JP2010110885A - 庖丁研ぎ器 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸杆受けにがた付き防止の弁を付け飛躍的に品質を向上させ、庖丁の薄い刃先をえぐるように削り落し、庖丁の切れ味を極めて良好ならしめる庖丁研ぎ器を提供する。
【解決手段】原型がハガネ材で、表面部2もしくは傾斜面部3にダイヤモンド粉末をコーティングする截頭円錐形状にして、傾斜面部3の傾斜角度が外側方に稍膨出する曲線形状の研磨砥石1と、原型がハガネ材で、表面部5に超硬クロームメッキ処理を施した截頭円錐形状にして、傾斜面部6の傾斜角度が外側方に稍膨出する曲線形状のゲージとなる砥石4とを形成し、両砥石1、4を対向状にセットし、前記両砥石1、4の稍膨出する傾斜面部3、6との間に形成されるハイレグ曲線形状の庖丁嵌挿部20を有する庖丁研ぎ部aを、握持体b内の支持部8に握持部bの長手方向に対し若干の傾斜角度をもって回転自在に装着した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、庖丁、ナイフ等の刃物の刃を梃子の原理で刃を砥ぐ庖丁研ぎ器の分野に関するものである。
従来庖丁研ぎ器aとして、本件出願人が所有する特許第3991158号(庖丁研ぎ器)があるが、この特許の庖丁研ぎ器aを構成する庖丁研ぎ部8の研磨砥石1とゲージとなる砥石3の形状は、両砥石1、3とも截頭円錐形状にして、且傾斜角度が著しく小さい、しかも傾斜面が平面状であった。
さらに、前記特許の庖丁研ぎ器aは、前記庖丁研ぎ部8を介して砥ぎ上げられた際に発生する粉末及びその他の微粒状付着物が、前記庖丁研ぎ部8を取着する握持体10内に貯っていた。そのため前記貯った粉末等を除去するのに、押え部21、21を取外し、前記握持部10内に水等を注入して洗滌する手法がとられていた。
特許第3991158号特許公報
本発明の庖丁研ぎ器が解決しようとする課題は以下のとおりである。
従来開示の特許第3991158号特許公報の庖丁研ぎ器を構成する庖丁研ぎ部aの砥石1、3の傾斜面部が著しく小さい、いわゆる傾斜面が平面状のため、前記両砥石1、3間によって形成されるV形状の挿入部9に挿入された刃部の刃部17の一側面が前記庖丁16を前後方向にスライドさせると、研磨砥石1によって研磨されるが、傾斜面が平面状となっているので、刃先の一側面全体が同時に前記研磨砥石1の傾斜面に当って研磨され、そのため刃部7の一側面の研磨のスピードを早めることが判明した。
さらに前記特許の庖丁研ぎ器aは、砥石形状がV型の直線をしているがために、両砥石間の隙間によってこする度に不快な音がしていた。
しかるに本発明は、両砥石を外側方に稍膨出する曲線形状にして、庖丁の刃先が当たる部分を極めて狭くして前記砥石に密着して研がれるため、まるで天然砥石で研ぐと同じ様な感じで研ぐことができる。
また従来の庖丁研ぎ器と両砥石によって形成されるハイレグ曲線形状の庖丁嵌挿部を有する研ぎ器とも、軸杆の中心部の穴の周囲で刃付をするものであり、前記穴の円周が長ければ長期間使用出来ることが可能であることが判明している。しかし穴を大きくすることは砥石を大きくするため非常に安定を欠くこととなる。
そこで本発明は、前記した利点を生かすために、軸杆受けにがた付き防止の弁を付けたことによって、飛躍的に品質向上に役立った。
さらに本発明の砥石は、庖丁の薄い刃先をえぐるように削り落したので、庖丁の切れ味が極めて良好となった。また本発明は、庖丁の刃先が、研ぎ器を使い続け研ぐことによって、次第に厚くなる従来品と異なり、使い込んでいくと少しづつ庖丁の刃の上部へと当るようになり、常に庖丁の刃先が一定の厚さを保持するようにした。そのため本発明は、従来品のように、庖丁の刃先が厚くなれば切れ味が鈍ると言う欠点が解消された。
