JP2010116733A - 扉の保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工後における扉の位置ずれに対する許容範囲を拡大することによって、施工後における扉の保持状態の意図しない解除を防止すると共に、取付作業負担を軽減することのできる扉の保持装置を提供する。
【解決手段】装置本体10には、係止部32が被係止具11を係止する際に被係止具11が当接してその係止深さ方向の位置決めを行う係止基準面41が設けられ、被係止具11は、係止深さ方向に移動自在に構成され且つ、前記係止基準面41に当接するように係止深さ方向の一方側に付勢され、しかも、装置本体10には、係止深さ方向の所定範囲に亘って被係止具11が当接可能であって且つ一方の扉2の他方の扉1への相対的な接近動作に伴って被係止具11を係止基準面41へ誘導する誘導カム面42が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、二つ折りや三つ折り等の折り畳み式扉を折り畳み状態に保持するため、あるいは、折り畳み式扉や一枚扉等の扉を戸袋等の固定部材に保持するための、扉の保持装置に関する。
従来、この種の扉の保持装置として本出願人は既に下記特許文献1所載のものを提案している。同様の扉の保持装置の概略を図9及び図10に示している。図9は従来の扉の保持装置を使用した二つ折り扉の折り畳み途中の状態を示す部分断面図、図10は同二つ折り扉の折り畳み状態を示す部分断面図をそれぞれ示している。
かかる扉の保持装置は、二つ折り扉を折り畳み状態に保持するために両扉1,2に取り付けられる。具体的には、第2の扉2に取り付けられるL字状のフック200と、第1の扉1に取り付けられる装置本体100とを備える。フック200の先端には上下方向に回動すると共に図示しないバネによって上方側に付勢されたラッチ201を備えており、装置本体100には、図10のようにラッチ201を係止するラッチ受け101が設けられている。尚、図10に示す両扉1,2の折り畳み状態において解除レバー102が図中時計回りに回動すると、解除レバー102がラッチ201を押圧してバネの付勢力に抗して下方側にラッチ201を回動させる。該ラッチ201の回動によってラッチ201とラッチ受け101の係止状態が解除されると、図示しないオートスイングヒンジによって第2の扉2が第1の扉1から離反していく。
特開2005−314971号公報
かかる扉の保持装置の施工に際しては、第1及び第2の扉1,2にそれぞれ装置本体100とフック200とを取り付けることになるが、ラッチ201がラッチ受け101に係止されるかどうかを目視確認することは困難である。そのため、装置本体100とラッチ201との相対的な上下方向の位置関係については、それぞれの取付後に実際に両扉1,2を折り畳む等して動作確認を行うことになる。
しかしながら、例えば、フック200の取付位置が下限ぎりぎりであった場合、ラッチ201とラッチ受け101との係止深さが浅い状態となる。この場合、上述したような施工段階の動作確認においては両扉1,2の折り畳み状態が保持されるため、ラッチ201とラッチ受け101との係止深さが浅い状態であることまでは把握することができない。従って、施工後において経年変化や振動等が原因となって、万一、第2の扉2が第1の扉1に対して相対的に下方に位置ずれしたような場合には、意図せずラッチ201とラッチ受け101との係止状態が解除されて第2の扉2が第1の扉1から離れていくという不具合が生じることになる。従って、施工段階においてラッチ201とラッチ受け101との係止深さが一定以上になるように、装置本体100とフック200との相対的な上下方向の位置関係に注意を払いながら慎重に取り付け作業を行う必要がある。これは即ち装置本体100及びフック200の取付に対して高い取り付け精度が要求されることを意味し、作業者にとって負担が大きい。
