JP2010113846A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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JP2010113846A JP2008283441A JP2008283441A JP2010113846A JP 2010113846 A JP2010113846 A JP 2010113846A JP 2008283441 A JP2008283441 A JP 2008283441A JP 2008283441 A JP2008283441 A JP 2008283441A JP 2010113846 A JP2010113846 A JP 2010113846A
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Abstract

【課題】温度測定精度の高い誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】被加熱物4を誘導加熱する加熱手段と、被加熱物4を載置する天板2と、被加熱物4の温度を非接触で測定する温度測定手段8と、温度測定手段8の測定結果に基づき加熱手段の動作を制御する制御部6と、を備え、天板2の上面のうち被加熱物4を載置する領域を、放射率が1に略等しい黒体部材10で覆った。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘導加熱調理器に関するものである。
従来、誘導加熱調理器に関し、『電磁誘導を利用して正確に加熱調理を行う誘導加熱調理器を得る』ことを目的とした技術として、『本体11の上面にプレート12を配置し、本体11内に通電コイル17に通電する高周波電流の交番電流の大きさを制御し、容器14に流れる渦電流の大きさを制御する制御手段16を設け、本体11にプレート12の上面を臨むように配置された単眼型赤外線センサ18を設け、赤外線センサ18の受光面の前方に汚れ防止フィルター19を設けるように構成した。赤外線センサ18は容器14の側面下部から放射される赤外線を受光する方向に向けて配置される。』というものが提案されている(特許文献1)。
また、誘導加熱調理器に関し、『フレームレスのトッププレートに対し、衝撃による破損を効果的に阻止できるフィルム状の薄膜を被着する。』ことを目的とした技術として、『上面に装着されたトッププレート4とを備えたケース本体3を、キッチン等の天板2に落とし込みにより収容して、前記トッププレート4の外周縁部を前記天板2上に重ね配置する組込み構成にあって、前記トッププレート4は、耐熱ガラス若しくはセラミックにより一体に形成するとともに、このトッププレート4の載置面の周端部に上面から側面にかけて非金属材料からなる耐熱性フィルム状の薄膜25を被着した構成とする。』というものが提案されている(特許文献2)。
特開2003−92177号公報(要約) 特開2007−292384号公報(要約)
上記特許文献1や特許文献2に記載の技術において、セラミックのような放射率が1.0にほぼ等しい材質でトッププレートを構成した場合、トッププレート上面の領域のうち赤外線温度センサの測定範囲外の領域から放射された赤外線が、温度測定に影響を及ぼして、測定精度が低下する可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、温度測定精度の高い誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る誘導加熱調理器は、被加熱物を誘導加熱する加熱手段と、前記被加熱物を載置する天板と、前記被加熱物の温度を非接触で測定する温度測定手段と、前記温度測定手段の測定結果に基づき前記加熱手段の動作を制御する制御部と、を備え、前記天板の上面のうち前記被加熱物を載置する領域を、放射率が1に略等しい黒体部材で覆ったものである。
本発明に係る誘導加熱調理器によれば、天板の上面のうち被加熱物を載置する領域を黒体部材で覆ったので、温度測定手段の測定範囲から放射された赤外線が温度測定に直接的に影響し、測定精度を向上させることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の側断面図である。
