JP2010110062A - エンジン発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン回転数を変化させて発電出力を確保するインバータ付エンジン発電機において、良好な運転フィーリングを実現するとともに、負荷急増時にも安定した電力供給が実現できるエンジン発電機を提供することを目的とする。
【解決手段】エンジン10と、該エンジン10により駆動されて発電する発電機20と、該発電機20により発電された電力を所定の周波数の交流電力に変換するインバータ装置30と、エンジンマップ32bに基づいてエンジン10の運転状態を制御する制御装置とを有するエンジン発電機1において、負荷変動前の発電電力P1に対する負荷変動前後の発電電力差(P2−P1)の割合である出力率Pr(%)を算出し、前記出力率Pr(%)を閾値Bと比較し、前記出力率Pr(%)が前記閾値Bより大きい場合に、エンジン回転数Nを前記エンジンマップ32bから呼出されたエンジン回転数Nに整定するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジン発電機の技術に関する。より詳細には、前記エンジン発電機の電力供給の安定化を図る技術に関する。
従来のエンジン発電機では、所定の周波数の交流電力を得るために、負荷の大小に関わらず一定のエンジン回転数で維持する必要があり、比較的小さな負荷が掛かっている場合において燃料消費量が多く不経済であった。また、例えば使用される電気機器としてモータが接続されている場合では、モータ始動時の突入電流は特に大きいため、この電流を供給可能な発電容量でなければ始動ができず、更に電気機器の操作によって負荷が変動した場合でも、安定した電力を供給するためには、余裕をもった発電容量を有するエンジン発電機を選択する必要があった。このため、今日においてはエンジン回転数によらず所定の周波数の交流電力に変換可能なインバータ付エンジン発電機が多く用いられ、負荷の大きさに応じてエンジン出力を変更すべく、負荷に対する制御対象をエンジン回転数又は燃料供給量としたものがあった。
特開2001−45799号公報
しかし、従来技術では負荷の変動に応じてエンジン回転数が変化するので、運転フィーリングの違和感を生じ、また、負荷急増時の調速装置ならびに燃料噴射ポンプの応答遅れに起因したエンジン回転数の低下に対しては安定した発電電力を確保できない場合があった。
そこで本発明は、エンジン回転数を変化させて発電電力を確保するインバータ付エンジン発電機において、良好な運転フィーリングを実現するとともに、負荷急増時にも安定した電力供給が実現できるエンジン発電機を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機により発電された電力を所定の周波数の交流電力に変換するインバータ装置と、エンジンマップに基づいてエンジンの運転状態を制御する制御装置とを有するエンジン発電機において、負荷変動前の発電電力に対する負荷変動前後の発電電力差の割合である出力率を算出し、前記出力率を閾値と比較し、前記出力率が前記閾値より大きい場合に、エンジン回転数を前記エンジンマップから呼出されたエンジン回転数に整定するものである。
請求項2においては、エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機により発電された電力を所定の周波数の交流電力に変換するインバータ装置と、エンジンマップに基づいてエンジンの運転状態を制御する制御装置とを有するエンジン発電機において、発電電力とエンジン回転数との関係を表した前記エンジンマップを、発電電力が大きくなるにつれてエンジン回転数を大きく上昇させるように設定し、エンジン回転数を前記エンジンマップから呼出されたエンジン回転数に整定するものである。
請求項3においては、エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機により発電された電力を所定の周波数の交流電力に変換するインバータ装置と、エンジンマップに基づいてエンジンの運転状態を制御する制御装置とを有するエンジン発電機において、負荷変動前の発電電力に対する負荷変動前後の発電電力差の割合である出力率を算出し、前記出力率を閾値と比較し、前記出力率が前記閾値より大きい場合に、エンジン回転数をステップ状に設定されたエンジン回転数に整定するものである。
