JP2010112238A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンにて加熱された冷却水を保温状態で貯蔵する蓄熱タンクを備えた冷却装置において、蓄熱タンク上部からの熱放出を抑制する。
【解決手段】タンク内に蓄水部6aが形成され、その蓄水部6aの上部に空気層(アキュムレータ部6b)が形成される蓄熱タンク6と、エンジンに冷却水をポンプにて循環させる冷却水回路100とを備えた冷却装置において、冷却水回路100に冷却水を注水するための注水口7aを有する注水部7の下部を蓄熱タンク7に冷却水通路を介して接続し、当該注水部7を蓄熱タンク7とは別体に設けて、蓄熱タンク7上部と注水部7(注水口7a)とが連通しない構造とすることで、蓄熱タンク7上部からの熱放出を抑制する。
【選択図】図2
【解決手段】タンク内に蓄水部6aが形成され、その蓄水部6aの上部に空気層(アキュムレータ部6b)が形成される蓄熱タンク6と、エンジンに冷却水をポンプにて循環させる冷却水回路100とを備えた冷却装置において、冷却水回路100に冷却水を注水するための注水口7aを有する注水部7の下部を蓄熱タンク7に冷却水通路を介して接続し、当該注水部7を蓄熱タンク7とは別体に設けて、蓄熱タンク7上部と注水部7(注水口7a)とが連通しない構造とすることで、蓄熱タンク7上部からの熱放出を抑制する。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両などに搭載される内燃機関(以下、エンジンともいう)の冷却水を保温状態で貯蔵する蓄熱タンクを備えた内燃機関の冷却装置に関する。
車両に搭載される水冷式エンジンでは、エンジンに冷却水通路としてウォータジャケットを設け、エンジン冷却水をこのウォータジャケットに循環することで、エンジン全体を均一に冷却するようにしている。ところが、エンジンを冷間始動するときには、低温のエンジン冷却水がウォータジャケットを循環することとなり、エンジンを早期に暖機することができない。この場合、エンジンの吸気ポートや燃焼室等の壁面温度が低くなるため、燃料が霧化し難くなり、始動性の低下や排気エミッションの悪化などが発生する可能性がある。また、冷間始動時には潤滑油の温度が低くて粘性が高いため、シリンダとピストンとの間のような摺動部分におけるフリクション損失が高くなる場合もある。
このような点を解消する技術として、エンジン運転中に暖められた冷却水(熱水)の一部を蓄熱タンクに保温した状態で貯蔵しておき、この蓄熱タンクに貯蔵した熱水を利用して、次回のエンジン始動の際にエンジンを暖める方式の冷却装置がある(例えば、特許文献1参照)。
このような冷却装置を構成する場合、エンジン運転中に暖められた冷却水(熱水)を貯蔵する蓄熱タンクを、冷却水量の自動調整及び貯留のために使用される通常のリザーブタンクとは別に設ける必要があり、それら2つのタンクの設置スペース・重量及びコストが増加する。これを解消するものとして、タンク内部に内燃機関の冷却水回路を流れる冷却水を貯留する冷却水層が形成され、その冷却水層の上部に空気層が形成される蓄熱式リザーブタンクが提案されている(特許文献2参照)。この特許文献2に記載のタンクでは、タンク内(密閉空間)の上部に空気層が形成されるので、冷却水回路を流れる冷却水の量を自動的に増減調整することができ、冷却水のリザーブタンクとして機能する。さらに、この蓄熱式リザーブタンクは、断熱構造の壁体を備えているので、内燃機関で暖められた高温の冷却水を保温した状態で貯蔵する蓄熱タンクとしても機能する。
特開2003−184553号公報
特許第3532004号公報
特開平9−49430号公報
特開2000−73764号公報
ところで、上記した特許文献2に記載された蓄熱式リザーブタンクを備えた冷却装置では、タンク本体の上部中央に設けた排気栓(空気抜き孔)と、注水部(プラスチックパイプ)の上部とをゴム管によって接続しており、タンク本体の上部と注水部とが連通している。このため、タンク本体内に貯蔵した高温の冷却水(熱水)の熱が放出されやすい。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、車両などに搭載される内燃機関にて加熱された冷却水を保温状態で貯蔵する蓄熱タンクを備えた冷却装置において、蓄熱タンク上部からの熱放出を抑制することが可能な構造の提供を目的とする。
