JP2010116799A - エンジンの制御装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドル制御の実行を許可するか否かを的確に判断する。
【解決手段】ECUは、アクセルペダル開度に基づいてドライバアイドル状態であるか否かを判断し(S100)、要求エンジントルクに基づいてトルクアイドル状態であるか否かを判断し(S102)、ドライバアイドル状態であってかつトルクアイドル状態である場合(S100にてYES、S102にてYES)、アイドル制御許可フラグをオンに設定し(S104)、アイドル制御許可フラグがオンであり(S108にてYES)、アイドル制御の他の実行条件が成立すると(S110にてYES)、アイドル制御を実行する(S112)。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の備えられるエンジンの制御装置に関し、特に、アイドル制御の実行を許可するか否かを的確に判断することができるエンジンの制御装置に関する。
運転者の操作とは独立に制御可能なエンジンを備えた車両において、運転者のアクセルペダル操作量や車両の運転条件等に基づいて要求エンジントルクを算出し、算出された要求エンジントルクを実現するようにエンジンを制御する「トルクディマンド制御」という考え方がある。このようなトルクディマンド制御が行なわれる車両におけるエンジンのアイドル状態を判定する手法が、たとえば特開2007−187091号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2007−187091号公報に開示された車両の制御装置は、アクセルペダル開度に基づくアイドル判定、アクセルペダル開度と他の制御システムからの情報とを用いて算出される要求エンジントルクに基づくアイドル判定、要求エンジントルクに応じて制御されるスロットル開度に基づくアイドル判定を行ない、これらのアイドル判定の結果に基づいて、フューエルカット制御、減速スリップ制御、ニュートラル制御、ブレーキ制御などの制御(アイドル制御)を行なう。
特開2007−187091号公報
しかしながら、近年、要求エンジントルクの算出に用いられる情報を設定する制御システムが増加し、この影響などでスロットル開度の挙動が安定せず、スロットル開度に基づくアイドル判定がハンチングするといった問題が生じていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、アイドル制御の実行を許可するか否かを的確に判断することができるエンジンの制御装置および制御方法を提供することである。
第1の発明に係る制御装置は、吸気量を調整するバルブが備えられたエンジンを制御する。バルブの作動量は、エンジンが搭載される車両の運転者の要求を示すドライバ要求情報とドライバ要求情報とは別の情報とに基づいて算出されるエンジンのトルク要求値を示すトルク要求情報に応じて制御される。制御装置は、ドライバ要求情報とトルク要求情報とに基づいて、エンジンのアイドル時に実行することを想定して設定されたアイドル制御の実行を許可するか否かを判断する判断部と、判断部によってアイドル制御の実行が許可された場合に、アイドル制御を実行する制御部とを含む。判断部は、ドライバ要求情報に基づいて運転者がアイドル制御の実行を許容しているか否かを判断し、トルク要求情報に基づいてアイドル制御の実行時のエンジントルクの連続性を確保可能か否かを判断し、運転者がアイドル制御の実行を許容していると判断し、かつエンジントルクの連続性を確保可能と判断した場合に、アイドル制御の実行を許可する。
第2の発明に係る制御装置においては、エンジンが搭載される車両には、運転者によって操作されるアクセルペダルと、車両の状態を運転者の意図に応じた状態に自動制御する第1システムとが備えられる。ドライバ要求情報は、アクセルペダルの位置を示す情報、第1システムで設定される情報の少なくともいずれかを含む。
第3の発明に係る制御装置においては、第1システムで設定される情報は、運転者の操作に応じた駆動力、加速度、トルクの少なくともいずれかで表現される。
第4の発明に係る制御装置においては、エンジンが搭載される車両には、車両の状態を運転者の意図とは直接的には関係のない状態に自動制御する第2システムが備えられる。トルク要求情報は、ドライバ要求情報と、第1システムで設定される情報と、第2システムで設定される情報とを調停した結果で算出される。
第5の発明に係る制御装置においては、ドライバ要求情報およびトルク要求情報は、バルブの作動量を示す情報を含まない情報である。
第6の発明に係る制御装置においては、アイドル制御には、エンジンへの燃料供給を停止するフューエルカット制御、エンジンの回転数を所定のアイドル回転数に制御するアイドルスピードコントロール制御の少なくともいずれかが含まれる。
