JP2010114040A - 燃料電池システムの運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低下した燃料電池の発電性能を回復する技術を提供する。
【解決手段】第1と第2の電極を有する燃料電池を備え、第1の電極に酸化ガスを供給するとともに、第2の電極に燃料ガスを供給することによって、外部負荷の要求に応じて燃料電池に発電させる通常発電を実行する燃料電池システムにおいて、燃料電池の性能を回復する方法であって、第1の電極に燃料ガスを供給するとともに、第2の電極に酸化ガスを供給する工程を備え、燃料ガスは、酸化ガスよりも湿度が低い状態で供給される方法。
【選択図】図1

Description

この発明は、燃料電池に関する。
燃料電池は、電極によって挟持された電解質膜を備え、各電極に反応ガスとして供給される水素と酸素との電気化学反応により発電する。しかし、燃料電池の使用が継続された場合に、電極の劣化などによって、燃料電池の発電性能が低下してしまう場合があった。これまで、こうした燃料電池の性能低下を回復するための種々の技術が提案されてきた(特許文献1等)。
W02005/006477号公報 特開2000−156239号公報 特開2001−085037号公報 特開2003−123812号公報
ところで、燃料電池の電極には、通常、燃料電池反応を促進するための触媒金属が担持されている。触媒金属は、特に、酸性条件下において、負荷変動を受けた場合に、溶解・再析出を繰り返すことが知られている。従って、燃料電池が出力変動を繰り返す運転を継続した場合には、電極中の触媒粒子が、電解質膜中へと溶出してしまったり、粒子同士の吸着によりその粒子径が増大してしまう場合がある。このような触媒粒子の溶出や粒子径の増大により、電極中の触媒粒子の表面積が減少すると、燃料電池の発電性能が低下してしまう。しかし、これまで、こうした問題について十分な工夫がなされてこなかったのが実情であった。
本発明は、低下した燃料電池の発電性能を回復する技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
第1と第2の電極を有する燃料電池を備え、前記第1の電極に酸化ガスを供給するとともに、前記第2の電極に燃料ガスを供給することによって、外部負荷の要求に応じて前記燃料電池に発電させる通常発電を実行する燃料電池システムにおいて、前記燃料電池の性能を回復する方法であって、
(a)前記第1の電極に燃料ガスを供給するとともに、前記第2の電極に酸化ガスを供給する工程を備え、
前記工程(a)において、前記燃料ガスは、前記酸化ガスよりも湿度が低い状態で供給される、方法。
この方法によれば、外部負荷の要求に応じた発電の際に電解質膜中に溶出してしまった触媒を、再び電極側へと移動させることができる。従って、触媒の溶出により低下した燃料電池の発電性能を回復することができる。
[適用例2]
適用例1記載の燃料電池システムの運転方法であって、さらに、
(b)前記燃料電池の出力電圧を所定のメンテナンス用電圧範囲で変動させる工程と、
(c)前記燃料ガスの圧力を、所定のメンテナンス用供給圧力より低くする工程と、
を備え、
前記メンテナンス用供給圧力は、前記通常発電において、前記メンテナンス用電圧範囲と同一の電圧範囲で前記燃料電池を運転する際に、前記燃料電池に供給される前記燃料ガスの圧力の平均値である、燃料電池システムの運転方法。
この方法によれば、回復用燃料電池ガスが電解質膜中へと透過してしまう可能性を低減でき、電解質膜から電極側へと移動する触媒粒子が電解質膜中で再析出してしまう可能性を低減できる。従って、触媒の溶出により低下した燃料電池の発電性能を、より効果的に回復することができる。
[適用例3]
