JP2010118128A - 強誘電体メモリ - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリセルの選択性の高いクロスポイント型の強誘電体メモリを提供する。
【解決手段】第1の配線層に配置されたm本のプレート線(111)と、第2の配線層に配置されたn本のビット線(112)と、前記m本のプレート線と前記n本のビット線とのm×n個の交点に配置されたm×n個のメモリセル(121)とを備え、前記m×n個のメモリセルの各々は、前記m本のプレート線のいずれかと前記n本のビット線のいずれかとの間に直列に接続された強誘電体キャパシタ(131)とツェナーダイオード(132)とを備えることを特徴とする強誘電体メモリ。
【選択図】図1

Description

本発明は、強誘電体メモリ、例えば、クロスポイント型の強誘電体メモリに関する。
強誘電体メモリは、強誘電体キャパシタをメモリセルの構成要素とする半導体メモリである。強誘電体メモリのメモリセルは一般に、1つの強誘電体キャパシタと1つのトランジスタからなる。現在の半導体プロセス技術では、特性のそろったトランジスタは、シリコンの表面にしか作製できない。そのため、強誘電体メモリのビット数は、仮に強誘電体キャパシタのサイズを極限まで小さくしたとしても、「チップ面積÷トランジスタ面積」を越えることができない。このような事情は、トランジスタをメモリセルの構成要素とする他の半導体メモリでも同様である。
この制約を打破するための構造の一例として、クロスポイント型と呼ばれるメモリ構造が挙げられる。例えば、クロスポイント型の抵抗素子メモリでは、メモリセルが抵抗素子により構成され、メモリセルにトランジスタが含まれない。そのため、クロスポイント型の抵抗素子メモリには、メモリの高集積化を実現できる可能性が高いという利点がある。これは、クロスポイント型の他のメモリでも同様である。
しかしながら、クロスポイント型のメモリには、書き込み電流が、書き込み対象のセル以外のセルにも回り込むという問題がある。そのため、クロスポイント型のメモリには、セルの選択性が低いという欠点がある。そこで、クロスポイント型のメモリでは、セルの選択性を高めるために、メモリセルにダイオードを挿入するのが一般的である。
しかしながら、この手法を強誘電体メモリに適用すると、ダイオードの整流作用によりキャパシタに一方向にしか電流が流れないことが問題となる。強誘電体メモリでは、「0」を書き込む際と「1」を書き込む際とで、キャパシタに流す電流の向きを逆にする必要があるからである。そのため、上記の手法を適用した強誘電体メモリでは、「0」と「1」の内の一方しか書き込めないことが問題となる。このように、クロスポイント型の強誘電体メモリには、メモリセルの選択性の確保が難しいという問題がある。
なお、特許文献1には、メモリセルを強誘電体キャパシタだけで構成した強誘電体記憶装置の例が記載されている。特許文献1にはさらに、選択セルへの印加電圧と非選択セルへの印加電圧の設定例が記載されている。
特許第3327071号公報
本発明は、メモリセルの選択性の高いクロスポイント型の強誘電体メモリを提供することを課題とする。
本発明の一の態様は例えば、第1の配線層に配置されたm本(mは正の整数)のプレート線と、第2の配線層に配置されたn本(nは正の整数)のビット線と、前記m本のプレート線と前記n本のビット線とのm×n個の交点に配置されたm×n個のメモリセルとを備え、前記m×n個のメモリセルの各々は、前記m本のプレート線のいずれかと前記n本のビット線のいずれかとの間に直列に接続された強誘電体キャパシタとツェナーダイオードとを備えることを特徴とする強誘電体メモリである。
本発明の他の態様は例えば、第1の配線層に配置されたm本(mは正の整数)のプレート線と、前記第1の配線層の下位に位置する第2の配線層に配置されたn本(nは正の整数)の第1のビット線と、前記第1の配線層の上位に位置する第3の配線層に配置されたn本(nは正の整数)の第2のビット線と、前記m本のプレート線と前記n本の第1のビット線とのm×n個の交点と、前記m本のプレート線と前記n本の第2のビット線とのm×n個の交点とに配置された2×m×n個のメモリセルとを備え、前記2×m×n個のメモリセルの各々は、前記m本のプレート線のいずれかと前記n本の第1のビット線又は前記n本の第2のビット線のいずれかとの間に直列に接続された強誘電体キャパシタとツェナーダイオードとを備えることを特徴とする強誘電体メモリである。
本発明によれば、メモリセルの選択性の高いクロスポイント型の強誘電体メモリを提供することが可能になる。
本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の強誘電体メモリ101の回路構成を表す模式図である。図1の強誘電体メモリ101は、m本(mは正の整数)のプレート線111と、n本(nは正の整数)のビット線112と、m×n個のメモリセル121とを備える。
m本のプレート線111は、配線層L1に配置されている。配線層L1は、第1の配線層の例である。図1には、配線層L1に配置された3本のプレート線PL1,PL2,PL3が例示されている。
