JP2010116087A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010116087A
JP2010116087A JP2008291786A JP2008291786A JP2010116087A JP 2010116087 A JP2010116087 A JP 2010116087A JP 2008291786 A JP2008291786 A JP 2008291786A JP 2008291786 A JP2008291786 A JP 2008291786A JP 2010116087 A JP2010116087 A JP 2010116087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
state
display device
enlarged
display screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008291786A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5274992B2 (ja
Inventor
Yorio Fujita
順雄 藤田
Akira Yamagoshi
明 山腰
Hajime Ito
元 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Yazaki Corp
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Yazaki Corp
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Yazaki Corp, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP2008291786A priority Critical patent/JP5274992B2/ja
Publication of JP2010116087A publication Critical patent/JP2010116087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5274992B2 publication Critical patent/JP5274992B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Indicating Measured Values (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】従来技術よりも視認性を良好に保つことができる車両用表示装置を提供すること。
【解決手段】車両用表示装置(1)は、表示器(2〜7)の表示画面を複数の異なる大きさの表示画面として切り換えて視認させる切換手段(8〜11)を備えている。切換手段は、拡大レンズ(9)と、拡大レンズ(9)により表示器の表示画面を拡大させる第1の状態と、拡大レンズ(9)により表示器の表示画面を拡大させない第2の状態とを切り換える状態切換手段(8,10,11)を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用表示装置に関するものである。
図11は、従来の車両用表示装置の構成例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は正面図におけるA−A線断面図である。同図に示すように、車両用表示装置1は、たとえば速度計と回転計を含むコンビネーションメータを構成する指針式アナログ表示器であり、ケース2及び表ガラス3で形成される収納空間に、基板4と、基板4に搭載されたムーブメントとなるステッパモータ5と、文字板6と、ステッパモータ5で回転駆動され、文字板6の指標部を指示する指針7とが収納されている。文字板6は、車両の走行速度を指示する速度計用の指標部6aと、エンジンの回転数を指示する回転計用の指標部を有する。
このメータを車両のドライバーLが正面から見た場合、ドライバーLが見えるメータ表示の範囲は視界範囲aとなる。そして、視界範囲aにおいては、メータの文字板の指標部の文字や目盛りを透明な表ガラスを介して、図11(A)に示すように視認できる。
このような車両用表示装置では、ドライバーLが、指針で指示される文字板の指標部の文字や目盛りが小さくて見難いと感じる場合であっても、その構成上当然のことではあるが、文字板の指標部の文字や目盛り等を拡大して視認することができない。
そこで、拡大レンズを備えており、この拡大レンズでメータ表示を拡大させることにより、年配の人や視力が衰えた人等の視認者が見易くすることができるようにした構成の車両用表示装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平8−179227号公報