本実施の形態1に係る誘導加熱調理器は、本体筐体1、天板2、操作パネル3、表示部5、制御部6、加熱コイル7、赤外線温度センサ8、フィルター9、黒体10を備える。天板2の上面には、被加熱物である容器4が載置される。
天板2は、耐熱性材料で構成され、本体筐体1の上面に配置されている。
操作パネル3は、本体筐体1の上面の一部分に配置されており、誘導加熱調理器の電源ON/OFF、加熱温度の設定などの操作を行うための各操作部を備える。
表示部5は、操作パネル3の近傍に配置されており、誘導加熱調理器の電源ON/OFF、加熱温度の設定などの状態を表示する。
制御部6は、図示しないインバータ等の高周波電流供給手段の動作を制御することにより、加熱コイル7に供給する高周波電流を制御し、これにより容器4に誘導される渦電流の大きさを制御して加熱出力を制御する。また、赤外線温度センサ8の測定結果に基づき、加熱出力を調整する。
加熱コイル7は、高周波電流の供給を受けて、容器4を誘導加熱する。
赤外線温度センサ8は、天板2の上面に配置され、容器4の温度を測定してその結果を制御部6に出力する。
フィルター9は、赤外線温度センサ8の受光面の前方に設けられ、赤外線温度センサ8の汚れを防止する。
黒体10は、放射率を1.0とみなすことができる材質、例えば、つや消し黒塗料で構成されている。
赤外線温度センサ8は、天板2上面の定位置に容器4を設置した状態で、容器4の側面下部から放射される赤外線を受光することのできる方向に向けられている。容器4の側面下部とは、黒体10と容器4の接触面を含むものである。以下の説明でも同様である。
また、赤外線温度センサ8は、容器4の側面下部が赤外線の受光可能エリア内に十分に収まる位置に定められている。
赤外線温度センサ8は、複数の受光素子の受光方向を同一面に向けて配置した、赤外線アレーセンサで構成することもできる。この場合、制御部6が、各受光素子が受光する赤外線量の中で最も多いものに基づき、容器4の温度を算定する。
表示部5は、例えば液晶ディスプレイのような表示装置で構成することができる。
制御部6は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンやCPU(Central Processing Unit)のような演算装置とその動作を規定するソフトウェアで構成することもできる。
本発明における「加熱手段」は、制御部6、加熱コイル7、図示しないインバータ等がこれに相当する。
また、「温度測定手段」は、赤外線温度センサ8がこれに相当する。
以上、本実施の形態1に係る誘導加熱調理器の構成を説明した。
次に、赤外線温度センサ8が容器4の温度を測定する原理について説明する。
図2は、容器4と黒体10の接触面近傍を拡大した図である。
赤外線温度センサ8は、容器4から放射される放射熱のみを捉え、周辺物体から放射される放射熱は捉えないことを前提とする。
容器4の一部の面積Smから周囲に放射される全放射熱量Qmは、ステファン・ボルツマン定数σを乗じて、下記(式1)で表される。
Qm=Sm・σ・εm・Tm4 ・・・(式1)
εm:容器4の放射率、Tm:容器4の温度
上記(式1)の全放射熱量Qmの中で、赤外線温度センサ8に到達する熱量Q1は、形態係数をFmとすると、下記(式2)となる。
なお、形態係数Fmとは、容器4から放射される赤外線の全エネルギーの中で、赤外線温度センサ8に到達するエネルギーの割合を示す係数である。
Q1=Fm・Qm
=Fm・Sm・σ・εm・Tm4 ・・・(式2)
また、赤外線温度センサ8や容器4を取り囲む物体、すなわち天板2上の黒体10の一部面積Sbから容器4の一部面積Smへ到達する全放射熱量Qbは、形態係数をFbとすると、下記(式3)となる。
なお、形態係数Fbとは、天板2上の黒体10から放射される全放射熱量のうち、容器4へ到達する放射熱量の割合を示す係数である。
Qb=Fb・Sb・σ・εb・Tb4 ・・・(式3)
εb:天板2上の黒体10の放射率、Tb:天板2上の黒体10の温度
上記(式3)における全放射熱量Qbのうち、(1−εm)の比率分が容器4で反射されて赤外線温度センサ8へ到達する。この熱量をQ3とすると、Q3は下記(式4)で表される。
Q3=Fm・(1−εm)・Qb
=Fm・(1−εm)・Fb・Sb・σ・εb・Tb4 ・・・(式4)
