JP2010116226A - 用紙積載トレイの取付構造及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り付け及び取り外しの作業が容易であり、しかも用紙積載トレイが持ち上げられるような外力が作用しても簡単に外れることがないようにする。
【解決手段】取付壁11に開設された取付孔12に係合する取付フック13を有し、この取付フックが、フック基部21と下側突出部22と上側突出部23とを備え、取付状態で、下側凹部25が取付孔の下縁部に嵌合すると同時に、トレイ基部が取付孔の上下で取付壁に当接することで、用紙積載トレイの上下の回動が規制されるようにし、取付時に、用紙積載トレイの先端側が上となる傾斜状態で、取付孔内に上側突出部を進入させて、上側凹部26が取付孔の上縁部に嵌合するように、上側突出部とフック基部とを離間させると共に、用紙積載トレイを下向きに回動させることで、下側突出部が取付孔を通過するように、下側突出部の突出寸法が設定されたものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、装置本体に取り付けて印字用の用紙を積載保持する用紙積載トレイの取付構造及びこれを備えた画像形成装置に関する。
コピー機や、プリンタ、ファクシミリ装置などの、用紙に印字を行う画像形成装置においては、用紙を積載保持する用紙積載トレイが設けられている。この用紙積載トレイは、画像形成装置の側面から突出した状態で設けた場合に、装置の移動時やメンテナンス時に作業の邪魔となることから、装置本体に対して着脱自在に固定されるようにした取付構造が採用されている。
このような用紙積載トレイの着脱可能な取付構造としては、用紙積載トレイに設けた取付凸部を装置本体に設けた取付孔に差し込んで固定する構造が一般的である。また、用紙積載トレイに設けた取付フックを装置本体側の部材に掛止して固定する構造も知られている(特許文献1参照)。
特開昭61−119562号公報(第3図)
しかしながら、前記のように単に取付凸部を取付孔に差し込むだけの取付構造では、着脱作業が容易になるように取付凸部と取付孔との嵌合を緩くすると、取付孔から取付凸部が簡単に抜け出すため、用紙積載トレイが外れ易くなり、用紙積載トレイ上の用紙を取り上げる際に、誤って用紙と一緒に用紙積載トレイを引き抜いてしまうという問題があった。
一方、前記の取付フックにより掛止する取付構造では、用紙積載トレイの下向きの回動を規制することで荷重、すなわち用紙積載トレイの自重や積載された用紙の重量を受け止める構造が必要となるが、荷重と逆方向、すなわち上向きに回動させた場合には、取付フックが簡単に外れてしまうため、用紙積載トレイ上の用紙を取り上げる際に誤って用紙積載トレイの先端側に手が触れるなどして、用紙積載トレイが持ち上げられるような外力が作用すると、取付フックが外れてしまい、用紙積載トレイが用紙と共に落下するという問題があった。
さらに、取付凸部を取付孔に差し込む取付構造で、着脱作業が容易になるように取付凸部と取付孔との嵌合を緩くすると、荷重によって用紙積載トレイが沈み込むことで、装置本体と用紙積載トレイとの間に大きな隙間ができて、そこに下向きにカールした用紙の先端が引っかかって紙ジャムなどのトラブルを発生させる場合があった。これは、前記の取付フックにより掛止する取付構造でも、着脱作業が容易になるように部材間の嵌合を緩くした場合には同様に生じる問題である。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その主な目的は、取り付け及び取り外しの作業が容易であり、しかも用紙積載トレイが持ち上げられるような外力が作用しても簡単に外れることがないように構成された用紙積載トレイの取付構造及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。さらに本発明は、用紙積載トレイと装置本体との間に用紙が引っかかるような余分な隙間が発生しないように構成することも目的とする。
本発明の用紙積載トレイの取付構造は、装置本体に上下方向に延在する取付壁に横向きに突出した状態で着脱自在に取り付けられる用紙積載トレイの取付構造であって、前記取付壁に開設された取付孔に係合する取付フックを有し、この取付フックは、トレイ基部から横向きに突出したフック基部と、このフック基部から下方に突出して前記トレイ基部との間に下側凹部を形成する下側突出部と、前記フック基部から上方に突出して前記トレイ基部との間に上側凹部を形成する上側突出部とを備え、取付状態で、前記下側凹部が前記取付孔の下縁部に嵌合すると同時に、前記トレイ基部が前記取付孔の下方及び上方において前記取付壁の外面に当接することで、当該用紙積載トレイの下向き及び上向きの回動が規制されるようにし、取付時に、当該用紙積載トレイの先端側が上となる傾斜状態で、前記取付孔内に前記上側突出部を進入させて、前記上側凹部が前記取付孔の上縁部に嵌合するように、前記上側突出部と前記フック基部とを離間させると共に、当該用紙積載トレイを下向きに回動させることで、前記下側突出部が前記取付孔を通過するように、前記下側突出部の突出寸法が設定された構成とする。