しかしながら、上述の拡大レンズを備えた車両用表示装置では、拡大表示の拡大率が固定されており、拡大表示を希望する視認者にとっては、拡大されたメータ表示を見易いと感じるが、拡大表示を希望しない視認者にとっては、拡大されたメータ表示では必ずしも良好な視認性になっているとは限らない。たとえば、拡大レンズを備えていない通常のメータ表示の車両用表示装置を搭載した車両から、拡大レンズを備え通常のメータ表示よりも拡大されたメータ表示の車両用表示装置を搭載した車両に乗り換えた場合、メータ表示を視認する際に違和感を与え、運転に悪影響を及ぼしてしまうおそれがあるという問題がある。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑み、従来技術よりも視認性を良好に保つことができる車両用表示装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、表示器(2〜7)の表示画面を複数の異なる大きさの表示画面として切り換えて視認させる切換手段(8〜11)を備えていることを特徴とする。
前記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用表示装置において、前記切換手段は、拡大レンズ(9)と、前記拡大レンズ(9)により前記表示器の表示画面を拡大させる第1の状態と、前記拡大レンズにより前記表示器の表示画面を拡大させない第2の状態とを切り換える状態切換手段(8,10,11)を含むことを特徴とする。
前記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、請求項1記載の車両用表示装置において、前記切換手段は、拡大レンズ(9)と、前記拡大レンズ(9)により前記表示器の表示画面を任意の拡大率で拡大させるための拡大率調整手段(14,16A,18)を含むことを特徴とする。
前記課題を解決するためになされた請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用表示装置において、前記切換手段は、前記第1の状態における前記表示器の表示画面のチルト角及び/またはパン角度を調整する調整機構(13,16B,17)をさらに含むことを特徴とする。
なお、上述の課題を解決するための手段の説明におけるかっこ書きの参照符号は、以下の発明を実施するための最良の形態の説明における参照符号に対応しているが、これらは、特許請求の範囲の解釈を限定するものではない。
請求項1に記載の発明によれば、ドライバーの要求に応じて、車両用表示装置の表示器の表示画面を異なる大きさに拡大された表示画面として切り換えて視認させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ドライバーの要求に応じて、車両用表示装置の表示器の表示画面を拡大レンズで異なる大きさに拡大された表示画面として切り換えて視認させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ドライバーの要求に応じて、車両用表示装置の表示器の表示画面を任意の拡大率で拡大した異なる大きさの表示画面として切り換えて視認させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ドライバーの視線に合うように、表示器の表示画面のチルト角やパン角度を調整することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)図1は、本発明に係る車両用表示装置の第1の実施形態を示す断面図である。なお、この第1の実施形態では、表示器として図11に示した従来装置と同様の指針式アナログ表示器を用いた車両用表示装置について説明し、その正面図は図11(A)に示したものと同じであり、図1の断面図は、図11(B)に示すA−A線断面図に相当する。
図1において、本実施形態の車両用表示装置1は、見返し2a部分が一体形成された有底のほぼ角筒状のケース2と、ケース2の開口部2bに固定された表ガラス3とで形成される収納空間に、基板4と、基板4に搭載されムーブメントとして働くステッパモータ5と、文字板6と、ステッパモータ5で回転駆動され文字板6の表示面における指標部6aを指示する指針7とが収納された指針式アナログ表示器を備えている。
また、車両用表示装置1は、ほぼ角筒状のケース2が開口側に向かってその径が大きくなっており、ケース2の開口側の上側見返し2a部分に回動可能に取り付けられた回動軸8にその一端が固定された拡大レンズとしてのフレネルレンズ9と、この回動軸8を、ケース2の外部からギア等の伝達機構10を介して回動させるように駆動する駆動軸11aを有する第1のモータ11とを備えている。回動軸8、伝達機構10及び第1のモータ11は、請求項における状態切換手段に相当する。上記構成の車両用表示装置1は、メータフード30とインパネ31の間に設けられた開口部32に装着される。
フレネルレンズ9は、図1に示すように、焦点foを有し、焦点距離の範囲内で指針式アナログ表示器から離れた場所へ配置され、その場所で、第1のモータ11により回動軸8が駆動されることにより垂直な位置と水平な位置とに切り換えられる。垂直な位置に切り換えられた場合は、フレネルレンズ9は、表示器の文字板6の表示面と平行になり、文字板6の表示面を拡大してドライバーLに視認させることができる第1の状態(拡大状態;図1において実線で示す)となる。また、水平な位置に切り換えられた場合は、フレネルレンズ9は、反時計回りに見返し2a部分まで回動され、表示器の文字板6の表示面を拡大させない第2の状態(非拡大状態;図1において点線で示す)となる。
