JP2010117705A - バーチャルスライド作成システム用顕微鏡 - Google Patents

バーチャルスライド作成システム用顕微鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】大量の標本に対して高速にスキャンして迅速に撮像処理でき、且つ、高解像度な画像を得ることが可能なバーチャルスライド作成システム用顕微鏡を提供する。
【解決手段】標本10のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本10を保持するステージ1と、標本10を透過光で照明する透過照明光学系2と、対物レンズ3と、結像レンズ4と、撮像手段5を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、対物レンズ3は、無限遠に設計され、物体側NAが0.8以上で、d線の焦点距離が8〜20mmの範囲内にある、乾燥系で構成され、結像レンズ4は、d線の焦点距離が160〜280mmの範囲内にあり、撮像手段5は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをaμmとしたとき、次の条件式を満足する。
a≦(0.61×0.59)/(像側NA)μm
【選択図】図1

Description

本発明は、バーチャルスライド作成システムに用いる顕微鏡に関するものである。
従来、病理専門医等による光学顕微鏡を用いた標本の観察においては、10倍や20倍の低倍率の対物レンズを用いて標本の全体像を観察しながらステージ(又はステージ上の標本)を移動させて診断を要する部位を探し、次いで、40倍の高倍率の対物レンズに切り替えて、その部位を拡大して精細に観察するといった手法がとられている。
しかし、診断を要する部位を観察するために、その都度、ステージ(又はステージ上の標本)を移動させたり、対物レンズを切り替えて観察視野を切り替えたり拡大すると操作が煩雑化する。また、診断を要する部位が標本中に複数箇所散在するような場合、それぞれの部位における標本全体の領域に対する相対的な位置を把握することが難しく、病変の確認に多大な労力を要していた。
また、標本全体の領域に対する各部位の位置を把握するために、病理専門医が光学顕微鏡を用いて標本を複数の細分化された区画に分割して、夫々の区画ごとに拡大した画像を撮像し、それらの画像を貼り合わせようとすると、膨大な手間と時間を要することになり、大量の診断を行うことが出来ない上、診断結果を待つ患者に悪影響を与えかねない。
また、現在、医師不足等が問題となるなかで、病理専門医のいない中小の病院や遠隔地の医療施設等が多く存在する。さらには、特殊領域の病理専門医でなければ診断が難しい特殊・希少病変も存在する。そのような場合には、病理専門医に診断を求めるためにスライドガラス上の標本を輸送しなければならず、診断結果が出るまで日数がかかっていた。
しかるに、近年、スライドガラス上の標本を高精細なデジタル画像として撮像・蓄積しておき、蓄積した標本のデジタル画像をパソコン等の表示装置上において、倍率や観察位置を変えて表示させることによって、擬似的に顕微鏡観察をすることができるようするバーチャルスライド作成システムが提案されている。
バーチャルスライド作成システムは、一般に、照明光学系と撮像手段と標本を保持し且つ所定方向に移動可能なステージを備えた顕微鏡と、それらの動作制御を含む全般の制御を行う制御手段と、撮像手段で撮像したデジタル画像を記憶する記憶手段を有して構成される。制御手段は、スライドガラス上の標本の観察領域を倍率に応じて微小な領域に細分化し、ステージを移動させながらその細分化した領域を順次走査して撮像手段に撮像させ、撮像した個々の領域の全体像の領域に対する位置情報を付加して記憶手段に記憶させる。また、個々の領域に対しては、標本における所定の深度ごとに焦点をあわせた画像を撮像する。このように、バーチャルスライド作成システムでは、標本について3次元の領域の画像を所定の倍率ごとにデジタル画像として撮像・記憶させるようになっている。
バーチャルスライド作成システムで作成されたデジタル画像は、バーチャルスライド表示システムを介して、ネットワーク接続された病理専門医のコンピュータの表示画面に、所望の倍率で所望の観察部位を表示させることができる。
このため、バーチャルスライドシステムによれば、従来の光学顕微鏡を用いた病理診断のような煩雑な操作が不要となる上、病変の確認作業の軽減や時間短縮が可能となる。また、バーチャルスライドがデジタルデータであるため、遠隔地からであっても病理専門医に対して即時に標本のデジタル画像データを伝送することができ、病理医から早期の診断結果を得ることができる。
さらには、標本のデジタル画像が共有できる。このため、複数の病理専門医から同一の標本について同時期に観察・診断を受けることもできる。また、バーチャルスライドを医学生の教材等に用いれば、スライドガラス標本を個々に作成する手間が省けるとともに、教材の均質化を図ることができる。
また、バーチャルスライドを用いれば、患者に対し、標本の画像を表示装置に表示しながら病理診断結果を説明することも可能となる。
従来、バーチャルスライド作成システムに用いる顕微鏡においては、観察光学系に関し、20倍の乾燥系対物レンズと、40倍の乾燥系対物レンズを切り替え可能に備え、スキャンスピードを優先させる場合には20倍の乾燥系対物レンズを用い、解像度を優先させる場合には40倍の乾燥系対物レンズを用いるものがある。
このような乾燥系の対物レンズを切り替えるタイプのバーチャルスライド作成システム用顕微鏡としては、例えば、次の特許文献1に記載のものがある。
或いは、観察光学系に関し、20倍の乾燥系対物レンズと、2倍変倍レンズを備え、スキャンスピードを優先させる場合には20倍の乾燥系対物レンズのみを用い、撮像手段の解像度が足りない場合には2倍変倍レンズと組み合わせて総合倍率を40倍にして用いるものがある。
このように対物レンズに変倍レンズを組み合わせるタイプのバーチャルスライド作成システム用顕微鏡としては、例えば、次の非特許文献1に記載のものがある。
特表2001−519944号公報
Aperio社、「ScanScope XT System」、[online]、 http://www.aperio.com/PDF docs/quicklinks/XT%20Data.pdf、検索日:2008.10.01
ところで、バーチャルスライドを実現するためには、撮像手段を介して撮像される標本のデジタル画像には、上述したように、所定の倍率ごとに観察領域が細分化され、しかも、所定の深度ごとに焦点があった高精細な画像であることが求められる。そのためには、一つの標本に対し3次元の大量のデジタル画像を撮像し記憶しておくことが必要となる。しかも、病理専門医には不特定多数の患者の標本を診断することが求められる。
このため、バーチャルスライド作成システム用顕微鏡には、スキャンスピードの高速化と、高解像度の性能とを同時に満たすことが要求される。
しかるに、スキャンスピードの高速化を達成するためには、物体側視野が広い光学系と、撮像範囲の広い撮像カメラが必要とされる。
また、高解像度を達成するためには、物体側開口数(物体側NA)の大きい光学系と、画素サイズが小さく分解能の良い撮像カメラが必要とされる。
なお、物体側NAを大きくする手段として液浸系対物レンズを用いる方法があるが、気泡を抜く作業に時間をロスする、液浸液の清掃に手間がかかる、装置が複雑化する、標本の高速移動により液浸液の均一な条件が保てない等の問題があり、高速化を達成できない。
従って、高速スキャンと高解像度の性能を両立させるためには、バーチャルスライド作成システム用顕微鏡の観察光学系には、物体側視野が広く、物体側NAが大きい乾燥系の光学系、即ち、低倍率〜中倍率で高NAの乾燥系の光学系が望まれる。また、撮像カメラには、撮像範囲が広く、画素サイズが小さく解像度の良いことが望まれる。
しかしながら、従来、乾燥系対物レンズを用いたバーチャルスライド作成システムにおいては、光学系と撮像手段の最適な組合せにより、高速スキャンと高解像度の性能を両立させたものは存在しなかった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、大量の標本に対して高速にスキャンして迅速に撮像処理でき、且つ、高解像度な画像を得ることが可能なバーチャルスライド作成システム用顕微鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本第一の発明によるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、対物レンズと、結像レンズと、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、前記対物レンズは、無限遠に設計され、物体側NAが0.8以上で、d線の焦点距離が8〜20mmの範囲内にある、乾燥系で構成され、前記結像レンズは、d線の焦点距離が160〜280mmの範囲内にあり、前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをaμmとしたとき、次の条件式(1)を満足することを特徴としている。
a≦(0.61×0.59)/(像側NA)μm ・・・(1)
また、本第一の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記結像レンズは、d線の焦点距離が160〜220mmの範囲内にあるのが好ましい。
また、本第一の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記結像レンズは、d線の焦点距離が160〜200mmの範囲内にあるのが好ましい。
また、本第一の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記撮像手段が、CCDカメラであるのが好ましい。
また、本第一の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記撮像手段が、TDIカメラであるのが好ましい。
また、本第一の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記撮像手段が、ラインセンサカメラであるのが好ましい。
