JP2010105034A - ヨークおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部材数や工程数を増やさずに、材料コストを下げてヨークの効率を上げることができるヨークおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】胴部絞り工程により、ヨーク15の母材(ヨーク母材)の断面を楕円形状とし、短軸方向の厚さが板状材料の厚さより次第に薄く、長軸方向の厚さが板状材料の厚さより次第に厚くなるようにしながら、外周部15aが小さくなるように絞り加工して、外周部15aに肉薄部15eと肉厚部15fとを有するヨーク15を形成する。そして、肉薄部15eの内周に沿ってマグネット(磁石)17を配置することで、ヨーク15は、肉薄部15eで材料コストを下げ、肉厚部15fで磁気回路としての効率を上げることができる。つまり、ヨーク15の母材の厚さを減らす方向と断面形状を絞る方向が一致しているので、磁気回路効率の高いヨーク15の製造が容易になる。
【選択図】図3

Description

本発明は、板状材料に絞り加工をすることにより有底筒状に形成されるヨークおよびその製造方法に関し、特に外周部の厚さが異なる部分を有するヨークに適用して有効な技術である。
自動車等の車両に搭載されるモータとしては、ヨークの内面側に一対または二対のマグネットが周方向に沿って固定されたものが通常用いられている。
ヨークの製造方法としては、複数工程の絞り加工を経て胴部を形成した後、頭部を絞る等して最終的な製品の形状に整形する方法が知られている。つまり、複数工程の絞り加工では、板状材料から有底筒状のヨーク母材を形成した後、このヨーク母材の外周部を徐々に小さくして胴部を形成する。そして、ヨークの胴部は通常、均一な厚さとなるように形成される。
しかし、ヨークの胴部は、マグネットが固定されない部分は磁束が集まるため、厚くする必要があるが、マグネットが固定される中央部分は磁束が集まらず磁気回路としての効果が低いので、軽量化とコスト面から薄くすることが好ましい。
そのため、例えば特許文献1および2では、内面側の周方向に沿って一対のマグネットが固定されるヨークにおいて、マグネットが固定されない長軸方向の厚さを厚くし、マグネットが固定される短軸方向の厚さを薄くしたヨークやその製造方法が提案されている。
特開2001−286105号公報 特開2002−160021号公報
しかしながら、特許文献1の提案では、厚さを調整するには、ヨーク母材に突起部を形成する必要があり、部材コストが上昇してしまう問題があった。
また、特許文献2の提案では、ヨーク断面の楕円形状における当初の短径と長径との関係を逆、つまり曲率が大きい方の円弧を曲率の小さい方の円弧とし、曲率が小さい方の円弧を曲率の大きい方の円弧とする工程を経るため、板厚を厚くする増肉効果を得にくいという問題があった。
本発明の目的は、部材数や工程数を増やさずに、材料コストを下げてヨークの効率を上げることができるヨークおよびその製造方法を提供することにある。
本発明のヨークの製造方法は、板状材料に複数工程の絞り加工をすることにより前記板状材料を有底筒状に形成するヨークの製造方法であって、前記板状材料を、前記板状材料の厚さより薄い部分と、前記板状材料の厚さより厚い部分とが、周方向に沿って交互に対向配置されるように絞り加工して、有底筒状のヨーク母材を形成する母材形成工程と、前記ヨーク母材を、前記板状材料の厚さより薄い部分の厚さが前記母材形成工程で形成された厚さより薄く、前記板状材料の厚さより厚い部分の厚さが前記母材形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、外周部を小さく形成する外周部形成工程とを含むことを特徴とする。
本発明のヨークの製造方法は、板状材料に複数工程の絞り加工をすることにより前記板状材料を有底筒状に形成するヨークの製造方法であって、前記板状材料を、前記板状材料の厚さより薄い部分と、前記板状材料の厚さより厚い部分とが、周方向に沿って交互に対向配置されるように絞り加工して、有底筒状のヨーク母材を形成する母材形成工程と、前記ヨーク母材を、前記板状材料の厚さより薄い部分の厚さが前記母材形成工程で形成された厚さより薄く、前記板状材料の厚さより厚い部分の厚さが前記母材形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、外周部を小さく形成する外周部形成工程と、前記外周部を小さく形成したヨーク母材を、前記板状材料の厚さより薄い部分の厚さが前記外周部形成工程で形成された厚さより薄く、前記板状材料の厚さより厚い部分の厚さが前記外周部形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、前記外周部をさらに小さく形成する外周部再形成工程とを含むことを特徴とする。