第7の発明に係る制御装置においては、吸気量を調整するバルブが備えられたエンジンの制御装置が行なう制御方法である。バルブの作動量は、エンジンが搭載される車両の運転者の要求を示すドライバ要求情報とドライバ要求情報とは別の情報とに基づいて算出されるエンジンのトルク要求値を示すトルク要求情報に応じて制御される。制御方法は、ドライバ要求情報とトルク要求情報とに基づいて、エンジンのアイドル時に実行することを想定して設定されたアイドル制御の実行を許可するか否かを判断するステップと、判断部によってアイドル制御の実行が許可された場合に、アイドル制御を実行するステップとを含む。アイドル制御の実行を許可するか否かを判断するステップは、ドライバ要求情報に基づいて運転者がアイドル制御の実行を許容しているか否かを判断し、トルク要求情報に基づいてアイドル制御の実行時のエンジントルクの連続性を確保可能か否かを判断し、運転者がアイドル制御の実行を許容していると判断し、かつエンジントルクの連続性を確保可能と判断した場合に、アイドル制御の実行を許可するステップを含む。
本発明によれば、吸気量を調整するバルブ(たとえばスロットルバルブ)の作動量が、ドライバ要求情報(たとえばアクセルペダル開度)に基づいて算出されるエンジンのトルク要求情報に応じて制御される。制御装置は、バルブの作動量ではなく、バルブの作動量を制御するためのドライバ情報とトルク要求情報とに基づいて、アイドル制御の実行を許可するか否かを判断する。このようにすると、アイドル制御を許可するか否かの判断が実際のバルブの挙動の影響を受けないので、実際のバルブの挙動が安定しない場合であっても適切にアイドル制御のハンチングを防止できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載した車両について説明する。この車両は、FR(Front engine Rear drive)車両である。なお、FR以外の車両であってもよい。
車両は、エンジン1000と、オートマチックトランスミッション2000と、トルクコンバータ2100と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成するプラネタリギヤユニット3000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成する油圧回路4000と、プロペラシャフト5000と、デファレンシャルギヤ6000と、後輪7000と、ECU(Electronic Control Unit)8000とを含む。
エンジン1000は、インジェクタ8040から噴射された燃料と空気との混合気をシリンダの燃焼室内で燃焼させる内燃機関である。燃焼室内の混合気は、点火装置8030によって点火される。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転させられる。エンジン1000により、オルタネータおよびエアコンディショナなどの補機1004が駆動される。
エンジン1000の出力トルクは、インジェクタ8040から噴射される燃料噴射量の他、点火装置8030によって制御される混合気の点火時期、電子スロットルバルブ8016によって制御される吸入空気量(燃焼室に吸入される空気量)によって調整される。インジェクタ8040は、ECU8000からの制御信号に応じて燃料噴射量を制御する。点火装置8030は、ECU8000からの制御信号に応じて点火時期を制御する。電子スロットルバルブ8016は、ECU8000からの制御信号に応じて吸入空気量を制御する。なお、ディーゼルエンジンのように燃料噴射量に応じて出力トルクが調整されるエンジンにも、本発明は適用可能である。
オートマチックトランスミッション2000は、トルクコンバータ2100を介してエンジン1000に連結される。オートマチックトランスミッション2000は、所望のギヤ段を形成することにより、クランクシャフトの回転数を所望の回転数に変速する。なお、ギヤ段を形成するオートマチックトランスミッションの代わりに、変速比を無段階に変更するCVT(Continuously Variable Transmission)を搭載するようにしてもよい。さらに、油圧アクチュエータもしくは電動モータにより変速される常時噛合式歯車からなる自動変速機を搭載するようにしてもよい。
オートマチックトランスミッション2000から出力された駆動力は、プロペラシャフト5000およびデファレンシャルギヤ6000を介して、左右の後輪7000に伝達される。
プラネタリギヤユニット3000は、複数の歯車機構と、複数の摩擦係合要素(クラッチおよびブレーキ)を備える。各クラッチおよびブレーキの作動状態の組合せは、各変速ギヤ段ごとに予め定められている。各クラッチおよびブレーキの係合油圧は、油圧回路4000によって制御される。
油圧回路4000は、複数のリニアソレノイドバルブを備える。これらのリニアソレノイドバルブは、ECU8000からの制御信号によって制御される。ECU8000からの制御信号が油圧回路4000に出力されると、ECU8000からの制御信号に応じた油圧が油圧回路4000から各クラッチおよびブレーキに供給される。
ECU8000には、ポジションスイッチ8006と、アクセルペダル開度センサ8010と、エアフローメータ8012と、スロットル開度センサ8018と、エンジン回転数センサ8020と、入力軸回転数センサ8022と、出力軸回転数センサ8024と、油温センサ8026と、水温センサ8028とがハーネスなどを介して接続されている。
