JP2010111495A - 竪型スクリューコンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】粉粒体の性質に変化があっても効率的に搬送させることができる竪型スクリューコンベアを提供する。
【解決手段】垂直に立設された筒体11と、この内部に回転自由に配設され、回転軸13に設ける上、下軸受体17、18によって支持されるスクリュー12と、筒体11の上方にスクリュー12を回転させるための駆動体19を有する竪型スクリューコンベア10において、下軸受体18が回転軸13を回動させるための転がり軸受28と、この下部に上部を接合して中央部の貫通孔31の壁面で回転軸13を摺動させるコイルバネ受け30と、これとの間に設ける複数個の圧縮コイルバネ32を挟持すると共に、中央部の貫通孔33の壁面で圧縮コイルバネ32のバネ力を介して回転軸13の上下方向に摺動させるコイルバネ押さえ34と、これを下方から支持しながら回転軸13にネジ締めするためのナット35を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、立設する筒体の中に設けたスクリューの回転軸を上側に設けた駆動体で回転させて、例えば、セメントや、微粉炭や、穀物粉等の粉粒体を下方から上方に搬送する竪型スクリューコンベアに関する。
図3に示すように、従来の竪型スクリューコンベア50は、垂直に立設された筒体51と、この内部で回転自由となるスクリュー52が配設されている。このスクリュー52は、中央部に設ける回転軸53の上下両側のそれぞれに軸受54、55と、回転軸53の高さ方向中間の任意の位置に軸受56を設けている。また、この竪型スクリューコンベア50は、回転軸53の上側に回転軸53を回転させるための駆動体57を設けている。回転軸53の中間の任意の位置に設ける軸受56は、回転軸53の上側に設ける駆動体57から発生する捻りによる回転軸53の撓みを矯正してスクリュー52と、筒体51内壁との接触を防止すると共に、回転軸53の上下両側のそれぞれに設ける軸受54、55を円滑に回転させることができるように設けている。
そして、上記の竪型スクリューコンベア50は、駆動体57を作動させて回転軸53に取り付けたスクリュー52を回転させ、貯留庫等に一時貯留されたセメントや、微粉炭や、穀物粉等の粉粒体を筒体51の下方先端部の取り入れ口から取り入れて上方に搬送させ、筒体51の上方先端部の搬出口から搬出させる構造としている。上記の回転軸53の上方に設ける軸受54、回転軸53の下方に設ける軸受55、及び回転軸53の中間位置に設ける軸受56は、それぞれが筒体51に取り付けられた支持体58、58a、58bで保持されている。この回転軸53の中間位置に設ける軸受56の支持体58aは、軸受56の中に粉粒体が進入するのを防止するために回転軸53との間にオイルシールが施された支持板で挟み込むようにして覆って保護する工夫がなされている。また、回転軸53の上方に設ける軸受54、回転軸53の下方に設ける軸受55の支持体58、58bは、それぞれの軸受54、55の中に粉粒体が進入するのを防止するために回転軸53との間にオイルシールが施されたフランジを筒体51の上端と、下端に取り付けると共に、フランジにシールカバーを取り付けることで粉粒体の進入を防止している。
しかしながら、上記の竪型スクリューコンベア50は、回転軸53の中間位置に設ける軸受56がこれを筒体51に固定して支持するための支持体58aによって、スクリュー52の螺旋羽根の一部を取り除くような切り欠き59を設ける必要があった。このスクリュー52の螺旋羽根に設ける切り欠き59は、スクリュー52の螺旋羽根が渦巻き状に連続しない不連続部分を発生させることになり、スクリュー52の回転で送られる粉粒体が切り欠き59部分で一部滑落し、円滑な粉粒体の搬送を阻害して、粉粒体の搬送効率の低下を来すこととなっている。