本発明のヨークの製造方法は、板状材料に複数工程の絞り加工をすることにより前記板状材料を有底筒状に形成するヨークの製造方法であって、前記板状材料を断面楕円形状とし、短軸方向の厚さが前記板状材料の厚さより薄く、長軸方向の厚さが前記板状材料の厚さより厚くなるように絞り加工して、有底筒状のヨーク母材を形成する母材形成工程と、前記ヨーク母材を、前記短軸方向の厚さが前記母材形成工程で形成された厚さより薄く、前記長軸方向の厚さが前記母材形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、前記断面の長軸径と短軸径との比の値を大きく形成する外周部形成工程と、前記断面の長軸径と短軸径との比の値を大きく形成した前記ヨーク母材を、前記楕円形状の前記短軸方向の厚さが前記外周部形成工程で形成された厚さより薄く、前記長軸方向の厚さが前記外周部形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、前記断面の外径を楕円形状に形成し内径を略真円形状に形成する外周部再形成工程とを含むことを特徴とする。
本発明のヨークの製造方法は、前記外周部再形成工程はさらに、前記ヨーク母材の底部の厚さを、前記短軸方向の厚さより厚く、前記板状材料の厚さより薄くすることを特徴とする。
本発明のヨークは、板状材料に絞り加工をすることにより前記板状材料が有底筒状に形成されたヨークであって、外周部に肉薄部と肉厚部とを有し、底部の厚さが、前記肉薄部の厚さより厚く、前記肉厚部の厚さより薄く形成されることを特徴とする。
本発明によれば、板状材料の厚さより薄い部分と、板状材料の厚さより厚い部分とが、周方向に沿って交互に対向配置されるように絞り加工して、有底筒状のヨーク母材を形成する母材形成工程と、ヨーク母材を、板状材料の厚さより薄い部分の厚さが母材形成工程で形成された厚さより薄く、板状材料の厚さより厚い部分の厚さが母材形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、外周部を小さく形成する工程とを含むので、厚さを減らす方向と断面形状を絞る方向とが一致して絞り加工が容易になり、板状材料の厚さより厚くするのか薄くするのかを制御することができる。また、板状材料の厚さより薄い部分で材料コストを下げることができ、板状材料の厚さより厚い部分で磁気回路としての効率を上げることができる。これにより、部材数を増やさずに、材料コストを下げてヨークの効率を上げることができる。
本発明によれば、母材形成工程で、板状材料の厚さより薄い部分と、板状材料の厚さより厚い部分とが、周方向に沿って交互に対抗配置されるように絞り加工し、外周部形成工程で、板状材料の厚さより薄い部分の厚さが母材形成工程で形成された厚さより薄く、板状材料の厚さより厚い部分の厚さが母材形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工し、外周部再形成工程で、板状材料の厚さより薄い部分の厚さが外周部形成工程で形成された厚さより薄く、板状材料の厚さより厚い部分の厚さが外周部形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工するので、厚さを減らす方向と断面形状を絞る方向とが一致して絞り加工が容易になり、通常の絞り工程と同じ工程数で、効率の高いヨークの絞り工程を完了できる。また、板状材料の厚さより薄い部分で材料コストを下げることができ、板状材料の厚さより厚い部分で磁気回路としての効率を上げることができる。これにより、部材数や工程数を増やさずに、材料コストを下げてヨークの効率を上げることができる。