ポジションスイッチ8006はシフトレバー8004の位置(シフトポジション)を検出する。アクセルペダル開度センサ8010は、アクセルペダル8008の位置(アクセルペダル開度)を検出する。エアフローメータ8012は、エンジン1000に吸入される空気量(吸入空気量)を検出する。スロットル開度センサ8018は、アクチュエータにより開度が調整される電子スロットルバルブ8016の開度(スロットル開度)を検出する。なお、電子スロットルバルブ8016の代わりにもしくは加えて、吸気バルブ(図示せず)や排気バルブ(図示せず)のリフト量や開閉する位相を変更する可変バルブリフトシステムにより、エンジン1000に吸入される空気量を調整するようにしてもよい。エンジン回転数センサ8020は、エンジン回転数NEを検出する。入力軸回転数センサ8022は、オートマチックトランスミッション2000の入力軸回転数NI(トルクコンバータ2100のタービン回転数NT)を検出する。出力軸回転数センサ8024は、オートマチックトランスミッション2000の出力軸回転数NOを検出する。油温センサ8026は、オートマチックトランスミッション2000の作動や潤滑に用いられるオイル(ATF:Automatic Transmission Fluid)の温度(油温)を検出する。水温センサ8028は、エンジン1000の冷却水の温度(水温)を検出する。これらの各センサは検出結果をECU8000に送信する。
ECU8000は、上述の各センサなどから送られてきた信号、ROM(Read Only Memory)8002に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、車両が所望の走行状態となるように、機器類を制御する。
図2を参照して、本実施の形態に係る制御装置のシステム構成について説明する。図2中の「F」は駆動力を、「te」はエンジントルクを示す。以下に説明する制御装置は、ECU8000により実現するようにしてもよく、ECU8000とは異なる他の制御装置により実現するようにしてもよい。
図2に示すように、制御装置は、パワートレーンドライバモデル(Power train Driver Model、以下「PDRM」という)9000と、ドライバーズサポートシステム(Drivers Support System、以下「DSS」という)9010と、パワートレーンマネージャ(Power Train Manager、以下「PTM」という)9100と、VDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management)システム9020と、制振制御システム9030と、最高車速制限システム9040と、エンジン制御システム9200とを備える。
PDRM9000は、ドライバの操作に基づいて、車両に対するドライバの要求駆動力を設定するために用いられるモデル(関数)である。
トルク設定部9002において、エンジン1000に対する要求エンジントルク(エンジン1000の出力トルクの要求値)が、ドライバによって操作されるアクセルペダル開度から設定される。
トルク設定部9002において設定された要求エンジントルクは、駆動力変換部9006において、要求駆動力に変換される。たとえば、要求エンジントルクにオートマチックトランスミッション2000の現在のギヤ比およびデファレンシャルギヤ6000のギヤ比を乗じ、後輪7000の半径で除算することにより、要求エンジントルクが要求駆動力に変換される。なお、トルクを駆動力に変換する方法は、周知の一般的な技術を利用すればよいため、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
駆動力変換部9006において変換された要求駆動力は、調停部9008において、DSS9010により設定される要求駆動力と調停される。本実施の形態においては、駆動力変換部9006において変換された要求駆動力およびDSS9010により設定される要求駆動力のうち、大きい方の要求駆動力が選択され、選択された要求駆動力がドライバ要求駆動力としてPTM9100に対して出力される。
DSS9010は、ドライバの操作に応じて車両の運転を自動的にサポートする制御システム(たとえば、クルーズコントロールシステム、アダプティブクルーズコントロールシステム、パーキングアシストシステムなど)である。DSS9010は、車両の状態をドライバの操作によって指示された状態にさせるための要求駆動力を自動的に設定する。
PTM9100は、PDRM9000、VDIMシステム9020、制振制御システム9030、最高車速制限システム9040から入力される要求駆動力に基づいて、最終的にエンジン1000の制御に用いられる目標エンジントルクtetgtを設定する。