そこで、上記の従来の竪型スクリューコンベアの問題点を改善する他の竪型スクリューコンベアが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、図4を参照しながら、上記の特許文献1に記載の従来の他の竪型スクリューコンベアを説明する。図4は従来の他の竪型スクリューコンベアを上方から視る説明図である。
図4に示すように、従来の他の竪型スクリューコンベア60には、駆動体61の構造が、スクリュー(図示せず)の中央部の回転軸62の上部に設ける従属プーリ63を回転させることで、スクリューを回転させる構造となっている。この従属プーリ63は、モータ64によって回転駆動される駆動プーリ65、65aをベルト66、66aを介して連結させて回転させる構造であり、駆動プーリ65、65aを従属プーリ63を中央にして点対称に複数配置させるようにしている。
この従来の他の竪型スクリューコンベア60においては、筒体67の全長が長いものであっても筒体67の上側に設ける駆動体61の駆動プーリ65、65aを従属プーリ63を中央にして点対称に複数配置させることで、回転軸62を回転させるための駆動力が回転軸62に均一に作用させることができ、回転軸62から発生する捻りによる回転軸62の撓みの発生を少なくさせて回転軸62の中間位置に軸受を設けなくてもよいように作用させている。
特許第3437483号公報
しかしながら、前述したような従来の竪型スクリューコンベアは、次のような問題がある。
特許第3437483号公報で開示されるような竪型スクリューコンベアは、粉粒体に水分等の混入が少ない場合のように粉粒体自体の搬送のための抵抗が少ない場合には、スクリューで巻き上げるときの抵抗が小さくて駆動体から発生する捻りによる回転軸の撓みが少なく、回転軸を正常に作動させることができる。しかしながら、粉粒体に水分等の混入が多い場合のように粉粒体自体の搬送のための抵抗が大きい場合には、スクリューで巻き上げるときの抵抗が大きいので、回転軸に大きな撓みが発生して回転軸の軸受部での抵抗が大きくなり回転軸が軸受、特に、駆動体から遠い位置にある下方側の軸受の中で正常に回転することができなくなり、粉粒体の搬送ができなくなっている。また、粉粒体自体の搬送のための抵抗が大きくて回転軸に大きな撓みが発生した場合には、スクリューが筒体の中間部内壁に接触してスクリューや、筒体の破壊を発生させるという問題を抱えることとなっている。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、粉粒体の性質に変化があっても効率的に搬送させることができる竪型スクリューコンベアを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る竪型スクリューコンベアは、垂直に立設された筒体と、筒体の内部に回転自由に配設され、回転軸の上端部に設ける上軸受体と、回転軸の下端部に設ける下軸受体によって支持されるスクリューと、筒体の上方にスクリューを回転させるための駆動体を有する竪型スクリューコンベアにおいて、下軸受体が回転軸を回動させるための転がり軸受と、転がり軸受の下部に上部を接合して中央部の貫通孔の壁面で回転軸を摺動させるコイルバネ受けと、コイルバネ受けとの間に設ける複数個の圧縮コイルバネを挟持すると共に、中央部の貫通孔の壁面で圧縮コイルバネのバネ力を介して回転軸の上下方向に摺動させてコイルバネ受けとで回転軸の撓みを補正するためのコイルバネ押さえと、コイルバネ押さえを下方から支持しながら回転軸にネジ締めして圧縮コイルバネのバネ力を調整するためのナットを有する。
ここで、上記の竪型スクリューコンベアは、圧縮コイルバネをコイルバネ受けと、コイルバネ押さえの間に隣接間を等間隔として同一円周上に少なくとも3個以上有すると共に、コイルバネ受け及びコイルバネ押さえの圧縮コイルバネとの当接部に圧縮コイルバネのそれぞれの先端部を収納するための凹部を有するのがよい。