本発明によれば、母材形成工程で、板状材料を断面楕円形状とし、短軸方向の厚さが板状材料の厚さより薄く、長軸方向の厚さが板状材料の厚さより厚くなるように絞り加工し、外周部形成工程で、短軸方向の厚さが母材形成工程で形成された厚さより薄く、長軸方向の厚さが母材形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、断面の長軸径と短軸径との比の値を大きく形成し、外周部再形成工程で、円形状の短軸方向の厚さが外周部形成工程で形成された厚さより薄く、長軸方向の厚さが外周部形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、外径を楕円形状に形成し内径を略真円形状に形成するので、厚さを減らす方向と断面形状を絞る方向とが一致して絞り加工が容易になり、通常の絞り工程と同じ工程数で、効率の高いヨークの絞り工程を完了できる。また、板状材料の厚さより薄い短軸方向で材料コストを下げることができ、板状材料の厚さより厚い長軸方向で磁気効率を上げることができる。これにより、部材数や工程数を増やさずに、材料コストを下げてヨークの効率を上げることができる。
本発明によれば、ヨークは、外周部に肉薄部と肉厚部とを有し、底部の厚さを、肉薄部の厚さより厚く、肉厚部の厚さより薄く形成したので、肉薄部により材料コストを下げることができ、肉厚部で磁気回路としての効率を上げることができる。これにより、材料コストを下げてヨークの効率を上げることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はワイパモータを示す側面図、図2(a)〜(d)は本発明の一実施の形態であるヨークの製造方法の工程の概略を示す概略工程図、図3はマグネットを挿入した状態での図2(d)のI−I線に沿う拡大断面図である。図4は図2(a)のA−A線に沿う拡大断面図、図5(a)、(b)は第1の胴部絞り工程(母材形成工程)を説明する説明図、図6は図2(b)のB−B線に沿う拡大断面図である。図7(a)、(b)は第2の胴部絞り工程(外周部形成工程)を説明する説明図、図8は図2(c)のC−C線に沿う拡大断面図、図9(a)、(b)は第3の胴部絞り工程(外周部再形成工程)を説明する説明図である。
図1に示すように、ワイパモータ10は、モータ本体11(電動モータ)を有している。モータ本体11は、所謂ブラシ付き直流モータとなっており、図示しないワイパスイッチがオンにされると、車載されたバッテリ等の図示しない電源から直流電流が供給されて作動するようになっている。モータ本体11には減速機12が固定され、モータ本体11の回転は減速機12により所定の回転数にまで減速して出力軸13から出力されるようになっている。なお、図示の例では、減速機12には3つの取付足14が設けられ、これにねじ結合される図示しないボルトにより固定されるようになっている。
モータ本体11は、その外郭を形成するハウジングとしてのヨーク15を備えている。ヨーク15は、図2に示すように、(a)〜(c)の胴部絞り工程、底部絞り工程(図示せず)および(d)の取付孔形成工程を経て製造される。
具体的には、まず図2(a)に示すように、鋼鉄製の板状材料を絞り加工する第1の胴部絞り工程により、一端側が閉塞され他端側が開口する有底筒状のヨーク15の母材(ヨーク母材)を形成する。次に、図2(b)に示すように、第2の胴部絞り工程により、ヨーク15の母材の外周部15aを小さく形成し、幅よりも高さの方が大きい細長い形状とする。つづいて、図2(c)に示すように、第3の胴部絞り工程により、外周部15aをさらに小さく形成し、第2の胴部絞り工程よりさらに細長い形状とするとともに、他端側の開口にフランジ部15bを顕在化させて、ヨーク15の胴部15cが完成する。
そして、ヨーク15の底部15d等の形状を整え、最後に、図2(d)に示すように、フランジ部15bにモータ取付孔16を形成し、ヨーク15が製造される。得られたヨーク15には、開口からマグネットやアーマチュア等(いずれも図2では図示せず)のモータ本体11の動作に必要な部材が挿入され、モータ本体11が完成する。
ヨーク15は、図3に示すように、断面外径が楕円形状に、かつ内径が略真円形状に形成され、外周部15aの外径の短軸方向に肉薄部15eを有し、長軸方向に肉厚部15fを有している。そして、肉薄部15eの内面側周方向に沿ってマグネット(磁石)17が固着されている。つまり、外周部15aの磁気回路効果が低い部分の厚さが薄く形成され、磁束が集まる部分の厚さが厚く形成される。これにより、肉薄部15eにより材料コストを下げることができ、肉厚部15fで磁気回路としての効率を上げることができるようになっている。また、肉薄部15eを形成することにより、ヨーク15の軽量化を図れる。さらに、ヨーク15を形成するための母材を薄くすることができ、コスト低減を図れる。なお、図3では理解の便宜のために頭部の図示は省略してある。