n本のビット線112は、配線層L2に配置されている。配線層L2は、第2の配線層の例である。図1には、配線層L2に配置された3本のビット線BL1,BL2,BL3が例示されている。
なお、図1では、プレート線111を上位層、ビット線112を下位層に配置しているが、プレート線111を下位層、ビット線112を上位層に配置しても構わない。
m×n個のメモリセル121は、m本のプレート線111とn本のビット線112とのm×n個の交点に配置されている。図1には、3本のプレート線PL1〜PL3と3本のビット線BL1〜BL3との3×3個の交点に配置された3×3個のメモリセルC1,1〜C3,3が例示されている。例えば、メモリセルC2,2は、プレート線PL2とビット線BL2との交点に配置されている。
各メモリセル121は、強誘電体キャパシタ131と、ツェナーダイオード132とを備えている。各メモリセル121では、強誘電体キャパシタ131とツェナーダイオード132が、m本のプレート線111のいずれかとn本のビット線112のいずれかとの間に直列に接続されている。例えば、メモリセルC2,2では、強誘電体キャパシタ131とツェナーダイオード132が、プレート線PL2とビット線BL2との間に直列に接続されている。
各メモリセル121では、強誘電体キャパシタ131がプレート線111側、ツェナーダイオード132がビット線112側に配置されている。強誘電体キャパシタ131は、一方の電極がプレート線111に接続され、他方の電極がツェナーダイオード132に接続されている。ツェナーダイオード132は、アノードが強誘電体キャパシタ131に接続され、カソードがビット線112に接続されている。なお、強誘電体キャパシタ131とツェナーダイオード132の位置関係や、ツェナーダイオード132の向きは、図1とは逆でも構わない。
図1の強誘電体メモリ101は、クロスポイント型の強誘電体メモリである。図1の強誘電体メモリ101では、各メモリセル121が1つの強誘電体キャパシタ131と1つのツェナーダイオード132により構成されており、各メモリセル121にトランジスタは含まれていない。
ここで、比較例のメモリについて説明する。図2は、第1比較例のメモリの回路構成を表す模式図である。図3は、第2比較例のメモリの回路構成を表す模式図である。
図2のメモリは、クロスポイント型の抵抗素子メモリである。図2では、各メモリセルが抵抗素子により構成されており、各メモリセルにトランジスタは含まれていない。そのため、図2のメモリには、高集積化を実現できる可能性が高いという利点がある。しかしながら、図2のメモリには、書き込み電流が、書き込み対象のセル以外のセルにも回り込むという欠点がある。図2には、メモリセルC2,2用の書き込み電流Iの一部が、電流I’として回り込む様子が示されている。そこで、クロスポイント型の抵抗素子メモリでは、図3のように、メモリセルにダイオードを挿入するのが効果的である。
しかしながら、この手法を強誘電体メモリに適用すると、ダイオードの整流作用によりキャパシタに一方向にしか電流が流れないことが問題となる。強誘電体メモリでは、図4のように、「0」を書き込む際と「1」を書き込む際とで、キャパシタに流す電流の向きを逆にする必要があるからである。図4では、「0」を書き込むことはできるものの、「1」を書き込むことはできない。
そこで、図1の強誘電体メモリ101では、メモリセル121に、通常のダイオードではなくツェナーダイオード132を挿入している。ツェナーダイオードのI−V特性を、図5に示す。図5において、V0は、ツェナーダイオードのON電圧を表し、Vzenerは、ツェナーダイオードの降伏電圧(ツェナー電圧)を表す。また、図5において、正の電圧は順方向電圧を表し、負の電圧は逆方向電圧を表す。
ツェナーダイオードは、通常のダイオードと同様に整流作用を有する。よって、図1の強誘電体メモリ101では、書き込み電流の回り込みを防止することができる。加えて、ツェナーダイオードは、ツェナー電圧よりも大きな逆方向電圧を印加することで、逆方向にも電流を流すことができる。これにより、図1の強誘電体メモリ101では、強誘電体キャパシタ131に一方向にしか電流が流れないという問題が解決される。
このように、本実施形態では、各メモリセル121にツェナーダイオード132を挿入することで、メモリセル121の選択性の高いクロスポイント型の強誘電体メモリ101を実現することができる。なお、図1の強誘電体メモリ101の動作方法の例については後述する。
図6は、図1の強誘電体メモリ101の動作例を示す波形図である。図6は、データの読み出し/書き込みの様子を示している。図1の強誘電体メモリ101では、読み出しによりデータが破壊されるため、データの読み出し後にデータの再書き込みが行われる。
