JP2010115368A - 吸収性物品の個包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸収体1には肌当接面側に隆起して形成された前方中高吸収部1aと後方中高吸収部1bとがあり、該両中高吸収部の間の吸収体部分に剛性領域9が設けられ、該剛性領域9は、前記表面シートと前記吸収体とが圧縮接合されて形成された複数の圧痕で構成され、かつ、前記剛性領域を幅方向に貫く線を引いた場合、必ず前記複数の圧痕のいずれかが線上に存在し、吸収性物品10が前記剛性領域の位置を折り位置として折り畳まれて成る吸収性物品の個包装体。
【選択図】図1
Description
図1は本発明の好ましい実施形態である吸収性物品の個包装体の包装前の状態を表面シート側からみて模式的に示した斜視図である。同図では、生理用ナプキンを長手方向に緩やかに湾曲した状態で示しており、着用時の状態よりやや開いた状態で示している。また、図2は図1のII−II線に沿った拡大断面図である。この生理用ナプキン10は、全体としてはパルプ積繊体を繊維シート(台紙)で囲包した、平面視において角に丸みを帯びた長方形の吸収体1が裏面シート3と表面シート2によって挟み込まれている(図1において吸収体1は表面シート2に覆われており見えていないが、理解のために表面シートを取り除いた場合を想定し吸収体1を吸収部1a,1b,1cと併せて符号を付して示した。)。また、その長手方向両側部には、表面シート側へ盛り上がった、内部に空洞を内包したサイドシート4で構成された起立ギャザー4kが設けられている。ここで、表面シート側が着用者の肌に接する面となり、裏面シート側が下着に接する面となる。また、着用時には裏面シート3は下着に固定できるように粘着性が付与されている。なお、以下の説明においては、生理用ナプキン10の排泄液を主に受け取る腹側を前部あるいは前方とし、その反対の臀部側を後部あるいは後方とする。
まず、図4および図5(a)に示すように、本実施形態では、前方中高吸収部1aと後方中高吸収部1bとの間に、長手方向(X方向)に全体幅wを有する三日月状のエンボス部19が形成され、これによって吸収体1の他の部分より可撓性が低い剛性領域9が形成されている。本発明において「剛性領域」は、曲げ剛性が高められたエンボス部分のみならず、その平面視による形状作用として面折りに対して高剛性化した折り目つき抑制効果が得られる範囲をいう。具体的には、概ね、高剛性化された部分を物品幅方向(Y方向)及び長手方向(X方向)にみて投影したときの投影像で区画される領域をいう。本実施形態でいうと、三日月状のエンボス部に対して物品中央の一点鎖線で区分される領域(矩形領域)が剛性領域9となる(図4参照)。
なお、この実施形態では4つ折りの個包装体としたが、このような4つ折りに限定されるものではなく、例えば長手方向にさらに長いタイプの吸収性物品では3つに折り畳んで包装してもよい。
表面シートは、液透過性であり肌への当りのソフトな材料からなることが好ましい。例えばコットン等の天然繊維を材料とする不織布や、各種合成繊維に親水化処理を施したものを材料とする不織布を用いることができる。裏面シートは液不透過性のシート材からなることが好ましい。裏面シートは必要に応じて水蒸気の透過性のものであってもよい。具体的に十分な水蒸気透過性を得るために、炭酸カルシウム等のフィラーからなる微粉を分散させたポリエチレン等の合成樹脂製のフィルムを延伸し、微細な孔をあけた多孔質フィルムを用いることが好ましい。また、吸収性物品はサイドシートを有していてもよい。サイドシートとしては、不織布、フィルムシート、紙等が挙げられる。防漏性の観点からは、サイドシートを液不透過性又は難透過性である疎水性不織布、防漏性のフィルムシート等により形成することが好ましい。上記シートは一枚でもよいし、さらに機能性のシート等と組み合わせて2枚以上のものとしてもよい。