JP2010112205A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コロナ放電装置を用いてPM浄化を行う際に、エンジンから発生されるPMが高密度であってもコロナ放電が不具合を生じないとともに、コロナ放電装置によって高い酸化機能を有する物質を生成できる特性も利用した内燃機関の排気浄化装置を提供する。
【解決手段】排気浄化装置1の排気管4に上流側から順にDPF5、コロナ放電装置6(放電部)を備え、さらに放電部6の下流からDPF5の上流へ排気を還流する還流管7を備える。放電部6内では電極61に電圧が供給されることでコロナ放電が生じ、それにより高い酸化機能を有する酸素ラジカルが生成される。放電部6によって生成された酸素ラジカルは、DPF5をすり抜けたPMを放電部6内で酸化するとともに、還流管7によって還流されてDPF5に堆積したPMを酸化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の排気浄化装置に関する。
ディーゼルエンジンにおいては、エンジンから排出される黒煙などのいわゆる粒子状物質(PM:Particulate Matter)の除去が重要である。この目的のために排気管の途中にディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter)が装備されることが多い。
DPFがPMを捕集することにより排気中のPMは大部分が除去される。しかしDPF内にPMが堆積し続ける一方では、DPFは目詰まりを起こしてしまうので、DPFに堆積されたPMを除去してDPFを再生することが必要である。DPF再生の方法としてはポスト噴射によってDPFに未燃燃料を供給して触媒の作用で昇温する手法などが既知である。
PMを浄化する方法は各種提案されている。例えば下記特許文献1では、コロナ放電を用いてPMを浄化する方法が開示されている。同文献では、DPFの上流側にコロナ放電を行う装置を配置して、同装置によるコロナ放電でPMを帯電して下流の集塵器に捕集した後にPMを燃焼して浄化している。
特開2003−269134号公報
しかし特許文献1の手法ではコロナ放電を行う装置がDPFの上流側にあるので、PM密度が高い雰囲気中にコロナ放電装置が曝されることとなる。したがって電極にPMが堆積し、電極に堆積したPMを通じて電流がリークすることによって、コロナ放電が行えない場合が頻繁に発生するとの知見を本発明者は得ている。またPM密度が高い雰囲気中にコロナ放電装置があるので、電極から空中のPMを伝ってアーク放電が発生してしまうことによりコロナ放電が発生しない場合もあるとの知見も得ている。こうした不具合は従来技術では解決されていない。
さらにコロナ放電を用いれば、空気中の酸素(酸素分子)を酸化力の強いOラジカル(酸素ラジカル、酸素原子)に分解することができる。したがって特許文献1のようにコロナ放電をPMの帯電に用いるのではなく、コロナ放電によって生成されたOラジカルでPMを直接酸化して浄化することが考えられるが、こうした手法は従来文献では提案されていない。
そこで本発明が解決しようとする課題は、上記問題点に鑑み、コロナ放電装置を用いてPMの浄化を行う際に、エンジンから発生されるPMが高密度であってもコロナ放電が不具合を生じないとともに、コロナ放電装置によって高い酸化機能を有する物質を生成できる特性も利用した内燃機関の排気浄化装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の内燃機関の排気浄化装置は、排気通路に配置されて粒子状物質を捕集するフィルタと、排気通路における前記フィルタの下流に配置されて、排気が流通する経路上に配置された電極を備えて、その電極に電力が供給されることにより排気中にコロナ放電を発生させて、粒子状物質を酸化する機能を有する酸化機能物質を生成する放電部と、その放電部の下流において前記排気通路から分岐し前記フィルタの上流において前記排気通路と合流するように形成されて、前記酸化機能物質を還流させる還流通路と、を備えたことを特徴とする。
