JP2010107612A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取部と画像形成部との間の画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイの記録紙を容易に取り出す。
【解決手段】画像形成装置10は、画像読取装置12と画像形成部14とが分離されて、画像形成装置10の上部に画像読取装置12を配置して、画像読取装置12と画像形成部14との間の空間に記録紙を排出する排出トレイTが形成されている。この画像形成装置10は、原稿自動搬送装置11と、画像読取装置12と、操作パネルPAと、排出トレイTと、手差しトレイ13と、画像形成部14とを含む。この画像形成装置10は、排出トレイTの開口部を広げるために、操作パネルPAが上方に、排出トレイTの排出トレイ可動部150が下方に作動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トナー像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ機又はこれらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置に関し、特に、画像読取部と画像形成部との間の画像形成装置の筐体内に記録媒体の排出部空間を設けた胴内排出型の画像形成装置に関する。
トナー像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ機又はこれらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置では、通常、露光プロセスにて感光体のような像担持体上に静電潜像を形成し、現像プロセスにて静電潜像を現像して可視トナー像を形成し、転写プロセスにて可視トナー像を記録紙等の記録媒体に転写し、或いは一旦中間転写ベルト等の中間転写体に1次転写し中間転写体から記録媒体に2次転写し、定着プロセスにてこのように記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体(以下、記録紙と記載する)に定着させることができる。
定着プロセスにおいて、記録紙上に形成された未定着トナー像を定着して永久画像にする必要があり、その定着法として加熱定着法が広く用いられている。加熱定着法においては、一般的に、記録紙上の未定着トナー像が接する側の加熱ローラと、その加熱ローラとの間に記録紙を挟んで搬送する加圧ローラとを備え、加熱ローラを所定の温度に制御することにより、それらのローラの間を通過した記録紙上に定着トナー像が形成される。このようにしてトナー像が形成された記録紙は、画像形成装置の排出トレイ等に排出される。
画像読取部(以下、スキャナと記載する場合がある)を備えた画像形成装置においては、画像形成装置の上部位置にスキャナを配置しているものが多い。このような画像形成装置においては、画像形成装置上部にスキャナがあるため、画像形成された記録紙を排出する排出トレイを画像形成装置の上面に設けることができない。このため、画像形成装置の側面に排出トレイを設けてそこに複写された記録紙又は受信内容を記録した記録紙を排出するか、又は、スキャナと画像形成部とを分離して配置して両者の間に記録紙排出空間を形成することにより、排出トレイを画像形成装置の側面に突出させないようにして占有面積を減少させた胴内排紙型の画像形成装置がある。
近年のディジタル方式で画像を形成する画像形成においては、このような胴内排紙型のものが普及している。この画像読取部と画像形成部との間に排紙空間を設けた胴内排紙型の画像形成装置は、排出トレイを画像形成装置側面に張り出したウィング型に比べて、省スペースの点で優れているが、内部に記録紙が排出されるため、排出された記録紙をユーザが視認しにくく、また排出された記録紙をユーザが取り出しにくいといった問題があった。特に、排出された用紙が小さいときはこのような問題が顕著であった。また、ファクシミリ装置の場合には、ユーザが受信した用紙が排出されていることに気付かないというおそれもあった。
このような問題に対して、特開2002−173262号公報(特許文献1)は、装置上部に画像読取部を配置し、画像読取部の下方に作像部を配置し、画像読取部と作像部との間の装置筐体に排紙部空間を設けた胴内排紙型の画像形成装置における、記録紙の取り出しが容易で、記録紙の取り忘れを防止できる技術を開示する。この画像形成装置は、画像形成動作が終了し、排紙された用紙を積み重ねた後に、装置の中心から離れる方向に積み重ねた用紙を自動的に移動させる手段を有することを特徴とする。
この画像形成装置によると、排紙トレイを自動的に装置前面に引き出すなどして装置の中心から積み重ねた用紙を自動的に移動して離すので、排出された用紙の取り出しが非常に容易となるだけでなく、排出された用紙の取り忘れも無くすことができる。
特開2002−173262号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された画像形成装置においては、記録紙の排出を完了してから一定時間を経過すると、用紙を積み重ねたままの排紙トレイが排紙部から装置の手前側に自動的に引き出すようにモータが回転される。すなわち、排紙トレイに多数の枚数の記録紙を積載した状態で排紙トレイを装置の手前側に移動させる必要があるため、記録紙の積載枚数によっては出力の大きなモータを設ける必要がある。また、この排紙トレイをスライドさせるためにベアリング及びレールが必要となるとともに、記録紙の積載枚数によっては耐荷重の大きなベアリング及びレールを設ける必要がある。このような機構は、画像形成装置の大型化、コストアップになることが考えられる。
そこで本発明は、画像形成装置上部に画像読取部を配置し画像読取部の下方に画像形成部を配置し、画像形成部によりトナー像が形成された記録媒体を、画像読取部と画像形成部との間の画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイに排出する胴内排出型の画像形成装置であって、画像形成装置の大型化、コストアップを抑制して、排出トレイに積載された記録媒体をユーザが容易に取り出すことができる画像形成装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため本発明は次の画像形成装置を提供する。
画像形成装置上部に画像読取部を配置し画像読取部の下方に画像形成部を配置し、画像形成部によりトナー像が形成された記録媒体を、画像読取部と画像形成部との間の画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイに排出する胴内排出型の画像形成装置であって、排出トレイに積載された記録媒体は筺体の開口部からユーザにより取り出され、
開口部の上下方向の高さを変化させる可動部を備える。
この画像形成装置によると、画像読取部と画像形成部との間の画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイに排出された記録媒体を筺体の開口部からユーザが取り出す場合に、可動部により開口部の上下方向の高さが変化される。このとき、例えば、高さが大きくなるように変化される。このため、排出トレイに積載された記録媒体をユーザが容易に取り出すことができる。このような可動部は開口部の上下方向の高さを変化させるものに過ぎず、記録媒体が積載された排出トレイを移動させるものではないので、可動部を構成するモータ等の電気機器、ベアリング等の機械部材が特段に高価なもの又は大きなものが必要でないので、画像形成装置の大型化、コストアップを抑制できる。