赤外線温度センサ8に到達する全放射熱量Qは、上記(式2)のQ1と(式4)のQ3を合計した、下記(式5)となる。
Q=Q1+Q3
= Fm・Sm・σ・εm・Tm4
+Fm・(1−εm)・Fb・Sb・σ・εb・Tb4
=Fm・σ・(Sm・εm・Tm4+(1−εm)・Fb・Sb・εb・Tb4
・・・(式5)
通常はTm>Tbであり、熱量が温度の4乗式となるため、上記(式5)で表されるQの値は、Tm4の項に大きく依拠する。したがって、εmが大きいほど、赤外線温度センサ8へ到達する全放射熱量Qは大きい値となる。
次に、上述の形態係数Fbについて検討する。
物体SmとSbの間の距離λが限りなくゼロに近づいたとき、物体Sbから放射される熱量が物体Smへ到達する割合は、下記(式6)で表される。
lim{Fb}=Sm/Sb ・・・(式6)
(式6)で表されるFbを(式5)に代入すると、下記(式7)が得られる。
Q=Fm・σ・

Sm・εm・Tm4
+(Sm/Sb)・Sb・εb・Tb4
−εm・(Sm/Sb)・Sb・εb・Tb4

=Fm・σ・Sm・(εm・Tm4+εb・Tb4−εm・εb・Tb4
・・・(式7)
εb≒1、Tm4=Tb4のときは、上記(式7)は下記(式8)となる。
Q=Fm・σ・Sm・εb・Tb4 ・・・(式8)
(式8)では、容器4の放射率εmに係る項が消えており、天板2上の黒体10の一部面積Sbから放射される熱量が赤外線温度センサ8へ到達することが示されている。
したがって、図2に示すように容器4の底部が天板2上の黒体10に接触し、両者間の距離λ≒0とみなすことができる状態であれば、容器4の底部から放射される熱量を算出する上では、上記(式8)を用いることができる。
すなわち、本実施の形態1のように黒体10を配置することにより、容器4の放射率εmとは無関係に、容器4底部から放射される熱量を測定することができるのである。
以上、赤外線温度センサ8が容器4の温度を測定する原理について説明した。
次に、黒体10の配置領域について説明する。
図3は、天板2の上面図である。
黒体10は、天板2の上面のうち、容器4を載置する領域と、一部赤外線温度センサ8の前側の領域のみに限定して配置する。
あるいは、容器4を載置する領域のうち、赤外線温度センサ8の測定範囲にさらに限定して、黒体10を配置してもよい。
図4は、容器4を天板2上に載置した状態の上面図である。
図3のように黒体10を、赤外線温度センサ8の測定範囲にさらに限定して配置することにより、黒体10の量を少なく抑えることができてコスト面で有利である。
この場合、図4に示すように、赤外線温度センサ8の測定範囲内に容器4が載置されることになるため、温度測定を行うために必要十分な赤外線量が赤外線温度センサ8に供給されるため、温度測定に何ら支障がない。
また、赤外線温度センサ8の測定範囲をユーザへ視覚的に提示することができるので、ユーザにとっても便宜である。
以上のように、本実施の形態1では、天板2の上面のうち容器4を載置する領域を黒体10で覆っているので、黒体10で覆っていない領域から赤外線が放射されることはない。
したがって、温度測定に必要十分な赤外線放射を、赤外線温度センサ8に供給することができ、測定精度が向上する。換言すると、赤外線温度センサ8の測定範囲から放射された赤外線が温度測定に直接的に影響することになるので、測定精度を向上させることができるのである。
また、本実施の形態1において、図3のように黒体10を配置する領域を、赤外線温度センサ8の受光可能エリア内に限定することにより、黒体10の量を少なく抑えることができるとともに、温度測定に直接的に影響する赤外線のみを赤外線温度センサ8に供給し、測定精度を向上させることができる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の天板2の上面図である。
本実施の形態2において、天板2の上面は、赤外線温度センサ8の測定範囲31以外の領域が、放射率の小さい(赤外線を放射しにくい)、例えば0.18程度の反射率の白体32で覆われている。また、白体の材質としては、例えば、ステンレス、または、SUS304などが適している。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
図6は、容器4を天板2上に載置した状態の上面図である。