図6には、active PL、inactive PL、active BL、inactive BLに供給される信号の信号波形が示されている。active PL及びactive BLは、選択セル(読み出し/書き込み対象のセル)に接続されたプレート線111及びビット線112を表す。例えば、選択セルがC2,2の場合には、active PLはPL2、inactive PLはPL1及びPL3、active BLはBL2、inactive BLはBL1及びBL3である。
図6の初期段階において、active PL、inactive PL、active BL、inactive BLの電位はいずれもゼロ電位である(S0)。図6ではまず、active BLの電位をフローティング状態にする(S1)。次に、inactive BLの電位を正電位VXに上げる(S2)。次に、active PLの電位を正電位VXに上げる(S3)。これにより、選択セルのデータの読み出しが可能になる。この際の各ラインの電位を、図7Aに示す。
選択セルのデータが「0」の場合、active BLの電位は、読み出しによりわずかに上昇する(S4A)。値0は、本発明の第1の値の例である。一方、選択セルのデータが「1」の場合、active BLの電位は、読み出しにより大きく上昇する(S4B)。値1は、本発明の第2の値の例である。
次に、図6では、値0の書き込みサイクルに移行する。読み出されたデータが「0」の場合又は書き込まれるデータが「0」の場合には、active BLの電位をゼロ電位に下げる(S5A)。これにより、選択セルに値0が書き込まれる。この際の各ラインの電位を、図7Bに示す。一方、読み出されたデータが「1」の場合又は書き込まれるデータが「1」の場合には、active BLの電位を正電位VXに上げる(S5B)。
このように、値0の書き込みの際、active PLとactive BLとの間には、ツェナーダイオード132の順方向に電圧VXが印加される。これにより、選択セル内のツェナーダイオード132に、順方向電圧が印加される。本実施形態では、電圧VXは、ON電圧よりも高い値に設定される。これにより、ツェナーダイオード132の順方向に十分な電流が流れ、値0が書き込まれる。
次に、図6では、値1の書き込みサイクルに移行する。まず、active PLの電位をゼロ電位に下げる(S6)。次に、inactive BLの電位をゼロ電位に下げる(S7)。次に、active PLの電位をさらに負電位−VXに下げる(S8)。
この際、上記の読み出しデータ又は書き込みデータが「0」の場合には、active BLの電位はゼロ電位に設定されている。従って、選択セルには、ツェナーダイオード132の逆方向に電圧VXが印加される。本実施形態では、電圧VXは、ツェナー電圧よりも低い値に設定することにする。そのため、上記の読み出しデータ又は書き込みデータが「0」の場合には、選択セルに値1は書き込まれず、選択セルに書き込まれた値0が維持される。
一方、上記の読み出しデータ又は書き込みデータが「1」の場合には、active BLの電位は正電位VXに設定されている。従って、選択セルには、ツェナーダイオード132の逆方向に電圧2×VXが印加される。本実施形態では、電圧2×VXは、ツェナー電圧よりも高い値に設定することにする。これにより、上記の読み出しデータ又は書き込みデータが「1」の場合には、ツェナーダイオード132の逆方向に電流が流れ、選択セルに値1が書き込まれる。この際の各ラインの電位を、図7Cに示す。
なお、値0の書き込みの際、active PL、inactive PL、active BL、inactive BLの電位はそれぞれ、正電位VX、ゼロ電位、ゼロ電位、正電位VXに設定される。そのため、選択セルには、順方向に電圧VXが印加され、非選択セルには、ゼロ電圧、又は逆方向に電圧VXが印加される。これにより、選択セルのみに値0が書き込まれる。本実施形態では、電圧VXはツェナー電圧よりも低い値に設定されるからである。
また、値1の書き込みの際、active PL、inactive PL、active BL、inactive BLの電位はそれぞれ、負電位−VX、ゼロ電位、正電位VX、ゼロ電位に設定される。そのため、選択セルには、逆方向に電圧2×VXが印加され、非選択セルには、ゼロ電圧、又は逆方向に電圧VXが印加される。これにより、選択セルのみに値1が書き込まれる。本実施形態では、電圧VXはツェナー電圧よりも低い値に設定され、電圧2×VXはツェナー電圧よりも高い値に設定されるからである。
本実施形態では、正電位の大きさと負電位の大きさを同じ値に設定しているが、これらは異なる値に設定しても構わない。正電位をVP(>0)に設定し、負電位をVN(<0)に設定する場合、正電位の大きさ|VP|及び負電位の大きさ|VN|は、電圧VXと同様の理由で、ツェナー電圧よりも低い値に設定される。加えて、正電位と負電位との電位差の大きさ|VP−VN|は、電圧2×VXと同様の理由で、ツェナー電圧よりも高い値に設定される。
なお、図6の動作例は、各ツェナーダイオード132の向きを逆向きにしても実行可能である。但し、この場合には例えば、値0の書き込み方法と値1の書き込み方法とを入れ替えると共に、正電位と負電位とを入れ替える必要がある。
