JP2010106533A - 雨水貯留浸透システム - Google Patents
雨水貯留浸透システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010106533A JP2010106533A JP2008279320A JP2008279320A JP2010106533A JP 2010106533 A JP2010106533 A JP 2010106533A JP 2008279320 A JP2008279320 A JP 2008279320A JP 2008279320 A JP2008279320 A JP 2008279320A JP 2010106533 A JP2010106533 A JP 2010106533A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rainwater
- rainwater storage
- storage
- receiving frame
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Sewage (AREA)
Abstract
【課題】夾雑物が浮遊しにくい位置に夾雑物受枠を設ける雨水貯留浸透システムを提供する。
【解決手段】雨水を貯留又は浸透させる雨水貯留浸透槽2と、雨水貯留浸透槽2の内部に設置されて雨水に混入した夾雑物を受容する夾雑物受枠3と、を備える雨水貯留浸透システムSである。
そして、雨水貯留浸透槽2には、雨水を貯留する貯留領域Tが設定されるとともに、夾雑物受枠3は、貯留領域Tよりも上に配置される。
【選択図】図1
【解決手段】雨水を貯留又は浸透させる雨水貯留浸透槽2と、雨水貯留浸透槽2の内部に設置されて雨水に混入した夾雑物を受容する夾雑物受枠3と、を備える雨水貯留浸透システムSである。
そして、雨水貯留浸透槽2には、雨水を貯留する貯留領域Tが設定されるとともに、夾雑物受枠3は、貯留領域Tよりも上に配置される。
【選択図】図1
Description
本発明は、雨水を貯留又は浸透させる雨水貯留浸透システムに関するものである。
近年、都市化が急激に進んだことで、舗装の面積が増加したため、雨水が地中に浸み込まずに、一気に河川に流れ込むようになっている。
このため、都市型の洪水が起こる反面、普段は河川の流量が少なく、水質が悪化し、地下水が枯れるなどの問題が生じている。
また、地下水の低下によって渇水の危険性が高まり、緑地や街路樹などの潤いが失われ、気温の上昇や地中の乾燥化などが生じて、都市の気候変化をもたらすことも明らかになってきている。
このような問題を解決するために、雨水を貯留させる技術や雨水を地中に浸透させる技術が開発されている。
例えば、特許文献1には、雨水貯留浸透槽に流入する雨水に混入した土砂を傾斜部材によって分離し、分離された土砂を捕集する集砂部を備え、この集砂部が雨水貯留浸透槽の上部に設けることを特徴とする雨水調整施設が開示されている。
この構成によれば、人手によることなく土砂や木の葉等の浮遊物を雨水貯留浸透槽から自動的に除去できるようになる。
特開2007−262655号公報
しかしながら、前記した特許文献1は、雨水貯留浸透槽内の水位が高くなった場合に、集砂部に雨水を溢れさせる構成となっており、集砂部を超えて水位が上昇すると夾雑物が浮遊して傾斜部材に溜まって除去しにくくなるという問題や、短時間に大量の雨水が流入した際に集砂部で集めた土砂があふれてしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、夾雑物が浮遊しにくい位置に夾雑物受枠を設ける雨水貯留浸透システムを提供するとともに、集砂効率を向上させることを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の雨水貯留浸透システムは、雨水を貯留又は浸透させる雨水貯留浸透槽と、前記雨水貯留浸透槽の内部に設置されて雨水に混入した夾雑物を受容する夾雑物受枠と、を備える雨水貯留浸透システムであって、前記雨水貯留浸透槽には、雨水を貯留する貯留領域が設定されるとともに、前記夾雑物受枠は、前記貯留領域よりも上に配置されることを特徴とする。
また、前記貯留領域は、前記雨水貯留浸透槽の上部に接続されたオーバーフロー管の設置高さ以下かつ前記雨水貯留浸透槽の計画水位以上に設定された貯留水位から、前記雨水貯留浸透槽の底面までの領域として設定される構成とすることができる。
