JP2010106640A - ピン支承構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピン軸方向の水平力に対して抵抗することができるピン支承構造を提供することを目的としている。
【解決手段】下部構造体に固定された下沓1と上部構造体に固定された上沓2との間に水平方向に延在するピン3が挟み込まれ、下沓1と上沓2との相対的なピン軸O周りの回転が許容されたピン支承構造において、下沓2には、各々上方に向けて突出されているとともにピン軸O方向に間隔をあけて配置された一対のストッパー15が設けられ、これら一対のストッパー15間に上沓2が嵌合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、支圧型のピン支承構造に関する。
従来から、橋梁の主桁を支持する支承構造として、回転変位を許容する支圧型のピン支承構造がある。支圧型のピン支承構造は、橋台に固定された下沓と、主桁に固定された上沓と、スパン方向(主桁方向)に直交する水平方向に延在するピンとからなり、下沓と上沓との間にピンが挟み込まれた構成となっている。この支圧型ピン支承構造によれば、下沓と上沓とが相対的にピン軸周りに回転可能となり、主桁の伸縮を吸収することができる。
一方、大空間構造物に用いられる張弦梁を支持する支承構造として、水平変位を許容する支承構造がある。この支承構造は、下部構造に固定されたトッププレートと梁端部に固定されたベースプレートとの間に摺動板が介在され、トッププレートとベースプレートとのスパン方向への相対的移動が許容されている。また、ベースプレートのスパン方向の側方には、トッププレートに固定されたストッパーが配設されている。これにより、トッププレートとベースプレートとの相対的移動が所定量に達すると、ベースプレートがストッパーに当接して移動規制される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−283476号公報
しかしながら、上記した前者の支承構造(支圧型ピン支承構造)では、鉛直荷重およびスパン方向(ピン軸の直交方向)の水平力に対しては、ピンで支圧して抵抗することができるが、ピン軸方向(スパン直交方向)の水平力について処理することができないという問題がある。従来の支圧型ピン支承構造では、通常、ピンの両端部にキャップが取り付けられているため、このキャップによってある程度ピン軸方向の水平力に対して抵抗することができるが、大きな水平力が作用した場合には期待できない。したがって、ピン軸方向の水平力が作用する場合、ピン支承構造にはピン軸方向にクリアランスを設けて、他の支承構造で上記水平力を負担する必要がある。
また、上記した後者の支承構造でも、スパン直交方向の水平力について処理することができない。上記した後者の支承構造では、下部構造に定着されたアンカーボルトがベースプレートの長孔に挿通されているため、このアンカーボルトによってある程度スパン直交方向の水平力に対して抵抗することができるが、大きな水平力が作用した場合には期待できない。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、ピン軸方向の水平力に対して抵抗することができるピン支承構造を提供することを目的としている。
本発明に係るピン支承構造は、下部構造体に固定された下沓と上部構造体に固定された上沓との間に水平方向に延在するピンが挟み込まれ、前記下沓と前記上沓との相対的なピン軸周りの回転が許容されたピン支承構造において、前記下沓には、各々上方に向けて突出されているとともにピン軸方向に間隔をあけて配置された一対のストッパーが設けられ、該一対のストッパー間に前記上沓が嵌合されていることを特徴としている。
このような特徴により、上部構造体からの鉛直荷重は、上沓、ピン、下沓、下部構造体の順に伝達され、上部構造体はピン支承構造を介して下部構造体に支持される。また、下沓と上沓との相対的なピン軸周りの回転が許容されているため、上部構造体のピン軸周りの回転変位が吸収される。さらに、上部構造体にピン軸方向への水平力が作用した場合、上沓がストッパーに当接されて係止され、ピン軸方向の水平力がストッパーによる支圧で抵抗される。
本発明に係るピン支承構造は、前記下沓に、前記上沓に引っ掛けられて該上沓の浮上りを防止する浮上り防止部が設けられていることが好ましい。
これにより、浮上り防止部材によって上沓の上方への移動が規制されるため、上部構造体に浮上り力が作用した場合、上沓の浮上りが浮上り防止部によって抵抗される。