そこで本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、施工後における扉の位置ずれに対する許容範囲を拡大することによって、施工後における扉の保持状態の意図しない解除を防止すると共に、取付作業負担を軽減することのできる扉の保持装置を提供することを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る扉の保持装置は、折り畳み式扉を折り畳み状態に保持すべく、一方の扉に取り付けられる被係止具と、他方の扉に取り付けられて前記被係止具を係止する係止部を有する装置本体とを備えた扉の保持装置であって、装置本体には、係止部が被係止具を係止する際に被係止具が当接してその係止深さ方向の位置決めを行う係止基準面が設けられ、被係止具は、係止深さ方向に移動自在に構成され且つ、前記係止基準面に当接するように係止深さ方向の一方側に付勢され、しかも、装置本体には、係止深さ方向の所定範囲に亘って被係止具が当接可能であって且つ一方の扉の他方の扉への相対的な接近動作に伴って被係止具を係止基準面へ誘導する誘導カム面が設けられていることを特徴とする。
該構成の扉の保持装置にあっては、一方の扉に取り付けられた被係止具が、他方の扉に取り付けられた装置本体の係止部に係止されることにより、両扉が折り畳み状態となる。その際、装置本体の誘導カム面には被係止具が係止深さ方向の所定範囲に亘って当接可能であるので、施工後において仮に一方の扉が他方の扉に対して係止深さ方向に相対的に位置ずれしたとしても、被係止具が誘導カム面に当接することができる。この被係止具は係止深さ方向に移動自在に構成されているので、一方の扉が他方の扉に対して相対的に接近していくと、その接近動作に伴って被係止具が誘導カム面上を移動しながら係止基準面へと誘導され、被係止具が係止基準面に当接することで装置本体の係止部に確実に係止される。
特に、前記係止深さ方向は上下方向であって、被係止具は上下方向に移動自在に取り付けられて自重により下方側に付勢され、装置本体には、係止基準面の先端から斜め下方に向けて誘導カム面が延設されていることが好ましい。
該構成によれば、係止深さ方向が上下方向であって被係止具が上下方向に移動自在に取り付けられて自重により下方側に付勢されているので、被係止具を下方側に付勢する別途の付勢手段が不要である。そして、装置本体には係止基準面の先端から斜め下方に向けて誘導カム面が延設されているので、上記接近動作の際に、誘導カム面に当接した被係止具がそれ自身の自重に抗して誘導カム面を斜め上方に移動していってスムーズに係止基準面に当接することになる。
また、本発明に係る扉の保持装置は、扉を戸袋等の固定部材に保持すべく、扉と固定部材のうちの一方に取り付けられる被係止具と、他方に取り付けられて前記被係止具を係止する係止部を有する装置本体とを備えた扉の保持装置であって、装置本体には、係止部が被係止具を係止する際に被係止具が当接してその係止深さ方向の位置決めを行う係止基準面が設けられ、被係止具は、係止深さ方向に移動自在に構成され且つ、前記係止基準面に当接するように係止深さ方向の一方側に付勢され、しかも、装置本体には、係止深さ方向の所定範囲に亘って被係止具が当接可能であって且つ扉が固定部材に接近する動作に伴って被係止具を係止基準面へ誘導する誘導カム面が設けられていることを特徴とする。
以上のように、本発明に係る扉の保持装置は、施工後に扉が係止深さ方向に位置ずれしても、被係止具が誘導カム面に当接できる範囲内であれば、被係止具が誘導カム面によって係止基準面に誘導されて確実に係止部に係止されることになる。従って、施工後における扉の位置ずれに対する許容範囲が従来に比して拡大され、施工段階の取り付け作業負担が軽減されると共に、施工後において意図せず扉の保持状態が解除されるということも防止される。
以下、本発明の一実施形態にかかる扉の保持装置について図面を参酌しつつ説明する。図1は本発明の一実施形態における扉の保持装置を二つ折り扉に使用した斜視図であって二つ折り扉の全閉状態(展開状態)を示しており、図2(a)乃至(d)は同じく二つ折り扉の動作の概略を示す平面図で、図3は同じく二つ折り扉の折り畳み途中の状態を示す部分断面図で、図4は同じく二つ折り扉の折り畳み途中の状態であって図3から更に折り畳まれた状態を示す部分断面図で、図5は同じく二つ折り扉の折り畳み状態を示す部分断面図で、図6は同じく扉の保持装置の要部を示す正面図である。
