JP2010106434A - 吊り戸装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吊り金具に戸の上端面に螺合した吊り下げボルトを吊り下げてなる吊り戸装置に関するもので、作業性にすぐれた吊り戸装置を提供する。
【解決手段】吊り下げボルト8は、螺軸部81と、螺軸部の上部に位置し螺軸部より大径の頭部82を有し、吊り金具6は、吊り下げボルトの頭部を支持する支持壁64と、吊り下げボルトの回転止めと外れ止めを行う固定部材9の連結壁63を有し、支持壁は、螺軸部の径よりやや大きく、頭部の径より小さな係合孔7を有し、固定部材は、係合孔に螺軸部が挿通し、頭部下面が支持壁に載置された状態で、吊り下げボルトの頭部に外嵌する外嵌部と、連結壁と連結される連結部93が合成樹脂材にて一体に成形され、連結部は、前記取付孔に対応する固定用連結孔90と、連結壁側の反対方向に突出し、前記係止孔に係合する戻り止め突起95を下面に突出させた弾性脚部94を有しているものである。
【選択図】図5
【解決手段】吊り下げボルト8は、螺軸部81と、螺軸部の上部に位置し螺軸部より大径の頭部82を有し、吊り金具6は、吊り下げボルトの頭部を支持する支持壁64と、吊り下げボルトの回転止めと外れ止めを行う固定部材9の連結壁63を有し、支持壁は、螺軸部の径よりやや大きく、頭部の径より小さな係合孔7を有し、固定部材は、係合孔に螺軸部が挿通し、頭部下面が支持壁に載置された状態で、吊り下げボルトの頭部に外嵌する外嵌部と、連結壁と連結される連結部93が合成樹脂材にて一体に成形され、連結部は、前記取付孔に対応する固定用連結孔90と、連結壁側の反対方向に突出し、前記係止孔に係合する戻り止め突起95を下面に突出させた弾性脚部94を有しているものである。
【選択図】図5
Description
本発明は、戸の開閉方向に移動可能な吊り金具に、戸の上端面に螺合した吊り下げボルトを吊り下げてなる吊り戸装置に関するものである。
この種の吊り戸装置としては、上部に設けたレールに沿って移動可能な支持体(本発明では吊り金具)に、引戸(本発明では戸)を複数の吊支ロッド(本発明では吊り下げボルト)で吊り下げてなる吊り下げ式引戸(本発明では吊り戸装置)において、支持体は垂直板とその下端に後方に向けて直角に形成した受板とを有し、前記垂直板の下端複数箇所には開口を形成すると共に、該開口に連続するよう前記受板の折曲縁寄りに係合孔を形成し、前記引戸の上端面複数箇所に螺合した吊支ロッドの頭部を前方から開口内に挿入し、且つ、吊支ロッドの軸部を係合孔内に位置させるとともに、頭部を受板に係止し、断面L字形の保持部材(本発明では固定部材)の垂直片で前期開口を塞ぐように支持体の垂直板に取付け、該保持部材の水平片にその端縁に向けて開放して形成した止め穴内に前記吊支ロッドの軸部を受け入れて保持し、垂直片と垂直板をネジ止め連結したものがある。(例えば、特許文献1参照。)
この場合、引戸の高さを調節するには、支持体に設けられた開口内に挿入したスパナで吊支ロッドの頭部を回動させなければならないので、スパナの回動範囲(回動角度)は、開口の巾に影響される。(開口の巾を最大にしても、スパナを180度回動させることは不可能。)従って、引戸を所望の高さに調節するには、スパナを開口から何度も出し入れし、その都度、スパナを吊支ロッドの頭部に嵌合させなければならず、煩雑な作業となっていた。
一方、最適な引戸の高さ位置を決める為には、頭部の回動作業にあわせて、引戸の開閉動作が何度も必要となり、そして、開閉時に吊支ロッドの軸部が係合孔から外れることがないよう保持部材をネジ止めする必要がある。
すなわち、最適な引戸の高さ位置を決定する為には、ネジ止め作業と、ネジを外す作業(頭部をスパナで回動するため保持部材を取外す作業)が何度も必要となり非常に煩わしかった。
すなわち、最適な引戸の高さ位置を決定する為には、ネジ止め作業と、ネジを外す作業(頭部をスパナで回動するため保持部材を取外す作業)が何度も必要となり非常に煩わしかった。
