JP2010120073A - タンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続方法及び構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、各センサ用円筒ケースをレーザ溶接することにより、各センサ用円筒ケースのゼロ位置のずれを防止することを目的とする。
【解決手段】本発明によるタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続方法及び構造は、各センサ用円筒ケース(2,3)を直列に重合接続して止めネジ(11)で仮止めし、この仮止め状態でYAGレーザ(14)のレーザ光(15)で接続部(13)を溶接して溶接部(16)を形成して各センサ用円筒ケース(2,3)を強固に接続する方法と構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、タンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続方法及び構造に関し、特に、タンデム型の各センサ用円筒ケースを溶接で容易に接続するための新規内改良に関する。
従来、用いられていたこの種のタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続方法及び構造としては、社内製作のみで特許出願をしていないため、特許文献等は示していないが、図3で示される構成を挙げることができる。
すなわち、図3において符号1で示されるものはタンデム型センサ用ケースであり、このタンデム型センサ用ケース1は、例えば、回転型差動トランス(RVDT)からなる回転センサを各々構成するための第1、第2センサ用円筒ケース2,3が直列に接続されている。
前記第1、第2センサ用円筒ケース2,3は、単独の形状では、図2に示されるように構成され、前記第1センサ用円筒ケース2の後部開口筒部4内に、前記第2センサ用円筒ケース3の前部開口筒部5が挿入され、図3で示されるように、前記後部開口筒部4の内周面4aに前記前部開口筒部5の外周面5aが重合接続されている。
前記各センサ用円筒ケース2,3を図3のように重合接続した状態で、前記後部開口筒部4と前部開口筒部5を接着剤で仮止めし、前記前部開口筒部5の肉厚部5bを利用して後部開口筒部4の外面側からピン10を複数個所で打込み、各センサ用円筒ケース2,3を固定していた。
尚、前記後部開口筒部4の外周面4bから外方へ突出するピン10の一部は、ピン10打込み後に切断して除去される。
従来のタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続方法及び構造は、以上のように構成されているため、次のような課題が存在していた。
すなわち、回転型の角度センサを複数接続して冗長系の検出を行うタンデム型センサの場合、高精度でかつ耐環境性にも優れているため、航空宇宙等の分野にも広く使用され、冗長系であるために、各々のセンサの特性を揃える必要がある。
しかしながら、各センサ用円筒ケースを接着剤で仮止めしてピンを打込むことは、ピンの打込み時に余分な力が加わり、各ケースに歪みが発生し、各ケースにおける電気的ゼロ位置がずれることがある。
この電気的ゼロ位置のずれ△Lは、図4に示されるように、発生し、この電気的ゼロ位置のずれ△Lによって、冗長系を形成する各センサからの回転角度検出信号にずれが発生し、冗長系の構成に大きい障害となっていた。
本発明によるタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続方法は、第1センサ用円筒ケースの後部開口筒部内に、第2センサ用円筒ケースの前部開口筒部を挿入し、前記後部開口筒部の外周面の複数個所から止めネジを螺入して前記各センサ用円筒ケースを直列接続し、前記各センサ用円筒ケースの接続部をYAGレーザのレーザ光で溶接する方法であり、また、前記接続部は、前記第1センサ用円筒ケースの後部開口筒部と前記第2センサ用円筒ケースの前部開口筒部の周面に形成された周面段部との当接部分である方法であり、また、前記各止めネジの外面に対して前記レーザ光を照射して溶接を行う方法であり、また、本発明によるタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続構造は、第1センサ用円筒ケースの後部開口筒部内に前部開口筒部を挿入した第2センサ用円筒ケースと、前記後部開口筒部の外周面の複数個所から前記後部開口筒部を貫通して前記前部開口筒部に螺入された止めネジと、前記各センサ用円筒ケースの接続部をYAGレーザのレーザ光で溶接した溶接部とよりなり、前記各センサ用円筒ケースは、前記溶接部により一体接続されている構成であり、また、前記接続部は、前記第1センサ用円筒ケースの後部開口筒部と前記第2センサ用円筒ケースの前部開口筒部の周面に形成された周面段部との当接部分である構成であり、また、前記各止めネジの外面に対して前記レーザ光を照射して溶接した溶接部を有する構成である。
本発明によるタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続方法及び構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、第1センサ用円筒ケースの後部開口筒部内に、第2センサ用円筒ケースの前部開口筒部を挿入し、前記後部開口筒部の外周面の複数個所から止めネジを螺入して前記各センサ用円筒ケースを直列接続し、前記各センサ用円筒ケースの接続部をYAGレーザのレーザ光で溶接することにより、エネルギーを一点に集中させてスポット溶接が瞬間に行われ、各ケース間の電気的ゼロ位置ずれを防止し、高精度の冗長系に大きく寄与することができる。