また、上記の竪型スクリューコンベアは、圧縮コイルバネの上、下面のそれぞれが圧縮コイルバネの軸芯に対して垂直に相対向する平行平坦面を有するのがよい。
請求項1又はこれに従属する請求項2又は3記載の竪型スクリューコンベアは、下軸受体が回転軸を回動させるための転がり軸受と、転がり軸受の下部に上部を接合して中央部の貫通孔の壁面で回転軸を摺動させるコイルバネ受けと、コイルバネ受けとの間に設ける複数個の圧縮コイルバネを挟持すると共に、中央部の貫通孔の壁面で圧縮コイルバネのバネ力を介して回転軸の上下方向に摺動させてコイルバネ受けとで回転軸の撓みを補正するためのコイルバネ押さえと、コイルバネ押さえを下方から支持しながら回転軸にネジ締めして圧縮コイルバネのバネ力を調整するためのナットを有するので、搬送を要する粉粒体が、例えば、水分を多く含んで粉粒体自体に抵抗が生じたものであって、回転軸に大きな撓みが発生したとしても、転がり軸受に接合して固定されたコイルバネ受けの中央部の貫通孔の壁面と、コイルバネ受けとの間に設ける圧縮コイルバネを挟持するコイルバネ押さえの中央部の貫通孔の壁面とで、回転軸を抱え込みながら圧縮コイルバネのバネ力を介して上下方向に摺動させ、回転軸をしごくようにして回転軸の撓みを補正することができ、回転軸の下側に設ける下軸受体での抵抗を小さくして、回転軸を正常に回転させて粉粒体をスクリューの螺旋羽根で正常に下方から上方に搬送させることができる。また、この竪型スクリューコンベアのスクリューの回転軸は、粉粒体自体の搬送のための抵抗が大きくて大きな撓みが発生したとしても、即座に撓みを補正することができるので、筒体の中間部内壁へのスクリューの螺旋羽根の接触を防止して、スクリューの螺旋羽根や、筒体の破壊の発生を防止することができる。更に、この竪型スクリューコンベアの回転軸の撓みを補正するための圧縮コイルバネのバネ力は、回転軸の下方に取り付けたナットを回転させることで容易に調整することができ、回転軸を正常に回転させるための圧縮コイルバネの適度なバネ力を得ることができる。
特に、請求項2記載の竪型スクリューコンベアは、圧縮コイルバネをコイルバネ受けと、コイルバネ押さえの間に隣接間を等間隔として同一円周上に少なくとも3個以上有すると共に、コイルバネ受け及びコイルバネ押さえの圧縮コイルバネとの当接部に圧縮コイルバネのそれぞれの先端部を収納するための凹部を有するので、コイルバネ受けと、コイルバネ押さえのそれぞれに設けた凹部に圧縮コイルバネを安定して保持すると共に、コイルバネ受けと、コイルバネ押さえとの平行度をバランスよく配置して設けることができ、コイルバネ受けと、コイルバネ押さえとの中央部の貫通孔の壁面で、回転軸を抱え込みながら圧縮コイルバネのバネ力を介して回転軸を上下方向に摺動させて回転軸の撓みを補正することで回転軸の下側に設ける下軸受体での抵抗を小さくすることができ、回転軸を正常に回転させて粉粒体を正常に搬送させることができる。
また、特に、請求項3記載の竪型スクリューコンベアは、圧縮コイルバネの上、下面のそれぞれが圧縮コイルバネの軸芯に対して垂直に相対向する平行平坦面を有するので、コイルバネ受け面と、コイルバネ押さえ面間を精度よく平行にすると共に、回転軸に対して複数の圧縮コイルバネをバランスよく配置して上下方向に摺動させることができ、回転軸の撓みを補正することで回転軸の下側に設ける下軸受体での抵抗を小さくすることができ、回転軸を正常に回転させて粉粒体を正常に搬送させることができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した場合の最良の形態について説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る竪型スクリューコンベアの一部切り欠き正面図、一部断面図、図2は同竪型スクリューコンベアの下軸受体の拡大説明図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る竪型スクリューコンベア10は、実質的に垂直に立設された筒体11と、筒体11の内部に回転自由に配置されるスクリュー12を有している。