JPH02241842A - 車輌用表示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 車輌の運転者が視線を前方に固定した状態で車輌の計器
板の情報を外部の景色に重ね合わせて見ることができる
車輌用表示方法に関し、表示の大きさ又は色を可変とす
ることを目的とし、 車輌の計器板の情報を、運転者の視線上に前方の景色と
重ね合わせて表示する表示方法において、車輌の速度に
応じて表示の大きさ又は色を変えるように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は車輌の運転者が視線を前方に固定した状態で車
輌の計器板の情報を外部の景色に重ね合わせて見ること
ができる車輌用表示方法に関する。

近年、自動車が社会に普及するに伴い、安全性や運転操
作の簡素化に関心が集まっている。特に、運転が未習熟
である初心者に対しても、快適で安全且つ簡単な運転操
作方法に関して多くの研究開発が行なわれている。

〔従来の技術〕

従来の自動車においては、第３図（ａ）に示すように、
速度メータやタコメータ等の計器は運転者１の前方下の
ダツシュボード２の中のフロントパネル３に配置されて
いるのが普通である。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のように速度メータやタコメータ等の計器がフロン
トパネル３に配置されてい゛ると、運転者が現在走行中
の情報を確認しようとするには第３図（ａ）に示すよう
に視線４を前方より下方のフロントパネル３に移動する
必要がある。このため、特に運転に習熟していない初心
者は、フロントパネルを見る回数が多く、その間、前方
不注意となり、追突事故を起こしやずいという問題があ
った。

このため第３図（ｂ）に示すようにハーフミラ−又はホ
ログラム５を用いてフロントパネル３の情報を前方の景
色に重ね合わせて運転者１に表示する、いわゆるヘッド
アップデイスプレィが開発されている。しかしこの従来
のへラドアップデイスプレィでは、スピードオーバーの
ような注意を要するような場合でも運転者に対して特別
な注意を与えるような表示はできなかった。

本発明は上記従来の問題点に鑑み、計器板の情報を外部
の景色に重ね合わせて見るこきができる車輌用表示にお
いて、その表示の大きさ又は色を可変とした表示方法を
提供することを目的どする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明の車輌用表示方法は
、車輌の計器板の情報を、運転者の視線上に前方の景色
と重ね合わせて表示する表示方法において、車輌の速度
に応じて表示の大きさ又は色を変えることを特徴とする
。

また、表示の大きさを変える手段として表示光路の途中
にレンズ１３を挿入することを特徴とする。

さらに表示の色を変える手段として波長の異なる複数の
光源と、複数の光を別々に選択反射する複数枚のホログ
ラム１９．２０よりなるコンバイナ１２を用いることを
特徴とする・。

〔作　用〕

フロントパネルの情報を、前方の景色を注視している運
転者の視線上もしくは、その左右方向に重ね合わせて表
示する表示方法において、その光路途中にレンズ１３を
挿入することにより表示を拡大することができる。

またフロントパネル情報の光源に波長の異なる複数の光
源を用い、且つコンバイナ１２として前記波長の異なる
複数の光を別々に選択反射する複数枚のホログラム１９
．２０を用いることにより、光源を変えることにより表
示の色を変えることができる。