請求項4においては、エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機により発電された電力を所定の周波数の交流電力に変換するインバータ装置と、エンジンマップに基づいてエンジンの運転状態を制御する制御装置とを有するエンジン発電機において、負荷変動前の発電電力に対する負荷変動によるエンジン回転数低下時の発電電力低下量の割合である出力率を算出し、前記出力率を閾値と比較し、前記出力率が前記閾値より大きい場合に、エンジン出力を前記エンジンマップから呼出されたエンジン出力まで増加するものである。
請求項5においては、請求項4に記載のエンジン発電機において、エンジンを定格運転させたときの発電電圧である規定発電電圧と出力電力検出手段により検出された実測電流とから仮想発電電力を算出し、前記制御マップから該仮想発電電力に対応するエンジン回転数を呼出し、呼出されたエンジン回転数に対応する燃料供給量とすることでエンジン出力を増加させるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、エンジンに掛かる負荷変動が比較的小さい場合は、エンジン回転数が変化しないために良好な運転フィーリングが確保され、比較的大きな負荷変動である場合は、エンジン回転数の上昇による発電出力の増加により、安定した電力供給が実現できる。
請求項2に記載の発明によれば、が比較的小さい場合は、エンジン回転数の変化は少なく、発電電力が大きくなるにつれてエンジン回転数が大きく上昇するので電気機器が必要とする発電電力の増加による安定した電力供給が実現できる。また、発電電力の大きさに対してエンジン回転数が滑らかに変化するので、良好な運転フィーリングが確保できる。
請求項3に記載の発明によれば、任意に設定した閾値を超えた場合にのみエンジン回転数が上昇するため、使用者がエンジンに掛かる負荷変動が所定値以上であることを把握でき、例えばエンジンの停止や発電容量不足による電気機器の停止が回避できて安全性が確保できる。
請求項4に記載の発明によれば、負荷変動によるエンジン回転数の低下からの回復、上昇を早めてエンジンの整定時間を短縮し、安定した電力供給が実現できる。
請求項5に記載の発明によれば、多種多様なエンジン発電機に対しても同一の簡易な制御プログラムで整定時間の短縮が実現できて、開発工数や管理工数を低減することができる。
まず、本発明の第一実施形態に係るエンジン発電機1の構成について説明する。
図1に示すように、エンジン発電機1は、主としてエンジン10と、発電機20と、インバータ装置30と、エンジン側制御装置50とで構成される。
エンジン10は、発電機20を駆動させる動力源であり、耐久性が高く低燃費であるディーゼルエンジンが採用されている。エンジン10に備えられている調速装置11は、該エンジン10のエンジン回転数Nを機械的又は電気的に検出してエンジン10に燃料を供給する燃料噴射ポンプ12を制御する役割を有する。
例えば機械的にエンジン回転数Nの変化を検出する前記調速装置11では、該調速装置11の内部に備えられてエンジン10により連動、回転される駆動軸(図示せず)にガバナウエイト(図示せず)が設けられており、定常運転時には該ガバナウエイトの回転による遠心力とガバナウエイトを所定位置に維持しようと付勢するガバナスプリング(図示せず)の付勢力が釣り合った状態にある。
ここで、エンジン10への負荷が増加してエンジン回転数Nが低下するとガバナスプリングの付勢力が遠心力に打勝って、前記燃料噴射ポンプ12の燃料供給量を調整するレバー(図示せず)を連動させてエンジン10へ供給する燃料を増量させる。また、エンジン10に掛かっていた負荷が取除かれてエンジン回転数Nが上昇すると遠心力がガバナスプリングの付勢力に打勝って、前記レバーを連動させてエンジン10へ供給する燃料を減量させることになる。
これにより、エンジン10は、後述するエンジン側制御装置50からの指示がない限り、負荷変動の前後において一定のエンジン回転数Nを維持するように構成されている。
ステップモータ11aは、エンジン側制御装置50からの指示を受けて調速装置11を動作することにより、エンジン回転数Nを設定するものである。
停止用アクチュエータ11bは、エンジン10の駆動を停止させるものであり、停止用リレー11cによって駆動される。
エンジン状態検出手段13は、エンジン回転数N、エンジン10の潤滑油の温度、及びエンジン10の冷却水の温度を検出するものであり、回転数センサや温度センサ等の複数のセンサ等により構成される。
