JP2010105501A - 異音低減制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異音回避のために第二のモータ・ジェネレータ12のトルクを変更させた場合に、そのトルクを電動式空調システムのトルクによって相殺して車両の駆動トルクの変化を抑制すること。
【解決手段】高速走行時などの第二のモータ・ジェネレータ12が走行のためのトルクを出力せず、エンジン2の発生させるトルク変動によって歯車機構に歯打ち音などの異音が生じる場合に、第二のモータ・ジェネレータ12によって歯車機構にトルクTMG2を作用させ、また、その歯車機構に作用させたトルクTMG2を相殺するように電動式空調システム33を動作させるように構成されている。その結果、第二のモータ・ジェネレータ12がトルクTMG2を出力せず、エンジン2のトルク変動に起因して発生する異音を低減でき、また、エンジン2の運転点を変化させないので、駆動トルクTEGが変化せず、さらに、燃費の悪化を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、エンジンおよび電動機を有する車両に用いられる電動機の制御装置に関するものである。
従来から、ハイブリッド車において、各種の条件に基づいてエンジンおよび電動機の駆動・停止を制御することにより、これらの駆動力源の駆動・停止にともなってギア機構などから発生する歯打ち音などの異音を低減させることがおこなわれている。これらの駆動力源からの動力を伝達するギア機構などから異音が発生する場合の制御の一例が下記の特許文献1ないし特許文献3に記載されている。特許文献1に記載された電動機の制御装置は、電動機のトルクが実質的の零制御される場合に、電動機のトルクを零以外に制御することにより噛み合い機構で発生する歯打ち音を低減するように構成されている。
また特許文献2に記載された動力出力装置およびその制御方法は、異音を発生させるギア機構の引きずりトルクを考慮して異音を生じ難いエンジンの運転点を設定するように構成されている。また、あるいはエンジン音によって発生した異音をかき消すようにエンジンの運転点を設定するように構成されている。
さらにまた特許文献3に記載されたハイブリッド車およびその制御方法は、エンジンの間欠運転時であって、かつ電動機のトルクが値0を含む所定駆動力範囲で駆動される場合に、エンジンの間欠運転を禁止することにより異音の発生を防止するように構成されている。
特開2004−254434号公報 特開2007−302121号公報 特開2006−257894号公報
特許文献1および特許文献2に記載された各発明は、エンジンもしくは電動機の運転点を異音が発生し難い運転点に変更するように構成されているので、車両の駆動トルクが変化する虞がある。また特許文献3に記載された発明は、所定車速以上ではエンジンの間欠運転が禁止されないので、異音を低減できる運転状況が制限される。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、車両の駆動トルクを変化させずに異音を低減できる異音低減制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、モータが歯車機構を介して出力部材に連結され、かつその出力部材もしくは該出力部材に連結された他の回転部材に電動式空調システムが連結されている車両の異音低減制御装置において、前記モータが走行のためにはトルクを出力しない状態を判断する判断手段と、前記モータがトルクを出力しない状態が前記判断手段によって判断された場合に、前記モータによって前記歯車機構にトルクを作用させるモータ指示手段と、前記モータによって前記歯車機構に作用させたトルクを相殺するように前記電動式空調システムを動作させるキャンセル指示手段とを備えていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記電動式空調システムは、空調用モータと該空調用モータに連結されたコンプレッサとを有し、空調要求量に対応する前記コンプレッサのトルクを算出する算出手段を更に備え、前記キャンセル指示手段は、前記コンプレッサのトルクと前記空調用モータのトルクとで前記モータによって前記歯車機構に作用させたトルクを相殺するように前記空調用モータのトルクを設定する手段を含むことを特徴とする異音低減制御装置である。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記車両の走行用のトルクを前記出力部材に出力する駆動力源を更に備え、前記電動式空調システムは、空調用モータと該空調用モータに連結されたコンプレッサとを有し、空調要求量に対応する前記コンプレッサのトルクを算出する算出手段と、その算出されたトルクを前記駆動力源が出力するように前記駆動力源を制御する駆動力源制御手段とを備え、前記キャンセル指示手段は、前記モータによって前記歯車機構に作用させたトルクを相殺するように前記空調用モータのトルクを設定する手段を含むことを特徴とする異音低減制御装置である。