可動部は、排出トレイの取り出し側端部を下方に移動させる機構を備えるように構成できる。
画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイに排出された記録媒体を筺体の開口部からユーザが取り出す場合に、可動部により排出トレイの取り出し側端部が下方に移動されて開口部の上下方向の高さが大きくなるように変化される。このため、排出トレイに積載された記録媒体をユーザが容易に取り出すことができる。
また、可動部は、排出トレイの取り出し側端部の一部を下方に移動させる機構を備えるように構成できる。
画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイに排出された記録媒体を筺体の開口部からユーザが取り出す場合に、可動部により排出トレイの取り出し側端部の少なくとも一部が下方に移動されて開口部の少なくとも一部の上下方向の高さが大きくなるように変化される。このため、排出トレイに積載された記録媒体をユーザが容易に取り出すことができる。さらに、排出トレイの取り出し側端部の一部は下方に移動しないので、排出トレイに大きさの異なる記録媒体が積載されている場合に、下方に移動しない取り出し側端部により大きな記録媒体が保持されるので、画像形成装置から垂れ落ちることを抑制できる。
画像形成装置は、開口部の上方に操作パネルを備え、
可動部は、排出トレイの取り出し側端部を下方に移動させる機構と、操作パネルを上方に移動させる機構とを含むように構成できる。
画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイに排出された記録媒体を筺体の開口部からユーザが取り出す場合に、可動部により排出トレイの取り出し側端部が下方に移動され、及び/又は、操作パネルを上方に移動させて、開口部の上下方向の高さが大きくなるように変化される。このため、排出トレイに積載された記録媒体をユーザが容易に取り出すことができる。
この場合、可動部は、排出トレイの取り出し側端部を下方に移動させる機構と、操作パネルを上方に移動させる機構とを連動して作動させる機構を含むように構成できる。
画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイに排出された記録媒体を筺体の開口部からユーザが取り出す場合に、可動部により排出トレイの取り出し側端部が下方に移動され、かつ、操作パネルを上方に移動させて、開口部の上下方向の高さが大きくなるように変化される。このため、排出トレイに積載された記録媒体をユーザが容易に取り出すことができる。
また、可動部は、排出トレイの取り出し側端部を下方に移動させる機構と、操作パネルを上方に移動させる機構とを独立して作動させる機構を含むように構成できる。
画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイに排出された記録媒体を筺体の開口部からユーザが取り出す場合に、可動部により排出トレイの取り出し側端部が下方に移動され、又は、操作パネルを上方に移動させて、開口部の上下方向の高さが大きくなるように変化される。このため、排出トレイに積載された記録媒体をユーザが容易に取り出すことができる。さらに、記録媒体の大きさと開口部の上下方向の高さとに応じて、排出トレイの取り出し側端部及び操作パネルの一方を作動させたり、両方を作動させたりすることができる。
さらに、画像形成装置は、排出トレイに排出される記録媒体の大きさを取得して、排出される記録媒体の大きさに基づいて、可動部を制御する制御部をさらに備えるように構成できる。
画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイに排出された記録媒体を筺体の開口部からユーザが取り出す場合に、例えば、排出される記録紙の大きさが小さいときには、開口部の上下方向の高さが大きくなるように変化される。このため、排出トレイに積載された、取り出しにくいほどの大きさの記録媒体をユーザが容易に取り出すことができる。
この場合、制御部は、排出トレイに排出される記録媒体の大きさが予め定められた大きさ以下であると、可動部を作動させて開口部の上下方向の高さを大きく変化させるように構成できる。
画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイに排出された記録媒体を筺体の開口部からユーザが取り出す場合に、排出される記録紙の大きさが小さいときには、可動部により排出トレイの取り出し側端部が下方に移動され、及び/又は、操作パネルを上方に移動させて、開口部の上下方向の高さが大きくなるように変化される。このため、排出トレイに積載された、取り出しにくいほどの大きさの記録媒体をユーザが容易に取り出すことができる。
さらに、画像形成装置は、
排出トレイに記録媒体が排出されたことを検出する記録媒体検出センサと、
排出トレイに排出方向長さが予め定めた長さ以上である長尺の記録媒体が排出されたことを検出する長尺記録媒体検出センサとをさらに備え、
制御部は、記録媒体検出センサの検出信号と長尺記録媒体検出センサの検出信号とに基づいて、可動部を制御するように構成できる。
排出トレイに排出されると記録媒体検出センサが記録媒体を検出しても長尺記録媒体検出センサが記録媒体を検出しない場合がある。このような場合を検出信号に基づいて判定する。このような場合は、記録媒体が小さいと判定できるので、可動部を作動させて開口部の上下方向の高さを大きく変化させて、小さい記録媒体を容易に取り出すようにすることができる。
この場合、制御部は、記録媒体検出センサが記録媒体を検出した場合であって、長尺記録媒体検出センサが記録媒体を検出しないと、可動部を作動させて開口部の上下方向の高さを大きく変化させるように構成できる。
排出トレイに排出されると記録媒体検出センサが記録媒体を検出するが、このときに長尺記録媒体検出センサが記録媒体を検出しない場合とは、記録媒体が小さいことを示すものである。このため、このような場合には、可動部を作動させて開口部の上下方向の高さを大きく変化させて、小さい記録媒体を容易に取り出すようにすることができる。
以上説明したように本発明に係る画像形成装置によると、画像形成装置上部に画像読取部を配置し画像読取部の下方に画像形成部を配置し、画像形成部によりトナー像が形成された記録媒体を、画像読取部と画像形成部との間の画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイに排出する胴内排出型の画像形成装置であって、画像形成装置の大型化、コストアップを抑制して、排出トレイに積載された記録媒体をユーザが容易に取り出すことができる画像形成装置を提供することができる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[画像形成装置の全体構成]
以下に、本実施の形態に係る画像形成装置10について説明する。図1は本実施の形態に係る画像形成装置10の斜視図を、図2は本実施の形態に係る画像形成装置10の正面図を、それぞれ示している。この画像形成装置10は、画像読取装置12と画像形成部14とを分離して、画像形成装置10の上部に画像読取装置12を配置して、画像読取装置12と画像形成部14との間の画像形成装置10の筺体内の空間に記録紙を排出する排出トレイTを形成している、いわゆる胴内排紙型の画像形成装置である。この画像形成装置10は、原稿自動搬送装置11と、画像読取装置12と、操作パネルPAと、排出トレイTと、手差しトレイ13(図1は閉じられた状態)と、画像形成部14とを含む。この画像形成装置10の最も特徴的な部分は、図1に白矢示で示すように、排出トレイTの開口部を広げるために、操作パネルPAが上方に、排出トレイTの排出トレイ可動部150が下方に作動する点である。