肉薄部15eと肉厚部15fとの厚さの比は、肉薄部15eの厚さをST、肉厚部15fの厚さをLTとすると、ヨーク15の加工を容易とするとともに磁気回路効率を最も高くする観点から、例えばST:LT=1:1.3〜1:3が好ましい。ヨーク15の図2(d)に示した底部15dの厚さは、肉薄部15eの厚さSTより厚く、肉厚部15fの厚さLTより薄く形成されている。
そして、底部15dの厚さおよび肉薄部15eの厚さSTは、図2(a)でヨーク15の母材を形成する前の当初の板状材料の厚さより薄く形成され、肉厚部15fの厚さLTは、当初の板状材料の厚さより厚く形成されている。これにより、さらに材料コストを下げてヨークの効率を上げることができる。
ヨーク15の各部分の厚さをこのように形成するために、図2(a)〜(c)で示した第1〜第3の胴部絞り工程では、ヨーク15の母材の短軸方向の厚さが次第に薄く、長軸方向の厚さが次第に厚くなるように絞り加工している。以下、その手順について説明する。
まず、図4に示すように、第1の胴部絞り工程により、ヨーク15の母材の断面を楕円形状とし、短軸SR方向の厚さSTが、長軸方向の厚さLTより薄く、かつSTが板状材料の厚さより薄く、LTが板状材料の厚さより厚くなるように形成する。
第1の胴部絞り工程では、図5(a)、(b)に示すように、後にヨークの母材となる鋼鉄製の板状材料のワークWを、プレス成形装置30により絞り加工する。
プレス成形装置30は、形成されるヨークの母材の形状に対応するパンチ(雄型)31と、図示しない油圧源等を駆動源とする駆動機構により図中上下方向にスライドするダイ(雌型)32とを有している。そして、ワークWは予めパンチ31の上面の所定位置にセットした上で、図5(a)、(b)に示すように、ダイ32を駆動機構により下方へ移動させて、ワークWの面がパンチ31に当接することで、パンチ31の外形形状に沿ってワークWが塑性変形(絞り加工)されて断面楕円形状の有底筒状に形成される。
プレス成形装置30は、図5(a)に示すように、形成されるヨークの母材の短軸方向に対応する方向では、ダイ32の中空部32aの内周側とパンチ31の外周側との間に、短軸方向の厚さST分の隙間が形成されるようになっている。また、図5(b)に示すように、当該ヨークの母材の長軸方向に対応する方向では、ダイ32の中空部32aの内周側とパンチ31の外周側との間に、長軸方向の厚さLT分の隙間が形成されるようになっている。
これにより、ワークWは、長軸方向にはパンチ31とダイ32との隙間が当初板厚MT(図5参照)より大きいので、パンチ31とダイ32との間に挟みつけることにより、外径側から内径側へ発生する圧縮応力がワークWの上下軸方向への伸び力より大きくなる。一方、短軸方向にはパンチ31とダイ32との隙間が当初板厚MTより小さいので、外径側から内径側へ発生する圧縮応力がワークWの上下軸方向への伸び力より小さくなる。
そのため、圧縮応力が小さい短軸方向から圧縮応力が大きい長軸方向へとワークWの肉が移動しやすくなり、短軸方向の厚さSTが当初板厚MTより薄くなるとともにワークWの上下軸方向へ伸び、長軸方向の厚さLTが当初板厚MTより厚くなるとともにワークWの上下軸方向へ伸びるように偏肉加工できる。
また、プレス成形装置30のみにより偏肉加工できるので、所定形状に絞り加工するために新たな部材を形成する必要がなく、部材コストの上昇を回避できる。さらに、図4に示すように、ヨーク15の母材の断面形状を楕円形状とするので、ワーク自体で肉の移動を妨げる部分がなく、上述の偏肉加工をスムーズに行いやすくなる。なお、ワークWをパンチ31とダイ32との間に挟みつけることのみによっては、短軸方向の厚さSTが所望の厚さまで薄くならない場合には、適宜しわ押さえ板等により減肉加工を施してもよい。
次に、図6に示すように、第2の胴部絞り工程により、ヨーク15の母材は、短軸方向の厚さSTが第1の胴部絞り工程で形成された厚さSTより薄く、長軸方向の厚さLTが第1の胴部絞り工程で形成された厚さLTより厚くなるように、楕円形状断面の長軸径と短軸径との比の値を大きくするとともに、外周部15aを小さく形成する。この短軸径と長軸径との比は、短軸内径SRと長軸内径LRとで、次工程で絞りが成立する限界まで大きくとることが好ましい。