図5のように白体32を配置することにより、測定範囲31以外の領域からは赤外線が放射されにくくなるため、温度測定に必要ない領域の赤外線を赤外線温度センサ8が受光することがなくなり、測定精度が向上する。
また、赤外線温度センサ8の測定範囲をユーザへ視覚的に提示することができるので、ユーザにとっても便宜である。
なお、本実施の形態2で説明した白体32を配置する構成に加えて、実施の形態1で説明したように、黒体10を測定範囲31に配置する構成を併せて用いてもよい。その他の実施の形態においても同様である。
これにより、温度測定に必要十分な赤外線を、赤外線温度センサ8へ確実に供給することができ、測定精度がより向上する。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る誘導加熱調理器の側断面図である。
本実施の形態3に係る誘導加熱調理器は、実施の形態1で説明した黒体10に代えて、天板2の下面を、例えば、0.9程度の反射率の大きい白体11で覆っている。また、白体の材質としては、アルミ板などが適している。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
ここで、白体11の効果について説明するため、天板2をガラスのような透過率の高い材質で構成し、白体11で覆っていない場合において、赤外線温度センサ8が容器4の温度を測定する原理を説明する。
図8は、例えば特許文献1に記載のような、従来の誘導加熱調理器の側断面図である。
図8において、天板2はラスのような透過率の高い材質で構成されている。また、天板2の上下面は、黒体10や白体11で覆われていない。その他の構成は、実施の形態1で説明した図1と同様である。
図9は、赤外線温度センサ8周辺の拡大図である。図9では、赤外線温度センサ8を赤外線アレーセンサで構成した場合の例を示した。図9の場合、赤外線温度センサ8は、発光点a1〜a8に対応した複数の受光素子を備え、制御部6は、各受光素子が受光した赤外線量のうち最も大きいものに基づき、容器4の温度を算定する。
各発光点は、図12のa1〜a8に示すような領域となる。
図10は、容器4と天板2の接触面近傍を拡大した図である。実施の形態1で説明した図2との差異点は、黒体10がないことである。
赤外線温度センサ8は、容器4から放射される放射熱のみを捉え、周辺物体から放射される放射熱は捉えないことを前提とする。
容器4の一部の面積Smから周囲に放射される全放射熱量Qmは、上述の(式1)で表される。
上記(式1)の全放射熱量Qmの中で、赤外線温度センサ8に到達する熱量Q1は、形態係数を用いて、上述の(式2)で表される。
また、赤外線温度センサ8や容器4を取り囲む物体、すなわち天板2の一部面積Sgから容器4の一部面積Smへ到達する全放射熱量Qgは、形態係数をFgとすると、下記(式9)となる。
なお、形態係数Fgとは、天板2から放射される全放射熱量のうち、容器4へ到達する放射熱量の割合を示す係数である。
Qg=Fg・Sg・σ・εg・Tg4 ・・・(式9)
εg:天板2の放射率、Tg:天板2の温度
上記(式9)における全放射熱量Qgのうち、(1−εm)の比率分が容器4で反射されて赤外線温度センサ8へ到達する。この熱量をQ2とすると、Q2は下記(式10)で表される。
Q2=Fm・(1−εm)・Qg
=Fm・(1−εm)・Fg・Sg・σ・εg・Tg4 ・・・(式10)
赤外線温度センサ8に到達する全放射熱量Qは、上記(式2)のQ1と(式10)のQ2を合計した、下記(式11)となる。
Q=Q1+Q2
= Fm・Sm・σ・εm・Tm4
+Fm・(1−εm)・Fg・Sg・σ・εg・Tg4
=Fm・σ・(Sm・εm・Tm4+(1−εm)・Fg・Sg・εg・Tg4
・・・(式11)
通常はTm>Tgであり、熱量が温度の4乗式となるため、上記(式11)で表されるQの値は、Tm4の項に大きく依拠する。したがって、εmが大きいほど、赤外線温度センサ8へ到達する全放射熱量Qは大きい値となる。
次に、上述の形態係数Fgについて検討する。
物体SmとSgの間の距離λが限りなくゼロに近づいたとき、物体Sgから放射される熱量が物体Smへ到達する割合は、下記(式12)で表される。
lim{Fg}=Sm/Sg ・・・(式12)
(式12)を(式11)に代入すると、下記(式13)が得られる。
Q=Fm・σ・

Sm・εm・Tm4
+(Sm/Sg)・Sg・εg・Tg4