VDIMシステム9020は、VSC(Vehicle Stability Control)、TRC(TRactionControl)、ABS(Anti lock Brake System)、EPS(Electric Power Steering)など、車両の安全性を確保するための制御を統合するシステムである。
VSCは、前後輪の横滑りを防止するための制御システムである。TRCは、滑りやすい路面での発進時および加速時に駆動輪の空転を防止するための制御システムである。ABSは、車輪のロックを防止する制御システムである。EPSは、電動モータの力によってステアリングホイールの操舵をアシストする制御システムである。
VDIMシステム9020は、これらの制御システムの少なくともいずれかの制御システムが作動した場合に、各システムで要求される車両状態を実現させるための要求駆動力を自動的に設定する。
制振制御システム9030は、車両のピッチングおよびバウンシングを抑制する必要がある場合に、車両のピッチングおよびバウンシングを抑制するための要求駆動力を設定する。車両のピッチングおよびバウンシングを抑制するための駆動力を設定する方法については、従来の技術を利用すればよいため、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
最高車速制限システム9040は、現在の加速度および車速などに基づいて車速が予め定められた最高車速を超えると予測される場合に、車速を最高車速以下に低下させるための要求駆動力を自動的に設定する。
なお、VDIMシステム9020、制振制御システム9030、最高車速制限システム9040は、それぞれドライバの操作(意図)とは関係なく、各システムの目的を実現するための要求駆動力を設定する。
PTM9100は、調停部9102、下限トルク算出部9104、要求トルク算出部9110、目標トルク算出部9120、アイドル許可部9130とを含む。
調停部9102は、PDRM9000、VDIMシステム9020、制振制御システム9030、最高車速制限システム9040から入力される要求駆動力を調停する。本実施の形態においては、最も小さい要求駆動力が選択され、要求トルク算出部9110に対して出力される。
下限トルク算出部9104は、要求エンジントルクの算出の基準となる下限エンジントルクteminを算出する。下限トルク算出部9104は、ISC(Idle Speed Control)制御トルク設定部9210によって設定された最小エンジントルクetqmin(後述)に基づいて下限エンジントルクteminを設定する。
要求トルク算出部9110は、下限エンジントルクteminを基準として、要求エンジントルクtereqを算出する。要求トルク算出部9110は、トルク変換部9112と、変換部9114とを含む。
調停部9102において調停された要求駆動力は、トルク変換部9112において静的な要求エンジントルクに変換される。静的な要求エンジントルクとは、エンジン1000の出力トルクが安定した状態における要求エンジントルクを意味する。
トルク変換部9112において変換された静的な要求エンジントルクは、変換部9114によって動的な要求エンジントルクに変換される。動的な要求エンジントルクとは、エンジン1000の出力トルクが変化し得る過渡状態における要求エンジントルクを意味する。変換部9114は、過渡状態におけるトルク応答性を向上させるために、電子スロットルバルブ8016などの機器の応答性、制御時の遅れなどの時間的な影響を考慮して、動的な要求エンジントルクを設定する。
すなわち、変換部9114は、要求エンジントルクを増加させる際には、増加開始からの所定期間、静的な要求エンジントルクよりも大きいトルクを動的な要求エンジントルクとして設定し、要求エンジントルクを減少させる際には、減少開始からの所定期間、静的な要求エンジントルクよりも小さいトルクを動的な要求エンジントルクとして設定する。以下においては、変換部9114によって動的な要求エンジントルクを設定すること(すなわち、過渡状態におけるトルク応答性を考慮して要求エジントルクを設定すること)を、「トルクの動的化」とも記載する。なお、このトルクの動的化に伴なって、スロットル開度は、静的な要求エンジントルクが設定された場合の開度を一時的に越えたり(オーバーシュートしたり)、一時的に下回ったり(アンダーシュートしたり)する。
変換部9114によって設定された動的な要求エンジントルクが要求エンジントルクtereqとして、目標トルク算出部9120に出力される。
目標トルク算出部9120は、要求エンジントルクtereqと下限エンジントルクteminとに基づいて目標エンジントルクtetgtを設定する。目標トルク算出部9120は、要求エンジントルクtereqが下限エンジントルクteminを超える場合に目標エンジントルクtetgtを要求エンジントルクtereqに設定し、そうでない場合には、目標エンジントルクtetgtを下限エンジントルクteminに設定する。目標トルク算出部9120は、設定した目標エンジントルクtetgtをエンジン制御システム9200に出力する。
さらに、PTM9100は、アイドル許可部9130を含む。アイドル許可部9130は、エンジン制御システム9200によって行なわれるアイドル制御(後述)の実行を許可するか否かの判断を行なう。