本発明は、タンク内に蓄水部が形成され、その蓄水部の上部に空気層が形成される蓄熱タンクと、内燃機関に冷却水をポンプにて循環させる冷却水回路とを備え、前記内燃機関にて加熱された冷却水の一部を前記蓄熱タンクに保温状態で貯蔵する冷却装置を前提としており、このような内燃機関の冷却装置において、前記冷却水回路に冷却水を注水するための注水口が上部に設けられた注水部を備え、前記注水部の下部が前記蓄熱タンクに冷却水通路を通じて連通しており、当該注水部が前記蓄熱タンクとは別体に設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、注水口を有する注水部を蓄熱タンクとは別体に設けて、蓄熱タンクの上部と注水部(注水口)とが連通しない構造とし、蓄熱タンク上部を空気を閉じ込める完全密封構造としているので、蓄熱タンク上部からの熱放出を抑制することができる。これによって、内燃機関の運転中に蓄熱タンク内に回収した熱水を高温状態で貯蔵することができ、次回の機関始動の際の暖機性能が向上する。
なお、本発明では、蓄熱タンクを蓄水部の上部に空気層が形成される構造としているので、当該蓄熱タンクに完全密閉式リザーブタンクの機能を持たせることができる。これによって、蓄熱タンクとリザーブタンクとを個別に設ける場合と比較して、搭載スペース・重量及びコストの面で有利である。
本発明の具体的な構成として、冷却水回路は、蓄熱タンク内に貯蔵された冷却水をポンプにて内燃機関に供給する第1冷却水通路と、冷却水を[ポンプ]→[内燃機関]→[熱交換器(例えばヒータコア)及び蓄熱タンク]→[ポンプ]の順で循環する第2冷却水通路と、冷却水を[ポンプ]→[内燃機関]→[熱交換器]→[ポンプ]の順で循環し、蓄熱タンクに通じる冷却水通路を遮断する第3冷却水通路と、これら第1〜第3冷却水通路のうちのいずれか1つの冷却水通路に選択的に切り替える冷却水通路切替手段とを備えているという構成を挙げることができる。
このような構成において、冷却水回路の冷却水通路を第1冷却水通路に切り替えることにより、エンジン始動時に、前回の内燃機関(以下、エンジンという)の運転時に蓄熱タンクの貯蔵した熱水をエンジン内に導入することができ、エンジンの早期暖機を行うことができる。なお、熱水導出が完了した後には、蓄熱タンク内にエンジンからの冷水が貯まる。
次に、エンジン暖機時には、冷却水回路の冷却水通路を第3冷却水通路に切り替えて冷却水を循環する。その循環過程においてエンジンによって冷却水が熱せられて冷却水温が上昇する。ここで、第3冷却水通路に切り替えた状態では、蓄熱タンクの冷却水通路が遮断されるので、上記した熱水導出過程において蓄熱タンク内に貯まった冷水が冷却水回路に流出することがなく、暖機性を高めることができる。
そして、暖機が完了した時点で、冷却水回路の冷却水通路を第2冷却水通路、つまり、ポンプ吐出側の冷却水通路に熱交換器と蓄熱タンクとが並列接続された状態に切り替えることにより、冷却水回路内を循環する冷却水(熱水)の一部を蓄熱タンク内に回収することができる。なお、熱水回収が完了した時点で、冷却水回路の冷却水通路を第3冷却水通路に切り替えて、蓄熱タンクに通じる冷却水通路を遮断することにより蓄熱タンク内に熱水を保温状態で貯蔵する。
また、後述する自然注水後の整備運転(空気抜き運転)に、冷却水回路の冷却水通路を第2冷却水通路に切り替えることにより、自然注水時に冷却水循環系内(例えば熱交換器内部など)に残存した空気を、ポンプ駆動による冷却水循環過程において蓄熱タンクに送り出して、その蓄熱タンクで気液分離することが可能になる。これによって冷却水循環系内の空気抜きを行うことができる。
本発明において、ポンプと熱交換器との間の冷却水通路に前記注水部の下部を接続し、注水部の冷却水通路への接続部と熱交換器との間の冷却水通路を呼吸路を通じて注水部の上部に連通させるとともに、この呼吸路の冷却水通路への接続部と前記注水部の冷却水通路への接続部との間に絞りを設けておいてもよい。このように呼吸路と絞りとを設けておくと、後述する真空注水時に、冷却水の循環系内(例えば熱交換器内部など)に残存した空気を、ポンプ駆動による冷却水循環過程において、呼吸路を通じて注水部に逃がすことが可能になる。
この場合、絞りは、真空注水を行った後の整備運転(空気抜き運転)において、ウォータポンプを高回転駆動したとき(冷却水の流速が速いとき)に抵抗として作用し、熱交換器などからの冷却水(空気も含む)の大部分が呼吸路を通じて注水部の上部に流入するように設定すればよい。
なお、上記した呼吸路の冷却水通路への接続部(以下、呼吸路接続部ともいう)と、注水部の冷却水通路への接続部(以下、注水部接続部ともいう)との間に絞りを設ける構成に替えて、呼吸路接続部と注水部接続部との間の冷却水通路の流路断面積を細くして、上記した整備運転(空気抜き運転)を行う際に、熱交換器などからの冷却水(空気も含む)の大部分が呼吸路を通じて注水部の上部に流入するように構成してもよい。また、絞りに替えて開閉弁を配置し、整備運転(空気抜き運転)の際に、呼吸路接続部と注水部接続部との間を遮断するようにしてもよい。
本発明において、上記した呼吸路の冷却水通路への接続部に空気溜りを設けておいてもよい。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の冷却装置の一例を示す回路構成図である。