このような車両用表示装置1では、たとえば、通常は第1のモータ11を駆動せず、フレネルレンズ9が第2の状態(非拡大状態)となるようにしておき、ドライバーLの要求に合わせて拡大スイッチ(図示しない)の操作により第1のモータ11が起動されたときは、フレネルレンズ9が、第2の状態(非拡大状態)から第1の状態(拡大状態)に切り換えられるようにして、表示器の文字板6を拡大して視認させ、さらに、非拡大スイッチ(図示しない)の操作により第1のモータ11が逆回転するように起動されたときは、フレネルレンズ9が第1の状態(拡大状態)から第2の状態(非拡大状態)に復帰させることができ、図2に示すように、表示器の表示面の非拡大状態(通常表示状態)と拡大状態(拡大表示状態)の切り換えを行うことができる。
したがって、フレネルレンズ9を出し入れすることにより、ドライバーLが表示器の表示面を通常視認できるのは通常の視覚範囲bだが、ドライバーLの要求に合わせてメータ表示を拡大し、表示器の表示面が拡大された視覚範囲cに切り替えることができる。
なお、このフレネルレンズ9の可動は、モータ駆動ではなく、手動式にしても良い。この場合、たとえば、回動軸8を手動で回すことができる切り換えレバー(図示しない)をケース2の外部に備えれば良い。
(第2の実施形態)次に、図3は、本発明に係る車両用表示装置の第2の実施形態を示す断面図である。上述の第1の実施形態では、フレネルレンズ9を文字板6と表ガラス3の間の収納空間に配置しているが、図3の第2の実施形態では、表示器の外側である表ガラス3の前面側に配置している。
本実施形態の車両用表示装置1は、ほぼ角筒状のケース2と、ケース2の開口部2bに固定された表ガラス3とで形成される収納空間に、基板4と、ステッパモータ5と、文字板6と、指針7とが収納された指針式アナログ表示器を備えている。表示器は、メータフード30とインパネ31に設けられた開口部32に装着されている。
フレネルレンズ9と回動軸8は、取付箱12の上部に取り付けられており、取付箱12はメータフード30の下側のインパネ31に形成された開口部31aに固定されている。第1のモータ11はインパネ31の内部に配置され、その駆動軸11aは、取付箱12内に挿入され、取付箱12内の伝達機構を介して回動軸8を駆動できるようになっている。
フレネルレンズ9は、第1のモータ11で駆動されることにより、図3に示すように、その配置が垂直な位置と水平な位置とに切り換えられる。垂直な位置に切り換えられた場合は、フレネルレンズ9は、表示器の文字板6の表示面と平行になり、文字板6の表示面を拡大して視認者Lに視認させることができる第1の状態(拡大状態)となる。また、水平な位置に切り換えられた場合は、フレネルレンズ9は、インパネ31の開口部31aまで反時計回りに回動されて表ガラス3の視認領域からはずれ、表示器の文字板6を拡大させない第2の状態(非拡大状態)となる。
図3の構造において、ドライバーが通常視認できるのは通常の視覚範囲dだが、ドライバーの要求に合わせてフレネルレンズ9を寝起きさせることにより、メータ表示が拡大された視覚範囲eに切り替えることができる。なお、このフレネルレンズ9の可動は、第1の実施形態と同様に、モータ駆動ではなく手動式にしても良い。
(第3の実施形態)次に、図4は、本発明に係る車両用表示装置の第3の実施形態を示す断面図である。上述の第2の実施形態では、フレネルレンズ9及び回動軸8が取り付けられた取付箱12は、メータフード30の下側のインパネ31に形成された開口部31aに固定されているが、第3の実施形態では、開口部31aに装着したり取り外したりできる構成とされる。この場合は、たとえば、インパネ31の開口部31aの内縁に設けられた係合爪(図示しない)によって、フレネルレンズ9と回動軸8を上側に取り付けた取付箱12を係止させて固定したり、係合爪による係止を解除して取り外したりすることができる。
(第4の実施形態)次に、図5は、本発明に係る車両用表示装置の第4の実施形態を示す断面図である。なお、この第4の実施形態では、表示器として、第1乃至第3の実施形態で説明した指針式アナログ表示器に代えてLCD(液晶ディスプレイ)等のディスプレイを用いた場合について説明する。この第4の実施形態の車両用表示装置では、ドライバーの要求に合わせ、拡大表示の拡大率を任意に調整できると共に、ディスプレイの表示画面の角度を上下左右に調整できるディスプレイメータとなっている。
図5において、車両用表示装置1は、内部に収納空間を有すると共に、一部に表ガラス3を取り付けた開口部13aを有する箱状の第1の筐体13と、この第1の筐体13の収納空間に収納された第2の筐体14とを備えている。
第2の筐体14は、後述する図6に示すようにLCD15とフレネルレンズ9を内蔵し、LCD15の表示画面をフレネルレンズ9で拡大した拡大表示を表ガラス3を通して視認できるように、第1の筐体13に収納されている。また、第2の筐体14は第1の駆動装置16を備えている。第1の駆動装置16は、後述するように、拡大表示の際の拡大率を調整するズーム機構16Aと、拡大された表示画面の上下方向(Y方向)のチルト角を調整するチルト機構16Bとを有する。
車両用表示装置1は、さらに、第1の筐体13の外部に設けられ、拡大された表示画面の左右方向(Z方向)のパン角度を調整するための第2の駆動装置17を備えている。このような構成の車両用表示装置1は、メータフード30とインパネ31の間に設けられた開口部32に装着される。