第2の胴部絞り工程では、第1の胴部絞り工程を終えて有底筒状に形成されたワークWを、図7(a)、(b)に示すように、プレス成形装置40にセットして絞り加工する。プレス成形装置40は、第1の胴部絞り工程で用いたプレス成形装置30と同様に、パンチ41とダイ42とを有している。そして、第1の胴部絞り工程と同様にダイ42を移動させてワークWの面がパンチ41に当接することで、ワークWが塑性変形されて、上述のように、長軸径と短軸径との比の値が大きくなるとともに、外周部15aが小さく形成される。
プレス成形装置40は、図7(a)に示すように、短軸方向に対応する方向では、ダイ42の中空部42aとパンチ41との間に、厚さST分の隙間が形成されるようになっている。また、図7(b)に示すように、長軸方向に対応する方向では、ダイ42の中空部42aとパンチ41との間に、厚さLT分の隙間が形成されるようになっている。
これにより、ワークWは、第1の胴部絞り工程と同様に、短軸方向と長軸方向とで圧縮応力の差が生じることに基き、短軸方向の厚さSTが第1の胴部絞り工程で形成されたSTより薄く、長軸方向の厚さLTが第1の胴部絞り工程で形成されたLTより厚くなるように偏肉加工できる。また、楕円形状断面の短軸方向と長軸方向が変わらず、厚さを減らす方向と断面形状を絞る方向とが一致しているので、ワークWのプレス成形装置40に対する位置決めを容易に行うことができ、結果として絞り加工も容易になる。
最後に、図8に示すように、第3の胴部絞り工程により、ヨーク15の母材は、短軸方向の厚さSTが第2の胴部絞り工程で形成された厚さSTより薄く、長軸方向の厚さLTが第1の胴部絞り工程で形成された厚さLTより厚くなるように、断面外径を楕円形状に、かつ断面の内径を略真円形状に形成するとともに、外周部15aを第2の胴部絞り工程よりもさらに小さく形成する。なお、内径は、内周のいずれの位置から測ってもほぼ同程度であれば、厳密な真円でなくてもよい。
第3の胴部絞り工程では、第2の胴部絞り工程を終えて外周部15aを小さく形成したワークWを、図9(a)、(b)に示すように、プレス成形装置50にセットして絞り加工する。プレス成形装置50は、プレス成形装置30、40と同様に、パンチ51とダイ52とを有している。そして、第1および第2の胴部絞り工程と同様に、ダイ52を移動させてワークWの面がパンチ51に当接することで、ワークWが塑性変形されて、上述のように、外径が楕円形状に内径が略真円形状に形成されるとともに、外周部15aが小さく形成される。
また、プレス成形装置50は、ダイ52の内周側の基端部分(図中下側部分)が、外周側方向へ直線状に傾斜して折れ曲がって傾斜部52bを有しており、ダイ52の下方移動により、この傾斜部52bでワークWの開口に周方向に沿ってフランジ部15bが塑性変形により形成される。なお、図5および図7に示すように、プレス成形装置30、40も、ダイ32、42に、略円弧状に傾斜すること以外は傾斜部52bと同様の傾斜部32b、42bを有しており、第1および第2の胴部絞り工程では、これらの部分でフランジ部15bが次第に顕著に形成されるようになっている。
さらに、プレス成形装置50では、外周部15aを小さく絞ったりフランジ部15bを形成する過程や偏肉加工の過程で、ダイ52の下方移動により底部15dがパンチ51の先端(図中上端)に強く押さえつけられ、底部15dの厚さBTが、短軸方向の厚さSTよりは厚いが図5に示した板状材料の当初板厚MTより薄く形成される。
プレス成形装置50は、図9(a)に示すように、短軸方向に対応する方向では、ダイ52の中空部52aとパンチ51との間に、厚さST分の隙間が形成されるようになっている。また、図9(b)に示すように、長軸方向に対応する方向では、ダイ52の中空部52aとパンチ51との間に、厚さLT分の隙間が形成されるようになっている。
これにより、ワークWは、第1および第2の胴部絞り工程と同様に、短軸方向と長軸方向とで圧縮応力の差が生じることに基き、短軸方向の厚さSTが第1の胴部絞り工程で形成されたSTより薄く、長軸方向の厚さLTが第1の胴部絞り工程で形成されたLTより厚くなるように偏肉加工できる。また、内径を略真円形状にして外径を楕円形状にすることで、ヨークの中心軸に対する精度をよくしながら肉厚部を形成することができる。
なお、第1〜第3の胴部絞り工程を経た後になされる底部絞り工程および取付孔形成工程は、通常行われている方法を適宜選択することができる。
以上説明したように、ヨーク15は、断面を楕円形状とし、第1〜第3の胴部絞り工程いずれでも、厚さを減らす方向と断面形状を絞る方向とを一致させながら、絞り加工をして形成される。これにより、絞り加工が容易になり、工程数を増やさずに、肉薄部15eと肉厚部15fとを有して磁気効率の高いヨーク15を製造することができる。