この例の冷却装置は、エンジン1が搭載された車両に適用される装置であって、エンジン1により駆動されて冷却水回路100内の冷却水を循環するウォータポンプ(例えば回転数が可変のウォータポンプ)2、冷却水を冷却するラジエータ3、及び、サーモスタット4、ヒータコア5、蓄熱タンク6、及び、冷却水回路100などを備えている。
冷却水回路100には、エンジン1からの冷却水(例えば、LLC:Long Life Coolant)をウォータポンプ2によりラジエータ3及びサーモスタット4を経由してエンジン1に戻すラジエータ循環回路101と、エンジン1からの冷却水をウォータポンプ2によりヒータコア5を経由してエンジン1に戻すヒータコア循環回路102とを備えている。
ウォータポンプ2は、吐出口がエンジン1のウォータジャケットに連通するように配設されている。サーモスタット4は、例えば感熱部のサーモワックスの膨張・収縮によって作動する弁装置であって、冷却水温が比較的低い場合(冷間時)は、エンジン1とラジエータ3との間の冷却水通路を遮断してラジエータ3に冷却水を流さないことで、エンジン1の暖機運転の早期完了を図るようになっている。一方、エンジン1の暖機完了後、すなわち冷却水温度が比較的高い場合には、その冷却水温に応じてサーモスタット4が開いてラジエータ3に冷却水の一部が流れることにより、冷却水が回収した熱がラジエータ3から大気に放出される。
ヒータコア5は、冷却水の熱を利用して車室内を暖房するためのものであって、エアコンディショナの送風ダクトに臨んで配置されている。つまり、車室内の暖房時には送風ダクト内を流れる空調風をヒータコア5に通過させて温風として車室内に供給する一方、それ以外(例えば冷房時)では空調風がヒータコア5をバイパスするようになっている。
蓄熱タンク6は、図2に示すように、断熱構造のタンク本体61、隔壁62及びバッフルプレート63,64などによって構成されている。
タンク本体61の底壁61cに冷却水入口61a及び冷却水出口61bが設けられている。冷却水入口61aには冷却水導入管21が接続されており、冷却水出口61bには冷却水導出管22が接続されている。
タンク本体61の内部は、隔壁62によって上部と下部に区画されており、その隔壁62の上方に、空気を圧縮状態で閉じ込めるアキュムレータ部6bが形成される。隔壁62には、その下部と上部とを連通する複数の連通孔62a・・62aが設けられている。なお、隔壁62は、FULLレベルよりも低い位置に配置されており、アキュムレータ部6bの下部の蓄水部6aの水位は、隔壁62よりも高いレベルになることがある。
タンク本体61内で隔壁62下部の蓄水部6aには、上下方向に延びる複数のバッフルプレート63,64が所定の間隔で配置されている。上側のバッフルプレート63は隔壁62に垂下状態で保持されている。下側のバッフルプレート64はタンク本体61の底壁61cから上方(鉛直方向)に延びている。これら上側のバッフルプレート63と下側のバッフルプレート64とは交互に配置されており、冷却水入口61aからタンク本体61内に流入した冷却水は当該タンク本体61内においてジグザグ状に流れて冷却水出口61bに到達した後にタンク本体61の外部へ流出する。
従って、このようなバッフルプレート63,64を設けておくことにより、例えばタンク本体61の蓄水部6aに高温の冷却水(熱水)が充填されている状態で、冷たい冷却水(冷水)が冷却水入口61aからタンク本体61の内部に流入した際に、その流入した冷水が直ぐに冷却水出口61bに到達するのではなく、冷水の流入に伴って冷却水出口61bに近い側の熱水が流出していき、蓄水部6aの熱水の全てが流出した時点で冷水が冷却水出口61bに到達するようになる。なお、下側のバッフルプレート64の上端は、LOWレベルよりも低い位置に設定されている。
冷却水回路100のヒータコア循環回路102には、エンジン1からの冷却水をヒータコア5に供給する冷却水供給管121と、ヒータコア5を通過した冷却水をエンジン1側に戻す冷却水還流管122とが形成されている。冷却水還流管122はサーモスタット4を介してウォータポンプ2の吸込口2aに接続されている。
ヒータコア循環回路102の冷却水供給管121には3方弁11が配置されている。この3方弁11の2つの接続ポートには、エンジン1の冷却水出口1bとヒータコア5の冷却水入口5aとが、それぞれ、配管121aと配管121bとを介して接続されている。さらに、3方弁11のもう1つの接続ポートには、蓄熱タンク6の冷却水導入管21が接続されている。
