JP2010105442A - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】車体フレームの汎用性を拡大し、製造コストを抑制する。
【解決手段】エンジン40の前方において上フレーム(上部フレーム130と上部センターフレーム132)と、下フレーム(上部リアダウンチューブ133と下部リアダウンチューブ163)とを脱着可能に連結する第1連結機構(ボルト153及びゴムダンパー155)と、エンジン40の後方において前記上フレームと前記下フレームとを脱着可能に連結する第2連結機構(ゴムダンパー166、ボルト167及びナット168)と、クッションユニット300と揺動部材200とを連結する第3連結機構(クッションリンク部400)とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】エンジン40の前方において上フレーム(上部フレーム130と上部センターフレーム132)と、下フレーム(上部リアダウンチューブ133と下部リアダウンチューブ163)とを脱着可能に連結する第1連結機構(ボルト153及びゴムダンパー155)と、エンジン40の後方において前記上フレームと前記下フレームとを脱着可能に連結する第2連結機構(ゴムダンパー166、ボルト167及びナット168)と、クッションユニット300と揺動部材200とを連結する第3連結機構(クッションリンク部400)とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、動力ユニットの上方に位置する上フレーム、及び動力ユニットの下方に位置するとともに、上フレームに連結される下フレームを含み、動力ユニットが取り付けられる車体フレームと、車輪を回転可能に支持する揺動部材と、車輪が受けた衝撃を緩和する緩衝装置とを備える鞍乗型車両に関する。
従来、自動二輪車などの鞍乗型車両では、クレードル型の車体フレームが広く用いられている。このような車体フレームが用いられる鞍乗型車両では、エンジンなどの動力ユニットが車体フレームによって囲まれた空間内に配設される(例えば、特許文献1参照)。
また、車体フレームの後部には、リヤアーム(揺動部材)を揺動可能に支持するピボット部が設けられる。後輪を回転可能に支持するリヤアームには、後輪が路面から受けた衝撃を緩和する緩衝装置の下端部が連結される。ダンパー及びコイルスプリングによって構成される緩衝装置の上端部は、車体フレームから後方に向けて延びるシートレールに連結される。
特開2007−246073号公報(第5頁、第1図)
しかしながら、上述した従来の鞍乗型車両には、次のような問題があった。すなわち、クレードル型の車体フレームが用いられる場合、車体フレームによって囲まれた空間に搭載可能なエンジンなどの動力ユニットのサイズや形状が制限される問題があった。また、車体フレームにピボット部が設けられるため、装着するリヤアームや後輪のサイズに応じてピボット部の位置を自由に変更できない問題もあった。
つまり、上述した従来の鞍乗型車両では、搭載するエンジンやリヤアームのサイズなどを自由に変更できず、鞍乗型車両の種類ごとに専用の車体フレームを用意しなければならず、鞍乗型車両の製造コストが増大する。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、動力ユニットが車体フレームによって囲まれた空間内に配設される場合において、車体フレームの汎用性を拡大し、製造コストを抑制できる鞍乗型車両の提供を目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、動力ユニット(エンジン40)の上方に位置する上フレーム(ステアリングヘッドパイプ110、ダウンチューブ120及び上部フレーム130)と、前記動力ユニットの下方に位置するとともに、前記上フレームに連結される下フレーム(縦フレーム150及びボトムフレーム170)と、車輪(後輪90)を回転可能に支持し、前記下フレームに支持される揺動部材(揺動部材200)と、前記上フレームに連結される緩衝装置(クッションユニット300)とを備える鞍乗型車両(自動二輪車10)であって、前記動力ユニットの前方において前記上フレームと前記下フレームとを脱着可能に連結する第1連結機構(ボルト153及びゴムダンパー155)と、前記動力ユニットの後方において前記上フレームと前記下フレームとを脱着可能に連結する第2連結機構(ゴムダンパー166、ボルト167及びナット168)と前記緩衝装置と前記揺動部材とを連結する第3連結機構(クッションリンク部400)とを備える。
このような鞍乗型車両によれば、第1連結機構及び第2連結機構において、上フレームと下フレームとが分離される。第3連結機構において、上フレームに連結された緩衝装置と揺動部材とが分離される。
上述した従来の鞍乗型車両では、搭載するエンジンやリヤアームのサイズなどを自由に変更できず、鞍乗型車両の種類ごとに専用の車体フレームを設計しなければならなかったが、本発明の鞍乗型車両は、上フレーム、下フレーム及び揺動部材が分離可能なため、搭載する動力ユニットのサイズや形状に応じて、上フレーム、下フレーム及び揺動部材を個別に設計変更することができる。