以上のように、本実施形態では、各メモリセル121が強誘電体キャパシタ131及びツェナーダイオード132により構成される。これにより、本実施形態によれば、メモリセル121の選択性の高いクロスポイント型の強誘電体メモリ101が実現される。クロスポイント型の強誘電体メモリ101には、高集積化を実現できる可能性が高いという利点がある。
以下、第2から第4実施形態の強誘電体メモリ101について説明する。これらの実施形態は、第1実施形態の変形例であり、これらの実施形態については、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態の強誘電体メモリ101の動作例を示す波形図である。図8は、図6と同様に、データの読み出し/書き込みの様子を示している。なお、図1の回路図は、第1実施形態と第2実施形態とで共通である。
第1実施形態では、値1の書き込みの際に負電位が使用される。しかしながら、負電位を使用する場合には、強誘電体メモリ101に対して、回路的、プロセス的な対策を施す必要がある。対策を行わずに負電位を使用すると、p型基板(通常ゼロ電位)とnMOSトランジスタとの間のpn接合に順方向バイアスが印加され、メモリ内に大電流が流れてしまうからである。これを回避するためには、ウエルを分離する等の対策が必要となり、回路設計が煩雑になる。
そこで、第2実施形態では、負電位を使用することなく値1の書き込みを行う。具体的には、値1の書き込みの際、active PL、inactive PL、active BL、inactive BLの電位をそれぞれ、ゼロ電位、正電位VX、正電位2×VX、正電位VXに設定する。正電位2×VXは、第1の正電位の例であり、正電位VXは、第1の正電位よりも低い第2の正電位の例である。
図8では、S0からS5A,S5Bまでの処理は、図6と同様に行われる。読み出しの際の各ラインの電位を、図9Aに示す。値0の書き込みの際の各ラインの電位を、図9Bに示す。図9A及びBはそれぞれ、図7A及びBと同一である。
次に、図8では、値1の書き込みサイクルに移行する。まず、active PLの電位をゼロ電位に下げる(S6)。次に、選択セルの読み出しデータ又は書き込みデータが「0」の場合には、active BLの電位をゼロ電位から正電位VXに上げる(S7A)。次に、inactive PLの電位を正電位VXに上げる(S8)。次に、選択セルの読み出しデータ又は書き込みデータが「1」の場合には、active BLの電位を正電位VXから正電位2×VXに上げる(S9B)。
この際、上記の読み出しデータ又は書き込みデータが「0」の場合には、active PLの電位はゼロ電位に、active BLの電位は正電位VXに設定されている。従って、選択セルには、ツェナーダイオード132の逆方向に電圧VXが印加される。本実施形態では、第1実施形態と同様に、電圧VXはツェナー電圧よりも低い値に設定することにする。そのため、上記の読み出しデータ又は書き込みデータが「0」の場合には、選択セルに値1は書き込まれず、選択セルに書き込まれた値0が維持される。
一方、上記の読み出しデータ又は書き込みデータが「1」の場合には、active PLの電位はゼロ電位に、active BLの電位は正電位2×VXに設定されている。従って、選択セルには、ツェナーダイオード132の逆方向に電圧2×VXが印加される。本実施形態では、第1実施形態と同様に、電圧2×VXはツェナー電圧よりも高い値に設定することにする。これにより、上記の読み出しデータ又は書き込みデータが「1」の場合には、ツェナーダイオード132の逆方向に電流が流れ、選択セルに値1が書き込まれる。この際の各ラインの電位を、図9Cに示す。
このように、第2実施形態によれば、負電位を使用せずに値1を書き込むことが可能になる。これにより、ウエルを分離する等の対策が不要となり、回路設計が煩雑にならずに済む。なお、第1実施形態には逆に、inactive PLを駆動させる必要がなく、消費電力が少なくて済むという利点がある。
本実施形態では、第1の正電位(2×VX)の大きさを第2の正電位(VX)の大きさの2倍に設定しているが、2倍以外に設定しても構わない。第1の正電位をVP1に設定し、第2の正電位をVP2に設定する場合(VP1>VP2>0)、第2の正電位の大きさ|VP2|及び第1の正電位と第2の正電位との電位差の大きさ|VP1−VP2|は、電圧VXと同様の理由で、ツェナー電圧よりも低い値に設定される。加えて、第1の正電位の大きさ|VP1|は、電圧2×VXと同様の理由で、ツェナー電圧よりも高い値に設定される。
(第3実施形態)
図10は、第3実施形態の強誘電体メモリ101の回路構成を表す模式図である。
図10の強誘電体メモリ101は、構造αと構造βとを交互に積層したような回路構成を有する。構造αは、図1の回路図と同一の回路構成を有する。構造βは、図1の回路図の上下を反転したような回路構成を有する。
このように、図10の強誘電体メモリ101は、図1の強誘電体メモリ101を積み重ねたような回路構成を有する。本実施形態では、このような積み重ねにより、メモリの更なる高集積化が可能となっている。