つまり、当初から真円形状に形成した場合は、加工時に周方向のいずれにも均等に力がかかってしまい偏肉加工がしにくい。一方、断面を楕円形状としても、胴部絞り工程で楕円の長軸方向と短軸方向を変えると、板厚を厚くする増肉効果を得にくくなる。しかし、断面を楕円形状とし、厚さを減らす方向と断面形状を絞る方向とを一致させたことで、ヨーク15の母材に対して、厚くするか薄くするかの制御ができ、ヨーク15の製造が容易になるのである。
また、第1〜第3の胴部絞り工程のヨーク15の厚さを減らす方向と断面形状を絞る方向とが一致しているので、底部15dが偏肉加工による影響を受けず、品質等が維持される。同様に、ヨーク15の母材も偏肉加工による影響を受けないので、その母材の形状や有底筒状の形状を任意に設定することができ、歩留まりの低減による材料効率の向上を図ることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態おいては、二つのマグネット17を配置した二極モータのヨーク15の例について説明しているが、これに限らず、例えば、四つのマグネットを配置した断面の外側が方形状で内側が略真円形状の四極モータのヨークや、さらに多くのマグネットを配置した多角形状の多極モータのヨークに適用してもよい。この場合には、ヨークは以下のような胴部絞り工程を経て製造されることになる。
つまり、第1の胴部絞り工程により、板状材料を、板状材料の厚さより薄い部分と、板状材料の厚さより厚い部分とが、周方向に沿って交互に対向して配置されるように絞り加工して、有底筒状のヨークの母材を形成する。
次に、第2の胴部絞り工程により、ヨークの母材を、板状材料の厚さより薄い部分の厚さが第1の胴部絞り工程で形成された厚さより薄く、板状材料の厚さより厚い部分の厚さが第1の胴部絞り工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、外周部を小さく形成する。
最後に、第3の胴部絞り工程により、外周部を小さく形成したヨークの母材を、板状材料の厚さより薄い部分の厚さが第2の胴部絞り工程で形成された厚さより薄く、板状材料の厚さより厚い部分の厚さが第2の胴部絞り工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、外周部をさらに小さく形成する。そして、マグネットは、板状材料の厚さより薄い部分に固着される。
また、前記実施の形態においては、ヨーク15の胴部絞り工程を第1の胴部絞り工程から第3の胴部絞り工程の三工程としているが、これに限らず、例えば、第2の胴部絞り工程で胴部絞り工程を完了させてもよいし、四工程以上の胴部絞り工程としてもよい。この場合、工程数は、ヨークの形状や大きさ等によって変更されるが、胴部絞り工程中に長軸方向と短軸方向とが変わらず、厚さを減らす方向と断面形状を絞る方向とが一致しているので、絞り工程が容易であり、母材に対して厚さを厚くするか薄くするかの制御ができる。
さらに、前記実施の形態においては、マグネット17やアーマチュア等のモータ本体11の動作に必要な部材は、ヨーク15の完成後に開口から挿入しているが、これに限らず、例えば、ヨーク15の完成前であっても、挿入可能となった段階でヨーク15の開口から挿入するようにしてもよいし、サブヨークに挿入した後にヨーク15に取り付けてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ワイパ装置に用いられるワイパモータ10について説明したが、これに限らず、例えば、パワーウインド装置やスライドドア開閉装置等に用いられる他のモータに適用してもよい。
ワイパモータを示す側面図である。 (a)〜(d)は、本発明の一実施の形態であるヨークの製造方法の工程の概略を示す概略工程図である。 マグネットを挿入した状態での図2(d)のI−I線に沿う拡大断面図である。 図2(a)のA−A線に沿う拡大断面図である。 (a)、(b)は、第1の胴部絞り工程(母材形成工程)を説明する説明図である。 図2(b)のB−B線に沿う拡大断面図である。 (a)、(b)は、第2の胴部絞り工程(外周部形成工程)を説明する説明図である。 図2(c)のC−C線に沿う拡大断面図である。 (a)、(b)は、第3の胴部絞り工程(外周部再形成工程)を説明する説明図である。
符号の説明