吸収体の形成材料としては、通常吸収性物品に用いられるものを用いることができる。具体的には例えば、繊維集合体又はこれと高分子吸水ポリマーとを併用させたもの等を用いることができる。繊維集合体を構成する繊維としては、パルプ繊維等の親水性天然繊維や、合成繊維(好ましくは親水化処理を施したもの)等を用いることができる。本発明において前方吸収凸状部と後方吸収凸状部は離間して設けられるので、両凸状部で異なる吸収体材料を使用することも可能である。例えば前方吸収凸状部は吸収性を重視してパルプ系繊維を用い、後方吸収凸状部はフィット性を重視して合成繊維を用いることなどができる。
パンティライナー(おりものシート)、又は失禁パッド等であることが好ましい。
表面シートとして、坪量25g/m2、厚さ0.3mmの液透過性の不織布を準備した。下層吸収体として、坪量300g/m2、厚さ3.5mmとなるように、パルプ積繊体に吸収性ポリマー(SAP)の粉末を仕込み、これを繊維シートで包んだものを準備した。これに対して、同様の材料で坪量500g/m2、厚さ5.5mmとなるように上層吸収体を作製して準備し、上記の下層吸収体と貼り合わせて組立てた、前方及び後方中高吸収部を有する吸収体とした。サイドシートとして、液不透過性の坪量20g/m2、厚さ0.2mmの不織布を準備した。裏面シートとして、液不透過性の多孔性シートの外表面に不織布を配設した厚さ0.3mmの通気性シートを準備した。
上記実施例のものと同様にして、生理用ナプキンを作製した。ただし、パターンA〜Iに相当するエンボスは設けず、剛性領域のない生理用ナプキンとした。
起立ギャザー部分の状態については、「○」のものは起立ギャザーがほとんど潰れていなかった。「△」のものはギャザーがやや潰れてはいるが、目立たなかった。「×」のものはギャザー部分に歪みが生じ、ギャザーが潰れて形状が不安定になっていた。
1a 前方吸収部
1b 後方吸収部
1c 下層吸収体
2 表面シート
3 裏面シート
4 サイドシート
4k 起立ギャザー部
9 剛性領域
10 吸収性物品
11,12 点状凹溝
100 個包装体
34 包装シート
Claims (4)
- 肌当接面側の表面シートと非肌当接面側の裏面シートと該両シートに介在された吸収体とを有する装着者の前後方向に縦長の吸収性物品が包装材料とともに折り畳まれた吸収性物品の個包装体であって、
前記吸収体には肌当接面側に隆起して形成された前方中高吸収部と後方中高吸収部とがあり、該両中高吸収部の間の吸収体部分に剛性領域が設けられ、該剛性領域は、前記表面シートと前記吸収体とが圧縮接合されて形成された複数の圧痕で構成され、かつ、前記剛性領域を幅方向に貫く線を引いた場合、必ず前記複数の圧痕のいずれかが線上に存在し、
前記吸収性物品が前記剛性領域の位置を折り位置として折り畳まれて成る吸収性物品の個包装体。 - 前記剛性領域を構成する圧痕は、前記吸収性物品の幅方向に複数個配列され、該複数の圧痕の後方端部を繋ぐように描いた連続線形状は、後方側に凸の湾曲した弧を描いた形状または、波型形状である請求項1に記載の吸収性物品の個包装体。
- 前記吸収体の幅方向の両側方に、空洞を内包して着用者の肌側に起立した防漏壁が配設され、前記防漏壁の一方の基端部が前記吸収体の幅方向の側方上面に固着されている請求項1又は2に記載の吸収性物品の個包装体。
- 前記吸収性物品が前記剛性領域の位置、前記前方中高吸収部の前端近傍位置、および前記後方中高吸収部の後端近傍位置をそれぞれ折り位置として、物品表面側が内側となるように物品長手方向片側から順次同方向に折り畳まれて成る請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品の個包装体。
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