−εm・(Sm/Sg)・Sg・εg・Tg4

=Fm・σ・Sm・(εm・Tm4+εg・Tg4−εm・εg・Tg4
・・・(式13)
εg≒1、Tm4=Tg4のときは、上記(式13)は下記(式14)となる。
Q=Fm・σ・Sm・εg・Tg4 ・・・(式14)
(式14)では、容器4の放射率εmに係る項が消えており、天板2の一部面積Sgから放射される熱量が赤外線温度センサ8へ到達することが示されている。
したがって、図10に示すように容器4の底部が天板2に接触し、両者間の距離λ≒0とみなすことができる状態であれば、容器4の底部から放射される熱量を算出する上では、上記(式14)を用いることができる。
すなわち、容器4の放射率εmとは無関係に、容器4底部から放射される熱量を測定することができるのである。
以上、赤外線温度センサ8が容器4の温度を測定する原理の概略を説明した。
以上の説明では、天板2と容器4の関係についてのみ説明したが、天板2をガラス等の透過率の高い材質で構成した場合、これに起因する課題が生じる。以下、この課題について説明する。
図11は、ガラスの透過率と赤外線波長の関係を示す図である。また、黒体の熱放射エネルギーを併記した。
図11下図に示すように、赤外線波長が3μm以上の領域では、透過率がゼロとなり、ガラスで構成された天板2は、黒体とみなすことができる。
しかし、赤外線波長が0.4〜3μmの領域では、透過率が0.8以上となり、黒体とみなすことはできない。また、図11上図に示すように、容器4の温度が50℃を超える領域では、放射率が0.2以下となる。
この領域では、εg≒1とみなすことはできないため、上述の(式14)は用いることができない。したがって、Tm4=Tg4のみ仮定して、上記(式13)より以下の(式15)を導く。
Q=Fm・σ・Sm・(εm・Tm4+εg・Tg4−εm・εg・Tg4
=Fm・σ・Sm・(εm+εg−εm・εg)・Tg4 ・・・(式15)
上記(式15)では、容器4の放射率εmに係る項が残存しており、上述の(式14)を用いる場合と比較して、容器4の温度を正確に検出することができず、加熱動作が不安定になるという課題がある。
即ち、天板2をガラスのような透過率の高い材質で構成したことに起因して、温度測定精度が不安定になるのである。
また、天板2をガラスで構成した場合、赤外線の波長によっては、天板2下部の熱源等から放射された赤外線が天板2を透過し、赤外線温度センサ8の温度検出に影響を及ぼして、測定精度が低下する可能性がある。
同様に、天板2下部の熱源等から放射された赤外線が天板2を透過し、さらに容器4に反射して赤外線温度センサ8に到達し、測定精度が低下する可能性もある。
そこで、本実施の形態3では、天板2の下面を反射率の高い白体11で覆った。
本体筐体1の内部で発生した熱による赤外線は、白体11で反射されて赤外線温度センサ8には到達しない。これにより、内部で発生した赤外線は赤外線温度センサ8の温度測定に影響を与えないので、測定精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態3で説明した、天板2下面を白体11で覆う構成に加えて、実施の形態1で説明したような、黒体10を測定範囲31に配置する構成を併せて用いてもよい。さらには、実施の形態2で説明した白体32を用いる構成を併せて用いてもよい。
これにより、温度測定に必要十分な赤外線を、赤外線温度センサ8へ確実に供給することができ、測定精度がより向上する。
実施の形態4.
本実施の形態4において、天板2の上面は、実施の形態2と同様に、赤外線温度センサ8の測定範囲31以外の領域が、白体32で覆われている。
また、赤外線温度センサ8は、複数の受光素子の受光方向を同一面に向けて配置した、赤外線アレーセンサで構成されている。
図中a4からa8はそれぞれの受光素子の天板2上の測定範囲を示す。a1からa3は天板2上に測定範囲がなく、容器4が載置された場合に容器4の温度を測定する。ただし境界は固定ではない。
その他の構成は、実施の形態1〜3と同様である。
本実施の形態4においても、実施の形態1〜3と同様に、温度測定に必要十分な赤外線を赤外線温度センサ8へ確実に供給することができ、測定精度が向上する。
また、赤外線温度センサ8の測定範囲をユーザへ視覚的に提示することができるので、ユーザにとっても便宜である。
実施の形態5.