また、前記接続部は、前記第1センサ用円筒ケースの後部開口筒部と前記第2センサ用円筒ケースの前部開口筒部の周面に形成された周面段部との当接部分であることにより、高精度で効果的なスポット溶接ができる。
また、前記各止めネジの外面に対して前記レーザ光を照射して溶接を行うことにより、ネジによる仮止めによって従来の接着剤による仮止めと異なり、接着剤によるガス発生もなく、安定した接続作業を行うことができる。
本発明は、タンデム型の各センサ用円筒ケースを溶接で容易に接続するようにしたタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続方法及び構造を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続方法及び構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を用いて説明する。
図1において、符号1で示されるものはタンデム型センサ用ケースであり、このタンデム型センサケース1を構成する第1、第2センサ用円筒ケース2,3は、前述の図3で説明した構成で互いに重合接続され、前述のピン10の代わりに、止めネジ11が前述の後部開口筒部4を貫通して前述の肉厚部5b内に螺入されて前述の後部開口筒部4と前部開口筒部5とが互いに重合接続されて仮止めがなされる。
前述の仮止めの状態において、図1に示されるように、前記第1センサ用円筒ケース2の後部開口筒部4と第2センサ用円筒ケース3の前部開口筒部5の周面に形成された周面段部12との当接部分が接続部13として形成され、この接続部13には、外部のYAGレーザ発振素子14から発生されたレーザ光15が照射され、一瞬のうちにスポット溶接されて溶接部16が形成される。
前述の溶接部14によって各センサ用円筒ケース2,3は、互いに一体状に重合接続され、その接続強度は十分であるが、さらに、各止めネジ11の外面に対して前記レーザ光15を照射することにより、止めネジ11の頭部と後部開口筒部4とが溶接されることによって各センサ用円筒ケース2,3の接続強度を大幅に向上させることができる。
本発明によるタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続構造を示す断面図である。 図1各センサ用円筒ケースの分解断面図である。 従来構成の断面図である。 各ケース固定によるゼロ位置のずれを示す説明図である。
符号の説明
1 タンデム型センサ用ケース
2 第1センサ用円筒ケース
3 第2センサ用円筒ケース
4 後部開口筒部
4a 内周面
4b 外周面
5 前部開口筒部
5a 外周面
5b 肉厚部
10 ピン
11 止めネジ
12 周面段部
13 接続部
14 YAGレーザ
15 レーザ光
16 溶接部

Claims (6)

  1. 第1センサ用円筒ケース(2)の後部開口筒部(4)内に、第2センサ用円筒ケース(3)の前部開口筒部(5)を挿入し、前記後部開口筒部(4)の外周面(4b)の複数個所から止めネジ(11)を螺入して前記各センサ用円筒ケース(2,3)を直列接続し、前記各センサ用円筒ケース(2,3)の接続部(13)をYAGレーザ(14)のレーザ光(15)で溶接することを特徴とするタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続方法。
  2. 前記接続部(13)は、前記第1センサ用円筒ケース(2)の後部開口筒部(4)と前記第2センサ用円筒ケース(3)の前部開口筒部(5)の周面に形成された周面段部(12)との当接部分であることを特徴とする請求項1記載のタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続方法。
  3. 前記各止めネジ(11)の外面に対して前記レーザ光(15)を照射して溶接を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続方法。
  4. 第1センサ用円筒ケース(2)の後部開口筒部(4)内に前部開口筒部(5)を挿入した第2センサ用円筒ケース(3)と、前記後部開口筒部(4)の外周面(4b)の複数個所から前記後部開口筒部(4)を貫通して前記前部開口筒部(5)に螺入された止めネジ(11)と、前記各センサ用円筒ケース(2,3)の接続部(13)をYAGレーザ(14)のレーザ光(15)で溶接した溶接部(16)とよりなり、
    前記各センサ用円筒ケース(2,3)は、前記溶接部(16)により一体接続されていることを特徴とするタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続構造。
  5. 前記接続部(13)は、前記第1センサ用円筒ケース(2)の後部開口筒部(4)と前記第2センサ用円筒ケース(3)の前部開口筒部(5)の周面に形成された周面段部(12)との当接部分であることを特徴とする請求項4記載のタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続構造。
  6. 前記各止めネジ(11)の外面に対して前記レーザ光(15)を照射して溶接した溶接部(16)を有することを特徴とする請求項4又は5記載のタンデム型センサのセンサ用円筒ケースの接続構造。
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