JP2010102971A - メモリーカード用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メタルプレート3には縦横が異なる長さを有する回動軸突部34を形成し、ハウジング2には回動軸突部34の短径幅となる第1孔及び長径幅からなる第2孔を有する回動軸孔25を穿設する。ホールドダウンプレート5は、回動軸孔25を穿設した端部間を連結するようにハウジング2幅に渡り連接し、回動軸孔25と対向するように回動軸孔補強孔を穿設して回動軸孔25を補強する。
【選択図】図1
Description
図6に表すように、100はメモリーカード用コネクタの従来例である。メモリーカード用コネクタ100は、複数の導電性接点を有するメモリーカードMCを収容可能であり、絶縁性ハウジング132には複数の導電性端子134を設けてある。更に、絶縁性ハウジング132の端部には、金属カバー138を回動自在に設けてある。
金属カバー138は、メモリーカードMCを収容する差込口を有し、メモリーカードMCを金属カバー138上に収容することを可能にする開位置とメモリーカードMCの接点を絶縁性ハウジング132上のコンタクト134と係合させる閉位置とを取ることが出来るように形成してある。そして、金属カバー138は、この閉位置と開位置との間で回動させて開閉枢動することができるように形成する。
また、金属カバー138を取付けるために、回動係止部140が金属カバー138と絶縁性ハウジング132との間に回動自在に、且つ、スライド可能に設けてある。回動係止部140は、絶縁性ハウジング132の一端にある受けアーム142と、金属カバー138の一端に設けるプレート側アーム144とによって形成されている。
プレート側アーム144には、絶縁性ハウジング132のそれぞれの受けアーム142に向かって内側に突出する枢動突起170が形成されている。更に、第2の枢動突起としてタブ172が、プレート側アーム144と対向するように金属カバー138の枢動端に形成され、各枢動突起70の方へ突出させてある。従って、金属カバー138の枢動端の角に2対の枢動突起が設けられ、各対は、内方に向いた枢動突起170と外方に向いたタブ172とからなっている。
このように形成する回動係止部140は、金属ブラケット180を介在させて金属カバー138を回動自在、且つ摺動自在に形成させている。
そして、絶縁性ハウジング132の上面にメモリーカードMCを装着する。装着時には、メモリーカードMCの導電性接点が、絶縁性ハウジング132に設ける複数のコンタクト134と対向するように載置される。
この状態で金属カバー138を、絶縁性ハウジング132の上面を被覆するように回動させる。この時、金属カバー138のプレート側アーム144に設け枢動ソケット184aに回動自在に係止されている枢動突起170が回動中心となり回動される。
金属カバー138が回動して絶縁性ハウジング132上面を被覆したときには、作業者が金属カバー138を絶縁性ハウジング132側へ押圧することで、図示しない押圧部がばね力を持ってメモリーカードMCをコンタクト134側へ押圧している。
この時、タブ172は、開口部182bに位置している。
この状態では、金属カバー138が回動を阻止されるので、メモリーカードMCは絶縁性ハウジング132と金属カバー138との間に位置されており、しかもメモリーカードMCの導電性接点がコンタクト134と押圧接触されている。
ハウジングの一端部に設けた回動軸孔で回動自在に支持され、ハウジングと共にメモリーカードを収納する金属プレートとからなり、
接続端子部にメモリーカードの接点部が当接するようにメモリーカードを載置し、金属プレートをハウジングに向けて回転させ閉蓋することでメモリーカードの接続部と接続端子部とが電気的に接続されるメモリーカード用コネクタにおいて、
金属プレートの一対の回動軸形成腕部に相互に対向するよう突出させて楕円形状又は長円形状の回動軸突部を形成し、
前記回動軸孔は、前記回動軸突部の短径幅とほぼ同じ幅の第1孔及び長径幅からなる第2孔を有する長孔であり、
回動軸突部は、第1孔内で回動を阻害されて回動出来ず、第2孔内では回動自在であり、第1孔及び第2孔間を摺動移動可能であり、第1孔に位置したときにハウジングを被覆するよう閉蓋状態を取ることを特徴とするメモリーカード用コネクタ、