以上の実施の形態1〜4では、天板2およびその周辺構成に起因して、測定温度が不安定になることを説明した。
本発明の実施の形態5では、被加熱物と赤外線温度センサ8との間に別の容器が載置された場合に、正しく被加熱物の測定温度が測定できないこと、およびその状況の下で測定精度を向上させる手法を説明する。
なお、本実施の形態5に係る誘導加熱調理器の構成は、制御部6の動作を除き、従来の誘導加熱調理器、または実施の形態1〜4に係る誘導加熱調理器と同様である。
図13は、本実施の形態5に係る誘導加熱調理器の側断面図である。黒体10、白体11および32は記載を省略した。
図13において、天板2の上面には容器4が載置され、加熱動作を行っている。また、加熱動作を行っている最中に、赤外線温度センサ8と容器4の間に別の容器12が載置されたものと仮定する。
このとき、容器4から放射される赤外線が、容器12で遮断されて赤外線温度センサ8に到達しないため、容器4の正確な温度測定を行うことができない。
図14は、容器12の温度が容器4の温度よりも低い場合における、赤外線温度センサ8の測定温度の経時変化を示す図である。図14の各データ系列は、赤外線温度センサ8を構成する8個の受光素子それぞれに対応した測定結果を示す。
容器12の温度が容器4の温度よりも低い場合は、容器12を天板2上に載置すると、図14のように赤外線温度センサ8の測定温度が下降する。
図15は、容器12の温度が容器4の温度よりも高い場合における、赤外線温度センサ8の測定温度の経時変化を示す図である。図15の各データ系列は、赤外線温度センサ8を構成する8個の受光素子それぞれに対応した測定結果を示す。
容器12の温度が容器4の温度よりも高い場合は、容器12を天板2上に載置すると、図15のように赤外線温度センサ8の測定温度が上昇する。
本実施の形態5において、制御部6は、図14〜図15で示したような一時的な測定温度の変化を利用して、容器12が載置されたものと判断し、赤外線温度センサ8の測定結果を用いることを中断する。
図16は、本実施の形態5における制御部6の温度測定動作を示すフローである。以下図16の各ステップについて説明する。
(S1600)
制御部6は、加熱動作の開始に伴って、本温度測定動作フローを開始する。
(S1601)
制御部6は、赤外線温度センサ8の測定結果を取得する。
(S1602)
制御部6は、赤外線温度センサ8の複数の受光素子の測定温度が、前回測定時よりも所定閾値以上上昇しているか否かを判定する。所定閾値以上上昇していればステップS1604へ進み、所定閾値以上上昇していなければステップS1603へ進む。
ここでいう「複数の受光素子」の個数は、赤外線温度センサ8を構成する全ての受光素子としてもよいし、例えば半数以上などとしてもよい。即ち、図15で示すような容器12等に起因する急激な温度上昇があったか否かを判定できる程度の個数であればよい。
(S1603)
制御部6は、赤外線温度センサ8の複数の受光素子の測定温度が、前回測定時よりも所定閾値以上降下しているか否かを判定する。所定閾値以上降下していればステップS1604へ進み、所定閾値以上降下していなければステップS1601へ戻って同様の処理を繰り返す。この繰り返しは、所定時間間隔(例えば1秒毎)に行う。
ここでいう「複数の受光素子」の個数は、ステップS1602と同様に、図14で示すような容器12等に起因する急激な温度降下があったか否かを判定できる程度の個数であればよい。
(S1604)
制御部6は、温度測定エラーが発生した旨を、表示部5に表示させる。さらに、安全のため加熱動作を強制停止するなどの措置を実施してもよい。
なお、図14や図15で示すような、容器12を載置したことに起因する急激な温度変化を検出するためには、例えば以下のような手法が考えられる。
(温度変化検出手法1)
制御部6は、赤外線温度センサ8の測定結果を0.5秒に1回取得する。2秒間で温度が3度以上上昇した場合、図15のような急激な温度上昇があったものとみなす。
(温度変化検出手法2)
制御部6は、赤外線温度センサ8の測定結果を0.5秒に1回取得する。2秒間で温度が3度以上降下した場合、図14のような急激な温度降下があったものとみなす。
(補足)
上記数値は、説明の便宜上のものであり、実際の数値はこれらに限られない。
以上のように、本実施の形態5によれば、容器4と赤外線温度センサ8の間に容器12が載置されて容器4が放射する赤外線が遮断されても、温度測定結果を継続的に監視して図14や図15のような温度変化を検出するので、容器4の温度が変化したものと誤認識することがない。
そのため、誤った測定結果に基づき容器4の加熱動作を継続することがなく、測定精度を向上させることができる。
実施の形態6.