図6は、第2の筐体14に内蔵されたLCD15とフレネルレンズ9の取り付け状態を説明する断面図である。同図に示すように、第2の筐体14は、第3の筐体18を収納する収納空間を有すると共に、フレネルレンズ9を取り付けた開口部14aと、この開口部14aの反対側に形成され、第3の筐体18の一部を露出させる開口部14bとを有する箱状の筐体である。フレネルレンズ9は、焦点距離の範囲内でLCD15から離れた場所へ配置され、LCD15の表示画面と平行になるように取り付けられている。
第3の筐体18は、その内部に直方体状のLCD15が収納され、LCD15の表示画面を露出するための開口部18aを前面に有する箱状の筐体である。LCD15は、バックライト付きのLCDである。第3の筐体18の両側面には、コロ19が、それぞれ2個取り付けられている。コロ19は、第3の筐体18から突出するように樹脂で一体形成されたローラ軸19aと、このローラ軸19aに挿入され、抜け止めされたローラ19bとからなる。コロ19は、第2の筐体14の両側部内壁にそれぞれ形成された長溝14cに係合して第3の筐体18をフレネルレンズ9に対して前後方向(X方向)に移動可能にするためのものである。
図7及び図8は、第1の駆動装置16のズーム機構及びチルト機構を説明するための図である。同図に示すように、第2の筐体14の下部には、ズーム機構16A及びチルト機構16Bを含む第1の駆動装置16が設けられている。
ズーム機構16Aは、第2の筐体14に固定されたズーム駆動用モータ16aと、ズーム駆動用モータ16aの回転軸に固定されたギア16bと、第2の筐体14に固定されたズーム用ラックギア16cと、ギア16bと噛み合うズーム中間ギア16dと、ズーム中間ギア16dと同軸に設けられ、ズーム用ラックギア16cと噛み合うズーム用ピニオンギア16eとを有する。
チルト機構16Bは、第3の筐体18の下部から延出した延出部18aに固定されたチルト駆動用モータ16fと、チルト駆動用モータ16fの回転軸に固定されたチルト駆動用ピニオンギア16gと、第3の筐体18の下部から延出した延出部18bにピン結合により自由回転可能に取り付けられた円弧状のチルト回転ギア16hとを有する。チルト駆動用モータ16fは、ギアードモータなどの減速比が高いモータが用いられる。
上述の構成を有する車両用表示装置1は、LCD15を内蔵した第3の筐体18が、第2の筐体14に取り付けられたフレネルレンズ9に対して、前後方向(X方向)に動く動作が可能となっている。
そこで、たとえば、通常はズーム駆動用モータ16aを駆動せず、フレネルレンズ9が、所定の拡大率でLCD15の表示画面を拡大する通常表示状態となるようにしておく。
そして、ドライバーLの要求に合わせて拡大スイッチ(図示しない)の操作により、ズーム駆動用モータ16aが正回転するように起動されたときは、ズーム駆動用モータ16aの回転がギア16b、ズーム中間ギア16d、ズーム用ピニオンギア16eを介してズーム用ラックギア16cに伝達され、フレネルレンズ9がLCD15の表示画面から遠ざかるように第3の筐体18を移動させた後停止させることにより、フレネルレンズ9は、上述の通常表示状態の所定の拡大率よりも大きい拡大率でLCD15の表示画面を拡大する拡大表示状態に切り換えられ、表示器の文字板6を通常よりも拡大してドライバーLに視認させる。
さらに、非拡大(または縮小)スイッチ(図示しない)の操作により、ズーム駆動用モータ16aが逆回転するように起動されたときは、同様にギア伝達によって、フレネルレンズ9がLCD15の表示画面に近づくように第3の筐体18を移動させることにより、フレネルレンズ9を拡大表示状態から通常表示状態に復帰させることができ、それにより、図9に示すように、表示器の表示面の通常表示状態と拡大表示状態の切り換えを行うことができる。すなわち、LCD15の表示画面15aに画像として表示される指標部15bは、拡大表示状態において通常表示状態よりも大きく拡大され、視認し易くなる。
したがって、LCD15とフレネルレンズ9間の距離を自由に設定でき、視界範囲fは変わらないが、ドライバーの要求に合わせた任意の拡大率で拡大されたLCDの表示画面を視認することが可能となる。
また、第2の筐体14は、下部に付けられた第1の駆動装置16により、第1の筐体13に対して、上下方向のチルト角(Y方向)を変更する動作を行う。
そこで、ドライバーLの要求に合わせてチルト角上げ調整スイッチ(図示しない)の操作により、チルト駆動用モータ16fを正回転するように起動させると、その回転がチルト駆動用ピニオンギア16gを介してチルト回転ギア16hに伝達され、第2の筐体14及び第3の筐体18のチルト角が調整されることにより、拡大されたLCD15の表示画面が元の位置よりも上昇して、ドライバーLの視線に対して真正面に向くように調整することができる。
また、チルト角下げ調整スイッチ(図示しない)の操作により、チルト駆動用モータ16fを逆回転するように起動させると、その回転がチルト駆動用ピニオンギア16gを介してチルト回転ギア16hに伝達され、第2の筐体14及び第3の筐体18のチルト角が調整されることにより、拡大されたLCD15の表示画面が元の位置よりも下降して、ドライバーLの視線に対して真正面に向くように調整することができる。
このような動作により、図10に示すように、ドライバーLの座高差等に基づくアイリプスELの上端及び下端に合わせて、たとえば、正規位置から上側に3.5°、下側に5°だけチルト角を調整することにより、LCD15の表示画面は、ドライバーLの目の位置に合うように、正規位置から上限および下限の位置まで上下方向のチルト角(Y方向)を変更することができる。