発電機20は、エンジン10により駆動されて発電する発電装置である。発電機20は、主に固定子と、その内部に回転自在に設けられた回転子から構成される。一般に発電機には、該回転子に起電力が発生する回転電気子形と、固定子に起電力が発生する回転界磁形とがあるが、本発明ではその構成を限定するものではない。
インバータ装置30は、該発電機20によって発電された電力を整流した後に、所定の周波数の交流電力に変換して、電気機器へ供給する装置である。該インバータ装置30は、主としてインバータ31と、インバータ側制御装置32と、通信装置33とで構成される。
インバータ31は、交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路と、前記コンバータ回路において変換された直流電力を平滑化する平滑用コンデンサと、前記平滑用コンデンサにおいて平滑化された直流電力を所定の周波数の交流電力に変換するインバータ回路と、を具備する。また、インバータ31は、パワー素子温度検出手段31a、出力電力検出手段31b等を具備する。
パワー素子温度検出手段31aは、インバータ31の前記インバータ回路に具備されるパワー素子(スイッチング素子)の温度を検出するものである。
出力電力検出手段31bは、インバータ31が出力する電力を検出するものである。
インバータ側制御装置32は、種々のデータ及びプログラム等に基づいて、インバータ31(特に前記インバータ回路)の動作を制御するものである。該インバータ側制御装置32は、インバータ31、パワー素子温度検出手段31a、出力電力検出手段31b、通信装置33とそれぞれ接続されて、温度出力制御部32a、エンジンマップ32b、発電機出力判定部32c等を具備する。
温度出力制御部32aは、前記パワー素子の温度等に基づいて、インバータ31の出力電力を制御するものである。
エンジンマップ32bは、エンジン10の運転を最適な状態するための種々の制御マップである。具体的には、発電電力Pとエンジン回転数Nの相関マップや、負荷変動時の整定補助のためのエンジン出力増加量のデータ等である。
発電機出力判定部32cは、出力電力検出手段31bにより検出されたインバータ31の出力電力とエンジンマップ32bから最適なエンジン運転状態を決定するものである。
通信装置33は、CAN通信により、インバータ装置30とその他の装置とのデータの送受信を可能とするものである。
表示基板40は、外部からエンジン発電機1への種々のデータの入力を可能とするとともに、エンジン発電機1の運転状態に係る情報等を表示するものである。表示基板40は、キースイッチ41等を具備する。
キースイッチ41は、オペレータがエンジン発電機1を始動させるためのものである。
エンジン側制御装置50は、本発明に係る制御装置の実施形態の一つである。エンジン側制御装置50は、ステップモータ11a、停止用リレー11c、及びセルモータオーバラン防止リレー52の動作を制御することができる。また、通信装置33及び表示基板40と種々のデータの送受信を行う。
外気温度検出手段51は、エンジン発電機1の外気温度を検出するものである。
セルモータオーバラン防止リレー52は、エンジン10が始動した後もセルモータ53を回し続けることを防止するために、セルモータ53への電流の供給の有無を切り換えるものである。
エンジン側制御装置50は、エンジン10を始動する旨の信号を受信すると、セルモータオーバラン防止リレー52を介してセルモータ53を駆動する信号を送信し、セルモータ53を始動させる。エンジン10が始動すると、セルモータオーバラン防止リレー52がOFFとなり、セルモータ53の作動を停止する。
ここで、第一実施形態に係るエンジン発電機1の制御フローを図2に、発電電力Pとエンジン回転数Nとの関係を図3に、エンジン回転数Nと出力率Pr(%)の関係を図4に示す。出力率Pr(%)とは、負荷変動前の発電電力P1に対する負荷変動後の発電電力P2と負荷変動前の発電電力P1の差(P2−P1)の割合であり、以下に表される。
Pr(%)=|{(P2−P1)/P1}×100|
また、発電電力Psならびにエンジン回転数Nsは、エンジン10を定格運転させたときの値を表す。
図3に示すように、使用されている電気機器が必要とする発電電力P1を得るために、エンジン10はエンジン回転数N1で運転されているとする。電気機器が必要とする発電電力P1は一定であり、したがってエンジン10も一定のエンジン回転数N1で定常運転されている。この状態からエンジン発電機1に接続されて使用されている電気機器の操作によって該電気機器が必要とする発電電力Pが増加した場合について図2に示す制御フローに基づいて説明する。