本発明の実施の形態6では、実施の形態5と同様に、被加熱物の載置位置と数に起因して、測定温度が不安定になること、およびその状況の下で測定精度を向上させる手法を説明する。
なお、本実施の形態6に係る誘導加熱調理器の構成は、制御部6の動作を除き、従来の誘導加熱調理器、または実施の形態1〜5に係る誘導加熱調理器と同様である。
実施の形態5の図13で説明したように、加熱動作を開始した直後、即ち容器4の温度が常温に近い時点で、容器4と赤外線温度センサ8の間に容器4と近い温度の容器12が載置された場合を想定する。
このように、容器4の温度が常温に近い時点で容器4と近い温度の容器12を載置した場合、その時点では実施の形態5の図14〜図15で説明したような急激な温度変化は生じないため、図16の動作フローでは温度測定エラーとはならず、加熱動作は継続する。
もし、容器12が温度上昇しにくい材質で構成されているような場合、容器4の温度が時間に伴って上昇しても、容器12の温度はあまり上昇しない。さらには、容器12が赤外線を遮断しているので、赤外線温度センサ8は容器4の温度上昇を検知することができない。
以上から、容器12を載置した時点、その後に加熱動作を継続した後の双方で、容器4の温度が上昇しても容器12の温度が上昇しないので、赤外線温度センサ8の測定温度が上昇せず、加熱動作の継続にともなって容器4が過熱して発火等してしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態6では、制御部6は、本来上昇すべき測定温度が上昇しないことを検知し、温度測定エラーとする。
図17は、本実施の形態6における制御部6の温度測定動作を示すフローである。以下図17の各ステップについて説明する。
(S1700)
制御部6は、加熱動作の開始に伴って、本温度測定動作フローを開始する。
(S1701)
制御部6は、赤外線温度センサ8の測定結果を取得する。
(S1702)
制御部6は、赤外線温度センサ8の複数の受光素子の測定温度が、前回測定時よりも所定閾値以上上昇しているか否かを判定する。所定閾値以上上昇していなければ、ステップS1703へ進む。所定閾値以上上昇していればステップS1701へ戻って同様の処理を繰り返す。この繰り返しは、所定時間間隔(例えば1秒毎)に行う。
本ステップは、加熱動作の継続に伴って本来上昇すべき測定温度が上昇していないときに、例えば上述のような何らかの測定異常が生じているものと判断する意義がある。
(S1703)
制御部6は、温度測定エラーが発生した旨を、表示部5に表示させる。さらに、安全のため加熱動作を強制停止するなどの措置を実施してもよい。
なお、容器12を載置しても温度変化が生じないことを検出するためには、例えば以下のような手法が考えられる。
(温度変化が生じないことを検出する手法)
制御部6は、赤外線温度センサ8の測定結果を1秒に1回取得する。30秒間で温度が3度以上上昇しない場合、温度測定エラーとみなす。
(補足)
上記数値は、説明の便宜上のものであり、実際の数値はこれらに限られない。
また、本実施の形態6で説明した手法は、実施の形態5で説明した手法と併用することもできる。
例えば、図16のステップS1602とS1603の間に図17のステップS1702を挿入し、測定温度の上昇幅が極端に大きいときは図16のステップS1602で「YES」と判定し、極端に少ないときはステップS1702で「YES」と判定する、という手法が考えられる。
以上のように、本実施の形態6によれば、制御部6は、加熱動作の開始後に測定温度を監視し、温度が十分上昇しないときは、温度測定エラーが生じたものと判定する。
そのため、誤った測定結果に基づき容器4の加熱動作を継続することがなく、測定精度を向上させることができる。
なお、本発明の実施の形態5および6では、複数の赤外線受光素子を搭載した赤外線アレイセンサによる場合を説明したが、単一の赤外線受光センサを使用した場合でも、同様の効果が得られる。この場合、図16のS1602、S1603、および図17のS1702において、複数の受光素子とあるものを、単一の受光素子と置き換えるものとする。
実施の形態1に係る誘導加熱調理器の側断面図である。 容器4と黒体10の接触面近傍を拡大した図である。 天板2の上面図である。 容器4を天板2上に載置した状態の上面図である。 実施の形態2に係る誘導加熱調理器の天板2の上面図である。 容器4を天板2上に載置した状態の上面図である。 実施の形態3に係る誘導加熱調理器の側断面図である。 従来の誘導加熱調理器の側断面図である。 赤外線温度センサ8周辺の拡大図である。 容器4と天板2の接触面近傍を拡大した図である。 ガラスの透過率と赤外線波長の関係を示す図である。 実施の形態4に係る誘導加熱調理器の天板2の上面図である。 実施の形態5に係る誘導加熱調理器の側断面図である。 容器12の温度が容器4の温度よりも低い場合における、赤外線温度センサ8の測定温度の経時変化を示す図である。 容器12の温度が容器4の温度よりも高い場合における、赤外線温度センサ8の測定温度の経時変化を示す図である。 実施の形態5における制御部6の温度測定動作を示すフローである。 実施の形態6における制御部6の温度測定動作を示すフローである。
符号の説明
1 本体筐体、2 天板、3 操作パネル、4 容器、5 表示部、6 制御部、7 加熱コイル、8 赤外線温度センサ、9 フィルター、10 黒体、11 白体、31 測定範囲、32 白体。