図1及び図2に示すように、第1の扉1はオートスイングヒンジ3によって上下方向を軸線として戸枠に水平方向に回動(開閉)するように取り付けられると共に閉じ側に付勢されている。また、第2の扉2はオートスイングヒンジ4を介して第1の扉1に対して同じく水平方向に回動するように取り付けられ、オートスイングヒンジ4によって閉じ側即ち第1の扉1から離れる展開方向に付勢されている。この第1の扉1及び第2の扉2は、防火扉であって、通常は図2(a)のように折り畳まれた状態で戸袋6に収納されてレリーズ7でその収納状態に保持されている。そして、火災発生時にレリーズ7が制御盤等から信号を受けて第2の扉2の保持を解除すると、図2(b)のようにオートスイングヒンジ3によって第1及び第2の扉1,2が折り畳まれた状態のまま閉じ側へと回動する。そして、図2(c)のように第1の扉1が全閉状態となると、第1の扉1は戸枠にロック(保持)される一方、第1の扉1と第2の扉2の折り畳み状態が解除されて、図2(d)のように第2の扉2がオートスイングヒンジ4によって閉じ側へと回動する。
本実施形態における扉の保持装置は、第1の扉1と第2の扉2を折り畳み状態に保持するためのものであって、第1の扉1の正面上部に取り付けられる装置本体10と、第2の扉2の正面上部に取り付けられる被係止具としてのフック11とを備え、装置本体10がフック11を係止することにより両扉1,2の折り畳み状態が保持される。
図3乃至図6を参照しながら詳細に説明すると、フック11は第2の扉2に取付部材としてのプレート12を介して取り付けられる。該プレート12には図6のように上下方向に長い貫通した長孔13が形成されており、該長孔13によってプレート12は第2の扉2に上下方向に位置調節可能にネジ止めされる。尚、図3乃至図6では長孔13の上下方向略中央付近で取り付けた状態を示しているが、施工段階において長孔13の上側もしくは下側で取り付けられる場合も無論ある。
該プレート12に取り付けられるフック11はL字状の板状であって例えば板金から折り曲げにより形成されて、プレート12に取り付けるためにその前面に重ね合わせられる垂直板状部14と、該垂直板状部14の上端から前側に水平に伸びる水平板状部15とから構成される。垂直板状部14には上下方向に長い貫通した長孔16が形成され、プレート12の前面から前方に突出するピン17が長孔16を貫通している。該ピン17が相対的に長孔16を上下に移動することにより、フック11はプレート12の前面を滑動の基準面として長孔16の上下ストロークの分だけ上下に滑動自在である。通常は図3及び図6のようにフック11それ自体の自重によりピン17は長孔16の上端に位置し、フック11は最も下側に位置する。尚、ピン17の先端は大径の頭部とされ、その頭部と垂直板状部14との間にはワッシャ18が介在している。
また、水平板状部15の前端上部にはラッチ支持部19が形成され、該ラッチ支持部19にラッチ20の基端部が上下に回動自在に支持されている。該ラッチ20はその先端部が後方即ち第2の扉2側に向くように配置され、且つ、付勢手段としてのバネ21によって先端部が上方を向く方向(図3において反時計回り)に付勢されている。尚、通常は、ラッチ20の基端部が水平板状部15の上面に当接することでラッチ20のそれ以上の前側への回動が阻止され、ラッチ20は図3のように後方に斜め上方姿勢で停止している。
一方、装置本体10は、枠体30と、該枠体30の前側をカバーするカバー体31とを備えている。該カバー体31は図3乃至図5において二点鎖線にて示されているが、その前面にはラッチ20が挿入可能な開口部(図1の符号31a)が形成されている。また、枠体30は板金からなる複数の部材から構成され、前側上部に位置してその下端部で前記ラッチ20を係止する係止部としてのラッチ受け32と、該ラッチ受け32にラッチ20を確実に係止させるための位置決め部材40とを備えている。