また、本第一の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記対物レンズは、物体面から最終レンズ面までの距離が55〜95mmの範囲にあるのが好ましい。
また、本第二の発明によるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、対物レンズと、結像レンズと、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、前記対物レンズは、無限遠に設計され、物体側NAが0.8以上で、d線の焦点距離が8〜20mmの範囲内にある、乾燥系で構成され、前記結像レンズは、d線の焦点距離が160〜280mmの範囲内にあり、さらに、前記結像レンズと組み合わせて使用する変倍光学系を有し、前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをbμmとしたとき、次の条件式(2)を満足することを特徴としている。
b≦(0.61×0.59)/(高倍時の像側NA)μm ・・・(2)
また、本第二の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記変倍光学系は、1.5〜4倍の範囲内の所定倍率に、倍率を切り替え可能に構成されているのが好ましい。
また、本第二の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記撮像手段が、CCDカメラであるのが好ましい。
また、本第二の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記撮像手段が、TDIカメラであるのが好ましい。
また、本第二の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記撮像手段が、ラインセンサカメラであるのが好ましい。
また、本第二の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記対物レンズは、物体面から最終レンズ面までの距離が55〜95mmの範囲にあるのが好ましい。
また、本第三の発明によるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、結像光学系と、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、前記結像光学系は、総合倍率が8〜35倍の範囲内にあり、物体側NAが0.8以上である、乾燥系で構成され、前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをaμmとしたとき、次の条件式(1)を満足することを特徴としている。
a≦(0.61×0.59)/(像側NA)μm ・・・(1)
また、本第三の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記結像光学系は、前記結像光学系は、総合倍率が8〜27.5倍の範囲内にあるのが好ましい。
また、本第三の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記結像光学系は、総合倍率が8〜25倍の範囲内にあるのが好ましい。
また、本第三の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記撮像手段が、CCDカメラであるのが好ましい。
また、本第三の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記撮像手段が、TDIカメラであるのが好ましい。
また、本第三の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記撮像手段が、ラインセンサカメラであるのが好ましい。
また、本第四の発明によるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、結像光学系と、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、前記結像光学系は、総合倍率が8〜35倍の範囲内にあり、物体側NAが0.8以上である、乾燥系で構成され、さらに、前記結像光学系と組み合わせて使用する変倍光学系を有し、前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをbμmとしたとき、次の条件式(2)を満足することを特徴としている。
b≦(0.61×0.59)/(高倍時の像側NA)μm ・・・(2)
また、本第四の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記変倍光学系は、1.5〜4倍の範囲内の所定倍率に、倍率を切り替え可能に構成されているのが好ましい。
また、本第四の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記撮像手段が、CCDカメラであるのが好ましい。
また、本第四の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記撮像手段が、TDIカメラであるのが好ましい。
また、本第四の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記撮像手段が、ラインセンサカメラであるのが好ましい。
本発明によれば、大量の標本に対して高速にスキャンして迅速に撮像処理でき、且つ、高解像度な画像を得ることが可能なバーチャルスライド作成システム用顕微鏡が得られる。
本発明の実施例1にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の概略構成を示す説明図である。 本発明の実施例2にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の概略構成を示す説明図である。 本発明の実施例3にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の概略構成を示す説明図である。 本発明の実施例4にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の概略構成を示す説明図である。 本発明の実施例5にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる対物レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例6にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる対物レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例7にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる対物レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例8にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例9にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例10にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例11にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例12にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の概略構成を示す説明図である。 本発明の実施例13にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の概略構成を示す説明図である。 本発明の実施例14にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例15にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明の実施例16にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
実施例の説明に先立ち、本発明の作用効果を詳細に説明する。
本第一の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、対物レンズと、結像レンズと、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、前記対物レンズは、乾燥系で、無限遠に設計され、物体側NAが0.8以上であるとともに、d線の焦点距離が8〜20mmの範囲内にあり、前記結像レンズは、d線の焦点距離が160〜280mmの範囲内にある。
このようにすれば、対物レンズと結像レンズとを併せた総合倍率が8〜35倍となり、物体側視野が広くなる。そして、物体側の広い視野を一度にスキャンできるため、スキャン回数を減らし、スキャンスピードを高速化することができる。
また、対物レンズを乾燥系で構成すると、液浸系で構成する場合とは異なり標本の取り扱いが容易となり、ステージへの標本のロードを速くすることができる。
また、物体側NAを0.8以上とすると、様々な病理標本を診断するのに十分な解像度が得られる。
さらに、対物レンズが1本で済むため、倍率の異なる対物レンズを切り替える構成と比較して、ステージ近傍の視界が遮られずに済む。
なお、透過照明光学系の光源は、ハロゲンランプ、水銀アークランプ、メタルハライドアークランプ、LEDのいずれでも良い。また、照明光学系は、レンズ、ファイバ、拡散板を配置して構成するとよい。
なお、本第一の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、d線の焦点距離が160〜220mmの範囲内にあるのが好ましい。このようにすれば、対物レンズと結像レンズとを併せた総合倍率が8〜32倍となり、広い視野を確保しやすくなる。更に、d線の焦点距離が160〜200mmの範囲内にあるのがより好ましい。このようにすれば、対物レンズと結像レンズとを併せた総合倍率が8〜25倍となり、広い視野をより一層確保しやすくなる。