これにより本発明の内燃機関の排気浄化装置では、フィルタの下流でコロナ放電を発生させて酸化機能を有する酸化機能物質を生成するので、放電部の電極近傍においてフィルタをすり抜けた粒子状物質を酸化して浄化できる。さらに放電部でのコロナ放電によって生成された酸化機能物質を還流通路を通じてフィルタへ還流するので、フィルタに堆積した粒子状物質をフィルタにおいて酸化して浄化することができる。以上の酸化反応によって排気中の粒子状物質を浄化できる高機能の排気浄化装置が実現できる。さらに本発明では放電部がフィルタの下流に配置されているので、放電部内が粒子状物質の密度が高い雰囲気にはならない。したがって放電部内のコロナ放電が粒子状物質の存在によって不具合を生じる可能性が回避される。
また前記還流通路に配置されて、前記還流通路を還流する排気を圧縮する圧縮器を備えたとしてもよい。
これにより還流通路に配置された圧縮器によって排気を圧縮して還流するので、より多くの酸化機能物質がフィルタへ還流できる。よってフィルタに堆積した粒子状物質をより多く還流された酸化機能物質によって酸化できるので粒子状物質の浄化機能が向上する。
また前記排気通路において前記還流通路が合流する位置よりも上流に、排気により回動されるタービンを備え、排気により回動された前記タービンの回動力が伝達されて前記圧縮器を駆動するとしてもよい。
これにより排気によってタービンを回動させて、その駆動力を伝達して圧縮器を機能させるので、排気を利用して効率的に圧縮器を駆動することができる。
また前記還流通路の外周壁部は複数の壁部が径方向に間隔を有して配置された多重壁構造とされ、径方向に隣り合う少なくとも1組の前記壁部の間は空気層とされたとしてもよい。
これにより還流通路の外周壁部が多重壁構造であり、多重壁の間に空気層が形成される構造なので、空気層の有する高い断熱性能を利用して還流する排気を高温に維持することができる。したがって排気とともに還流される酸化機能物質も高温で高い酸化機能を有したままでフィルタに還流される。よって高い粒子状物質の浄化機能が実現できる。
また前記タービンよりも上流の位置で前記排気通路から分岐し前記タービンよりも下流の位置で前記排気通路に合流するように形成されたバイパス通路と、そのバイパス通路に配置された弁であるバイパス弁と、前記内燃機関が低回転数あるいは低負荷の運転時であるほど前記バイパス弁の開度を上げるように前記バイパス弁の開度を調節する第1調節部と、を備えたとしてもよい。
これにより排気通路においてタービンを回避するように形成されたバイパス通路を形成して、そのバイパス通路の弁を、内燃機関が低回転数、低負荷の運転であるほど開度を上げるように制御するので、低回転数、低負荷であるほどタービンを回避して排気を流通する。したがって低回転数、低負荷の場合には、内燃機関から排出される粒子状物質が少ないので、タービンによって生じる圧力損失を回避することを優先することができる排気浄化装置が実現できる。
また前記還流通路に配置された弁である還流弁と、前記内燃機関が低回転数あるいは低負荷の運転時であるほど前記還流弁の開度を下げるように前記還流弁の開度を調節する第2調節部と、を備えたとしてもよい。
これにより内燃機関が低回転数あるいは低負荷の運転時であるほど還流通路の弁の開度を下げるように調節するので、低回転数、低負荷の場合には、内燃機関から排出される粒子状物質が少ないので、酸化機能物質の還流も少なくすると判断する合理的な排気浄化装置が実現できる。
また前記酸化機能物質は酸素ラジカルであるとしてもよい。
これにより放電部におけるコロナ放電によって高い酸化機能を有する酸素ラジカルを生成して、放電部の電極近傍においてフィルタをすり抜けた粒子状物質を酸化して浄化するとともに、酸化ラジカルを還流通路を通じてフィルタへ還流してフィルタに堆積した粒子状物質を酸化して浄化することができる高機能の排気浄化装置が実現できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。まず図1は、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置1の実施例1における装置構成の概略図である。排気浄化装置1はディーゼルエンジン2(以下では単にエンジンと称する)に対して構成されている。このエンジン2及び排気浄化装置1は自動車に搭載されているとすればよい。
エンジン2は吸気管3、排気管4を備える。吸気管3からエンジン2に空気が供給され、エンジン2から排気管4に排気が排出される。エンジン2はインジェクタ21を備え、インジェクタ21から筒内に燃料が噴射される。