原稿自動搬送装置11は開閉可能で、画像読取装置12の原稿載置台であるガラス板上に配置される原稿を覆うカバーを兼ねている。操作パネルPAには、複写画像形成やファクシミリ送信等の指示を行なうスタートキーSW、画像形成枚数等を設定するテンキー等のキー群K等のほか、液晶表示部Dも搭載されている。液晶表示部Dは、ユーザによるキー操作を反映表示したり、ユーザへの指示メニューを表示したり、画像形成を行なう画像形成部14(詳しくは後述する)等からの情報を表示したりする。
画像読取装置12は、原稿台ガラス上に静止配置される原稿の画像を光学的に読み取ることができるほか、原稿自動搬送装置11にてその原稿載置トレイ11Aから搬送され、原稿排出トレイ11Bへ排出され、その途中で画像読取装置12の原稿流し撮り用ガラス板に沿って移動する原稿の画像を光学的に読み取ることもできる。
画像読取装置12で読み取られた画像のデータは画像形成を行なう画像形成部へ送られ、そこでの画像形成に供されるか、或いはファクシミリ送信に供される。図示省略のコンピュータ等から送信されてくる画像データは、画像形成部へ送られ、そこでの画像形成に供される。
画像形成部は、電子写真方式により記録紙上にトナー像を形成するものである。なお、以下の説明では記録媒体は記録紙として、図1及び図2に示す本実施の形態に係る画像形成装置はフルカラー複写が可能な複合機として説明する。図1及び図2に示す画像形成装置は、記録紙の両面に画像を形成することが可能であっても構わない。本発明は、これ以外にもタンデム型のフルカラー画像形成装置であっても、モノクロ画像形成装置であっても、胴内排出型の画像形成装置であればよい。
図3は、本実施の形態に係る画像形成装置10の内部の構成を示している。図3の画像形成装置10は、所謂4サイクル型のカラー画像形成装置である。この図3を用いて記録紙に画像を形成する機構(画像形成部14)について説明する。
画像形成装置10は、ドラム型感光体1(以下感光体1)を備えており、その周囲に帯電器2、現像装置4、中間転写ベルト6及びクリーニング装置5がこの順序で配置されている。帯電器2と現像装置4の間から感光体1へ画像露光を行なう画像露光装置3が設けられており、その下方に、手差しトレイ13にセットされた記録紙を画像形成部に供給する記録紙供給部9が設けられている。なお、記録紙は、手差しトレイ13にセットされて記録紙供給部9を経て画像形成部14へ供給されるものに限定されず、画像形成装置10に設けられる給紙ユニットから画像形成部14へ供給されるものであっても構わない。
感光体1は感光体駆動モータ(図示省略)により図中時計方向に回転駆動される。帯電器2には出力可変の帯電用電源(図示省略)から所定のタイミングで感光体帯電電圧が印加される。
現像装置4は現像器ラック40にブラック現像器4K、シアン現像器4C、マゼンタ現像器4M及びイエロー現像器4Yを搭載したものである。現像器ラック40はステッピングモータを含む図示省略の駆動部により図中反時計方向まわりに回転駆動可能である。現像器は90度の等中心角度間隔で、ラック回転方向にブラック現像器4K、シアン現像器4C、マゼンタ現像器4M、イエロー現像器4Yの順序で現像器ラック40に搭載されている。
ブラック現像器4KにはブラックトナーカートリッジKCが、シアン現像器4CにはシアントナーカートリッジCCが、マゼンタ現像器4MにはマゼンタトナーカートリッジMCが、イエロー現像器4YにはイエロートナーカートリッジYCがそれぞれ交換可能に搭載されている。各現像器には感光体1上の静電潜像を現像するための現像ローラ(トナー担持体ローラ)41が搭載されている。各現像ローラ41は、例えば表層部が弾性を有するものである。
各現像器は、現像ローラ41のほか、現像ローラ41ヘトナーを供給するトナー供給ローラ、トナー供給ローラから供給されるトナーの現像ローラ41上での層厚を規制するトナー規制ブレード等も含んでいる。各現像器は負帯電性トナーを用いて感光体1上の静電潜像を反転現像できる。
各現像器は現像器ラック40を回動させることで感光体1上の静電潜像を現像ローラ41で現像する現像位置に配置することができる。現像位置に配置された現像ローラ41は感光体1表面に臨み、出力可変の現像バイアス電源(図示省略)から現像バイアス印加が可能となる。また、現像位置に配置された現像ローラ41は現像ローラ駆動モータ(図示省略)により図上反時計方向に回転駆動可能となる。さらに、図示省略の電源から、トナー供給ローラヘトナー供給バイアスを印加できるようになり、トナー規制ブレードに規制バイアスを印加できるようになる。
中間転写ベルト6は駆動ローラ61、これに対向する従動対向ローラ62、感光体1に対向配置された1次転写ローラ63、1次転写ローラ63と共同して中間転写ベルト6を感光体1に当接させるローラ64からなるローラ群に巻き掛けられている。
1次転写ローラ63には図示省略の1次転写電源から1次転写電圧を印加できる。駆動ローラ61を図示省略の転写ベルト駆動モータにより図中反時計方向まわりに回転駆動することで中間転写ベルト6を反時計方向回りに回転させることができる。
中間転写ベルト6の駆動ローラ61に巻き掛けられた部分に対して2次転写ローラ7が配置されている。2次転写ローラ7は所定のタイミングで中間転写ベルト6に対し接離される。2次転写ローラ7には図示省略の2次転写電源から2次転写電圧を印加できる。
中間転写ベルト6の従動対向ローラ62に巻き掛けられた部分に対して2次転写残トナー等を除去清掃するクリーニング装置65が配置されている。このクリーニング装置65には、例えば中間転写ベルト6の2次転写残トナー等を除去するクリーニングブレードが設けられている。
2次転写ローラ7の上方には定着装置8が、さらにその下流側には記録紙排出ローラ対R2及び排出トレイTが順次設けられている。定着装置8は、記録紙S上の未定着トナー像が接する側の加熱ローラ81と、その加熱ローラ81との間に記録紙を挟んで搬送する加圧ローラ82とを備える。2次転写ローラ7の下方には記録紙供給部9から供給された記録紙を所定のタイミングで2次転写ローラ7へ搬送する給紙ローラ対R1が配置されている。
以上説明した画像形成装置10によると、図1〜図3では図示省略の制御部の指示のもとに4K、4C、4M及び4Yの現像器のうち1又は2以上を用いて記録紙S上にトナー像を形成することができる。4つの現像器を用いてフルカラー画像を形成する例を以下に説明する。
先ず、図示省略のラック駆動部により現像器ラック40を回動させてイエロー現像器4Yをその現像ローラ41が感光体1に当接する現像位置に配置するとともに、感光体1を図中時計方向に回転させ、中間転写ベルト6も回転させる。この段階では2次転写ローラ7は中間転写ベルト6から離反させておく。
回転する感光体1の表面を帯電用電源から帯電用電圧が印加された帯電器2で一様に所定電位に帯電させ、その帯電域に画像露光装置3からイエロー静電潜像を形成し、潜像を現像器4Yで現像してイエロートナー像を形成する。このイエロートナー像を1次転写電圧が印加された1次転写ローラ63により中間転写ベルト6上に1次転写する。
さらに、イエロートナー像の形成の場合と同様にして、マゼンタ現像器4Mを現像位置に配置して感光体1上にマゼンタトナー像を形成し、これを中間転写ベルト6上に転写し、次いでシアン現像器4Cを現像位置に配置して感光体1上にシアントナー像を形成し、これを中間転写ベルト6上に転写し、次いでブラック現像器4Kを現像位置に配置して感光体1上にブラックトナー像を形成し、これを中間転写ベルト6上に転写する。各色トナー像の感光体1への形成及び中間転写ベルト6への1次転写はこれらトナー像が重ねて中間転写ベルト6上に転写されるタイミングで行なう。