さらに、前記雨水貯留浸透槽には、前記夾雑物受枠よりも下に別の夾雑物受枠が設けられる構成とすることができる。
そして、前記別の夾雑物受枠は、前記雨水貯留浸透槽の底部に配置される構成とすることが好ましい。
また、前記雨水貯留浸透槽には、前記夾雑物受枠を載置する保持板材が配置されるとともに、前記夾雑物受枠には、夾雑物を受容する本体枠部と前記本体枠部から下方に突出する脚部とが設けられ、前記夾雑物受枠は、前記脚部を介して前記保持板材に載置される構成とすることができる。
さらに、前記本体枠部には、前記脚部に対向する位置に通水孔が設けられるとともに、前記脚部には、前記通水孔を通じて落下した雨水を自然流下させる傾斜面が設けられることが好ましい。
このように、本発明の雨水貯留浸透システムは、雨水貯留浸透槽と夾雑物受枠とを備える雨水貯留浸透システムであって、雨水貯留浸透槽には雨水を貯留する貯留領域が設定されるとともに、夾雑物受枠は貯留領域よりも上に配置されることを特徴とする。
したがって、貯留領域よりも上に水位が上昇することはほとんどないため、夾雑物受枠に溜まった夾雑物が浮遊しにくく、メンテナンス性の良好な雨水貯留浸透システムとなる。
また、貯留領域は、オーバーフロー管の設置高さ以下かつ雨水貯留浸透槽の計画水位以上に設定された貯留水位から、雨水貯留浸透槽の底面までの領域として設定されるため、貯留水位より上には水位が上昇することはほとんどなくなる。
さらに、雨水貯留浸透槽には、夾雑物受枠よりも下に別の夾雑物受枠が設けられることで、上側の夾雑物受枠で捕捉されなかった夾雑物を下側の別の夾雑物受枠によって捕捉することができる。
そして、別の夾雑物受枠は、雨水貯留浸透槽の底部に配置される構成とすることで、上側の夾雑物受枠で捕捉されなかった夾雑物を、雨水貯留浸透槽の最下部において効率よく捕捉することができる。
また、雨水貯留浸透槽には保持板材が配置されるとともに、夾雑物受枠には本体枠部と脚部とが設けられ、夾雑物受枠は脚部を介して保持板材に載置されることで、雨水の流れを妨げることなく保持板材によって夾雑物受枠を支持することができる。
さらに、夾雑物受枠の本体枠部には通水孔が設けられるとともに、脚部には傾斜面が設けられることで、夾雑物受枠に受け入れた雨水を夾雑物と分離して、速やかに排水することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図2を用いて本発明の雨水貯留浸透システムSの全体構成を説明する。
本発明の雨水貯留浸透システムSは、図2,3に示すように、雨水が流入する流入管1と、雨水を貯留又は浸透させる雨水貯留浸透槽2と、この雨水貯留浸透槽2の内部に設置されて雨水に混入した夾雑物を受容する夾雑物受枠3と、雨水貯留浸透槽2の容量を超えて溢れ出る雨水を排水するオーバーフロー管40と、雨水貯留浸透槽2に設置された夾雑物受枠3を点検するための点検マス5,5と、全体を覆って雨水を貯留させるための遮水シート61と、を備えている。
なお、本実施の形態では、雨水貯留浸透システムSが、遮水シート61を用いる貯水タイプの雨水貯留浸透槽2に適用される場合について説明するが、これに限定されるものではなく、透水シートを用いる浸透タイプの雨水貯留浸透槽にも適用できる。
流入管1は、路面や公園の広場などから側溝などに流れ込んだ雨水を、雨水に混入した夾雑物とともに雨水貯留浸透槽2に流入させるためのもので、雨水貯留浸透槽2の側面においてオーバーフロー管40よりも上方に接続されている。
さらに、オーバーフロー管40は、貯留された雨水の量が雨水貯留浸透槽2の貯留容量を超えた場合に、雨水が逆流して路面などに溢れないように雨水を下水施設へ排水するためのものである。
そして、このオーバーフロー管40の設置高さは、雨水貯留浸透槽2の貯留容量を十分に確保できるように、雨水貯留浸透槽2の側面の上部であって流入管1よりも下に接続される。
なお、このオーバーフロー管40は、流入管1の上流側が高くなっていて逆流するおそれがない場合などには、流入管1よりも上に接続されるものであってもよい。
この他、オーバーフロー管40は、雨水貯留浸透槽2の上面に接続されるものであってもよいし、雨水貯留浸透槽2に直接は接続されずに点検マス5や中継用のマス(不図示)などに接続されるものであってもよい。
また、点検マス5は、夾雑物受枠3に溜まった泥や砂や落ち葉などの夾雑物を点検・除去するためのもので、夾雑物受枠3に溜まった夾雑物を地上からバキュームホースを挿入して除去できるように、夾雑物受枠3の端部の上方から雨水貯留浸透槽2に挿入されている。