つまり、このような鞍乗型車両によれば、鞍乗型車両の種類(例えば、オフロード車やオンロード車)に応じて、搭載する動力ユニットのサイズや形状などを上フレーム、下フレーム及び揺動部材毎に自由に変更できる。このため、鞍乗型車両の種類ごとに専用の車体フレームを用意する必要がない。
従って、本発明に係る鞍乗型車両によれば、車体フレームの汎用性を拡大し、製造コストを抑制することができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記揺動部材は、前記揺動部材を揺動可能に支持するピボット部(ピボット部165)よりも前方に延在し、前記第3連結機構は、前記鞍乗型車両と前記揺動部材の前端部(クッションユニット支持部材290)とを連結することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第1連結機構及び前記第2連結機構の少なくとも何れかは、弾性材料によって形成されるダンパー部(ゴムダンパー155,ゴムダンパー166)を含み、前記上フレームと前記下フレームとは、前記ダンパー部を介して連結されることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記上フレーム及び前記下フレームの少なくとも一方は、パイプで構成されたパイプフレーム部を含み、車両上下方向に沿った前記ダンパー部の厚さ(厚さT1)は、前記パイプフレーム部の太さ(太さT2)と略同一、または前記パイプフレーム部の太さよりも厚いことを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記揺動部材は、前記上フレームに支持されたピボット部と、前記ピボット部よりも後方に位置する後半部(アーム部220)と、前記ピボット部よりも前方に位置する前半部(延在部260)とを含み、前記動力ユニットは、前記前半部に固定されることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第5の特徴に係り、前記下フレームと前記前半部とを連結する第1補強部(スタビライザ180)を備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第1連結機構及び前記第2連結機構の少なくとも何れかは、弾性材料によって形成されるダンパー部(ゴムダンパー155,ゴムダンパー166)を含み、前記上フレームと前記下フレームとは、前記ダンパー部を介して連結されることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記上フレーム及び前記下フレームの少なくとも一方は、パイプで構成されたパイプフレーム部を含み、車両上下方向に沿った前記ダンパー部の厚さ(厚さT1)は、前記パイプフレーム部の太さ(太さT2)と略同一、または前記パイプフレーム部の太さよりも厚いことを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記揺動部材は、前記上フレームに支持されたピボット部と、前記ピボット部よりも後方に位置する後半部(アーム部220)と、前記ピボット部よりも前方に位置する前半部(延在部260)とを含み、前記動力ユニットは、前記前半部に固定されることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第5の特徴に係り、前記下フレームと前記前半部とを連結する第1補強部(スタビライザ180)を備えることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記第1補強部は、前記揺動部材の揺動に伴って、前後方向及び上下方向に回動可能であることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第5の特徴に係り、前記上フレームと前記動力ユニットとを連結する第2補強部(エンジンリンク部50)を備えることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第5の特徴に係り、前記上フレームと前記動力ユニットとを連結する第2補強部(エンジンリンク部50)を備えることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第8の特徴に係り、前記第2補強部は、前記動力ユニットの揺動に伴って、前後方向及び上下方向に回動可能であることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、動力ユニットが車体フレームによって囲まれた空間内に配設される場合において、車体フレームの汎用性を拡大し、製造コストを抑制できる鞍乗型車両を提供することができる。
次に、本発明に係る鞍乗型車両の実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)鞍乗型車両の全体概略構成、(2)車体構造、(3)第1連結機構及び第2連結機構の説明、(4)クッションユニットと上フレームとの連結部分の説明、(5)第3連結機構の説明、(6)作用・効果、(7)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)鞍乗型車両の全体概略構成