排気浄化装置1は電子制御装置8(ECU:Electronic Control Unit)を備える。ECU8はコンピュータの構造を有するとし、各種演算をおこなうCPUやその作業領域のRAM、各種情報の記憶を行う不揮発性のメモリ81などを備えるとする。図1の点線で示されているように、ECU8からインジェクタ21に燃料噴射量の指令値が送られる。
排気管4の途中にはDPF5が配置されている。DPF5は例えば代表的な構造として、いわゆるハニカム構造において入口側と出口側とを交互に目詰めした構造とすればよい。エンジン2の運転中に排出される排気にはPM(粒子状物質)が含まれ、PMがDPF5の上記構造のフィルタ壁を排気が通過するときに、フィルタ壁の内部あるいは表面に捕集される。
DPF5の下流側にコロナ放電装置6(放電部)が備えられている。図1のとおり放電部6は内部が空洞の円筒状とされて、電極61が配置されている。一方放電部6の外周面62は接地極とされている。電極61の形状は図1のとおり放電部6の中心軸上付近に先端が突出した形状とすればよい。電極61に電源装置63から電圧を供給することにより、放電部6内部の電極61の近傍にコロナ放電が発生する。
一般にコロナ放電により発生する高エネルギーのプラズマ状態では分子がイオンやラジカルへと分離されることが知られているが、本発明の電極61の近傍で発生するコロナ放電では、排気中の酸素分子からOラジカル(酸素ラジカル、酸素原子)が生成される。この物質は不安定で他の物質と結合しやすいために強い酸化機能を有する。この酸化機能によってOラジカルがPMを酸化することでPMの浄化が実現する。詳細は後述する。
電源装置63が電極61に供給する電圧はコロナ放電が発生可能な高電圧とする。なお、その電圧は直流でも交流でもよい。交流の場合は高周波数とすればコロナ放電の発生に適している。またパルス電圧でもコロナ放電に適する。電源装置63から電極61への電圧の供給はエンジン2が運転している間常時おこない、運転が終了すればオフとなるようにECU8が制御すればよい。
また放電部6の下流側で排気管4から分岐してDPF5の上流側で排気管4と合流するように形成されて排気を還流する還流管7が装備されている。さらに図1に示された位置に排気管4にはタービン41が、還流管7にはコンプレッサ71が装備されている。排気管4を流れる排気によってタービン41が回転し、この回転がコンプレッサ71に伝達されてコンプレッサ71が機能する。コンプレッサ71が機能することにより排気が圧縮されつつ還流管7を通じて放電部6の下流からDPF5の上流へ還流される。圧縮されることにより、還流管7を通じてより多くの排気が還流されることとなる。
還流管7の外周壁部70は二重壁構造とされており、二重壁の間は空気層72となっている。二重壁構造およびその間の空気層72は断熱機能を有する。この断熱機能により還流管7を通じて還流される排気の温度が低下することが抑制される。
図2には上記構成でのPM浄化のメカニズムが示されている。放電部6においてコロナ放電が発生することにより、酸素分子は高い酸化機能を有するOラジカル(酸素ラジカル)へと分解される。エンジン2から排出されたPMは大部分はDPF5に堆積されるが、一部がDPF5のフィルタ壁をすり抜ける。本発明では、上記のとおり生成されたOラジカルが、DPF5をすり抜けた主成分が炭素のPMを酸化して二酸化炭素を生成する。気体の二酸化炭素は排気管4を通じて車外へ排出される。さらに放電部6で生成されたOラジカルは還流管7を通じてDPF5へと還流される。そしてDPF5に堆積されたPMを酸化する。PMの酸化により生成された二酸化炭素はDPF5のフィルタ壁を離れて排気管4から車外へ排出される。
以上述べたとおり、放電部6によって生成されたOラジカルは、DPF5をすり抜けたPMを放電部6内あるいは排気管4内で酸化するとともに、還流管7によって還流されてDPF5に堆積したPMを酸化させる2つのPM酸化処理を行う。これによりPMは浄化され、DPF5は再生される。なお還流管7を通じたOラジカルの還流は常時行われるので、DPF5の上記再生も常時行われる連続再生である。またOラジカルは温度が低下すると酸素分子へ戻る可能性が高まるが、還流管7における上述の断熱機能によりこの可能性が抑制される。したがって還流管7の断熱機能によりDPF5の連続再生機能が高く維持される。