さらに、雨水貯留浸透槽2は、流入管1から流入した雨水を下水施設へ排水する前に一時的に貯留する機能や、雨水を地盤中に浸透させて地下水を涵養する機能などを有している。
そして、本実施の形態の雨水貯留浸透槽2は、図4に示すように、個々の充填部材として、上載荷重を支持するために補強された板状の上面部材22、薄い三角柱状の連結片23,・・・、高さのある三角柱状の脚材24,・・・、雨水を一定方向に流すための傾斜面を備えた傾斜部材25,・・・、雨水に混入した夾雑物を受け入れる夾雑物受枠3、夾雑物受枠3を載置するための保持板材26,26、板状の下面部材27、などを上下方向に重ね合わせることで貯水のための空間を確保しつつ地表からの荷重などを支持するようになっている。
加えて、この雨水貯留浸透槽2には、図1に示すように、オーバーフロー管40の底面の設置高さH1以下かつ計画水位H2以上に設定された貯留水位H3から、雨水貯留浸透槽2の底面21までの領域が、貯留領域Tとして設定されている。
計画水位H2は、雨水貯留浸透槽2が通常の降雨によって貯留・浸透させる使用状態における水位であり、雨水貯留浸透システムSの設置場所、集水面積などの水文学的な条件、設置場所付近の下水施設の能力、などを総合的に判断して計算して設定される。
そして、貯留水位H3は、設置高さH1以上で計画水位H2以下の範囲では、雨水の落差による水流の勢いなどによって夾雑物が飛散しないような高さで、広い範囲の夾雑物を集めるようになるべく下方に設置される。
また、傾斜部材25は、図2の平面図に示すように、雨水を受ける傾斜面が雨水貯留浸透槽2の幅方向の中央近傍に配置された夾雑物受枠3の方向を向くように、向きを揃えて配置されている。
したがって、傾斜面上に溜まった夾雑物は、流入した水の勢いや水位の低下に伴って雨水とともに夾雑物受枠3の方向に誘導され、最終的には夾雑物受枠3の中に溜まることとなる。
さらに、保持板材26は、樹脂によって高さの低い(薄い)箱状に形成されるもので、板面には通水のための通水孔(不図示)が設けられており、夾雑物受枠3を載置できるように二枚を一組として重ね合わされて所定の強度を有するようにされている。
そして、本実施の形態の夾雑物受枠3は、図5,6に示すように、夾雑物を溜める長尺の本体枠部31と、この本体枠部31を支持するとともに雨水を流れやすくする脚部32と、を備えており、上記した貯留領域T(貯留水位H3)よりも上の位置に開口するように設置されている。
また、この夾雑物受枠3の設置方向は、傾斜部材25を用いて夾雑物を所定の位置に集めるようにすれば、雨水貯留浸透槽2の延設方向に沿って中央に一列だけ配置してやればよい。
加えて、夾雑物受枠3は、一枚当りの厚みが脚材24や傾斜部材25と等しい保持板材26に載置されるものであるため、保持板材26の設置位置を上下方向に変えることで、夾雑物受枠3の設置深さを任意に変えることができるようになっている。
この本体枠部31は、樹脂によってコ字状断面の継目のない連続した長尺部材として形成されるもので、側壁は雨水が流入しやすいように先端が外側に開いており、底版には雨水を夾雑物と分離して落下させるために脚部32の傾斜面32aの上部に対向する位置に複数の通水孔31a,・・・が設けられている。
さらに、この円径の通水孔31aには、図7に示すように、泥や砂などが落下しないように、夾雑物を溜める内側(設置された状態で上側)に、周囲を囲むように円環状の隆起部31bが形成されている。
また、脚部32は、図5,6に示すように、雨水を流下させる勢いをつけるための湾曲した傾斜面32aと保持板材26の上に載置される支持部32bとを有しており、傾斜面32aの上部が通水孔31aに対向するように本体枠部31の下面に接着して固定されている。
さらに、この夾雑物受枠3は、開口面が貯留水位H3よりも上に位置しており、頻度の高い通常の降雨によって流入した雨水によっては、内部に溜まった夾雑物が浮き上がらないようにされている。
次に、本実施の形態の雨水貯留浸透システムSの作用について説明する。
このように、本発明の雨水貯留浸透システムSは、雨水貯留浸透槽2と夾雑物受枠3とを備える雨水貯留浸透システムSであって、雨水貯留浸透槽2には雨水を貯留する貯留領域Tが設定されるとともに、夾雑物受枠3は貯留領域Tよりも上に配置されることを特徴とする。
したがって、貯留領域Tよりも上に水位が上昇することはほとんどないため、夾雑物受枠3に溜まった夾雑物が浮遊しにくく、メンテナンス性の良好な雨水貯留浸透システムSとなる。
