JP2010102999A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的接続状態を良好にしつつ小型化することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】第一端子26又は第一ハウジング21には磁石60が一体に設けられ、第二端子40には磁性体のシェル部41が一体に設けられており、弾性接触片51による弾性力に加えて、第一コネクタ20及び第二コネクタ30の嵌合時に第二端子40のシェル部41と磁石60との間に作用する磁気吸引力によって第一端子26及び第二端子40が相互に接触状態に保持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、第一コネクタと第二コネクタとを嵌合させるコネクタとしては、第一コネクタについては、フード状のコネクタハウジングの奥壁から雄端子を突出させるとともに、これと嵌合させる第二コネクタについては、コネクタハウジングのキャビティに雌端子金具が収容されたものが用いられている。この雌端子金具のうち、雄端子と接続される端子接続部には、箱型の部材とその内部にあって端子挿入口で折り返されて後方に延びる弾性接触片とが設けられている。
そして、コネクタの嵌合時には、第一コネクタの雄端子が第二コネクタの弾性接触片をコネクタの嵌合方向と直交する方向に弾性変形させつつ端子接続部に進入する。これにより、雄端子と弾性接触片との間には、弾性力(復元力)が作用することになり所定の接触圧が保たれて電気的接続が図られるようになっている。
特開2002−280133
ところで、上記コネクタについて、コネクタの嵌合方向に小型化を図ろうとした場合に、弾性接触片の長さを短くすると、雄端子との間で電気的接続状態を良好にしうる接触圧を確保することが難しくなり望ましくない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電気的接続状態を良好にしつつ小型化することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本発明に係るコネクタは、互いに嵌合される第一及び第二コネクタからなり、
前記第一コネクタは、第一ハウジングと、この第一ハウジングに収容された第一端子とを備え、
前記第二コネクタは、第二ハウジングと、この第二ハウジングに収容され前記第一及び第二コネクタの嵌合時に前記第一端子に突き当てられて第一端子と弾性接触する弾性接触片を有する第二端子とを備え、
前記第一端子又は前記第一ハウジングには第一磁性体が一体に設けられ、前記第二端子には第二磁性体が一体に設けられ、前記第一及び第二のコネクタの嵌合時に前記第一及び第二磁性体に作用する磁気吸引力によって前記第一端子及び第二端子を相互に接触状態に保持するところに特徴を有する(手段1)。
第一及び第二コネクタの嵌合時に第一端子に第二端子の弾性接触片を突き当てるタイプのコネクタを用いることよりコネクタの嵌合方向における小型化を図ろうとすると、弾性接触片の弾性力(復元力)だけでは、良好な電気的接続状態を確保することができるだけの端子間の接触圧を得ることができないおそれがある。
一方、手段1の構成によれば、上記した弾性力に加えて、第一及び第二コネクタの嵌合時に第一及び第二磁性体に作用する磁気吸引力によって第一端子及び第二端子が相互に接触状態に保持されるから、電気的接続状態を良好にしつつコネクタを小型化することができる。
また、手段1の構成に加えて、前記第一磁性体は永久磁石であり、前記第二磁性体は前記第二端子に固着した磁性金属板であるようにしてもよい(手段2)。
手段2の構成によれば、電磁石により磁力を発生させる場合と比較してコイルや電源が不要になるからコネクタの構成を簡素化できる。
手段1又は手段2の構成に加えて、前記第一ハウジングは前記第二ハウジングを収容するフード部を有しており、前記第一端子は前記フード部の奥壁から突出するように設けられると共に、前記第一磁性体は前記奥壁内に埋め込まれているようにしてもよい(手段3)。
手段3の構成によれば、永久磁石によって構成されている第一磁性体は、フード部の奥壁に位置することになるから、磁力で引き寄せられた異物が永久磁石に付着することを防止できる。
手段3の構成に加えて、前記第一端子は、前記第一ハウジングの奥壁を貫通し、先端側をほぼL字状に屈曲させて接点部が形成されているようにしてもよい(手段4)。
手段4の構成によれば、簡易な構成の第一端子とすることができる。
手段1ないし手段4のいずれかの構成に加えて、前記第二磁性体は、着磁させていないようにしてもよい(手段5)。