また、本第一の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをaμmとしたとき、次の条件式(1)を満足する。
a≦(0.61×0.59)/(像側NA)μm ・・・(1)
光学系の倍率を低くして視野を広くしても、CCDエリアカメラの撮像領域の面積が小さいと1回に撮像できる範囲を広くできない、或いは、ラインカメラやTDIカメラの撮像範囲が小さいとスキャンする範囲を広くできない。
しかるに、撮像面の長辺の長さを12mm以上にすれば、上述した光学系の構成と併せて、広い視野を撮像することができる。
現在、顕微鏡用カメラとして一般的に使用されている2/3インチカメラは、長辺9mm、短辺7mm、対角11mmである。例えば、画素サイズ6μm×6μm、画素数2048×2048、長さ12.3mm×12.3mm、対角17.4mmのエリアカメラを用いれば、2倍の面積を撮像でき、スキャン回数を減らすことができる。
また、例えば、画素サイズ6μm×6μm、画素数4096、長さ24.6mmのラインカメラを用いて標本の領域を走査すれば、スキャンする範囲を広くでき、スキャン回数を減らすことができる。
また、対物レンズのNAを0.8以上にして十分な光学分解能が得られるようにしても、撮像カメラの画素サイズが小さくないと像側でエアリーディスクを分解できない。そして、撮像カメラの解像度が良くなければ、光学解像度を活かすことができない。上記条件式(1)は、実用的な分解能を得るために、像側のエアリーディスク径を少なくとも2個以上の画素で分解できるようにすることを意味している。一般に、像側のエアリーディスク径は、(1.22×0.59)/(像側NA)である。ここで、1.22は係数、0.59はd線の波長(0.59μm)である。
なお、光学系のカットオフ周波数と撮像カメラのナイキスト周波数との関係を考慮すれば、条件式(1)より小さい画素サイズが望ましい。しかし、条件式(1)は、病理標本を対象とした実用的な解像度を規定している。
例えば、総合倍率10倍、物体側NA0.80のときは、像側NA0.080となり、画素サイズaがa≦4.5μmを満たすようにすることが必要となる。
また、総合倍率10倍、物体側NA0.85のときは、像側NA0.085となり、画素サイズaがa≦4.2μmを満たすようにすることが必要となる。
また、総合倍率10倍、物体側NA0.90のときは、像側NA0.090となり、画素サイズaがa≦4.0μmを満たすようにすることが必要となる。
また、総合倍率10倍、物体側NA0.95のときは、像側NA0.095となり、画素サイズaがa≦3.8μmを満たすようにすることが必要となる。
また、総合倍率20倍、物体側NA0.80のと0きは、像側NA0.0400となり、画素サイズaがa≦9.0μmを満たすようにすることが必要となる。
また、総合倍率20倍、物体側NA0.85のときは、像側NA0.0425となり、画素サイズaがa≦8.5μmを満たすようにすることが必要となる。
また、総合倍率20倍、物体側NA0.90のときは、像側NA0.0450となり、画素サイズaがa≦8.0μmを満たすようにすることが必要となる。
また、総合倍率20倍、物体側NA0.95のときは、像側NA0.0475となり、画素サイズaがa≦7.6μmを満たすようにすることが必要となる。
また、総合倍率30倍、物体側NA0.80のと0きは、像側NA0.0267となり、画素サイズaがa≦13.5μmを満たすようにすることが必要となる。
また、総合倍率30倍、物体側NA0.85のときは、像側NA0.0283となり、画素サイズaがa≦12.7μmを満たすようにすることが必要となる。
また、総合倍率30倍、物体側NA0.90のときは、像側NA0.0300となり、画素サイズaがa≦12.0μmを満たすようにすることが必要となる。
また、総合倍率30倍、物体側NA0.95のときは、像側NA0.0317となり、画素サイズaがa≦11.4μmを満たすようにすることが必要となる。
しかるに、条件式(1)を満たせば、標本の光学像を実用的な解像度で撮像することができる。
a≦(0.61×0.59)/(像側NA)μm ・・・(1)
なお、本第一の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる撮像手段は、CCDエリアカメラ、TDIカメラ、ラインセンサカメラのいずれでもよい。
また、本第一の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記対物レンズは、物体面から最終レンズ面までの距離が55〜95mmの範囲にあるのが好ましい。
55mmより短ければ、対物レンズ内部での軸外光束のケラレが大きくなり、周辺光量不足を起こす。95mmより長ければ、対物レンズの重量が大きくなり、顕微鏡システムのメカ構造に不都合を起こす。
また、本第二の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、対物レンズと、結像レンズと、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、前記対物レンズは、無限遠に設計され、物体側NAが0.8以上で、d線の焦点距離が8〜20mmの範囲内にある、乾燥系で構成され、前記結像レンズは、d線の焦点距離が160〜280mmの範囲内にあり、さらに、前記結像レンズと組み合わせて使用する変倍光学系を有し、前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをbμmとしたとき、次の条件式(2)を満足する。
b≦(0.61×0.59)/(高倍時の像側NA)μm ・・・(2)
上述したように、物体側NAの大きい対物レンズと、解像度の良い撮像手段(撮像カメラ)とを用いれば、出力される電子画像は実用的な解像度を持つ。よって、1本の対物レンズから得られる画像だけで、あらゆる病理標本に対応できる。病理専門医などのユーザーは、電子画像における所望の部位を所望の倍率に拡大して表示画面上で観察すれば、診断に適した高精細な画像が得られる。
しかし、解像度の良い撮像カメラは高価であるため、解像度の劣る撮像カメラを使用せざるを得ない場合がある。しかし、解像度の劣る撮像カメラでは光学像を分解することができず、出力される電子画像は実用的な解像度を持つことができない。このような電子画像を表示画面上で拡大していくと、標本像が実用的な解像度を持っていないことがわかる。
このような場合には、観察光学系に変倍光学系を加えて、総合倍率を上げることによって、像側NAを小さくするとよい。
像側NAが小さくなると、上記条件式(2)を満足するようになり、撮像カメラが光学像を分解できるようになる。
なお、本第二の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に備える変倍光学系の構成としては、
・結像レンズ自体を変倍レンズとする構成、
・対物レンズと結像レンズとの間の無限遠光束の光路に変倍レンズを加える構成、
・結像レンズと撮像カメラとの間の結像光束の光路に変倍レンズを加える構成、
などがある。
これらの変倍光学系は、複数の短焦点レンズ(例えば、1倍と2倍)を切り替える構成でも良いし、或いはズーム機能(例えば、1倍から2倍までの倍率を連続的に可変)を持つ構成でも良い。
また、変倍光学系は、1.5〜4倍の範囲内の所定倍率に、倍率を切り替え可能に構成するのが好ましい。
高倍側の倍率は、撮像カメラの撮像面の長辺の長さと画素サイズから最適な倍率を決めると良い。
例えば、画素サイズ10μm×10μm、画素数2048、長さ20.5mmのラインセンサカメラを用いる場合について考える。
その場合に、倍率10倍、物体側NA0.9、像側NA0.09、視野数22mmの対物レンズを使用すると、上記条件式(2)の右辺が4.0μmとなるので、画素サイズ10μmでは上記条件式(2)を満足せず、十分な解像度が得られない。そこで、3倍の変倍レンズを加えて、総合倍率を30倍にして、像側NA0.03にすれば、上記条件式(2)の右辺が12.0μmとなるので、画素サイズ10μmが上記条件式(2)を満足する大きさとなる。
同様に、倍率20倍、物体側NA0.9の対物レンズであれば、1.5倍の変倍レンズを加えて、総合倍率を30倍とすれば、上記条件式(2)を満足する大きさとなる。
変倍光学系を対物レンズと組み合わせた構成とすると、倍率の異なる2種類の対物レンズを切り替えて使用する構成よりも、レンズの製造コストを安くすることができる。上記のように、使用する撮像カメラに最適な視野と解像度を得たい場合の最適な総合倍率が30倍である場合には、新規に30倍対物レンズを製造するよりも、例えば、20倍対物レンズと1.5倍の変倍レンズを用意するほうが、製造コストも製造日程も有利となる。
なお、低倍と高倍の2種類の倍率は、標本ごとに必要とされる解像度に応じて切り替えて使用すればよい。例えば、標本の観察部位によっては、解像度を犠牲にしても広い視野で観察したい場合がある。そのような場合には、変倍レンズを低倍側の倍率に切り替えればよい。これによって撮像カメラの画素サイズbが上記条件式(2)を満たさないサイズとなるような総合倍率になったとしても、広い視野が確保できる。他方、標本の所定部位を高精細に観察したい場合には、変倍レンズを高倍側の倍率に切り替えて撮像カメラの画素サイズbが上記条件式(2)を満たすようにすればよい。
なお、本第二の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる撮像手段は、CCDエリアカメラ、TDIカメラ、ラインセンサカメラのいずれでもよい。
また、本第二の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、前記対物レンズは、物体面から最終レンズ面までの距離が55〜95mmの範囲にあるのが好ましい。
55mmより短ければ、対物レンズ内部での軸外光束のケラレが大きくなり、周辺光量不足を起こす。95mmより長ければ、対物レンズの重量が大きくなり、顕微鏡システムのメカ構造に不都合を起こす。
また、本第三の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、結像光学系と、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、前記結像光学系は、総合倍率が8〜35倍の範囲内にあり、物体側NAが0.8以上である、乾燥系で構成されている。