つまり、雨が降った際に夾雑物受枠3の開口面よりも上に水位が上昇すると、夾雑物受枠3の内部に溜まった木の葉などの軽い夾雑物は浮遊してしまい、下方に散逸するため回収しにくくなる可能性がある。
そこで、夾雑物受枠3を水位上昇によっても夾雑物が浮遊しない高さに設置することで、夾雑物の浮遊を防止し、回収を容易にすることができる。
この場合、傾斜部材25と組み合わせて用いることで、夾雑物を所定の位置に集めることができれば、一箇所(一列)で夾雑物を除去できるようになるため、点検マス5の構成を簡単にできるうえに、夾雑物の除去が容易になる。
また、貯留領域Tは、オーバーフロー管40の設置高さH1以下かつ雨水貯留浸透槽2の計画水位H2以上に設定された貯留水位H3から、雨水貯留浸透槽2の底面までの領域として設定されるため、貯留水位H3より上には水位が上昇することはほとんどなくなる。
この場合、貯留水位H3は、設置高さH1以上で計画水位H2以下の範囲では、雨水の落差による水流の勢いなどによって夾雑物が飛散しないような高さで、なるべく下方に設置されることで広い範囲の夾雑物を集めることができるようになる。
また、雨水貯留浸透槽2には保持板材26が配置されるとともに、夾雑物受枠3には本体枠部31と脚部32とが設けられ、夾雑物受枠3は脚部32を介して保持板材26に載置されることで、雨水の流れを妨げることなく保持板材26によって夾雑物受枠3を支持することができる。
つまり、夾雑物受枠3の本体枠部31を保持板材26に直接載置すると、通常は本体枠部31の通水孔31aから保持板材26の通水孔(不図示)を通じて雨水は流下するが、雨水の量が多い場合には、流れが悪くなったり逆流したりする可能性がある。
そこで、脚部32を介して本体枠部31を載置すれば、保持板材26との間に一定の緩衝空間を形成することとなり、雨水の量が多い場合でも流れが悪くなることはない。
さらに、夾雑物受枠3の本体枠部31には通水孔31aが設けられるとともに、脚部32には傾斜面32aが設けられることで、夾雑物受枠3に受け入れた雨水を夾雑物と分離して、速やかに排水することができる。
そして、このように通水孔31aや傾斜面32aを設けることで、雨水(液体分)を速やかに排水できれば、雨水と分離された木の葉などの夾雑物は乾いた状態で回収できるようになる。
加えて、夾雑物受枠3は、延設方向に連続した継目(隙間)のない溝状の部材として形成されるため、細かい砂でも捕捉できるうえに、捕捉した後の除去の際にもバキュームホースの先端が引っ掛かることもなく除去が容易である。
以下、図8を用いて、前記実施の形態とは別の形態の雨水貯留浸透システムS1について説明する。
なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
まず、構成について説明すると、本実施例の雨水貯留浸透システムS1は、流入管1、雨水貯留浸透槽2、夾雑物受枠3、オーバーフロー管40、点検マス(不図示)、遮水シート61、を備えるとともに(図2,3参照)、貯留水位H3よりも上に設置された一方の夾雑物受枠3よりも下に別の夾雑物受枠3Aが設置されている。
この下側の夾雑物受枠3Aは、図5,6,7に示した上側の夾雑物受枠3と略同様に、夾雑物を溜める長尺の本体枠部31を備えており、上記した貯留領域Tにおいて最も低い位置となるように下面部材27の上に載置されている。
本体枠部31は、樹脂によってコ字状断面の継目のない連続した長尺部材として形成されるもので、側壁は雨水が流入しやすいように先端が外側に開いており、雨水を落下させる必要がないため底版には通水孔が設けられておらず、脚部も設けられていない。
次に、作用について説明する。
このように、本実施例の雨水貯留浸透槽2には、夾雑物受枠3よりも下に別の夾雑物受枠3Aが設けられることで、上側の夾雑物受枠3で捕捉されなかった夾雑物を下側の別の夾雑物受枠3Aによって捕捉することができる。
つまり、夾雑物受枠3から遠い位置から雨水が流入して上側の夾雑物受枠3によって捕捉されない場合や、大雨によって一旦溜まった夾雑物が浮遊したりした場合には、下方に設置された別の夾雑物受枠3Aによって予備的に二段階に捕捉・回収できる。
そして、別の夾雑物受枠3Aは、雨水貯留浸透槽2の底部に配置される構成とすることで、上側の夾雑物受枠3で捕捉されなかった夾雑物を、雨水貯留浸透槽2の最下部において効率よく捕捉することができる。
特に、本実施例のように、傾斜部材25を階段状に配置する構成とする場合には、より下方に夾雑物受枠3Aを設置すればより広範囲の夾雑物を捕捉・回収できるようになる。
