JP2010112825A - 空間フィルタを用いた走行被検物測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被検物通過路3を備えたケーシング2を含み、該通過路の一方の側に、被検物の走行方向に等間隔に配置され、入射光を電気信号に変換して出力する複数個の受光素子4でなる受光器5と、該通過路の他方の側に配置され、受光器上に被検物の像を投影する光源6と、光源からの光を通して被検物に当てる光学系レンズ7と、被検物が受光素子の配列間隔に相応する所定のピッチ移動する毎に、周期的に変化する電気信号を出力し、該出力信号を演算処理して走行速度などを測定する演算処理手段8とを搭載し、該演算処理手段が、被検物の真値を予め記憶しておき、測定した値と真値との差から補正値を算出して、これを記憶する記憶手段を含み、検出値を補正値に基づいて補正した値で出力するようにした糸速度センサ。
【選択図】図1
Description
(1)第1の問題点:キャリブレーションの必要性
従来の糸速度センサは、糸速度センサ毎に固有の特性(固有のバラツキ)を有しており、高精度を求められる事例に対しては、そのバラツキ自体が大きな障害になっているというものである。
(2)第2の問題点:オートパワーコントロール(APC)の適応性
空間フィルタは、糸の凹凸や羽毛の移動を電気信号に変換して検出しているので、糸の太さあるいは羽毛の量が変われば、信号量が適切でなくなり、誤差が生じる。また、投受光部の汚れや、投光素子の経年劣化に関しても同様である。そのため、APCの適応性に問題があった。
(3)第3の問題点:速度補正の必要性
糸速度センサにおける受光回路は、周波数特性を持っているため、糸速度が変われば特性が変わり、糸速度により誤差を生じるというものであった。
(4)第4の問題点:筐体構造上の機械的強度の問題
樹脂製の筐体は、金属筐体に比べ安価であり加工性に有利であるが、表面強度が低く、糸が正規の位置から外れて筐体に接触すると、高速で移動している糸により筐体が破損する場合があった。
上記(1)に対しては、センサ毎に補正された値を出力するバラツキが極めて少ない空間フィルタを用いた走行被検物測定装置を提供するものであり、
上記(2)に対しては、糸の太さや光学面の汚れ、LED劣化に影響されず、常に信号量が適切である誤差の少ない空間フィルタを用いた走行被検物測定装置を提供するものであり、
上記(3)に対しては、走行被検物の速度によるバラツキの少ない空間フィルタを用いた走行被検物測定装置を提供するものであり、
上記(4)に対しては、金属製筐体に比べて低価格で金属筐体と同等の糸に対する保護を可能とする空間フィルタを用いた走行被検物測定装置を提供するものである。
前記走行被検物の走行通過を許容する被検物通過路を備えたケーシングを含むものからなり、前記ケーシングに対し、
前記被検物通過路の一方の側に、走行被検物の走行方向に等間隔に配置され、入射した光を電気信号に変換して出力する複数個の受光素子でなる受光器と、
前記被検物通過路の他方の側に配置され、前記走行被検物に光を当て、前記受光器上に被検物の像を投影するための光源と、
前記走行被検物と光源との間に配置され、前記光源からの光を通して走行被検物に当てるための光学系レンズと、
前記受光素子と被検物とが相対的に、該受光素子の配列間隔に相応する所定のピッチ移動する毎に、周期的に変化する電気信号を出力し、該出力信号を演算処理して走行速度あるいは長さを測定する演算処理手段とを搭載してなり、
前記演算処理手段が、一定長でなる被検物の真値を予め記憶しておき、測定した値と真値との差から補正値を算出して、これを記憶する記憶手段を含むものからなり、検出値を補正値に基づいて補正した値で出力するようにしたことを特徴とする空間フィルタを用いた走行被検物測定装置を構成するものである。
この発明では、上記障害を解決するため、製品検査時において、測定した値と予め記憶されている真値の差から補正値を算出し、センサに記憶する。出力は、検出値を補正値に基づいて補正した値を出力する。例えば、図3に示すように、検出値が1002パルスで、真値が1000パルスである場合、
検出値と真値の差は、1002−1000=2(2パルス多い)
この場合の補正値は、1002/2=501 であり、
図3Aに示す 1002パルスをカウントした場合、501パルスに相当する部分を出力しないように補正する。
このように補正処理することによって、各糸速度センサは、各糸速度センサ毎に補正された値を出力するのでバラツキを低減することができる。
この発明では、この問題を解決するため、受光信号量を常に監視し、信号量が適切な値になるように光源6に流れる電流を変えて受光量を制御する。