請求項1の発明によれば、モータが走行のためのトルクを出力していないと判断された場合に、モータのトルクが歯車機構に作用するように制御されるので、歯車機構から発生する歯打ち音などの異音を低減することができる。また、異音回避のためにモータのトルクを変更した場合に、そのトルクを電動式空調システムによって相殺することができるので、出力部材に伝達される駆動トルクの変化を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明による効果と同様の効果に加えて、空調要求量に対応する電動式空調システムのコンプレッサのトルクが算出されるので、電動式空調システムの空調用モータが出力するトルクは、歯車機構に作用させたモータのトルクからコンプレッサのトルクを減じたトルクとなり、空調用モータの出力するトルクを低減することができる。その結果、コンプレッサのトルクと空調用モータのトルクとによって歯車機構に作用させたモータのトルクを相殺することができ、出力部材に伝達される駆動トルクの変化を抑制することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1の発明による効果と同様の効果に加えて、空調要求量に対応する電動式空調システムのコンプレッサのトルクを駆動力源が出力するように制御されるので、モータによって歯車機構に作用させたトルクを空調用モータのトルクによって相殺することができ、出力部材に伝達される駆動トルクの変化を抑制することができる。
つぎに、この発明を図に示す具体例に基づいて説明する。先ず、この発明で対象とする電動機を含む車両Veの駆動系統および制御系統について説明すると、図1は、この発明で対象とする電動機を含むフロントエンジンフロントドライブ形式のハイブリッド車の駆動系統を模式的に示しており、その電動機は、動力分配機構1を介して駆動力源2の出力するトルクTEGを伝達する動力伝達軸3に連結されている。また電動機には、電力の供給により駆動され電動機としての力行機能と、機械エネルギを電気エネルギに変換する発電機としての回生機能とを兼ね備えたモータ・ジェネレータを用いることができる。なお、以下に記す実施例では、電動機に主としてモータ・ジェネレータが使用された場合について説明する。
駆動力源2は、内燃機関あるいは電動機などによって構成され、要は、走行のための動力を発生させる駆動部材であり、例えば内燃機関としてはガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンまたはLPGエンジンなどが挙げられる。なお、以下に記す実施例では、主としてガソリンエンジンが使用された場合について説明し、駆動力源2をエンジン2と記す。
図1に示す車両Veは、エンジン2と車輪4との間に、インプットシャフト3、アウトプットシャフト5、ディファレンシャル6などにより動力伝達経路が構成されている。また、エンジン2のクランクシャフト7にはフライホイール8が設けられている。インプットシャフト3の外周側にはスリーブ9が設けられており、フライホイール8とスリーブ9との間にダンパ機構10が設けられている。また、インプットシャフト3の外周側に第一のモータ・ジェネレータ(MG1)11と第二のモータ・ジェネレータ(MG2)12とが配置されており、第一のモータ・ジェネレータ11と第二のモータ・ジェネレータ12との間には動力分配機構1が配置されている。
これらのモータ・ジェネレータ11,12は、インプットシャフト3、アウトプットシャフト5、ディファレンシャル6などを収納するケーシング13に固定されたステータ14,16と回転自在なロータ15,17とを有している。また、これらのモータ・ジェネレータ11,12に電力を供給する蓄電装置(図示せず)が備えられており、蓄電装置にはバッテリあるいはキャパシタを用いることができる。
この動力分配機構1は、従来知られているシングルピニオン型の遊星歯車機構と同じ構成であって、サンギア18とリングギア19と、サンギア18およびリングギア19に噛合するピニオンギア20と、ピニオンギア20を保持するキャリア21とから構成されている。このサンギア18と第一のモータ・ジェネレータ11のロータとが一体回転するように連結され、キャリア21とインプットシャフト3とが一体回転するように連結されている。リングギア19は環状部材の内周面に形成されており、この環状部材の内周面には、他のリングギア22も併せて形成されている。
また、インプットシャフト3の外周側にはプラネタリギア23が設けられており、サンギア24とリングギア22と、サンギア24およびリングギア22に噛合するピニオンギア25と、ピニオンギア25を保持するキャリア26とから構成されている。このサンギア24と第二のモータ・ジェネレータ12のロータ17とが一体回転するように連結されている。またキャリア26はケーシング13に固定されている。