そして、3方弁11はECU(Electronic Control Unit)200によって切替制御される。この3方弁11の切替制御によって、(A1)エンジン1の冷却水出口1bをヒータコア5の冷却水入口5a及び蓄熱タンク6の冷却水導入管21の両方に接続する位置(図5の接続状態;この接続状態を[通常接続位置]という)、(1B)エンジン1の冷却水出口1bをヒータコア5の冷却水入口5aに接続する一方、エンジン1の冷却水出口1bと蓄熱タンク6の冷却水導入管21との間の冷却水通路を遮断する位置(図4の接続状態;この接続状態を[蓄熱タンク遮断位置]という)、または、(A3)エンジン1の冷却水出口1bを蓄熱タンク6の冷却水導入管21に接続する一方、エンジン1の冷却水出口3とヒータコア5の冷却水入口5aとの間の冷却水通路121を遮断する状態(図3の接続状態;この接続状態を[熱水導入時接続位置]という)のいずれか1つの状態に選択的に切り替える設定することができる。
また、ヒータコア循環回路102の冷却水還流管122には5方弁12が配置されている。5方弁12の2つの接続ポートには、ウォータポンプ2の吸込口2aとヒータコア5の冷却水出口5bとが、それぞれ、配管122aと配管122bとを介して接続されている。さらに、5方弁12の他の1つの接続ポートには、蓄熱タンク6の冷却水導出管22が接続されている。なお、5方弁12の他の2つの接続ポートのうちの一方の接続ポートは閉鎖されており、他の接続ポートは、後述する自然注水時の際に大気開放口12a(図8参照)として使用される。
この5方弁12もECU200によって切替制御され、その5方弁12の切替制御によって、(B1)ウォータポンプ2の吸込口2aをヒータコア5の冷却水出口5b及び蓄熱タンク6の冷却水導出管22の両方に接続する位置(図3〜図7の接続状態;この接続状態を[通常接続位置]という)、または、(B2)ヒータコア5の冷却水出口5bと蓄熱タンク6の冷却水導出管22とを接続する一方、ウォータポンプ2の吸込口2aと蓄熱タンク6の冷却水導出管22との間の冷却水通路を遮断する位置(図8の接続状態;この接続状態を[自然注水時接続位置]という)のいずれか一方の状態に選択的に切り替えることができる。
そして、冷却水回路100には、上部に注水口7aを有する注水部7が接続されている。この注水部7(注水口7a)は蓄熱タンク6とは別体に配置されている。注水部7の下部は、5方弁12とヒータコア5の冷却出口入口5bとの間の配管122a(冷却水供給管121)に連通している。注水部7上部の注水口7aにはキャップ71が着脱自在に取り付けられている。キャップ71は、冷却水回路100(注水部7)の内圧変化に応じて開閉する圧力調整弁71aを備えている。このキャップ71を取り外した状態で、注水口7aから冷却水回路100の内部に冷却水を注水することができる。
また、注水部7の冷却水回路100への接続部J1とヒータコア5の冷却水出口5bとの間の冷却水通路122aの内部は呼吸路8を通じて注水部7内の上部に連通している。この呼吸路8の冷却水回路100への接続部J2と、上記注水部7の冷却水回路100への接続部J1との間に絞り9が設けられている。絞り9は、後述する真空注水を行った後の整備運転において、ウォータポンプ2を高回転駆動したとき(冷却水の流速が速いとき)に抵抗として作用し、ヒータコア5からの冷却水(空気も含む)の大部分が呼吸路8を通じて注水部7の上部に流入するように設定されており、通常の冷却水循環時には、呼吸路8側には冷却水が流れず、接続部J2を経た冷却水は絞り9を通過して5方弁12に向かう。
−ECU−
ECU200は、CPU、ROM、RAM及びバックアップRAMなどを備えている。ROMには、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPUは、ROMに記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。また、RAMはCPUでの演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAMはエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
ECU200は、CPU、ROM、RAM及びバックアップRAMなどを備えている。ROMには、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPUは、ROMに記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。また、RAMはCPUでの演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAMはエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
