JP2010117444A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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和人 山木
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Abstract

【課題】レンズ鏡筒にタッチパッドを配設することにより、レンズ鏡筒の密閉度が高まり優れた防塵防滴効果を得る。更に、回動操作する回動操作部材を配設しないため、操作時に発生する振動を防止することが出来、像ブレ低減も可能となる。
【解決手段】レンズ群を保持する鏡枠と、鏡枠を移動させるモータとを有したレンズ鏡筒であって、レンズ鏡筒内に配設されている鏡枠の移動を制御する制御部と、指の移動を検出する接触式検知部材とを有し、接触式検知部材は、移動の信号を該制御部に送出し、制御部は、接触検知部材から送出された該移動の信号を基に指の移動方向、移動量と移動速度とを算出し、移動方向、移動量と移動速度とを基に、該鏡枠を光軸方向に移動させる処理をする。
【選択図】図1

Description

レンズ鏡筒の防塵防滴性と防振性の向上を図られたレンズ鏡筒に関する。
カメラの操作性を簡便にするため操作部材と、カメラ使用時における撮影光学系保護のための防塵防滴効果を図った部材とを有したデジタルカメラが登場している。カメラを操作する部材としてボタン、ダイヤルとスィッチ等の部材がある。これらの部材を操作することにより、撮影シーン、撮影モードや撮影方法を選撮影者の好みに合わせて選択することが可能となっている。これらの操作部材に代わる操作部材としてタッチパネルやタッチパット等のタッチセンサを用いたデジタルカメラが提案されている。
特許文献1では、タッチパットを用いて、撮影者のタッチパットを操作する指の回転方向、回転速度に対応してモニターに映し出されるメニューを選択することが可能であることが示されている。
特許文献2では、タッチパネルで撮影のモードを選択可能なことが示されている。撮影者がパネルを指で押圧し、パネルに表示される情報を選択することにより、所望の構図で撮影が可能であることが示されている。
特開2004−206178号公報 特開2006−191232号公報
近年、ユーザーの交換レンズに対する要望と需要は多岐に渡ってきている。そのため、供給される交換レンズの種類は多種多様である。特に望遠レンズにおいてはF値が小さく、焦点距離が大きい大口径の超望遠機能を備えた交換レンズが登場してきている。このような交換レンズは性能上、レンズ群を構成するレンズが大径化し、レンズの枚数も増加するためレンズ鏡筒の総重量が増加する傾向にある。このような超望遠レンズは大型化するため、このレンズを構成する部品の点数は増加し、部品の大きさは大型化する傾向にある。
大型化するレンズ鏡筒はレンズ鏡筒を構成する部品点数は増加する傾向にあり、組立て性も悪くなる。そのためレンズ鏡筒の密閉性を損ないやすくなる。大型化するレンズ鏡筒ほど外部環境要因に左右されない光学的性能が求められる。密閉性が低いならば湿度や塵芥等の影響を受けやすく、レンズ鏡筒本来有する光学性能が劣化することになる。また、機構上の機能性が損なわれる可能性もある。
上記課題を解決するために請求項1に記載されている発明は、レンズ群と、該レンズ群を保持する鏡枠と、該鏡枠を移動させるモータとを有したレンズ鏡筒であって、該レンズ鏡筒は、該レンズ鏡筒内に配設されている鏡枠の移動を制御する制御部と、指の移動を検出する接触式検知部材とを有し、該接触式検知部材は該移動を検出後、該移動の信号を該制御部に送出し、該制御部は、該接触検知部材から送出された該移動の信号を基に指の移動方向、移動量と移動速度とを算出し、該移動方向、該移動量と該移動速度とを基に、該鏡枠を光軸方向に移動させる処理をすることを特徴とするレンズ鏡筒である。
また、上記課題を解決するために請求項2に記載されている発明は、前記接触検知部材は前記レンズ鏡筒に巻着したことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒である。
また、上記課題を解決するために請求項3に記載されている発明は、前記接触検知部材は光軸に対して垂直又は、光軸を中心に半径方向に配設されたことを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ鏡筒である。
また、上記課題を解決するために請求項4に記載されている発明は、前記制御部は、前記モータへの出力値を算出し、前記出力値を基に前記モータの回転方向、回転量と回転速度とを算出し、前記鏡枠を光軸方向に移動させる処理をすることを特徴とする請求項1乃至3記載のレンズ鏡筒である。
また、上記課題を解決するために請求項5に記載されている発明は、前記レンズ群、前記鏡枠、前記モータ、前記操作部材と前記接触式検知部材とは合焦用と変倍用とに夫々配設されていることを特徴とする請求項1乃至4記載のレンズ鏡筒である。
本発明を実施することにより、大型化したレンズ鏡筒だけに限定されず、レンズ鏡筒全般において、レンズ鏡筒の密閉度は高まり防塵防滴効果に優れる。また、部品の点数が減少するため組立て性が良く、省スペース化や低コスト化にもつながる。