環状部材の外周側には、インプットシャフト3と平行に配置されたアウトプットシャフト5の外周側に形成されたドリブンギア27と噛合するギア28が形成されている。また、アウトプットシャフト5の外周側には形成されたファイナルドライブピニオンギア29と、ディファレンシャル6のデフケース30の外周に形成されたリングギア31と噛合されている。ディファレンシャル6は、アウトプットシャフト5の回転軸線と平行な回転軸線を有し、回転可能なデフケース30と、デフケース30の外周に形成され、デフケース30と一体回転可能なリングギア31と、デフケース30に保持されるピニオンギア(図示せず)と、ピニオンギアに噛合するサイドギア(図示せず)とから構成されている。サイドギアには、アウトプットシャフト5と平行に配置されているドライブシャフト32が連結され、ドライブシャフト32に車輪4が連結されている。
さらにアウトプットシャフト5には、この発明における電動式空調システム33を連結するクラッチ34が設けられている。このクラッチ34は摩擦式クラッチ、電磁式クラッチ、ドグクラッチなどの任意のクラッチを用いることができる。要は、アウトプットシャフト5に電動式空調システム33を係合させることによって、電動式空調システム33の駆動トルクTAIRがアウトプットシャフト5の伝達するトルクTEGに対して負荷となるように構成されていればよい。上記の動力伝達経路がこの発明における歯車機構に相当する。
図1に示す電動式空調システム33は、冷媒を凝縮させるコンプレッサ35とコンプレッサ35を駆動する空調用モータ36とを備えており、コンプレッサ35と空調用モータ36とが係合・解放可能なクラッチ37を備えてた構成を示してあるが、コンプレッサ35と空調用モータ36とが一体化されている電動式空調システム33を用いることもできる。
つぎに上記の車両Veの制御系統について説明すると、エンジン2および第一のモータ・ジェネレータ11ならびに第二のモータ・ジェネレータ12を制御するコントローラとしての電子制御装置38が設けられている。電子制御装置38は、演算処理装置(CPUまたはMPU)および記憶装置(RAMおよびROM)ならびに入出力インターフェースを主体とするマイクロコンピュータから構成されている。この電子制御装置38には、例えばエンジン回転数センサ、アクセルの踏み込み量であるアクセル開度センサ、ブレーキセンサ、スロットルポジションセンサ、シフトポジションセンサ、加速度センサ、車速センサ、バッテリの充電量センサなどの各種センサ(図示せず)からの信号が入力される。これらの信号が電子制御装置38において演算処理されて、電子制御装置38からエンジン2および第一のモータ・ジェネレータ11ならびに第二のモータ・ジェネレータ12を制御する制御信号などとして出力される。
すなわち、この電子制御装置38に入力される各種信号に基づいて、エンジン2および第一のモータ・ジェネレータ11ならびに第二のモータ・ジェネレータ12のトルクTMG2が制御される。この電子制御装置38による各種信号の演算処理に基づく第二のモータ・ジェネレータ12の制御を実行する機能的手段がこの発明における判断手段およびモータ指示手段に相当し、また第二のモータ・ジェネレータ12の出力トルクTMG2に抗するように電動式空調システム33を動作させる制御がこの発明におけるキャンセル指示手段に相当する。ここで、この発明における電動式空調システム33としては、従来知られている冷媒の圧縮・膨張によって熱輸送をおこなうヒートポンプ作用を利用したカーエアコンが相当する。
上記のように構成された車両Veは、エンジン2が駆動されると、エンジントルクTEGがインプットシャフト3に伝達され、動力分配機構1のキャリア21およびリングギア19ならびにギア28を介してアウトプットシャフト5に伝達される。アウトプットシャフト5に伝達されたエンジントルクTEGは、ディファレンシャル6を経由して車輪4に伝達されて駆動力が発生する。またエンジン2の動力によって第一のモータ・ジェネレータ11で発電をおこなって蓄電装置に充電し、第二のモータ・ジェネレータ12を電動機として駆動させ、第二のモータ・ジェネレータ12のトルクTMG2を第二のモータ・ジェネレータ12のロータ17に連結されたサンギア24からピニオンギア25およびリングギア22ならびにギア28を経由して車輪4に伝達することができる。言い換えれば、第二のモータ・ジェネレータ12を制御することにより、エンジントルクTEGを制御することができる。
これとは反対に、車両Veの惰力走行時における走行エネルギをディファレンシャル6およびアウトプットシャフト5ならびにギア28を介して第二のモータ・ジェネレータ12に伝達し、第二のモータ・ジェネレータ12を発電機として機能させることにより、発電した電力を蓄電装置に充電することもできる。