ECU200は、エンジン1のスロットルバルブの開度制御、点火時期制御、燃料噴射量制御(インジェクタの開閉制御)などを含むエンジン1の各種制御を実行する。また、ECU200は、上記した冷却装置の3方弁11及び5方弁12を後述する動作で切替制御する。
−動作説明−
次に、以上の冷却装置の各動作(熱水導入時、暖機完了前、暖機完了後、エンジン停止時、真空注水時、自然注水時の各動作)について図3〜図8を参照して説明する。
次に、以上の冷却装置の各動作(熱水導入時、暖機完了前、暖機完了後、エンジン停止時、真空注水時、自然注水時の各動作)について図3〜図8を参照して説明する。
<熱水導入時>
この例の冷却装置ではエンジン始動の際に熱水導入を行う。その熱水導入時には、図3に示すように、3方弁11を[熱水導入時位置]に設定するとともに、5方弁12を[通常接続位置]に設定する。このような弁設定により、[蓄熱タンク6の冷却水出口61b]→[冷却水導出管22]→[5方弁12]→[サーモスタット4]→[ウォータポンプ2]→[エンジン1]→[3方弁11]→[冷却水導入管21]→[蓄熱タンク6の冷却水入口61a]の冷却水循環経路が形成され、この状態でエンジン1の始動によりウォータポンプ2を駆動すると、前回のエンジン運転時に、蓄熱タンク6に貯蔵した熱水(蓄熱タンク6への熱水の貯蔵については後述する)が、エンジン1内部のウォータジャケットに導入されてエンジン1が暖められる。この熱水導入開始から所定の時間が経過した時点で、3方弁11を[熱水導入時位置]から[蓄熱タンク遮断位置]に切り替えて、エンジン1の冷却水出口1bと蓄熱タンク6の冷却水導入管21との間の冷却水通路を遮断する(図4)。
この例の冷却装置ではエンジン始動の際に熱水導入を行う。その熱水導入時には、図3に示すように、3方弁11を[熱水導入時位置]に設定するとともに、5方弁12を[通常接続位置]に設定する。このような弁設定により、[蓄熱タンク6の冷却水出口61b]→[冷却水導出管22]→[5方弁12]→[サーモスタット4]→[ウォータポンプ2]→[エンジン1]→[3方弁11]→[冷却水導入管21]→[蓄熱タンク6の冷却水入口61a]の冷却水循環経路が形成され、この状態でエンジン1の始動によりウォータポンプ2を駆動すると、前回のエンジン運転時に、蓄熱タンク6に貯蔵した熱水(蓄熱タンク6への熱水の貯蔵については後述する)が、エンジン1内部のウォータジャケットに導入されてエンジン1が暖められる。この熱水導入開始から所定の時間が経過した時点で、3方弁11を[熱水導入時位置]から[蓄熱タンク遮断位置]に切り替えて、エンジン1の冷却水出口1bと蓄熱タンク6の冷却水導入管21との間の冷却水通路を遮断する(図4)。
この熱水導入時において、熱水導入を開始した時点から3方弁11を切り替えるまでの時間(蓄熱タンク6の冷却水通路を遮断するまでの時間)は、エンジン1内に存在していた冷水が、蓄熱タンク6からの熱水に入れ替わるまでの時間であり、ウォータポンプ2による循環によりエンジン1に冷水が再び戻ってこないような時間とする。
そして、このようにして、蓄熱タンク6に貯蔵しておいた熱水によってエンジン1を暖めることにより、早期に燃料の揮発性を高めることができ、混合気の着火性を高めることができる。その結果として、冷間始動時等におけるエンジン始動性が良好となり、燃費性能や排気エミッションの向上を図ることができる。
<暖機完了前>
熱水導入完了後(3方弁11の切替後)からエンジン1の暖機が完了するまでは、3方弁11は、そのままの状態[蓄熱タンク遮断位置]を継続するとともに、5方弁12についても[通常接続位置]の状態を継続してエンジン1の暖機を行う。このエンジン暖機中には、図4に示すように、[ウォータポンプ2]→[エンジン1]→[3方弁11]→[ヒータコア5]→[5方弁12]→[サーモスタット4]→[ウォータポンプ2]の冷却水循環経路(ヒータコア循環回路102)が形成されるので、その循環過程においてエンジン1によって冷却水が熱せられて冷却水温が上昇する。また、この冷却水循環過程において、蓄熱タンク6の内部で気液が分離され、アキュムレータ部6bに空気が圧縮された状態で貯留される。そして、このようなエンジン暖機中には、エンジン1の冷却水出口1bと蓄熱タンク6の冷却水導入管21との間の冷却水通路が遮断されているので、上記した熱水導出過程において蓄熱タンク6内に溜った冷水がヒータコア循環回路102に流出することがなく、暖機性を高めることができる。