このようにすれば、結像光学系の倍率が8〜35倍となり、物体側視野が広くなる。そして、物体側の広い視野を一度にスキャンできるため、スキャンスピードを高速化することができる。
また、結像光学系を乾燥系で構成すると、液浸系とは異なり標本の取り扱いが容易となり、ステージへの標本のロードを速くすることができる。
また、物体側NAを0.8以上とすると、様々な病理標本を診断するのに十分な解像度が得られる。
なお、本第三の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においては、結像光学系は、総合倍率が8〜27.5倍の範囲内にあるのが好ましい。このようにすれば、広い視野を確保しやすくなる。更に、結像光学系は、総合倍率が8〜25倍の範囲内にあるのが好ましい。このようにすれば、広い視野をより一層確保しやすくなる。
また、本第三の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをaμmとしたとき、次の条件式(1)を満足する。
a≦(0.61×0.59)/(像側NA)μm ・・・(1)
発明の効果については、本第一の発明の内容と同等であるので、説明は省略する。
なお、本第三の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる撮像手段は、CCDエリアカメラ、TDIカメラ、ラインセンサカメラのいずれでもよい。
また、本第四の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、結像光学系と、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、前記結像光学系は、総合倍率が8〜35倍の範囲内にあり、物体側NAが0.8以上である、乾燥系で構成され、さらに、前記結像光学系と組み合わせて使用する変倍光学系を有し、前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをbμmとしたとき、次の条件式(2)を満足する。
b≦(0.61×0.59)/(高倍時の像側NA)μm ・・・(2)
発明の効果については、本第二の発明の内容と同等であるので、説明は省略する。
なお、本第四の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に備える変倍光学系の構成としては、結像光学系と撮像カメラとの間の結像光束の光路に、変倍レンズを加える構成が良い。
その構成は、複数の短焦点レンズ(例えば、1倍と2倍)を切り替える構成でも良いし、或いはズーム機能(例えば、1倍から2倍までの倍率を連続的に可変)を持つ構成でも良い。
また、変倍光学系は、1.5〜4倍の範囲内の所定倍率に、倍率を切り替え可能に構成するのが好ましい。
なお、本第四の発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる撮像手段は、CCDエリアカメラ、TDIカメラ、ラインセンサカメラのいずれでもよい。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
実施例1
図1は本発明の実施例1にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の概略構成を示す説明図である。
実施例1のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、ステージ1と、透過明視野照明光学系2と、対物レンズ3と、結像レンズ4と、撮像カメラ5を有している。図1中、10は標本である。
ステージ1は、標本10を保持する。透過明視野照明光学系2は、ステージ1に載置された標本10を透過光で照明する。
対物レンズ3は、無限遠に設計され、物体側NAが0.8以上で、d線の焦点距離が8〜20mmの範囲内にある、乾燥系で構成されている。
結像レンズ4は、d線の焦点距離が160〜280mmの範囲内にある。
撮像カメラ5は、CCDカメラ、TDIカメラ、ラインセンサカメラのいずれかのカメラであって、撮像面の長辺の長さが12mm以上あり、画素サイズをaμmとしたとき、次の条件式(1)を満足するように構成されている。
a≦(0.61×0.59)/(像側NA)μm ・・・(1)
実施例2
図2は本発明の実施例2にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の概略構成を示す説明図である。
実施例2のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、ステージ1と、透過明視野照明光学系2と、対物レンズ3と、結像レンズ4’と、撮像カメラ5を有している。図1中、10は標本である。
結像レンズ4’は、連続的に倍率を変化することが可能に構成されている。例えば、1〜2倍の連続可変機能を有している、或いは、1〜3倍の連続可変機能を有している、或いは、1〜4倍の連続可変機能を有している、などである。
撮像カメラ5は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをbμmとしたとき、次の条件式(2)を満足するように構成されている。
b≦(0.61×0.59)/(高倍時の像側NA)μm ・・・(2)
その他の構成は、図1のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡と略同じである。
実施例3
図3は本発明の実施例3にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の概略構成を示す説明図である。
実施例3のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、ステージ1と、透過明視野照明光学系2と、対物レンズ3と、変倍レンズ6と、結像レンズ4と、撮像カメラ5を有している。図1中、10は標本である。
変倍レンズ6は、対物レンズ3と、結像レンズ4との間の無限遠光束の光路に設けられていて、着脱可能であり、挿入すると、1.5〜4倍の範囲内の所定倍率に、倍率を切り替え可能に構成されている。例えば、挿入しない場合は1倍、挿入した場合は2倍となる、或いは、挿入しない場合は1倍、挿入した場合は3倍となる、或いは、挿入しない場合は1倍、挿入した場合は4倍となる、などである。
撮像カメラ5は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをbμmとしたとき、次の条件式(2)を満足するように構成されている。
b≦(0.61×0.59)/(高倍時の像側NA)μm ・・・(2)
その他の構成は、図1のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡と略同じである。
実施例4
図4は本発明の実施例4にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の概略構成を示す説明図である。
実施例4のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、ステージ1と、透過明視野照明光学系2と、対物レンズ3と、結像レンズ4と、変倍レンズ6’と撮像カメラ5を有している。図1中、10は標本である。
変倍レンズ6’は、結像レンズ4と、撮像カメラ5との間の結像光束の光路に設けられていて、連続的に倍率を変化することが可能に構成されている。例えば、1〜2倍の連続可変機能を有している、或いは、1〜3倍の連続可変機能を有している、或いは、1〜4倍の連続可変機能を有している、などである。
撮像カメラ5は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをbμmとしたとき、次の条件式(2)を満足するように構成されている。
b≦(0.61×0.59)/(高倍時の像側NA)μm ・・・(2)
その他の構成は、図1のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡と略同じである。
実施例5
図5は本発明の実施例5にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる対物レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。
実施例5の対物レンズは、実施例1〜実施例4のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡における対物レンズ3の一構成例であり、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカス形状の第1レンズL1と物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第2レンズL2とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた正メニスカス形状の第3レンズL3と、両凸形状の第4レンズL4と両凹形状の第5レンズL5と両凸形状の第6レンズL6とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第7レンズL7と両凸形状の第8レンズL8とを接合した接合レンズと、両凸形状の第9レンズL9と両凹形状の第10レンズL10とを接合した接合レンズと、両凹形状の第11レンズL11と両凸形状の第12レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第13レンズL13と物体側に凹面を向けた正メニスカス形状の第14レンズL14とを接合した接合レンズとで構成されている。なお、図5中、CGはカバーガラスである。
次に、実施例5の対物レンズを構成する光学部材の数値データを示す。数値データ中、sは面番号、rは光学部材の曲率半径、dは光学部材の面間隔(肉厚又は空気間隔)、ndは光学部材のd線での屈折率、νdは光学部材のd線でのアッベ数、fOBは対物レンズの焦点距離、fTLは結像レンズの焦点距離、NAは対物レンズの入射側開口数である。これらは、以下の各実施例の数値データにおいて共通である。
数値データ1(実施例5)
OB=17.98mm
物体側NA:0.9
物体側視野:2.5mm
対物レンズ全長(物体面から最終レンズ面までの長さ):85.06mm