外部負荷に電力を供給する燃料電池電池システムであって、第1と第2の電極を有する燃料電池と、前記第1の電極に酸化ガスを供給する第1の酸化ガス供給配管と、前記第2の電極に燃料ガスを供給する第1の燃料ガス供給配管と、前記第1の電極に燃料ガスを供給する第2の燃料ガス供給配管と、前記第2の電極に酸化ガスを供給する第2の酸化ガス供給配管と、前記酸化ガスまたは前記燃料ガスの加湿量を制御する加湿量制御部と、前記燃料電池の出力を制御するとともに、前記第1と第2の電極に供給されるガスの種類を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記外部負荷の出力要求に応じて、前記第1の酸化ガス配管を介して前記第1の電極に前記酸化ガスを供給するとともに、前記第1の燃料ガス配管を介して前記第2の電極に前記燃料ガスを供給する通常運転を実行し、前記通常運転実行時以外の時に、前記燃料ガス配管を介して、前記第1の電極に前記燃料ガスを供給するとともに、前記第2の酸化ガス配管を介して、前記第2の電極に前記酸化ガスを供給するメンテナンス用の運転を実行し、前記メンテナンス用の運転に際して、前記燃料ガスを、前記酸化ガスよりも、湿度が低い状態で供給する、燃料電池システム。
この燃料電池システムによれば、通常発電時に触媒の溶出によって低下した燃料電池の発電性能をメンテナンス用の運転により回復できる。
[適用例4]
適用例3に記載の燃料電池電池システムであって、さらに、前記燃料ガスの圧力を制御する圧力制御弁を備え、前記制御部は、前記メンテナンス用の運転において、前記燃料電池に所定のメンテナンス用供給圧力より低い圧力で前記燃料ガスを供給することにより、前記燃料電池を所定のメンテナンス運転用の電圧範囲で運転し、前記メンテナンス用供給圧力は、前記通常発電時において、前記メンテナンス運転用の電圧範囲と同一の電圧範囲で前記燃料電池を運転する際に、前記燃料電池に供給される前記燃料ガスの圧力の平均値である、燃料電池システム。
この燃料電池システムによれば、メンテナンス用の運転において、回復用燃料ガスが電解質膜へと透過してしまう可能性を低減できる。従って、電解質膜から電極側へと移動する触媒粒子が電解質膜中で再析出してしまう可能性を低減でき、より効果的に燃料電池の発電性能を回復できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池システム、その燃料電池システムを搭載した車両等の形態で実現することができる。
A.第1実施例:
図1は本発明の一実施例としての燃料電池システムの構成を示す概略図である。この燃料電池システム1000は、外部負荷の要求に応じて燃料電池の発電電力を供給するシステムである。燃料電池システム1000は、燃料電池100と、酸化ガス供給部200と、燃料ガス供給部300と、ガス供給先切替部400と、2つの加湿部510,520と、排ガス排出部600と、制御部700とを備える。
制御部700は、中央処理装置と主記憶装置とを備えるマイクロコンピュータとして構成される。制御部700は、以下に説明するシステムの各構成部の動作を制御することにより、燃料電池システム1000に接続された外部負荷(図示せず)からの要求に応じて燃料電池100に発電させる。なお、本明細書においては、当該外部負荷の要求に応じて燃料電池100に発電させる燃料電池システム1000の制御運転を「通常運転」と呼ぶ。また、通常運転の際の燃料電池の発電を「通常発電」と呼ぶ。
燃料電池100は、固体高分子型燃料電池であり、第1と第2の電極110,120を有する。燃料電池100は、各電極110、120に反応ガス(酸化ガス及び燃料ガス)の供給を受けて、その電気化学反応により発電する。より具体的には、通常運転時には、第1の電極110は、酸化ガスが供給されてカソードとして機能し、第2の電極120は、燃料ガスが供給されてアノードとして機能する。通常運転時以外の各電極110,120の機能については後述する。
図2は、燃料電池100のさらに詳細な構成を示す概略断面図である。燃料電池100は、複数の単セル40が積層されたスタック構造を有する。単セル40は、膜電極接合体10と、膜電極接合体10を挟持する2枚のセパレータ20,30とを備える発電モジュールである。膜電極接合体10は、湿潤状態で良好なプロトン伝導性を示す固体高分子の薄膜である電解質膜101を、第1と第2の電極110,120によって挟持することにより構成された発電体である。各電極110,120の電解質膜101と接する面側には、電気化学反応を促進するための触媒金属が担持された触媒層111,121が設けられている。また、各電極110,120の各セパレータ20,30と接する面側には、反応ガスを電極面全体に行き渡らせるためのガス拡散層113,123が設けられている。なお、触媒金属としては、例えば、白金(Pt)を用いることができ、ガス拡散層113,123としては、例えば、カーボンペーパを用いることができる。