また前記開示の特許の庖丁研ぎ器は、庖丁研ぎ時に削り落ちた庖丁の材料や砥石の表面に付着のコーティング材の一部が庖丁の研ぎ時に落下して握持体内に貯っても、前記握持体の下方底部に嵌脱自在にセットした下方蓋体を取り外すことによって、極めて確実且迅速に除去できると共に、庖丁研ぎ器を何時までも衛生的に確保できるようにした。
さらに本発明の庖丁研ぎ器を開発するに至った趣旨は下記のとおりである。
割烹及び寿司屋さんの板前さんらが、日常使っている庖丁は、指を触れると切れるほどに鋭角に刃付がされている。他方安全剃刃は、薄い鋼に鋭角な刃を付けていて切れることは何人でも判る。しかし鉈や鉞の刃は、丸刃の刃であって、叩き付けて使用するために、鋭角では刃が欠けるので、これを防ぐため丸刃に刃付けがなされている。鉈、庖丁、剃刃の刃部1mm程度を写真に写し取り、一般の方々に見せても、1mmだけでは判らないが全体を見ることにより判別できるのが実情である。
そして他の刃物類の刃付の一例として、市販のダイヤのヤスリで庖丁の刃先を軽くなぞるだけで、刃が付くと宣伝している。前記の刃付は確かに刃は付くが丸刃であるため、すぐに切れ味が落ることが判明している。さらに紙にペンで横に曲線を書き二度三度となぞって見ると判る。必らず線が二本三本となる所が出る。これが刃物を丸刃にする原因である。年季の入った職工さんの話で、ヤスリ10年と言われた。平にヤスリ賭けができるまでは10年苦労するとのことである。
本発明のハイレグ曲線庖丁研ぎ器の特長は、割烹の板前さんらが10分程度庖丁を研ぐ時間を僅か2、3秒で時間をかけた研ぎ方と全く遜色ない研ぎ仕上げを実現したものである。
さらに本発明の研ぎ器は、一般の家庭のみならず、レストラン、料亭各飲食店関係の方々が、使用するために、どうしたならば研ぐ庖丁よりも切れると云われるような研ぎ器の開発に苦心したものである。
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明は、原型がハガネ材で、且表面部2もしくは傾斜面部3にダイヤモンド粉末をコーティングする截頭円錐形状にして、且前記傾斜面部3の傾斜角度が外側方に稍膨出する曲線形状の研磨砥石1と、原型がハガネ材で、且表面部5に超硬クロームメッキ処理を施した截頭円錐形状にして、且傾斜面部6の傾斜角度が外側方に稍膨出する曲線形状のゲージとなる砥石4とを形成し、前記両砥石1、4を対向状にセットし、且セットによって形成される前記両砥石1、4の稍膨出する傾斜面部3、6との間に形成されるハイレグ曲線形状の庖丁嵌挿部20を有する庖丁研ぎ部aを、握持体b内の支持部8に握持部bの長手方向に対し若干の傾斜角度をもって回転自在に装着せしめることを特徴とする庖丁研ぎ器である。
上記課題を解決するための手段として、請求項2記載の発明は、前記庖丁研ぎ部aの両砥石1、4を取着する握持部bの嵌挿部9付き支持部8の間は、切欠状の孔部10を設け、且前記孔部10を遮蔽する下方蓋部cを前記握持体bに嵌脱自在に取着する庖丁研ぎ器である。
上記課題を解決するための手段として、請求項3記載の発明は、前記庖丁研ぎ部aの前記両砥石1、4は、前記傾斜面部3、6を対向状にして、且前記両砥石1、4の中心に軸杆7を貫通せしめ、前記軸杆7に前記両砥石1、4の裏面部11、12に密着するようにナット13、13aを螺入して前記両砥石1、4を固着せしめる庖丁研ぎ器である。
