JP2010104714A - 筆記具のシースにおける整列具 - Google Patents
筆記具のシースにおける整列具 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】シース内に本体9とクリップ11とからなる筆記具が挿入され、そのクリップと本体との間に板状の整列具1が挿着されると共に、その整列具には貫通孔が形成され、その貫通孔に前記本体を通過させると共に、貫通孔の前方部がクリップと本体によって挟着されてなる筆記具8のシースにおける整列具。
【選択図】図5
Description
そして、その筆記具用整列具は、平板状をなしており、袋などのケースに収容して陳列される。
また、整列具が湾曲しているため、仮に、横方向から不慮の外力が作用したとしても、湾曲した形状を極力維持することができる。
その整列具1の端部近傍には、貫通孔2が形成されているが、その貫通孔2の大きさは後述するキャップが入り込める程度の大きさになっている。その貫通孔2の後端部は、円弧状(円弧部3)をなしているが、側壁部と前端部は直線状(直線部4)をなしており、それら円弧部3と直線部4の厚み方向(内側面)における角部には面取り部5が施されている。貫通孔2の内側面に筆記具に装着された際、その筆記具との接触による、筆記具への傷を防止しているのである。また、整列具1の周縁部における角部、並びに、厚み方向における側壁部は、面取り加工(面取り部6、7)が施されている。この整列具1をシース(袋体)に挿入された際、そのシースとの接触による、シースへの傷や亀裂を防止しているのである。
次に、前記整列具1の筆記具8への挿着方法について説明する。本体9にキャップ10を嵌合させた状態で、整列具1の貫通孔2にクリップ11を通過させ(図7参照)、次いで、整列具1の後方部をキャップ10の背面に向けて湾曲させ、前記の貫通孔2の円弧部3をキャップ10の段部13に引っ掛け、係合させる。この時、そのキャップ10とクリップ11の玉部11aとの間には、前記整列具1の前方部が挟着されている(図8、図9参照)。この挟着作用によって、整列具1の後方部が湾曲しているのにも拘らず、前方部がキャップ10から離隔しないようになっている。つまり、整列具1は、貫通孔2の後端部をキャップ10の段部13に係合させることによって、湾曲した立体形状を得ている。
次に、筆記具8に挿着された整列具1が袋状のシース14の前方、或いは、後方から挿入されるが、この時、整列具1の前方がクリップ11の玉部11aによって挟着され、後部が段部13に係合しているため、整列具1は筆記具8から外れることなくスムーズにシース14内に挿入される。ここで、その整列具1の中間部が湾曲された状態となっており、立体形状をなしているため、シース14に対する回転が防止される。整列具1の幅方向における両端部がシース14の幅方向における内面に接触する(図10参照)と共に、クリップ11の表面がシース14の表面の内面に接触し、且つ、整列具1の後端部1aがシース14の裏面の内面に接触する(図11、図12参照)ため、整列具1のシース14に対する回転が防止されるのである。即ち、袋状のシース14によってクリップ11の表面と整列具1の後端部が押さえ付けられているのである。尚、前記整列具1の後端部1aは、僅かに湾曲する時もあるが、ほぼ直線状となっている。
また、整列具1は湾曲しているため、仮に、横方向から不慮の外力が作用したとしても、その湾曲した形状が維持され、これによって、筆記具が保護されると共に、外観の見栄えも維持される。
尚、本例における整列具1の貫通孔2の後部は、挟み込まれるキャップ10の断面形状に合わせて円弧部3となっているが、キャップの断面形状が四角形である場合には、直線部とするのが好ましい。
前記第2貫通孔20は、整列具17が湾曲することによって、クリップ11の側面部に位置されるようになり、これによってクリップ11の整列具18に対する横方向の振れが防止されている。つまり、クリップ11は、第2貫通孔20と切欠部19とによって横方向への振れが防止されることになる。本例においては、仮に、クリップ11の玉部11aが切欠部19を乗り越えようとしても、前記第2貫通孔20の内側面にクリップ11の側面が接触することによって、クリップ11の振れが防止されると共に、そのクリップ11を形成している筆記具8の振れも防止されることになる。