また、図10の強誘電体メモリ101は、構造αを積層した回路構成ではなく、構造αと構造βとを交互に積層した回路構成を有する。本実施形態では、このような交互積層により、構造αと構造βとがプレート線111及びビット線112を共有することが可能となっている。これにより、本実施形態では、図1の強誘電体メモリ101を同じ向きに積み重ねた場合に比べて、プレート線111及びビット線112の本数を少なくすることができる。
図10の強誘電体メモリ101は、3層以上の配線層を備える。図10には、これらの配線層の例として、配線層Lk-2,Lk-1,Lk,Lk+1,Lk+2(kは整数)が示されている。
以下、図10の強誘電体メモリ101の回路構成の詳細を、配線層Lk-1,Lk,Lk+1を例に説明する。配線層Lkは、第1の配線層の例である。配線層Lk-1は、第1の配線層の下位に位置する第2の配線層の例である。配線層Lk+1は、第1の配線層の上位に位置する第3の配線層の例である。
配線層Lkには、m本のプレート線111が配置されている。図10には、配線層Lkに配置された3本のプレート線PL1,PL2,PL3が例示されている。
配線層Lk-1には、n本のビット線112が配置されている。これらビット線112は、本発明の第1のビット線の例である。図10には、配線層Lk-1に配置された3本のビット線BL1A,BL2A,BL3Aが例示されている。
配線層Lk+1には、n本のビット線112が配置されている。これらビット線112は、本発明の第2のビット線の例である。図10には、配線層Lk+1に配置された3本のビット線BL1B,BL2B,BL3Bが例示されている。
配線層Lkの下方では、m×n個のメモリセル121が、配線層Lkのm本のプレート線111と配線層Lk-1のn本のビット線112とのm×n個の交点に配置されている。図10には、3本のプレート線PL1〜PL3と3本のビット線BL1A〜BL3Aとの3×3個の交点に配置された3×3個のメモリセルC1,1 A〜C3,3 Aが例示されている。
配線層Lkの上方では、m×n個のメモリセル121が、配線層Lkのm本のプレート線111と配線層Lk+1のn本のビット線112とのm×n個の交点に配置されている。図10には、3本のプレート線PL1〜PL3と3本のビット線BL1B〜BL3Bとの3×3個の交点に配置された3×3個のメモリセルC1,1 B〜C3,3 Bが例示されている。
このように、図10では、2×m×n個のメモリセル121が、配線層Lkと配線層Lk-1との間、及び配線層Lkと配線層Lk+1との間に配置されている。
各メモリセル121は、強誘電体キャパシタ131と、ツェナーダイオード132とを備えている。上記2×m×n個のメモリセル121の各々では、強誘電体キャパシタ131とツェナーダイオード132が、上記m本のプレート線111のいずれかと上記2×n本のビット線112のいずれかとの間に直列に接続されている。
各メモリセル121では、強誘電体キャパシタ131がプレート線111側、ツェナーダイオード132がビット線112側に配置されている。強誘電体キャパシタ131は、一方の電極がプレート線111に接続され、他方の電極がツェナーダイオード132に接続されている。ツェナーダイオード132は、アノードが強誘電体キャパシタ131に接続され、カソードがビット線112に接続されている。なお、強誘電体キャパシタ131とツェナーダイオード132の位置関係や、ツェナーダイオード132の向きは、図10とは逆でも構わない。
図11は、図10の強誘電体メモリ101の動作例を示す波形図である。図11は、図6と同様に、データの読み出し/書き込みの様子を示している。
図11には、各ラインに供給される信号の信号波形が示されている。図11A,Bは、active PL,inactive PL用の信号波形を表す。図11C,D,Eは、active BL,active PLに隣接する配線層内のinactive BL,active PLに隣接しない配線層内のinactive BL用の信号波形を表す。
例えば、選択セルがC2,2 Aの場合には、active PLはPL2、inactive PLはその他全てのプレート線111である。また、active BLはBL2Aである。また、active PLに隣接する配線層内のinactive BLは、Lk-1及びLk+1内の全てのビット線112(BL2Aを除く)である。また、active PLに隣接しない配線層内のinactive BLは、Lk-1及びLk+1外の全てのビット線112である。
図11と図6とを見比べれば解るように、図11のactive PL(A),inactive PL(B),active BL(C),active PLに隣接する配線層内のinactive BL(D)用の信号波形はそれぞれ、図6のactive PL,inactive PL,active BL,inactive BL用の信号波形と同じ波形である。さらに、図11のactive PLに隣接しない配線層内のinactive BL(E)用の信号波形は、常にゼロ電位である。さらに、図11のinactive PL(B)用の信号波形も、常にゼロ電位である。