本発明は、作業性にすぐれた吊り戸装置を提供することを課題とする。
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、戸の上面に螺合した複数個の吊り下げボルトを戸の開閉方向に移動可能な吊り金具に吊り下げてなる吊り戸装置において、吊り下げボルトは、戸の上面に螺合する螺軸部と、螺軸部の上部に位置し螺軸部より大径の頭部を有し、吊り金具は、吊り下げボルトの頭部を支持する支持壁と、吊り下げボルトの回転止めと外れ止めを行う固定部材が連結される連結壁と、固定部材の上り止めをおこなう上壁を有し、支持壁は、連結壁の対向側の端部が開口し、螺軸部の径よりやや大きく、頭部の径より小さな係合孔と、固定部材が仮固定される係止孔を有し、連結壁は、固定部材を連結する取付孔を有し、固定部材は、係合孔に螺軸部が挿通し、頭部下面が支持壁に載置された状態で、吊り下げボルトの頭部に外嵌する外嵌部と、連結壁と連結される連結部が合成樹脂材にて一体に成形され、連結部は、前記取付孔に対応する固定用連結孔と、連結壁側の反対方向に突出し、前記係止孔に係止する戻り止め突起を下面に突出させた弾性脚部を有するものである。
次に、上記課題を解決するため本発明が手段とする第2の特徴は、上記第1の特徴に加え、固定部材の戻り止め突起が係止孔に係止した状態で弾性脚部の連結壁側と反対側の端部が、支持壁の端部より外方に突出しているものである。
次に、上記課題を解決するため本発明が手段とする第3の特徴は、上記第1、又は、第2の特徴に加え、固定部材の外嵌部の連結壁側と反対側の端部が、支持壁と上壁間の間隙とほぼ等しい厚みに形成されているものである。
請求項1に記載の発明によると、吊り金具の連結壁に取付られる固定部材は、外嵌部に連設された連結部に、支持壁の係止孔に係止する戻り止め突起が形成された弾性脚部を有しているので、戸の高さを調節するときは、係合孔に螺軸部が挿通し、頭部下面が支持壁に載置された状態で、スパナ等で吊り下げボルトを回動して、戸を一応の目安となる高さにした後、外嵌部を頭部に外嵌し、同時に係止孔に戻り止め突起を係止して、固定部材を吊り金具に仮固定し、吊り下げボルトの係合孔からの脱落を一時的に阻止した状態で、引戸を開閉して他のオプション部材(全開ストッパー部材、ブレーキ部材等)との高さ調整を適宜行う。
この時、係止孔に係止させた戻り止め突起は弾性脚部によって弾性的に係止した状態であるから、プライヤー等の工具によって簡単に取外すことが可能であり、従来のように調整の都度ネジを取外す必要がなく、固定部材の取付け、取外し作業が非常に容易であるから、引戸の高さ調節の作業も手軽に行うことが出来る。
この時、係止孔に係止させた戻り止め突起は弾性脚部によって弾性的に係止した状態であるから、プライヤー等の工具によって簡単に取外すことが可能であり、従来のように調整の都度ネジを取外す必要がなく、固定部材の取付け、取外し作業が非常に容易であるから、引戸の高さ調節の作業も手軽に行うことが出来る。
又、連結部には固定用連結孔を設けているので、最適な引き戸の高さが決定したときは、固定用連結孔から、連結壁の取付孔に連結ネジを螺合すれば、吊り金具に固定部材は強固に連結され、戸は安定よく取り付けられる。
又、請求項2に記載の発明によると、固定部材の戻り止め突起が係止孔に係止した状態で弾性脚部の連結壁側と反対側の端部が、支持壁の端部より外方に突出しているので、この突出部分をプライヤー等で挟持すれば固定部材の取外しが非常に簡単である。
又、請求項3に記載の発明によると、固定部材の外嵌部の連結壁側と反対側の端部が、支持壁と上壁間の間隙とほぼ等しい厚みに形成されているので、固定部材の仮固定状態で、外嵌部の連結壁側と反対側の端部が上壁に近接し、固定側部材は不測に上方に移動することがなく、戻り止め突起が係止孔から不測に外る事がない。
したがって、固定部材の仮固定状態で、戸が開閉されても吊り下げボルトが係合孔から外れることがなく、安全に作業を行うことが出来る。