更に、撮影時に操作リングを回動操作しないため、振動が発生し難くなり、振動による画像のブレや視野変動を低減することが可能となる。レンズ鏡筒が大型化するほど、また、焦点距離が大きいほど本発明の効果は大きい。
本発明の実施例を図に基づいて説明する。本実施例では超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒の鏡枠の移動制御に本発明を適用した。
図1は実施例1における超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒の外観斜視図である。図2は実施例1における超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒の断面図である。図3は実施例1におけるズーミング用操作リングとフォーカシング用操作リング上に着接してあるズーミング用タッチパッドとフォーカシング用タッチパッドの図である。図4は実施例1における超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒におけるレンズ鏡枠の移動の制御を示したブロック図である。図5は実施例1におけるマニュアル操作時におけるレンズ鏡枠の移動とその移動速度の制御を示すフローチャート図である。図6は実施例1におけるオートフォーカス操作時におけるレンズ鏡枠の移動とその移動速度の制御を示すフローチャート図である。図7は実施例2における超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒の外観斜視図である。図8は実施例3における超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒の外観斜視図である。
以下、実施例1について説明する。
図1では、レンズ鏡筒1にカメラ本体2が装着されていることが示されている。本実施例のレンズ鏡筒は超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒であり、このレンズ鏡筒は固定筒3と固定筒3よりも外径の小さい後部鏡筒5との二つに分かれている。後部鏡筒5にはズーミング用タッチパッド7bとフォーカシング用タッチパッド8bとが配設されている。
図2では、レンズ鏡筒1は光軸lに沿って複数のレンズ群を配設し、それぞれのレンズ群を保持する複数の鏡枠を重ねて構成されており、光軸lに垂直に物体側から第1のレンズ群L1、第2のレンズ群L2、第3のレンズ群L3、第4のレンズ群L4と第5のレンズ群L5とが配設されていることが示されている。また、レンズ鏡筒1を三脚に固定するための三脚座4も配設されている。第2のレンズ群L2はズーミング用レンズ群であり、第3のレンズ群L3はフォーカシング用レンズ群である。
光軸lに平行に第2のレンズ群用リードスクリュー7cと第3のレンズ群用リードスクリュー8cとがレンズ鏡筒1に配設されている。第2のレンズ群用リードスクリュー7cには第2のレンズ群用ナット7dが螺合しており、第3のレンズ群用リードスクリュー8cには第3のレンズ群用ナット8dが螺合している。第2のレンズ群用ナット7dには第2のレンズ群L2を保持した第2のレンズ群の鏡枠7が固着しており、第3のレンズ群用ナット8dには第3のレンズ群L3を保持した第3のレンズ群の鏡枠8が固着している。
第2のレンズ群用リードスクリュー7cの物体側の端部はベアリング6で回転可能に保持され、カメラ側の端部には第2のレンズ群用ロータリーエンコーダ7fが配設されている。第2のレンズ群用ロータリーエンコーダ7fに隣接して第2のレンズ群用DCモータ7eが配設されている。第2のレンズ群用リードスクリュー7cと第2のレンズ群用DCモータ7eとには各々プーリー(不図示)が配設され、両プーリーは第2のレンズ群用タイミングベルト7gで繋がれている。これにより第2のレンズ群用DCモータ7eの駆動が第2のレンズ群用リードスクリュー7cに伝達され、第2のレンズ群用リードスクリュー7cが回転する。
第2のレンズ群用リードスクリュー7cの回転は第2のレンズ群用リードスクリュー7cのカメラ側の端部に配設されている第2のレンズ群用ロータリーエンコーダ7fによって計測される。計測された回転は第2のレンズ群用ロータリーエンコーダ7f内で信号に変換されて制御装置9内のCPU10に出力される。第2のレンズ群用ロータリーエンコーダ7fから出力された信号は制御装置9内のCPU10で処理され、第2のレンズ群L2を保持した第2のレンズ群の鏡枠7の移動速度と位置とがCPU10のデータテーブルに基づいて算出される。
第3のレンズ群用リードスクリュー8cも上記第2のレンズ群用リードスクリュー7cと同様に、第3のレンズ群用ロータリーエンコーダ8f、第3のレンズ群用DCモータ8e、第3のレンズ群用プーリー(不図示)と第3のレンズ群用タイミングベルト8gとが配設されている。第3のレンズ群用DCモータ8eの駆動が第3のレンズ群用リードスクリュー8cに伝達され、第3のレンズ群用リードスクリュー8cが回転する。
第3のレンズ群用リードスクリュー8cの回転は第3のレンズ群用リードスクリュー8cのカメラ側の端部に配設されている第3のレンズ群用ロータリーエンコーダ8fによって計測される。計測された回転は第3のレンズ群用ロータリーエンコーダ8f内で信号に変換されて制御装置9内のCPU10に出力される。第3のレンズ群用ロータリーエンコーダ8fから出力された信号は制御装置9内のCPU10で処理され、第3のレンズ群L3を保持した第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度と位置とがCPU10のデータテーブルに基づいて算出される。