アイドル許可部9130は、ドライバアイドル判断部9132と、トルクアイドル判断部9134と、アイドル許可判断部9136とを含む。
ドライバアイドル判断部9132は、アクセルペダル開度センサ8010からのアクセルペダル開度に基づいて、ドライバがアイドル制御を実行することを許容している状態(以下「ドライバアイドル状態」という)か否かを判断する。ドライバアイドル判断部9132は、アクセルペダル開度が予め定められたドライバアイドル判断しきい値よりも低い場合に、ドライバアイドル状態であると判断し、判断結果をアイドル許可判断部9136に出力する。
なお、ドライバアイドル状態か否かの判断は、ドライバの意図を反映した情報であれば、アクセルペダル開度に基づくことに限定されない。たとえば、PDRM9000からのドライバ要求駆動力に基づいて判断してもよい。また、ドライバ意図を反映した加速度やトルク等の情報を設定するシステムが存在する場合には、そのシステムで設定された加速度やトルク等の情報に基づいて判断してもよい。
トルクアイドル判断部9134は、要求トルク算出部9110からの要求エンジントルクtereqに基づいて、アイドル制御を実行した場合のエンジントルクの連続性を確保できる状態(以下「トルクアイドル状態」という)か否かを判断する。トルクアイドル判断部9134は、要求エンジントルクtereqが予め定められたトルクアイドル判断しきい値よりも低い場合に、トルクアイドル状態であると判断し、判断結果をアイドル許可判断部9136に出力する。
アイドル許可判断部9136は、ドライバアイドル判断部9132によってドライバアイドル状態と判断され、かつトルクアイドル判断部9134によってトルクアイドル状態と判断された場合に、アイドル制御許可フラグflagを「オン」に設定し、そうでない場合に、アイドル制御許可フラグflagを「オフ」に設定する。なお、アイドル制御許可フラグflagは、「オン」の場合にアイドル制御を許可することを示し、「オフ」の場合にアイドル制御を許可しないことを示す。アイドル許可判断部9136は、アイドル制御許可フラグflagをエンジン制御システム9200に出力する。
エンジン制御システム9200は、ISC制御トルク設定部9210と、出力制御部9220とを含む。
ISC制御トルク設定部9210は、最小エンジントルクetqminを設定する。最小エンジントルクetqminとは、エンジン1000の燃焼を維持するために必要なエンジントルクの下限値であって、ISC制御(後述)の実行条件の1つとなる値である。ISC制御トルク設定部9210は、各センサ値からの情報に基づいてエンジン1000の負荷状態を判断し、その判断結果に基づいて最小エンジントルクetqminを設定する。
出力制御部9220は、PTM9100から入力された目標エンジントルクtetgt、アイドル許可部9130から入力されたアイドル制御許可フラグflag、各センサからの出力に基づいて、エンジン1000の出力を調整する機器(電子スロットルバルブ8016、点火装置8030、インジェクタ8040など)を制御する。
出力制御部9220は、条件判断部9222と、アイドル制御部9224と、通常制御部9226とを含む。
条件判断部9222は、アイドル制御の実行条件を判断する。本実施の形態において、アイドル制御とは、エンジン1000がアイドル状態(無負荷状態)である時に実行することを想定して設定された制御である。アイドル制御には、エンジン回転数を所定のアイドル回転数に制御するISC制御や、エンジン1000への燃料供給を停止するフューエルカット制御が含まれる。なお、減速スリップ制御、ニュートラル制御、ブレーキ制御などの他の制御が含まれるようにしてもよい。各アイドル制御の実行条件は互いに異なるが、少なくともアイドル制御許可フラグflagがオンであるという条件が含まれる。
ISC制御の実行条件は、アイドル制御許可フラグflagがオンであって、かつ目標エンジントルクtetgtが最小エンジントルクetqmin以下であるという条件である。なお、本実施の形態のように、従来のスロットル開度を用いずにエンジントルクに基づいてISC制御を行なうことを「ISC制御のトルク化」とも記載する。
また、フューエルカット制御の実行条件は、アイドル制御許可フラグflagがオンであって、かつエンジン回転数がしきい値よりも高く、かつ車速がしきい値よりも高いという条件である。
このように、本実施の形態においては、アイドル制御の実行条件がスロットル開度に基づいて判断されることはない。
アイドル制御部9224は、条件判断部9222によって実行条件が成立したと判断されたアイドル制御を実行する。たとえば、ISC制御の実行条件が成立した場合には、点火装置8030を制御して点火時期を調整することにより、エンジン回転数を所定のアイドル回転数に制御する。また、フューエルカット制御の実行条件が成立した場合には、インジェクタ8040を制御してエンジン1000への燃料供給を停止する。なお、アイドル制御の対象ではない機器は、通常制御部9226によって制御される。
