JP2010117894A - メモリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリカードに対するデータの読み書きのみが可能なメモリカードインタフェースを備える機器に対し、拡張メモリ機能と共に無線通信機能を容易に付加することが可能なメモリ装置を提供する。
【解決手段】本発明のメモリ装置1は、メモリカードインタフェースを介してホスト機器100と接続するインタフェース部40と、インタフェース部40を介してホスト機器100がアクセス可能な第1メモリ部50および第2メモリ部60と、ホスト機器100が第1メモリ部50にアクセス可能な第1状態、およびホスト機器100が第2メモリ部60にアクセス可能な第2状態を切り替える切替制御部94と、外部機器200と無線通信を行う無線通信部80と、第1状態において、外部機器200から無線通信部80を介して受信した情報を第2メモリ部60に記憶させる受信情報書込部92と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ホスト機器に接続されて各種情報を記憶するためのメモリ装置であって、特に外部機器と無線通信可能なメモリ装置に関する。
従来、デジタルカメラでは、撮影した画像データを着脱可能な拡張メモリであるメモリカードに保存することができるように構成されている。撮影した画像データをメモリカードに保存した場合、デジタルカメラからメモリカードを抜き取り、パソコン等の機器に挿入することによって容易に画像データをやり取りすることができる。メモリカードの規格としては、SD(Secure Digital)カード、MMC(Multi Media Card)、メモリースティック、CF(Compact Flash)カード等がある。
近年では、携帯電話においても、ほとんどの機種にカメラ機能と共にメモリカードスロットが付されており、メモリカードを介したデータのやり取りがごく一般的に行われるようになってきている。このため、メモリカードスロットを備え、メモリカードに保存された画像を、パソコンを介さずに直接印刷することが可能なプリンタが増えてきている。また、例えば、メモリカードに保存された画像を従来の写真立てのように表示画面に表示することが可能なデジタルフォトフレーム等の新たな機器も登場している。
一方、最近の携帯電話においては、無線通信で外部の機器と各種データのやり取りをするために、赤外線通信や、Bluetooth通信、IEEE802.11等の無線LAN通信が可能な機種が登場している。特に、赤外線通信については、通信可能距離は短いものの消費電力が少なく、操作が簡易的であることから、多くの携帯電話で採用されている。また、従来のIrDA方式に代わり、より高速な通信が可能なIrSimple方式が登場したため、携帯電話における赤外線通信は今後ますます普及するものと予想されている。
上述のような無線通信によれば、データのやり取りの際にメモリカードの抜き差しを行う必要がないため、ユーザの利便性を高めることができる。但し、携帯電話と無線通信でデータのやり取りを行うには、プリンタやデジタルフォトフレーム等の機器も同じ方式の無線通信機能を備えている必要がある。しかし、現状では、コストや消費電力等の面から、これらの機器の全てが無線通信機能を備えているわけではない。従って、無線通信機能を十分に活用するには無線通信機能を備えた高価な機器を新たに購入する必要があり、ユーザに多大なコスト負担を強いるものであった。
これに対し、USB(Universal Serial Bus)インタフェースやメモリカードインタフェースを介して、各種機器に無線通信機能を付加することが可能な無線通信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような無線通信装置は、ホスト機器が備える例えばUSBコネクタやメモリカードスロットに挿入することにより、無線通信機能を備えていないホスト機器に無線通信機能を付加することができるように構成されている。
特開2001−77878号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているような無線通信装置を使用する場合、例えばSD規格の上位であるSDIO(Secure Digital Input/Output)規格等の、ホスト機器から拡張機器を制御可能なインタフェースにしか接続できないという問題があった。従って、例えばSD規格等の、メモリカードに対するデータの読み書きのみが可能なメモリカードインタフェース(メモリカードスロット)を備えるホスト機器では使用できず、使用可能な機器が一部の機器に限定されるものであった。
さらに、メモリカードインタフェースは、一般的に1つのホスト機器に1つしか設けられていないため、このような無線通信装置を接続することにより、拡張メモリとしてのメモリカードが使用不可能となるという問題があった。従って、このような無線通信装置を使用する場合、ホスト機器が内蔵する低容量のメモリしか使用できず、無線通信機能を十分に活用できるものではなかった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、メモリカードに対するデータの読み書きのみが可能なメモリカードインタフェースを備える機器に対し、拡張メモリ機能と共に無線通信機能を容易に付加することが可能なメモリ装置を提供しようとするものである。
(1)本発明は、メモリカードインタフェースを介してホスト機器と接続するインタフェース部と、前記インタフェース部を介して前記ホスト機器がアクセス可能な第1メモリ部および第2メモリ部と、前記ホスト機器が前記第1メモリ部にアクセス可能な第1状態、および前記ホスト機器が前記第2メモリ部にアクセス可能な第2状態を切り替える切替制御部と、外部機器と無線通信を行う無線通信部と、前記第1状態において、前記外部機器から前記無線通信部を介して受信した情報を前記第2メモリ部に記憶させる受信情報書込部と、を備えることを特徴とする、メモリ装置である。