出力電力検出手段31bは、時々刻々と発電電力Pを検出している。ステップS100において、発電電力Pの検出結果によりエンジン10に掛かる負荷が変化したか否かを判定する。具体的には、エンジン10は、エンジン側制御装置50からの指示がない限り、前記調速装置11によってエンジン回転数Nは一定に維持されるため、検出された発電電力Pが変化した場合は電気機器の操作によりエンジン10に掛かる負荷が変化したとされる。そして、負荷変動したと判定された場合にステップS110へ移行されることになる。
ステップS110において、ステップS100で負荷変動したと判定された後の発電電力P2が検出、把握される。これにより、負荷変動前の発電電力P1と、負荷変動後の発電電力P2を把握した状態でステップS120へ移行する。
ステップS120において、負荷変動前の発電電力P1と、負荷変動後の発電電力P2に基づいて出力率Pr(%)が算出される。
ステップS130において、ステップS120にて算出された出力率Pr(%)が閾値Bを超えた場合、ステップS140に移行され、超えなかった場合はステップS100に戻ることになる。
閾値Bは、負荷変動前の発電電力P1に対して、ある割合の値に定められる。例えば使用される電気機器の特性や作業内容を鑑みて、閾値Bが発電電力P1の2%と定められると、負荷変動による出力率Pr(%)が2%より大きい場合にステップS140に移行されることになる。また、負荷変動による出力率Pr(%)が2%より小さい場合にステップS100に戻ることになる。
ステップS140において、目標エンジン回転数N2が設定される。これはエンジン回転数Nを上昇させることで発電電力Pを増加させて必要とされる電力量を確保するためである。
具体的には、図3に示すような発電電力Pとエンジン回転数Nの相関マップに基づいて、電気機器が必要としている発電電力P2に対応するエンジン回転数N2を呼出して、これが目標エンジン回転数N2とされる。前記相関マップは、電気機器への安定した電力供給ができることを前提にエンジン10の燃料消費率や、騒音値等を考慮して最も適当なエンジン回転数Nを特定して作成されたものである。
ステップS150において、ステップS140にて定められた目標エンジン回転数N2に実際のエンジン回転数Nを合わせるように、エンジン側制御装置50から前記ステップモータ11aへ指示が出される。指示を受けた該ステップモータ11aは、前記調速装置11を制御することで燃料噴射ポンプ12からエンジン10への燃料供給量を増量させる。その結果、エンジン回転数Nは上昇して目標エンジン回転数N2に整定される。
これにより、図4に示すように、エンジン10に掛けられた負荷変動が比較的小さく、算出された出力率Pr1が閾値Bを超えない場合は、エンジン回転数Nは一定を維持することになるため、小さな負荷変動を繰返し行うような作業でも頻繁にエンジン回転数Nが変更されるようなことがなくなり、良好な運転フィーリングが確保される。また、エンジン10に掛けられた負荷変動が比較的大きく、算出された出力率Pr2が閾値Bを超える場合では、エンジン回転数Nの上昇によって発電電力Pも増加するために安定した電力供給が実現できる。
次に図5を用いて、第二実施形態に係るエンジン発電機1の制御フローについて説明する。また、発電電力Pとエンジン回転数Nの関係を図6に、エンジン回転数Nと出力率Pr(%)との関係を図7に示す。なお、発電電力Psならびにエンジン回転数Nsは、エンジン10を定格運転させたときの値である。
ステップS200において、出力電力検出手段31bは時々刻々と発電電力Pを検出しており、ある時刻の発電電力P1と、一定時間後の発電電力P2を把握した状態でステップS210へ移行する。
ステップS210において、目標エンジン回転数N2が設定される。これはエンジン回転数Nを上昇させることで発電電力Pを増加させて必要とされる電力量を確保するためである。
具体的には、図6に示すようなエンジン回転数Nと発電電力Pの相関マップに基づいて、電気機器が必要としている発電電力P2に対応するエンジン回転数N2を呼出して、これが目標エンジン回転数N2とされる。