手段5の構成によれば、磁力で引き寄せられた異物が付着することを防止できる。
手段1ないし手段5のいずれかの構成に加えて、前記第二端子は、前記弾性接触片を有する端子本体部を有し、前記第二磁性体は、角筒状のシェル部であり、
前記シェル部は、前記弾性接触片を収容して前記端子本体部に一体的に取り付けられるようにしてもよい(手段6)。
手段6の構成によれば、本体的に第二端子に備えられる構成である角筒状の部分をシェル部(第二磁性体)とすることで、第二磁性体を第二端子に一体化する際の構成を簡素化することができる。
手段1ないし手段6のいずれかの構成に加えて、前記第二端子の弾性接触片は、前記第一端子側で折り返されて後方に延びる形状であるようにしてもよい(手段7)。
手段7の構成によれば、弾性接触片にコイルバネを用いる場合と比較して構成を簡素化できる。
本発明によれば、電気的接続状態を良好にしつつコネクタを小型化することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図15を参照して説明する。
本実施形態におけるコネクタ10は、図1に示すように、互いに嵌合可能な第一コネクタ20と第二コネクタ30とを備えている。以下、両コネクタ20,30における嵌合面側をそれぞれ前方とし、また図1の上側を上方、下側を下方として説明する。
第一コネクタ20は、図2に示すように、第一ハウジング21と、この第一ハウジング21に収容された第一端子26と、を備える。
第一ハウジング21は、前方へ開口する略角筒状をなすフード部22と、フード部22の内部を閉塞する奥壁部24と、を有する。
フード部22は、前方から第二コネクタ30の第二ハウジング31を内嵌可能な形状とされており、フード部22の内面の前端部(内面上側の前端部)には、第二ハウジング31のロック受け部37に係止されるロック係止部23が形成されている。
奥壁部24は、高さ方向の略中央部において壁厚が厚くされた厚壁部25を有する。
第一端子26は、幅方向に複数(4個)形成されており、棒状の端子であって、奥壁部24の厚壁部25を貫通した一端側(第二コネクタ30側)は、L字状に上方に屈曲されており、その屈曲されて上方に向けられた部分が第二端子40の弾性接触片51に接触する接点部27となっている。
一方、奥壁部24の厚壁部25を貫通して外部に露出した側は、L字状に下方に屈曲されており、その先端部が図示しない基板等に接続される。
なお、この第一端子26は、棒状の端子が端子圧入孔29に圧入された後、前端部が上方に屈曲されて接点部27が形成され、外部の基板等に接続される後端側が、下方に屈曲される。
厚壁部25のうちの略中央よりも前方側(第二コネクタ30側)であって、第一端子26の左右に隣接する位置(少なくとも接点部27に隣接する位置)には、磁石60(本発明の「第一磁性体」の一例)が埋め込まれている。
磁石60は、一対の磁石60A,60Bからなり、共に前後方向にやや長い略直方体状であって、図3に示すように、その一面が嵌合する側の面に露出している。磁石60のうちの露出した面は、接点部27の下端部から接点部27の上端部近傍に至る位置に配され、コネクタ嵌合時には後述する第二コネクタ30の第二端子40に突き当てられるようになっている。
この磁石60は、永久磁石であるフェライト磁石からなり、図5に示すように、左右一対の磁石60A,60Bが互いに極性が反対になるように配されている。なお、磁石としては、アルニコ磁石、ネオジム磁石等の他の磁石を用いることも可能である。
磁石60の埋め込み方法について説明すると、第一ハウジング21の厚壁部25には、磁石60体の大きさよりもわずかに小さい磁性体挿入部28が前方側に開口部28Aを有して形成されており、磁石60を開口部28Aから圧入することにより、厚壁部25に磁石60が埋め込まれる。なお、磁性体挿入部28と端子圧入孔29とは連通している。
第二コネクタ30は、図2に示すように、第二ハウジング31と、この第二ハウジング31に収容された複数(4個)の第二端子40と、を備える。
第二ハウジング31は、図6に示すように、略直方体状の端子収容部32を有し、この端子収容部32には、第二端子40を後方から挿入可能なキャビティ33が幅方向に例えば複数(4個)設けられている。
各キャビティ33の底壁には、図8に示すように、前方に延びる片持ち状をなし、その前端部が第二端子40に係合して第二端子40の後方への抜け止めを図るランス34が形成されている。
キャビティ33の前端部は、正方形状の開口部33Aを有し、この開口部33Aに第二端子40の前面部が配される。