(2)本発明はまた、前記受信情報書込部は、前記第2状態において、前記外部機器から前記無線通信部を介して受信した情報を前記第1メモリ部に記憶させることを特徴とする、上記(1)に記載のメモリ装置である。
(3)本発明はまた、前記ホスト機器が備える、または前記ホスト機器に接続されたメモリカードスロットに挿入されて前記インタフェース部が前記ホスト機器と接続されるように構成されることを特徴とする、上記(1)または(2)に記載のメモリ装置である。
(4)本発明はまた、前記切替制御部は、手動操作により前記第1状態および前記第2状態を切り替える切替スイッチを備えることを特徴とする、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のメモリ装置である。
(5)本発明はまた、前記切替制御部は、前記外部機器から送信された信号に基づいて前記第1状態および前記第2状態を切り替えることを特徴とする、上記(1)乃至(4)のいずれかに記載のメモリ装置である。
(6)本発明はまた、前記切替制御部は、前記外部機器から前記無線通信部を介して受信した情報が記憶されたことに基づいて、自動的に前記第1状態および前記第2状態を切り替えることを特徴とする、上記(1)乃至(5)のいずれかに記載のメモリ装置。
(7)本発明はまた、前記無線通信部は、前記外部機器と赤外線通信を行うことを特徴とする、上記(1)乃至(6)のいずれかに記載のメモリ装置である。
(8)本発明はまた、前記無線通信部は、IrSimple方式に基づいて前記外部機器と赤外線通信を行うことを特徴とする、上記(7)に記載のメモリ装置である。
(9)本発明はまた、前記外部機器は、携帯電話であることを特徴とする、上記(1)乃至(8)のいずれかに記載のメモリ装置である。
(10)本発明はまた、前記第1メモリ部および前記第2メモリ部の少なくとも一方は、着脱可能に構成されたメモリカードであることを特徴とする、上記(1)乃至(9)のいずれかに記載のメモリ装置である。
(11)本発明はまた、前記ホスト機器から前記インタフェース部を介して動作用電源が供給されるように構成されることを特徴とする、上記(1)乃至(10)のいずれかに記載のメモリ装置である。
(12)本発明はまた、前記第1状態において、前記第2メモリ部に記憶された情報を前記無線通信部を介して前記外部機器に送信し、前記第2状態において、前記第1メモリ部に記憶された情報を前記無線通信部を介して前記外部機器に送信する送信情報読出部をさらに備えることを特徴とする、上記(1)乃至(11)のいずれかに記載のメモリ装置である。
(13)本発明はまた、メモリカードインタフェースを介してホスト機器と接続するインタフェース部と、メモリカードを接続可能且つ前記インタフェース部を介して前記ホスト機器がアクセス可能な第1メモリインタフェース部および第2メモリインタフェース部と、前記ホスト機器が前記第1メモリインタフェース部にアクセス可能な第1状態、および前記ホスト機器が前記第2メモリインタフェース部にアクセス可能な第2状態を切り替える切替制御部と、外部機器と無線通信を行う無線通信部と、前記第1状態において、前記外部機器から前記無線通信部を介して受信した情報を前記第2メモリインタフェース部に接続された前記メモリカードに記憶させる受信情報書込部と、を備えることを特徴とする、メモリ装置である。
本発明のメモリ装置によれば、メモリカードに対するデータの読み書きのみが可能なメモリカードインタフェースを備える機器に対し、拡張メモリ機能と共に無線通信機能を容易に付加することが可能という優れた効果を奏し得る。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の例について詳細に説明する。
まず、第1の実施形態に係るメモリ装置1の構成について説明する。図1は、メモリ装置1の外観を示した概略図である。同図に示されるように、メモリ装置1は、本体部10と赤外線通信部20から構成されている。
本実施形態のメモリ装置1は、SDインタフェース、すなわちSDカードスロットを備えるホスト機器において使用可能に構成されたものである。本体部10は、ホスト機器が備えるSDカードスロットに挿入される部分であり、通常のSDカードと略同一の形状に構成されている。本体部10の先端部分12には、ホスト機器とのインタフェースとなる9つの端子14が設けられている。
これらの9つの端子14は、SD規格に基づき、カード検出またはデータ信号用端子、3つのデータ信号用端子、コマンド用端子、電源用端子、2つのグランド用端子、およびクロック信号用端子から構成されている。これらの端子14は、本体部10がホスト機器のSDカードスロットに挿入された場合にホスト機器側の端子と接触するようになっている。メモリ装置1は、これらの端子14を介して動作用電源が供給されると共に、ホスト機器と信号の送受信を行う。
また、本体部10の後端16には、切替スイッチ18が配設されている。本体部10は、ホスト機器のSDカードスロットに挿入された場合に後端16が外部に露出するように構成されており、SDカードスロットに挿入後もこの切替スイッチ18を操作することが可能となっている。切替スイッチ18の詳細については後述する。
赤外線通信部20は、赤外線ポート22を備えており、例えば携帯電話等の外部機器と赤外線通信を行う部分である。本実施形態のメモリ装置1は、赤外線通信の規格であるIrDA(Infrared Data Association)のうち、高速プロトコルのIrSimple方式を採用している。このため、外部機器と大容量データの送受信を行うような場合に、高速で送受信を行うことが可能となっている。
この赤外線通信部20は、本体部10とケーブル30を介して接続されており、このケーブル30を介して本体部10から動作用電源が供給されると共に信号の送受信を行う。また、赤外線通信部20には、メモリ装置1の状態を示すためのLED24が配設されている。LED24の詳細については後述する。