位置決め部材40は、ラッチ受け32よりも下方且つ後方に位置する水平の係止基準面41と、該係止基準面41の前端(先端)から前側に向けて斜め下方に延設された誘導カム面42とを備えている。該誘導カム面42はラッチ受け32の下方に位置していて傾斜面として形成されており、図3の状態から更に第2の扉2が第1の扉1に接近すると、誘導カム面42にフック11の水平板状部15の下面が当接し、その後、図4のようにフック11の水平板状部15が誘導カム面42上を摺動しながら係止基準面41へと誘導されていく。フック11はその自重によって下方に移動しようとしているので、誘導カム面42から係止基準面41に移ってもそのままフック11の水平板状部15の下面が係止基準面41に当接することになってフック11の上下方向の位置が定まり、図5のようにラッチ受け32によってラッチ20が確実に係止される。
尚、枠体30には、L字状の係合レバー33と同じくL字状の解除レバー34がそれぞれ上下に回動自在に支持されている。係合レバー33と解除レバー34は互いに左右方向に位置ずれして配置されており、図3乃至図5において奥側に係合レバー33が手前側に解除レバー34が位置する。係合レバー33は第1の扉1を戸枠にロックするためのものであり、常時は図示しない付勢手段としてのバネによって図中反時計回りに付勢されていて、第1及び第2の扉1,2が全閉状態では、枠体30から上方に突出する上側のアーム部33aが戸枠の固定金具の凹部(図示省略)に係合して第1の扉1は戸枠にロックされる。そして、第1及び第2の扉1,2を全閉状態から戸袋6に復帰させる際に、第2の扉2を第1の扉1に向かって180度回動させると、フック11の水平板状部15がカバー体31の開口部31aから挿入し、図5のようにフック11の水平板状部15は係合レバー33の下側のアーム部33bを後方に押して係合レバー33を時計回りに回動させ、係合レバー33の上側のアーム部33aを下方に沈み込ませる。係合レバー33の上側のアーム部33aが下方に沈み込むことで戸枠との係合が解除される。尚、フック11の水平板状部15がカバー体31内に侵入した状態では、解除レバー34は戸枠に押されて図5に示した状態よりも時計回りに回動した状態にあってその下側のアーム部34bでラッチ20を下方に押し込んだ状態にある。そして、第1の扉1を戸袋6に向けて回動させることで第1の扉1が戸枠から離れると、解除レバー20が直ちに反時計回りに回動して、図5のようにその上側のアーム部34aが上方に突出した状態になると共にラッチ20がラッチ受け32に係止される。従って、両扉1,2を折り畳み状態で戸袋6へと復帰させることができる。尚、ラッチ受け32を前後に貫通するネジ35の先端が係合レバー33の下側のアーム部33bに当接していて係合レバー33のそれ以上の回動を阻止しており、このネジ35によって係合レバー33の上側のアーム部33aが上方に突出する量を調節できるようになっている。
また、解除レバー34はラッチ20をラッチ受け32から解除するためのものであって、常時は図示しない付勢手段としてのバネによって、図3乃至図5のように上側のアーム部34aが枠体30から上方に突出した中立状態になるように、時計回りにも反時計回りにも付勢されている。そして、図2(c)のように第1の扉1が全閉状態になると、解除レバー34の上側のアーム部34aが戸枠に当たって押し込まれ、解除レバー34が時計回りに回動することで下側のアーム部34bがラッチ20を押し下げ、これによりラッチ受け32からラッチ20が外れ、第1の扉1から第2の扉2が離れることが可能になる。
以上のように構成された扉の保持装置は、上述したように第2の扉2にプレート12を介してフック11を取り付けるのであるが、その施工時には、図3に示すように、フック11がその自重によって最も下側に位置した状態においてそのフック11が装置本体10の誘導カム面42の例えば中央付近に当接するように、プレート12の高さを調節して第2の扉2に取り付ける。但し、フック11の位置が上下にずれたとしても、フック11が誘導カム面42に当接すればよいので、施工段階における取り付け精度はラフなものでよい。従って、取り付け作業を楽に行うことができる。