熱水導入完了後(3方弁11の切替後)からエンジン1の暖機が完了するまでは、3方弁11は、そのままの状態[蓄熱タンク遮断位置]を継続するとともに、5方弁12についても[通常接続位置]の状態を継続してエンジン1の暖機を行う。このエンジン暖機中には、図4に示すように、[ウォータポンプ2]→[エンジン1]→[3方弁11]→[ヒータコア5]→[5方弁12]→[サーモスタット4]→[ウォータポンプ2]の冷却水循環経路(ヒータコア循環回路102)が形成されるので、その循環過程においてエンジン1によって冷却水が熱せられて冷却水温が上昇する。また、この冷却水循環過程において、蓄熱タンク6の内部で気液が分離され、アキュムレータ部6bに空気が圧縮された状態で貯留される。そして、このようなエンジン暖機中には、エンジン1の冷却水出口1bと蓄熱タンク6の冷却水導入管21との間の冷却水通路が遮断されているので、上記した熱水導出過程において蓄熱タンク6内に溜った冷水がヒータコア循環回路102に流出することがなく、暖機性を高めることができる。
<暖機完了後(熱水回収)>
以上のエンジン暖機が完了した時点で、3方弁11を[蓄熱タンク遮断位置]から[通常接続位置]に切り替える。この切替操作により、図5に示すように、ヒータコア循環回路102に加えて、[エンジン1]→[3方弁11]→[蓄熱タンク6]→[5方弁12]→[サーモスタット4]→[ウォータポンプ2]の冷却水循環経路が形成される。すなわち、ヒータコア循環回路102に、蓄熱タンク6がヒータコア5に対して並列接続されるので、ヒータコア循環回路102を循環する冷却水(熱水)の一部がエンジン1から蓄熱タンク6に供給されて蓄熱タンク6内に熱水が回収される。この回収した熱水は次回のエンジン始動の際に利用される。
以上のエンジン暖機が完了した時点で、3方弁11を[蓄熱タンク遮断位置]から[通常接続位置]に切り替える。この切替操作により、図5に示すように、ヒータコア循環回路102に加えて、[エンジン1]→[3方弁11]→[蓄熱タンク6]→[5方弁12]→[サーモスタット4]→[ウォータポンプ2]の冷却水循環経路が形成される。すなわち、ヒータコア循環回路102に、蓄熱タンク6がヒータコア5に対して並列接続されるので、ヒータコア循環回路102を循環する冷却水(熱水)の一部がエンジン1から蓄熱タンク6に供給されて蓄熱タンク6内に熱水が回収される。この回収した熱水は次回のエンジン始動の際に利用される。
この後、エンジン1の運転が停止された時点で、3方弁11を[通常接続位置]から[タンク遮断位置(図4の状態)]に切替え、エンジン1の冷却水出口1bと蓄熱タンク6の冷却水導入管21との間の冷却水通路を遮断することによって、蓄熱タンク6内に熱水を保温状態で貯蔵する。
次に、以上のエンジン1、ラジエータ3、ヒータコア5、蓄熱タンク6が組み込まれた冷却水回路100に冷却水を注入するとき(真空注水時及び自然注水時)の手順について説明する。
<真空注水>
まず、図6に示すように、3方弁11を[通常接続位置]に設定し、5方弁12を[通常接続位置]に設定しておく。次に、注水部7のキャップ71を外し、注水口7aに真空ポンプ(図示せず)を接続し、その真空ポンプを駆動して、冷却水循環系内(エンジン1、ラジエータ3、ヒータコア5、蓄熱タンク6の各内部及び冷却水回路100の管路内)を減圧(真空引き)した状態で注水口7aから冷却水を注水する。この注水が完了した直後は、図6に示すように、注水部7の水位は低く、エンジン1内の上部、ヒータコア5内の上部及び蓄熱タンク6内の上部には空気が残存する。なお、このような残存空気は、注水時に真空ポンプにて真空引きを行っても、冷却水回路100の配管の曲がり部などに残存している空気が、注水の際に冷却水にてエンジン1、ヒータコア5及び蓄熱タンク6の各内部に押し込められることによって発生する。
まず、図6に示すように、3方弁11を[通常接続位置]に設定し、5方弁12を[通常接続位置]に設定しておく。次に、注水部7のキャップ71を外し、注水口7aに真空ポンプ(図示せず)を接続し、その真空ポンプを駆動して、冷却水循環系内(エンジン1、ラジエータ3、ヒータコア5、蓄熱タンク6の各内部及び冷却水回路100の管路内)を減圧(真空引き)した状態で注水口7aから冷却水を注水する。この注水が完了した直後は、図6に示すように、注水部7の水位は低く、エンジン1内の上部、ヒータコア5内の上部及び蓄熱タンク6内の上部には空気が残存する。なお、このような残存空気は、注水時に真空ポンプにて真空引きを行っても、冷却水回路100の配管の曲がり部などに残存している空気が、注水の際に冷却水にてエンジン1、ヒータコア5及び蓄熱タンク6の各内部に押し込められることによって発生する。
次に、エンジン1内部及びヒータコア5内部の残存空気を除去するためにウォータポンプ2を高回転駆動して整備処理を行う。このウォータポンプ2の駆動により、図7に示すように、エンジン1上部に残存する空気は冷却水と共に蓄熱タンク6内に押し出されて蓄熱タンク6上部に溜る。また、ヒータコア5上部に残存する空気は冷却水と共にヒータコア5から押し出されて呼吸路8の接続部J2に達するが、その下流側(冷却水流れの下流側)に絞り9があるので、その接続部J2に到達した空気及び冷却水の大部分が呼吸路8を通じて注水部7の上部に流れる。このようにして注水部7の送り出された空気は、上記した暖機時にウォータポンプ2へと流れる。そして、暖機完了後に蓄熱タンク6内で気液分離されて注水部7の水位が通常水位となる。なお、暖機前に、3方弁11を[通常接続位置]に切り替えて、注水部7の空気を蓄熱タンク6に送り出し、その蓄熱タンク6内において気液分離を行うことも可能である。