なお、夾雑物受枠3,3Aは、設置場所の特性に応じて、落ち葉などの軽い夾雑物が多い場合には上側の夾雑物受枠3を大きくし、泥や砂などの重い夾雑物が多い場合には下側の夾雑物受枠3Aを大きくすることができる。
加えて、夾雑物受枠3,3Aは、延設方向に連続した継目(隙間)のない溝状の部材として形成されるため、特に二段に設置した場合には下側の夾雑物受枠3Aで細かい砂も捕捉できるようになる。
なお、この他の構成および作用効果については、前記実施の形態と略同様であるため説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態及び実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態又は実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例では、夾雑物受枠3が保持板材26に載置されることで固定・設置される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、本体枠部31の側壁部を掛止手段によって脚材24に掛止するものや、傾斜部材25に吊下げるものなど、どのような方法によって固定するものであってもよい。
また、前記実施の形態及び実施例では、夾雑物受枠3,3Aは、脚材24と略同一高さに形成される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、脚材24の整数倍の高さを有するように構成してもよいし、いずれか一方が深くなるように構成してもよい。
さらに、前記実施例では、上側の夾雑物受枠3と下側の夾雑物受枠3Aとが同一の幅に形成される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、いずれか一方が他方よりも広い幅に形成されるものであってもよい。
S 雨水貯留浸透システム
H1 オーバーフロー管の設置高さ
H2 計画水位
H3 貯留水位
1 流入管
2 雨水貯留浸透槽
21 底面
25 傾斜部材
26 保持板材
3,3A 夾雑物受枠
31 本体枠部
31a 通水孔
32 脚部
32a 傾斜面
40 オーバーフロー管
5 点検マス
H1 オーバーフロー管の設置高さ
H2 計画水位
H3 貯留水位
1 流入管
2 雨水貯留浸透槽
21 底面
25 傾斜部材
26 保持板材
3,3A 夾雑物受枠
31 本体枠部
31a 通水孔
32 脚部
32a 傾斜面
40 オーバーフロー管
5 点検マス
Claims (6)
- 雨水を貯留又は浸透させる雨水貯留浸透槽と、前記雨水貯留浸透槽の内部に設置されて雨水に混入した夾雑物を受容する夾雑物受枠と、を備える雨水貯留浸透システムであって、
前記雨水貯留浸透槽には、雨水を貯留する貯留領域が設定されるとともに、前記夾雑物受枠は、前記貯留領域よりも上に配置されることを特徴とする雨水貯留浸透システム。 - 前記貯留領域は、前記雨水貯留浸透槽の上部に接続されたオーバーフロー管の設置高さ以下かつ前記雨水貯留浸透槽の計画水位以上に設定された貯留水位から、前記雨水貯留浸透槽の底面までの領域として設定されることを特徴とする請求項1に記載の雨水貯留浸透システム。
- 前記雨水貯留浸透槽には、前記夾雑物受枠よりも下に別の夾雑物受枠が設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の雨水貯留浸透システム。
- 前記別の夾雑物受枠は、前記雨水貯留浸透槽の底部に配置されることを特徴とする請求項3に記載の雨水貯留浸透システム。
- 前記雨水貯留浸透槽には、前記夾雑物受枠を載置する保持板材が配置されるとともに、前記夾雑物受枠には、夾雑物を受容する本体枠部と前記本体枠部から下方に突出する脚部とが設けられ、