<fTL=160mmの結像レンズと組み合わせた場合>
総合倍率:8.9倍
像側NA:0.1011
必要とされる画素サイズa:a≦3.6μm

<fTL=180mmの結像レンズと組み合わせた場合>
総合倍率:10倍
像側NA:0.0899
必要とされる画素サイズa:a≦4.0μm

<fTL=220mmの結像レンズと組み合わせた場合>
総合倍率:12.2倍
像側NA:0.0736
必要とされる画素サイズa:a≦4.9μm

<fTL=280mmの結像レンズと組み合わせた場合>
総合倍率:15.6倍
像側NA:0.0578
必要とされる画素サイズa:a≦6.2μm
S r d nd νd
物体面 ∞ 0.1700 1.52100 56.02(カバーガラス)
2 ∞ 1.1279
3 -7.0516 5.7708 1.83481 42.71
4 -6.9771 8.1166 1.67790 55.34
5 -10.3743 0.2919
6 -60.6772 4.4545 1.56907 71.30
7 -24.4816 0.9221
8 24.4853 9.1035 1.49700 81.54
9 -25.8669 1.1724 1.61340 44.27
10 24.5253 6.8945 1.43875 94.93
11 -42.3002 0.1237
12 93.3973 1.5162 1.77250 49.60
13 16.3000 11.1972 1.43875 94.93
14 -23.1580 0.1000
15 20.5004 6.0817 1.43875 94.93
16 -75.1969 1.4623 1.61340 44.27
17 17.6631 8.0005
18 -13.4674 2.2529 1.67790 55.34
19 269.0801 6.7506 1.43875 94.93
20 -23.1951 0.4711
21 -49.4408 2.8792 1.51633 64.14
22 -89.4578 6.2002 1.67300 38.15
23 -23.6639
実施例6
図6は本発明の実施例6にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる対物レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。
実施例6の対物レンズは、実施例1〜実施例4のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡における対物レンズ3の他の構成例であり、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカス形状の第1レンズL1と、物体側に凹面を向けた正メニスカス形状の第2レンズL2と、物体側に凹面を向けた正メニスカス形状の第3レンズL3と、両凸形状の第4レンズL4と両凹形状の第5レンズL5と両凸形状の第6レンズL6とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第7レンズL7と物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第8レンズL8とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第9レンズL9と両凸形状の第10レンズL10とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第11レンズL11と物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第12レンズL12とを接合した接合レンズと、両凹形状の第13レンズL13と両凸形状の第14レンズL14とを接合した接合レンズとで構成されている。なお、図6中、CGはカバーガラスである。
次に、実施例6の対物レンズを構成する光学部材の数値データを示す。
数値データ2(実施例6)
OB=8.99mm
物体側NA:0.9
物体側視野:1.5mm
対物レンズ全長(物体面から最終レンズ面まで):65.676mm