このことから、図11の動作は、図6の動作と同様である事が解る。このことは、第3実施形態の強誘電体メモリ101は、第1実施形態の強誘電体メモリ101と同様の方法で駆動できることを意味する。さらに、図11の動作では、active PL以外のプレート線111や、active PLに隣接しない配線層内のビット線112については、駆動する必要がない事が解る。このことは、第3実施形態では、構造α及び構造βをN層積層したからといって、消費電力がN倍になるわけではないことを意味する。このように、第3実施形態では、電力効率のよい積層型メモリを実現することができる。
図11の動作例における各ラインの電位を、図12に示す。選択セルがC2,2 Aの場合、上記m本のプレート線111及び上記2×n本のビット線112には、図12のような電位が与えられる。即ち、PL2には図11Aの電位が、その他の(m−1)本のプレート線111には図11Bの電位が与えられる。更に、BL2Aには図11Cの電位が、その他の(2×n−1)本のビット線112には図11Dの電位が与えられる。
図11の動作例における各ラインの電位を更に、図13及び図14に示す。図13は、図12のA−A断面における各ラインの電位を表す。図14は、図12のB−B断面における各ラインの電位を表す。各ラインに付された符号A〜Eは、図12と同様、各ラインに与えられる信号の種類(図11A〜E)を示している。これらの図から、本実施形態では、構造α及び構造βをN層積層したからといって、消費電力がN倍になるわけではない事が解る。
本実施形態の強誘電体メモリ101の周辺回路の回路図を、図15及び図16に示す。図15及び図16はそれぞれ、図13及び図14に対応する回路図である。本実施形態の強誘電体メモリ101は、図15及び図16のように、配線層を選択するためのアドレスデコーダ201,202と、プレート線111用のアドレスデコーダ211と、ビット線112用のアドレスデコーダ212と、選択セルのデータを読み出すためのセンスアンプ221とを備える。アドレスデコーダ201,202はそれぞれ、プレート線111,ビット線112を有する配線層用に設けられている。
プレート線111用のアドレスデコーダ211は、図11A,Bの信号を生成して、プレート線111を駆動する回路である。当該デコーダ211により、プレート線111のドライバが選択され、プレート線111が駆動される。一方、ビット線112用のアドレスデコーダ212は、図11C,D,Eの信号を生成して、ビット線112を駆動する回路である。当該デコーダ212により、ビット線112のドライバが選択され、ビット線112が駆動される。
センスアンプ221は、ビット線112の電位変化を検出及び増幅することで、選択セルの記憶データを読み出す回路である。センスアンプ211があるビット線112の電位を検出する際には、アドレスデコーダ212は、ドライバの出力をハイインピーダンスにして、そのビット線112をフローティング状態にする。その後、センスアンプ211とそのビット線112が接続され、そのビット線112の電位が検出される(図16)。
なお、第1実施形態の強誘電体メモリ101についても、図15及び図16に示すような周辺回路により駆動することが可能である。
以上のように、第3実施形態では、第1実施形態の強誘電体メモリ101を積み重ねたような回路構成を有する強誘電体メモリ101が提供される。これにより、第3実施形態によれば、クロスポイント型の強誘電体メモリ101の更なる高集積化が可能になる。
(第4実施形態)
図17は、第4実施形態の強誘電体メモリ101の動作例を示す波形図である。図17は、図11と同様に、データの読み出し/書き込みの様子を示している。なお、図10の回路図は、第3実施形態と第4実施形態とで共通である。
第3実施形態では、第1実施形態と同様、値1の書き込みの際に負電位が使用される。しかしながら、負電位を使用する場合には、上述のように、強誘電体メモリ101に対して、回路的、プロセス的な対策を施す必要がある。そこで、第4実施形態では、第2実施形態と同様、負電位を使用することなく値1の書き込みを行う。
図17には、各ラインに供給される信号の信号波形が示されている。図17A,B,Cは、active PL,active BLに隣接する配線層内のinactive PL,active BLに隣接しない配線層内のinactive PL用の信号波形を表す。図17D,E,Fは、active BL,active BLと同じ又は2つ隣の配線層内のinactive BL,その他の配線層内のinactive BL用の信号波形を表す。
例えば、選択セルがC2,2 Aの場合には、active PLはPL2である。また、active BLに隣接する配線層内のinactive PLは、Lk及びLk-2内の全てのプレート線111(PL2を除く)である。また、active BLに隣接しない配線層内のinactive BLは、Lk及びLk-2外の全てのプレート線111である。一方、active BLはBL2Aである。また、active BLと同じ又は2つ隣の配線層内のinactive BLは、Lk-3、Lk-1、及びLk+1内の全てのビット線112(BL2Aを除く)である。また、その他の配線層内のinactive BLは、Lk-3、Lk-1、及びLk+1外の全てのビット線112である。