このスクリュー12は、中心に回転軸13と、その周囲に所定間隔に配置された多数のリブ14を介して同心状に配置させた大径管15を備え、この大径管15の周りに下部から上部まで連続する渦巻き状の螺旋羽根16を備えている。また、スクリュー12の下部には、この螺旋羽根16の他に螺旋羽根16と同一ピッチで180度位相を変えて螺旋羽根16の間に設けられた螺旋羽根16aを備えている。そして、スクリュー12は、回転軸13の上下両側のそれぞれに設ける上軸受体17と、下軸受体18によって支持されている。これによって、スクリュー12は、自由に回転できる構造となっていると共に、大径管15によって補強されて断面係数が大きく、少しの偏荷重や、衝撃が掛かったとしてもスクリュー12の撓みが極力小さくなる構造にしている。また、この竪型スクリューコンベア10は、筒体11の上方にスクリュー12の回転軸13をモータ等を介して回転駆動させる駆動体19を有している。
上記の竪型スクリューコンベア10は、筒体11や、スクリュー12が、例えば、鋼板や、ステンレス板等からなり、筒体11の下方先端部に粉粒体の取り入れ口20と、上方先端部に粉粒体の搬出口21を設けている。また、上記の竪型スクリューコンベア10は、上軸受体17と、下軸受体18が、それぞれ筒体11に取り付けられた上支持体22と、下支持体23で保持されている。
上記の上軸受体17の上支持体22は、上軸受体17内に粉粒体が進入するのを防止するために回転軸13との間にオイルシール24(図2参照)が施されたフランジ25を筒体11の上端に取り付けている。これと共に、フランジ25には、回転軸13の上部先端部を外部に露出させた状態でシールカバー26を取り付けることで粉粒体の進入を防止している。また、フランジ25と、シールカバー26で覆われた上軸受体17には、グリス等が封入され、上軸受体17での回転軸13の回転を円滑にさせるようにしている。そして、この回転軸13の上部先端部は、駆動体19に連動させることでスクリュー12を回転させるために用いている。
一方、下軸受体18の下支持体23は、上支持体22の場合と同様に、下軸受体18内に粉粒体が進入するのを防止するために回転軸13との間にオイルシール24が施されたフランジ25aを筒体11の下端に取り付けている。これと共に、フランジ25aには、シールカバー26aを取り付けることで粉粒体の進入を防止している。また、フランジ25aと、シールカバー26aで覆われた下軸受体18には、グリス等が封入され下軸受体18での回転軸13の回転を円滑にさせるようにしている。
図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る竪型スクリューコンベア10は、下軸受体18が回転軸13を中央部に設ける貫通孔27に差し込んで円滑に回動させるための、転がり軸受28を有している。この転がり軸受28は、その上部の一部を、回転軸13との間にオイルシール24を介して取り付け、下支持体23で支持されたフランジ25aの内部に設けるている嵌合部29に当接させている。この竪型スクリューコンベア10で用いられる転がり軸受28には、ボール軸受、ボールベアリング等のような玉軸受や、円筒ころ軸受、円錐ころ軸受、自動調心ころ軸受、ローラーベアリング等のようなころ軸受等の様々な形態のものが適用できるが、特にその形態を限定されるものではなく、回転軸13を滑らかに回転させることができるものであればよい。
また、上記の竪型スクリューコンベア10の下軸受体18は、転がり軸受28の下部に、上部の一部を接合して固定するコイルバネ受け30を有している。このコイルバネ受け30は、中央部に設ける貫通孔31に回転軸13を差し込んで、貫通孔31の壁面と、回転軸13の周面との間を摺動自由になるようにしている。