また、レンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分を検出する検出手段は不図示ではあるが、第3のレンズ群用ロータリーエンコーダ8fの付近に設置されている基板に配設されている。本発明においては検出手段として加速度センサを使用している。
次に、第2のレンズ群の鏡枠7と第3のレンズ群の鏡枠8との移動制御について説明する。
図1より、後部鏡筒5において、物体側からカメラ本体2側に向けて、ズーミング用タッチパッド7bとフォーカシング用タッチパッド8bとが配設されている。図3より、ズーミング用タッチパッド7bはズーミング用操作リング7aの表面に着接され、フォーカシング用タッチパッド8bはフォーカシング用操作リング8aの表面に着接されている。ズーミング用操作リング7aとフォーカシング用操作リング8aとは固定筒3の後部に連接する後部鏡筒5に固定されており、各操作リングは回動しない。これらズーミング用操作リング7aとフォーカシング用操作リング8aとは後部鏡筒5の端部に装着するカメラ本体2に近接した位置に並設されてある。レンズ鏡筒1の固定筒3の下部には三脚座4が配設してあり、三脚座4に三脚を固定して撮影するとき、撮影者がカメラ本体2のファインダーを覗いた姿勢でのズーミング操作やフォーカシング操作が容易であるようになっている。
ズーミング操作はズーミング用操作リング7a上に着接してあるズーミング用タッチパッド7bを指で時計回り、又は、反時計回りになぞらえることによりズーミング操作の信号をCPU10に送出し、フォーカシング操作はフォーカシング用操作リング8a上に着接してあるフォーカシング用タッチパッド8bを指で同様になぞらえることによりフォーカシング操作の信号をCPU10に送出する。
各操作リング上に着接してあるタッチパッド上を指でなぞらえた時、指の移動方向、移動量と移動速度とが検出される。この検出された指の移動方向、移動量と移動速度との信号はCPU10に送出される。送出された信号を基に、各レンズ鏡枠の移動方向、移動量と移動速度とがCPU10で算出され、各鏡枠が移動制御される。
以下、変倍操作について説明する。
図4では、加速度センサと各タッチパッドとによる各鏡枠の移動について示されている。
撮影者がマニュアル操作で撮影倍率を変える場合、ズーミング用操作リング7a上に着接されているズーミング用タッチパッド7bを指で時計回り、又は、反時計回りになぞらえると、ズーミング用タッチパッド7bが撮影者の指の移動方向、移動量と移動速度とを検出する。検出されたこれらの情報は信号に変換されて制御装置9内のCPU10に送られる。これにより、目標の停止位置を設定することができる。このとき、指の移動量に基づく鏡枠の停止位置が終端位置よりも過ぎるならば、この停止位置が終端位置に設定される。
また、第2のレンズ群の鏡枠7が保持しているレンズの重量とレンズ鏡筒1の傾斜角度とによって第2のレンズ群の鏡枠7の移動速度に変化が生じてくる。ズーミング用タッチパッド7bで設定した停止位置で第2のレンズ群の鏡枠7を精度良く停止させるため、加速度センサで第2のレンズ群の鏡枠7に作用する光軸方向の加速度成分を検出し、検出された光軸方向の加速度成分は加速度センサにおいて検出信号に変換されて制御装置9内のCPU10に送られる。
第2のレンズ群用ロータリーエンコーダ7fで第2のレンズ群用リードスクリュー7cの回転を計測し、計測した結果を信号に変換して制御装置9内のCPU10に送る。このCPU10で第2のレンズ群の鏡枠7の現在位置を算出する。
制御装置9内のCPU10には、加速度センサから検出信号に変換されて送られた光軸方向の加速度成分の情報、検出されたズーミング用タッチパッド7b上をなぞらえた撮影者の指の移動方向、移動速度と移動量とを基に第2のレンズ群用DCモータ7eの駆動量と駆動速度とを算出するデータテーブルが予め記憶されている。このCPU10内で、CPU10に入力された前記の加速度成分の情報、撮影者の指の移動方向、移動量、移動速度と第2のレンズ群の鏡枠7の現在位置とを基に第2のレンズ群用DCモータ7eを駆動させるためのデューティ比が算出される。
レンズ鏡筒1の角度が水平の位置から仰角のとき、レンズの重量がレンズ鏡筒1のカメラ側にかかるため、第2のレンズ群の鏡枠7をレンズ鏡筒1の物体側に移動させるときはデューティ比が大きく算出され、逆に、第2のレンズ群の鏡枠7をレンズ鏡筒1のカメラ側に移動させるときはデューティ比が小さく算出される。また、レンズ鏡筒1の角度が水平の位置から俯角のとき、レンズの重量がレンズ鏡筒1の物体側にかかるため第2のレンズ群の鏡枠7をレンズ鏡筒1の物体側に移動させるときはデューティ比が小さく算出され、逆に、第2のレンズ群の鏡枠7をカメラ側に移動させるときはデューティ比が大きく算出される。このように、各角度に対応してデューティ比が算出される。