該相関マップは、要求される発電電力Pが比較的小さい領域ではエンジン回転数Nの変化を微小とし、必要とされる発電電力Pが大きくなるにつれてエンジン回転数Nの変化を大きくして発電量が確保できるように設定されている。したがって、第一実施形態における相関マップとは、エンジン回転数Nが一定となる領域がなく、発電出力全域で滑らかに設定されている点で異なる。
ステップS220において、ステップS210にて定められた目標エンジン回転数N2に実際のエンジン回転数Nを合わせるように、エンジン側制御装置50からステップモータ11aへ指示が出される。指示を受けた該ステップモータ11aは、調速装置11を制御することで燃料噴射ポンプ12からエンジン10への燃料供給量を増量させる。その結果、エンジン回転数Nは上昇して目標エンジン回転数N2に整定される。
これにより、図7に示すようにエンジン10に掛けられた負荷が小さく、算出された出力率Pr1が比較的小さい場合は、エンジン回転数Nの変化は少なく、小さな負荷変動を繰返し行うような作業でもエンジン回転数Nは略一定で維持されて、良好な運転フィーリングが確保される。更に電気機器が必要とする発電電力Pが大きくなるにつれ、即ち出力率Pr(%)が大きくなるにつれて(例えば出力率Pr2)二次曲線状にエンジン回転数Nを上昇するため、発電電力Pの増加による安定した電力供給が実現できて、全域で滑らかな運転フィーリングが確保できる。
次に図8を用いて、使用者がエンジン10に掛かる負荷変動が所定値以上であることを把握でき、例えば負荷変動によるエンジン10の停止や電気機器の停止を回避できる第三実施形態に係るエンジン発電機1の制御フローについて説明する。また、エンジン回転数Nと出力率Pr(%)との関係を図9に示す。なお、発電電力Psならびにエンジン回転数Nsは、エンジン10を定格運転させたときの値である。
本実施形態ではインバータ30が備えられていない従来のエンジン発電機のようにエンジン10の定格運転時におけるエンジン回転数Nsで負荷の大きさによらず一定に維持するものとされ、出力率Pr(%)が予め任意に設定された閾値Cを超えた場合にのみ目標エンジン回転数N2に変更される。
閾値Cならびに目標エンジン回転数N2は使用される電気機器の特性や作業内容等を考慮して任意に設定可能である。例えばエンジン10に許容される最大の負荷変動から算出される出力率Prmaxに対して約5%小さな値を閾値Cとし、目標エンジン回転数N2はエンジン10に許容される最大のエンジン回転数Nmaxに対して約5%低いものとする。
ステップS300において、発電機出力判定部32cによる発電電力Pの検出結果によりエンジン10に掛かる負荷が変化したか否かを判定する。負荷が変化した、即ち負荷投入されたと判定された場合はステップS310へ移行されることになる。
ステップS310において、ステップS300で負荷変動したと判定された後の発電電力P2が検出される。これにより、負荷変動前の発電電力P1と、負荷変動後の発電電力P2を把握した状態でステップS320へ移行する。
ステップS320において、負荷変動前の発電電力P1と、負荷変動後の発電電力P2に基づいて出力率Pr(%)が算出される。
ステップS330において、ステップS320にて算出された出力率Pr(%)が閾値Cを超えた場合、ステップS340に移行され、超えなかった場合はステップS300に戻ることになる。
ステップS340において、予め定められている目標エンジン回転数N2に実際のエンジン回転数Nを合わせるように、エンジン側制御装置50から前記ステップモータ11aへ指示が出される。指示を受けた該ステップモータ11aは、調速装置11を制御することで燃料噴射ポンプ12からエンジン10への燃料供給量を増量させる。その結果、エンジン回転数Nは上昇して目標エンジン回転数N2に整定される。
これにより、投入された負荷により算出された出力率Pr(%)が任意に設定した閾値Cを超えた場合にのみエンジン回転数Nが上昇するため、使用者がエンジン10に掛かる負荷変動が所定値以上であることを把握でき、例えばエンジン10の停止や、発電出力不足による電気機器の停止が回避できて安全性が確保できる。
次に整定時間Tsを短縮して安定した電力供給を可能とする第四実施形態に係るエンジン発電機1の制御フローを図10に示す。また、図11は負荷とエンジン回転数Nとエンジン出力EPの経時変化について示したものである。ただし、第一実施形態と異なる制御フローとなるステップS440からを中心に説明する。
図11に示ように、エンジン10は一定の負荷F1が掛けられ、エンジン回転数N1で定常に運転されており、このときのエンジン10の出力をエンジン出力EP1とする。