上記課題を解決するための手段として、請求項4記載の発明は、前記庖丁研ぎ部aは、前記両砥石1、4の軸杆7を前記握持部bの長手方向に対し30度前後の角度で右肩上りとして回動自在に取着せしめる庖丁研ぎ器である。
上記課題を解決するための手段として、請求項5記載の発明は、前記庖丁研ぎ器を構成する握持体bと、この握持体bの上方にスライドする両押え部23、23が、側面よりみて截頭三角のピラミッド形状にする庖丁研ぎ器である。
上記課題を解決するための手段として、請求項6記載の発明は、前記庖丁研ぎ部aの軸杆7を嵌挿する支持部8に、前記軸杆7のがた付き防止弁9aを突設せしめる庖丁研ぎ器である。
請求項1の本発明は、原型がハガネ材で、且表面部もしくは傾斜面部にダイヤモンド粉末をコーティングする截頭円錐形状にして、且前記傾斜面部の傾斜角度が外側方に稍膨出する曲線形状の研磨砥石と、原型がハガネ材で、且表面部に超硬クロームメッキ処理を施した截頭円錐形状にして、且傾斜面部の傾斜角度が外側方に稍膨出する曲線形状のゲージとなる砥石とを形成し、前記両砥石を対向状にセットし、且セットによって形成される前記両砥石の稍膨出する傾斜面部との間に形成されるハイレグ曲線形状の庖丁嵌挿部を有する庖丁研ぎ部を、握持体内の支持部に握持部の長手方向に対し若干の傾斜角度をもって回転自在に装着せしめる庖丁研ぎ器なので、傾斜面部の傾斜角度が外側方に稍膨出する曲線形状の両砥石によって形成の庖丁研ぎ部の庖丁嵌挿部内に庖丁の刃先を挿入し前後方向に前記庖丁を移動すると、庖丁の刃先が当る部分が従来のものに比し極めて狭くし、前記砥石に密着して研がれ、まるで天然砥石で研くのと全く同じ感触で挿入した庖丁の刃先部と、刃先部の稍上方部のみを短時間で且確実に研ぎ上げる利点がある。
さらに本発明は、研磨砥石を外側方に稍膨出する曲線形状として、刃先部を研ぐようにしたので、前記研磨砥石の摩耗度は従来品に比し著しく減少せしめた。
請求項2の本発明は、前記庖丁研ぎ部の両砥石を取着する握持部の嵌挿部付き支持部の間は、切欠状の孔部を設け、且前記孔部を遮蔽する下方蓋部を前記握持体に嵌脱自在に取着する庖丁研ぎ器なので、庖丁研ぎ時に発生した研ぎくずや庖丁に付着した塵埃等が握持部内に貯っても、前記下方蓋部を嵌脱させることによって、容易に除去できると共に、何時も衛生的にしておける利点がある。
請求項3の本発明は、前記庖丁研ぎ部の前記両砥石は、前記傾斜面部を対向状にして、且前記両砥石の中心に軸杆を貫通せしめ、前記軸杆に前記両砥石の裏面部に密着するようにナットを螺入して前記両砥石を固着せしめる庖丁研ぎ器なので、前記請求項1又は同2に記載の発明と同じ効果を有している。
請求項4の本発明は、前記庖丁研ぎ部は、前記両砥石の軸杆を前記握持部の長手方向に対し30度前後の角度で右肩上りとして回動自在に取着せしめる記載の庖丁研ぎ器なので、前記請求項1又は同2又は同3に記載の発明と同じ効果を有している。
請求項5の本発明は、前記庖丁研ぎ器を構成する握持体と、この握持体の上方にスライドする両押え部が、側面よりみて截頭三角のピラミッド形状にする庖丁研ぎ器なので、安定性が良好で研ぎ作業がしやすい利点を有している。
さらに、両押え部が截頭三角のピラミッド形状をしているため、庖丁が元まで十分に研ぎ上げることができた。
請求項6の本発明は、前記庖丁研ぎ部の軸杆を嵌挿する支持部に、前記軸杆のがた付き防止弁を突設せしめる庖丁研ぎ器なので、軸杆が浮くことなく、且がた付くこともなく庖丁の研ぎ作業をスムーズに確実に研ぎ上げることができる。
請求項1〜6に記載の発明に関する実施の形態は共通しているので以下のとおり一括して説明する。