算出されたデューティ比は制御装置9内のCPU10内で出力信号に変換されて、このCPU10から制御装置9内にある第2のレンズ群用ドライバー7hに送られる。第2のレンズ群用ドライバー7hではこの出力信号に従って第2のレンズ群用DCモータ7eに印加される電圧が調整される。調整された印加電圧は制御装置9内の第2のレンズ群用ドライバー7hから第2のレンズ群用DCモータ7eへ供給され、これにより第2のレンズ群用DCモータ7eが回転する。すなわち、第2のレンズ群用DCモータ7eへの印加電圧が第2のレンズ群の鏡枠7の光軸方向に作用する加速度成分に基づいて調整されることにより第2のレンズ群用DCモータ7eの回転数が制御される。
この第2のレンズ群用DCモータ7eの回転によって第2のレンズ群用リードスクリュー7cが回転させられ、第2のレンズ群用ナット7d及び第2のレンズ群の鏡枠7を直進移動させる。この直進移動が広角側ならば第1のレンズ群L1に接近する方向、この直進移動が反対方向の望遠側ならば第1のレンズ群L1から離反する方向に移動される。
第2のレンズ群用リードスクリュー7cの回転中、第2のレンズ群用ロータリーエンコーダ7fによって第2のレンズ群用リードスクリュー7cの回転が計測され、この計測された情報が制御装置9内のCPU10に送られる。制御装置9内のCPU10では、この第2のレンズ群用リードスクリュー7cの回転の情報を基に移動中の第2のレンズ群の鏡枠7の移動量が算出される。また、この移動中において、光軸方向に作用する加速度成分も検出されている。この算出された移動量と検出された加速度成分とを基にデューティ比が常に補正される。これにより、移動中の第2のレンズ群の鏡枠7の移動速度が制御される。
以下、合焦操作について説明する。
撮影者がマニュアル操作で焦点調整をしようとする場合、フォーカシング用操作リング8a上に着接されているフォーカシング用タッチパッド8bを指で時計回り、又は、反時計回りになぞらえると、フォーカシング用タッチパッド8bが撮影者の指の移動方向、移動量と移動速度とを検出する。検出されたこれらの情報は信号に変換されて制御装置9内のCPU10に送られる。これにより、目標の停止位置を設定することができる。このとき、指の移動量に基づく鏡枠の停止位置が終端位置よりも過ぎるならば、この停止位置が終端位置に設定される。
また、第3のレンズ群の鏡枠8が保持しているレンズの重量とレンズ鏡筒1の傾斜角度とによって第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度に変化が生じてくる。フォーカシング用タッチパッド8bで設定した停止位置で第3のレンズ群の鏡枠8を精度良く停止させるため、加速度センサで第3のレンズ群の鏡枠8に作用する光軸方向の加速度成分を検出し、検出された光軸方向の加速度成分は加速度センサにおいて検出信号に変換されて制御装置9内のCPU10に送られる。
第3のレンズ群用ロータリーエンコーダ8fで第3のレンズ群用リードスクリュー8cの回転を計測し、計測した結果を信号に変換して制御装置9内のCPU10に送る。このCPU10で第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置を算出する。
制御装置9内のCPU10には、加速度センサから検出信号に変換されて送られた光軸方向の加速度成分の情報、検出されたフォーカシング用タッチパッド8b上をなぞらえた撮影者の指の移動方向、移動量と移動速度とを基に第3のレンズ群用DCモータ8eの駆動量を算出するデータテーブルが予め記憶されている。このCPU10内で、CPU10に入力された前記の加速度成分の情報、撮影者の指の移動方向、移動速度、移動量と第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置とを基に第3のレンズ群用DCモータ8eを駆動させるためのデューティ比が算出される。
レンズ鏡筒1の角度が水平の位置から仰角のとき、レンズの重量がレンズ鏡筒1のカメラ側にかかるため、第3のレンズ群の鏡枠8をレンズ鏡筒1の物体側に移動させるときはデューティ比が大きく算出され、逆に、第3のレンズ群の鏡枠8をレンズ鏡筒1のカメラ側に移動させるときはデューティ比が小さく算出される。また、レンズ鏡筒1の角度が水平の位置から俯角のとき、レンズの重量がレンズ鏡筒1の物体側にかかるため第3のレンズ群の鏡枠8をレンズ鏡筒1の物体側に移動させるときはデューティ比が小さく算出され、逆に、第3のレンズ群の鏡枠8をカメラ側に移動させるときはデューティ比が大きく算出される。このように、各角度に対応してデューティ比が算出される。
算出されたデューティ比は制御装置9内のCPU10内で出力信号に変換されて、このCPU10から制御装置9内にある第3のレンズ群用ドライバー8hに送られる。第3のレンズ群用ドライバー8hではこの出力信号に従って第3のレンズ群用DCモータ8eに印加される電圧が調整される。調整された印加電圧は制御装置9内の第3のレンズ群用ドライバー8hから第3のレンズ群用DCモータ8eへ供給され、これにより第3のレンズ群用DCモータ8eが回転する。すなわち、レンズ鏡筒1の角度に対応して、第3のレンズ群用DCモータ8eへの印加電圧が第3のレンズ群の鏡枠8に作用する加速度成分に基づいて調整されることにより第3のレンズ群用DCモータ8eの回転数が制御される。
この第3のレンズ群用DCモータ8eの回転によって第3のレンズ群用リードスクリュー8cが回転させられ、第3のレンズ群用ナット8d及び第3のレンズ群の鏡枠8を直進移動させる。この直進移動が至近方向ならば第4のレンズ群L4に接近する方向、また、この直進移動が反対方向の無限遠方向ならば第4のレンズ群L4から離反する方向に移動させる。