膜電極接合体10の第1の電極110側には、第1のセパレータ20が配置され、第2の電極120側には、第2のセパレータ30が配置されている。各セパレータ20,30は、各電極110,120のガス拡散層113,123と接する面側に反応ガスのための流路溝21,31を有しており、各電極110,120への反応ガスの供給部材として機能する。また、各セパレータ20,30は、導電性を有する薄板(例えば、金属板)によって構成され、発電電気の集電部材として機能する。なお、セパレータ20,30としては、他の構成であっても良い。
酸化ガス供給部200(図1)は、酸化ガス供給配管201と、エアコンプレッサ210と、供給側圧力調整弁220とを備える。酸化ガス供給部200は、制御部700の指示によって、酸化ガスとして酸素を含む高圧空気を燃料電池100に供給する。具体的には、酸化ガス供給配管201の上流端部に接続されたエアコンプレッサ210が、高圧空気を出力する。また、酸化ガス供給配管201の途中に設けられた供給側圧力調整弁220が、エアコンプレッサ210から出力された高圧空気の圧力を調整する。
燃料ガス供給部300は、燃料ガス供給配管301と、水素タンク310と、逆止弁320と、供給側圧力調整弁330とを備える。燃料ガス供給部300は、制御部700の指示によって、燃料ガスとして水素を燃料電池100に供給する。具体的には、燃料ガス供給配管301の上流端に接続された水素タンク310が、貯蔵水素を燃料ガス供給配管301へと出力する。また、燃料ガス供給配管301の途中に設けられた逆止弁320及び供給側圧力調整弁330が、制御部700の指示により、配管301内の水素の圧力を調整する。
酸化ガス供給配管201と燃料ガス供給配管301とはそれぞれ、ガス供給先切替部400と接続されている。ガス供給先切替部400は、4つの三方弁410〜440と、4本の経路切替用配管401,403,405,407とを備える。酸化ガス供給配管201は、第1の上流側三方弁410の1つのポートと接続され、燃料ガス供給配管301は、第2の上流側三方弁420の1つのポートと接続されている。第1の上流側三方弁410の別のポートは、第1の経路切替用配管401を介して第1の下流側三方弁430と接続され、残りのポートは、第2の経路切替用配管403を介して第2の下流側三方弁440に接続されている。一方、第2の上流側三方弁420の別のポートは、第3の経路切替用配管405を介して第1の下流側三方弁430と接続され、残りのポートは、第4の経路切替用配管407を介して第2の下流側三方弁440に接続されている。第1の下流側三方弁430は、第1電極接続用配管501を介して、燃料電池100の第1の電極110と接続され、第2の下流側三方弁440は、第2電極接続用配管502を介して、燃料電池100の第2の電極120と接続されている。ガス供給先切替部400は、このような配管の接続構成において、4つの三方弁410〜440の開閉動作により、配管接続態様を実現する。
図3(A),(B)は、反応ガスの供給先を切り替えたときのガス供給先切替部400における配管接続態様を、より具体的に説明するための模式図である。 図3(A),(B)はそれぞれ、図1を書き換えたものであり、ガス供給先切替部400と、酸化ガス供給部200及び燃料ガス供給部300と、燃料電池100以外の図示は省略されている。また、図3(A),(B)では、反応ガスが導通していない三方弁のポート及び各配管を、便宜上、破線で図示してある。
図3(A)は、酸化ガスが第1の電極110に供給され、燃料ガスが第2の電極に供給される場合の配管接続態様を示している。この接続態様では、第1の上流側三方弁410は、第1の経路切替用配管401を介して第1の下流側三方弁430と導通しており、第2の下流側三方弁440とは導通していない。一方、第2の上流側三方弁420は、第4の経路切替用配管407を介して第2の下流側三方弁440と導通しており、第1の下流側三方弁430とは導通していない。この配管接続態様によって、燃料電池100の第1の電極110には酸化ガスが供給され、第2の電極120には燃料ガスが供給される。なお、上述したように、燃料電池システム1000は、通常運転時に、この接続態様で運転する。