第5例を図21、図22に示し説明する。整列具25の貫通孔26をキャップ27の後部の表面に接触・係合させた例である。本例の場合、キャップ27とクリップ28とが連結される基部29が、前方に位置している。このように、クリップ28の基部29が前方に位置している場合には、段部がない筆記具にも本発明の整列具を適応させることができる。本例においても、クリップ28の玉部28aが整列具25の切欠部30に位置している。符号31は、キャップ27の後部が接触・係合される貫通孔である。
尚、本例における整列具34は、クリップによって挟まれていないため、自らの弾性復帰力でその整列具34の前方部が一直線上に復元してしまう可能性があるが、シース14に挿入することによって、湾曲された状態が維持される。そして、その湾曲動作によって、整列具34のシース14に対する回転が防止される。また、整列具34の前方部が、前記の復元力によって積極的にシース14の表面の内面を付勢するため、より一層、シース14に対する回転が防止される。
2 貫通孔
3 円弧部
4 直線部
5 面取り部
6 面取り部
7 面取り部
8 筆記具
9 本体
10 キャップ
11 クリップ
12 玉部
13 段部
14 シース
15 整列具
16 切欠部
17 整列具
18 貫通孔
19 切欠部
20 第2貫通孔
21 ノック式筆記具
22 ノック部材
23 段部
24 クリップ
25 整列具
26 貫通孔
27 キャップ
28 クリップ
29 基部
30 切欠部
31 貫通孔
32 筆記具
33 突部
34 整列具
35 貫通孔
36 ノック部材
37 第2貫通孔
Claims (4)
- シース内に本体とクリップとからなる筆記具が挿入され、そのクリップと本体との間に板状の整列具が挿着されると共に、その整列具には貫通孔が形成され、その貫通孔に前記本体を通過させると共に、貫通孔の前方部がクリップと本体によって挟着されてなる筆記具のシースにおける整列具。
- シース内に本体とクリップとからなる筆記具が挿入され、そのクリップと本体との間に板状の整列具が挿着されると共に、その整列具には貫通孔が形成され、その貫通孔に前記本体を通過させると共に、貫通孔の前方部に切欠部を形成し、その切欠部に前記クリップの本体に対する挟着部が位置してなる筆記具のシースにおける整列具。
- シース内に本体と突部とからなる筆記具が挿入され、その本体には整列具が挿着されると共に、その整列具には貫通孔が形成され、その貫通孔に前記本体を通過させると共に、貫通孔の前端部に切欠部を形成し、その切欠部に前記突部が位置してなる筆記具のシースにおける整列具。
- 前記貫通孔の前方部に第2の貫通孔を形成すると共に、その第2の貫通孔を前記クリップの側壁部に位置させてなる請求項1〜請求項3の何れかに記載の筆記具のシースにおける整列具。
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---|---|---|---|
JP2008282270A JP5560554B2 (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | 筆記具のシースにおける整列具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015112302A (ja) * | 2013-12-12 | 2015-06-22 | 株式会社システムコミュニケーションズ | 商品陳列ケース |
Citations (4)
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JPS60172685A (ja) * | 1984-02-13 | 1985-09-06 | パ−カ−、ペン(ベネルクス)ベ−・ファウ | 筆記具を入れる包装容器 |
JPH09169375A (ja) * | 1995-12-18 | 1997-06-30 | Kokuyo Co Ltd | 筆記具ホルダー及びその収納ケース |
JPH11216048A (ja) * | 1998-01-30 | 1999-08-10 | Pentel Kk | 筆記具用整列具 |
JP2006027615A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Yamagata Fainri:Kk | クリップ付き筆記具吊下具 |
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2008
- 2008-10-31 JP JP2008282270A patent/JP5560554B2/ja not_active Expired - Fee Related
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