なお、切替スイッチ18およびLED24は、本体部10および赤外線通信部20のいずれに配設するようにしてもよい。
図2は、メモリ装置1の内部構成を示したブロック図である。同図に示されるように、メモリ装置1は、内部構成として、インタフェース部40と、第1メモリ部50と、第2メモリ部60と、マルチプレクサ70と、無線通信部80と、制御部90とを備えている。
インタフェース部40は、上述の端子14を備え、ホスト機器100とSD規格のプロトコルに基づいて通信を行うための部分である。また、上述のように、このインタフェース部40を介して動作用電源が供給される。
第1メモリ部50は、各種データを保存する部分であり、メモリ52およびコントローラ54を備え、一般のSDメモリカードと同様に構成されている。メモリ52は、例えばNAND型フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリである。コントローラ54は、CPU、ROM、RAM等を備え、メモリ52に対するデータの書き込みおよび読み出しを制御するものである。この第1メモリ部50は、SDインタフェースを介してマルチプレクサ80に接続されている。
第2メモリ部60は、第1メモリ部50と同一の構成であり、メモリ62およびコントローラ64を備え、SDインタフェースを介してマルチプレクサ80に接続されている。なお、メモリ52およびメモリ62の記憶容量は、同一の容量であってもよいし、異なる容量であってもよい。
マルチプレクサ70は、インタフェース部40、第1メモリ部50、第2メモリ部60、および制御部90を接続して、これらの間における信号の送受信を可能にすると共に、信号の送受信先を切り替えるものである。
無線通信部80は、上述の赤外線ポート22を備え、外部機器200と赤外線(Ir)インタフェースを介した無線通信を行うものである。無線通信部80は、IrSimple方式による赤外線通信を制御するためのCPU、ROM、RAM等を備えている。また、無線通信部90は、例えばシリアルインタフェースを介して制御部90と接続されている。無線通信部90は、赤外線インタフェースを介して外部機器200から情報(データ)を受信した場合、外部機器200から情報を受信した旨のコマンドを制御部90に送信すると共に、外部機器200から受信した情報(以下、受信情報という)を制御部90に転送する。
制御部90は、CPU、ROM、RAM等を備え、メモリ装置1全体の制御を行う部分である。制御部90は、ROMに保存されたプログラムをCPUが実行することにより得られる機能構成として、受信情報書込部92および切替制御部94を備えている。また、制御部90は、SDインタフェースを介してマルチプレクサ70に接続されている。
受信情報書込部92は、外部機器200から情報(データ)を受信した旨のコマンドを無線通信部80から受信した場合、マルチプレクサ80を介して、受信情報を書き込む(保存する)旨のコマンドを第1メモリ部50または第2メモリ部60に送信すると共に、受信情報を第1メモリ部50または第2メモリ部60に転送する。受信情報を書き込む旨のコマンドを受信した第1メモリ部50または第2メモリ部60のコントローラ54またはコントローラ64は、メモリ52または62に転送された受信情報を記憶させる。
受信情報書込部92から第1メモリ部50または第2メモリ部60へのコマンドおよび受信情報の送信は、SD規格のプロトコルに基づいて行われる。
切替制御部94は、マルチプレクサ70を制御して、インタフェース部40、第1メモリ部50、第2メモリ部60、および制御部90の接続状態を、第1状態または第2状態のいずれか一方に切り替える。
図3は、接続状態が第1状態である場合を示したブロック図である。同図に示されるように、第1状態においては、マルチプレクサ70は、インタフェース部40と第1メモリ部50を接続し、制御部90と第2メモリ部60を接続した状態となる。従って、この第1状態においては、ホスト機器100は、第1メモリ部50にアクセス可能であり、SD規格のプロトコルに基づいて、第1メモリ部50のメモリ52に対する情報の読み出しまたは書き込みが可能となる。また、第1状態において、制御部90、具体的には受信情報書込部92は、第2メモリ部60にアクセス可能であり、SD規格のプロトコルに基づいて、第2メモリ部60のメモリ62に対する情報の書き込みが可能となる。
一方、図4は、接続状態が第2状態である場合を示したブロック図である。同図に示されるように、第2状態においては、マルチプレクサ70は、インタフェース部40と第2メモリ部50を接続し、制御部90と第1メモリ部60を接続した状態となる。従って、この第2状態においては、ホスト機器100は第2メモリ部60のメモリ62に対する情報の読み出しまたは書き込みが可能であり、受信情報書込部92は第1メモリ部50のメモリ52に対する情報の書き込みが可能となる。
本実施形態では、このようにホスト機器100がアクセス可能なメモリ部と受信情報書込部92がアクセス可能なメモリ部を分けることによって、ホスト機器100がメモリ部にアクセスしている間にも、外部機器200からの受信情報の保存を行えるようにしている。また、マルチプレクサ70によってホスト機器100および受信情報書込部92がアクセス可能なメモリ部を切り替えるため、アクセス許可または禁止について高度な制御を行う必要がなく、メモリ装置1を安価且つ信頼性の高い構成で実現することが可能となっている。
また、切替制御部94は、接続状態を第1状態および第2状態の一方から他方に切り替える際に、インタフェース部40のカード検出端子の信号を制御する。具体的には、切替前に一旦カード検出信号をOFF(カード無し)にし、切替後に再びカード検出信号をON(カード有り)にする制御を行う。