時刻t1においてエンジン10へ掛かる負荷が負荷F1から負荷F2に増加すると、エンジン回転数Nは瞬時に低下した後に再び上昇して、時刻t2において所定のエンジン回転数N2で安定することになる。これは負荷変動によって生じる急激なエンジン回転数Nの低下に対して、調速機構11ならびに燃料噴射ポンプ12の応答遅れに起因したアンダーシュートである。この時刻t1から時刻t2までの期間が整定時間Tsであり、該整定時間Tsが長いときは使用される電気機器への電力供給が不足する場合があった。また、負荷変動によるエンジン回転数Nの低下が大きい場合は、そのままエンジン10が停止する場合もあった。
ステップS440において、エンジン10の整定補助のために目標エンジン出力EP2が設けられることになる。これはエンジン出力EPを増加させることで素早く所定のエンジン回転数N2まで回復、上昇させて安定した発電電力Pを確保するためである。
目標エンジン出力EP2は、エンジン回転数Nの整定に最も適当なエンジン出力増加量を特定して作成されたものであり、これから呼出されたエンジン出力EPを目標エンジン出力EP2とする。
目標エンジン出力EP2は、出力率Pr(%)の値に対して整定時間Tsを短縮するために最も適当なエンジン出力増加量を特定して作成されたものであり、これはエンジン10の排気ガス特性等を考慮して定められる。目標エンジン出力EP2は、エンジン10に一定の負荷F2が掛けられ、エンジン回転数N2で定常に運転されているときのエンジン出力EP3よりも大きい出力となるように設定されている。
ステップS450において、ステップS440にて定められた目標エンジン出力EP2に実際のエンジン出力EPを合わせるように、エンジン側制御装置50からステップモータ11aに指示が出される。指示を受けた該ステップモータ11aは、調速装置11を制御して燃料噴射ポンプ12からエンジン10への燃料を増量させる。その結果、エンジン出力EPは目標エンジン出力EP2まで増加する。
また、エンジン側制御装置50は、燃料増量の指示と同時にエンジン出力増加終了までのカウントダウンを開始する。これは、整定補助のためのエンジン出力EPの増加を適切なタイミングで終了させるためであり、その時間Tcは算出された出力率Pr(%)又はエンジン回転数Nの低下量等から最も適当なエンジン出力増加時間を特定して定められている。
ステップS460において、ステップS450にて開始されたカウントダウンが終了したときにステップS470へ移行されて整定補助のためのエンジン出力EPの増加は中止されることになる。なお、所定の時間Tcが経過していない場合は、エンジン出力EPの増加が継続される。
これにより、負荷変動によって生じるエンジン回転数Nの低下に起因したエンジン10の整定遅れを改善し、電力供給を安定させることが可能となる。
次に図12に整定時間Tsの短縮を図る第五実施形態に係るエンジン発電機1の制御フローを示し、第一実施形態と異なる制御フローとなるステップS540からを中心に説明する。また、発電電力Pとエンジン回転数Nの関係を図13に示す。
ステップS540において、発電機出力判定部32cはエンジンを定格運転させたときの発電電圧(「規定発電電圧」という。)と出力電力検出手段31bにより検出された実測電流から仮想発電電力Piを算出する。
ステップS550において、図13に示すような発電電力Pとエンジン回転数Nの相関マップに基づいて仮想発電電力Piに対応する仮想エンジン回転数Niが呼出される。仮想発電電力Piは、規定発電電圧を用いて算出されるために実際の発電電力P1よりも高い値となるため、呼出された仮想エンジン回転数Niも実際のエンジン回転数N1より大きな値となる。
ステップS560において、ステップS550にて定められた仮想エンジン回転数Niに対応する燃料供給量にまで増量するようにステップモータ11aに指示が出される。指示を受けた該ステップモータ11aは、調速装置11を制御して燃料噴射ポンプ12からエンジン10への燃料を増量させることによりエンジン出力EPを増加させて、エンジン回転数Nの低下から回復、上昇を早めて整定時間Tsの短縮を実現する。
また、エンジン側制御装置50は、燃料増量の指示と同時にエンジン出力増加終了までのカウントダウンを開始する。これは、整定補助のためのエンジン出力EPの増加を適切なタイミングで終了させるためであり、その時間Tcは算出された出力率Pr(%)又はエンジン回転数Nの低下量等から最も適当なエンジン出力増加時間を特定して定められている。