図3(B)は、燃料ガスが第1の電極110に供給され、酸化ガスが第2の電極に供給される場合の配管接続態様を示している。この接続態様では、第1と第2の上流側三方弁410,420のそれぞれの接続先が、図3(A)の接続先とは逆になる。即ち、第1の上流側三方弁410は、第2の経路切替用配管403を介して第2の下流側三方弁440と導通しており、第2の上流側三方弁420は、第3の経路切替用配管405を介して第1の下流側三方弁430と導通する。この配管接続態様によって、燃料電池100では、通常運転時とは逆に、第1の電極110に燃料ガスが供給され、第2の電極120に酸化ガスが供給される。なお、燃料電池システム1000は、後述する触媒回復処理において、この接続態様で運転する。
ところで、各電極110,120に接続された第1電極接続用配管501及び第2電極接続用配管502(図1)のそれぞれには、第1と第2の加湿部510,520が設けられている。制御部700は、この2つの加湿部510,520によって、燃料電池100に供給される反応ガスの加湿量を制御する。2つの加湿部510,520はそれぞれ、例えば、バブラー式の加湿器によって構成できる。
燃料電池100において、反応に供されることのなかったガスや、反応によって生じた生成水などの余分な水分を含む排ガスは、排ガス排出部600によって燃料電池100の外部へと排出される。排ガス排出部600は、第1と第2の排出配管601,603と、第1と第2の排出側圧力調整弁610,620とを備える。第1と第2の排出配管601,603はそれぞれ、第1と第2の電極110,120に接続されている。第1と第2の排出側圧力調整弁610,620はそれぞれ、第1と第2の排出配管601,603に設けられている。制御部700は、第1と第2の排出側圧力調整弁610,620の開閉動作を制御して、各電極110,120におけるガス圧を調整する。
図4は、燃料電池システム1000の電気的構成を示すブロック図である。燃料電池システム1000は、2次電池130と、DC/DCコンバータ140と、DC/ACインバータ150とを備えている。燃料電池システム1000は、DC/ACインバータ150を介して外部負荷2000と接続されている。DC/ACインバータ150は、燃料電池システム1000が出力する直流電力を交流電力へと変換する。
DC/ACインバータ150は、直流電源ラインDCLを介して燃料電池100と接続されている。直流電源ラインDCLには、DC/DCコンバータ140を介して2次電池130が接続されている。2次電池130は、燃料電池100の補助電源として機能する。2次電池130は、例えば、リチウムイオン電池で構成することができる。DC/DCコンバータ140は、2次電池130の充・放電を制御する充放電制御部としての機能を有しており、直流電源ラインDCLの電圧レベルを可変に調整する。制御部700は、通常運転時には、外部負荷2000の出力要求や、燃料電池100の発電状態及び2次電池130の充電状態(SOC)などに応じて、DC/DCコンバータ140を制御し、燃料電池100及び2次電池130の出力電力を制御する。
ところで、燃料電池100の電極110,120には、上述したように、電気化学反応を促進するための触媒層111,121(図2)が設けられている。しかし、一般に、触媒粒子は、負荷変動を繰り返し受けた場合には、溶解と析出とを繰り返すことが知られている。即ち、この燃料電池100でも、出力電圧が変動する運転を繰り返された場合には、触媒層111,121の触媒粒子が溶解・析出してしまう。
図5(A),(B)は、燃料電池100の電極110,120における触媒粒子の溶出を説明するための模式図である。 図5(A),(B)は、単セル40の一部を拡大した概略断面図であり、電極110,120を構成するカーボン粒子1に触媒粒子3が担持されている様子を模式的に示してある。図5(A)は、燃料電池100の使用を開始する前の初期状態を示しており、図5(B)は、燃料電池100を、第1の電極110側をカソードとして一定期間使用した後の状態を示している。
燃料電池100の運転の際に、触媒粒子3が溶解・析出を繰り返すと、図5(B)に示すように、溶解した触媒粒子3が電解質膜101中へと移動して析出してしまう場合がある。なお、触媒粒子の溶解・析出は、特に酸性条件下で著しく見られるため、燃料電池100では、第1の電極110側の触媒粒子3が顕著に、電解質膜101中へと溶出してしまう。このように、電解質膜101中に触媒粒子3が溶出してしまうと、電極110における触媒粒子3の表面積が全体として減少する。触媒粒子3の外表面において電気化学反応が促進されるため、その表面積が減少すると、燃料電池100の発電能力は低下してしまう。そこで、本実施例の燃料電池システム1000では、通常運転を終了する際に、燃料電池100の触媒層111を回復するための触媒回復処理を実行する。