さらに、第1の筐体13は、その外部に設けられた第2の駆動装置17により、軸線17aを基準として左右方向のパン角度(Z方向)が調整される動作を行う。なお、パン角度を調整する機構は周知のものであるので、第2の駆動装置17の詳細な構成については、ここでは省略する。この動作により、LCD15の表示画面は、ドライバーLの目の位置に合うように、左右方向のパン角度(Z方向)を調整することができる。
以上のように、第1の駆動装置16のズーム機構16Aは、ズーム駆動用モータ16aの回転を各ギアを使ってズーム用ラックギア16cに連動させ、第3の筐体18を焦点距離の範囲内で前後のX方向に動かし、フレネルレンズ9による拡大率を切り換え変更している。また、チルト機構16Bは、チルト駆動用モータ16fを使用して第2の筐体14及び第3の筐体18を上下のY方向に動かし、チルト回転ギア16hによってLCD15の表示画面のチルト角度を決定している。さらに、第2の駆動装置17は、第1の筐体13を左右のZ方向に動かし、LCD15の表示画面のパン角度を決定している。
また、第2の筐体14には、その前面上下左右の端部から延出するつば20が一体形成されている。このつば20は、上下方向(Y方向)の動作を行う際に第2の筐体14と開口部13aの間に隙間が見えることがないように隠す働きをする。
なお、第1の筐体13が左右方向(Z方向)に動作をする時、第1の筐体13とインパネ部31の開口部32との間にも、上記のような隙間が生まれるが、同様に、第1の筐体13前面上下左右の端部から延出するつば(図示しない)を設けることで、この隙間を隠すことができる。
以上説明したように、本発明の第4の実施形態によれば、前後方向(X方向)のズーム動作により、ディスプレイの表示画像を、任意の拡大率に決定することができる。また、ディスプレイの角度を、上下方向(Y方向)のチルト角度調整動作により上下にチルトさせ、さらに、左右方向(Z方向)のパン角度調整動作により左右にパンさせ、個々のドライバーの視線に対し、拡大された表示面が真正面に向くよう調節することができる。
なお、第4の実施形態では、LCD15等のディスプレイ表示器を使用しているが、指針式アナログ表示器を使用しても同様の効果を得ることができる。
以上により、第4の実施形態では、従来技術と比べ、以下の点が優れている。
(1)ディスプレイ(メータ)表示を、ドライバーの要求に合わせ、任意の拡大率に設定することができる。
(2)個々のドライバーの視線に対し、表示画面が真正面を向くように、表示器(LCD15)の角度を上下左右に調整することができる。
以上の通り、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、上述の第4の実施形態におけるズーム機構16A及びチルト機構16Bの構成は、様々な構成が考えられるうちの一例に過ぎず、他の構成とすることができる。
また、上述の第4の実施形態においては、ズーム調整、チルト角調整及びパン角度調整は、モータ駆動による自動式になっているが、これらを手動式にしても良い。
また、上述の第4の実施形態においては、所定の拡大率の通常表示状態と所定の拡大率よりも拡大される拡大率の拡大表示状態を切り換えられるようになっているが、これに代えて、たとえば、ドライバーの要求に合わせて通常表示状態と拡大表示状態の間の任意の拡大率で視認できるように構成したり、通常表示状態より拡大率の小さい縮小表示状態にも切り換えられるように構成したりしても良い。
本発明に係る車両用表示装置の第1の実施形態を示す断面図である。(第1の実施形態) 非拡大状態(通常表示状態)と拡大状態(拡大表示状態)を示す説明図である。(第1の実施形態) 本発明に係る車両用表示装置の第2の実施形態を示す断面図である。(第2の実施形態) 本発明に係る車両用表示装置の第3の実施形態を示す断面図である。(第3の実施形態) 本発明に係る車両用表示装置の第4の実施形態を示す断面図である。(第4の実施形態) 第2の筐体に内蔵されたLCDとフレネルレンズの取り付け状態を説明する図であり、(A)は断面図、(B)はコロ部分の部分断面図である。(第4の実施形態) 第2の筐体におけるズーム機構及びチルト機構を説明するための図である。(第4の実施形態) 第2の筐体におけるズーム機構及びチルト機構を説明するための概略斜視図である。(第4の実施形態) 縮小状態(通常表示状態)と拡大状態(拡大表示状態)を示す説明図である。(第4の実施形態) チルト角調整を説明する図である。(第4の実施形態) 従来の車両用表示装置の構成例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は正面図におけるA−A線断面図である。(従来技術)
符号の説明
1 車両用表示装置
2 ケース(表示器の一部)
3 表ガラス(表示器の一部)
4 基板(表示器の一部)
5 ステッパモータ(表示器の一部)
6 文字板(表示器の一部)
7 指針(表示器の一部)
8 回動軸(切換手段の一部)
9 フレネルレンズ(拡大レンズ、切換手段の一部)
10 伝達機構(切換手段の一部、状態切り換え手段の一部)
11 第1のモータ(切換手段の一部、状態切り換え手段の一部)
12 取付箱
13 第1の筐体(拡大率調整手段の一部、調整機構の一部)
14 第2の筐体(拡大率調整手段の一部)
15 LCD(表示器)
16 第1の駆動装置(拡大率調整手段の一部)
16A ズーム機構(拡大率調整手段の一部)
16B チルト機構(調整機構の一部)