本発明に係るピン支承構造によれば、ピン軸方向の水平力に対して抵抗することができる。これにより、他の支承構造に頼ることなく、ピン軸方向の水平力を処理することができる。
以下、本発明に係るピン支承構造の実施の形態について、図面に基いて説明する。図1は本実施の形態におけるピン支承構造の斜視図であり、図2は図1に示すA‐A間の断面図であり、図3は図1に示すB‐B間の断面図である。なお、図1に示すX方向が図示せぬ上部構造体の延在方向であるスパン方向であり、図1に示すY方向がスパン方向Xに直交する水平方向であるピン軸方向であり、図1に示すZ方向が鉛直方向である。
図1〜図3に示すように、本実施の形態におけるピン支承構造は、下部構造体と上部構造体との間に介装される支承構造であり、例えば、張弦梁を用いた大空間構造物の場合には、固定骨組と張弦梁との間に設置され、或いは、橋脚の場合には、橋台と主桁との間に設置される。このピン支承構造は、下沓1と、上沓2と、ピン3と、浮上り防止部材4(浮上り防止部)とから構成されている。
下沓1は、図示せぬ下部構造体に固定される平版の部材である。下沓1の上面1aには、ピン3の下部30が嵌合されるピン嵌合用の凹部10が形成されている。この凹部10は、ピン軸方向Yに延在する断面形状が矩形の溝であり、下沓1のスパン方向Xにおける中央位置に形成されている。また、下沓1の下面1bには、鉛直方向Zに延在するボルト孔11が形成されている。このボルト孔11は、下沓1の下面1bからピン嵌合用の凹部10の底面10aに亘って形成された貫通孔であり、ピン軸方向Yに間隔を置いて複数(2つ)形成されている。
また、ピン軸方向Y方向に沿って延在する下沓1の両側の側面1cには、下沓1を図示せぬ下部構造体に掛止させるためのフランジ部12と、後述する浮上り防止部材4の下側凸部41が嵌合される浮上り防止部材嵌合用の凹部13と、浮上り防止部材4をボルト止めするための雌ネジ孔14と、がそれぞれ形成されている。フランジ部12は、ピン軸方向Y方向に沿って延在する断面形状が三角形の凸部であり、下沓1の底部に設けられている。また、浮上り防止部材嵌合用の凹部13は、ピン軸方向Yに延在する断面形状が矩形の溝であり、フランジ部12の上方の位置に形成されている。また、雌ネジ孔14は、上記凹部13の上方に形成されており、ピン軸方向Yに間隔を置いて複数(3つ)形成されている。
また、下沓1には、一対のストッパー15が設けられている。この一対のストッパー15は、下沓1のピン軸方向Yの一方側(図3における右側)の端部に設けられた第1ストッパー部16と、下沓1のピン軸方向Yの他方側(図3における左側)の端部に設けられた第2ストッパー部17とからなる。第1ストッパー部16及び第2ストッパー部17は、下沓1の上面1aよりも上方に突出された凸部であり、第1ストッパー部16と第2ストッパー部17とは、ピン軸方向Yに間隔を置いて配設されている。
第1ストッパー部16及び第2ストッパー部17の互いに対向する内方側の側面は、上沓2が当接される被当接面16a、17aとなっている。これらの被当接面16a、17aは、下沓1の上面1aから上方に延在された平らな鉛直面であり、第1ストッパー部16の被当接面16aと第2ストッパー部17の被当接面17aとは互いに平行している。また、第1ストッパー部16及び第2ストッパー部17のスパン方向Xの中央部には、凹形状の開口部16b、17bがそれぞれ形成されており、これらの開口部16b、17bの内部に向けて上記したピン嵌合用の凹部10の両端がそれぞれ開放されている。
ピン3は、ピン軸方向Yに延在するロッド状の部材である。ピン3は、下沓1のピン嵌合用の凹部10に嵌合される下部30と、後述する上沓2のピン係合用の凹部20に摺動可能に嵌め込まれる上部31とから構成されている。ピン3の下部30は、断面形状が矩形の角柱部であり、その下面30aには、ピン3を下沓1にボルト止めするための雌ネジ孔32が形成されている。雌ネジ孔32は、下沓1のボルト孔11に孔合わせされるネジ孔であり、ピン軸方向Yに間隔を置いて複数(2つ)形成されている。ピン3の上部31は、断面形状が半円形状の半円柱部である。ピン3の上部31の曲面状の外周面31aには、摺動性を良くするための処理が施されており、例えば、硬質クロムメッキ処理が施されている。
上記したピン3は、下沓1に固定されている。詳しく説明すると、下沓1のピン嵌合用の凹部10の中にピン3の下部30が嵌合される。このとき、下沓1のボルト孔11とピン3の雌ネジ孔32とが孔合わせされて連通される。そして、下沓1のボルト孔11からボルト5が挿入され、このボルト5の先端がピン3の雌ネジ孔32に螺着される。これにより、ピン3が下沓1の上面1aに固定される。