したがって、固定部材の仮固定状態で、戸が開閉されても吊り下げボルトが係合孔から外れることがなく、安全に作業を行うことが出来る。
本発明は、戸の上面に螺合した複数個の吊り下げボルトを戸の開閉方向に移動可能な吊り金具に吊り下げてなる吊り戸装置において、吊り下げボルトは、戸の上面に螺合する螺軸部と、螺軸部の上部に位置し螺軸部より大径の頭部を有し、吊り金具は、吊り下げボルトの頭部を支持する支持壁と、吊り下げボルトの回転止めと外れ止めを行う固定部材が連結される連結壁と、固定部材の上り止めをおこなう上壁を有し、支持壁は、連結壁の対向側の端部が開口し、螺軸部の径よりやや大きく、頭部の径より小さな係合孔と、固定部材が仮固定される係止孔を有し、連結壁は、固定部材を連結する取付孔を有し、固定部材は、係合孔に螺軸部が挿通し、頭部下面が支持壁に載置された状態で、吊り下げボルトの頭部に外嵌する外嵌部と、連結壁と連結される連結部が合成樹脂材にて一体に成形され、連結部は、前記取付孔に対応する固定用連結孔と、連結壁側の反対方向に突出し、前記係止孔に係止する戻り止め突起を下面に突出させた弾性脚部を有し、固定部材の戻り止め突起が係止孔に係止した状態で弾性脚部の連結壁側と反対側の端部が、支持壁の端部より外方に突出し、固定部材の外嵌部の連結壁側と反対側の端部が、支持壁と上壁間の間隙とほぼ等しい厚みに形成されているものである。
以下、添付図面に基づいて実施例を詳述する。
図1〜図3において、符号1は吊り戸枠を示している。
吊り戸枠1は、建物側の鉄骨101・・・のブラケット102・・・に溶接され、下端部が床面仕上げ時に床面に埋め込まれ、所定間隔を有して固定された戸尻側縦枠12と戸先側縦枠11と、戸尻側縦枠12と戸先側縦枠11の上端間に配設され、建物側鉄骨101のブラケット102に溶接固定された上枠13より門形に形成されている。
図1〜図3において、符号1は吊り戸枠を示している。
吊り戸枠1は、建物側の鉄骨101・・・のブラケット102・・・に溶接され、下端部が床面仕上げ時に床面に埋め込まれ、所定間隔を有して固定された戸尻側縦枠12と戸先側縦枠11と、戸尻側縦枠12と戸先側縦枠11の上端間に配設され、建物側鉄骨101のブラケット102に溶接固定された上枠13より門形に形成されている。
符号14は吊り戸支持枠を示している。吊り戸支持枠14は、戸尻側縦枠12と戸先側縦枠11の内面に高さ調節可能に連結され、戸尻側縦枠12と戸先側縦枠11の上部間に配設され、内面にスライドレール2が着脱自在に連結されている。
符号16、17は室外側戸袋パネルと室内側戸袋パネルを示している。
室外側戸袋パネルと16と室内側戸袋パネル17は対向したほぼ同一の構成で、床面に配設された戸袋ベース160に下端部が支持され、戸先側の上端部が、取付金具を介して、吊り戸支持枠14の室外側面、室内側面にそれぞれ連結され、戸尻側の端面が、戸尻側縦枠12の内面に設けられた戸袋パネル係止部に係合して、前後方向に所定間隔を有して配設されて戸袋を構成している。
符号16、17は室外側戸袋パネルと室内側戸袋パネルを示している。
室外側戸袋パネルと16と室内側戸袋パネル17は対向したほぼ同一の構成で、床面に配設された戸袋ベース160に下端部が支持され、戸先側の上端部が、取付金具を介して、吊り戸支持枠14の室外側面、室内側面にそれぞれ連結され、戸尻側の端面が、戸尻側縦枠12の内面に設けられた戸袋パネル係止部に係合して、前後方向に所定間隔を有して配設されて戸袋を構成している。
符号18、19は室内側ランマパネルと室外側ランマパネルを示している。
室内側ランマパネル18と室外側ランマパネル19は対向したほぼ同一の構成で、上端が上枠13の下面に係止され、左右端部が戸尻側縦枠12と戸先側縦枠11の内面に設けられたランマ取付部にネジ止めされて、吊り戸枠1に着脱自在となし、室内側ランマパネル18(吊り戸支持枠14のスライドレール2が取付けられる側)をメンテナンス等のための点検パネルとしている。