17 第2の駆動装置(調整機構の一部)
18 第3の筐体(拡大率調整手段の一部)
20 つば
30 メータフード
31 インパネ
32 開口部

Claims (4)

  1. 表示器の表示画面を複数の異なる大きさの表示画面として切り換えて視認させる切換手段を備えていることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 請求項1記載の車両用表示装置において、
    前記切換手段は、拡大レンズと、前記拡大レンズにより前記表示器の表示画面を拡大させる第1の状態と、前記拡大レンズにより前記表示器の表示画面を拡大させない第2の状態とを切り換える状態切換手段を含むことを特徴とする車両用表示装置。
  3. 請求項1記載の車両用表示装置において、
    前記切換手段は、拡大レンズと、前記拡大レンズにより前記表示器の表示画面を任意の拡大率で拡大させるための拡大率調整手段を含むことを特徴とする車両用表示装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用表示装置において、
    前記切換手段は、前記第1の状態における前記表示器の表示画面のチルト角及び/またはパン角度を調整する調整機構をさらに含むことを特徴とする車両用表示装置。
JP2008291786A 2008-11-14 2008-11-14 車両用表示装置 Active JP5274992B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008291786A JP5274992B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 車両用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008291786A JP5274992B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 車両用表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010116087A true JP2010116087A (ja) 2010-05-27
JP5274992B2 JP5274992B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=42304019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008291786A Active JP5274992B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 車両用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5274992B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012176548A1 (ja) * 2011-06-24 2012-12-27 カルソニックカンセイ株式会社 車両用表示装置
JP2013233852A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Yupiteru Corp 車載用表示装置
JP2014109738A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Fujitsu Ten Ltd 表示システム、及び、移動装置
JP2015066984A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 矢崎総業株式会社 表示制御装置
FR3102426A1 (fr) * 2019-10-29 2021-04-30 Psa Automobiles Sa Élément d’habitacle de véhicule

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0167521U (ja) * 1987-10-23 1989-05-01
JPH02241842A (ja) * 1989-03-16 1990-09-26 Fujitsu Ltd 車輌用表示方法
JPH0324925U (ja) * 1989-07-19 1991-03-14
JPH07205681A (ja) * 1993-12-23 1995-08-08 Hyundai Electronics Ind Co Ltd ホログラム光学素子を用いる自動車用ヘッドアップディスプレー装置
JP2002347476A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Mitsubishi Motors Corp 車載ディスプレイ防眩機構
JP2003154875A (ja) * 2001-11-21 2003-05-27 Nissan Motor Co Ltd チルトステアリング機構連動メータ構造
JP2006224919A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Yazaki Corp 車両用虚像表示装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0167521U (ja) * 1987-10-23 1989-05-01