例えば、メモリ装置1が第1状態でホスト機器100のSDカードスロットに挿入された場合、ホスト機器100は第1メモリ部50を検出してコントローラ54に対してイニシャライズを実行し、第1メモリ部50を備えるSDメモリカードが接続されたものと認識する。従って、その後にメモリ装置1を第2状態に切り替え、ホスト機器100からのアクセス先を第1メモリ部50から第2メモリ部60に変更するには、第1メモリ部50を備えるSDメモリカードが外され、新たに第2メモリ部60を備えるSDメモリカードが接続されたとホスト機器に認識させる必要がある。
このため、本実施形態では、接続状態を切り替える際にカード検出端子の信号を制御して、新たに別のカードが接続されたものとホスト機器に認識させるようにしている。例えば、第1状態から第2状態に切り替えた場合、ホスト機器100は、それまでの第1メモリ部50を備えるSDメモリカードが外されて、新たに別のSDカードが接続されたと認識する。そして、ホスト機器100は、第2メモリ部60を検出し、コントローラ64に対して再度イニシャライズを実行した上で、第2メモリ部60を備えるSDメモリカードが接続されたものと認識することとなる。
このように、本実施形態では、ホスト機器100からアクセス可能となるメモリ部を切り替える場合、新たに別のSDメモリカードが接続されたものとホスト機器100に認識させるため、SDIO規格に対応したインタフェースを備えていないホスト機器100であっても使用可能となっている。従って、ホスト機器100がSDカードスロットを備えていれば、どんな機器であっても使用することが可能となっている。
切替制御部94による接続状態の切り替えは、切替スイッチ18が操作された場合に実行される。切替スイッチ18は、プッシュ式またはスライド式等のいずれの形式であってもよいし、トグルスイッチであってもよい。
また、本実施形態では、外部機器200が例えば携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等のアプリケーションをインストール可能な機器である場合には、外部機器200からの操作によって接続状態を切り替えることが可能となっている。具体的には、接続状態を切り替える旨のコマンドを、外部機器200にインストールしたアプリケーションによって赤外線インタフェースを介して無線通信部80に送信する。無線通信部80はこのコマンドを切替え制御部94に転送し、切替制御部92はこのコマンドの受信に基づいて接続状態を切り替える。
なお、接続状態の切り替えは、切替スイッチ18の操作または外部機器200からの操作のいずれかのみによって行われるようにしてもよいし、両者のいずれによっても行われるようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、受信情報書込部92による第1メモリ部50または第2メモリ部60への受信情報の書込みが完了した段階で、自動的に切替制御部94が接続状態を切り替える自動切替モードに設定することも可能となっている。この自動切替モードに設定すれば、ホスト機器100は、第1メモリ部50または第2メモリ部60に書き込まれた受信情報に、即座にアクセスして使用することが可能となる。なお、自動切替モードへの変更は、本実施形態では切替スイッチ18の操作によって行うが、モード変更用のスイッチを別に設けるようにしてもよい。
切替制御部94はまた、LED24の点灯状態を制御することによって、メモリ装置1が第1状態であるか第2状態であるかをユーザに対して報知する。本実施形態では、切替制御部94は、第1状態においてはLED24を緑色に点灯させ、第2状態においては淡紅色に点灯させる。ユーザはこのLED24の発光色の違いによって第1状態と第2状態の別を認識することが可能となっている。また、切替制御部94は、無線通信部80が外部機器200と赤外線通信を行い、受信情報書込部92が受信情報を第1メモリ部50または第2メモリ部60に書き込んでいる場合には、LED24を点滅させる。これにより、外部機器200からの受信情報をメモリに書き込み中である旨をユーザに報知する。
なお、本実施形態では、インタフェース部40、第1メモリ部50、第2メモリ部60、マルチプレクサ70、および制御部90を本体部10内に配置し、無線通信部80を赤外線通信部20内に配置しているが、これに限定されるものではなく、例えば、制御部90を赤外線通信部20内に備える等、その他の配置構成を採用してもよい。
次に、本実施形態に係るメモリ装置1の使用方法について説明する。図5は、メモリ装置1の使用状態を示した概略図である。以下、ホスト機器100がデジタルフォトフレーム102であり、外部機器200が携帯電話202である場合を例にして説明する。
同図に示されるように、メモリ装置1の本体部10はデジタルフォトフレーム102のSDカードスロット104に挿入され、赤外線通信部20はデジタルフォトフレーム102外部の任意の位置に固定される。赤外線通信部20は、図示を省略したクリップまたはフック等によってデジタルフォトフレーム102に固定される。なお、赤外線通信部20をデジタルフォトフレーム102から離して設置するようにしてもよい。
例えば、メモリ装置1が第1の状態で本体部10がSDカードスロット104に挿入された場合、デジタルフォトフレーム102は、第1のメモリ部50を備えるSDメモリカードが接続されたと認識する。また、SDインタフェースを介してメモリ装置1に動作用の電源が供給される。
この状態で、デジタルフォトフレーム102は、第1のメモリ部50のメモリ52にアクセスしてメモリ52に保存された画像データを読み出し、液晶画面等からなる表示部106に表示することができる。また、必要であればデジタルフォトフレーム102の内蔵メモリに保存された画像データを第1のメモリ部50のメモリ52に書き込むことができる。すなわち、メモリ装置1は、デジタルフォトフレーム102に対しては、通常のSDメモリカードとして機能する。なお、第1状態では、第2メモリ部60は、デジタルフォトフレーム102からは認識されていない。