図1は、本実施形態において鞍乗型車両を構成する自動二輪車10の右側面図である。図1に示すように、自動二輪車10は、前輪20及び後輪90を備え、エンジン40(動力ユニット)が発生する駆動力によって後輪90を駆動する。前輪20は、フロントフォーク21によって回転可能に支持される。
図1は、本実施形態において鞍乗型車両を構成する自動二輪車10の右側面図である。図1に示すように、自動二輪車10は、前輪20及び後輪90を備え、エンジン40(動力ユニット)が発生する駆動力によって後輪90を駆動する。前輪20は、フロントフォーク21によって回転可能に支持される。
エンジン40の上方には、燃料タンク70及びシート80が配設される。燃料タンク70は、エンジン40に供給される燃料を蓄える。シート80には、自動二輪車10のライダーが着座する。
また、エンジン40には、マフラー60が接続される。マフラー60は、エンジン40内の爆発による騒音を低減する。
エンジン40、燃料タンク70及びシート80は、車体フレーム100に取り付けられる。車体フレーム100は、自動二輪車10の骨格を形成する。また、車体フレーム100は、フロントフォーク21に連結されたステアリングシャフト(不図示)を回動可能に支持する。すなわち、前輪20は、フロントフォーク21を介して車体フレーム100によって支持される。
また、自動二輪車10では、揺動部材200が車体フレーム100に取り付けられる。揺動部材200は、車体フレーム100によって揺動可能に支持される。揺動部材200の後端に設けられた車軸支持部221(図1において不図示、図2参照)では、後輪90が回転可能に支持される。
(2)車体構造
次に自動二輪車10を構成する車体11の構造について説明する。図2は、車体11の分解右側面図である。以下、図2を参照して、エンジン40、車体フレーム100、揺動部材200及びクッションユニット300の詳細構造について説明する。図2に示す点線は、連結関係を示す。
次に自動二輪車10を構成する車体11の構造について説明する。図2は、車体11の分解右側面図である。以下、図2を参照して、エンジン40、車体フレーム100、揺動部材200及びクッションユニット300の詳細構造について説明する。図2に示す点線は、連結関係を示す。
図2に示すように、車体フレーム100は、ステアリングヘッドパイプ110、ダウンチューブ120、上部フレーム130、上部リアダウンチューブ133、リヤレール140、縦フレーム150、下部リアダウンチューブ163、ピボット部165及びボトムフレーム170を有する。
ステアリングヘッドパイプ110は、フロントフォーク21(図1参照)に連結されるステアリングシャフト(不図示)を回動可能に支持する。
ダウンチューブ120は、ステアリングヘッドパイプ110から自動二輪車10の下方に向けて延在する。ダウンチューブ120は、上端部121、クッションユニット連結部125、及びチューブ部123を有する。
上端部121は、ステアリングヘッドパイプ110と連結される。クッションユニット連結部125は、上端部121に溶接されている。また、チューブ部123は、上端部121に溶接されている。チューブ部123の端部は、クッションリンク部400に連結される。
上部フレーム130は、自動二輪車10の前後方向に沿って延在する。上部フレーム130は、エンジン40の上方に配設される。上部フレーム130は、縦フレーム150が連結される左右一対の上部センターフレーム132を有する。上部フレーム130は、ブラケット131とを有する。ブラケット131には、エンジン40に設けられたエンジンリンク部50が連結される。
本実施形態において、ステアリングヘッドパイプ110、ダウンチューブ120及び上部フレーム130は、上フレームを構成する。
リヤレール140は、左右一対の上部センターフレーム132に連結されており、連結部分から自動二輪車10の後方に向けて延在する。
縦フレーム150は、ゴムダンパー155を介して上部センターフレーム132に連結される。縦フレーム150は、パイプフレームである。本実施形態において、縦フレーム150は、下フレームを構成する。また、ゴムダンパー155は、上フレームと下フレームとを脱着可能に連結する第1連結機構を構成する。
第1連結機構については、(3)第1連結機構及び第2連結機構の説明において図面を用いて詳細に説明する。
縦フレーム150の下端部分には、ピボット部165が設けられる。ピボット部165は、揺動部材200を揺動可能に支持する。ピボット部165は、前輪20の後方に配設されている。
上部リアダウンチューブ133は、縦フレーム150の後方に配設される。上部リアダウンチューブ133は、左右一対の上部センターフレーム132及びリヤレール140の連結部分に連結されており、上部センターフレーム132の後端部分から下方に向けて延在される。上部リアダウンチューブ133は、ゴムダンパー166を介して、下部リアダウンチューブ163に連結される。上部リアダウンチューブ133は、パイプフレームである。