通常制御部9226は、条件判断部9222によってアイドル制御の実行条件が成立したと判断された場合に、通常制御を行なう。すなわち、通常制御部9226は、PTM9100から入力された目標エンジントルクtetgtを実現するように、電子スロットルバルブ8016、点火装置8030、インジェクタ8040などの各機器を制御する。
上述の各機能は、ハードウエアにより実現するようにしてもよく、ソフトウェアにより実現するようにしてもよい。以下の説明では、上述の機能がソフトウェアによって実現される場合、具体的には、ECU8000がROM8002に記憶されたプログラムを実行することによって上述の機能が実現される場合について説明する。
図3を参照して、ECU8000がアイドル制御を行なう際に実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、このプログラムは、予め定められたサイクルタイムで繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU8000は、アクセルペダル開度に基づいて、ドライバアイドル状態であるか否かを判断する。上述のように、ECU8000は、アクセルペダル開度が予め定められたドライバアイドル判断しきい値よりも低い場合に、ドライバアイドル状態であると判断する。ドライバアイドル状態であると(S100にてYES)、処理はS102に移される。そうでないと(S100にてNO)、処理はS106に移される。
S102にて、ECU8000は、要求エンジントルクtereqに基づいて、トルクアイドル状態であるか否かを判断する。上述のように、ECU8000は、要求エンジントルクtereqが予め定められたトルクアイドル判断しきい値よりも低い場合に、トルクアイドル状態であると判断する。トルクアイドル状態であると(S102にてYES)、処理はS104に移される。そうでないと(S102にてNO)、処理はS106に移される。
S104にて、ECU8000は、アイドル制御許可フラグflagをオンに設定する。S106にて、ECU8000は、アイドル制御許可フラグflagをオフに設定する。
S108にて、ECU8000は、アイドル制御許可フラグflagがオンであるか否かを判断する。オンであると(S108にてYES)、処理はS110に移される。そうでないと(S108にてNO)、処理はS114に移される。
S110にて、ECU8000は、アイドル制御の他の実行条件が成立したか否かを判断する。アイドル制御の他の実行条件とは、アイドル制御許可フラグflagがオンであるという条件以外の実行条件である。たとえば、ISC制御であれば、アイドル制御の他の実行条件とは、上述したように、目標エンジントルクtetgtが最小エンジントルクetqminに低下したという条件である。また、フューエルカット制御であれは、アイドル制御の他の実行条件とは、上述したように、エンジン回転数がしきい値よりも高く、かつ車速がしきい値よりも高いという条件である。アイドル制御の他の実行条件が成立すると(S110にてYES)、処理はS112に移される。そうでないと(S110にてNO)、処理はS114に移される。
S112にて、ECU8000は、実行条件が成立したアイドル制御を実行する。S114にて、ECU8000は、通常制御を実行する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置であるECU8000が行なうアイドル制御について、図4を参照にしつつ説明する。
図4は、アイドル制御の1つであるフューエルカット制御が行なわれる場合の、アクセルペダル開度、スロットルク開度、要求エンジントルクtereq、アイドル制御許可フラグflagのタイミングチャートである。
本実施の形態においては、上述したトルクの動的化により、スロットル開度が一時的にオーバーシュートしたりアンダーシュートしたりする。また、ドライバの意図に基づく要求(PDRM9000で設定されたドライバ要求駆動力)と、ドライバの操作とは直接的には関係がない要求(制振制御システム9030などで設定された要求駆動力)とを調停した結果で、要求エンジントルクtereqが設定される。すなわち、制振制御システム9030などの追加に伴ない、要求エンジントルクtereqは、必ずしもドライバの意図するトルク(アクセルペダル開度に応じたトルク)とはならない。このような要求エンジントルクtereqに基づいて、スロットル開度が制御される。そのため、図4に示すように、スロットル開度は、一時的に、アクセルペダル開度(ドライバの要求)とは無関係に制御され、オーバーシュートしたりアンダーシュートしたりする。
従来においては、スロットル開度が所定の開度(ISC目標開度)よりも低いことがアイドル制御の条件の1つとされていた。
しかしながら、本実施の形態においては、上述のISC制御のトルク化により、そもそもスロットル開度がISC制御の条件とされることはない。さらに、スロットル開度の挙動が、上述のように、オーバーシュートしたりアンダーシュートしたりして安定しない。そのため、従来のようにスロットル開度をアイドル制御の条件の1つとすると、その判断結果がハンチングし、これに伴なってフューエルカット制御の実行もハンチングしてしまう。これにより、車両の挙動がドライバの意図とは無関係に変動し、ドライバに違和感を与えてしまう。