図6は、燃料電池システム1000において実行される触媒回復処理の処理手順を示すフローチャートである。ステップS10では、制御部700は、ガス供給先切替部400の配管接続態様を、通常運転時の接続態様(図3(A))から触媒回復処理の接続態様(図3(B))へと切り替え、反応ガスの供給を開始する。即ち、通常運転時とは逆に、燃料電池100の第1の電極110には燃料ガスが供給され、第2の電極120には酸化ガスが供給されるため、この触媒回復処理中の燃料電池100では、通常発電時とは逆の電位勾配での発電が実行される。これにより、通常運転時に第1の電極110側から電解質膜101中へと溶出した触媒粒子3を電解質膜101中から第1の電極110側へと溶出させ、還元析出させることができる。
ステップS20では、制御部700は、第1と第2の加湿部510,520によって、反応ガスの加湿量を調整する。制御部700は、具体的には、第1の電極110に供給される燃料ガスの湿度が、第2の電極120に供給される酸化ガスよりも低くなるように供給する。
図7(A),(B)は、反応ガスの加湿量の調整による燃料電池内部での水分の流れを説明するための模式図である。図7(A),(B)は、燃料電池100の一部断面を拡大して示す図5と同様な模式図である。通常、触媒回復処理の実行を開始したときには、燃料電池100の内部は、通常運転時に生じた反応による生成水により、第1の電極110側が第2の電極120側より水分量が多い状態である。従って、燃料電池100の内部での水分の流れは、第1の電極110側から第2の電極120側へと向かう流れとなる(図7(A))。
しかし、ステップS20において、第1の電極110側に供給される燃料ガスの湿度を第2の電極120側に供給される酸化ガスより低くすることにより、第1の電極110側を次第に乾燥傾向にすることができる。一方、第2の電極120側は、加湿酸化ガスにより水分量を増大させることができるとともに、反応による生成水によっても水分量を増大させることができる。従って、ステップS20における反応ガスの加湿量制御により、燃料電池100内部において、第1の電極110側の水分濃度が第2の電極120側の水分濃度よりも高い水分濃度勾配を生じさせることができる。これにより、燃料電池100の内部では、その水分濃度勾配に従って、イオン化した触媒粒子3を含む水分が第2の電極120側から第1の電極110側へと向かう流れが生じる(図7(B))。即ち、この燃料電池システム1000では、第1の電極110側と第2の電極120側との水分濃度勾配を利用して、電解質膜101中のイオン化した触媒金属を第1の電極110側へと移動させる。
ステップS30(図6)では、制御部700は、第1の電極110側における燃料ガスの圧力が所定の回復処理用圧力値より低くなるように制御する。ここで、「回復処理用圧力値」とは、この触媒回復処理において制御部700が燃料電池100に出力させる電圧範囲と同一の電圧範囲で通常運転を行う際に、第2の電極120側に供給される燃料ガスの平均圧力値である。
ここで、例えば、この触媒回復処理で、制御部700は、単セル40あたり約0.6V〜0.9V程度の電圧範囲で燃料電池100に出力させるものとする。この場合には、回復処理用圧力値は、通常発電時に単セル40あたり約0.6V〜0.9Vの電圧範囲で発電を実行したときに、第2の電極120に供給されていた燃料ガスの圧力の平均値である。従って、その平均値が約200KPa程度であった場合には、制御部700は、触媒回復処理実行時において、燃料ガスの圧力値を200KPaよりも低く制御する。このように燃料ガスの供給圧力値を回復処理用圧力値より低くする理由は、触媒処理実行中における第1の電極110側の燃料ガスの圧力に応じて、触媒粒子3が還元析出する位置が変化するためである。以下に、具体的に説明する。