ステップS570において、ステップS560にて開始されたカウントダウンが終了したときにステップS580へ移行されて整定補助のためのエンジン出力EPの増加は中止されることになる。なお、所定の時間Tcが経過していない場合は、エンジン出力EPの増加が継続される。
これにより、出力率Pr(%)とエンジン出力EPの相関マップを多種多様なエンジン発電機1に対して個々に設定する必要はなく、同一の簡易な制御プログラムで実現できて、開発工数や管理工数を低減させることが可能となる。
本発明の第一実施形態に係るエンジン発電機の構成を示すブロック図。 本発明の第一実施形態に係るエンジン発電機の制御フロー図。 発電電力とエンジン回転数の関係を示す図。 エンジン回転数と出力率の関係を示す図。 本発明の第二実施形態に係るエンジン発電機の制御フロー図。 発電電力とエンジン回転数の関係を示す図。 エンジン回転数と出力率の関係を示す図。 本発明の第三実施形態に係るエンジン発電機の制御フロー図。 エンジン回転数と出力率の関係を示す図。 本発明の第四実施形態に係るエンジン発電機の制御フロー図。 負荷とエンジン回転数とエンジン出力の変化を示す図。 本発明の第五実施形態に係るエンジン発電機の制御フロー図。 発電電力とエンジン回転数の関係を示す図。
符号の説明
1 エンジン発電機
10 エンジン
20 発電機
30 インバータ装置
50 エンジン側制御装置
N エンジン回転数
P 発電電力
Pr(%) 出力率

Claims (5)

  1. エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機により発電された電力を所定の周波数の交流電力に変換するインバータ装置と、エンジンマップに基づいてエンジンの運転状態を制御する制御装置とを有するエンジン発電機において、負荷変動前の発電電力に対する負荷変動前後の発電電力差の割合である出力率を算出し、前記出力率を閾値と比較し、前記出力率が前記閾値より大きい場合に、エンジン回転数を前記エンジンマップから呼出されたエンジン回転数に整定することを特徴とするエンジン発電機。
  2. エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機により発電された電力を所定の周波数の交流電力に変換するインバータ装置と、エンジンマップに基づいてエンジンの運転状態を制御する制御装置とを有するエンジン発電機において、発電電力とエンジン回転数との関係を表した前記エンジンマップを、発電電力が大きくなるにつれてエンジン回転数を大きく上昇させるように設定し、エンジン回転数を前記エンジンマップから呼出されたエンジン回転数に整定することを特徴とするエンジン発電機。
  3. エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機により発電された電力を所定の周波数の交流電力に変換するインバータ装置と、エンジンマップに基づいてエンジンの運転状態を制御する制御装置とを有するエンジン発電機において、負荷変動前の発電電力に対する負荷変動前後の発電電力差の割合である出力率を算出し、前記出力率を閾値と比較し、前記出力率が前記閾値より大きい場合に、エンジン回転数をステップ状に設定されたエンジン回転数に整定することを特徴とするエンジン発電機。
  4. エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機により発電された電力を所定の周波数の交流電力に変換するインバータ装置と、エンジンマップに基づいてエンジンの運転状態を制御する制御装置とを有するエンジン発電機において、負荷変動前の発電電力に対する負荷変動によるエンジン回転数低下時の発電電力低下量の割合である出力率を算出し、前記出力率を閾値と比較し、前記出力率が前記閾値より大きい場合に、エンジン出力を前記エンジンマップから呼出されたエンジン出力まで増加することを特徴とするエンジン発電機。
  5. エンジンを定格運転させたときの発電電圧である規定発電電圧と出力電力検出手段により検出された実測電流とから仮想発電電力を算出し、前記エンジンマップから該仮想発電電力に対応するエンジン回転数を呼出し、呼出されたエンジン回転数に対応する燃料供給量とすることでエンジン出力を増加させることを特徴とする請求項4に記載のエンジン発電機。
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