このように、メモリ装置1をデジタルフォトフレーム102に接続し、メモリ装置1に動作用電源が供給されているならば、ユーザは、携帯電話202のカメラ機能を使用して撮影した画像データを、メモリ装置1に送信することができる。具体的には、携帯電話202の赤外線通信機能を使用して、メモリ装置1の無線通信部80に画像データを送信する。なお、本実施形態の無線通信部80は、旧来のIrDA方式と互換性があるIrSimple方式に対応しているため、携帯電話202の赤外線通信機能がIrSimple方式に対応していなくてもデータの送信を行うことができる。
携帯電話202から送信された画像データを受信した無線通信部80は、この画像データを受信情報書込部92に転送する。そして、受信情報書込部92は、この画像データを第2メモリ部60に転送してメモリ62に保存する。上述のように、この画像データの送信は、デジタルフォトフレーム102が第1メモリ部50に保存された画像データを表示している間にも、これと並行して行うことができる。すなわち、メモリ装置1は、デジタルフォトフレーム102の機能を阻害することなく、赤外線インタフェースを介して画像データを受信することができる。
携帯電話202から送信した画像データをデジタルフォトフレーム102に表示させる場合は、例えば携帯電話202のアプリケーションを操作してコマンドを送信し、メモリ装置1の接続状態を第1状態から第2状態に切り替える。デジタルフォトフレーム102は、接続状態が第1状態から第2状態に切り替わると、第1のメモリ部50を備えるSDメモリカードが外され、新たに第2のメモリ部60を備える別のSDメモリカードが新たに接続されたと認識する。すなわち、この第2状態では、メモリ装置1は第2のメモリ部60を備えるSDメモリカードとして機能する。従って、デジタルフォトフレーム102は、第2メモリ部60に保存されている携帯電話202から送信された画像データを読み出して表示することが可能となる。また、携帯電話202から送信された画像データをデジタルフォトフレーム102の内蔵メモリに保存することが可能となる。
なお、メモリ装置1を自動切替モードに設定している場合は、第2メモリ部60に画像データが保存された直後に、自動的に接続状態が第1状態から第2状態に切り替わる。従って、この場合、ユーザの操作を必要とせずに、携帯電話202から送信した画像データを自動的にデジタルフォトフレーム102に表示させることが可能となる。
再度、携帯電話202から画像データをメモリ装置1に送信したい場合には、この状態(第2状態)でそのまま送信することができる。なお、この第2状態では、メモリ装置1は、デジタルフォトフレーム102に対して第2メモリ部60を備えるSDメモリカードとして機能し、受信した画像データは第1メモリ部50に保存される。従って、第2状態では、第1メモリ部50はデジタルフォトフレーム102に認識されていないため、受信した画像データをデジタルフォトフレーム102に表示させるには、メモリ装置1の接続状態を第2状態から第1状態に再度切り替える必要がある。なお、予め自動切替モードに設定している場合は、第1メモリ部50に画像データが保存された直後に、自動的に接続状態が第2状態から第1状態に切り替わるため、受信した画像データを自動的にデジタルフォトフレーム102に表示させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るメモリ装置1は、メモリカードインタフェースを介してホスト機器100と接続するインタフェース部40と、インタフェース部40を介してホスト機器100がアクセス可能な第1メモリ部50および第2メモリ部60と、ホスト機器100が第1メモリ部50にアクセス可能な第1状態、およびホスト機器100が第2メモリ部60にアクセス可能な第2状態を切り替える切替制御部94と、外部機器200と無線通信を行う無線通信部80と、第1状態において、外部機器200から無線通信部80を介して受信した情報を第2メモリ部60に記憶させる受信情報書込部92と、を備えている。
このため、例えば第1状態では、ホスト機器100に対して第1のメモリ部50を備えるメモリカードとして機能すると共に、外部機器200から例えば無線通信を介して受信した情報を第2メモリ部60に保存することができる。そして、第1状態から第2状態に切り替えることによって、ホスト機器100に対して第2のメモリ部60を備えるメモリカードとして機能するため、無線通信を介して受信した情報をホスト機器100にアクセスさせ、使用させることができる。
この結果、メモリカードに対するデータの読み書きのみが可能なメモリカードインタフェースを備えるホスト機器100に対し、拡張メモリ機能と共に無線通信機能を容易に付加することが可能となる。これにより、ホスト機器100の機能を阻害することなく、無線通信機能を付加することができる。
また、受信情報書込部92は、第2状態においては、外部機器200から無線通信部80を介して受信した情報を第1メモリ部50に記憶させるため、接続状態が第1状態または第2状態であるかに関わらず、外部機器200から無線通信を介して情報を受信することができる。また、第1状態および第2状態の一方から他方に切り替えることにより、いずれの状態で外部機器200から受信した情報であっても、受信した情報をホスト機器100に使用させることができる。
また、メモリ装置1は、ホスト機器100が備える、またはホスト機器100に接続されたメモリカードスロットに挿入されてインタフェース部40がホスト機器100と接続されるように構成されている。このため、メモリカードスロットを備える機器であれば、このメモリカードスロットにメモリ装置1を挿入するだけで、容易に無線通信機能を付加することができる。
また、メモリ装置1はSDIO等の拡張機器を制御する規格を必要としていないため、メモリカードスロットを備えていない機器であっても、例えばUSBインタフェース等を介してメモリカードリーダライタ等を接続可能であれば、このメモリカードリーダライタ等にメモリ装置1を挿入するだけで、容易に無線通信機能を付加することができる。