上記の車両Veでは、第一のモータ・ジェネレータによってエンジンの回転数を制御し、その結果、第一のモータ・ジェネレータで生じた電力を第二のモータ・ジェネレータに供給してこれをモータとして機能させている。したがって、車速やエンジン負荷によっては第一のモータ・ジェネレータの回転数が零となる場合があり、この状態では第二のモータ・ジェネレータに電力が供給されないから、第二のモータ・ジェネレータのトルクTMG2が零となる。その場合、上記ギア28のトルクが変動することにより、いわゆる歯打ち音が生じる可能性がある。
この発明に係る制御装置は、前述した図1に示す構成の車両を対象とし、上記の歯打ち音などの異音を低減するように構成されている。その制御を説明すると、第二のモータ・ジェネレータ12のトルクTMG2を変更することによって駆動力変化を生じさせないために、第二のモータ・ジェネレータ12が出力したトルクTMG2を打ち消すように動力伝達経路に電動式空調システム33の空調用モータ36によって負荷が掛けられるように構成されている。図2に、第二のモータ・ジェネレータ12の出力するトルクTMG2と、それにともなう駆動トルクTEGの変化を相殺する電動式空調システム33の負荷、すなわち空調用モータ36のトルクTMOTORとを共線図を用いて模式的に示してある。
図2において、サンギアSは図1に示す第一のモータ・ジェネレータ11のロータと一体回転可能に接続されたサンギア18であり、キャリアCはエンジン2のトルクTEGを伝達するインプットシャフト3に接続されたキャリア21であり、リングRは第二のモータ・ジェネレータ12の出力トルクTMG2をキャリア21に伝達するリングギア22である。
先ず、第二のモータ・ジェネレータ12が走行のためのトルクTMG2を出力しない状態であることが電子制御装置38によって判断されると、歯打ち音などの異音を生じさせないために、電子制御装置38によって第二のモータ・ジェネレータ12が動力分配機構1のギア同士の噛み合い力を増大させる分のトルクTMG2を出力するように制御される。第二のモータ・ジェネレータ12を駆動する電力は蓄電装置から供給される。また同時に、電子制御装置38によってアウトプットシャフト5に連結された電動式空調システム33が、第二のモータ・ジェネレータ12の出力したトルクTMG2に応じて動作されてトルクTAIRを出力し、第二のモータ・ジェネレータ12の出力トルクTMG2が相殺される。
したがって、図2に示すように、異音回避のために第二のモータ・ジェネレータ12のトルクTMG2が変更される場合に、第二のモータ・ジェネレータ12の出力トルクTMG2に対して電動式空調システム33のトルクTAIRが反力トルクとして作用するので、エンジン2の運転点が変化することを抑制できる。また、異音回避のために第二のモータ・ジェネレータ12トルクTMG2を変更してもエンジン2の運転点が変化することを抑制できるので、燃費の悪化を抑制することができる。
また電動式空調システム33のコンプレッサ35とコンプレッサ35を駆動させる空調用モータ36とが一体化されている場合について、図3に模式的に示してある。また、図4に、車両Veが図3に示す構成の場合に、第二のモータ・ジェネレータ12の出力するトルクTMG2と、それにともなう駆動トルクTEGの変化を相殺する電動式空調システム33の負荷、すなわち電動式空調システム33のトルクTAIRとを共線図を用いて模式的に示してある。
先ず、前述と同様に、第二のモータ・ジェネレータ12が走行のためのトルクTMG2を出力しない状態であることが電子制御装置38によって判断されると、歯打ち音などの異音を生じさせないために、電子制御装置38によって第二のモータ・ジェネレータ12が動力分配機構1のギア同士の噛み合い力を増大させる分のトルクTMG2を出力するように制御される。また同時に、電子制御装置38によって電動式空調システム33が第二のモータ・ジェネレータ12の出力したトルクTMG2に応じて動作されて、第二のモータ・ジェネレータ12の出力トルクTMG2が相殺される。ここで、電動式空調システム33の空調用モータ36が出力するトルクTMOTORは、コンプレッサ35を駆動させ、かつ、第二のモータ・ジェネレータ12に対して反力トルクとして作用するように構成されている。
より具体的には、空調要求量に応じてコンプレッサ35に要求されるトルクTCOMPが電子制御装置38によって算出され、異音回避のための第二のモータ・ジェネレータ12の出力トルクTMG2からこのコンプレッサ35トルクTCOMPが減算され、その差トルクが空調用モータ36のトルクTMOTORとして出力されるように構成されている。なお、ここで電子制御装置38は、コンプレッサ35トルクTCOMPを算出する算出手段と、そのコンプレッサ35トルクTCOMPおよび空調用モータ36のトルクTMOTORにより第二のモータ・ジェネレータ12の出力トルクTMG2を相殺するキャンセル指示手段とを含んでいる。