本実施形態において、上部リアダウンチューブ133は、上フレームを構成する。また、下部リアダウンチューブ163は、下フレームを構成する。すなわち、ゴムダンパー166は、上フレームと下フレームとを脱着可能に連結する第2連結機構を構成する。
第2連結機構については、(3)第1連結機構及び第2連結機構の説明において図面を用いて詳細に説明する。
下部リアダウンチューブ163は、ゴムダンパー166を介して上部リアダウンチューブ133と連結される。下部リアダウンチューブ163は、ゴムダンパー166に連結される端部とは逆の端部に連結部161を有する。連結部161には、スタビライザ180の後端部181が連結される。下部リアダウンチューブ163は、パイプフレームである。
エンジン40は、揺動部材200に取り付けられる。すなわち、エンジン40は、揺動部材200とともに、自動二輪車10の略上下方向に沿って揺動する。具体的には、エンジン40は、ピボット部165の前方において揺動部材200に固定される。
エンジン40のシリンダヘッド41には、エンジンリンク部50が設けられる。エンジンリンク部50は、リンク部材51とリンク部材52とによって構成される。リンク部材52は、シリンダヘッド41に回動可能に連結される。また、リンク部材52は、リンク部材51と回動可能に連結される。
エンジンリンク部50は、車体フレーム100のブラケット131とエンジン40とを連結し、エンジンリンク部50は、自動二輪車10の前後方向及び上下方向を表現可能な面に沿って回動することができる。すなわち、エンジン40が揺動部材200とともに揺動すると、エンジンリンク部50は、シリンダヘッド41とブラケット131との間で伸びたり縮んだりする。エンジンリンク部50は、第2補強部を構成する。
ボトムフレーム170は、エンジン40及び揺動部材200の下方に配設される。ボトムフレーム170は、ダウンチューブ120と連結される。本実施形態において、ボトムフレーム170は、縦フレーム150とともに下フレームを構成する。
ボトムフレーム170の下方には、スタビライザ180が配設される。スタビライザ180は、下部リアダウンチューブ163と揺動部材200とを連結する。本実施形態において、スタビライザ180は第1補強部を構成する。第1補強部の構成の詳細は、(5)第3連結機構の説明において図7を用いて説明する。
揺動部材200は、ピボット部165において縦フレーム150に対して略上下方向に揺動可能に支持される。揺動部材200は、ピボット部165よりも後方に位置するアーム部220と、ピボット部165よりも前方に位置する延在部260とを含む。エンジン40は、延在部260に固定される。
延在部260の前端部には、クッションユニット支持部材290が配設される。クッションユニット支持部材290は、延在部260の前端部において自動二輪車10の上方に向けて延在する。
アーム部220の後端には、車軸支持部221が形成される。車軸支持部221は、後輪90の車軸(不図示)を支持する。
延在部260とアーム部220との間に、ピボットプレート250が配設される。ピボットプレート250には、ピボット孔251が形成される。ピボット孔251には、車幅方向に沿ってピボットシャフト(不図示)が挿通される。ピボットシャフトは、ピボット部165に形成されたピボット孔(不図示)にも挿通される。すなわち、揺動部材200は、ピボット孔251の位置を中心として揺動可能に支持される。
また、延在部260には、連結部261が設けられる。連結部261には、スタビライザ180の前端部182が連結される。
揺動部材200の前端に設けられたクッションユニット支持部材290には、クッションリンク部400を介して、クッションユニット300が連結される。すなわち、クッションリンク部400は、揺動部材200とクッションユニット300とを連結する。クッションユニット300は、後輪90が受けた衝撃、具体的には、後輪90を回転可能に支持する揺動部材200の振動を吸収する。
クッションユニット300は、ピボット部165と前輪20との間に配設される。クッションユニット300は、車体フレーム100、具体的には、クッションリンク部400を介してボトムフレーム170に連結される。本実施形態において、クッションユニット300は、緩衝装置を構成する。
クッションユニット300は、自動二輪車10の上下方向に沿って配設される。具体的には、クッションユニット300は、ダウンチューブ120に沿って配設される。
クッションユニット300は、コイルスプリングとダンパー(不図示)とによって構成される。クッションユニット300の上端部310は、クッションユニット支持部材290に回動可能に連結される。クッションユニット300の下部、具体的には、下端部320は、車体フレーム100に取り付けられる。下端部320には、ボルト孔(不図示)が形成されている。下端部320は、クッションリンク部400と固定用ボルト321(図2に不図示。図3(a)参照)を介して連結される。