図8は、燃料ガスおよび酸化ガスの圧力と触媒粒子の析出位置との関係を説明するための説明図である。図8(A1),(B1)はそれぞれ、通常運転時の燃料電池100の内部の状態と、触媒回復処理実行時の燃料電池100の内部の状態とを模式的に示す図7と同様な図である。図8(A1),(B1)には、燃料ガスである水素分子5及び酸化ガスに含まれる酸素分子7の図示が追加されており、電位が0Vとなる境界線L0(以後、「0V電位境界線L0」と呼ぶ)を破線により図示してある。なお、図8(A1),(B1)には、酸化ガス中の酸素分子7以外の気体分子の図示は便宜上省略されている。
図8(A2),(B2)はそれぞれ、通常発電時および触媒回復処理実行時における第1の電極110から第2の電極120に向かう電解質膜101の厚み方向(x方向)の位置と電位との関係を示している。なお、図8(A2),(B2)のグラフの横軸(x方向の位置)はそれぞれ、図8(A1),(B1)の電解質膜101の厚み方向の位置と対応しており、各グラフには、図8(A1),(B1)と同様に、0V電位境界線L0が示されている。いずれのグラフにおいても、電位勾配を示す曲線Gは、カソード側の電位が比較的高く、0V電位境界線L0を境として、アノード側において電位が0V近傍まで急激に低下している。
通常、水素分子5は、イオン化したプロトンとともに電解質膜101中に移動する。一般に、水素分子5が供給された電極(アノード)から対向する電極(カソード)に向かって電解質膜101中に透過できる距離(以後、「膜透過距離」と呼ぶ)は、アノードとカソードとの間の水素分圧の差が大きいほど長くなる。また、水素分子5の膜透過距離は、カソードに供給される酸化ガスの圧力が増大するほど短くなる傾向にあることを本発明の発明者が実験により見出した。これは、供給される酸化ガスの圧力が増大すると、電解質膜101中へと移動する酸化ガス中の気体分子(酸素分子7や窒素分子等)の量が増大し、当該気体分子によって、水素分子5が高分子の間をすり抜けて移動することが阻害されるためであると推察される。
このように、水素分子5の膜透過距離は、供給される燃料ガスまたは酸化ガスの圧力によって変動する。また、一般に、水素分子5の存在する領域の境界線と0V電位境界線L0とは一致する。本実施例の燃料電池システム1000では、通常発電時には、0V電位境界線L0は、主に、電解質膜101中の中央付近とカソードり(第1の電極110)との間に位置する(図8(A1),(A2))。なお、このように、0V電位境界線L0が比較的カソード側に寄った位置となるのは、水素分子5の移動度が酸素分子7や窒素分子の移動度よりも高く膜中を透過しやすいためである。
ここで、触媒回復処理実行時に、通常発電時と同様な圧力で酸化ガス及び燃料ガスを供給すると、0V電位境界線L0は、電解質膜101の中央付近とカソード(第2の電極120)との間に位置する可能性が高くなる。すると、溶解した触媒粒子3は、0V電位境界線L0近傍で還元析出する可能性が高いため、触媒粒子3が再び電解質膜101中で析出してしまい、触媒回復処理による触媒層111の回復効率が低下してしまう。従って、触媒回復処理実行時には、第1の電極110に供給される燃料ガスの圧力は低いほど好ましい。そこで、本実施例の燃料電池システム1000では、少なくとも、発電効率を向上させるために比較的高圧力で反応ガスが供給される通常発電時より、触媒回復処理実行時における反応ガスの供給圧力が低くなるように、回復処理用圧力値を設定する。
また、触媒回復処理実行中に第1の電極110に供給される燃料ガスの圧力は、少なくとも、第2の電極120に供給される酸化ガスの圧力より低いことが好ましい。これによって、0V電位境界線L0の位置をより第1の電極110側へとシフトさせることができ、触媒回復処理による触媒層111の回復効率が向上する。
ところで、一般に、触媒粒子は、0V〜1.2Vの範囲での電位変動の負荷を受けた場合に、その溶解・析出が促進されることが知られている。そこで、ステップS40において、制御部700は、DC/DCコンバータ140(図4)を制御して、燃料電池100の出力電圧を0V〜1.1Vの任意の範囲で上下変動を繰り返させる。なお、この出力電圧の変動範囲の上限値としては、0.9V以上であることが好ましく、さらには、0.95V以上であることがより好ましい。