また、本発明の画像形成装置は、前記の用紙積載トレイの取付構造を備えた構成とする。
本発明によれば、用紙積載トレイを傾斜させて取付フックを取付孔に挿入した後、用紙積載トレイを回動させ、トレイ基部が取付壁に突き当たって回動が規制されたところで、用紙積載トレイを下向きに移動させることで、用紙積載トレイが取り付けられ、このような自然な動作により用紙積載トレイを取り付けることができ、また取り外し時にはこれと逆の動作を行えば良く、取り付け及び取り外しの作業が容易である。しかも、用紙積載トレイの上向きの回動が規制されるため、用紙積載トレイが持ち上げられるような外力が作用しても簡単に外れることがない。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、装置本体に上下方向に延在する取付壁に横向きに突出した状態で着脱自在に取り付けられる用紙積載トレイの取付構造であって、前記取付壁に開設された取付孔に係合する取付フックを有し、この取付フックは、トレイ基部から横向きに突出したフック基部と、このフック基部から下方に突出して前記トレイ基部との間に下側凹部を形成する下側突出部と、前記フック基部から上方に突出して前記トレイ基部との間に上側凹部を形成する上側突出部とを備え、取付状態で、前記下側凹部が前記取付孔の下縁部に嵌合すると同時に、前記トレイ基部が前記取付孔の下方及び上方において前記取付壁の外面に当接することで、当該用紙積載トレイの下向き及び上向きの回動が規制されるようにし、取付時に、当該用紙積載トレイの先端側が上となる傾斜状態で、前記取付孔内に前記上側突出部を進入させて、前記上側凹部が前記取付孔の上縁部に嵌合するように、前記上側突出部と前記フック基部とを離間させると共に、当該用紙積載トレイを下向きに回動させることで、前記下側突出部が前記取付孔を通過するように、前記下側突出部の突出寸法が設定されたものである。
これによると、用紙積載トレイを傾斜させて取付フックを取付孔に挿入した後、用紙積載トレイを回動させ、トレイ基部が取付壁に突き当たって回動が規制されたところで、用紙積載トレイを下向きに移動させることで、用紙積載トレイが取り付けられ、このような自然な動作により用紙積載トレイを取り付けることができ、また取り外し時にはこれと逆の動作を行えば良く、取り付け及び取り外しの作業が容易である。
そして、取付状態で、用紙積載トレイの下向きの回動が規制されるため、荷重、すなわち用紙積載トレイの自重及び積載された用紙の重量を受け止めて、用紙を安定して積載保持することができ、また用紙積載トレイの上向きの回動が規制されるため、用紙積載トレイが持ち上げられるような外力が作用しても簡単に外れることがない。
前記課題を解決するためになされた第2の発明は、前記第1の発明において、前記下側突出部における前記フック基部と相反する側に、略円弧状の外形をなすように膨出した下側ガイド部が設けられ、取付時に当該用紙積載トレイを下向きに回動させる際に、前記下側ガイド部が前記取付孔の下縁部に摺接して、前記下側凹部と前記取付孔の下縁部とが整合する位置に向けて前記取付フックが案内されるようにした構成とする。
これによると、取付フックの下側凹部と取付孔の下縁部とが整合する位置に向けて、下側突出部が取付孔の下縁部に引っかかることなく円滑に回動させることができるため、取り付けが容易になる。
前記課題を解決するためになされた第3の発明は、前記第1・第2の発明において、前記上側突出部の前記フック基部側に、前記上側凹部の幅を狭めるように膨出した上側ガイド部が設けられ、取付時に当該用紙積載トレイを下向きに回動させる際に、前記上側ガイド部が前記取付孔の上縁部に摺接して、前記下側凹部と前記取付孔の下縁部とが整合する位置に前記取付フックが位置決めされるようにした構成とする。
これによると、用紙積載トレイを下向きに回動させるだけで、取付孔の下縁部と下側凹部とが整合する位置に位置決めされる。このため、後は下側凹部が取付孔の下縁部に嵌合する方向に直線的に移動させるだけで済み、取り付けが容易になる。