すなわち、ホスト機器100は、本実施形態で示したデジタルフォトフレーム102以外にも、プリンタ、オーディオ機器、テレビ、パソコン、PDAおよび携帯電話等、メモリカードインタフェースを備える機器、または他のインタフェースを介してメモリカードインタフェースを接続できる機器であれば、どのような機器であってもよい。
また、切替制御部94は、手動操作により第1状態および第2状態を切り替える切替スイッチ18を備えているため、複雑な制御や操作を必要とせず、切替スイッチ18の操作のみで、外部機器200から送信した情報をホスト機器100に使用させることができる。
また、切替制御部94は、外部機器200から送信された信号に基づいて第1状態および第2状態を切り替えることができるため、例えば携帯電話等の外部機器200から情報をメモリ装置1に送信した後に、そのまま外部機器200を操作することで、ホスト機器100に送信した情報を使用させることができる。すなわち、メモリ装置1の操作性を格段に向上させることができる。
また、メモリ装置1は、切替制御部94が、外部機器200から無線通信部80を介して受信した情報が第1メモリ部50または第2メモリ部60に記憶されたことに基づいて、自動的に第1状態および第2状態を切り替える自動切替モードに設定することができる。このため、外部機器200から情報をメモリ装置1に送信した後に、そのまま何も操作することなく、送信した情報をホスト機器100に使用させることができる。
また、無線通信部80は、外部機器200と赤外線通信を行うため、一般に広く使用されている赤外線通信機能付の携帯電話やデジタルカメラ等から情報を受信することができる。さらに、無線通信部80は、IrSimple方式に基づいて外部機器200と赤外線通信を行うため、IrSimple方式に対応している外部機器200と高速通信を行うことができる。従って、大容量の情報を受信する場合にも、短時間にストレスなく行うことができる。
また、メモリ装置1は、ホスト機器100からインタフェース部40を介して動作用電源が供給されるように構成されているため、通常のメモリカードと同様に、ホスト機器100に接続するだけで動作させることができる。また、バッテリやACアダプタ等の電源を備える必要がないため、メモリ装置1をコンパクトに構成することができる。
また、本発明は、赤外線通信やBluetooth等の無線通信機能の普及度、および第1状態および第2状態の切替操作等の点から、外部機器200が携帯電話である場合に特に好適であるが、これに限定されるものではなく、外部機器200はデジタルカメラやポータブルオーディオ機器、パソコン等の様々な機器であってもよい。
なお、本実施形態では、SDインタフェースを介してホスト機器100と接続される例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、MMC、メモリースティック、メモリースティックPRO、スマートメディア、xDピクチャーカード、USBメモリ、およびコンパクトフラッシュ等、その他のインタフェースを介してホスト機器100と接続されるものであってもよい。さらに、miniSD、microSD、RS−MMC、MMC micro、メモリースティックDUO、メモリースティックPRODUO、およびメモリースティックマイクロ等のインタフェースを介してホスト機器100と接続されるものであってもよい。
また、本実施形態では、赤外線通信を介して外部機器200と無線通信を行う例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばBluetooth通信、IEEE802.11等の無線LAN通信、およびワイヤレスUSB通信等、その他の無線通信方式を介して外部機器200と無線通信を行うものであってもよい。
また、本実施形態では、本体部10および赤外線通信部20を別体式とした例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本体部10および赤外線通信部20を一体的に構成するようにしてもよい。
図6は、本体部10と赤外線通信部20を一体的に構成した例を示した概略図である。この例では、切替スイッチ18、赤外線ポート22、およびLED24を備える赤外線通信部20を本体部10の後端側に配置し、本体部10をSDカードスロットに挿入した場合に赤外線通信部20が外部に突出するように構成している。このように、本体部10および赤外線通信部20を一体的に構成することにより、メモリ装置1をコンパクトに構成することができる。これにより、メモリ装置1の使い勝手を向上させることができる場合がある。
また、第1メモリ部50および第2メモリ部60の少なくとも一方を、着脱可能なメモリカードから構成するようにしてもよい。図7は、第1メモリ部50および第2メモリ部60の両方をSDメモリカードから構成した例を示した概略図である。
この例では、本体部10の後端部を拡大延長し、そこに第1メモリインタフェース部42および第2メモリインタフェース部44として2つのSDカードスロットを設けている。そして、マルチプレクサ70は、第1状態ではインタフェース部40と第1メモリインタフェース部42を接続し、制御部90と第2メモリインタフェース部44を接続した状態となり、第2状態ではインタフェース部40と第2メモリインタフェース部44を接続し、制御部90と第1メモリインタフェース部42を接続した状態となる。従って、第1メモリインタフェース部42に挿入(接続)されたSDメモリカード50a、が第1メモリ部50として機能し、第2メモリインタフェース部44に挿入(接続)されたSDメモリカード60a、が第2メモリ部60として機能するようになっている。
このようにすることで、第1メモリ部50および第2メモリ部60の記憶容量を容易に所望の容量に変更することができる。また、第1メモリ部50および第2メモリ部60の空き容量が少なくなった場合でも、別のSDメモリカードに交換することによって、外部機器200からさらに情報を受信して保存することができる。