JPH02241842A (ja) * 1989-03-16 1990-09-26 Fujitsu Ltd 車輌用表示方法
JPH0324925U (ja) * 1989-07-19 1991-03-14
JPH07205681A (ja) * 1993-12-23 1995-08-08 Hyundai Electronics Ind Co Ltd ホログラム光学素子を用いる自動車用ヘッドアップディスプレー装置
JP2002347476A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Mitsubishi Motors Corp 車載ディスプレイ防眩機構
JP2003154875A (ja) * 2001-11-21 2003-05-27 Nissan Motor Co Ltd チルトステアリング機構連動メータ構造
JP2006224919A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Yazaki Corp 車両用虚像表示装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012176548A1 (ja) * 2011-06-24 2012-12-27 カルソニックカンセイ株式会社 車両用表示装置
JP2013028330A (ja) * 2011-06-24 2013-02-07 Calsonic Kansei Corp 車両用表示装置
CN103534124A (zh) * 2011-06-24 2014-01-22 康奈可关精株式会社 车辆用显示装置
US20140104318A1 (en) * 2011-06-24 2014-04-17 Calsonic Kansei Corporation Display device for vehicle
JP2013233852A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Yupiteru Corp 車載用表示装置
JP2014109738A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Fujitsu Ten Ltd 表示システム、及び、移動装置
JP2015066984A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 矢崎総業株式会社 表示制御装置
FR3102426A1 (fr) * 2019-10-29 2021-04-30 Psa Automobiles Sa Élément d’habitacle de véhicule

Also Published As

Publication number Publication date
JP5274992B2 (ja) 2013-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5850673B2 (ja) 自動車用コンビネーションインストルメントおよび自動車
JP6098486B2 (ja) 車両用表示装置
JP5274992B2 (ja) 車両用表示装置
JP4761551B2 (ja) 車載用メーター表示装置
WO2005080139A1 (en) Onboard display device, onboard display system and vehicle
JP2013112269A (ja) 車載用表示装置
JP2005028982A (ja) 車載用表示装置
JP2005186913A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2005165228A (ja) 画像表示装置
JP4496490B2 (ja) 車両用表示装置
JP2007008235A (ja) 表示装置
JP5160665B2 (ja) 車載用メーター表示装置
WO2012176548A1 (ja) 車両用表示装置
JP6780960B2 (ja) 画像表示装置
JP2006330018A (ja) マルチ視野ディスプレイ
WO2016133146A1 (ja) 車両用表示装置
JP2011213185A (ja) 電子ルームミラー装置
JP2006259043A (ja) 情報表示装置
JP2004291731A (ja) 車両用情報表示装置
JP4287189B2 (ja) 車両用表示器
JPH09109787A (ja) 自動車用画像装置
JP2008026715A (ja) 車両用表示装置
JPH09113839A (ja) 車両用表示装置
JP2005119471A (ja) 車両用表示装置
JP2010195137A (ja) コンビネーションメータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130130

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130311

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5274992

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250