更に、上記の竪型スクリューコンベア10の下軸受体18は、コイルバネ受け30の下部に、このコイルバネ受け30との間に設ける複数個の圧縮コイルバネ32を挟持すると共に、中央部に設ける貫通孔33の壁面で圧縮コイルバネ32のバネ力を介して回転軸13の上下方向に摺動自由とさせることができるコイルバネ押さえ34を有している。このコイルバネ押さえ34は、貫通孔33の壁面で、転がり軸受28に固定されたコイルバネ受け30の貫通孔31の壁面と、圧縮コイルバネ32のバネ力とで、回転軸13の上下方向にしごくように摺動させることができる。従って、コイルバネ押さえ34は、回転軸13に発生する撓みを引っ張って伸ばすように作用させることができ、回転軸13に発生する撓みを補正させることができる。これによって、回転軸13は、下軸受体18での抵抗を小さくすることができ、回転軸13を正常に回転させてスクリュー12の螺旋羽根16、16aで粉粒体を正常に筒体11の下方の取り入れ口20から上方の搬出口21へ搬送させることができる。なお、竪型スクリューコンベア10は、スクリュー12の螺旋羽根16で下部から上部まで連続して原料の円滑な搬送ができるようになっているが、スクリュー12下部の螺旋羽根16、16aの部分の2条螺旋によって、筒体11の下方先端部の取り入れ口20から取り入れられた粉粒体を確実に砕きながら円滑に上方に搬送できるようにしている。
更には、上記の竪型スクリューコンベア10の下軸受体18は、コイルバネ押さえ34を下方から支持しながら回転軸13の下方端部に設ける雄ネジに直接ネジ締めしてコイルバネ受け30と、コイルバネ押さえ34との間の圧縮コイルバネ32のバネ力を調整するためのナット35を有している。圧縮コイルバネ32のバネ力は、コイルバネ受け30と、コイルバネ押さえ34の間の隙間に依存するので、回転軸13の下方からナット35を回転させながらコイルバネ押さえ34を持ち上げるようにしてネジ締め量を調整することで容易に調整することができる。この圧縮コイルバネ32は、コイルの材質や、コイルの線径や、コイルの巻数や、コイル径等を、特に限定するものではないが、ナット35で締め付けても適度のバネ力が得られる程度の強度を有するものとなるように選定する必要がある。
上記の竪型スクリューコンベア10は、圧縮コイルバネ32をコイルバネ受け30と、コイルバネ押さえ34との間に、隣接間を等間隔として回転軸13の軸芯を中心とする同一円周上に少なくとも3個以上有しているのがよい。この圧縮コイルバネ32は、回転軸13の軸芯を中心とする同一円周上に少なくとも3個以上設けることで、コイルバネ受け30と、コイルバネ押さえ34との間の平行度を安定させることができる。また、この圧縮コイルバネ32と共に、コイルバネ受け30の圧縮コイルバネ32との当接部には、圧縮コイルバネ32の両端の一方の先端部を収納するための凹部36と、コイルバネ押さえ34の圧縮コイルバネ32との当接部には、圧縮コイルバネ32の両端の他方の先端部を収納するための凹部36aを有するのがよい。このコイルバネ受け30に設ける凹部36と、コイルバネ押さえ34に設ける凹部36aは、外径が特に限定されるものではないが、コイルバネ受け30と、コイルバネ押さえ34との間で圧縮コイルバネ32が圧縮されてコイル外径が拡張してもバネ力が発揮できる程度であればよい。また、凹部36、36aの深さは、特に限定されるものではないが、それぞれコイルバネ受け30と、コイルバネ押さえ34との間で圧縮コイルバネ32のバネ力が解放されても圧縮コイルバネ32がコイルバネ受け30や、コイルバネ押さえ34に安定的に保持される程度の深さがあればよい。
上記の圧縮コイルバネ32は、個数が2個以下になると、コイルバネ受け30と、コイルバネ押さえ34との間の安定性に欠き、平行度が維持できなくなってコイルバネ押さえ34に傾きが発生する。このコイルバネ押さえ34の傾きは、コイルバネ押さえ34を回転軸13の上下方向にしごくように摺動させるのに摺動しずらくなる部分ができ、円滑な摺動を阻害することとなっている。