一方、記録紙を記録紙供給部9から給紙ローラ対R1により引き出して供給し、記録紙先端が給紙ローラ対R1の出口側にある図示省略のタイミングセンサに検出されると、給紙ローラ対R1を停止させ、記録紙Sをそこで待機させておく。
そして、中間転写ベルト6上の多重トナー像が中間転写ベルト6の回転により2次転写ローラ7へ到達するに先立って2次転写ローラ7を中間転写ベルト6へ接触させ、多重トナー像が2次転写領域に到達するタイミングで記録紙も給紙ローラ対R1で2次転写領域へ送り込む。
かくして記録紙Sに多重トナー像が2次転写される。多重トナー像が転写された記録紙Sは定着装置8でそのトナー像が定着され、記録紙排出ローラ対R2にて排出トレイTに排出される。かくしてフルカラー画像が形成された記録紙Sを得ることができる。
感光体1上の1次転写残トナー等はクリーニング装置5により除去清掃され、中間転写ベルト6上の2次転写残トナー等はクリーニング装置65により除去清掃される。
本実施の形態に係る画像形成装置10においては、排出トレイTに排出された記録紙(トナー像が形成された紙)があることをユーザに気付かせやすくしたり、記録紙を取り出しやすくしたりするために排出トレイTの開口部を広げることを目的として、図1の白矢示で示すように、操作パネルPAが上方に、排出トレイTの排出トレイ可動部150が下方に作動する、排出トレイ開口機構を備える。以下、この排出トレイ開口機構について詳しく説明する。なお、以下においては、可動する操作パネルPAを可動操作パネル100と記載する。
[排出トレイ開口機構の構成]
図4は、図3の排出トレイTの近傍の断面図に、排出トレイ開口機構を模式的に書き加えたものである。図4(A)に排出トレイ開口機構が作動していない状態(排出トレイTの開口部が広がっていない状態)を、図4(B)に排出トレイ開口機構が作動している状態(排出トレイTの開口部が広がっている状態)を、それぞれ示す。
図4(A)及び図4(B)に示すように、排出トレイTには、上述したように画像形成部14の定着装置8により紙面にトナー像が定着された記録紙Sが排出される。図4(A)及び図4(B)においては、排出トレイTに、記録紙の送り方向(通紙方向)が短い記録紙を実線で、記録紙の送り方向(通紙方向)が長い記録紙を点線で、それぞれ示している。なお、点線で示される記録紙の送り方向(通紙方向)が長い記録紙の場合には、図4(A)に排出トレイ開口機構が作動していない状態(排出トレイTの開口部が広がっていない状態)でもユーザが記録紙に容易に気付いて、記録紙を容易に取り出せるものとする。
可動操作パネル100は、傾動中心に設けられたギヤ102により、傾動中心回りに矢示UP方向に傾動(回動)自在に支持されている。このギヤ102はラック104に噛合している。このため、ラック104が下方向に移動するとギヤ102が時計方向に回転して、可動操作パネル100が矢示UP方向に傾動する。なお、可動操作パネル100が傾動する幅は、排出トレイTの幅程度であればよく、可動操作パネル100の全幅に亘って傾動する必要はない。また、傾動中心(ギヤ102の位置)は、図4における可動操作パネル100の右上端近傍でも構わない。
排出トレイ可動部150は、傾動中心に設けられたギヤ152により、傾動中心回りに矢示DN方向に傾動(回動)自在に支持されている。このギヤ152はラック154に噛合している。このため、ラック154が上方向に移動するとギヤ152が反時計方向に回転して、排出トレイ可動部150が矢示DN方向に傾動する。
可動操作パネル100のギヤ102に噛合するラック104と、排出トレイ可動部150のギヤ152と噛合するラック154とは、互いに平行にかつ間隙を開けて設けられるとともに、その間隙にラック104及びラック154に噛合する駆動ギヤ162が設けられている。この駆動ギヤ162は傾動用モータ160により回転される。傾動用モータ160は、例えばモータドライバで制御されるステッピングモータであって、後述する制御部からモータドライバへの作動指令信号に従って、傾動用モータ160が所定の回転角だけ所定の方向に回転する。
図4(A)に示す状態において、傾動用モータ160が駆動ギヤ162を反時計方向に回転させると、ラック104が下方向に移動するとともに、ラック154が上方向に移動する。ラック104が下方向に移動するのでギヤ102が時計方向に回転して可動操作パネル100が矢示UP方向に傾動し、ラック154が上方向に移動するのでギヤ152が反時計方向に回転して、排出トレイ可動部150が矢示DN方向に傾動して、図4(B)に示す状態になる。
このように図4(A)に示す非作動状態及び図4(B)に示す作動状態の範囲で、排出トレイ開口機構における可動操作パネル100及び排出トレイ可動部150が作動することになるが、可動操作パネル100及び排出トレイ可動部150の作動範囲は以下の通りである。図4(B)に示す作動状態において、画像読取装置12と画像形成部14との間の排出トレイTの開口部(広がった排出トレイTの間口)にユーザが手を挿入して、排出トレイTに排出された記録紙S(この画像形成装置10で許容される最小の大きさの記録紙であって、例えば通紙方向が短辺の封筒)を容易に取り出せる(記録紙Sを把持したユーザの拳が引き出せる)。また、図4(A)に示す非作動状態及び図4(B)に示す作動状態の範囲において、可動操作パネル100をユーザが視認でき、可動操作パネル100を操作できる。すなわち、後述するように排出トレイTに記録紙Sが排出されると図4(A)に示す状態から図4(B)に示す状態まで可動操作パネル100及び排出トレイ可動部150が作動するが、その場合においても可動操作パネル100の液晶表示部Dに表示された内容をユーザが視認でき、可動操作パネル100のスタートキーSW又はキー群Kをユーザが操作できる。
このように排出トレイ開口機構を構成する可動操作パネル100及び排出トレイ可動部150を作動させるために、この画像形成装置10は、排出トレイTの記録紙Sを検出する記録紙検出センサ172及び排出トレイTの長尺の記録紙Sを検出する長尺記録紙検出センサ170が設けられている。記録紙検出センサ172は、この画像形成装置10において許容されている最小の大きさ(通紙方向の長さが最小の大きさ)の記録紙Sを検出できるように配置されている。なお、これらのセンサの位置は図4に示される位置に限定されるものではなく、記録紙検出センサ172は排出トレイTに記録紙Sがあることが検出できる位置に、長尺記録紙検出センサ170は排出トレイTに長尺の記録紙Sがあることが検出できる位置に、配置されていればよい。
[画像形成装置の制御構成]
図5に本実施の形態に係る画像形成装置10の制御ブロック図を示す。図5に示すように、画像形成装置10の制御ブロックは、この画像形成装置10の全体を制御する制御部190と、制御部190の入力ポート(図示せず)に接続された、可動操作パネル100のIF(インターフェイス)180、長尺記録紙検出センサ170及び記録紙検出センサ172と、制御部190の出力ポート(図示せず)に接続された傾動用モータドライバ164とを含む。さらに、制御部190の入力ポートを介して、その他の信号が制御部190に入力されるとともに、制御部190の出力ポートを介して、その他の信号が制御部190から出力される。