符号5は戸を示し、上部は、スライドレール2を介して吊り戸支持枠14に吊り下げられ、戸5の下端面のローラー嵌合溝52は、戸袋ベース160の戸先側端部に設けられたガイドローラー50に嵌合して前後方向への振れ止めがなされている。
室内側ランマパネル18と室外側ランマパネル19は対向したほぼ同一の構成で、上端が上枠13の下面に係止され、左右端部が戸尻側縦枠12と戸先側縦枠11の内面に設けられたランマ取付部にネジ止めされて、吊り戸枠1に着脱自在となし、室内側ランマパネル18(吊り戸支持枠14のスライドレール2が取付けられる側)をメンテナンス等のための点検パネルとしている。
符号5は戸を示し、上部は、スライドレール2を介して吊り戸支持枠14に吊り下げられ、戸5の下端面のローラー嵌合溝52は、戸袋ベース160の戸先側端部に設けられたガイドローラー50に嵌合して前後方向への振れ止めがなされている。
吊り戸支持枠14は、図2、図4に示す如く、室内側下方部と下面が開口してレール取付用開口140が形成され、該レール取付用開口140に臨む垂直状のレール取付面15を有する断面略逆L字型に形成され、レール取付面15にスライドレール2が着脱自在に取付られている。
スライドレール2は、図4に示す如く、スライド装置21と、アルミの押出材より形成されたスライド装置21の補強材20が一体に連結されて構成されている。
そして、その開閉方向の長さは、戸5の移動距離よりやや長めに形成され、吊り戸支持枠材14のレール取付面15の室内側にネジ止めにて着脱自在に取付られている。
この時、戸5が自閉するよう、スライドレール2は戸先側が前下がりとなるよう取付けられている。
そして、その開閉方向の長さは、戸5の移動距離よりやや長めに形成され、吊り戸支持枠材14のレール取付面15の室内側にネジ止めにて着脱自在に取付られている。
この時、戸5が自閉するよう、スライドレール2は戸先側が前下がりとなるよう取付けられている。
スライド装置21は、図4に示す如く、補強材20の室内側に保持される断面略C字形のアウターメンバー22と、アウターメンバー22にボールリテーナー23に保持された複数個のボール24・・・を介してスライド自在に保持される断面略C字形のインナーメンバー25より構成されており、補強材20とアウターメンバー22は戸5の移動距離よりやや長めに形成され、インナーメンバー25は戸5の開閉方向の幅よりやや小さ目に形成され、ボールリテーナー23はインナーメンバー25の2倍強の幅に形成されている。
符号6はインナーメンバー25の室内側に固着された吊り金具6を示している。
吊り金具6は、インナーメンバー25と開閉方向にほぼ同幅で、インナーメンバー25の室内側に固着される取付壁61と、取付壁61の下端部をスライドレール2の下方で室外側ランマパネル19方向に突出させた上壁62と、上壁62の室外側ランマパネル19側端部を下方に突出させた連結壁63と、連結壁63の下端部を室内側ランマパネル18方向に突出させた支持壁64より構成されている。
そして、戸5の上面開閉方向の所定位置に取付られた(通常、戸先側と戸尻側の2箇所)吊り下げボルト8の位置に対応して、後記する係合孔7が形成され、係合孔7の戸5の開閉方向側の両側で、取付壁61側に位置して、固定部材9の後記する戻り止め突起95、95が係止する係止孔641、641が形成されている。
吊り金具6は、インナーメンバー25と開閉方向にほぼ同幅で、インナーメンバー25の室内側に固着される取付壁61と、取付壁61の下端部をスライドレール2の下方で室外側ランマパネル19方向に突出させた上壁62と、上壁62の室外側ランマパネル19側端部を下方に突出させた連結壁63と、連結壁63の下端部を室内側ランマパネル18方向に突出させた支持壁64より構成されている。
そして、戸5の上面開閉方向の所定位置に取付られた(通常、戸先側と戸尻側の2箇所)吊り下げボルト8の位置に対応して、後記する係合孔7が形成され、係合孔7の戸5の開閉方向側の両側で、取付壁61側に位置して、固定部材9の後記する戻り止め突起95、95が係止する係止孔641、641が形成されている。