キャビティ33の前端部の周壁には、第二端子40が係止される前止まり凸部35が形成されている。
また、第二ハウジング31のうち、端子収容部32の上面部には、両コネクタの嵌合状態を保つためのロック部36が形成されている。
ロック部36は、第二ハウジング31の上面部のうち、幅方向の中央部に突出形成されたロック受け部37と、ロック受け部37の後方にあって下方に押し付けられてロック状態を解除するロック解除部38とを有する。
第二端子40は、第一端子26に対応して幅方向に複数(4個)形成されており、図10に示すように、第一コネクタ20側との電気的接続を行う端子本体部50と、例えば、磁性を有するステンレス鋼等の角筒状のシェル部41と、から構成される。
端子本体部50は、図12に示すように、第一端子26に弾性接触する弾性接触片51と、弾性接触片51と連続し電線が載置される底板部52と、シェル部41を固着させるシェル固着部53と、被覆電線58の芯線が接続されるワイヤバレル部55と、被覆電線58を絶縁被覆の上から保持するインシュレーションバレル部56と、を有する。この端子本体部50は所定の展開形状に打ち抜いた銅合金の金属板に曲げ加工などを施すことにより形成される。
弾性接触片51は、前方にて上方(図1では下方)に折り返されて(U字状に)湾曲した形状をなし、底板部52よりも幅方向の寸法が細い所定の幅寸法で形成されている(図13参照)。なお、弾性接触片51の先端部は折り返されて2重になっている。
シェル固着部53は、底板部52の左右両側縁から一対の支持片53A,53Aが立ち上げられてなり、弾性接触片51の後方にて底板部52を介して弾性接触片51に連なっている。支持片53A,53Aの先端部には、先端部がやや短く切り欠かれたカシメ凹部54が形成されており、このカシメ凹部54にシェル部41がかしめられて固着される。
ワイヤバレル部55は、底板部52の左右両側縁から一対のかしめ片55A,55Aが立ち上げられてなり、シェル固着部53の後方にてシェル固着部53に連なっている。これら一対のかしめ片55A,55Aが被覆電線58の芯線を包み込むように圧着する。
なお、ワイヤバレル部55と底板部52とには、圧着の際に芯線の周囲に形成された酸化膜を破るためのセレーション57が凹設されている。
インシュレーションバレル部56は、底板部52の左右両側縁から一対のかしめ片56A,56Aが立ち上げられてなり、ワイヤバレル部55の後方にてワイヤバレル部55と連なっている。これらの一対のかしめ片56A,56Aを被覆電線58側に湾曲させることにより、被覆電線58が離脱や位置ずれしないように保持されている。
シェル部41は、端子本体部50の前端部を収容する角筒部42と、コネクタ嵌合時に第一コネクタ20の磁石60に突き当たる突き当て部43,43と、端子本体部50への連結を行うカシメ部44と、を有する。
角筒部42の上壁部42A(第二端子40は、上下を反対にしてキャビティ33へ挿入されるため、図1では下側となる)は、金属板が重ねられて形成されている。また、上壁部42Aの上面側には、ランス34が係止可能な係止部46が突出している。
突き当て部43,43は、図13に示すように、角筒部42の側壁部42B,42Bに連なって前方に突出した後、内方側に向けてほぼ直角に屈曲しており、突き当て部43,43の前面部は、図14に示すように、共に長方形状であって、それぞれ突き当てられる第一コネクタ20側の磁石60の面の大きさよりわずかに小さい大きさとなる。なお、二個の突き当て部43,43の間の寸法は、弾性接触片51の幅寸法よりわずかに広くなっており、シェル部41の端子本体部50への取付後であって、弾性接触片51が弾性変形していないコネクタ嵌合前は、突き当て部43,43の間から弾性接触片51の先端部がはみ出す。
カシメ部44は、角筒部42の後方にて角筒部42の側壁部42B,42Bに連なっており、底板部52の左右両側縁から一対のカシメ片44A,44Aが立ち上げられてなり、これらの一対のカシメ片44A,44Aが端子本体部50のカシメ凹部54にかしめられることにより、シェル部41が端子本体部50に一体的に固着される。
ここで、このシェル部41は、磁性体であるステンレス鋼板(磁性金属板)を所定の展開形状に打ち抜いて曲げ加工などを施すことにより形成されるものであり、例えば、ステンレス鋼板としては、強磁性体であって鉄にクロムを10.5%以上混ぜたステンレス(400系ステンレス(マルテンサイト系・フェライト系))を用いることができる。よって、シェル部41が本発明の構成要件である「第二磁性体」の一例となる。