クッションユニット300は、クッションリンク部400を介して、揺動部材200、チューブ部123、及びボトムフレーム170に連結される。すなわち、クッションリンク部400は、緩衝装置としてのクッションユニット300と揺動部材200とを連結する第3連結機構を構成する。第3連結機構については、(5)第3連結機構の説明において図面を用いて詳細に説明する。
(3)第1連結機構及び第2連結機構の説明
(3.1)第1連結機構の説明
図3は、上フレームを構成する上部センターフレーム132及び上部リアダウンチューブ133と、下フレームを構成する縦フレーム150及び下部リアダウンチューブ163との連結部分を説明する車体11の分解右側図である。また、図4は、上部センターフレーム132と縦フレーム150との連結部分(第1連結機構)を説明する拡大図であり、図5は、上部リアダウンチューブ133と下部リアダウンチューブ163との連結部分(第2連結機構)を説明する拡大図である。
(3.1)第1連結機構の説明
図3は、上フレームを構成する上部センターフレーム132及び上部リアダウンチューブ133と、下フレームを構成する縦フレーム150及び下部リアダウンチューブ163との連結部分を説明する車体11の分解右側図である。また、図4は、上部センターフレーム132と縦フレーム150との連結部分(第1連結機構)を説明する拡大図であり、図5は、上部リアダウンチューブ133と下部リアダウンチューブ163との連結部分(第2連結機構)を説明する拡大図である。
図3に示すように、第1連結機構において、ゴムダンパー155は、上部センターフレーム132にボルト153により連結される。第1連結機構の具体例を図4に示す。
左右一対の上部センターフレーム132には、ゴムダンパー155を取り付けるためのブラケット132aが溶接される。ゴムダンパー155には、プレート152及びプレート154が融着される。縦フレーム150は、プレート152に溶接される。プレート154及び上部センターフレーム132には、ボルト孔(不図示)が設けられており、ボルト孔には雌ネジ溝が形成される。プレート154は、ボルト153によりブラケット132aに締結される。すなわち、実施形態では、縦フレーム150とゴムダンパー155とが一体となっており、ゴムダンパー155と上部センターフレーム132とが分離する構成となっている。
なお、ゴムダンパー155の上下方向の厚さT1は、パイプ状を有する縦フレーム150の太さT2と略同一、または縦フレーム150の太さよりも厚いことが好ましい。
(3.2)第2連結機構の説明
図3に示すように、第2連結機構において、ゴムダンパー166は、下部リアダウンチューブ163にボルト167により連結される。第2連結機構の具体例を図5に示す。
図3に示すように、第2連結機構において、ゴムダンパー166は、下部リアダウンチューブ163にボルト167により連結される。第2連結機構の具体例を図5に示す。
ゴムダンパー166には、プレート166aとプレート166bとが融着される。プレート166bは、上部リアダウンチューブ133と溶接される。下部リアダウンチューブ163には、プレート164が溶接される。
プレート166a及びプレート164には、互いに対応する位置にボルト孔(不図示)が設けられている。プレート166aは、ボルト孔に挿通されたボルト167及びナット168によってプレート164と締結される。すなわち、実施形態では、上部リアダウンチューブ133とゴムダンパー166とが一体となっており、ゴムダンパー166と下部リアダウンチューブ163とが分離する構成となっている。
なお、ゴムダンパー166の上下方向の厚さT1は、パイプ状を有する上部リアダウンチューブ133又は下部リアダウンチューブ163の太さT2と略同一、または太さT2よりも厚いことが好ましい。
(4)クッションユニットと上フレームとの連結部分の説明
図6は、クッションユニットと上フレームとの連結部分を説明する拡大図である。図6に示すように、クッションユニット連結部125は、溶接部125aを有する。クッションユニット連結部125は、溶接部125aにおいて、ダウンチューブ120の上端部121に溶接される。
図6は、クッションユニットと上フレームとの連結部分を説明する拡大図である。図6に示すように、クッションユニット連結部125は、溶接部125aを有する。クッションユニット連結部125は、溶接部125aにおいて、ダウンチューブ120の上端部121に溶接される。
クッションユニット連結部125には、ダウンチューブ120に取り付けられた状態で、ダウンチューブ120の延びる方向と平行に貫通孔(不図示)が形成されている。貫通孔には、ボルト125bが挿通する。
ボルト125bは、ナット125c及びナット125dによって、クッションユニット連結部125に対して固定される。ボルト125bには、クッションユニット300の上端部310が連結される連結部125eが溶接される。
上述した構成を備えることにより、ボルト125bがナット125cから出る長さ
L1と、ナット125dから出る長さL2とを調整することにより、クッションユニット300のコイルスプリングとダンパーの基準長さを変更することができる(但し、図6に示す、L1+L2=一定値)。