第3のレンズ群用リードスクリュー8cの回転中、第3のレンズ群用ロータリーエンコーダ8fによって第3のレンズ群用リードスクリュー8cの回転が計測され、この計測された情報が制御装置9内のCPU10に送られる。制御装置9内のCPU10では、この第3のレンズ群用リードスクリュー8cの回転の情報を基に移動中の第3のレンズ群の鏡枠8の移動量が算出される。また、この移動中において、光軸方向に作用する加速度成分も検出されている。この算出された移動量と検出された加速度成分とを基にデューティ比が常に補正される。これにより、移動中の第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度が制御される。
次に、オートフォーカス操作時について説明する。
カメラ本体2に配設してあるレリーズボタン(不図示)を半押しすることにより、対象物とカメラ本体2との間の距離の測距が行われる。これにより、カメラ本体2内で合焦点が決定され、フォーカシング用鏡枠である第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置がカメラ本体2内にある制御装置内のCPUで決定される。このCPUで決定された第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置の情報と、その設定停止位置まで第3のレンズ群の鏡枠8が移動する情報とがこのCPUからレンズ鏡筒1内の制御装置9内のCPU10に送られる。
レンズ鏡筒1内のCPU10では、これらの送られた設定停止位置の情報と鏡枠の設定停止位置までの移動の情報とに加速度センサで検出したレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分を加えて以下のようにデューティ比が算出される。
レンズ鏡筒1の角度が水平の位置から仰角のとき、レンズの重量がレンズ鏡筒1のカメラ側にかかるため、第3のレンズ群の鏡枠8をレンズ鏡筒1の物体側に移動させるときはデューティ比が大きく算出され、逆に、第3のレンズ群の鏡枠8をレンズ鏡筒1のカメラ側に移動させるときはデューティ比が小さく算出される。また、レンズ鏡筒1の角度が水平の位置から俯角のとき、レンズの重量がレンズ鏡筒1の物体側にかかるため第3のレンズ群の鏡枠8をレンズ鏡筒1の物体側に移動させるときはデューティ比が小さく算出され、逆に、第3のレンズ群の鏡枠8をカメラ側に移動させるときはデューティ比が大きく算出される。このように、各角度に対応してデューティ比が算出される。
レンズ鏡筒1の制御装置9内のCPU10で算出されたデューティ比はレンズ鏡筒1の制御装置9内のCPU10内で出力信号に変換されて、レンズ鏡筒1の制御装置9内にある第3のレンズ群用ドライバー8hに送られる。この第3のレンズ群用ドライバー8hでは出力信号に従って第3のレンズ群用DCモータ8eに印加される電圧が調整される。調整された印加電圧は第3のレンズ群用DCモータ8eへ供給され、これにより第3のレンズ群用DCモータ8eが回転する。すなわち、レンズ鏡筒1の角度に対応して、第3のレンズ群用DCモータ8eへの印加電圧が第3のレンズ群の鏡枠8に作用する加速度成分に基づいて調整されることにより第3のレンズ群用DCモータ8eの回転が制御される。
この第3のレンズ群用DCモータ8eの回転によって第3のレンズ群用リードスクリュー8cが回転させられ、第3のレンズ群用ナット8d及び第3のレンズ群の鏡枠8を直進移動させる。この直進移動が至近方向ならば第4のレンズ群L4に接近する方向、また、この直進移動が反対方向の無限遠方向ならば第4のレンズ群L4から離反する方向に移動させる。
第3のレンズ群用リードスクリュー8cの回転中、第3のレンズ群用ロータリーエンコーダ8fによって第3のレンズ群用リードスクリュー8cの回転が計測され、この計測された情報が制御装置9内のCPU10に送られる。制御装置9内のCPU10では、この第3のレンズ群用リードスクリュー8cの回転の情報を基に移動中の第3のレンズ群の鏡枠8の移動量が算出される。また、この移動中において、光軸方向に作用する加速度成分も検出されている。この算出された移動量と検出された加速度成分とを基にデューティ比が常に補正される。これにより、移動中の第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度が制御される。
図5と図6は制御装置9内のCPU10によるレンズ鏡枠の移動とその移動速度の制御を示すフローチャート図である。
(マニュアル操作時)
Step1ではズーミング用タッチパッド7bで第2のレンズ群の鏡枠7、フォーカシング用タッチパッド8bで第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置を夫々設定する。各タッチパッド上を指でなぞらえることにより、撮影者のなぞらえた指の移動方向、移動量と移動速度とが信号に変換され、変換された信号が制御装置9内のCPU10に読み取られる。これにより、各鏡枠の停止位置が設定される。このとき、指の移動量に基づく鏡枠の停止位置が終端位置よりも過ぎるならば、この停止位置が終端位置に設定される。