上沓2は、図示せぬ上部構造体に固定される平版状の部材である。上沓2の下面2aには、ピン3の上部31に摺動可能に被せるピン係合用の凹部20が形成されている。この凹部20は、ピン軸方向Yに延在する断面形状が円弧形の溝であり、上沓2のスパン方向Xにおける中央位置に形成されている。凹部20の内周面20aは、摺動性を良くするための処理が施されており、例えば、二硫化モリブデン焼付け処理が施されている。また、ピン軸方向Y方向に沿って延在する上沓2の両側の側面2bには、後述する浮上り防止部材4の上側凸部42が引っ掛けられる浮上り防止部材掛止用の凹部21が形成されている。この凹部21は、ピン軸方向Yに延在する断面形状が矩形の溝である。
上記した上沓2は、ピン3を介して下沓1の上方に設置されている。すなわち、下沓1と上沓2との間にピン3が挟み込まれた構成となっている。このとき、上沓2のピン係合用の凹部20がピン3の上部31に被せられ、ピン係合用の凹部20の内周面20aは、ピン3の上部31の外周面31aに摺動可能に合わせられる。また、上沓2の下面2aと下沓1の上面1aとの間には若干の隙間があけられている。これにより、下沓1と上沓2との相対的なピン軸O周りの回転が許容される。
また、上記した上沓2は、下沓1の一対のストッパー15間に嵌合されている。すなわち、第1ストッパー部16と第2ストッパー部17との間に上沓2が配設されている。したがって、上沓2の一方側(図3における右側)の端面2c(スパン方向Xに沿って延在する面)は第1ストッパー部16の被当接面16aに対向され、上沓2の他方側(図3における左側)の端面2cは第2ストッパー部17の被当接面17aに対向されている。
浮上り防止部材4は、上沓2の浮上りを防止するための部材である。浮上り防止部材4は、断面形状がコ字形の部材であり、鉛直に配設される板部40と、板部40の下端に設けられた下側凸部41と、板部40の上端に設けられた上側凸部42とから構成されている。板部40には、板部40を貫通するボルト孔43が形成されている。このボルト孔43は、下沓1の雌ネジ孔14に孔合わせされる貫通孔であり、ピン軸方向Yに間隔を置いて複数(3つ)形成されている。
上記した浮上り防止部材4は、下沓1及び上沓2の両側にそれぞれ配設されており、浮上り防止部材4の板部40は、下沓1の側面1c及び上沓2の側面2bに対向配置されている。このとき、浮上り防止部材4の下側凸部41は、下沓1の浮上り防止部材嵌合用の凹部13の中に嵌合されている。また、浮上り防止部材4のボルト孔43と下沓1の雌ネジ孔14とが孔合わせされて連通される。そして、浮上り防止部材4のボルト孔43からボルト6が挿入され、このボルト6の先端が下沓1の雌ネジ孔14に螺着される。これにより、浮上り防止部材4が下沓1の側面1cに固定される。また、浮上り防止部材4の上側凸部42は、上沓2の浮上り防止部材掛止用の凹部21の中に配置されている。
次に、上記した構成からなるピン支承構造の施工方法について説明する。
まず、建て方前の図示せぬ上部構造体に予め上沓2を固定しておく。一方、建てられた図示せぬ下部構造体に下沓1を固定するとともに、下沓1の上面1aにピン3をセットする。このとき、下沓1を現場溶接などで固定する前に、製品寸法や建物寸法を実測して下部構造体に正確な位置出しを行う。その後、下沓1及びピン3が設置された下部構造体に、上沓2が固定された上部構造体を架設し、下沓1の上にピン3を介して上沓2を設置する。最後に、下沓1及び上沓2の両側の側面1c、2bに浮上り防止部材4をそれぞれ取り付けて、ピン支承構造の施工が完了となる。このような施工方法によれば、施工精度を確保できるとともに品質を確保することができる。
上記した構成からなるピン支承構造では、図示せぬ上部構造体からの鉛直荷重は、上沓2、ピン3、下沓1、図示せぬ下部構体の順に伝達される。これによって、上部構造体は、上記したピン支承構造を介して下部構造体に支持される。
また、下沓1と上沓2との相対的なピン軸O周りの回転が許容されているため、図示せぬ上部構造体に回転変位が生じても、上沓2が下沓1に対してピン軸O周りに回転し、上部構造体の回転変位が吸収される。
また、図示せぬ上部構造体にピン軸方向Yへの水平力F1、F2が作用した場合、上沓2が第1ストッパー部16又は第2ストッパー部17に係止される。具体的に説明すると、例えば、ピン軸方向Yの他方側から一方側への水平力F1が作用した場合、上沓2の一方側の端面2cが第1ストッパー部16の被当接面16aに当接されて上沓2は係止される。反対に、ピン軸方向Yの一方側から他方側への水平力F2が作用した場合、上沓2の他方側の端面2cが第2ストッパー部17の被当接面17aに当接されて上沓2は係止される。すなわち、ピン軸方向Yへの水平力F1、F2が一対のストッパー15(第1ストッパー部16、第2ストッパー部17)による支圧で抵抗される。