なお、ステンレス鋼板は、着磁することなく使用でき、本実施形態においても着磁させていないもの(磁力を発生させていないもの)が用いられている。
そして、このような第二端子40をキャビティ33に挿入していくと、図1に示すように、シェル部41の角筒部42がキャビティ33の周壁の前止まり凸部35に突き当たって位置決めされるとともに、ランス34が角筒部42の係止部46に係止されて第二端子40の抜け止めが図られる。
次に、上記のように構成されたコネクタの作用について説明する。
まず、図2に示すように、第二コネクタ30を第一コネクタ20のフード部22に内嵌可能な位置に合わせ、第一コネクタ20側に少しずつ押し込んでいく。すると、弾性接触片51の前端部が第二端子40の接点部27に突き当てられ、弾性接触片51が弾性変形する。そして、図1に示すように、シェル部41の突き当て部43,43が磁石60の前面に突き当たるとともに、第二ハウジング31の上面のロック受け部37が第一ハウジング21のロック係止部23の内側に入り込み、両コネクタ10がロック状態となる。
このとき、第二端子40の弾性接触片51と第一端子26の接点部27との間には、弾性接触片51の弾性力(復元力)に加えて、磁石60と磁性体であるシェル部41との間に生じる磁力によって引き寄せられる力を受けており、弾性接触片51と接点部27との間は、良好な電気的接続状態が確保できるだけの所定の接触圧が保たれている。
本実施形態によれば以下の効果を奏する。
第一コネクタ及び第二コネクタの嵌合時に第一端子に第二端子の弾性接触片を突き当てるタイプのコネクタを用いることよりコネクタの嵌合方向における小型化を図ろうとすると、弾性接触片の弾性力(復元力)だけでは、良好な電気的接続状態を確保することができるだけの端子間の接触圧を得ることができないおそれがある。
しかしながら、本実施形態によれば、第二端子40にはシェル部41(第二磁性体)が一体に設けられ、第一端子26又は第一ハウジング21には磁石60(第一磁性体)が一体に設けられており、上記した弾性力に加えて、第一及び第二コネクタの嵌合時にシェル部41及び磁石60に作用する磁気吸引力によって第二端子40及び第一端子26が相互に接触状態に保持されるから、電気的接続状態を良好にしつつコネクタ10を小型化することができる。
また、磁石60は永久磁石であり、シェル部41は第二端子40に固着した磁性金属板であるから、電磁石により磁力を発生させる場合と比較してコイルや電源が不要になるからコネクタ10の構成を簡素化できる。
さらに、第一ハウジング21は第二ハウジング31を収容するフード部22を有しており、第一端子26はフード部22の奥壁部24から突出するように設けられると共に、磁石60は奥壁部24内に埋め込まれている。
したがって、永久磁石によって構成されている磁石60は、フード部22の奥壁部24の内部に位置することになるから、磁力で引き寄せられた異物が永久磁石に付着することを防止できる。
また、シェル部41は、着磁させていないから、第二端子40のキャビティ33への挿入前等に、磁力で引き寄せられた異物が付着することを防止できる。
また、本体的に第二端子40に備えられる構成である弾性接触片51を収容する角筒状の部分をシェル部41(第二磁性体)とすることで、第二端子に第二磁性体を一体化する際の構成を簡素化することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、磁石60(第一磁性体)として永久磁石を用いたが、これに限られず、磁性体(磁性材料)の芯のまわりに、コイルを巻き、通電することによって磁力を発生させる磁石である電磁石を用いてもよい。
(2)シェル部41に用いる第二磁性体としては、着磁させていないもの(磁力を発生させていないもの)を用いることとしたが、着磁させているもの(磁力を発生させているもの。永久磁石や電磁石等)を用いてもよい。なお、第二磁性体の部材としてステンレス鋼板を用いることとしたが、これに限らず他の部材でもよく、第二磁性体の選択にあっては着磁しにくい部材(残留磁気(磁化)の残りにくい部材)を用いる方が、コネクタ嵌合時に第一コネクタ20側の磁石60の磁力により着磁(磁化)されにくいため、より好適である。
(3)上記実施形態では、第一磁性体である磁石60として、2個の磁石の極性を変えて第一端子26に隣接させることとしたが、これに限られない。例えば、図16に示すように、U字型の磁石160を第一端子26の接点部27の回りを囲むように配してもよい。また、図17に示すように、第一端子26と同時に磁性体片261(着磁させていない鉄片、ステンレス片等)を第二ハウジングの中にインサート成形しておき、その後、挿入方向に長い直方体状の一対の磁石260A,260Bを極性が反対になるように一対の挿入口262A,262Bにそれぞれ圧入することで、全体としてU字型をなす構成とするものでもよい。