図面において、a庖丁研ぎ器を構成し、本発明の要部となる庖丁研ぎ部である。以下その具体的構成を説明する。
前記庖丁研ぎ部aは、2つの砥石1、4と軸杆7とナット13、13aとを組立てた構成である。
前記2つの砥石1は、研磨砥石であってその構成は、原型がハガネ材で、且表面部2もしくは傾斜面部3にダイヤモンド粉末をコーティングした截頭円錐形状にして、且前記傾斜面部3の傾斜角度が外側方に稍膨出する曲線形状をしている。従って従来の研磨砥石は、前記傾斜面部3に対応する傾斜面部が平面状であるとの対象的に構造上著しく差異がある。
さらに他方のゲージとなる砥石4について説明すると以下のとおりである。
この砥石4も、原型がハガネ材であり、且表面部5に超硬クロームメッキ処理を施した截頭円錐形状にして、且傾斜面部6の傾斜角度が外側方に稍膨出する曲線形状をもって形成せしめた構成である。
そして、前記両砥石1、4は前記各傾斜面部3、6が対向状にして、且両砥石1、4の中心をステンレス資材製の軸杆7をもって貫通せしめる。そのとき両砥石1、4間には、庖丁の刃部を研ぐとき庖丁が挿入するV形状にして、且ハイレグ曲線形状をもって形成される庖丁挿入部20が形成される。
そして、前記軸杆7の左右両サイドよりナット13、13aを螺入し前記両砥石1、4の裏面部11、12に密着せしめて前記両砥石1、4を固着する。前記両砥石1、4は左側方にゲージ砥石4を右側方に研磨砥石1を配置し組立てる。
以上が庖丁研ぎ部aの構成である。
つぎに前記庖丁研ぎ部aを回転自在に組立て取着する長手形状の細長い握持体bの実施につき説明すると以下のとおりである。
前記握持体bは所定の高さを有し、中央部には前記庖丁研ぎ部aの軸杆7の左右両サイドを回転自在に支持する若干傾斜する嵌挿部9を有する支持部8、8を形成する。そして前記両支持部8、8の間には、前記庖丁研ぎ部aが嵌挿可能な形状の孔部10を形成する。前記両支持部8、8は、従来の軸杆を受けていた底部から突状に固定していた構造を、横壁方式(立上り方式)に改良した。
さらに前記支持部8、8には、前記庖丁研ぎ部aの軸杆7が、庖丁研ぎ作業中にがたつかないようにするため、前記嵌挿部9にがた付き防止弁9aを形成する。そのため片側だけをこすっても、砥石の浮きを防止し研ぎ作業を円滑にした。
つぎに下方蓋部cの実施につき説明する。
前記下方蓋部cは、前記庖丁研ぎ部aよりも若干大き目に形成し、前方部と後方部の端縁部14、14に、前記握持体bの底部10a、10aに係止する係止部15、15を突設する。
また前記係止部15、15より掃除をするとき、手指に引掛りやすい突出状の引掛け部15a、15aを形成する。
さらに前記下方蓋部cの左側方部と右側方部に庖丁hや砥石1、4の削り粉末の飛散を防止する飛散防止部16、16を形成する。
前記引掛け部15a、15aは、前記下方蓋部cの構成以外に、第2実施例として、前記飛散防止部16、16より外側方に水平状に突設してもよい。
前記のような構成の下方蓋部cは、図18のように前記庖丁研ぎ部aの下方部と、握持体b内に形成の前記嵌挿部9を有する支持部8、8とを被覆して、前記握持体bの底部10a、10aに前記下方蓋部cの係止部15、15を引掛け組立てる。その際前記引掛け部15、15は、前記握持体bの内側方に飛出状態となって組立てられる。
前記のように組立てられた下方蓋部cを掃除のため前記握持体bから取出すときは、前記引掛け部15a、15aに手指を引掛け押圧れば簡単に取出しができる。
前記の構成からなる下方蓋部cを前記握持体bの底部10a、10aに嵌着する。