図3、4には上記実施例1の2つの変形例が示されている。図3では還流管7の外周壁部70が三重構造となっている。そして三重壁の間の2層のうちで内側の層は上述と同じ空気層72であり、外側の層は冷却水が流される冷却水層73となっている。冷却水層73の存在によって還流される排気の保温効果がさらに向上する。これにより還流されるOラジカルが酸素分子に戻ってしまってDPF5の連続再生機能が低減することがさらに抑制される。冷却水はエンジン2の冷却水を誘導してくればよい。
図4ではコンプレッサ71を、モータ76で駆動される電動コンプレッサ75に置き換えている。この構成ではタービン41を装備する必要がない。したがってタービンの影響によって圧損が発生してエンジン出力を低下させることが回避できる。モータ76の回転速度はECU8によって制御するとし、例えば図4下部に示されているように、エンジン2からの排出PM量に応じて調節すればよい。
図4下部の例では排出PM量が大きいほどモータ回転速度を大きくしている。より詳しくは、ある排出PM量まではモータ回転速度をゼロとして、排出PM量が微小な場合にモータ回転を省略して低コストとしている。その後排出PM量が増加するにつれてモータ回転速度を直線的に増加させることにより、排出PM量が多いほどより多くのOラジカルを還流させてPMを浄化している。さらに、ある排出PM量からはモータ回転速度を最大値とすることで、不必要に高いモータ回転速度を回避している。なお排出PM量は下記実施例2で説明する方法で推定すればよい。
図5、6、7には本発明の実施例2が示されている。以下で実施例1と異なる部分のみ説明する。
図5は実施例2の装置構成図である。同図のとおり、排気管4においてタービン41の上流側の位置から分岐して下流側の位置で合流することによりタービン41を回避するバイパス管42が形成されている。そしてバイパス管42にはバイパススロットル43が装備されている。また還流管7には還流スロットル74が装備されている。バイパススロットル43、還流スロットル74の開度はECU8によって制御される。
こうした構成における処理手順が図6に示されている。図6の処理手順はECU8によって自動的に、所定時間周期で、あるいは所定クランク角ごとに実行されるとすればよい。そのために図6の処理手順をプログラム化してメモリ81に記憶しておけばよい。
図6の処理ではまず手順S10でエンジン2の負荷、回転数の情報を取得する。エンジン回転数はエンジン回転数センサ22によって計測すればよい。また負荷の情報は、例えばECU8による燃料噴射量の指令値とすればよい。
次にS20でエンジン2から単位時間当たりに排出されるPM量(排出PM量)を算出する。この算出のために、予めエンジン2の負荷と回転数とを座標軸とする平面を複数の領域に分割しておき、個々の領域に、エンジン2から単位時間当たりに排出されるPM量を書き込んだマップを求めておいて、メモリ81に記憶しておく。そしてS20では、そのマップ上でS10で求めたエンジン2の負荷と回転数が属する領域における排出PM量の数値を取得すればよい。
次にS30では、S20で算出した排出PM量の情報を用いてスロットル制御を実行する。その詳細は図7に示されている。アイドル運転や低回転、低負荷の運転などの場合、エンジンから排出されるPM量が小さい。したがってこの場合にタービンを回してOラジカルを還流させたとすると、それによるPM浄化のプラス面はそれほど大きくなく、逆に圧損発生のマイナス面の方が大きいと考えられる。図7ではこの考え方に従い、排出PM量が所定のM1よりも小さい領域ではバイパススロットル43を全開、還流スロットル74を全閉としている。これによりエンジン2から排出された微量のPMはDPF5で捕集し、DPF5をすり抜けたPMを放電部6で浄化することのみが行われる。
逆に高回転、高負荷の運転条件ではエンジン2からの排出PM量が多い。そこでこの場合は、圧損の発生によるマイナス面を考慮しても、Oラジカルを還流してPMを酸化することが必要だと考えられる。図7ではこの考え方に従い排出PM量が所定のM2よりも大きい領域ではバイパススロットル43を全閉、還流スロットル74を全開としている。これにより排気はタービン41の方を通り、これによりタービン41が回転され、その駆動力がコンプレッサ71が駆動されて排気及びOラジカルが還流管7を通じて圧縮、還流されてDPF5に堆積されたPMが酸化される。
排出PM量がM1からM2の領域では上記開度を直線的に補間している。したがってバイパススロットル43、還流スロットル74の開度を変化させる場合も連続的に変化させるので、両スロットルの開度変化に起因するトルクショックが抑制できる。なお所定値M1、M2は予め適切に定めておけばよい。以上のように実施例2では、タービン41を回してOラジカルを還流させてPMを浄化することと、タービン41の作動による圧損を回避することとのうちでどちらを優先するかが、排出PM量に応じて調節できる。