図6に示すフローチャートを参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の制御構造を説明する。なお、図6に示すフローチャートは、図5の制御部190で実行されるプログラムであって、排出トレイ開口機構を構成する可動操作パネル100及び排出トレイ可動部150の作動制御に関するサブルーチンプログラムの部分のみを示している。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)1000にて、制御部190は、画像形成が開始されたか否かを判定する。このとき、制御部190は、可動操作パネル100からユーザにより入力された情報等に基づいて、画像形成が開始されたか否かを判定する。画像形成が開始されたと判定されると(S1000にてYES)、処理はS1010へ移される。もしそうでないと(S1000にてNO)、この処理は終了する。
S1010にて、制御部190は、記録紙サイズを取得する。このとき、制御部190は、可動操作パネル100からユーザにより入力された情報等に基づいて、記録紙のサイズであって通紙方向の長さLを取得する。
S1020にて、制御部190は、検出した記録紙の通紙方向の長さLがしきい値L(1)以下であるか否かを判定する。このときのしきい値L(1)は、排出トレイ開口機構を構成する可動操作パネル100及び排出トレイ可動部150の作動させる必要がある程度に記録紙が短いことを示している。記録紙の通紙方向の長さL≦しきい値L(1)であると判定されると(S1020にてYES)、処理はS1050へ移される。もしそうでないと(S1020にてNO)、処理はS1030へ移される。
S1030にて、制御部190は、排出トレイTに記録紙Sが排出されたか否かを判定する。このとき、制御部190は、記録紙検出センサ172から入力された信号に基づいて、排出トレイTに記録紙Sが排出されたか否かを判定する。排出トレイTに記録紙Sが排出されたと判定されると(S1030にてYES)、処理はS1040へ移される。もしそうでないと(S1030にてNO)、処理はS1030へ戻されて、記録紙Sが排出トレイTに排出されるまで待機する。
S1040にて、制御部190は、排出トレイTに長尺の記録紙Sが排出されたか否かを判定する。このとき、制御部190は、長尺記録紙検出センサ170から入力された信号に基づいて、排出トレイTに長尺の記録紙Sが排出されたか否かを判定する。排出トレイTに長尺記録紙Sが排出されたと判定されると(S1040にてYES)、この処理は終了する。もしそうでないと(S1040にてNO)、処理はS1050へ移される。
S1050にて、制御部190は、傾動用モータ160を作動させる。このとき、制御部190は、傾動用モータドライバ164に作動指令信号(例えば+5V)を出力する。このような作動指令信号を受信した傾動用モータドライバ164は、傾動用モータ160を回転させて、図4(A)に示すように駆動ギヤ162を反時計方向に回転させて、排出トレイ開口機構を図4(B)の状態にする。
なお、図4(B)の状態から図4(A)の状態に戻す場合には、例えば、制御部190は、傾動用モータドライバ164に作動指令信号(例えば−5V)を出力して、このような作動指令信号を受信した傾動用モータドライバ164が、傾動用モータ160を回転させて、図4(A)に示す回転方向とは逆の回転方向(時計方向)に駆動ギヤ162を回転させるようにすればよい。
[排出トレイ開口機構の制御動作]
以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る画像形成装置10の排出トレイ開口機構(互いに連動して作動する可動操作パネル100及び排出トレイ可動部150)の動作について説明する。なお、以下においては、複写動作について説明するが、受信した画像情報を記録紙に形成するファクシミリ受信動作であっても、記録紙サイズを受信情報に基づいて判定する以外は以下の複写動作と同じである。
例えば、原稿自動搬送装置11をカバーとして使用する場合には、原稿自動搬送装置11を開放し、画像読取装置12上面の原稿台ガラス上に原稿を載置する。原稿自動搬送装置11(画像読取装置12の原稿載置台であるガラス板上に配置される原稿を覆うカバーでもある)を閉めた後、可動操作パネル100により記録紙サイズ、複写枚数等を指定しスタートキーSWを押し下げする(S1000にてYES)。上述した排出トレイ開口機構の制御とは別に、画像読取装置12であるスキャナによる原稿の読み取りが開始され、読み取られた原稿の画像情報は光電変換によりディジタル化されて画像処理される。その処理された信号に基づいて、画像露光装置3により感光体1上に静電潜像が形成される。その静電潜像はトナー像として顕像化され、記録紙Sに転写される。記録紙S上に転写されたトナー像は定着装置8により定着され、排出トレイT上に排出されるように画像が形成される。
このような画像形成とともに、記録紙Sの通紙方向長さLが取得されて(S1010)、この記録紙Sの通紙方向長さLがしきい値L(1)以下であると(S1020にてYES)、排出トレイ開口機構の作動が必要であると判定される。この場合には、傾動用モータドライバ164に作動指令信号(例えば+5V)が出力されて、傾動用モータドライバ164が傾動用モータ160を回転させて、図4(A)に示すように駆動ギヤ162を反時計方向に回転させて、排出トレイ開口機構を図4(B)の状態にする。
また、記録紙Sの通紙方向長さLが取得されて(S1010)、この記録紙Sの通紙方向長さLがしきい値L(1)よりも大きいと(S1020にてNO)、排出トレイ開口機構の作動が必要でないと一旦は判定される。この場合、排出トレイTに記録紙Sが実際に排出されると(S1030にてYES)、長尺記録紙検出センサ170により長尺の記録紙Sが検出される(S1040にてYES)。この場合には、記録紙が通紙方向長さLの長い記録紙であることを取得して(S1010)、その通り長尺の記録紙が排出トレイTに排出されたので、図4(A)に排出トレイ開口機構が作動していない状態(排出トレイTの開口部が広がっていない状態)でもユーザが記録紙に容易に気付いて記録紙を容易に取り出せるため、排出トレイ開口機構が作動しない。
ところが、記録紙Sの通紙方向長さLがしきい値L(1)よりも大きいと(S1020にてNO)、排出トレイ開口機構の作動が必要でないと一旦は判定された場合であっても、排出トレイTに記録紙Sが実際に排出されると(S1030にてYES)、長尺記録紙検出センサ170により長尺の記録紙Sが検出されない場合も想定できる(S1040にてNO)。この場合には、可動操作パネル100から入力された情報に基づいて取得された記録紙サイズは通紙方向長さLがL(1)よりも長いものであったが、実際に排出トレイTに排出された記録紙が通紙方向長さLの短い記録紙(少なくとも長尺記録紙検出センサ170により検出されない)であることになる。この場合には、図4(A)に排出トレイ開口機構が作動していない状態(排出トレイTの開口部が広がっていない状態)ではユーザが記録紙に容易に気付かず記録紙を容易に取り出せないため、排出トレイ開口機構が作動する(S1050)。
以上のようにして、本実施の形態に係る画像形成装置によると、排出トレイに排出される記録紙の通紙方向長さが短いと、排出トレイ開口機構(互いに連動して作動する可動操作パネル100及び排出トレイ可動部150)が作動して、排出トレイTの取り出し間口が広がる。このため、ユーザは、視認しにくい記録紙に容易に気付くことができるとともに、取り出しにくい記録紙を容易に取り出すことできるようになる。特に、排出された記録紙が積載された排出トレイを作動させるのではなく、排出トレイTの取り出し間口を広げるに過ぎないので、傾動用モータに大きな出力を必要としない。