図17と図8とを見比べれば解るように、図17のactive PL(A),active BLに隣接する配線層内のinactive PL(B),active BL(D),active BLと同じ又は2つ隣の配線層内のinactive BL(E)用の信号波形はそれぞれ、図8のactive PL,inactive PL,active BL,inactive BL用の信号波形と同じ波形である。さらに、図17のactive BLに隣接する配線層外のinactive BL(C)用の信号波形は、常にゼロ電位である。さらに、図17のactive BLと同じ又は2つ隣の配線層外のinactive BL(F)用の信号波形も、常にゼロ電位である。
このことから、図17の動作は、図8の動作と同様である事が解る。このことは、第4実施形態の強誘電体メモリ101は、第2実施形態の強誘電体メモリ101と同様の方法で駆動できることを意味する。さらに、図17の動作では、active BLに隣接する配線層外のプレート線111や、active BLと同じ又は2つ隣の配線層外のビット線112については、駆動する必要がない事が解る。このことは、第4実施形態では、構造α及び構造βをN層積層したからといって、消費電力がN倍になるわけではないことを意味する。このように、第4実施形態では、第3実施形態と同様、電力効率のよい積層型メモリを実現することができる。
図17の動作例における各ラインの電位を、図18に示す。選択セルがC2,2 Aの場合、上記m本のプレート線111及び上記2×n本のビット線112には、図18のような電位が与えられる。即ち、PL2には図17Aの電位が、その他の(m−1)本のプレート線111には図17Bの電位が与えられる。更に、BL2Aには図17Dの電位が、その他の(2×n−1)本のビット線112には図17Eの電位が与えられる。
図17の動作例における各ラインの電位を更に、図19及び図20に示す。図19は、図18のA−A断面における各ラインの電位を表す。図20は、図19のB−B断面における各ラインの電位を表す。各ラインに付された符号A〜Fは、図18と同様、各ラインに与えられる信号の種類(図17A〜F)を示している。これらの図から、本実施形態では、構造α及び構造βをN層積層したからといって、消費電力がN倍になるわけではない事が解る。
本実施形態の強誘電体メモリ101の周辺回路の回路図を、図21及び図22に示す。図21及び図22はそれぞれ、図19及び図20に対応する回路図である。本実施形態の強誘電体メモリ101は、図21及び図22のように、配線層を選択するためのアドレスデコーダ201,202と、プレート線111用のアドレスデコーダ211と、ビット線112用のアドレスデコーダ212と、選択セルのデータを読み出すためのセンスアンプ221とを備える。アドレスデコーダ201,202はそれぞれ、プレート線111,ビット線112を有する配線層用に設けられている。
プレート線111用のアドレスデコーダ211は、図17A,B,Cの信号を生成して、プレート線111を駆動する回路である。当該デコーダ211により、プレート線111のドライバが選択され、プレート線111が駆動される。一方、ビット線112用のアドレスデコーダ212は、図17D,E,Fの信号を生成して、ビット線112を駆動する回路である。当該デコーダ212により、ビット線112のドライバが選択され、ビット線112が駆動される。
センスアンプ221は、ビット線112の電位変化を検出及び増幅することで、選択セルの記憶データを読み出す回路である。センスアンプ211があるビット線112の電位を検出する際には、アドレスデコーダ212は、ドライバの出力をハイインピーダンスにして、そのビット線112をフローティング状態にする。その後、センスアンプ211とそのビット線112が接続され、そのビット線112の電位が検出される(図22)。
なお、第2実施形態の強誘電体メモリ101についても、図21及び図22に示すような周辺回路により駆動することが可能である。
以上のように、第4実施形態では、第2実施形態の強誘電体メモリ101を積み重ねたような回路構成を有する強誘電体メモリ101が提供される。これにより、第4実施形態によれば、クロスポイント型の強誘電体メモリ101の更なる高集積化が可能になる。また、第4実施形態によれば、第2実施形態と同様、負電位を使用せずに値1を書き込むことが可能になる。これにより、ウエルを分離する等の対策が不要となり、回路設計が煩雑にならずに済む。
以上、本発明の具体的な態様の例を、第1から第4実施形態により説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。