吊り下げボルト8は、図4、図5に示すように 戸5の上面に固着されたナット51に螺合する螺軸部81と、螺軸部81の上部に位置し螺軸部81より大径で且つ係合孔7の開閉方向の巾よりも大径の頭部82より構成されている。
すなわち、前記係合孔7は、戸5の開閉方向で螺軸部81の径よりやや大きく、頭部82の径より小さく、連結壁63の対向側の端部が開口して形成されている。
すなわち、前記係合孔7は、戸5の開閉方向で螺軸部81の径よりやや大きく、頭部82の径より小さく、連結壁63の対向側の端部が開口して形成されている。
固定部材9(図6に示す。)は、吊り下げボルト8の頭部82の外形に合致する形状で、連結壁63側の端部が開口する嵌合孔91を有し、左右側壁921、921、頭部壁922より略コ字形に形成された嵌合部92と、嵌合部92の連結壁63側の端部に、戸5の開閉方向に向かって突出して連設された、連結壁63と連結される左右の連結部93、93より合成樹脂材にて一体に成形されている。
そして、連結部93、93は、前記取付孔631、631に対応する固定用連結孔90、90と、連結壁63側の反対方向に突出し、前記係止孔641、641に係合する戻り止め突起95、95を下面に突出させた弾性脚部94、94を有している。
弾性脚部94は、戻り止め突起95が係止孔641に係止した状態(固定部材9の仮固定状態)で連結壁63側と反対側の端部が、支持壁64の端部より外方に突出している。そして、この突出した箇所をプライヤー等で挟んで、上方に持ち上げるようにして、戻り止め突起95と係止孔641の係止状態を外して、固定部材9を吊り下げ金具6より取外し、吊り下げボルト8を回動して、戸5の高さ調節を行い再び、固定部材9を仮固定し戸5の開閉動作を行って、オプション部材、戸先側縦枠11との取り合い関係等の確認作業を行う。
弾性脚部94は、戻り止め突起95が係止孔641に係止した状態(固定部材9の仮固定状態)で連結壁63側と反対側の端部が、支持壁64の端部より外方に突出している。そして、この突出した箇所をプライヤー等で挟んで、上方に持ち上げるようにして、戻り止め突起95と係止孔641の係止状態を外して、固定部材9を吊り下げ金具6より取外し、吊り下げボルト8を回動して、戸5の高さ調節を行い再び、固定部材9を仮固定し戸5の開閉動作を行って、オプション部材、戸先側縦枠11との取り合い関係等の確認作業を行う。
この時、不測に固定部材9が浮上らないよう、左右側壁921、921の連結部93、93側端部上面から頭部壁922の上面にかけて上向き傾斜面部922、922が形成されている。
すなわち、連結部92、92の厚みは、上壁62と支持壁64間の寸法より小さく形成して、上壁62と支持壁64間に差し込みやすく形成し、左右側壁921、921の頭部壁922側端部から頭部壁922にかけての厚みを、上壁62と支持壁64間の寸法に近接させることにより、固定部材9の仮固定状態で、固定部材9が上方に浮上るのを防止している。
すなわち、連結部92、92の厚みは、上壁62と支持壁64間の寸法より小さく形成して、上壁62と支持壁64間に差し込みやすく形成し、左右側壁921、921の頭部壁922側端部から頭部壁922にかけての厚みを、上壁62と支持壁64間の寸法に近接させることにより、固定部材9の仮固定状態で、固定部材9が上方に浮上るのを防止している。
本発明は上記の如く構成され、戸5をやや持ち上げて、係合孔7の近傍に吊り下げボルト8の頭部82を位置させながら、開閉方向に動かして、係合孔7内に螺軸部81を嵌入し、戸5を室外側ランマパネル19側に押しやり、戸5のガイドローラー嵌合溝52にガイドローラー50が嵌合する位置で、戸5を下げると、ガイドローラー50にガイドローラー嵌合溝52が嵌合し、同時に頭部82の下面が支持壁64の上面に支持される。
そして、この状態で、頭部82にスパナを嵌合し、回動することで、戸5は上下動する
そして、この状態で、頭部82にスパナを嵌合し、回動することで、戸5は上下動する