上記の竪型スクリューコンベア10は、圧縮コイルバネ32の上、下面のそれぞれが圧縮コイルバネ32の軸芯に対して垂直に相対向する平行平坦面を有するのがよい。このような上、下面が平行平坦面の圧縮コイルバネ32は、所謂、平角線バネとも呼ばれ、丸線からなるコイルバネの上、下面のそれぞれを軸芯に対して垂直にカットしたような形状からなっている。このような上、下面が平行平坦面の形状の圧縮コイルバネ32を用いた竪型スクリューコンベア10は、コイルバネ受け30と、コイルバネ押さえ34との間の平行度を極めて正確に維持することができるので、コイルバネ押さえ34を回転軸13の上下方向に滑らかに摺動させることができる。
本発明の竪型スクリューコンベアは、貯留庫等に垂直に立設させて、貯留庫等内に一時貯留された、例えば、セメントや、微粉炭や、穀物粉等の粉粒体を効率的に下方から上方に搬送させるものであり、地上の固定された場所に設置して粉粒体を外部に取り出す搬送用として利用することができる。また、本発明の竪型スクリューコンベアは、例えば、自動車や、船等の移動体に設置して貯留庫等の内部に貯留された粉粒体を外部に取り出す搬送用として利用することができる。
(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る竪型スクリューコンベアの一部切り欠き正面図、一部断面図である。 同竪型スクリューコンベアの下軸受体の拡大説明図である。 従来の竪型スクリューコンベアの説明図である。 他の従来の竪型スクリューコンベアを上方から視る説明図である。
符号の説明
10:竪型スクリューコンベア、11:筒体、12:スクリュー、13:回転軸、14:リブ、15:大径管、16、16a:螺旋羽根、17:上軸受体、18:下軸受体、19:駆動体、20:取り入れ口、21:搬出口、22:上支持体、23:下支持体、24:オイルシール、25、25a:フランジ、26、26a:シールカバー、27:貫通孔、28:転がり軸受、29:嵌合部、30:コイルバネ受け、31:貫通孔、32:圧縮コイルバネ、33:貫通孔、34:コイルバネ押さえ、35:ナット、36、36a:凹部

Claims (3)

  1. 垂直に立設された筒体と、該筒体の内部に回転自由に配設され、回転軸の上端部に設ける上軸受体と、前記回転軸の下端部に設ける下軸受体によって支持されるスクリューと、前記筒体の上方に前記スクリューを回転させるための駆動体を有する竪型スクリューコンベアにおいて、
    前記下軸受体が前記回転軸を回動させるための転がり軸受と、該転がり軸受の下部に上部を接合して中央部の貫通孔の壁面で前記回転軸を摺動させるコイルバネ受けと、該コイルバネ受けとの間に設ける複数個の圧縮コイルバネを挟持すると共に、中央部の貫通孔の壁面で前記圧縮コイルバネのバネ力を介して前記回転軸の上下方向に摺動させて前記コイルバネ受けとで前記回転軸の撓みを補正するためのコイルバネ押さえと、該コイルバネ押さえを下方から支持しながら前記回転軸にネジ締めして前記圧縮コイルバネの前記バネ力を調整するためのナットを有することを特徴とする竪型スクリューコンベア。
  2. 請求項1記載の竪型スクリューコンベアにおいて、前記圧縮コイルバネを前記コイルバネ受けと、前記コイルバネ押さえの間に隣接間を等間隔として同一円周上に少なくとも3個以上有すると共に、前記コイルバネ受け及び前記コイルバネ押さえの前記圧縮コイルバネとの当接部に該圧縮コイルバネのそれぞれの先端部を収納するための凹部を有することを特徴とする竪型スクリューコンベア。
  3. 請求項1又は2記載の竪型スクリューコンベアにおいて、前記圧縮コイルバネの上、下面のそれぞれが前記圧縮コイルバネの軸芯に対して垂直に相対向する平行平坦面を有することを特徴とする竪型スクリューコンベア。
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