特に、下側凹部と取付孔の下縁部との間に大きな余裕を設けずに両者を緊密に嵌合させるようにした場合でも、両者を引っかかることなく円滑に嵌合させることができる。このため、取り付けの作業性を低下させることなく、緊密な嵌合構造を採用することができ、したがって用紙積載トレイに荷重が作用したときに、トレイ基部と取付壁との間に大きな隙間ができないため、下向きにカールした用紙の先端が引っかかって紙ジャムを起こすことを避けることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成装置の概略構成を示す模式的な断面図である。この画像形成装置1は、電子写真方式で画像を形成するための感光体ドラム(OPC)2と、この感光体ドラム2上に画像データに基づいたレーザ光を照射して静電潜像を形成する露光部としてのLSU(レーザスキャニングユニット)3と、感光体ドラム2に用紙Sを圧接させて感光体ドラム2上のトナー画像を用紙Sに転写する転写ローラ4と、用紙S上に転写されたトナー画像を熱と圧力により定着させる定着ローラ5とを有し、用紙カセット6に収容された用紙Sが、中間ローラ7などからかる搬送手段により、感光体ドラム2と転写ローラ4との間に送り込まれた後、定着ローラ5を経て、用紙積載トレイ(排紙トレイ)8上に排出される。特にここでは本体の上部に原稿読取部(CIS)9を備えており、原稿の読取画像が用紙上に複写される。
図2は、図1に示した用紙積載トレイの要部を示す側面図である。用紙積載トレイ8は、画像形成装置1の本体に上下方向に延在する取付壁11に横向きに突出した状態で取り付けられ、取付壁11に開設された取付孔12の開口縁部に係合する取付フック13を有しており、この取付フック13の取付壁11に対する係合・離脱により用紙積載トレイ8が取付壁11に着脱自在に取り付けられる。
トレイ基部14の取付面14aは、取付状態で、取付孔12の下方及び上方において取付壁11の外面11aに当接するように、取付壁11に沿う上下方向に真直に形成されている。取付フック13は、トレイ基部14から突片状に突出した状態で形成され、用紙積載トレイ8の左右に1対設けられている。
取付フック13は、トレイ基部14の取付面14aから略直交する向きに突出したフック基部21と、このフック基部21から下方に突出した下側突出部22と、フック基部21から上方に突出した上側突出部23とを有している。下側突出部22とトレイ基部14との間には、フック基部21の下面を底面とした下側凹部25が形成されている。上側突出部23とトレイ基部14との間には、フック基部21の上面を底面とした上側凹部26が形成されている。
図3は、図2に示した用紙積載トレイの取付状態を示す側面図であり、(A)に荷重が作用した際の状況を、(B)に上向きの外力が作用した際の状況をそれぞれ示す。用紙積載トレイ8の取付状態では、図3(A)に示すように、下側凹部25が取付孔12の下縁部に嵌合し、下側突出部22が、取付孔12の下方において取付壁11の内面11bに当接して、取付フック13の取付孔12からの抜け出しが規制される。そして、下側凹部25の底面、すなわちフック基部21の下面が取付孔12の下面に当接して、荷重、すなわち用紙積載トレイ8の自重及び用紙の重量を取付壁11に伝達する。
このとき、下側凹部25が取付孔12の下縁部に嵌合すると同時に、トレイ基部14が取付孔12の下方において取付壁11の外面11aに当接することで、用紙積載トレイ8の下向きの回動が規制されるため、荷重を安定して受け止めることができる。
ここで、下側凹部25と取付孔12の下縁部とを緊密に嵌合させる、すなわち下側凹部25の底部の幅W1(図2参照)を、取付孔12の下縁部の厚さT1(図2参照)と略同一として、下側凹部25と取付孔12の下縁部との間に大きな余裕を設けていない。そのため、用紙積載トレイ8に荷重が作用したときに、トレイ基部14と取付壁11との間に大きな隙間ができないので、下向きにカールした用紙の先端が引っかかって紙ジャムを起こすことを避けることができる。
また、図3(B)に示すように、下側凹部25が取付孔12の下縁部に嵌合すると同時に、トレイ基部14が取付孔12の上方において取付壁11の外面11aに当接することで、用紙積載トレイ8の上向きの回動が規制される。このため、用紙積載トレイ8上の用紙を取り上げる際に誤って用紙積載トレイ8の先端側に手が触れるなどして、用紙積載トレイ8が持ち上げられるような外力が作用しても、用紙積載トレイ8が簡単に外れることがない。
図4・図5は、図1に示した用紙積載トレイを取り付ける際の状態を段階的に示す状態遷移図である。図6は、図5(A)に示す状態から図5(B)に示す状態に遷移する過程を詳しく示す状態遷移図である。