そこで、本実施の形態においては、スロットル開度ではなく、スロットル開度を制御する目標値側の情報(すなわちアクセルペダル開度と要求エンジントルクtereq)とに基づいてアイドル制御を許可するか否かの判断を行なう。具体的には、アクセルペダル開度に基づいてドライバアイドル状態であるか否かを判断し、要求エンジントルクtereqに基づいてトルクアイドル状態であるか否かを判断し、ドライバアイドル状態であってかつトルクアイドル状態である場合に、アイドル制御の実行を許可する。
図4に示すように、時刻t1から時刻t2の間は要求エンジントルクtereqがトルクアイドル判断しきい値よりも低下してトルクアイドル状態であるが、アクセルペダル開度がドライバアイドル判断しきい値よりも大きくドライバアイドル状態でないため(S100にてNO)、アイドル制御許可フラグflagはオフのまま維持される(S106)。
その後の時刻t3でアクセルペダル開度がドライバアイドル判断しきい値よりも低下し、さらに時刻t4で要求エンジントルクtereqがトルクアイドル判断しきい値よりも低下すると、ドライバアイドル状態であってかつトルクアイドル状態であるものとして(S100にてYES、S102にてYES)、アイドル制御許可フラグがオンされる(S104)。
そして、その後の時刻t5にて、アイドル制御許可flagがオンに維持されるとともに(S108にてYES)、エンジン回転数がしきい値よりも高く、かつ車速がしきい値よりも高いという他の実行条件が成立すると(S110にてYES)、フューエルカット制御が実行される(S110にてNO)。
このように、本実施の形態においては、アクセルペダル開度と要求エンジントルクtereqとに基づいてアイドル制御を許可するか否かの判断を行なう。これにより、アイドル制御を許可するか否かの判断がスロットル開度の挙動の影響を受けなくなるため、アイドル制御のハンチングを防止できる。
さらに、本実施の形態においては、ドライバアイドル状態であってかつトルクアイドル状態である場合のみアイドル制御の実行が許可される。そのため、いずれか一方のみでアイドル制御の実行を許可する場合よりも適切にアイドル制御のハンチングを防止できる。
さらに、本実施の形態においては、ドライバアイドル状態(ドライバがアイドル制御を実行することを許容している状態)であることをアイドル制御の実行を許可する条件の1つとしている。そのため、アイドル制御の実行によって車両の挙動が変動しても、その挙動はドライバの感覚と一致する。
さらに、本実施の形態においては、トルクアイドル状態(アイドル制御を実行した場合のエンジントルクの連続性を確保できる状態)であることをアイドル制御の実行を許可する条件の1つとしている。そのため、アイドル制御が実行されても、エンジントルクの連続性を比較的保証できる状態となる。
さらに、本実施の形態においては、PDRM9000や制振制御システム9030などの各システムで設定された要求駆動力とを調停した結果である要求エンジントルクtereqに基づいて、トルクアイドル状態であるか否かを判断する。これにより、各システムの影響を含めてアイドル制御の実行を許可するか否かの判断を行なうことができる。
以上のように、本実施の形態に係る制御装置によれば、アクセルペダル開度に基づいてドライバアイドル状態であるか否かを判断し、要求エンジントルクに基づいてトルクアイドル状態であるか否かを判断し、ドライバアイドル状態であってかつトルクアイドル状態である場合に、アイドル制御の実行を許可する。そのため、スロットル開度の挙動が安定しない場合であっても、アイドル制御を許可するか否かの判断がスロットル開度の挙動の影響を受けないので、適切にアイドル制御のハンチングを防止できる。
なお、ドライバアイドル状態の判断およびトルクアイドル状態の判断にヒステシスを設けたり、あるいは所定時間における成立回数や成立時間を考慮してアイドル状態の判断を行なうことで、アイドル制御のハンチングをさらに防止することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る制御装置が搭載される車両の構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるECUの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置によって制御されるアクセルペダル開度、スロットルク開度、要求エンジントルク、アイドル制御許可フラグflagのタイミングチャートである。
符号の説明