この電圧制御によって、電解質膜101中の触媒粒子3が触媒層111へと戻ることが促進される。このステップS40において電位を変動させる処理時間は長いほど好ましく、処理中に繰り返される電位の変動回数が多いほど好ましい。制御部700は、この触媒回復処理で燃料電池100が発電した電力を2次電池130へと充電するものとしても良い。なお、触媒回復処理では、さらに、燃料電池100に発電させることなく、2次電池130などの外部電源によって、燃料電池FCに通常運転時とは逆の電位を負荷する処理を実行するものとしても良い。
このように、本実施例の燃料電池システム1000の構成によれば、触媒の溶解・析出により、燃料電池100の性能が劣化してしまった場合であっても、触媒回復処理により、その性能を回復することができる。燃料電池100の発電性能の低下を抑制することができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例において、燃料電池100は固体高分子型燃料電池であったが、他のタイプの燃料電池に本発明を適用するものとしても良い。
B2.変形例2:
上記実施例において、ガス供給先切替部400によって、通常発電時と触媒回復処理実行時とで反応ガスの供給先を切り替えていたが、ガス供給先切替部400は省略されても良い。触媒回復処理実行時には、通常発電時に燃料電池100に接続されていたガス供給配管を取り外し、接続される電極を変えて再び接続し直すものとしても良い。
また、上記実施例では、通常発電時と触媒回復処理実行時とでは、反応ガスを供給する酸化ガス供給部200及び燃料ガス供給部300は同一であった。しかし、燃料電池システム1000には、さらに、触媒回復のための反応ガスを供給する回復用反応ガス供給部が設けられるものとしても良い。即ち、通常運転時に供給される燃料ガス及び酸化ガスと触媒回復処理において供給される燃料ガス及び酸化ガスとは異なる供給源から供給されるものとしても良い。
B3.変形例3:
上記実施例において、触媒回復処理は、通常発電の終了時に実行されていたが、触媒回復処理は、他のタイミングで実行されるものとしても良い。例えば、燃料電池システム1000が、燃料電池100の発電を一時停止しているときに触媒回復処理を実行するものとしても良いし、燃料電池システム1000の起動時に実行されるものとしても良い。触媒回復処理は、燃料電池が外部負荷の要求に応じた発電をしていないときに実行されることが好ましい。
B4.変形例4:
上記実施例において、燃料電池システム1000は2つの加湿部510,520を備えていたが、いずれか一方が省略されても良い。また、加湿部510,520に換えて、反応ガスを除湿する除湿部が設けられるものとしても良い。燃料電池システム1000は、触媒回復処理の実行時に、燃料ガスの水分量が酸化ガスよりの水分量よりも少なくできる反応ガス調整部を備えることが好ましい。
B5.変形例5:
上記実施例において、燃料電池システム1000は、触媒回復処理実行時に供給される燃料ガスを所定の回復用供給圧力値より低い圧力で供給していた。しかし、燃料ガスは、回復用供給圧力値より低い圧力で供給されなくとも良い。ただし、触媒回復処理において供給される燃料ガスの圧力は低いほど好ましい。
B6.変形例6:
上記実施例において、制御部700は、触媒処理実行時に、燃料電池100の出力電位を0V〜1.2Vの範囲で変動させていた(図6;ステップS40)。しかし、この工程は省略されるものとしても良い。また、制御部700は、ステップS40において、他の出力電圧範囲で燃料電池100の出力電位を変動させるものとしても良い。さらに、制御部700は、ステップS40において、DC/DCコンバータ140を用いて、触媒回復処理実行中の燃料電池100の出力電位を変動させていた。しかし、制御部700は、DC/DCコンバータ140を用いなくとも良く、燃料電池100の起動と停止とを繰り返す処理を実行するものとしても良い。
燃料電池システムの構成を示す概略図。 燃料電池の構成を示す概略断面図。 ガス供給先切替部の配管接続態様を示す説明図。 燃料電池システムの電気的な構成を示す概略図。 燃料電池における触媒粒子の電極からの溶出を説明するための模式図。 燃料電池システムで実行される触媒回復処理の処理手順を示すフローチャート。 触媒回復処理実行時の燃料電池内における水分の流れを説明するための模式図。 通常運転時と触媒回復処理実行時とにおける燃料ガス及び酸化ガスの圧力と触媒粒子の析出位置との関係を示す模式図。
符号の説明
1…カーボン粒子
3…触媒粒子
5…水素分子
10…膜電極接合体
20,30…セパレータ
21,31…流路溝