Claims (12)

  1. 被加熱物を誘導加熱する加熱手段と、
    前記被加熱物を載置する天板と、
    前記被加熱物の温度を非接触で測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段の測定結果に基づき前記加熱手段の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記天板の上面のうち前記被加熱物を載置する領域を、
    放射率が1に略等しい黒体部材で覆った
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 被加熱物を誘導加熱する加熱手段と、
    前記被加熱物を載置する天板と、
    前記被加熱物の温度を非接触で測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段の測定結果に基づき前記加熱手段の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記天板の上面のうち前記温度測定手段の測定範囲を前記黒体部材で覆った
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  3. 前記天板の上面のうち前記温度測定手段の測定範囲以外の領域を、
    放射率の低い白体部材で覆った
    ことを特徴とする請求項2記載の誘導加熱調理器。
  4. 被加熱物を誘導加熱する加熱手段と、
    前記被加熱物を載置する天板と、
    前記被加熱物の温度を非接触で測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段の測定結果に基づき前記加熱手段の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記天板の下面を赤外線反射率の高い部材で覆った
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  5. 被加熱物を誘導加熱する加熱手段と、
    前記被加熱物を載置する天板と、
    前記被加熱物の温度を非接触で測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段の測定結果に基づき前記加熱手段の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記赤外線受光素子のうち所定個数の測定温度が所定時間内に一様に上昇したときは、
    前記温度測定手段を使用することができないと判断してその使用を中断する
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  6. 被加熱物を誘導加熱する加熱手段と、
    前記被加熱物を載置する天板と、
    前記被加熱物の温度を非接触で測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段の測定結果に基づき前記加熱手段の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記赤外線受光素子のうち所定個数の測定温度が所定時間内に一様に低下したときは、
    前記温度測定手段を使用することができないと判断してその使用を中断する
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  7. 被加熱物を誘導加熱する加熱手段と、
    前記被加熱物を載置する天板と、
    前記被加熱物の温度を非接触で測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段の測定結果に基づき前記加熱手段の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記被加熱物の加熱を開始してから所定時間が経過しても、
    各前記赤外線受光素子の測定温度が上昇しないときは、
    前記温度測定手段を使用することができないと判断してその使用を中断する
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  8. 前記制御部は、
    前記温度測定手段を使用することができないと判断したときは、
    前記被加熱物の加熱を中止する
    ことを特徴とする請求項6または請求項7記載の誘導加熱調理器。
  9. 前記温度測定手段は、
    複数の赤外線受光素子の受光方向を同一面に向けてアレイ状に配置した赤外線センサアレイで構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  10. 前記天板には、各前記赤外線受光素子毎の測定範囲を視覚的に表示した
    ことを特徴とする請求項9記載の誘導加熱調理器。
  11. 前記温度測定手段は、
    単一の赤外線受光素子を可動させて受光方向を可変する赤外線センサで構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  12. 前記天板には、前記赤外線受光素子の測定範囲を視覚的に表示した
    ことを特徴とする請求項11記載の誘導加熱調理器。
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