<fTL=160mmの結像レンズと組み合わせた場合>
総合倍率:17.8倍
像側NA:0.0506
必要とされる画素サイズa:a≦7.1μm

<fTL=180mmの結像レンズと組み合わせた場合>
総合倍率:20倍
像側NA:0.0450
必要とされる画素サイズa:a≦8.0μm

<fTL=220mmの結像レンズと組み合わせた場合>
総合倍率:24.5倍
像側NA:0.0368
必要とされる画素サイズa:a≦9.8μm

<fTL=280mmの結像レンズと組み合わせた場合>
総合倍率:31.1倍
像側NA:0.0289
必要とされる画素サイズa:a≦12.5μm
S r d nd νd
物体面 ∞ 0.1700 1.52100 56.02(カバーガラス)
2 ∞ 1.0275
3 -5.4934 7.6651 1.88300 40.76
4 -8.4262 0.0447
5 -14.8500 4.0131 1.56907 71.30
6 -9.7426 0.1000
7 -133.0183 2.8626 1.56907 71.30
8 -19.4119 0.1000
9 357.0144 6.1700 1.49700 81.54
10 -12.2819 2.0000 1.63775 42.41
11 35.3625 7.1229 1.43875 94.93
12 -16.7512 0.1000
13 38.3576 1.2435 1.63775 42.41
14 11.7900 5.7901 1.43875 94.93
15 69.0762 1.0000
16 26.1185 2.0000 1.63775 42.41
17 34.8260 4.0205 1.43875 94.93
18 -45.9999 1.0000
19 43.4784 5.0710 1.43875 94.93
20 48.1030 3.6893 1.67300 38.15
21 11.8879 5.0000
22 -9.5671 1.0000 1.61800 63.33
23 101.1055 4.4853 1.72342 37.95
24 -13.0968
実施例7
図7は本発明の実施例7にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる対物レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。
実施例7の対物レンズは、実施例1〜実施例4のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡における対物レンズ3のさらに他の構成例であり、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカス形状の第1レンズL1と、物体側に凹面を向けた正メニスカス形状の第2レンズL2と、両凸形状の第3レンズL3と両凹形状の第4レンズL4と両凸形状の第5レンズL5とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第6レンズL6と両凸形状の第7レンズL7とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第8レンズL8と物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第9レンズL9とを接合した接合レンズと、両凹形状の第10レンズL10と、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第11レンズL11と物体側に凹面を向けた正メニスカス形状の第12レンズL12とを接合した接合レンズとで構成されている。なお、図7中、CGはカバーガラスである。
次に、実施例7の対物レンズを構成する光学部材の数値データを示す。
数値データ3(実施例7)
OB=8.99mm
物体側NA:0.95
物体側視野:1.25mm
対物レンズ全長(物体面から最終レンズ面まで):70.830mm

<fTL=160mmの結像レンズと組み合わせた場合>
総合倍率:17.8倍
像側NA:0.0534
必要とされる画素サイズa:a≦6.7μm

<fTL=180mmの結像レンズと組み合わせた場合>
総合倍率:20倍
像側NA:0.0474
必要とされる画素サイズa:a≦7.6μm

<fTL=220mmの結像レンズと組み合わせた場合>
総合倍率:24.5倍
像側NA:0.0388
必要とされる画素サイズa:a≦9.3μm

<fTL=280mmの結像レンズと組み合わせた場合>
総合倍率:31.1倍
像側NA:0.0305
必要とされる画素サイズa:a≦11.8μm
S r d nd νd
物体面 ∞ 0.1700 1.52100 56.02(カバーガラス)
2 ∞ 1.0010
3 -5.4333 11.3905 1.67790 55.34
4 -8.5877 0.1000
5 -104.8848 4.1424 1.56907 71.30
6 -19.5161 0.1000
7 23.7560 10.4025 1.49700 81.54
8 -19.6992 2.0000 1.63775 42.41
9 25.2233 8.2035 1.43875 94.93
10 -24.9665 0.1266
11 27.7141 1.0715 1.63775 42.41
12 10.8195 11.2828 1.43875 94.93
13 -48.7196 1.0000
14 24.4445 2.0000 1.63775 42.41
15 10.5534 4.5611 1.43875 94.93
16 121.7083 2.0000
17 -72.4490 1.6702 1.51633 64.14
18 17.2984 5.0000
19 -9.0745 1.0053 1.61800 63.33
20 -30.8886 3.6028 1.73800 32.26
21 -11.7872
実施例5〜実施例7の対物レンズは、無限遠設計の対物レンズである。そのため、対物レンズ単独では結像しない。例えば、実施例1、3、4のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡における対物レンズ3として実施例5〜実施例7の対物レンズを用いる場合、例えば、後述する実施例8〜実施例11のいずれかの結像レンズを組み合わせるとよい。後述する実施例8〜実施例11の結像レンズは、夫々、d線の焦点距離が160mm、180mm、220mm、280mmの結像レンズである。なお、その場合、対物レンズと結像レンズの間の距離は、0〜150mmとするのが望ましい。
実施例8
図8は本発明の実施例8にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。
実施例8の結像レンズは、実施例1、3、4のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡における結像レンズ4の一構成例であり、物体側から順に、両凸形状の第1レンズLT1と物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第2レンズLT2とを接合した接合レンズと、両凸形状の第3レンズLT3と両凹形状の第4レンズLT4とを接合した接合レンズとで構成されている。
次に、実施例8の結像レンズを構成する光学部材の数値データを示す。
数値データ4(実施例8)
TL=160mm

S r d nd νd
1 53.7206 7.5800 1.49700 81.54
2 -59.7624 4.3700 1.72047 34.71
3 -569.3114 9.1600
4 39.1632 7.5600 1.72342 37.95
5 -101.2322 3.9000 1.61340 44.27
6 24.9218 114.6977
像面 ∞
実施例9
図9は本発明の実施例9にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。
実施例9の結像レンズは、実施例1、3、4のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡における結像レンズ4の他の構成例であり、物体側から順に、両凸形状の第1レンズLT1と物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第2レンズLT2とを接合した接合レンズと、両凸形状の第3レンズLT3と両凹形状の第4レンズLT4とを接合した接合レンズとで構成されている。
次に、実施例9の結像レンズを構成する光学部材の数値データを示す。
数値データ5(実施例9)
TL=180mm