そして庖丁研ぎ終了した後は、この下方蓋部cを離脱し洗滌し、且前記握持体bの内部は、乾いた布や古い歯刷子等で掃除をし、両砥石部分は、水をつけない。水洗いは前記下方蓋部cのみである。
前記のように水をつけないため、錆ることがないので前記砥石のダイヤ部分が完全に摩耗して無くなるまで清潔に使用することができる。
前記庖丁研ぎ部aと両支持部8、8との関係は、前記両砥石1、4の軸杆7と砥石1、4とを前記握持体bの長手方向に対し右肩上り状態とする30度前後の角度で回動自在に取着せしめるようにする。
そして前記庖丁研ぎ部aを収納する握持体b内に貯水はしない。
さらに前記握持体bの前後側壁部18、19に、前記両砥石1、4に形成のV形状挿入部20に庖丁hの刃部31が挿入しても、接触しないように夫々凹部34を形成する。
前記庖丁研ぎ部aと庖丁hとの関係は、図13に図示するように、庖丁hを研ぐときは、前記庖丁hが握持体bの長手方向に対し、直角状となるようにして研ぐものである。
さらに庖丁研ぎ部aを装着せしめた握持体b中、前記研ぎ部aの両サイドに、雌ネジを設けた所定高さの固定部21、21を立設する。
前記両固定部21、21の頂部に載置し、スライドする細長孔22、22を有し、前記両砥石1、4の高さよりも若干高い押え部23、23を前記握持体bの上方部にスライド自在に載置する。
前記押え部23、23の形状は、上方部を截頭する截頭形状の平面とし、前記握持体bの上面部に載置したときは、截頭三角形状の押え部23、23と前記握持体bとが一体となって、ピラミッド形状を形成する。そのため従来の四角形状庖丁研ぎ器は、安定性が悪かった点を改良した。
さらに截頭にして、且幅員を漸次狭く形成した前記押え部23、23によって、庖丁hが元まできちんと研げるようにした。
前記細長孔22、22より前記固定部21、21の雌ネジに頭部24a付きボルト24を螺入して前記押え部23、23のスライドを調節する。
そして前記押え部23、23の対向する端部30、30は、前記握持体bの長手方向に対し直角状にて形成する。
前記両押え部23、23は、研ぐ際に挿入部20に挿入した庖丁bの厚さによって庖丁hの両側面の押えを微調整する。
本発明の庖丁研ぎ部aは、図1、2、4等の如く所定の傾斜角度をもって支持部8の凹部9間に装着し組立てられている。その理由は通常の方が右利きのため利用しやすくした。
さらに、前記握持体bは、底面部25に滑り止め用脚部26を形成する。
また庖丁hを研ぐときの手順について説明する。
左手で握持体bの左側方部を握持した後右手で庖丁hを握って、前記研ぎ部aの両砥石1、4の挿入部hに庖丁hの刃部31を挿入する。そして両押え部23、23の端部30、30同士を庖丁hの両側面部に若干の隙間を設けて接近させ両押え部23、23を固定させる。
つぎに右手で握持中の庖丁hの柄を左側方に押し付つけると、ゲージとなっている砥石4の傾斜面部6に庖丁hの左側面部が密着し、反対側の前記庖丁hの右側面部と刃部が、右側方の研磨砥石1の傾斜面部3に密着する。
前記の状態を保持しながら右手で握ったままの庖丁hを2〜3回往復運動をするだけで切れ味の良い状態で刃は研ぎ上る。その際、前記庖丁hの右側方の刃先部31aと刃先部31aより稍上方部の部位が主としてハイレグ曲線形状に膨んでいる研磨砥石1の傾斜面部3によって、スライドした庖丁hが前記の指摘した部分だけが研磨される。そのため切れ味のすぐれた刃先部31aと刃先部31aの稍上方部のみが極めて簡単且容易に研ぐことができる。
その後庖丁hを庖丁挿入部20から抜き、握持体bの位置を置き換えてやる。即ち左手で握持していた握持体bを右側方にし、右側方に位置していた握持体bを左側方に位置させる。