(4)磁石60は、一対の磁石60A,60Bから構成されたが、磁石60A,60Bを一体としたものでもよい。具体的には、図18に示すように、直方体状(立方体状)の磁石のうち、第一端子26の配されるL字状の端子挿通部361を凹設した磁石360を用いてもよい。
(5)上記実施形態では、第二磁性体としてシェル部41を有する構成としたが、第二磁性体のシェル部41を有さないものでもよい。例えば、シェル部41に代えて、シェル部41とほぼ同一形状の角筒部と一対の突き当て部とを有する通常用いられている銅合金の第二端子を用意し、この第二端子の一対の突き当て部にそれぞれ板状(突き当て部と同じ長方形状)の第二磁性体を取り付けるよう(貼り付ける)にしてもよい。
実施形態1に係るコネクタの側断面図 コネクタの嵌合前の側断面図 第一ハウジングの前面図 第一ハウジングの側面図 第一ハウジングの接点部付近における正断面図 第二ハウジングの前面図 第二ハウジングの上面図 第二ハウジングの側断面図 第二端子の上面図 図9のA−A側断面図 第二端子の前面図 シェル部と端子本体部の側断面図 シェル部と端子本体部の上面図 シェル部の前面図 端子本体部の前面図 他の実施形態における磁石の構成を説明する正断面図 他の実施形態における磁石の構成を説明する正断面図 他の実施形態における磁石の構成を説明する斜視図
符号の説明
10…コネクタ
20…第一コネクタ
21…第一ハウジング
22…フード部
24…奥壁部
25…厚壁部
26…第一端子
27…接点部
30…第二コネクタ
31…第二ハウジング
40…第二端子
41…シェル部(第二磁性体)
42…角筒部
44…カシメ部
50…端子本体部
51…弾性接触片
52…底板部
53…シェル固着部
60(60A,60B),160,260,360…磁石(第一磁性体)

Claims (7)

  1. 互いに嵌合される第一及び第二コネクタからなり、
    前記第一コネクタは、第一ハウジングと、この第一ハウジングに収容された第一端子とを備え、
    前記第二コネクタは、第二ハウジングと、この第二ハウジングに収容され前記第一及び第二コネクタの嵌合時に前記第一端子に突き当てられて第一端子と弾性接触する弾性接触片を有する第二端子とを備え、
    前記第一端子又は前記第一ハウジングには第一磁性体が一体に設けられ、前記第二端子には第二磁性体が一体に設けられ、前記第一及び第二のコネクタの嵌合時に前記第一及び第二磁性体に作用する磁気吸引力によって前記第一端子及び第二端子を相互に接触状態に保持するようにしたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記第一磁性体は永久磁石であり、前記第二磁性体は前記第二端子に固着した磁性金属板であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記第一ハウジングは前記第二ハウジングを収容するフード部を有しており、前記第一端子は前記フード部の奥壁から突出するように設けられると共に、前記第一磁性体は前記奥壁内に埋め込まれていることを特徴とする請求項1及び請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記第一端子は、前記第一ハウジングの奥壁を貫通し、先端側をほぼL字状に屈曲させて接点部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記第二磁性体は、着磁させていないことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
  6. 前記第二端子は、前記弾性接触片を有する端子本体部を有し、前記第二磁性体は、角筒状のシェル部であり、
    前記シェル部は、前記弾性接触片を収容して前記端子本体部に一体的に取り付けられることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のコネクタ。
  7. 前記第二端子の弾性接触片は、前記第一端子側で折り返されて後方に延びる形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のコネクタ。
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