Step2では第2のレンズ群用ロータリーエンコーダ7fで第2のレンズ群用リードスクリュー7cの回転を計測し、第2のレンズ群の鏡枠7の現在位置と移動速度を検出する。同様に、第3のレンズ群用ロータリーエンコーダ8fで第3のレンズ群用リードスクリュー8cの回転を計測し第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置と移動速度を検出する。検出された各鏡枠の現在位置と設定停止位置との間のパルス数に基づき、各鏡枠の現在位置と設定停止位置との間が0パルス又は1パルスであるならば、Step3に進む。0パルス又は1パルスでないならばStep4に進む。
Step3では各鏡枠の移動を完全停止させる。
Step4ではレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分を加速度センサで検出する。
Step5では各タッチパッドで設定した設定停止位置、加速度センサで検出されたレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分と各鏡枠の移動速度とを制御装置9内のCPU10のデータテーブルで処理し、各DCモータを駆動させるためのデューティ比を算出する。
Step6では制御装置9内のCPU10で算出されたデューティ比がCPU10内で出力信号に変換され、制御装置9内の各ドライバーに送られる。制御装置9内のCPU10から制御装置9内のドライバーに送られた出力信号により、算出されたデューティ比に従って各DCモータに印加される電圧が調整される。
Step7ではStep6で調整された印加電圧が制御装置9内の各ドライバーから各DCモータへ供給される。これにより、デューティ比に従って各DCモータが駆動し、各リードスクリューを回転させ各鏡枠を移動させる。そして、Step2に戻る。
Step2に戻った後、再度各リードスクリューの回転を各ロータリーエンコーダが検出し、検出した回転を制御装置9内のCPU10に送る。検出した各リードスクリューの回転に基づいて設定停止位置と移動中の鏡枠との間のパルス数及び移動中の鏡枠の移動速度を制御装置9内のCPU10で算出する。各鏡枠の移動中は、設定停止位置と移動中の鏡枠との間のパルス数、移動中の鏡枠の移動速度及びレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分を常に検出し続ける。検出したパルス数、速度及び光軸方向の加速度成分を制御装置のCPU10で処理し、デューティ比を変え、ドライバーでDCモータに印加する電圧を調整し、各DCモータの回転数を制御する。これによりリードスクリューの回転も制御され、各鏡枠の移動の加減速が行われる。鏡枠を移動させ、鏡枠の現在位置と設定停止位置の間のパルス数が減少するに従って、デューティ比を減少させる。デューティ比を減少させることにより、鏡枠を設定停止位置より0パルスから1パルス以内で精度良く停止させることが可能となる。
(オートフォーカス操作時)
Step8では、カメラ本体2に配設してあるレリーズボタン(不図示)を半押しすることにより、対象物とカメラ本体2との間の距離の測距が行われる。これにより、カメラ本体2内の制御装置内のCPUで合焦点が決定され、フォーカシング用鏡枠である第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置が決定される。カメラ本体2内の制御装置内のCPUで決定された第3のレンズ群の鏡枠8の設定停止位置の指令の信号が、カメラ本体2内の制御装置内のCPUからレンズ鏡筒1内の制御装置9内のCPU10に送られる。
Step9では第3のレンズ群用ロータリーエンコーダ8fでフォーカシング用鏡枠である第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置を検出する。検出された第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置と、カメラ本体2内の制御装置内のCPUで決定された設定停止位置との間のパルス数に基づき、第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置と上記設定停止位置との間が0パルス又は1パルスであるならば、Step10に進む。第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置との間が0パルス又は1パルスでないならばStep11に進む。
Step10では第3のレンズ群の鏡枠8の移動を完全停止させる。
Step11ではレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分をレンズ鏡筒1内に配設された加速度センサで検出する。
Step12ではカメラ本体2内の制御装置内のCPUで決定された設定停止位置、レンズ鏡筒1内に配設された加速度センサで検出されたレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分と第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度とをレンズ鏡筒1にある制御装置9内のCPU10のデータテーブルで処理し、第3のレンズ群用DCモータ8eを駆動させるためのデューティ比を算出する。