前記夾雑物受枠は、前記脚部を介して前記保持板材に載置されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の雨水貯留浸透システム。 - 前記本体枠部には、前記脚部に対向する位置に通水孔が設けられるとともに、前記脚部には、前記通水孔を通じて落下した雨水を自然流下させる傾斜面が設けられることを特徴とする請求項5に記載の雨水貯留浸透システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008279320A JP2010106533A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 雨水貯留浸透システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008279320A JP2010106533A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 雨水貯留浸透システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010106533A true JP2010106533A (ja) | 2010-05-13 |
Family
ID=42296244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008279320A Pending JP2010106533A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 雨水貯留浸透システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010106533A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014070387A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 集砂受枠の取付部材 |
-
2008
- 2008-10-30 JP JP2008279320A patent/JP2010106533A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014070387A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 集砂受枠の取付部材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101662758B1 (ko) | 도로 침수 방지, 지하수위 유지를 통한 지반안정 및 우수 재이용을 위한 우수 저류 및 관리시스템 | |
KR101822899B1 (ko) | 지하수 확보 기능이 향상된 측구 겸용 친환경 집수정 및 그것을 이용한 배수 시스템을 구비하는 친환경 도로 구조물 | |
KR200407745Y1 (ko) | 빗물 처리 시스템 | |
JP5224388B2 (ja) | 浸透装置用フィルタ及び浸透装置 | |
JP4508986B2 (ja) | 雨水浸透ます | |
KR20130011103A (ko) | 빗물관리시설장치 | |
JP3628322B1 (ja) | 液状化防止構造 | |
JP4511077B2 (ja) | 雨水排水処理システム | |
KR101865202B1 (ko) | 우수 배수시설의 전처리장치 | |
JP2006322148A (ja) | 雨水の地下貯留浸透施設 | |
JP2010106533A (ja) | 雨水貯留浸透システム | |
KR101339455B1 (ko) | 다단분리를 이용한 빗물 저류 장치 | |
KR101316313B1 (ko) | 저류조를 이용한 계곡수용 초기우수 보관 처리 시스템 | |
KR101158632B1 (ko) | 비점 오염원 저감 맨홀 | |
JP5033406B2 (ja) | 雨水流出抑制施設 | |
KR101218752B1 (ko) | 빗물저장침투장치 | |
KR20100059750A (ko) | 정화 집수조와 이중 배수관을 구비한 침투 및 저류 시스템 | |
KR100750980B1 (ko) | 빗물 처리 시스템 | |
JP5774396B2 (ja) | 浸透ます、及びこれを用いた浸透トレンチシステム | |
KR100978238B1 (ko) | 정화 집수조와 이중 배수관을 구비한 침투 및 저류 시스템 | |
KR102611176B1 (ko) | 지중침투형 빗물받이 필터 | |
JP5541621B2 (ja) | 雨水浸透桝 | |
KR101958435B1 (ko) | 정수기능을 갖는 투수 집수정 | |
JP2019027149A (ja) | 縦型雨水浸透施設 | |
KR101178211B1 (ko) | 경계석 측면 설치용 배수구 |