さらに、図示せぬ上部構造体に風などによる浮上り力(上方への鉛直力)が作用した場合、上沓2の浮上り防止部材掛止用の凹部21が浮上り防止部材4の上側凸部42に引っ掛かって上沓2が掛止され、上沓2の上方への移動が規制される。すなわち、上沓2の浮上りが浮上り防止部材4によって抵抗される。
上記した構成からなるピン支承構造によれば、ピン軸方向Yの水平力F1、F2に対して抵抗することができるため、他の支承構造に頼ることなく、ピン軸方向Yの水平力F1、F2を処理することができる。これにより、ピン支承構造の機能として重要な回転および力の伝達方法が明確になり、構造性能を確実に確保することができる。また、回転および力の伝達方法が明確になることで、ピン支承構造をコンパクトな収まりにすることができる。
また、上記した構成からなるピン支承構造によれば、上述した施工方法により施工することができ、製品精度や施工精度に対する具体的な対策を講じることができ、施工品質を確保することができる。
さらに、上記した構成からなるピン支承構造によれば、コスト低減を図ることができるとともに、美観性に優れたピン支承構造を提供することができる。
以上、本発明に係るピン支承構造の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した実施の形態では、上沓2の浮上りを防止するための浮上り防止部材4が備えられているが、本発明は、浮上り防止部材4が無く、下沓1と上沓2とピン3とからなるピン支承構造とすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、断面形状矩形の下部30と断面形状半円形の上部31とからなるピン3が備えられ、断面形状矩形の下部30が下沓1に嵌合されているが、本発明は、断面形状が円形の円柱形状のピンが備えられ、この円柱形状のピンの下部分が下沓1に嵌合された構成とすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、下沓1が、平版の部材の上面1aにピン嵌合用の凹部10が形成された構成となっており、また、上沓2が、平版の部材の下面2aにピン係合用の凹部20が形成された構成となっているが、本発明は、上記した形状の下沓1や上沓2に限定されない。例えば、ピンの下部が嵌合される半筒部材がプレート上面に固定されるとともにピン軸の直交方向に延在するリブプレートで補強された構成からなる下沓であってもよい。また、ピンの上部に被せられる半筒部材がプレート下面に固定されるとともにピン軸の直交方向に延在するリブプレートで補強された構成からなる上沓であってもよい。
また、上記した実施の形態では、上沓2の両側の側面2bに浮上り防止部材4がそれぞれ配設されているが、本発明は、一対のストッパー15が配設された上沓2の端面2c側に浮上り防止部材4を配設することも可能であり、また、上沓2の片側だけに浮上り防止部材4を配設することも可能である。
また、上記した実施の形態では、下沓1と浮上り防止部材4とが別部品になっており、下沓1の側面1cに浮上り防止部材4をボルト止めする構成となっているが、本発明は、浮上り防止部が予め一体に形成された下沓を用いることもできる。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施の形態を説明するためのピン支承構造の斜視図である。 図1に示すA−A間の断面図である。 図1に示すB−B間の断面図である。
符号の説明
1 下沓
2 上沓
3 ピン
4 浮上り防止部材(浮上り防止部)
15 一対のストッパー
O ピン軸

Claims (2)

  1. 下部構造体に固定された下沓と上部構造体に固定された上沓との間に水平方向に延在するピンが挟み込まれ、前記下沓と前記上沓との相対的なピン軸周りの回転が許容されたピン支承構造において、
    前記下沓には、各々上方に向けて突出されているとともにピン軸方向に間隔をあけて配置された一対のストッパーが設けられ、
    該一対のストッパー間に前記上沓が嵌合されていることを特徴とするピン支承構造。
  2. 請求項1記載のピン支承構造において、
    前記下沓に、前記上沓に引っ掛けられて該上沓の浮上りを防止する浮上り防止部が設けられていることを特徴とするピン支承構造。
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