なお、S1050の処理は、記録紙Sが排出トレイTに排出された後(記録紙排出センサ172により記録紙Sを検出した後)に行なうようにしても構わない。さらに、作動された排出トレイ開口機構(図4(B)の状態)を元の状態(図4(A)の状態)に戻すタイミングは、例えば1枚でも通紙方向長さLがL(1)以下である記録紙を用いた画像形成が行なわれた後、排出トレイTから記録紙(複数ジョブの記録紙が混在しても構わない)が取り出された後になる。
また、図6のフローチャートにおいて、S1000の処理の後(S1010及びS1020の処理を行なわないで)S1030〜S1050の処理を行なうようにしても構わない。すなわち、制御部190は、記録紙検出センサ172が排出トレイTに記録紙が排出されたことを検出した場合であって、長尺記録紙検出センサ170が記録紙を検出しないと(すなわち排出トレイに排出された記録紙の通紙方向長さが短いと)、排出トレイ開口機構を作動させるようにする。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。なお、以下の説明では、第1の実施の形態と同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。本実施の形態に係る画像形成装置は、その基本的な構成(画像読取装置、画像形成部)は、第1の実施の形態に係る画像形成装置10と同じである。そのため、図1〜図3を用いた説明はここでは繰り返さない。
上述した第1の実施の形態に係る画像形成装置の排出トレイ開口機構は互いに連動して作動する可動操作パネル100及び排出トレイ可動部150から構成されていたが、本実施の形態に係る画像形成装置の排出トレイ開口機構は互いに独立して作動する可動操作パネル200及び排出トレイ可動部250から構成される点が異なる。以下、この異なる点について詳しく説明する。
図7は、上述した図4に対応する図であって、排出トレイ開口機構の部分だけを示したものである。図7は、排出トレイ開口機構を模式的に示すものである。図7(A)に排出トレイ開口機構が作動していない状態(排出トレイTの開口部が広がっていない状態)を、図7(B)に排出トレイ開口機構が作動している状態(排出トレイTの開口部が広がっている状態)を、それぞれ示す。なお、図7(B)においては、独立して作動する可動操作パネル200及び排出トレイ可動部250がともに作動している。
可動操作パネル200は、傾動中心に設けられた駆動ギヤ202により、傾動中心回りに矢示UP方向に傾動(回動)自在に支持されている。この駆動ギヤ202の回転軸は、傾動用モータ(1)260からの回転力を伝達可能なように、傾動用モータ(1)260の回転軸に連結されている。傾動用モータ(1)260により駆動ギヤ202が時計方向に回転されると、可動操作パネル200が矢示UP方向に傾動する。
排出トレイ可動部250は、傾動中心に設けられた駆動ギヤ252により、傾動中心回りに矢示DN方向に傾動(回動)自在に支持されている。この駆動ギヤ252の回転軸は、傾動用モータ(2)262からの回転力を伝達可能なように、傾動用モータ(2)262の回転軸に連結されている。傾動用モータ(2)262により駆動ギヤ252が反時計方向に回転されると、排出トレイ可動部250が矢示DN方向に傾動する。
傾動用モータ(1)260及び傾動用モータ(2)262は、例えば傾動用モータ160と同様に、モータドライバで制御されるステッピングモータであって、後述する制御部からモータドライバへの作動指令信号に従って、傾動用モータ(1)260及び傾動用モータ(2)262が所定の回転角だけ所定の方向に回転する。
図7(A)に示す状態において、傾動用モータ(1)260が駆動ギヤ202を時計方向に回転させると可動操作パネル100が矢示UP方向に傾動し、この動作と連動することなく、傾動用モータ(2)262が駆動ギヤ252を反時計方向に回転させると排出トレイ可動部250が矢示DN方向に傾動して、図7(B)に示す状態になる。
このように図7(A)に示す非作動状態及び図7(B)に示す作動状態の範囲で、排出トレイ開口機構における可動操作パネル200及び排出トレイ可動部250がそれぞれ独立して(連動することなく)作動することになるが、可動操作パネル200及び排出トレイ可動部250の作動範囲は以下の通りである。可動操作パネル200及び排出トレイ可動部250の一方が作動した場合において、画像読取装置12と画像形成部14との間の排出トレイTの開口部(広がった排出トレイTの間口)にユーザが手を挿入して、排出トレイTに排出された記録紙S(この画像形成装置で許容される最小の大きさの記録紙)を容易に取り出せる(記録紙Sを把持したユーザの拳が引き出せる)。また、図7(A)に示す非作動状態及び図7(B)に示す作動状態の範囲において、可動操作パネル200をユーザが視認でき、可動操作パネル200を操作できる。すなわち、後述するように排出トレイTに記録紙Sが排出されると図7(A)に示す状態から図7(B)に示す状態まで可動操作パネル200及び排出トレイ可動部250の少なくとも一方が作動するが、その場合においても可動操作パネル200の液晶表示部Dに表示された内容をユーザが視認でき、可動操作パネル200のスタートキーSW又はキー群Kをユーザが操作できる。
さらに、可動操作パネル200よりも、排出トレイ可動部250の方が構造上作動させやすいし、可動操作パネル200の視認性又は操作性の問題も発生しない。このため、排出トレイTに排出された記録紙の大きさに基づいて、優先的に排出トレイ可動部250を作動させて、より通紙方向長さLが短い記録紙の場合に、排出トレイ可動部250に加えて可動操作パネル200を作動させることも好ましい。
図8に、上述した図5に対応する本実施の形態に係る画像形成装置の制御ブロック図を示す。なお、図8に示す制御ブロック図の中で図5に示した構成と同じものについての説明はここでは繰り返さない。
図8に示すように、画像形成装置の制御ブロックは、図5に示した傾動用モータドライバ164に代えて、傾動用モータ(1)260を制御する傾動用モータ(1)ドライバ264及び傾動用モータ(2)262を制御する傾動用モータ(2)ドライバ266が制御部190の出力ポートに接続されている。
図9に示すフローチャートを参照して、本実施の形態に係る画像形成装置の制御構造を説明する。なお、図9に示すフローチャートは、図8の制御部190で実行されるプログラムであって、排出トレイ開口機構を構成する可動操作パネル200及び排出トレイ可動部250の作動制御に関するサブルーチンプログラムの部分のみを示している。また、図9に示すフローチャートの中で図6に示した処理と同じものについての説明はここでは繰り返さない。
S2000にて、制御部190は、傾動用モータ(2)262を作動させる。このとき、制御部190は、傾動用モータ(2)ドライバ266に作動指令信号(例えば+5V)を出力する。このような作動指令信号を受信した傾動用モータ(2)ドライバ266は、傾動用モータ(2)262を回転させて、図7(A)に示すように駆動ギヤ252を反時計方向に回転させて、排出トレイ開口機構を構成する排出トレイ可動部250のみを図7(B)の状態にする。
S2010にて、制御部190は、傾動用モータ(1)260の作動が必要か否かを判定する。このとき、制御部190は、例えば、記録紙Sの通紙方向長さLがより短い場合には、傾動用モータ(2)262の作動に加えて、傾動用モータ(1)260を作動させると判定するようにできる。傾動用モータ(1)260の作動が必要であると判定されると(S2010にてYES)、処理はS2020へ移される。もしそうでないと(S2010にてNO)、この処理は終了する。