L1と、ナット125dから出る長さL2とを調整することにより、クッションユニット300のコイルスプリングとダンパーの基準長さを変更することができる(但し、図6に示す、L1+L2=一定値)。
(5)第3連結機構の説明
図7(a)は、図2に示す分解図の矢印A方向からみた図であり、図7(b)は、図2の矢印Bからみた図であり、図7(c)は、図2の矢印Cからみた図である。
図7(a)は、図2に示す分解図の矢印A方向からみた図であり、図7(b)は、図2の矢印Bからみた図であり、図7(c)は、図2の矢印Cからみた図である。
図2及び図7に示すように、クッションユニット300は、クッションリンク部400を介して、揺動部材200の延在部260の端部に配設されたクッションユニット支持部材290に連結される。
クッションリンク部400は、連結孔400aと、連結孔400bと、連結孔400cとを有する。ボトムフレーム170の端部には、連結孔170aが形成される。クッションリンク部400は、リンク部材401を介して、ボトムフレーム170と連結される。リンク部材401は、連結孔401a及び連結孔401bを有する。
連結孔170a及び連結孔401bには、シャフト402が挿通される。すなわち、リンク部材401は、ボトムフレーム170の端部に対して、自動二輪車10の上下方向を表現可能な面に沿って回動することができる。
連結孔400aには、連結孔401aが連結される。すなわち、クッションリンク部400は、リンク部材401に対して、自動二輪車10の上下方向を表現可能な面に沿って回動することができる。
連結孔400bには、クッションユニット300の下端部320が連結される。すなわち、クッションユニット300は、クッションリンク部400に対して、自動二輪車10の上下方向を表現可能な面に沿って回動することができる。
連結孔400cには、クッションユニット支持部材290が連結される。すなわち、クッションリンク部400は、クッションユニット支持部材290に対して、自動二輪車10の上下方向を表現可能な面に沿って回動することができる。
図7(b)に示すように、揺動部材200の延在部260の連結部261には、スタビライザ180が連結される。スタビライザ180は、下部リアダウンチューブ163と揺動部材200の延在部260とを連結する。
スタビライザ180は、後端部181及び前端部182を有する。後端部181は、下部リアダウンチューブ163に設けられた連結部161に回動可能に連結される。前端部182は、延在部260に設けられた連結部261に回動可能に連結される。また、スタビライザ180は、後端部181と前端部182とは、後端部181と前端部182とを結ぶ軸を中心として互いに回動可能に連結される。従って、スタビライザ180は、揺動部材200の揺動に伴って、前後方向及び上下方向に回動可能である。
スタビライザ180は、エンジン40とともに略上下方向に揺動する揺動部材200の車幅方向の捻れを抑制する。
(6)作用・効果
自動二輪車10によれば、第1連結機構(ボルト153とゴムダンパー155)及び第2連結機構(ゴムダンパー166とボルト167)において、上フレーム(ステアリングヘッドパイプ110、ダウンチューブ120及び上部フレーム130)と下フレーム(縦フレーム150及びボトムフレーム170)とが分離される。また、第3連結機構(クッションリンク部400)において、上フレームに連結されたクッションユニット300と揺動部材200とが分離される。
自動二輪車10によれば、第1連結機構(ボルト153とゴムダンパー155)及び第2連結機構(ゴムダンパー166とボルト167)において、上フレーム(ステアリングヘッドパイプ110、ダウンチューブ120及び上部フレーム130)と下フレーム(縦フレーム150及びボトムフレーム170)とが分離される。また、第3連結機構(クッションリンク部400)において、上フレームに連結されたクッションユニット300と揺動部材200とが分離される。
従来の鞍乗型車両では、搭載するエンジンやリヤアームのサイズなどを自由に変更できず、鞍乗型車両の種類ごとに専用の車体フレームを設計しなければならなかったが、本発明の自動二輪車10は、上フレーム(ステアリングヘッドパイプ110、ダウンチューブ120及び上部フレーム130)と下フレーム(縦フレーム150及びボトムフレーム170)、及び揺動部材200の各々の設計を個別に変更することができる。
つまり、このような自動二輪車10によれば、鞍乗型車両の種類(例えば、オフロード車やオンロード車)に応じて、搭載するエンジン40のサイズや形状などを自由に変更できる。このため、鞍乗型車両の種類ごとに専用の車体フレーム100を用意する必要がない。
従って、本発明に係る自動二輪車10によれば、車体フレーム100の汎用性を拡大し、製造コストを抑制することができる。
また、自動二輪車10において、揺動部材200は、揺動部材200を揺動可能に支持するピボット部165よりも前方に延在している。また、第3連結機構としてのクッションリンク部400は、クッションユニット300と揺動部材200の前端部に配設されたクッションユニット支持部材290とを連結する。