1000 エンジン、1004 補機、2000 オートマチックトランスミッション、2100 トルクコンバータ、3000 プラネタリギヤユニット、4000 油圧回路、5000 プロペラシャフト、6000 デファレンシャルギヤ、7000 後輪、8000 ECU、8002 ROM、8004 シフトレバー、8006 ポジションスイッチ、8008 アクセルペダル、8010 アクセル開度センサ、8012 エアフローメータ、8016 電子スロットルバルブ、8018 スロットル開度センサ、8020 エンジン回転数センサ、8022 入力軸回転数センサ、8024 出力軸回転数センサ、8026 油温センサ、8028 水温センサ、8030 点火装置、8040 インジェクタ、9000 PDRM、9002 トルク設定部、9006 駆動力変換部、9008,9102 調停部、9020 VDIMシステム、9030 制振制御システム、9040 最高車速制限システム、9100 パワートレーンマネージャ、9104 下限トルク算出部、9110 要求トルク算出部、9112 トルク変換部、9114 変換部、9120 目標トルク算出部、9130 アイドル許可部、9132 ドライバアイドル判断部、9134 トルクアイドル判断部、9136 アイドル許可判断部、9200 エンジン制御システム、9210 ISC制御トルク設定部、9220 出力制御部、9222 条件判断部、9224 アイドル制御部、9226 通常制御部。

Claims (7)

  1. 吸気量を調整するバルブが備えられたエンジンの制御装置であって、前記バルブの作動量は、前記エンジンが搭載される車両の運転者の要求を示すドライバ要求情報と前記ドライバ要求情報とは別の情報とに基づいて算出される前記エンジンのトルク要求値を示すトルク要求情報に応じて制御され、
    前記制御装置は、
    前記ドライバ要求情報と前記トルク要求情報とに基づいて、前記エンジンのアイドル時に実行することを想定して設定されたアイドル制御の実行を許可するか否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって前記アイドル制御の実行が許可された場合に、前記アイドル制御を実行する制御部とを含み、
    前記判断部は、前記ドライバ要求情報に基づいて運転者が前記アイドル制御の実行を許容しているか否かを判断し、前記トルク要求情報に基づいて前記アイドル制御の実行時のエンジントルクの連続性を確保可能か否かを判断し、運転者が前記アイドル制御の実行を許容していると判断し、かつ前記エンジントルクの連続性を確保可能と判断した場合に、前記アイドル制御の実行を許可する、エンジンの制御装置。
  2. 前記エンジンが搭載される車両には、運転者によって操作されるアクセルペダルと、前記車両の状態を運転者の意図に応じた状態に自動制御する第1システムとが備えられ、
    前記ドライバ要求情報は、前記アクセルペダルの位置を示す情報、前記第1システムで設定される情報の少なくともいずれかを含む、請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記第1システムで設定される情報は、運転者の操作に応じた駆動力、加速度、トルクの少なくともいずれかで表現される、請求項2に記載のエンジンの制御装置。
  4. 前記エンジンが搭載される車両には、前記車両の状態を運転者の意図とは直接的には関係のない状態に自動制御する第2システムが備えられ、
    前記トルク要求情報は、前記ドライバ要求情報と、前記第1システムで設定される情報と、前記第2システムで設定される情報とを調停した結果で算出される、請求項2または3に記載のエンジンの制御装置。
  5. 前記ドライバ要求情報および前記トルク要求情報は、前記バルブの作動量を示す情報を含まない情報である、請求項1〜4のいずれかに記載のエンジンの制御装置。
  6. 前記アイドル制御には、前記エンジンへの燃料供給を停止するフューエルカット制御、前記エンジンの回転数を所定のアイドル回転数に制御するアイドルスピードコントロール制御の少なくともいずれかが含まれる、請求項1〜5のいずれかに記載のエンジンの制御装置。
  7. 吸気量を調整するバルブが備えられたエンジンの制御装置が行なう制御方法であって、前記バルブの作動量は、前記エンジンが搭載される車両の運転者の要求を示すドライバ要求情報と前記ドライバ要求情報とは別の情報とに基づいて算出される前記エンジンのトルク要求値を示すトルク要求情報に応じて制御され、
    前記制御方法は、
    前記ドライバ要求情報と前記トルク要求情報とに基づいて、前記エンジンのアイドル時に実行することを想定して設定されたアイドル制御の実行を許可するか否かを判断するステップと、
    前記判断部によって前記アイドル制御の実行が許可された場合に、前記アイドル制御を実行するステップとを含み、
    前記アイドル制御の実行を許可するか否かを判断するステップは、前記ドライバ要求情報に基づいて運転者が前記アイドル制御の実行を許容しているか否かを判断し、前記トルク要求情報に基づいて前記アイドル制御の実行時のエンジントルクの連続性を確保可能か否かを判断し、運転者が前記アイドル制御の実行を許容していると判断し、かつ前記エンジントルクの連続性を確保可能と判断した場合に、前記アイドル制御の実行を許可するステップを含む、エンジンの制御方法。
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