そして、メモリーカードを取外すときには、金属プレートを回動軸突部を回動軸孔の第2孔側へ摺動移動させる。すると第2孔では回動軸突部が回動可能となるため、金属プレートが回動自在となり、開状態を取るように回動させてメモリーカードを取外す。
又、補強プレートがメモリーカード用コネクタをプリント基板等の他の電子部材と接続させるホールドダウンを兼ねる構成として、
ハウジングの一端部に設けた回動軸孔で回動自在に支持され、ハウジングと共にメモリーカードを収納する金属プレートとからなり、
接続端子部にメモリーカードの接点部が当接するようにメモリーカードを載置し、金属プレートをハウジングに向けて回転させ閉蓋することでメモリーカードの接続部と接続端子部とが電気的に接続されるメモリーカード用コネクタにおいて、
金属プレートの一対の回動軸形成腕部に相互に対向するよう突出させて楕円形状又は長円形状の回動軸突部を形成し、
前記回動軸孔は、前記回動軸突部の短径幅とほぼ同じ幅の第1孔及び長径幅からなる第2孔を有する長孔であり、
ホールドダウンプレートは、ハウジング幅に渡り連接され、回動軸孔を穿設した端部で回動軸孔周囲部を補強するよう折曲されて軸部補強プレートを形成し、中間部がハウジングを補強するよう一体的に形成し、
回動軸突部は、第1孔内で回動を阻害されて回動出来ず、第2孔内では回動自在であり、第1孔及び第2孔間を摺動移動可能であり、第1孔に位置したときにハウジングを被覆するよう閉蓋状態を取ることを特徴とするメモリーカード用コネクタ、
メモリーカード用コネクタ1は、図1に表すように、ハウジング2の端部にて回動自在なメタルプレート3を設けてなり、図1(b)に表す開状態において、ハウジング2の上面2aにメモリーカードMCを載置し、メタルプレート3を閉状態にしてメモリーカードMCを電気的にメモリーカード用コネクタ1へ接続し用いる。図1は、メモリーカード用コネクタ1を閉状態としたときの斜視説明図であり、図1(b)は、メモリーカード用コネクタ1を開状態にしたときの斜視説明図である。
また、メモリーカード用コネクタ1の上面2aでメモリーカードMCの接点部(図示せず)と対向する位置には、ばね力を持って上面2aから突出するようコンタクト4の一部を露出させて設ける。
ハウジング2は、絶縁性を有する樹脂で成形され、上面2aに露出されるコンタクト4及びホールドダウンプレート5と共に一体的に形成される。コンタクト4は、ハウジング2と一体的に成形されるコンタクト4及びホールドダウンプレート5の配置を表す図2に示すとおり、ハウジング2の中央に複数並設され、一端がハウジング2の下面2bから稍突出するように露出されてプリント基板(図示せず)の所定箇所と半田付け等によって固定される。
更にまた、スペース23を設けた端縁と対向する回動端26側にはメタルプレート3が回動自在に接続される。即ち、ハウジング2は、スペース23を設けた端部とこれに対向する端部との間に有る側面24a、24bに、メタルプレート3が回動自在に係止される回動軸孔25を設ける。回動軸孔25は、側面24a、24bのスペース23とは反対の端部側にそれぞれ対向するよう同形状に穿設して設ける。ここでは、側面24aに穿設する回動軸孔25を例に説明する。
所定位置にメモリーカードMCを載置したところで、メモリーカードMCとコンタクト4とを良好な電気的接続を完了させるため、メモリーカードMCを上方からコンタクト4側へ押圧すべくメタルプレート3を閉状態となるように回動させる。この時、メタルプレート3の回動突部34は回動軸孔25の第2孔25b内に位置しているので回動可能である。
また、回動突部34が回動軸孔25の第2孔25bに位置しているときにはメタルプレート3に設けた溝部36は、ハウジング2の側面24a、24bに位置しているホールドダウンプレート5のプレート固定部53に位置しており、ハウジング2上面2aを被覆したときにプレート固定部53が溝部36に入り込む。
この状態で、メタルプレート3をハウジング2の上面2aに沿ってスペース23側へ摺動移動させる。この時、回動突部34は短径方向及び長径方向が第1孔25aの短径方向及び長径方向と一致しているので、摺動可能な状態となっている。