前記のように置き換え終了後左手で握持体pを握持し、庖丁hを前記挿入部20に再度嵌挿させ、手元側に1回引くと、かえりが除去され庖丁hの研ぎが終了する。
本発明庖丁研ぎ器の斜視図である。
同研ぎ器の底面図である。
同研ぎ器の平面図である。
同研ぎ器の正面図である。
同研ぎ器を構成する握持体の平面図である。
同握持体の正面図である。
同握持体の底面図である。
同研ぎ部の正面図である。
同蓋部の平面図である。
同蓋部の右側面図である。
同蓋部の正面図である。
同蓋部の正面図である。
同要部の一部切欠側面図である。
同庖丁を挿入した状態の一部切欠平面図である。
同出刃庖丁の研ぎ状態を示す傾斜図である。
菜切り庖丁の使用状態を示す斜視図である。
同第2実施例の下方蓋部を組込んだ庖丁研ぎ器の傾斜図である。
図17の庖丁研ぎ器の底面部である。
下方蓋部の第2実施例を示す平面部である。
図19の下方蓋部の正面部である。
図19の下方蓋部の右側面である。
図19の下方蓋部の端面図である。
符号の説明
a 庖丁研ぎ部
b 握持体
c 下方蓋部
h 庖丁
1 砥石
2 表面部
3 傾斜面部
4 砥石
5 表面部
6 傾斜面部
7 軸杆
8 支持部
9 嵌挿部
9a がた付き防止弁
10 孔部
10a 底部
11 裏面部
12 裏面部
13 ナット
13a ナット
14 端縁部
15 係止部
15a 引掛け部
16 飛散防止部
18 前後壁部
19 後側壁部
20 挿入部
21 固定部
22 細長孔
23 押え部
24 ボルト
24a 頭部
25 底面部
26 脚部
30 端部
31 刃部
31a 刃先部

Claims (6)

  1. 原型がハガネ材で、且表面部もしくは傾斜面部にダイヤモンド粉末をコーティングする截頭円錐形状にして、且前記傾斜面部の傾斜角度が外側方に稍膨出する曲線形状の研磨砥石と、原型がハガネ材で、且表面部に超硬クロームメッキ処理を施した截頭円錐形状にして、且傾斜面部の傾斜角度が外側方に稍膨出する曲線形状のゲージとなる砥石とを形成し、前記両砥石を対向状にセットし、且セットによって形成される前記両砥石の稍膨出する傾斜面部との間に形成されるハイレグ曲線形状の庖丁嵌挿部を有する庖丁研ぎ部を、握持体内の支持部に握持部の長手方向に対し若干の傾斜角度をもって回転自在に装着せしめることを特徴とする庖丁研ぎ器。
  2. 前記庖丁研ぎ部の両砥石を取着する握持部の嵌挿部付き支持部の間は、切欠状の孔部を設け、且前記孔部を遮蔽する下方蓋部を前記握持体に嵌脱自在に取着することを特徴とする請求項1に記載の庖丁研ぎ器。
  3. 前記庖丁研ぎ部の前記両砥石は、前記傾斜面部を対向状にして、且前記両砥石の中心に軸杆を貫通せしめ、前記軸杆に前記両砥石の裏面部に密着するようにナットを螺入して前記両砥石を固着せしめることを特徴とする請求項1又は同2に記載の庖丁研ぎ器。
  4. 前記庖丁研ぎ部は、前記両砥石の軸杆を前記握持部の長手方向に対し30度前後の角度で右肩上りとして回動自在に取着せしめることを特徴とする請求項1又は同2又は同3に記載の庖丁研ぎ器。
  5. 前記庖丁研ぎ器を構成する握持体と、この握持体の上方にスライドする両押え部が、側面よりみて截頭三角のピラミッド形状にすることを特徴とする請求項1又は同2又は同3又は同4に記載の庖丁研ぎ器。
  6. 前記庖丁研ぎ部の軸杆を嵌挿する支持部に、前記軸杆のがた付き防止弁を突設せしめることを特徴とする請求項1又は同2又は同3又は同4又は同5に記載の庖丁研ぎ器。
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