なお上記実施例では電極61の形状などを含む放電部6の構造は図1に示されたものには限定されず、適切にコロナ放電が実現できる構造であればよい。また上ではエンジン2をディーゼルエンジンとしたが、これをガソリン直噴エンジンとしてもよい。ガソリン直噴エンジンからは少量あるいは小さな粒子ながらもPMが排出されることが知られているが、上記本発明を用いれば効果的にガソリン直噴エンジンからのPMも浄化できる。なおガソリン直噴エンジンの場合はDPF5の装備を省略してもよい。
本発明の実施例1における内燃機関の排気浄化装置の概略構成図。 PM浄化のメカニズムを示す図。 変形例1を示す図。 変形例2を示す図。 実施例2における内燃機関の排気浄化装置の概略構成図。 スロットル制御の処理手順を示すフローチャート。 バイパススロットル開度と還流スロットル開度の調節例を示す図。
符号の説明
1 排気浄化装置
2 ディーゼルエンジン(エンジン、内燃機関)
3 吸気管(吸気通路)
4 排気管(排気通路)
5 ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF、フィルタ)
6 コロナ放電装置(放電部)
7 還流管(還流通路)
8 ECU(第1調節部、第2調節部)
41 タービン
42 バイパス管(バイパス通路)
43 バイパススロットル(バイパス弁)
70 外周壁部(壁部)
71 コンプレッサ(圧縮器)
74 還流スロットル(還流弁)

Claims (7)

  1. 排気通路に配置されて粒子状物質を捕集するフィルタと、
    排気通路における前記フィルタの下流に配置されて、排気が流通する経路上に配置された電極を備え、その電極に電力が供給されることにより排気中にコロナ放電を発生させて、粒子状物質を酸化する機能を有する酸化機能物質を生成する放電部と、
    その放電部の下流において前記排気通路から分岐し前記フィルタの上流において前記排気通路と合流するように形成されて、前記酸化機能物質を還流させる還流通路と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記還流通路に配置されて、前記還流通路を還流する排気を圧縮する圧縮器を備えた請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記排気通路において前記還流通路が合流する位置よりも上流に、排気により回動されるタービンを備え、
    排気により回動された前記タービンの回動力が伝達されて前記圧縮器を駆動する請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記還流通路の外周壁部は複数の壁部が径方向に間隔を有して配置された多重壁構造とされ、
    径方向に隣り合う少なくとも1組の前記壁部の間は空気層とされた請求項1乃至3のいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記タービンよりも上流の位置で前記排気通路から分岐し前記タービンよりも下流の位置で前記排気通路に合流するように形成されたバイパス通路と、
    そのバイパス通路に配置された弁であるバイパス弁と、
    前記内燃機関が低回転数あるいは低負荷の運転時であるほど前記バイパス弁の開度を上げるように前記バイパス弁の開度を調節する第1調節部と、
    を備えた請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記還流通路に配置された弁である還流弁と、
    前記内燃機関が低回転数あるいは低負荷の運転時であるほど前記還流弁の開度を下げるように前記還流弁の開度を調節する第2調節部と、
    を備えた請求項5に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 前記酸化機能物質は酸素ラジカルである請求項1乃至6のいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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