S2020にて、制御部190は、傾動用モータ(1)260を作動させる。このとき、制御部190は、傾動用モータ(1)ドライバ264に作動指令信号(例えば+5V)を出力する。このような作動指令信号を受信した傾動用モータ(1)ドライバ264は、傾動用モータ(1)260を回転させて、図7(A)に示すように駆動ギヤ202を時計方向に回転させて、排出トレイ開口機構を構成する可動操作パネル200を図7(B)の状態にする。
以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る画像形成装置の排出トレイ開口機構(互いに独立して作動する可動操作パネル200及び排出トレイ可動部250)の動作について説明する。なお、以下の動作の説明についても、上述した第1の実施の形態と同じ動作についての説明はここでは繰り返さない。
記録紙Sの通紙方向長さLがしきい値L(1)以下である場合(S1020にてYES)、又は、取得された記録紙サイズは通紙方向長さLがL(1)よりも長いものであったが、実際に排出トレイTに排出された記録紙が通紙方向長さLの短い記録紙(少なくとも長尺記録紙検出センサ170により検出されない)である場合(S1020にてNO、S1040にてNO)、排出トレイ開口機構の作動が必要であると判定される。この場合には、傾動用モータ(2)ドライバ266に作動指令信号(例えば+5V)が出力されて、傾動用モータ(2)ドライバ266が、傾動用モータ(2)262を回転させて図7(A)に示すように駆動ギヤ252を反時計方向に回転させて、排出トレイ開口機構を構成する排出トレイ可動部250のみを図7(B)の状態にする(S2000)。
さらに、記録紙Sの通紙方向長さLが特に短い場合等においては、排出トレイ開口機構を構成する可動操作パネル200を作動する必要があると判定される(S2010にてYES)。この場合には、傾動用モータ(1)ドライバ264に作動指令信号(例えば+5V)が出力されて、傾動用モータ(1)ドライバ264が、傾動用モータ(1)260を回転させて図7(A)に示すように駆動ギヤ202を時計方向に回転させて、排出トレイ開口機構を構成する可動操作パネル200を図7(B)の状態にする(S2020)。
以上のようにして、本実施の形態に係る画像形成装置によると、排出トレイに排出される記録紙の通紙方向長さが短いと、排出トレイ開口機構を構成する排出トレイ可動部250が作動して、排出トレイTの取り出し間口が広がる。これに加えて、排出トレイに排出される記録紙の通紙方向長さが特に短いと、排出トレイ開口機構を構成する可動操作パネル200も作動して、排出トレイTの取り出し間口がさらに広がる。このため、ユーザは、視認しにくい記録紙に容易に気付くことができるとともに、取り出しにくい記録紙を容易に取り出すことできるようになる。排出トレイ可動部を可動操作パネルよりも優先させて作動させるので、可動操作パネルの視認性及び操作性を担保できる。
なお、図7(B)の状態から図7(A)の状態に戻す場合には、例えば、制御部190は、傾動用モータ(1)ドライバ264及び傾動用モータ(2)ドライバ266に作動指令信号(例えば−5V)を出力して、このような作動指令信号を受信した傾動用モータ(1)ドライバ264及び傾動用モータ(2)ドライバ266が、傾動用モータ(1)260及び傾動用モータ(2)262により駆動ギヤ202及び駆動ギヤ252が図7(A)に示す回転方向とは逆の回転方向に回転させるようにすればよい。
さらに、上述したフローチャートにおいては、優先的に排出トレイ可動部250を作動させて、より通紙方向長さLが短い記録紙の場合に、排出トレイ可動部250に加えて可動操作パネル200を作動させるように制御されているが、以下のようにすることも好ましい。通紙方向長さの短い記録紙と長尺用紙とが混在して排出トレイTに積載されている場合に、排出トレイ可動部250を作動させると、排出トレイTから長尺の記録紙が垂れ落ちる可能性がある。このため、このような場合には、視認性及び操作性が障害にならない範囲で、排出された記録紙の取り出しを容易にするために可動操作パネル200のみを作動させるようにして、排出トレイTから長尺の記録紙が垂れ落ちないようにすることもできる。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。なお、以下の説明では、第1の実施の形態と同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。本実施の形態に係る画像形成装置20は、その基本的な構成(画像読取装置、画像形成部)は、第1の実施の形態に係る画像形成装置10と同じである。そのため、図1の一部、図2及び図3を用いた説明はここでは繰り返さない。
図10に本実施の形態に係る画像形成装置20の斜視図であって、図1に対応する斜視図を示す。この画像形成装置20も画像形成装置10と同様に、いわゆる胴内排紙型の画像形成装置である。この画像形成装置20の最も特徴的な部分は、図10に白矢示で示すように、排出トレイの開口部を広げるために、操作パネルPAが上方に作動する点は画像形成装置10と同じであるが、排出トレイの一部のみが下方に作動する点である。
図10に示すように、この画像形成装置20の排出トレイは、固定された排出トレイ固定部T(1)と、下方に傾動する排出トレイ可動部T(2)とで構成される。排出トレイ固定部T(1)は、長尺の記録紙を安定的に保持できるだけの幅を備える。排出トレイ可動部T(2)は、第1の実施の形態に係る排出トレイ可動部150又は第2の実施の形態に係る排出トレイ可動部250の構成及び制御構造と同じである。なお、固定された排出トレイ固定部T(1)の部分を下方に傾動させて、下方に傾動する排出トレイ可動部T(2)を固定するようにしても構わない。
本実施の形態に係る画像形成装置によると、通紙方向長さの短い記録紙と長尺用紙とが混在して排出トレイに積載されている場合に、排出トレイ可動部T(2)を作動させても(図10の白矢示の方向に下げても)、排出トレイ固定部T(1)は動かないでそのままの形態を保持する。このため、排出トレイ可動部T(2)を作動させても排出された長尺の記録紙は、排出トレイ固定部T(1)で保持されるので、排出トレイから長尺の記録紙が垂れ落ちることを抑制できる。
<第4の実施の形態>
以下、本発明の第4の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。なお、以下の説明では、第1の実施の形態と同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。本実施の形態に係る画像形成装置は、その基本的な構成(画像読取装置、画像形成部)は、第1の実施の形態に係る画像形成装置10と同じである。そのため、図1、図2及び図3を用いた説明はここでは繰り返さない。
図11は、上述した図4又は図7に対応する図であって、排出トレイ開口機構の部分だけを示したものである。図11は、排出トレイ開口機構を模式的に示すものである。図11(A)に排出トレイ開口機構が作動していない状態(排出トレイTの開口部が広がっていない状態)を、図11(B)に排出トレイ開口機構が作動している状態(排出トレイTの開口部が広がっている状態)を、それぞれ示す。なお、図11(B)においては、互いに連動して作動する可動操作パネル300及び排出トレイ可動部150がともに作動している。本実施の形態に係る画像形成装置における排出トレイ開口機構を構成する排出トレイ可動部150は、第1の実施の形態に係る画像形成装置における排出トレイ開口機構を構成する排出トレイ可動部150と同じである。以下においては、第1の実施の形態における構造と異なる構造を備えた可動操作パネル300について詳しく説明する。