S r d nd νd
1 60.4357 8.5000 1.49700 81.54
2 -67.2328 3.8000 1.72047 34.71
3 -640.4760 10.2859
4 44.0586 8.5000 1.72342 37.95
5 -113.8863 4.4000 1.61340 44.27
6 28.0371 129.5618
像面 ∞
実施例10
図10は本発明の実施例10にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。
実施例10の結像レンズは、実施例1、3、4のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡における結像レンズ4のさらに他の構成例であり、物体側から順に、両凸形状の第1レンズLT1と物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第2レンズLT2とを接合した接合レンズと、両凸形状の第3レンズLT3と両凹形状の第4レンズLT4とを接合した接合レンズとで構成されている。
次に、実施例10の結像レンズを構成する光学部材の数値データを示す。
数値データ6(実施例10)
TL=220mm

S r d nd νd
1 73.8658 10.3000 1.49700 81.54
2 -82.1734 4.5000 1.72047 34.71
3 -782.8039 12.7000
4 53.8494 10.3900 1.72342 37.95
5 -139.1943 5.3800 1.61340 44.27
6 34.2676 158.3683
像面 ∞
実施例11
図11は本発明の実施例11にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像レンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。
実施例11の結像レンズは、実施例1、3、4のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡における結像レンズ4のさらに他の構成例であり、物体側から順に、両凸形状の第1レンズLT1と物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第2レンズLT2とを接合した接合レンズと、両凸形状の第3レンズLT3と両凹形状の第4レンズLT4とを接合した接合レンズとで構成されている。
次に、実施例11の結像レンズを構成する光学部材の数値データを示す。
数値データ7(実施例11)
TL=280mm

S r d nd νd
1 94.0111 13.3000 1.49700 81.54
2 -104.5844 5.9000 1.72047 34.71
3 -996.2960 16.0000
4 68.5356 13.2200 1.72342 37.95
5 -177.1565 6.8400 1.61340 44.27
6 43.6133 201.4905
像面 ∞
実施例12
図12は本発明の実施例12にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の概略構成を示す説明図である。
実施例12のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、ステージ1と、透過明視野照明光学系2と、結像光学系7と、撮像カメラ5を有している。図12中、10は標本である。
ステージ1は、標本10を保持する。透過明視野照明光学系2は、ステージ1に載置された標本10を透過光で照明する。
結像光学系7は、総合倍率が8〜35倍の範囲内にあり、物体側NAが0.8以上である、乾燥系で構成されている。
撮像カメラ5は、CCDカメラ、TDIカメラ、ラインセンサカメラのいずれかのカメラであって、撮像面の長辺の長さが12mm以上あり、画素サイズをaμmとしたとき、次の条件式(1)を満足するように構成されている。
a≦(0.61×0.59)/(像側NA)μm ・・・(1)
実施例13
図13は本発明の実施例13にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の概略構成を示す説明図である。
実施例13のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、ステージ1と、透過明視野照明光学系2と、結像光学系7と、変倍レンズ6と、撮像カメラ5を有している。図13中、10は標本である。
変倍レンズ6は、結像光学系7と撮像カメラ5との間の結像光束の光路に設けられていて、連続的に倍率を変化することが可能に構成されている。例えば、1〜2倍の連続可変機能を有している、或いは、1〜3倍の連続可変機能を有している、或いは、1〜4倍の連続可変機能を有している、などである。
撮像カメラ5は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをbμmとしたとき、次の条件式(2)を満足するように構成されている。
b≦(0.61×0.59)/(高倍時の像側NA)μm ・・・(2)
その他の構成は、図12のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡と略同じである。
実施例14
図14は本発明の実施例14にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
実施例14の結像光学系は、実施例12、13のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡における結像光学系7の一構成例であり、図5に示した実施例5の対物レンズの光学構成と図9に示した実施例9の結合レンズの光学構成とを組み合わせた構成となっている。
次に、実施例14の結像光学系を構成する光学部材の数値データを示す。数値データ中、fIMは結像光学系の全系焦点距離である。なお、結像光学系を構成する個々の光学部材の数値データは、実施例5の数値データ1と実施例9の数値データ5とを空気間隔2mmをおいて併せたデータと同じであるので省略する。
数値データ8(実施例14)
IM=19.49mm
倍率:10倍
物体側NA:0.9
物体側視野:2.5mm
結像光学系全長(物体面から像面まで):252.11mm
実施例15
図15は本発明の実施例15にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
実施例15の結像光学系は、実施例12、13のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡における結像光学系7の他の構成例であり、図6に示した実施例6の対物レンズの光学構成と図10に示した実施例10の結合レンズの光学構成とを組み合わせた構成となっている。
次に、実施例15の結像光学系を構成する光学部材の数値データを示す。数値データ中、fIMは結像光学系の全系焦点距離である。なお、結像光学系を構成する個々の光学部材の数値データは、実施例6の数値データ2と実施例10の数値データ6とを空気間隔2mmをおいて併せたデータと同じであるので省略する。
数値データ9(実施例15)
IM=8.15mm
倍率:24.5倍
物体側NA:0.9
物体側視野:1.5mm
結像光学系全長(物体面から像面まで):269.31mm
実施例16
図16は本発明の実施例16にかかるバーチャルスライド作成システム用顕微鏡に用いる結像光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
実施例16の結像光学系は、実施例12、13のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡における結像光学系7のさらに他の構成例であり、図7に示した実施例7の対物レンズの光学構成と図11に示した実施例11の結合レンズの光学構成とを組み合わせた構成となっている。
次に、実施例16の結像光学系を構成する光学部材の数値データを示す。数値データ中、fIMは結像光学系の全系焦点距離である。なお、結像光学系を構成する個々の光学部材の数値データは、実施例7の数値データ3と実施例11の数値データ7とを空気間隔2mmをおいて併せたデータと同じであるので省略する。
数値データ10(実施例16)
IM=8.05mm
倍率:31.1倍
物体側NA:0.95
物体側視野:1.25mm
結像光学系全長(物体面から像面まで):329.58mm
次に、実施例5〜7の対物レンズ、実施例8〜11の結像レンズを組み合わせた実施例1のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の構成例を次の表1に示す。
表1
Figure 2010117705
実施例2〜4のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においても、上記表1と同様の光学パラメータで構成可能である。但し、実施例2〜4の顕微鏡は、倍率が1.5〜4倍の所定倍率に切り替わる変倍光学系を備えており、撮像素子の画素サイズについては、高倍時の画素サイズb≦(0.61×0.59/高倍時の像側NA)μmを満たすようになっている。このため、表1よりも大きな画素サイズで構成することが可能である。
次に、実施例14〜16の結像光学系を用いた実施例12のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の構成例を次の表2に示す。