一方、戸5は、閉鎖時に戸先側縦枠12(戸当り受け部材111)と戸5の戸先側端部(戸当り部材53)を閉鎖時に密着するよう調整したり、オプション部材との取り合いを調整する為、何度も吊り下げボルト8を回動調整し、しかも、その都度、戸5の開閉動作を繰り返しおこなう必要があるが、そのとき、吊り下げボルト8が係合孔7から脱落するのを防止する為、固定部材9を上壁62と支持壁64間に差し込んで、吊り下げボルト8の頭部82に外嵌部92を外嵌すると同時に、係止孔641、641に戻り止め突起95、95を係止し、この状態で戸5を開閉する。
そして、戸5が最適な高さに調節されたときは、仮固定された固定部材9の固定用連結孔90、90に連結ネジ900、900を挿通し、取付孔631、631に螺合して、連結壁63に固定部材9を連結する。
1 吊り戸枠
11 戸尻側縦枠
12 戸先側縦枠
13 上枠
14 吊り戸支持枠
2 スライドレール
5 戸
6 吊り金具
63 連結壁
631、631 取付孔
64 支持壁
641、641 係止孔
7 係合孔
8 吊り下げボルト
81 螺軸部
82 頭部
9 固定部材
92 外嵌部
93、93 連結部
94、94 弾性脚部
95、95 戻り止め突起
11 戸尻側縦枠
12 戸先側縦枠
13 上枠
14 吊り戸支持枠
2 スライドレール
5 戸
6 吊り金具
63 連結壁
631、631 取付孔
64 支持壁
641、641 係止孔
7 係合孔
8 吊り下げボルト
81 螺軸部
82 頭部
9 固定部材
92 外嵌部
93、93 連結部
94、94 弾性脚部
95、95 戻り止め突起
Claims (3)
- 戸の上面に螺合した複数個の吊り下げボルトを戸の開閉方向に移動可能な吊り金具に吊り下げてなる吊り戸装置において、吊り下げボルトは、戸の上面に螺合する螺軸部と、螺軸部の上部に位置し螺軸部より大径の頭部を有し、吊り金具は、吊り下げボルトの頭部を支持する支持壁と、吊り下げボルトの回転止めと外れ止めを行う固定部材が連結される連結壁と、固定部材の上り止めをおこなう上壁を有し、支持壁は、連結壁の対向側の端部が開口し、螺軸部の径よりやや大きく、頭部の径より小さな係合孔と、固定部材が仮固定される係止孔を有し、連結壁は、固定部材を連結する取付孔を有し、固定部材は、係合孔に螺軸部が挿通し、頭部下面が支持壁に載置された状態で、吊り下げボルトの頭部に外嵌する外嵌部と、連結壁と連結される連結部が合成樹脂材にて一体に成形され、連結部は、前記取付孔に対応する固定用連結孔と、連結壁側の反対方向に突出し、前記係止孔に係止する戻り止め突起を下面に突出させた弾性脚部を有していることを特徴する吊り戸装置。
- 固定部材の戻り止め突起が係止孔に係止した状態で弾性脚部の連結壁側と反対側の端部が、支持壁の端部より外方に突出していることを特徴とする請求項1に記載の吊り戸装置。
- 固定部材の外嵌部の連結壁側と反対側の端部が、支持壁と上壁間の間隙とほぼ等しい厚みに形成されている事を特徴とする請求項1、又は、請求項2に記載の吊り戸装置。
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Country | Link |
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JP7432497B2 (ja) | 2020-12-18 | 2024-02-16 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉体装置の防火構造 |
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2008
- 2008-10-28 JP JP2008276271A patent/JP2010106434A/ja active Pending
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