また、施工後において仮に第2の扉2が下方に位置ずれしたとしても、フック11が誘導カム面42に当接する範囲内であれば、フック11が誘導カム面42上を摺動して最終的には係止基準面41に誘導されてその高さが定まるので、係止深さが浅くなるということがなく確実にラッチ受け32にラッチ20が係止される。逆に、仮に第1の扉1が下方に位置ずれしたとしても、フック11が誘導カム面42に当接する範囲内であれば、同様にラッチ受け32にラッチ20が係止される。即ち、係止基準面41がラッチ受け32に対して所定の高さに位置していて、その係止基準面41にフック11を当接させてフック11の高さを決めてラッチ受け32にラッチ20を係止させる構成であるので、常に一定の係止深さが確保されるのである。このように、施工後において経年変化や振動等によって仮に第1及び第2の扉1,2が上下方向に位置ずれしたとしても、誘導カム面42にフック11が当接すれば係止基準面41へと誘導されるので、扉の位置ずれに対する装置の許容範囲が大きい。従って、施工段階におけるラッチ20とラッチ受け32との係止深さが浅くて施工後において第2の扉2が第1の扉1から意図せず離れるということが防止され、万一の火災時にも確実な動作が確保される。
特に、誘導カム面42を係止基準面41から延設した傾斜面としているので、誘導カム面42及び係止基準面41を一体に容易に形成できるという利点があり、誘導カム面42から係止基準面41へとスムーズにフック11を誘導することができる。
尚、フック11の先端にコロを設ければ、より一層スムーズに誘導カム面42上を移動できる。
また、フック11をその自重によって下方に付勢するようにしているので、バネ等の別途の付勢手段が不要であって装置を簡素化することができ、低コストでもある。
尚、本実施形態では、フック11が下方に付勢される構成であったが、逆に上方に付勢されるようにしてもよい。その場合には誘導カム面42も例えば斜め上方に向かう傾斜面として下側からフック11が当接するように構成すると共に係止基準面41にも下側からフック11が当接するように構成する。
また、誘導カム面42を傾斜面としたが、凸状あるいは凹状に湾曲した曲面としてもよい。
更に、フック11をプレート12を介して第2の扉2に取り付ける構成としたが、プレート12を介さずに直接取り付けるようにしてもよい。
また更に、ラッチ20とラッチ受け32との係止深さ方向が上下方向である場合について説明したが、係止深さ方向が左右方向であってもよい。
また、第1の扉1に装置本体10を、第2の扉2にフック11をそれぞれ取り付けたが、逆に取り付けてもよい。
尚、扉の保持装置を図7のように三つ折り扉に使用することも無論可能である。該三つ折り扉は、第2の扉2に更に第3の扉50がオートスイングヒンジ51を介して取り付けられており、例えば、第1の扉1の正面上部と第2の扉2の正面上部にはそれぞれ装置本体10が取り付けられ、第3の扉50の正面上部と背面上部にはそれぞれフック11が取り付けられる。
また、扉の保持装置として折り畳み式扉を折り畳み状態に保持するための構成について説明したが、これに限られず、例えば、上述したようなレリーズ7にも適用できる。例えば、防火扉としての一枚扉60を戸袋6に保持するためのものとして、図8に示すように、扉60にはプレート12を介してフック61(被係止具)を取り付けて上述したのと同様の構成によってフック61を上下方向に所定範囲で移動可能とする一方、戸袋6にはフック61を係止する装置本体62を取り付ける。フック61の先端部には係合孔63を形成し、装置本体10にはフック61の係合孔63に係合するラッチ64(係止部)を設ける。尚、フック61等の詳細について図3に示したものと同一符号を付している箇所は同様の構成である。該ラッチ64は上下に回動する構成であって図示しない付勢手段によって図中時計回りに付勢され、フック61がラッチ64のテーパ面64aに当接することでラッチ64が二点鎖線にて示すように上方に僅かに回動して、フック61の係合孔63にラッチ64が自動的に係合できるようになっている。そして、装置本体62には、ラッチ64の下方に係止基準面65が設けられると共にその前方には斜め下方に伸びる誘導カム面66が延設され、フック61は誘導カム面66に当接した後に、その自重に抗して誘導カム面66上を滑り上がって係止基準面65へと誘導される。
このように種々の扉の保持装置に適用可能であって、戸袋6以外の戸枠等の固定部材に扉を保持する構成にも適用でき、また、被係止具とそれを係止する係止部の構成についても適宜設計変更可能である。