自動二輪車10によれば、揺動部材200は、ピボット部165よりも前方に延在された揺動部材200に設けられたクッションユニット支持部材290において、クッションユニット300と連結される。すなわち、ピボット部165は、揺動部材200のサイズ、又は後輪90のサイズに応じて、クッションユニット支持部材290の後方において、任意の位置に設置される。
従って、本発明に係る自動二輪車10によれば、搭載するエンジン40や揺動部材200のサイズ、特にアーム部220の長さなどを自由に変更できる。
自動二輪車10によれば、上部センターフレーム132と縦フレーム150とは、ゴムダンパー155を介して連結される。また、上部リアダウンチューブ133と下部リアダウンチューブ163とは、ゴムダンパー166を介して連結される。
従って、車体フレーム100を上フレーム(上部フレーム130と上部センターフレーム132)、下フレーム(縦フレーム150と下部リアダウンチューブ163)に分割した構造にしても、振動の伝達を抑制できる。
自動二輪車10によれば、上フレーム(上部フレーム130と上部センターフレーム132)、下フレーム(縦フレーム150と下部リアダウンチューブ163)の少なくとも一方は、パイプフレームであり、ゴムダンパー155及びゴムダンパー166の車両上下方向に沿った厚さT1は、パイプフレームの太さT2と略同一、またはパイプフレームの太さT2よりも太い
従って、車体フレーム100を上フレーム(上部フレーム130と上部センターフレーム132)、下フレーム(縦フレーム150と下部リアダウンチューブ163)に分割した構造にしても、一層確実に振動の伝達を抑制できる。
従って、車体フレーム100を上フレーム(上部フレーム130と上部センターフレーム132)、下フレーム(縦フレーム150と下部リアダウンチューブ163)に分割した構造にしても、一層確実に振動の伝達を抑制できる。
自動二輪車10によれば、揺動部材200は、縦フレーム150に支持されたピボット部165と、ピボット部165よりも後方に位置するアーム部220と、ピボット部165よりも前方に位置する延在部260とを含む、エンジン40は、延在部260に固定されることを要旨とする。
従って、自動二輪車10によれば、走行時に後輪90受けた衝撃力による鞍乗型車両の上方への突き上げが軽減され、自動二輪車10の操縦安定性が向上する。
自動二輪車10は、下部リアダウンチューブ163と延在部260とを連結するスタビライザ180を備える。スタビライザ180は、揺動部材200の揺動に伴って、前後方向及び上下方向に回動可能である。従って、自動二輪車10によれば、揺動部材200の上下方向の揺動を妨げることなく、揺動部材200が車幅方向に捻れることを抑制できる。
自動二輪車10は、上部フレーム130のブラケット131とエンジン40とを連結するエンジンリンク部50を備えることにより、揺動部材200の上下方向の揺動を妨げることなく、揺動部材200が車幅方向に捻れることを抑制できる。
自動二輪車10においてエンジンリンク部50は、エンジン40の揺動に伴って、前後方向及び上下方向に回動可能である。従って、エンジン40、及びエンジン40に連結された揺動部材200が車幅方向に捻れることを抑制できる。
(7)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
実施形態では、例えば、自動二輪車10は、エンジン40が搭載されるとして説明した。しかし、動力ユニットとして、電気モータを使用してもよい。
自動二輪車10では、上部センターフレーム132と縦フレーム150とを連結するダンパー部としてゴムダンパー155を使用した。また、上部リアダウンチューブ133と下部リアダウンチューブ163とを連結するダンパー部としてゴムダンパー166を使用した。
しかし、ダンパー部は、緩衝作用とともに、車体フレーム100に必要な剛性を確保できるものであればよく、ゴムダンパーに限定されない。例えば、オイルダンパー、ガスダンパーを使用してもよい。
実施形態では、自動二輪車10の上部センターフレーム132と縦フレーム150との長さ、或いは、上部センターフレーム132と縦フレーム150とを連結するダンパー部の位置は、図面に示される実施形態の一例に限定されない。上部リアダウンチューブ133と下部リアダウンチューブ163との長さ、上部センターフレーム132と縦フレーム150とを連結するダンパー部の位置、自動二輪車10によれば、揺動部材200におけるピボット部165の位置も同様に、図面に示される実施形態の一例に限定されない。
実施形態では、自動二輪車10は、下部リアダウンチューブ163と延在部260とを連結するスタビライザ180を備えると説明したが、揺動部材200の上下方向の揺動を妨げることなく、揺動部材200が車幅方向に捻れることを抑制できるものであれば、図示したタイプのものに限定されない。なお、自動二輪車10は、必ずしもスタビライザ180を備える必要はない。
実施形態では、自動二輪車10は、上部フレーム130のブラケット131とエンジン40とを連結するエンジンリンク部50を備えるとしたが、エンジンリンク部50を用いることなく、例えば、上部フレーム130とエンジン40とを回動可能に直接連結してもよい。