<自然注水>
次に、自然注水について説明する。まず、図8に示すように、3方弁11を[通常接続位置]に設定し、5方弁12を[自然注水時位置]に設定しておく。また、注水部7のキャップ71を外しておき、また、5方弁12の大気開放口12aにホースH等を接続して大気開放端の位置を注水口7aよりも高くしておく。
次に、自然注水について説明する。まず、図8に示すように、3方弁11を[通常接続位置]に設定し、5方弁12を[自然注水時位置]に設定しておく。また、注水部7のキャップ71を外しておき、また、5方弁12の大気開放口12aにホースH等を接続して大気開放端の位置を注水口7aよりも高くしておく。
以上のセットを行った状態で、注水口7aから冷却水を注水すると、蓄熱タンク6には冷却水が片方(冷却水出口61bのみ)からしか入らないため、冷却水注水後は、蓄熱タンク6の上部に空気が閉じ込められ、その閉じ込められた空気によって蓄熱タンク6内の水位は注水部7内の水位よりも低いレベルとなる(図8の破線参照)。また、ヒータコア5内の上部にも空気が閉じ込められる。
次に、蓄熱タンク6の水位及び注水部7の水位を適正にするためにウォータポンプ2を駆動して整備処理を行う。具体的には、図9に示すように、5方弁12を[正常接続位置]に戻した状態でウォータポンプ2を駆動(通常駆動)する。このウォータポンプ2の駆動により、冷却水循環系内(ヒータコア5の内部など)に溜っている空気が冷却水と共に蓄熱タンク6に送り込まれ、その蓄熱タンク6内で気液分離される。これにより、図9の破線で示すように、ヒータコア5内の水位が上昇し、注水部7内の水位が下がる。なお、蓄熱タンク6内の水位はやや下がる。
そして、ウォータポンプ2の駆動を継続した状態で、注水部7の水位が下がった分だけ冷却水を継ぎ足するという作業を、注水部7の水位がFULLレベル(図2参照)に安定するまで順次繰り返していき、注水部7の水位がFULLレベルに安定した時点で整備処理を完了する。この後に注水口7aのキャップ71を装着する。
この例の冷却装置によれば、蓄熱タンク6のタンク本体61にアキュムレータ部61bを追加して、当該蓄熱タンク6に完全密閉式リザーブタンクの機能を持たせているので、蓄熱タンクとリザーブタンクとを個別に設ける場合と比較して、搭載スペース・重量及びコストの面で有利である。
しかも、注水口7aを有する注水部7を蓄熱タンク61とは別体に設けて、蓄熱タンク7の上部と注水部7(注水口7a)とが連通しない構造とし、蓄熱タンク7上部を空気を閉じ込める完全密封構造としているので、蓄熱タンク7の上部からの熱放出を抑制することができる。これによって、暖機時に蓄熱タンク7内に回収した熱水を高温状態で貯蔵することができ、次回のエンジン始動の際の暖機性能の向上を図ることができる。
−他の実施形態−
以上の例では、呼吸路8の冷却水通路への接続部J2と、注水部7の冷却水通路への接続部J1との間に絞り9を設けているが、これに替えて、呼吸路8の接続部J2と注水部7の接続部J1との間の冷却水通路の流路断面積を細くして、上記した真空注水後の整備運転(空気抜き)を行う際に、ヒータコア5からの冷却水(空気も含む)の大部分が呼吸路8を通じて注水部7の上部に流入するように構成してもよい。また、絞り9に替えて開閉弁を配置し、真空注水後の整備運転(空気抜き運転)の際に、呼吸路8の接続部J2と注水部7の接続部J1との間の冷却水通路を遮断するようにしてもよい。
以上の例では、呼吸路8の冷却水通路への接続部J2と、注水部7の冷却水通路への接続部J1との間に絞り9を設けているが、これに替えて、呼吸路8の接続部J2と注水部7の接続部J1との間の冷却水通路の流路断面積を細くして、上記した真空注水後の整備運転(空気抜き)を行う際に、ヒータコア5からの冷却水(空気も含む)の大部分が呼吸路8を通じて注水部7の上部に流入するように構成してもよい。また、絞り9に替えて開閉弁を配置し、真空注水後の整備運転(空気抜き運転)の際に、呼吸路8の接続部J2と注水部7の接続部J1との間の冷却水通路を遮断するようにしてもよい。
なお、呼吸路8の冷却水通路への接続部J2に空気溜りを設けておいてもよい。
以上の例では、熱交換器としてヒータコアが冷却水回路に組み込まれた冷却装置に本発明を適用した例を示したが、例えば、ATF(Automatic Transmission fluid)ウォーマ、ATFクーラ、EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラ、排気熱回収器などの他の熱交換器が組み込まれた冷却装置にも本発明を適用できる。