なお、第1メモリ部50または第2メモリ部60をメモリカードから構成する場合、例えばminiSDやmicroSD等、小型のメモリカードから構成するようにしてもよい。この場合、メモリ装置1をコンパクトに構成することができる。
また、メモリ装置1に、第1状態において、第2メモリ部60に記憶された情報を無線通信部80を介して外部機器200に送信し、第2状態において、第1メモリ部50に記憶された情報を無線通信部80を介して外部機器200に送信する送信情報読出部をさらに備えるようにしてもよい。
図8は、メモリ装置1に送信情報読出部を備えた例を示したブロック図である。この例では、同図に示されるように、制御部90が、ROMに保存されたプログラムをCPUが実行することにより得られる機能構成として送信情報読出部96を備えている。この送信情報読出部96は、第1状態においては、マルチプレクサ70を介して制御部90と接続されている第2メモリ部60に保存された情報を読み出して無線通信部80に転送し、無線通信部80は、転送された情報を赤外線インタフェースを介して外部機器200に送信する。また、送信情報読出部96は、第2状態においては、制御部90と接続されている第1メモリ部50に保存された情報を読み出して無線通信部80に転送し、無線通信部80は、転送された情報を赤外線インタフェースを介して外部機器200に送信する。
この送信情報読出部96による、第1メモリ部50または第2メモリ部60に保存された情報の送信は、外部機器200から保存された情報を送信する旨のコマンドを赤外線インタフェースを介して無線通信部80が受信した場合に実行されるようにしてもよいし、例えば本体部10に設けた送信操作部が操作された場合に実行されるようにしてもよい。
このようにすることで、メモリ装置1と外部機器200の間で無線通信を介した情報の送信および受信を行うことができる。また、これにより、ホスト機器100の内臓メモリに保存された情報であっても、この情報をメモリ装置1の第1メモリ部50または第2メモリ部60にコピーまたは移動させることにより、外部機器200に送信することが可能となる。
また、本実施形態では、ホスト機器100が備えるメモリカードスロットに挿入されて使用されるメモリ装置1の例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明のメモリ装置は、メモリカードインタフェースを介してホスト機器内部の回路基板等に接続され、予めホスト機器100の内部に組み込まれるモジュールであってもよい。
以下、本発明の第2の実施形態に係る、組込モジュールとして構成したメモリ装置2について説明する。
図9は、メモリ装置2の内部構成を示したブロック図である。なお、同図において、上述のメモリ装置1と共通する部分についてはメモリ装置1と同一の符号を付している。以下の説明では、メモリ装置1と異なる部分についてのみ説明する。
メモリ装置2は、SDインタフェースを介してホスト機器100内部の回路基板等に接続されるように構成されたものである。そして、第1メモリ部50は、着脱可能なSDメモリカード(またはminiSDメモリカード、microSDメモリカード等)から構成されている。従って、図示は省略しているが、メモリ装置2はメモリカードスロットを備えている。また、制御部90は、ホスト機器100から送信される切替コントロール信号を受信するための入力インタフェース部98を備えている。
切替制御部94は、ホスト機器100から送信される切替コントロール信号に基づいて接続状態を切り替える。このメモリ装置2では、切替制御部94は、インタフェース部40と第1メモリ部50を接続(図9の接続72)すると共に制御部90と第2メモリ部60を接続(図9の接続76)する第1状態A、制御部90と第2メモリ部60のみを接続(図9の接続76)する第1状態B、インタフェース部40と第2メモリ部60を接続(図9の接続74)する第2状態のいずれかに接続状態を切り替える。
すなわち、第1状態Aは接続72および接続76が接続され、接続74が切断された状態であり、第1状態Bは接続76が接続され、接続72および接続74が切断された状態であり、第2状態は接続74が接続され、接続72および接続76が切断された状態となっている。
ホスト機器100は、第1メモリ部50にアクセスする場合は、制御部90に切替コントロール信号として例えば「00」を送信し、接続状態を第1状態Aに切り替えさせる。また、外部機器200から赤外線インタフェースを介して情報を受信し、受信情報を第2メモリ部60に記憶する場合は、制御部90に切替コントロール信号として例えば「01」を送信し、接続状態を第1状態Bに切り替えさせる。そして、第2メモリ部60にアクセスして受信情報を使用する場合は、制御部90に切替コントロール信号として例えば「10」を送信し、接続状態を第2状態に切り替えさせる。なお、受信情報の第2メモリ部60への書き込みが完了したときに、切替制御部94が自動的に接続状態を第1状態Bから第2状態に切り替えるようにしてもよい。
このように、組込モジュールとして構成したメモリ装置2によれば、各種機器の新規開発や改良時において容易に無線通信機能を付加することが可能となり、各種機器の機能向上を容易に実現ことができる。また、メモリ装置2は、複雑な制御コマンドやプロトコルを使用することなく、簡単な切替コントロール信号の受信のみで接続状態を切り替え可能に構成されているため、各種機器に低コストで無線通信機能を付加することができる。
なお、ホスト機器100からの切替コントロール信号の送信は、ユーザによる手動操作に基づいて行われるようにしてもよいし、ホスト機器100が備える制御部により自動的に行われるようにしてもよい。
また、メモリ装置2では、第2メモリ部60を着脱不能に構成しているが、第2メモリ部60を着脱可能なSDメモリカード等から構成するようにしてもよい。また、メモリ装置2では、インタフェース部40を介して動作用電源が供給されるように構成しているが、別途動作用電源供給用の端子を設けるようにしてもよい。