実施形態では、縦フレーム150とゴムダンパー155とが一体となっており、ゴムダンパー155と上部センターフレーム132とが分離する構成であると説明した。しかし、縦フレーム150とゴムダンパー155とが分離する構成であり、ゴムダンパー155と上部センターフレーム132とが一体となっていてもよい。
更には、ゴムダンパー155は、縦フレーム150と上部センターフレーム132の何れに対しても分離する構成であってもよい。
また、実施形態では、上部リアダウンチューブ133とゴムダンパー166とが一体となっており、ゴムダンパー166と下部リアダウンチューブ163とが分離する構成であると説明した。しかし、上部リアダウンチューブ133とゴムダンパー166とが分離する構成であり、ゴムダンパー166と下部リアダウンチューブ163とが一体となっていてもよい。
更には、ゴムダンパー166は、上部リアダウンチューブ133と下部リアダウンチューブ163の何れに対しても分離する構成であってもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10…自動二輪車、11…車体、20…前輪、21…フロントフォーク、40…エンジン、41…シリンダヘッド、43…クッションユニット支持部、50…リンク、51,52…リンク部材、60…マフラー、70…燃料タンク、80…シート、90…後輪、100…車体フレーム、110…ステアリングヘッドパイプ、120…ダウンチューブ、121…上端部、123…チューブ部、125…クッションユニット連結部、125a…溶接部、125b…ボルト、125c…ナット、125d…ナット、125e…連結部、130…上部フレーム、131…ブラケット、132…上部センターフレーム、132a…ブラケット、133…上部リアダウンチューブ、140…リヤレール、150…縦フレーム、152…プレート、153…ボルト、154…プレート、155…ゴムダンパー、161…連結部、163…下部リアダウンチューブ、164…プレート、165…ピボット部、166…ゴムダンパー、166a…プレート、166bプレート、167…ボルト、168…ナット、170…ボトムフレーム、170a…連結孔、180…スタビライザー、181…後端部、182…前端部、200…揺動部材、220…アーム部、221…車軸支持部、250…ピボットプレート、251…ピボット孔、260…延在部、261…連結部、290…クッションユニット支持部材、300…クッションユニット、310…上端部、320…下端部、400…クッションリンク部、400a,400b,400c…連結孔、401…リンク部材、401a,401b…連結孔、402…シャフト
Claims (9)
- 動力ユニットの上方に位置する上フレームと、
前記動力ユニットの下方に位置するとともに、前記上フレームに連結される下フレームと、
車輪を回転可能に支持し、前記下フレームに支持される揺動部材と、
前記上フレームに連結される緩衝装置と
を備える鞍乗型車両であって、
前記動力ユニットの前方において前記上フレームと前記下フレームとを脱着可能に連結する第1連結機構と、
前記動力ユニットの後方において前記上フレームと前記下フレームとを脱着可能に連結する第2連結機構と
前記緩衝装置と前記揺動部材とを連結する第3連結機構と
を備える鞍乗型車両。 - 前記揺動部材は、前記揺動部材を揺動可能に支持するピボット部よりも前方に延在し、
前記第3連結機構は、前記鞍乗型車両と前記揺動部材の前端部とを連結する請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記第1連結機構及び前記第2連結機構の少なくとも何れかは、弾性材料によって形成されるダンパー部を含み、
前記上フレームと前記下フレームとは、前記ダンパー部を介して連結される請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記上フレーム及び前記下フレームの少なくとも一方は、パイプで構成されたパイプフレーム部を含み、
車両上下方向に沿った前記ダンパー部の厚さは、前記パイプフレーム部の太さと略同一、または前記パイプフレーム部の太さよりも厚い請求項3に記載の鞍乗型車両。 - 前記揺動部材は、
前記上フレームに支持されたピボット部と、
前記ピボット部よりも後方に位置する後半部と、
前記ピボット部よりも前方に位置する前半部と
を含み、
前記動力ユニットは、前記前半部に固定される請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記下フレームと前記前半部とを連結する第1補強部を備える請求項5に記載の鞍乗型車両。
- 前記第1補強部は、前記揺動部材の揺動に伴って、前後方向及び上下方向に回動可能である請求項6に記載の鞍乗型車両。
- 前記上フレームと前記動力ユニットとを連結する第2補強部を備える請求項5に記載の鞍乗型車両。
- 前記第2補強部は、前記動力ユニットの揺動に伴って、前後方向及び上下方向に回動可能である請求項8に記載の鞍乗型車両。
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