図4に示すように、異音回避のために第二のモータ・ジェネレータ12のトルクTMG2が変更される場合に、第二のモータ・ジェネレータ12の出力トルクTMG2に対してコンプレッサ35のトルクTCOMPと空調用モータ36のトルクTMOTORとが反力トルクとして作用するので、エンジン2の運転点が変化することを抑制できる。また、電動式空調システム33の出力トルクTAIRが第二のモータ・ジェネレータ12トルクTMG2を相殺するように構成されているので、電動式空調システム33の駆動トルクTAIR自体が反力トルクとなり、本来の空調要求量に対して必要とされる電動式空調システム33の駆動トルクTAIRを抑制することができる。さらにまた、異音回避のために第二のモータ・ジェネレータ12トルクTMG2を変更してもエンジン2の運転点が変化することを抑制できるので、燃費の悪化を抑制することができる。
また、エンジントルクTEGによってコンプレッサ35を駆動させる動力を得ることも可能である。すなわち、第二のモータ・ジェネレータ12が走行のためにトルクTMG2を出力しない場合に、エンジン2の運転点を変更し、その変更したエンジン2の運転点でのエンジントルクTEGによってコンプレッサ35を駆動させるように構成されている。言い換えれば、空調用モータ36によってコンプレッサ35を駆動せず、エンジントルクTEGによって電動式空調システム33の空調用モータ36に一体化されたコンプレッサ35を駆動させる。
エンジンの運転点を変更することにより第一のモータ・ジェネレータが発電機として機能するとともに、第二のモータ・ジェネレータがモータとして機能し、あるいは題意にモータ・ジェネレータがモータとして機能するとともに、第二のモータ・ジェネレータが発電機として機能する。その結果、第二のモータ・ジェネレータが正のトルクもしくは負のトルクを出力するから、いわゆる歯打ち音などの異音を抑制もしくは防止することができる。また、エンジン2の運転点を変更することによって電動式空調システム33のコンプレッサ35を駆動し、それに連動して第二のモータ・ジェネレータ12のトルクTMG2を変更して異音を回避する場合であっても、車両Veの駆動トルクTDRIVEの変化を抑制することができる。
この発明で対象とする車両の駆動系統および制御系統を模式的に示す図である。 この発明おける制御例を模式的に示す共線図である。 電動式空調システムのコンプレッサと空調用モータとが一体化されている車両の駆動系統および制御系統を模式的に示す図である。 この発明おける他の制御例を模式的に示す共線図である。
符号の説明
11…第一のモータ・ジェネレータ、 12…第二のモータ・ジェネレータ、 17…ロータ、 22…リングギア、 24…サンギア、 25…ピニオンギア、 26…キャリア、 33…電動式空調システム、 35…コンプレッサ、 36…空調用モータ。

Claims (3)

  1. モータが歯車機構を介して出力部材に連結され、かつその出力部材もしくは該出力部材に連結された他の回転部材に電動式空調システムが連結されている車両の異音低減制御装置において、
    前記モータが走行のためにはトルクを出力しない状態を判断する判断手段と、
    前記モータがトルクを出力しない状態が前記判断手段によって判断された場合に、前記モータによって前記歯車機構にトルクを作用させるモータ指示手段と、
    前記モータによって前記歯車機構に作用させたトルクを相殺するように前記電動式空調システムを動作させるキャンセル指示手段と
    を備えていることを特徴とする異音低減制御装置。
  2. 前記電動式空調システムは、空調用モータと該空調用モータに連結されたコンプレッサとを有し、
    空調要求量に対応する前記コンプレッサのトルクを算出する算出手段を更に備え、
    前記キャンセル指示手段は、前記コンプレッサのトルクと前記空調用モータのトルクとで前記モータによって前記歯車機構に作用させたトルクを相殺するように前記空調用モータのトルクを設定する手段を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の異音低減制御装置。
  3. 前記車両の走行用のトルクを前記出力部材に出力する駆動力源を更に備え、
    前記電動式空調システムは、空調用モータと該空調用モータに連結されたコンプレッサとを有し、
    空調要求量に対応する前記コンプレッサのトルクを算出する算出手段と、
    その算出されたトルクを前記駆動力源が出力するように前記駆動力源を制御する駆動力源制御手段とを備え、
    前記キャンセル指示手段は、前記モータによって前記歯車機構に作用させたトルクを相殺するように前記空調用モータのトルクを設定する手段を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の異音低減制御装置。
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