まず、図4(A)に示すように、用紙積載トレイ8を先端部側が上となる所要の角度に傾斜させた状態で、取付フック13の上側突出部23を取付孔12内に進入させる。そして、図4(B)に示すように、トレイ基部14の上端が取付壁11に突き当たったところで、用紙積載トレイ8を下向きに回動させる。すると、図4(C)に示すように、用紙積載トレイ8は、取付壁11に当接するトレイ基部14の上端を支点にして回動し、これに応じて上側突出部23が取付孔12内に挿入される。
さらに用紙積載トレイ8を下向きに回動させると、図5(A)に示すように、下側突出部22も取付孔12内に進入し、ついで図5(B)に示すように、トレイ基部14の取付面14aが取付壁11の外面11aに突き当たって用紙積載トレイ8の回動が規制され、このとき、下側突出部22及び上側突出部23は、取付孔12を通り抜けて取付壁11の内側に抜け出る。この状態で、用紙積載トレイ8を下向きに押し下げると、図5(C)に示すように、下側凹部25が取付孔12の下縁部に嵌合して、用紙積載トレイ8が取付壁11に対して固定される。
ここで、図4(A)・(B)に示したように、最初に用紙積載トレイ8を傾斜させた状態として上側突出部23を取付孔12内に進入させるが、上側突出部23は、上向きに大きく突出すると共に、その先端の位置でトレイ基部14との間隙が広く、フック基部21側に向けてトレイ基部14との間隙が次第に狭くなるテーパ状をなしており、これにより、用紙積載トレイ8を傾斜させた状態で上側突出部23を取付孔12内に進入させる際に、トレイ基部14が取付壁11と干渉することなく、簡単に上側突出部23を取付孔12内に進入させることができる。
また、図4(C)及び図5(A)に示したように、上側凹部26が取付孔12の上縁部に嵌合した状態で、用紙積載トレイ8を下向きに回動させることで、下側突出部22が取付孔12を通過するように、下側突出部22の突出寸法が設定されている。
さらに、下側突出部22におけるフック基部21と相反する側には、略円弧状の外形をなすように膨出した下側ガイド部32が設けられており、下側ガイド部32が取付孔12の下縁部に摺接して、下側凹部25と取付孔12の下縁部とが整合する位置に向けて取付フック13が案内される。これにより、下側突出部22が取付孔12の下縁部に引っかかることなく円滑に取付フック13を回動させることができる。
また、上側突出部23のフック基部21側には、図6に示すように、上側凹部26の幅を狭めるように膨出した上側ガイド部31が設けられており、上側突出部23が取付孔12内に挿入された際に、上側ガイド部31が取付孔12の上縁部に摺接して、下側凹部25と取付孔12の下縁部とが整合する位置に取付フック13が位置決めされるようになっている。
この上側ガイド部31は、山形状の外形をなし、上側突出部23の先端側の第1のガイド面31aと、上側凹部26側の第2のガイド面31bとを有しており、第2のガイド面31bは、上側凹部26が底面側に向けて次第に幅狭となるように形成され、第1のガイド面31aは、上側突出部23の先端側の内側面23aと第2のガイド面31bとの段差を埋めるように傾斜状に形成されている。
このため、図6(A)に示すように、上側突出部23が取付孔12内に挿入されると共に下側突出部22も取付孔12内に進入したところで、上側ガイド部31の第1のガイド面31aが取付孔12の上縁部に当接した後、用紙積載トレイ8の回動に伴って、第1のガイド面31aが取付孔12の上縁部に摺接し、ついで図6(B)に示すように、第2のガイド面31bが取付孔12の上縁部に摺接して、図6(C)に示すように、上側凹部26が取付孔12の上縁部に完全に嵌合した状態となり、以上の過程で、トレイ基部14が取付壁11に近接する位置に引き寄せられて、取付孔12の下縁部と下側凹部25とが整合する位置に位置決めされる。
このように取付孔12の下縁部と下側凹部25とが整合する位置に位置決めされると、後は用紙積載トレイ8を下向きに直線的に移動させるだけで、下側凹部25を取付孔12の下縁部に嵌合させることができ、前記のように、下側凹部25と取付孔12の下縁部とを緊密に嵌合させるように形成しても、両者の嵌合動作を簡単に且つ円滑に行わせることができる。
また、上側凹部26の底部の幅W2(図2参照)は、取付孔12の上縁部の厚さT2(図2参照)より僅かに大きくなっているため、上側凹部26が取付孔12の上縁部に大きな抵抗を伴うことなく嵌合し、上側ガイド部31による位置決め動作を円滑に行わせることができる。
以上のように、用紙積載トレイ8を傾斜させて取付フック13を取付孔12に挿入した後、用紙積載トレイ8を回動させ、トレイ基部14が取付壁11に突き当たって回動が規制されたところで、用紙積載トレイ8を下向きに移動させることで、用紙積載トレイ8が取り付けられ、このような自然な動作により取り付けることができ、また取り外し時にはこれと逆の動作を行えば良く、取り付け及び取り外しの作業が容易である。