また、メモリ装置2は、SDインタフェース以外のインタフェースを介してホスト機器100に接続されるものであってもよいし、赤外線通信以外の方式で外部機器200と無線通信を行う者であってもよい。さらに、第2メモリ部60に保存された情報を外部機器200に送信するための送信情報読出部96をメモリ装置2に備えるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明に係るメモリ装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明のメモリ装置は、拡張メモリを接続可能なインタフェースを備え、外部の機器とデータのやり取りを行う様々な機器の分野において利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係るメモリ装置の外観を示した概略図である。 メモリ装置の内部構成を示したブロック図である。 接続状態が第1状態である場合を示したブロック図である。 接続状態が第2状態である場合を示したブロック図である。 メモリ装置の使用状態を示した概略図である。 本体部と赤外線通信部を一体的に構成した例を示した概略図である。 第1メモリ部および第2メモリ部の両方をSDメモリカードから構成した例を示した概略図である。 メモリ装置に送信情報読出部を備えた例を示したブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るメモリ装置の内部構成を示したブロック図である。
符号の説明
1、2 メモリ装置
40 インタフェース部
42 第1メモリインタフェース部
44 第2メモリインタフェース部
50 第1メモリ部
60 第2メモリ部
80 無線通信部
92 受信情報書込部
94 切替制御部
96 送信情報読出部
100 ホスト機器
200 外部機器

Claims (13)

  1. メモリカードインタフェースを介してホスト機器と接続するインタフェース部と、
    前記インタフェース部を介して前記ホスト機器がアクセス可能な第1メモリ部および第2メモリ部と、
    前記ホスト機器が前記第1メモリ部にアクセス可能な第1状態、および前記ホスト機器が前記第2メモリ部にアクセス可能な第2状態を切り替える切替制御部と、
    外部機器と無線通信を行う無線通信部と、
    前記第1状態において、前記外部機器から前記無線通信部を介して受信した情報を前記第2メモリ部に記憶させる受信情報書込部と、を備えることを特徴とする、
    メモリ装置。
  2. 前記受信情報書込部は、前記第2状態において、前記外部機器から前記無線通信部を介して受信した情報を前記第1メモリ部に記憶させることを特徴とする、
    請求項1に記載のメモリ装置。
  3. 前記ホスト機器が備える、または前記ホスト機器に接続されたメモリカードスロットに挿入されて前記インタフェース部が前記ホスト機器と接続されるように構成されることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のメモリ装置。
  4. 前記切替制御部は、手動操作により前記第1状態および前記第2状態を切り替える切替スイッチを備えることを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のメモリ装置。
  5. 前記切替制御部は、前記外部機器から送信された信号に基づいて前記第1状態および前記第2状態を切り替えることを特徴とする、
    請求項1乃至4のいずれかに記載のメモリ装置。
  6. 前記切替制御部は、前記外部機器から前記無線通信部を介して受信した情報が記憶されたことに基づいて、自動的に前記第1状態および前記第2状態を切り替えることを特徴とする、
    請求項1乃至5のいずれかに記載のメモリ装置。
  7. 前記無線通信部は、前記外部機器と赤外線通信を行うことを特徴とする、
    請求項1乃至6のいずれかに記載のメモリ装置。
  8. 前記無線通信部は、IrSimple方式に基づいて前記外部機器と赤外線通信を行うことを特徴とする、
    請求項7に記載のメモリ装置。
  9. 前記外部機器は、携帯電話であることを特徴とする、
    請求項1乃至8のいずれかに記載のメモリ装置。
  10. 前記第1メモリ部および前記第2メモリ部の少なくとも一方は、着脱可能に構成されたメモリカードであることを特徴とする、
    請求項1乃至9のいずれかに記載のメモリ装置。
  11. 前記ホスト機器から前記インタフェース部を介して動作用電源が供給されるように構成されることを特徴とする、
    請求項1乃至10のいずれかに記載のメモリ装置。
  12. 前記第1状態において、前記第2メモリ部に記憶された情報を前記無線通信部を介して前記外部機器に送信し、前記第2状態において、前記第1メモリ部に記憶された情報を前記無線通信部を介して前記外部機器に送信する送信情報読出部をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1乃至11のいずれかに記載のメモリ装置。
  13. メモリカードインタフェースを介してホスト機器と接続するインタフェース部と、
    メモリカードを接続可能且つ前記インタフェース部を介して前記ホスト機器がアクセス可能な第1メモリインタフェース部および第2メモリインタフェース部と、
    前記ホスト機器が前記第1メモリインタフェース部にアクセス可能な第1状態、および前記ホスト機器が前記第2メモリインタフェース部にアクセス可能な第2状態を切り替える切替制御部と、
    外部機器と無線通信を行う無線通信部と、
    前記第1状態において、前記外部機器から前記無線通信部を介して受信した情報を前記第2メモリインタフェース部に接続された前記メモリカードに記憶させる受信情報書込部と、を備えることを特徴とする、
    メモリ装置。
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