これら、表示の大きさ、色の変化等をスピードの出し過
ぎ等の警告手段に用いれば、前方不注意による事故を予
防することができる。

〔実施例〕

第１図は本発明の第１の実施例を説明するための図であ
る。

同図（ａ）において、１０．１１は自動車のフロントパ
ネルに設けられた同一のスピードメータであり、１０は
第１．１１は第２とする。１２は前方の景色に重ねてス
ピードメ・−夕の表示を表示するコンバイナで反射型の
ホログラム又はハーフミラ−よりなる。１３は拡大用レ
ンズである。このレンズ１３は第２のスピードメータ１
１と共に図示なき駆動機構により矢印入方向に移動し、
第１のスピードメータの表示光路に挿入される。この駆
動機構を、予め設定した車速（例えば１１００ｋ／　ｈ
　）を越えたときに作動するようにしておけば、通常は
第１図（ａ）に示すように、第１のスピードオーバー０
の表示がコンバイナ１２により反射され運転者の目１４
に入り、運転者は第１のスピードメータ１０が表示され
た虚像１５を前方の景色に重ねて見ることができるが、
設定した車速を越えると、第１図（ｂ）に示すように、
第２のスピードメータ１１とレンズ１３が光路に挿入さ
れ、その第２のスピードメータ１１の表示がレンズ１３
により拡大され、コンバイナ１２に反射されて運転者の
目１４に入る。これにより運転者は第２のスピードメー
タ１１の拡大された虚像１６を前方の景色に重ねて見る
ことができる。

第２図は本発明の第２の実施例を説明するだめの図であ
る。

同図（ａ）において、１７．１８は自動車のフロントパ
ネルに設けられたスピードメータであり、第１のスピー
ドメータ１７はその表示光に波長λ。

の光（例えば青色光）を用い、第２のスピードメータ１
８はその表示光に波長λ、の光（例えば赤色光〉を用い
る。１２は前方の景色に重ねてスピードメータ１７，１
８の表示を表示するコンバイナであり、複数の反射型ホ
ログラム１９．２０からなる。

この一方のホログラム１９は波長λ、の光を反射し、他
方のホログラム２０は波長λ、の光を反射する。従って
第１のスピードメータ１７の波長λ１による表示は波長
λ１の光を反射するホログラム１９によって反射され運
転者の目１４に入る。これにより運転者は前方の景色に
重ねて波長λ１（例えば青色）の色の虚像を見ることが
できる。

そして設定した車速く例えば１００に＋＋＋／　ｈ　）
を越えた場合に、スピードメータの表示が、第１のスピ
ードメータ１７から第２のスピードメータ１８に切り替
るようにしておけば、第２図（ｂ）に示すように第２の
スピードメータ１８の波長λ２の光による表示が波長λ
２の光を反射するホログラム２０によって反射され、運
転者の目１４に入る。

これにより運転者は第２のスピードメータが波長λ２の
光（赤色）で表示される虚像２２を見ることができる。

以上の第１、第２の実施例によれば、運転者に対してス
ピードの出し過ぎを注意する様喚起することができる。

なお第１の実施例においてコンバイナは反射型ホログラ
ムを用いたが、これは透過型ホログラムを用いることも
できる。

また本実施例では、コンバイナ１２として反射型ホログ
ラムを用いた場合、反射型ホログラムは光の（波長の）
選択性があるのでハーフミラ−に比し背景を暗くするこ
とが少ない。

〔発明の効果〕

以上説明した様に、本発明によれば、自動車のフロント
パネルの情報を運転者の視線上に前方の景色と重ね合わ
せて表示する表示方法において、車速に応じて表示の大
きさ又は色を変えるようにしたことにより、スピードの
出し過ぎを注意する様喚起することができ、安全運転に
寄与すること大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を説明するための図、 第２図は本発明の第２の実施例を説明するだめの図、 第３図は発明が解決しようとする課題を説明するための
図である。 図において、 １０．１７は第１のスピードメータ、 １１・１８は第２のスピードメータ、 １２はコンバイナ、 １３は拡大用レンズ、 １９．２０は反射型ホログラム を示す。 （ａ） （ｂ） 本発明の第１の実施例を説明￥るための因襲１　図 （ａ） 本発明の第２の実施例を説明するための９第 図 発明が解決しようとする課題を説明するための図＋　９
．２０・・・反射型ホロクラム 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、車輌の計器板の情報を、運転者の視線上に前方の景
   色と重ね合わせて表示する表示方法において、 車輌の速度に応じて、表示の大きさ又は色を変えること
   を特徴とする車輌用表示方法。 ２、表示の色を変える手段として、波長の異なる複数の
   光源と、該複数の光を別々に選択反射する複数枚のホロ
   グラム（１９、２０）よりなるコンバイナ（１２）を用
   いることを特徴とする請求項１記載の車輌用表示方法。