表2
Figure 2010117705
実施例13のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡においても、上記表2と同様の光学パラメータで構成可能である。但し、実施例13の顕微鏡は、倍率が1.5〜4倍の所定倍率に切り替わる変倍光学系を備えており、撮像素子の画素サイズについては、高倍時の画素サイズb≦(0.61×0.59/高倍時の像側NA)μmを満たすようになっている。このため、表1よりも大きな画素サイズで構成することが可能である。
以上、本発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡の実施例を説明したが、本発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は上記各実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の構成要件を満足する範囲であればどのように構成してもよい。
本発明のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡は、バーチャルスライドを用いて病理診断を行う医療、医学の分野に有用である。
1 ステージ
2 透過照明光学系
3 対物レンズ
4 結像レンズ
4’ 変倍の結像レンズ
5 撮像手段(撮像カメラ)
6、6’ 変倍レンズ
7 結像光学系
10 標本
CG カバーガラス
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L7 第7レンズ
L8 第8レンズ
L9 第9レンズ
L10 第10レンズ
L11 第11レンズ
L12 第12レンズ
L13 第13レンズ
L14 第14レンズ
T1 第1レンズ
T2 第2レンズ
T3 第3レンズ
T4 第4レンズ

Claims (24)

  1. 標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、対物レンズと、結像レンズと、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、
    前記対物レンズは、無限遠に設計され、物体側NAが0.8以上で、d線の焦点距離が8〜20mmの範囲内にある、乾燥系で構成され、
    前記結像レンズは、d線の焦点距離が160〜280mmの範囲内にあり、
    前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをaμmとしたとき、次の条件式(1)を満足することを特徴とするバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
    a≦(0.61×0.59)/(像側NA)μm ・・・(1)
  2. 前記結像レンズは、d線の焦点距離が160〜220mmの範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  3. 前記結像レンズは、d線の焦点距離が160〜200mmの範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  4. 前記撮像手段が、CCDカメラであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  5. 前記撮像手段が、TDIカメラであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  6. 前記撮像手段が、ラインセンサカメラであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  7. 標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、対物レンズと、結像レンズと、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、
    前記対物レンズは、無限遠に設計され、物体側NAが0.8以上で、d線の焦点距離が8〜20mmの範囲内にある、乾燥系で構成され、
    前記結像レンズは、d線の焦点距離が160〜280mmの範囲内にあり、
    さらに、前記結像レンズと組み合わせて使用する変倍光学系を有し、
    前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをbμmとしたとき、次の条件式(2)を満足することを特徴とするバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
    b≦(0.61×0.59)/(高倍時の像側NA)μm ・・・(2)
  8. 前記変倍光学系は、1.5〜4倍の範囲内の所定倍率に、倍率を切り替え可能に構成されていることを特徴とする請求項7に記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  9. 前記撮像手段が、CCDカメラであることを特徴とする請求項7又は8に記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  10. 前記撮像手段が、TDIカメラであることを特徴とする請求項7又は8に記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  11. 前記撮像手段が、ラインセンサカメラであることを特徴とする請求項7又は8に記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  12. 標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、結像光学系と、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、
    前記結像光学系は、総合倍率が8〜35倍の範囲内にあり、物体側NAが0.8以上である、乾燥系で構成され、
    前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをaμmとしたとき、次の条件式(1)を満足することを特徴とするバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
    a≦(0.61×0.59)/(像側NA)μm ・・・(1)
  13. 前記結像光学系は、総合倍率が8〜27.5倍の範囲内にあることを特徴とする請求項12に記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  14. 前記結像光学系は、総合倍率が8〜25倍の範囲内にあることを特徴とする請求項12に記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  15. 前記撮像手段が、CCDカメラであることを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  16. 前記撮像手段が、TDIカメラであることを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  17. 前記撮像手段が、ラインセンサカメラであることを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  18. 標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、結像光学系と、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、
    前記結像光学系は、総合倍率が8〜35倍の範囲内にあり、物体側NAが0.8以上である、乾燥系で構成され、
    さらに、前記結像光学系と組み合わせて使用する変倍光学系を有し、
    前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをbμmとしたとき、次の条件式(2)を満足することを特徴とするバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
    b≦(0.61×0.59)/(高倍時の像側NA)μm ・・・(2)
  19. 前記変倍光学系は、1.5〜4倍の範囲内の所定倍率に、倍率を切り替え可能に構成されていることを特徴とする請求項18に記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  20. 前記撮像手段が、CCDカメラであることを特徴とする請求項18又は19に記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  21. 前記撮像手段が、TDIカメラであることを特徴とする請求項18又は19に記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  22. 前記撮像手段が、ラインセンサカメラであることを特徴とする請求項18又は19に記載のバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
  23. 標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、対物レンズと、結像レンズと、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、
    前記対物レンズは、無限遠に設計され、物体側NAが0.8以上で、d線の焦点距離が8〜20mmの範囲内にあり、物体面から最終レンズ面までの距離が55〜95mmの範囲内にある、乾燥系で構成され、
    前記結像レンズは、d線の焦点距離が160〜280mmの範囲内にあり、
    前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをaμmとしたとき、次の条件式(1)を満足することを特徴とするバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
    a≦(0.61×0.59)/(像側NA)μm ・・・(1)
  24. 標本のバーチャルスライドを作成するバーチャルスライド作成システムに用いられ、標本を保持するステージと、該標本を透過光で照明する透過照明光学系と、対物レンズと、結像レンズと、撮像手段を有するバーチャルスライド作成システム用顕微鏡であって、
    前記対物レンズは、無限遠に設計され、物体側NAが0.8以上で、d線の焦点距離が8〜20mmの範囲内にあり、物体面から最終レンズ面までの距離が55〜95mmの範囲内にある、乾燥系で構成され、
    前記結像レンズは、d線の焦点距離が160〜280mmの範囲内にあり、
    さらに、前記結像レンズと組み合わせて使用する変倍光学系を有し、
    前記変倍光学系は、1.5〜4倍の範囲内の所定倍率に、倍率を切り替え可能に構成され、
    前記撮像手段は、撮像面の長辺の長さが12mm以上であり、画素サイズをbμmとしたとき、次の条件式(2)を満足することを特徴とするバーチャルスライド作成システム用顕微鏡。
    b≦(0.61×0.59)/(高倍時の像側NA)μm ・・・(2)
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