その結果、糸の太さや光学面の汚れ、光源の経年劣化に影響されず、常に信号量が適切になるので、誤差が少なくなる。
この発明では、この問題を解決するため、予め各速度の測定値をもとに補正値を算出して、これを糸速度センサに記憶する。受光する信号の周波数により、おおよその速度が判別されるので、パルス幅を検出し、補正値に基づいて補正した値を出力する。
その結果、速度によるバラツキが少なくなる。
この発明では、この問題を解決するため、ケーシング自体を樹脂製の筐体により形成し、当該筐体の全面(ケーシング2Aおよび2Bの外面ならびに内面)に対して、機械的強度並びに機械的耐久性の高い、例えば、クロムメッキなどのメッキ層30により表面を硬化処理する。
この結果、金属製筐体に比べて低価格で、金属製筐体と同等の糸に対する保護を可能とするものである。
さらに、このメッキ層30は、ケーシング内に搭載される演算処理手段8を構成する回路素子から発せられる熱、並びに、被検物通過路3から離脱した走行糸の摩擦熱などに対する放熱効果の点においても有効に作用するものといえる。
さらにまた、ケーシング2にメッキ層30を設けることにより、外来ノイズを効果的に遮断することができ、内部に搭載する回路素子群に対する外来ノイズの悪影響を防止するという電気的特性の向上を図る上においても有効に作用するものといえる。
A 糸の走行方向
1 走行被検物測定装置(糸速度センサ)
2 ケーシング
2A 上ケーシング
2B 下ケーシング
3 被検物(走行糸)通過路
4 受光素子
5 受光器
6 光源
7 光学系レンズ
8 演算処理手段
9 走行糸の毛羽
10 光束
11 光源駆動回路
12 中央演算処理回路(CPU)
13a、13b 櫛形光電面
14 差動増幅器
15 周波数分析回路
16 出力部
17 収容空間
18 被検物通過路の一方の側
19 被検物通過路の他方の側
20 受光器用プリント基板
21 光源ホルダ
22 投光ガイド部材
23 投光パッキン
24 開口
25 可視光カットパネル
26 開口
27 主プリント基板
28 電源コード
29 組立ネジ
30 メッキ層
Claims (4)
- 走行する糸あるいはこれに類する連続状の走行被検物に対し、その走行速度あるいは長さを測定する走行被検物測定装置であり、
前記走行被検物の走行通過を許容する被検物通過路を備えたケーシングを含むものからなり、前記ケーシングに対し、
前記被検物通過路の一方の側に、走行被検物の走行方向に等間隔に配置され、入射した光を電気信号に変換して出力する複数個の受光素子でなる受光器と、
前記被検物通過路の他方の側に配置され、前記走行被検物に光を当て、前記受光器上に被検物の像を投影するための光源と、
前記走行被検物と光源との間に配置され、前記光源からの光を通して走行被検物に当てるための光学系レンズと、
前記受光素子と被検物とが相対的に、該受光素子の配列間隔に相応する所定のピッチ移動する毎に、周期的に変化する電気信号を出力し、該出力信号を演算処理して走行速度あるいは長さを測定する演算処理手段とを搭載してなり、
前記演算処理手段が、一定長でなる被検物の真値を予め記憶しておき、測定した値と真値との差から補正値を算出して、これを記憶する記憶手段を含むものからなり、検出値を補正値に基づいて補正した値で出力するようにしたことを特徴とする空間フィルタを用いた走行被検物測定装置。 - 前記演算処理手段が、前記受光素子における受光信号量を常時監視し、該受光信号量が適切な値になるように前記光源に流れる電流を変えて、該受光信号量を制御するようになしたことを特徴とする請求項1に記載の空間フィルタを用いた走行被検物測定装置。
- 前記演算処理手段が、被検物の走行速度に応じて、予め各走行速度の測定値をもとに補正値を算出して、これを記憶する記憶手段を含むものからなり、前記受光素子において受光する信号の周波数により、そのパルス幅を検出し、前記補正値に基づいて補正した値を出力するようになしたことを特徴とする請求項1に記載の空間フィルタを用いた走行被検物測定装置。
- 前記ケーシングが、樹脂製の筐体からなり、該筐体全面に機械的強度の高いメッキ層を設けてなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の空間フィルタを用いた走行被検物測定装置。
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- 2008-11-06 JP JP2008285451A patent/JP2010112825A/ja active Pending
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