10 ワイパモータ
11 モータ本体(電動モータ)
12 減速機
13 出力軸
14 取付足
15 ヨーク
15a 外周部
15b フランジ部
15c 胴部
15d 底部
15e 肉薄部
15f 肉厚部
16 モータ取付孔
17 マグネット(磁石)
30 プレス成形装置
31 パンチ(雄型)
32 ダイ(雌型)
32a 中空部
32b 傾斜部
40 プレス成形装置
41 パンチ
42 ダイ
42a 中空部
42b 傾斜部
50 プレス成形装置
51 パンチ
52 ダイ
52a 中空部
52b 傾斜部
SR 短軸内径
LR 長軸内径
W ワーク
ST 肉薄部の厚さ
LT 肉厚部の厚さ
MT 当初板厚
BT 底部の厚さ
ST短軸方向の厚さ
LT長軸方向の厚さ
ST短軸方向の厚さ
LT長軸方向の厚さ
ST短軸方向の厚さ
LT長軸方向の厚さ

Claims (5)

  1. 板状材料に複数工程の絞り加工をすることにより前記板状材料を有底筒状に形成するヨークの製造方法であって、
    前記板状材料を、前記板状材料の厚さより薄い部分と、前記板状材料の厚さより厚い部分とが、周方向に沿って交互に対向配置されるように絞り加工して、有底筒状のヨーク母材を形成する母材形成工程と、
    前記ヨーク母材を、前記板状材料の厚さより薄い部分の厚さが前記母材形成工程で形成された厚さより薄く、前記板状材料の厚さより厚い部分の厚さが前記母材形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、外周部を小さく形成する外周部形成工程とを含むことを特徴とするヨークの製造方法。
  2. 板状材料に複数工程の絞り加工をすることにより前記板状材料を有底筒状に形成するヨークの製造方法であって、
    前記板状材料を、前記板状材料の厚さより薄い部分と、前記板状材料の厚さより厚い部分とが、周方向に沿って交互に対向配置されるように絞り加工して、有底筒状のヨーク母材を形成する母材形成工程と、
    前記ヨーク母材を、前記板状材料の厚さより薄い部分の厚さが前記母材形成工程で形成された厚さより薄く、前記板状材料の厚さより厚い部分の厚さが前記母材形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、外周部を小さく形成する外周部形成工程と、
    前記外周部を小さく形成したヨーク母材を、前記板状材料の厚さより薄い部分の厚さが前記外周部形成工程で形成された厚さより薄く、前記板状材料の厚さより厚い部分の厚さが前記外周部形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、前記外周部をさらに小さく形成する外周部再形成工程とを含むことを特徴とするヨークの製造方法。
  3. 板状材料に複数工程の絞り加工をすることにより前記板状材料を有底筒状に形成するヨークの製造方法であって、
    前記板状材料を断面楕円形状とし、短軸方向の厚さが前記板状材料の厚さより薄く、長軸方向の厚さが前記板状材料の厚さより厚くなるように絞り加工して、有底筒状のヨーク母材を形成する母材形成工程と、
    前記ヨーク母材を、前記短軸方向の厚さが前記母材形成工程で形成された厚さより薄く、前記長軸方向の厚さが前記母材形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、前記断面の長軸径と短軸径との比の値を大きく形成する外周部形成工程と、
    前記断面の長軸径と短軸径との比の値を大きく形成した前記ヨーク母材を、前記楕円形状の前記短軸方向の厚さが前記外周部形成工程で形成された厚さより薄く、前記長軸方向の厚さが前記外周部形成工程で形成された厚さより厚くなるように絞り加工して、前記断面の外径を楕円形状に形成し内径を略真円形状に形成する外周部再形成工程とを含むことを特徴とするヨークの製造方法。
  4. 請求項3に記載のヨークの製造方法において、前記外周部再形成工程はさらに、前記ヨーク母材の底部の厚さを、前記短軸方向の厚さより厚く、前記板状材料の厚さより薄くすることを特徴とするヨークの製造方法。
  5. 板状材料に絞り加工をすることにより前記板状材料が有底筒状に形成されたヨークであって、外周部に肉薄部と肉厚部とを有し、底部の厚さが、前記肉薄部の厚さより厚く、前記肉厚部の厚さより薄く形成されることを特徴とするヨーク。
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