本発明の一実施形態における扉の保持装置を二つ折り扉に使用した斜視図であって、二つ折り扉の全閉状態を示す。 (a)乃至(d)は同二つ折り扉の動作の概略を示す平面図。 同二つ折り扉の折り畳み途中の状態を示す部分断面図。 同二つ折り扉の折り畳み途中の状態であって図3から更に折り畳まれた状態を示す部分断面図。 同二つ折り扉の折り畳み状態を示す部分断面図。 同扉の保持装置の要部を示す正面図。 同扉の保持装置を三つ折り扉に使用した斜視図であって、三つ折り扉の全閉状態を示す。 本発明の他の実施形態における扉の保持装置を一枚扉に使用した場合において、扉の全開近くの状態を示す部分断面図。 従来の扉の保持装置を使用した二つ折り扉の折り畳み途中の状態を示す部分断面図。 同二つ折り扉の折り畳み状態を示す部分断面図。
符号の説明
1 第1の扉(他方の扉)
2 第2の扉(一方の扉)
3 オートスイングヒンジ
4 オートスイングヒンジ
6 戸袋(固定部材)
7 レリーズ
10 装置本体
11 フック(被係止具)
12 プレート(取付部材)
13 長孔
14 垂直板状部
15 水平板状部
16 長孔
17 ピン
18 ワッシャ
19 ラッチ支持部
20 ラッチ
21 バネ
30 枠体
31 カバー体
32 ラッチ受け(係止部)
33 係合レバー
33a 上側のアーム部
33b 下側のアーム部
34 解除レバー
34a 上側のアーム部
34b 下側のアーム部
35 ネジ
40 位置決め部材
41 係止基準面
42 誘導カム面
50 第3の扉
51 オートスイングヒンジ
60 扉
61 フック(被係止具)
62 装置本体
63 係合孔
64 ラッチ(係止部)
64a テーパ面
65 係止基準面
66 誘導カム面
100 装置本体
101 ラッチ受け
102 解除レバー
200 フック
201 ラッチ

Claims (3)

  1. 折り畳み式扉を折り畳み状態に保持すべく、一方の扉に取り付けられる被係止具と、他方の扉に取り付けられて前記被係止具を係止する係止部を有する装置本体とを備えた扉の保持装置であって、
    装置本体には、係止部が被係止具を係止する際に被係止具が当接してその係止深さ方向の位置決めを行う係止基準面が設けられ、被係止具は、係止深さ方向に移動自在に構成され且つ、前記係止基準面に当接するように係止深さ方向の一方側に付勢され、しかも、装置本体には、係止深さ方向の所定範囲に亘って被係止具が当接可能であって且つ一方の扉の他方の扉への相対的な接近動作に伴って被係止具を係止基準面へ誘導する誘導カム面が設けられていることを特徴とする扉の保持装置。
  2. 前記係止深さ方向は上下方向であって、被係止具は上下方向に移動自在に取り付けられて自重により下方側に付勢され、装置本体には、係止基準面の先端から斜め下方に向けて誘導カム面が延設されている請求項1記載の扉の保持装置。
  3. 扉を戸袋等の固定部材に保持すべく、扉と固定部材のうちの一方に取り付けられる被係止具と、他方に取り付けられて前記被係止具を係止する係止部を有する装置本体とを備えた扉の保持装置であって、
    装置本体には、係止部が被係止具を係止する際に被係止具が当接してその係止深さ方向の位置決めを行う係止基準面が設けられ、被係止具は、係止深さ方向に移動自在に構成され且つ、前記係止基準面に当接するように係止深さ方向の一方側に付勢され、しかも、装置本体には、係止深さ方向の所定範囲に亘って被係止具が当接可能であって且つ扉が固定部材に接近する動作に伴って被係止具を係止基準面へ誘導する誘導カム面が設けられていることを特徴とする扉の保持装置。
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JPS6091772A (ja) * 1983-10-26 1985-05-23 Canon Inc フライバツクトランスの駆動回路
JP2005314971A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Ryobi Ltd 二つ折り防火扉のロック装置

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