40…単セル
100…燃料電池
101…電解質膜
110…第1の電極
111…触媒層
113…ガス拡散層
120…第2の電極
121…触媒層
123…ガス拡散層
130…2次電池
140…DC/DCコンバータ
150…DC/ACインバータ
200…酸化ガス供給部
201…酸化ガス供給配管
210…エアコンプレッサ
220…供給側圧力調整弁
300…燃料ガス供給部
301…燃料ガス供給配管
310…水素タンク
320…逆止弁
330…供給側圧力調整弁
400…ガス供給先切替部
401,403,405,407…経路切替用配管
410…第1の上流側三方弁
420…第2の上流側三方弁
430…第1の下流側三方弁
440…第2の下流側三方弁
501…第1電極接続用配管
502…第2電極接続用配管
510,520…加湿部
600…排ガス排出部
601,603…排出配管
610,620…排出側圧力調整弁
700…制御部
1000…燃料電池システム
2000…外部負荷
DCL…直流電源ライン
0…0V電位境界線

Claims (4)

  1. 第1と第2の電極を有する燃料電池を備え、前記第1の電極に酸化ガスを供給するとともに、前記第2の電極に燃料ガスを供給することによって、外部負荷の要求に応じて前記燃料電池に発電させる通常発電を実行する燃料電池システムにおいて、前記燃料電池の性能を回復する方法であって、
    (a)前記第1の電極に燃料ガスを供給するとともに、前記第2の電極に酸化ガスを供給する工程を備え、
    前記工程(a)において、前記燃料ガスは、前記酸化ガスよりも湿度が低い状態で供給される、方法。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムの運転方法であって、さらに、
    (b)前記燃料電池の出力電圧を所定のメンテナンス用電圧範囲で変動させる工程と、
    (c)前記燃料ガスの圧力を、所定のメンテナンス用供給圧力より低くする工程と、
    を備え、
    前記メンテナンス用供給圧力は、前記通常発電において、前記メンテナンス用電圧範囲と同一の電圧範囲で前記燃料電池を運転する際に、前記燃料電池に供給される前記燃料ガスの圧力の平均値である、燃料電池システムの運転方法。
  3. 外部負荷に電力を供給する燃料電池電池システムであって、
    第1と第2の電極を有する燃料電池と、
    前記第1の電極に酸化ガスを供給する第1の酸化ガス供給配管と、
    前記第2の電極に燃料ガスを供給する第1の燃料ガス供給配管と、
    前記第1の電極に燃料ガスを供給する第2の燃料ガス供給配管と、
    前記第2の電極に酸化ガスを供給する第2の酸化ガス供給配管と、
    前記酸化ガスまたは前記燃料ガスの加湿量を制御する加湿量制御部と、
    前記燃料電池の出力を制御するとともに、前記第1と第2の電極に供給されるガスの種類を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記外部負荷の出力要求に応じて、前記第1の酸化ガス配管を介して前記第1の電極に前記酸化ガスを供給するとともに、前記第1の燃料ガス配管を介して前記第2の電極に前記燃料ガスを供給する通常運転を実行し、
    前記通常運転実行時以外の時に、前記燃料ガス配管を介して、前記第1の電極に前記燃料ガスを供給するとともに、前記第2の酸化ガス配管を介して、前記第2の電極に前記酸化ガスを供給するメンテナンス用の運転を実行し、
    前記メンテナンス用の運転に際して、前記燃料ガスを、前記酸化ガスよりも、湿度が低い状態で供給する、燃料電池システム。
  4. 請求項3に記載の燃料電池電池システムであって、さらに、
    前記燃料ガスの圧力を制御する圧力制御弁を備え、
    前記制御部は、前記メンテナンス用の運転において、前記燃料電池に所定のメンテナンス用供給圧力より低い圧力で前記燃料ガスを供給することにより、前記燃料電池を所定のメンテナンス運転用の電圧範囲で運転し、
    前記メンテナンス用供給圧力は、前記通常発電時において、前記メンテナンス運転用の電圧範囲と同一の電圧範囲で前記燃料電池を運転する際に、前記燃料電池に供給される前記燃料ガスの圧力の平均値である、燃料電池システム。
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