域設定する。
以上のグラビア印刷版を用いて一般的な条件、材料で印刷し評価した結果、実施例1と同様に従来の版でみられたギザつきや滲みによる輪郭の波打は発生せず効果が確認できた。
この実施例2の方法では実施例1と比較して複雑な手法を用いる必要がなく、 通常の腐食方式を用いて容易に版を製造することができる。
滲みが発生した輪郭形状の例 本発明のグラビア印刷版の設計方法の一例を説明する図 本発明のグラビア印刷版の第1の形態を説明する断面図 本発明のグラビア印刷版の第1の形態を説明する平面図 本発明のグラビア印刷版の第2の形態を説明する断面図 本発明のグラビア印刷版の第2の形態を説明する平面図
符号の説明
1 図形
2 印刷方向
3 ウェブ
4 ドクター掻き始め側
5 ドクター掻き終わり側
6 滲み
7 通常セル部
8 溝A
9 セル部または溝B部
10 溝C
11 版胴回転方向
12 ドクター掻き方向
13 ドクター
14 版

Claims (3)

  1. ベタ図形を印刷するグラビア印刷版において、印刷版上の印刷するベタ図形の外周輪郭端部に連続した溝を設けるとともに、前記ベタ図形の印刷方向後方輪郭端部の、前記溝近傍部の単位面積あたりのセルおよび溝の容積を通常部より少なく設定したことを特徴とするグラビア印刷版。
  2. ベタ図形を印刷するグラビア印刷版において、印刷版上の印刷するベタ図形の外周輪郭端部に連続した溝を設けるとともに、前記ベタ図形の印刷方向後方輪郭端部の、前記溝近傍部の単位面積あたりのセルの容積を通常部より少なく設定したことを特徴とする請求項1記載のグラビア印刷版。
  3. ベタ図形を印刷するグラビア印刷版において、印刷版上の印刷するベタ図形の外周輪郭部に連続した溝を設けるとともに、前記ベタ図形の印刷方向後方輪郭端部の、前記溝内側に輪郭に沿う形状の複数本の溝を設け、前記複数本の溝の各々の単位長さあたりの容積が輪郭端部に向かって徐々に少なくなる様に設定したことを特徴とする請求項1記載のグラビア印刷版。
JP2008296896A 2008-11-20 2008-11-20 グラビア印刷版 Withdrawn JP2010120299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008296896A JP2010120299A (ja) 2008-11-20 2008-11-20 グラビア印刷版

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008296896A JP2010120299A (ja) 2008-11-20 2008-11-20 グラビア印刷版

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010120299A true JP2010120299A (ja) 2010-06-03

Family

ID=42322051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008296896A Withdrawn JP2010120299A (ja) 2008-11-20 2008-11-20 グラビア印刷版

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010120299A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101776161B1 (ko) * 2015-10-30 2017-09-18 주식회사 융덕산업 그라비어 롤을 이용한 난반사 패턴의 인쇄 방법 및 이에 의해 제조되는 인쇄물
CN108909158A (zh) * 2018-08-16 2018-11-30 重庆宏劲印务有限责任公司 一种高速凹印防刮白版辊以及防刮白方法
CN114845882A (zh) * 2019-12-25 2022-08-02 株式会社Uacj制箔 凹版印刷版

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101776161B1 (ko) * 2015-10-30 2017-09-18 주식회사 융덕산업 그라비어 롤을 이용한 난반사 패턴의 인쇄 방법 및 이에 의해 제조되는 인쇄물
CN108909158A (zh) * 2018-08-16 2018-11-30 重庆宏劲印务有限责任公司 一种高速凹印防刮白版辊以及防刮白方法
CN108909158B (zh) * 2018-08-16 2024-02-20 重庆宏劲印务有限责任公司 一种高速凹印防刮白版辊以及防刮白方法
CN114845882A (zh) * 2019-12-25 2022-08-02 株式会社Uacj制箔 凹版印刷版

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009267848A (ja) 画像処理装置、方法、及び、プログラム
JP4042801B2 (ja) グラビアロール、グラビア印刷機および積層セラミック電子部品の製造方法
JP4618332B2 (ja) グラビアロールおよびグラビア印刷機
EP3064365B1 (en) Anti-counterfeiting pattern having optically variable structure
JP2010120299A (ja) グラビア印刷版
WO2008129768A1 (ja) 印字装置及び印字方法
JP6056191B2 (ja) 印刷物、印刷方法、画像形成装置、及び、プログラム
JP5552646B2 (ja) 潜像模様形成体
JP5779378B2 (ja) 面付けテンプレート、面付けデータ生成装置、面付けデータ生成方法およびプログラム
US10150319B1 (en) Mitigating trailing edge voids in flexographic printing
JP5934384B2 (ja) リバースオフセット印刷用版およびその製造方法
US20150314587A1 (en) Device printing intended pattern and method thereof
JP2012158015A (ja) インクジェットプリンタおよび画像形成方法
TWI325822B (en) Ink saving and tone correction printing technique using error diffusion
JP4225260B2 (ja) グラビアロール、グラビア印刷機および積層セラミック電子部品の製造方法
JP5912699B2 (ja) 印刷用刷版
JP2006095803A (ja) グラビア印刷機および積層セラミック電子部品の製造方法
JP4162034B2 (ja) グラビアロール、グラビア印刷機および積層セラミック電子部品の製造方法
JP4123302B2 (ja) グラビアロール、グラビア印刷機および積層セラミック電子部品の製造方法
JP2008158574A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、記録装置、記録方法およびプログラム
JP6365985B2 (ja) 特殊潜像模様形成体
JP2005324459A5 (ja)
JP2019150974A (ja) 印刷用版胴及びこれを用いた熱転写シートの製造方法、並びに熱転写シート
CN218140838U (zh) 一种凹陷字体搪瓷艺术钢板
JP2004314583A (ja) 電子グラビア印刷機による凹版印刷のための版胴の彫刻のための方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120207