第1実施形態の強誘電体メモリの回路構成を表す模式図である。 第1比較例のメモリの回路構成を表す模式図である。 第2比較例のメモリの回路構成を表す模式図である。 クロスポイント型のメモリの問題点について説明するための図である。 ツェナーダイオードのI−V特性を表す。 第1実施形態の強誘電体メモリの動作例を示す波形図である。 読出時、0書込時、1書込時の各ラインの電位を表す(第1実施形態)。 第2実施形態の強誘電体メモリの動作例を示す波形図である。 読出時、0書込時、1書込時の各ラインの電位を表す(第2実施形態)。 第3実施形態の強誘電体メモリの回路構成を表す模式図である。 第3実施形態の強誘電体メモリの動作例を示す波形図である。 図11の動作例における各ラインの電位を表す。 図12のA−A断面における各ラインの電位を表す。 図12のB−B断面における各ラインの電位を表す。 第3実施形態の強誘電体メモリの周辺回路の回路図である。 第3実施形態の強誘電体メモリの周辺回路の回路図である。 第4実施形態の強誘電体メモリの動作例を示す波形図である。 図17の動作例における各ラインの電位を表す。 図18のA−A断面における各ラインの電位を表す。 図18のB−B断面における各ラインの電位を表す。 第4実施形態の強誘電体メモリの周辺回路の回路図である。 第4実施形態の強誘電体メモリの周辺回路の回路図である。
符号の説明
101 強誘電体メモリ
111 プレート線
112 ビット線
121 メモリセル
131 強誘電体キャパシタ
132 ツェナーダイオード
201 層選択用のアドレスデコーダ
202 層選択用のアドレスデコーダ
211 プレート線用のアドレスデコーダ
212 ビット線用のアドレスデコーダ
221 センスアンプ

Claims (5)

  1. 第1の配線層に配置されたm本(mは正の整数)のプレート線と、
    第2の配線層に配置されたn本(nは正の整数)のビット線と、
    前記m本のプレート線と前記n本のビット線とのm×n個の交点に配置されたm×n個のメモリセルとを備え、
    前記m×n個のメモリセルの各々は、前記m本のプレート線のいずれかと前記n本のビット線のいずれかとの間に直列に接続された強誘電体キャパシタとツェナーダイオードとを備えることを特徴とする強誘電体メモリ。
  2. 第1の配線層に配置されたm本(mは正の整数)のプレート線と、
    前記第1の配線層の下位に位置する第2の配線層に配置されたn本(nは正の整数)の第1のビット線と、
    前記第1の配線層の上位に位置する第3の配線層に配置されたn本(nは正の整数)の第2のビット線と、
    前記m本のプレート線と前記n本の第1のビット線とのm×n個の交点と、前記m本のプレート線と前記n本の第2のビット線とのm×n個の交点とに配置された2×m×n個のメモリセルとを備え、
    前記2×m×n個のメモリセルの各々は、前記m本のプレート線のいずれかと前記n本の第1のビット線又は前記n本の第2のビット線のいずれかとの間に直列に接続された強誘電体キャパシタとツェナーダイオードとを備えることを特徴とする強誘電体メモリ。
  3. 前記メモリセルの中から選択された選択セルに関し、
    前記選択セルに第1の値を書き込む場合には、前記選択セルに接続されたプレート線とビット線との間に印加される電圧の向きを、ツェナーダイオードの順方向に設定し、
    前記選択セルに第2の値を書き込む場合には、前記選択セルに接続されたプレート線とビット線との間に印加される電圧の向き及び大きさを、ツェナーダイオードの逆方向及びツェナー電圧よりも高い値に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の強誘電体メモリ。
  4. 前記選択セルに前記第2の値を書き込む場合には、
    前記選択セルに接続されたプレート線及びビット線の一方に負電位を、他方に正電位を印加し、前記選択セル以外の前記メモリセルに接続されたプレート線及びビット線にゼロ電位を印加し、
    前記正電位の大きさを、前記ツェナー電圧よりも低い値に設定し、
    前記負電位の大きさを、前記ツェナー電圧よりも低い値に設定し、
    前記正電位と前記負電位との電位差の大きさを、前記ツェナー電圧よりも高い値に設定することを特徴とする請求項3に記載の強誘電体メモリ。
  5. 前記選択セルに前記第2の値を書き込む場合には、
    前記選択セルに接続されたプレート線及びビット線の一方にゼロ電位を、他方に第1の正電位を印加し、前記選択セル以外の前記メモリセルに接続されたプレート線及びビット線に、前記第1の正電位よりも低い第2の正電位を印加し、
    前記第2の正電位の大きさを、前記ツェナー電圧よりも低い値に設定し、
    前記第1の正電位と前記第2の正電位との電位差の大きさを、前記ツェナー電圧よりも低い値に設定し、
    前記第1の正電位の大きさを、前記ツェナー電圧よりも高い値に設定することを特徴とする請求項3に記載の強誘電体メモリ。
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