Step13ではレンズ鏡筒1にある制御装置9のCPU10で算出されたデューティ比がCPU10内で出力信号に変換され、制御装置9内の第3のレンズ群用ドライバー8hに送られる。制御装置9内のCPU10から制御装置9内の第3のレンズ群用ドライバー8hに送られた出力信号により、算出されたデューティ比に従って第3のレンズ群用DCモータ8eに印加される電圧が調整される。
Step14ではStep13で調整された印加電圧が制御装置9内の第3のレンズ群用ドライバー8hから第3のレンズ群用DCモータ8eへ供給される。これにより、デューティ比に従って第3のレンズ群用DCモータ8eが駆動し、第3のレンズ群用リードスクリュー8cを回転させ第3のレンズ群の鏡枠8を移動させる。そして、Step9に戻る。
Step9に戻った後、第3のレンズ群用リードスクリュー8cの回転を第3のレンズ群用ロータリーエンコーダ8fが検出し、検出した回転を制御装置9内のCPU10に送る。検出した第3のレンズ群用リードスクリュー8cの回転に基づいて設定停止位置と移動中の第3のレンズ群の鏡枠8との間のパルス数及び移動中の第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度を制御装置9内のCPU10で算出する。この第3のレンズ群の鏡枠8の移動中は、設定停止位置と移動中の第3のレンズ群の鏡枠8との間のパルス数、移動中の第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度及びレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分を常に検出し続ける。検出したパルス数、速度及び光軸方向の加速度成分を制御装置のCPU10で処理し、デューティ比を変え、ドライバーで第3のレンズ群用DCモータ8eに印加する電圧を調整し、第3のレンズ群用DCモータ8eの回転数を制御する。これにより第3のレンズ群用リードスクリュー8cの回転数も制御され、第3のレンズ群の鏡枠8の移動の加減速が行われる。第3のレンズ群の鏡枠8の移動によって、第3のレンズ群の鏡枠8の現在位置と設定停止位置の間のパルス数が減少するに従って、デューティ比を減少させる。デューティ比を減少させることにより、鏡枠を設定停止位置より0パルスから1パルス以内で精度良く停止させることが可能となる。
次に、レンズ鏡枠を設定停止位置で停止した状態を維持するときの説明をする。
レンズ鏡筒1を傾けた状態で撮影する時は、その撮影状態における角度でレンズ鏡枠を設定停止位置で停止保持する必要がある。このため、レンズ鏡枠の自重によってリードスクリューが回転しないように各DCモータに電圧を印加し、各DCモータにブレーキをかける制御をしなければならない。
レンズ鏡筒1の光軸方向の加速度成分を加速度センサで検出し、検出した光軸方向の加速度成分に対応してデューティ比を算出する。算出されたデューティ比に従って各DCモータに印加される電圧が調整される。レンズ鏡枠の自重によって生じるリードスクリューの回転を防止するため、デューティ比に従った電圧を各DCモータに印加し各DCモータを停止させる。これにより、レンズ鏡筒1が傾いていても、その傾いた角度に対応してレンズ鏡枠をその設定停止位置で停止保持することが可能となる。
以上より、撮影時において、加速度センサがレンズ鏡筒1に作用する光軸方向の加速度成分を検知する。これにより撮影者の撮影位置に対応して、常に第2のレンズ群の鏡枠7と第3のレンズ群の鏡枠8の移動速度が制御される。このように鏡枠の移動速度が制御されることにより、第2のレンズ群の鏡枠7と第3のレンズ群の鏡枠8とは設定された停止位置で極めて高精度で停止可能となる。
以上、実施例1についての説明である。
デューティ比の算出にデータテーブルを用いているが、データテーブルだけに限定されるものではない。各タッチパッドからの出力又はカメラ本体から送られた設定停止位置の情報、ロータリーエンコーダからの出力、加速度センサからの出力とデューティ比との関係式によってデューティ比を算出することも可能である。
検出手段と制御装置との配設箇所はカメラ本体でもよい。また、検出手段が少なくともレンズ鏡筒及びカメラ本体のいずれかにあればよい。制御装置も少なくともレンズ鏡筒及びカメラ本体のいずれかにあればよい。検出手段と制御装置とは別々に配設されてもよい。検出手段は加速度センサに限定されない。
また、モータはDCモータだけに限定されるものではない。超音波モータでも実施可能である。DCモータではデューティ比を変化させて鏡枠の移動速度を制御したが、超音波モータでは駆動周波数を変化させて制御する。加速度センサにより、レンズ鏡筒に作用する光軸方向の加速度成分を検出したならば、制御装置において検出結果に基づいて超音波モータへの駆動周波数を算出し、この駆動周波数に従った印加電圧が超音波モータに供給されることにより、レンズ鏡筒に作用する光軸方向の加速度成分に基づいて超音波モータの回転を制御する。
本発明では、変倍操作、合焦操作を行う際、接触式検知部材としてタッチパッドでこれらの操作を行っている。回動可能な変倍操作リング、合焦操作リングを使用していないため、部材間に生じる隙間の数を減少させることが可能となる。これによりレンズ鏡筒の密閉度が向上し防塵防滴性に優れる。また、撮影時にこれらの操作リングを回動操作しないため、回動操作によってレンズ鏡筒に作用する振動の発生を抑制することにも優れる。