1 エンジン
1b 冷却水出口
2 ウォータポンプ
5 ヒータコア
6 蓄熱タンク
6a 蓄水部
6b アキュムレータ部
61 タンク本体
7 注水部
7a 注水口
J1 注水部の冷却水通路への接続部
71 キャップ
8 呼吸路
J2 呼吸路の冷却水通路への接続部
9 絞り
11 3方弁
12 5方弁
21 冷却水導入管
22 冷却水導出管
100 冷却水回路
102 ヒータコア循環回路
200 ECU
1b 冷却水出口
2 ウォータポンプ
5 ヒータコア
6 蓄熱タンク
6a 蓄水部
6b アキュムレータ部
61 タンク本体
7 注水部
7a 注水口
J1 注水部の冷却水通路への接続部
71 キャップ
8 呼吸路
J2 呼吸路の冷却水通路への接続部
9 絞り
11 3方弁
12 5方弁
21 冷却水導入管
22 冷却水導出管
100 冷却水回路
102 ヒータコア循環回路
200 ECU
Claims (3)
- タンク内に蓄水部が形成され、その蓄水部の上部に空気層が形成される蓄熱タンクと、内燃機関に冷却水をポンプにて循環させる冷却水回路とを備え、前記内燃機関にて加熱された冷却水の一部を前記蓄熱タンクに保温状態で貯蔵する冷却装置において、
前記冷却水回路に冷却水を注水するための注水口が上部に設けられた注水部を備え、前記注水部の下部が前記冷却水回路の冷却水通路に連通しており、当該注水部が前記蓄熱タンクとは別体に設けられていることを特徴とする内燃機関の冷却装置。 - 請求項1記載の内燃機関の冷却装置において、
前記冷却水回路は、
前記蓄熱タンク内に貯蔵された冷却水をポンプにて内燃機関に供給する第1冷却水通路と、
冷却水を、[ポンプ]→[内燃機関]→[熱交換器及び蓄熱タンク]→[ポンプ]の順で循環する第2冷却水通路と、
冷却水を、[ポンプ]→[内燃機関]→[熱交換器]→[ポンプ]の順で循環し、前記蓄熱タンクに通じる冷却水通路を遮断する第3冷却水通路と、
これら第1〜第3冷却水通路のうちのいずれか1つの冷却水通路に選択的に切り替える冷却水通路切替手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の冷却装置。 - 請求項2記載の内燃機関の冷却装置において、
前記ポンプと前記熱交換器との間の冷却水通路に前記注水部の下部が接続されており、
前記注水部の冷却水通路への接続部と前記熱交換器との間の冷却水通路が、当該注水部の上部に呼吸路を通じて連通しているとともに、前記呼吸路の冷却水通路への接続部と前記注水部の冷却水通路への接続部との間に絞りが設けられていることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008284662A JP2010112238A (ja) | 2008-11-05 | 2008-11-05 | 内燃機関の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008284662A JP2010112238A (ja) | 2008-11-05 | 2008-11-05 | 内燃機関の冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010112238A true JP2010112238A (ja) | 2010-05-20 |
Family
ID=42300976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008284662A Withdrawn JP2010112238A (ja) | 2008-11-05 | 2008-11-05 | 内燃機関の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010112238A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101322439B1 (ko) * | 2011-11-29 | 2013-11-11 | 대한민국(국가기록원) | 유해가스 측정센서의 정확도 검증시스템용 희석장치 |
-
2008
- 2008-11-05 JP JP2008284662A patent/JP2010112238A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101322439B1 (ko) * | 2011-11-29 | 2013-11-11 | 대한민국(국가기록원) | 유해가스 측정센서의 정확도 검증시스템용 희석장치 |
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