図11に示すように、可動操作パネル300は、ラック304に噛合する扇型ギヤ302を反操作側(奥側)に備える。可動操作パネル300は、ラック304によりこの扇型ギヤ302が作動されると、傾動中心に設けられた回転軸(図示しない)回りに矢示UP方向に傾動(回動)自在に支持されている。この扇型ギヤ302はラック304に噛合している。このため、ラック304が下方向に移動すると扇型ギヤ302が時計方向に回転して、可動操作パネル300が矢示UP方向に傾動する。
可動操作パネル300の扇型ギヤ302に噛合するラック304と、排出トレイ可動部150のギヤ152と噛合するラック154との間隙に設けられる駆動ギヤ162及びその駆動ギヤ162を回転させる傾動用モータ160については、上述した第1の実施の形態と同じである。
本実施の形態に係る画像形成装置によると、第1の実施の形態に係る画像形成装置と同様に、ユーザは、視認しにくい記録紙に容易に気付くことができるとともに、取り出しにくい記録紙を容易に取り出すことできるようになる。
なお、本実施の形態においては可動操作パネル300及び排出トレイ可動部150が連動して作動するとして説明したが、第2の実施の形態のように、可動操作パネル300と排出トレイ可動部150とが独立して作動するようにしても構わない。
<変形例>
(1)上述した実施の形態においては、画像形成装置の排出トレイ開口機構は、傾動又は回動する可動操作パネル及び排出トレイ可動部から構成されるとしたが、傾動及び回動ではなく、移動(略水平方向の横スライド移動又は略垂直方向の縦スライド移動等)であっても構わない。
(2)通紙方向長さの短い記録紙と長尺用紙とが混在して排出トレイTに積載されている場合に、排出トレイ可動部を作動させると、排出トレイTから長尺の記録紙が垂れ落ちる可能性がある。このような場合には、手差しトレイを開いて、長尺用紙の先端を手差しトレイで保持して、長尺の記録紙が画像形成装置から完全に垂れ落ちることを抑制することができる。
(3)上述した第1の実施の形態から第4の実施の形態における排出トレイ開口機構を適宜組み合わせた変形例でも構わない。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上述した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成の概要を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成の概要を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置における排出トレイ開口機構の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の制御ブロック図である。 図5の制御部で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置における排出トレイ開口機構の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の制御ブロック図である。 図8の制御部で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の構成の概要を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置における排出トレイ開口機構の構成を示す図である。
符号の説明
1 感光体
2 帯電器
3 画像露光装置
4 現像装置
5、65 クリーニング装置
6 中間転写ベルト
8 定着装置
10、20 画像形成装置
11 原稿自動搬送装置
12 画像読取装置
13 手差しトレイ
14 画像形成部
100、200、300 可動操作パネル
102、152 ギヤ
104、154、304 ラック
150、250 搬出トレイ可動部
160 傾動用モータ
162、202、252 駆動ギヤ
164 傾動用モータドライバ
170 長尺記録紙検出センサ
172 記録紙検出センサ
180 操作パネルIF
190 制御部
260 傾動用モータ(1)
262 傾動用モータ(2)
264 傾動用モータ(1)ドライバ
266 傾動用モータ(2)ドライバ
302 扇型ギヤ

Claims (10)

  1. 画像形成装置上部に画像読取部を配置し前記画像読取部の下方に画像形成部を配置し、前記画像形成部によりトナー像が形成された記録媒体を、前記画像読取部と前記画像形成部との間の画像形成装置筐体内に設けられた排出トレイに排出する胴内排出型の画像形成装置であって、前記排出トレイに積載された記録媒体は前記筺体の開口部からユーザにより取り出され、
    前記開口部の上下方向の高さを変化させる可動部を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記可動部は、前記排出トレイの取り出し側端部を下方に移動させる機構を備える請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記可動部は、前記排出トレイの取り出し側端部の一部を下方に移動させる機構を備える請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、前記開口部の上方に操作パネルを備え、
    前記可動部は、前記排出トレイの取り出し側端部を下方に移動させる機構と、前記操作パネルを上方に移動させる機構とを含む請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記可動部は、前記排出トレイの取り出し側端部を下方に移動させる機構と、前記操作パネルを上方に移動させる機構とを連動して作動させる機構を含む請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記可動部は、前記排出トレイの取り出し側端部を下方に移動させる機構と、前記操作パネルを上方に移動させる機構とを独立して作動させる機構を含む請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、前記排出トレイに排出される記録媒体の大きさを取得して、前記排出される記録媒体の大きさに基づいて、前記可動部を制御する制御部をさらに備える請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記排出トレイに排出される記録媒体の大きさが予め定められた大きさ以下であると、前記可動部を作動させて前記開口部の上下方向の高さを大きく変化させる請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置は、
    前記排出トレイに記録媒体が排出されたことを検出する記録媒体検出センサと、
    前記排出トレイに排出方向長さが予め定めた長さ以上である長尺の記録媒体が排出されたことを検出する長尺記録媒体検出センサとをさらに備え、
    前記制御部は、前記記録媒体検出センサの検出信号と長尺記録媒体検出センサの検出信号とに基づいて、前記可動部を制御する請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記記録媒体検出センサが記録媒体を検出した場合であって、長尺記録媒体検出センサが記録媒体を検出しないと、前記可動部を作動させて前記開口部の上下方向の高さを大きく変化させる請求項9に記載の画像形成装置。
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