実施例1では光軸中心に略環状にタッチパッドを配設しているが、タッチパッドの形状又は、配設位置を変えることも可能である。例えば、図7の実施例2で示されるように固定筒3に配設しても良い。実施例2では、固定筒3のカメラ本体2側に略矩形形状を有した各タッチパッドが配設されている。各タッチパッド上を指でなぞることにより、実施例1で示されている制御方法で各鏡枠の移動を制御する。
また、図8の実施例3で示されているように、固定筒3のカメラ本体2側において、光軸に対してタッチパッドが垂直であるように配設してもよい。実施例3のようにタッチパッドを配設するならば、タッチパッドを押圧した際、指の力が光軸に対して略平行に作用する。従って、タッチパッド操作時において、光軸に対して垂直に作用する力がレンズ鏡筒1に作用し難くなるため、レンズ鏡筒1の振動が更に低減され、画像のブレや視野変動をより低減することが可能となる。
尚、本実施例では接触式検知部材としてタッチパッドを使用しているが、これに限定されるものではない。人又は物等が接触したことを検知する機能を有した部材なら使用可能である。また、接触式検知部材の形状、配設位置も本実施例に限定されるものではない。以上、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施することができる。
実施例1における超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒の外観斜視図である。 実施例1における超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒の断面図である。 実施例1におけるズーミング用操作リングとフォーカシング用操作リング上に着接してあるズーミング用タッチパッドとフォーカシング用タッチパッドの図である。 実施例1における超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒におけるレンズ鏡枠の移動の制御を示したブロック図である。 実施例1におけるマニュアル操作時におけるレンズ鏡枠の移動とその移動速度の制御を示すフローチャート図である。 実施例1におけるオートフォーカス操作時におけるレンズ鏡枠の移動とその移動速度の制御を示すフローチャート図である。 実施例2における超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒の外観斜視図である。 実施例3における超望遠機能を有した大口径のレンズ鏡筒の外観斜視図である。
符号の説明
L1 第1のレンズ群
L2 第2のレンズ群
L3 第3のレンズ群
L4 第4のレンズ群
L5 第5のレンズ群
l 光軸
1 レンズ鏡筒
2 カメラ本体
3 固定筒
4 三脚座
5 後部鏡筒
6 ベアリング
7 第2のレンズ群の鏡枠
7a ズーミング用操作リング
7b ズーミング用タッチパッド
7c 第2のレンズ群用リードスクリュー
7d 第2のレンズ群用ナット
7e 第2のレンズ群用DCモータ
7f 第2のレンズ群用ロータリーエンコーダ
7g 第2のレンズ群用タイミングベルト
7h 第2のレンズ群用ドライバー
8 第3のレンズ群の鏡枠
8a フォーカシング用操作リング
8b フォーカシング用タッチパッド
8c 第3のレンズ群用リードスクリュー
8d 第3のレンズ群用ナット
8e 第3のレンズ群用DCモータ
8f 第3のレンズ群用ロータリーエンコーダ
8g 第3のレンズ群用タイミングベルト
8h 第3のレンズ群用ドライバー
9 制御装置
10 CPU

Claims (5)

  1. レンズ群と、
    該レンズ群を保持する鏡枠と、
    該鏡枠を移動させるモータとを有したレンズ鏡筒であって、
    該レンズ鏡筒は、
    該レンズ鏡筒内に配設されている鏡枠の移動を制御する制御部と、
    指の移動を検出する接触式検知部材とを有し、
    該接触式検知部材は該移動を検出後、該移動の信号を該制御部に送出し、
    該制御部は、
    該接触検知部材から送出された該移動の信号を基に指の移動方向、移動量と移動速度とを算出し、
    該移動方向、該移動量と該移動速度とを基に、
    該鏡枠を光軸方向に移動させる処理をすることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記接触検知部材は前記レンズ鏡筒に巻着したことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記接触検知部材は光軸に対して垂直又は、光軸を中心に半径方向に配設されたことを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記制御部は、
    前記モータへの出力値を算出し、
    前記出力値を基に前記モータの回転方向、回転量と回転速度とを算出し、
    前記鏡枠を光軸方向に移動させる処理をすることを特徴とする請求項1乃至3記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記レンズ群、前記鏡枠、前記モータ、前記操作部材と前記接触式検知部材とは合焦用と変倍用とに夫々配設されていることを特徴とする請求項1乃至4記載のレンズ鏡筒。
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