図7は、図2〜図5に示した取付フックの変形例を示す側面図であり、図5(B)に示した状態に対応するものである。ここでは、上側突出部23の上側凹部26側に、前記の例のような上側ガイド部31が設けられていない。このような構成でも、取り付け及び取り外しの作業が容易であり、また用紙積載トレイ8の上向きの回動が規制されるため、用紙積載トレイ8が持ち上げられるような外力が作用しても簡単に外れることがないが、取付の途中で、図中に2点鎖線で示すように、取付孔12の下縁部と下側凹部25とがずれた位置となる場合があり、このようになると、下方に移動させるだけでは取付孔12の下縁部と下側凹部25とを嵌合させることはできないため、取付作業に注意が必要になる。
本発明にかかる用紙積載トレイ及びこれを備えた画像形成装置は、取り付け及び取り外しの作業が容易であり、しかも用紙積載トレイが持ち上げられるような外力が作用しても簡単に外れることがないという効果を有し、装置本体に取り付けて印字用の用紙を積載保持する用紙積載トレイの取付構造及びこれを備えた画像形成装置などとして有用である。
本発明が適用される画像形成装置の概略構成を示す模式的な断面図 図1に示した用紙積載トレイの要部を示す側面図 図2に示した用紙積載トレイの取付状態を示す側面図 図1に示した用紙積載トレイを取り付ける際の状態を段階的に示す状態遷移図 図4に続く用紙積載トレイを取り付ける際の状態を段階的に示す状態遷移図 図5(A)に示す状態から図5(B)に示す状態に遷移する過程を詳しく示す状態遷移図 図2〜図5に示した取付フックの変形例を示す側面図
符号の説明
1 画像形成装置
8 用紙積載トレイ
11 取付壁、11a 外面、11b 内面
12 取付孔
13 取付フック
14 トレイ基部、14a 取付面
21 フック基部
22 下側突出部
23 上側突出部
25 下側凹部
26 上側凹部
31 上側ガイド部、31a・31b ガイド面
32 下側ガイド部

Claims (4)

  1. 装置本体に上下方向に延在する取付壁に横向きに突出した状態で着脱自在に取り付けられる用紙積載トレイの取付構造であって、
    前記取付壁に開設された取付孔に係合する取付フックを有し、この取付フックは、トレイ基部から横向きに突出したフック基部と、このフック基部から下方に突出して前記トレイ基部との間に下側凹部を形成する下側突出部と、前記フック基部から上方に突出して前記トレイ基部との間に上側凹部を形成する上側突出部とを備え、
    取付状態で、前記下側凹部が前記取付孔の下縁部に嵌合すると同時に、前記トレイ基部が前記取付孔の下方及び上方において前記取付壁の外面に当接することで、当該用紙積載トレイの下向き及び上向きの回動が規制されるようにし、
    取付時に、当該用紙積載トレイの先端側が上となる傾斜状態で、前記取付孔内に前記上側突出部を進入させて、前記上側凹部が前記取付孔の上縁部に嵌合するように、前記上側突出部と前記フック基部とを離間させると共に、当該用紙積載トレイを下向きに回動させることで、前記下側突出部が前記取付孔を通過するように、前記下側突出部の突出寸法が設定されたことを特徴とする用紙積載トレイの取付構造。
  2. 前記下側突出部における前記フック基部と相反する側に、略円弧状の外形をなすように膨出した下側ガイド部が設けられ、取付時に当該用紙積載トレイを下向きに回動させる際に、前記下側ガイド部が前記取付孔の下縁部に摺接して、前記下側凹部と前記取付孔の下縁部とが整合する位置に向けて前記取付フックが案内されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の用紙積載トレイの取付構造。
  3. 前記上側突出部の前記フック基部側に、前記上側凹部の幅を狭めるように膨出した上側ガイド部が設けられ、取付時に当該用紙積載トレイを下向きに回動させる際に、前記上側ガイド部が前記取付孔の上縁部に摺接して、前記下側凹部と前記取付孔の下縁部とが整合する位置に前記取付フックが位置決めされるようにしたことを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の用紙積載トレイの取付構造。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の用紙積載トレイの取付構造を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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