そして、メタルプレート3は、ホールドダウンプレート5のプレート固定部53と電気的に接続されているので、メモリーカードMCとコンタクト4との情報の授受に際し良好なシールド効果を発揮することが可能となる。
そこで、メタルプレート3の回動軸形成腕部33と反対側である自由端側を上面2aから遠ざかるよう回動させて開状態とする。この時、作業者が力を入れすぎて回動されても、ホールドダウンプレート5が回動軸孔25周囲部を補強すると共に左右の回動軸孔25間に渡って連結して補強されていない従来例では、図5に表すように、A部が撓みハウジング2の両回動軸孔25間が歪んでしまい回動突部34が回動軸孔25から離脱してしまうという問題が生じた。しかしながらこの実施例では、ホールドダウンプレート5が回動軸孔25周囲部を補強すると共に左右の回動軸孔25間に渡って連結されており、ハウジング2を補強しているので、図5によるような撓みは発生せず、メタルプレート3がハウジング2から離脱してしまうというような問題が発生することは少ない。
2 ハウジング
2a 上面
2b 下面
21 枠部
22 段差部
23 スペース
24a 側面
24b 側面
25 回動軸孔
25a 第1孔
25b 第2孔
26 回動端
27 縁部
3 メタルプレート
31 プレート本体
32 プレート側部
33 回動軸形成腕部
34 回動突部
35 係止接続孔
36 溝部
4 コンタクト
41 中間部
42 半田固定部
43 接続端子部
5 ホールドダウンプレート
51 軸部補強プレート
52 補強孔
53 プレート固定部
54 ホールドダウン部
Claims (2)
- コンタクト(4)の接続端子部(43)を露出させて成形した合成樹脂製のハウジング(2)と、
ハウジング(2)の一端部に設けた回動軸孔(25)で回動自在に支持され、ハウジング(2)と共にメモリーカードを収納する金属プレート(3)とからなり、
接続端子部(43)にメモリーカードの接点部が当接するようにメモリーカードを載置し、金属プレート(3)をハウジング(2)に向けて回転させ閉蓋することでメモリーカードの接続部と接続端子部(43)とが電気的に接続されるメモリーカード用コネクタ(1)において、
金属プレート(3)の一対の回動軸形成腕部(33)に相互に対向するよう突出させて楕円形状又は長円形状の回動軸突部(34)を形成し、
前記回動軸孔(25)は、前記回動軸突部(34)の短径幅とほぼ同じ幅の第1孔(25a)及び長径幅からなる第2孔(25b)を有する長孔であり、
回動軸突部(34)は、第1孔(25a)内で回動を阻害されて回動出来ず、第2孔(25b)内では回動自在であり、第1孔(25a)及び第2孔(25b)間を摺動移動可能であり、第1孔(25a)に位置したときにハウジング(2)を被覆するよう閉蓋状態を取ることを特徴とするメモリーカード用コネクタ。 - コンタクト(4)の接続端子部(43)を露出させ、プリント基板固着用のホールドダウンプレート(5)の一部を埋設して成形した合成樹脂製のハウジング(2)と、
ハウジング(2)の一端部に設けた回動軸孔(25)で回動自在に支持され、ハウジング(2)と共にメモリーカードを収納する金属プレート(3)とからなり、
接続端子部(43)にメモリーカードの接点部が当接するようにメモリーカードを載置し、金属プレート(3)をハウジング(2)に向けて回転させ閉蓋することでメモリーカードの接続部と接続端子部(43)とが電気的に接続されるメモリーカード用コネクタ(1)において、
金属プレート(3)の一対の回動軸形成腕部(33)に相互に対向するよう突出させて楕円形状又は長円形状の回動軸突部(34)を形成し、
前記回動軸孔(25)は、前記回動軸突部(34)の短径幅とほぼ同じ幅の第1孔(25a)及び長径幅からなる第2孔(25b)を有する長孔であり、
ホールドダウンプレート(5)は、ハウジング(2)幅に渡り連接され、回動軸孔(25)を穿設した端部で回動軸孔(25)周囲部を補強するよう折曲されて軸部補強プレート(51)を形成し、中間部がハウジング(2)を補強するよう一体的に形成し、
回動軸突部(34)は、第1孔(25a)内で回動を阻害されて回動出来ず、第2孔(25b)内では回動自在であり、第1孔(25a)及び第2孔(25b)間を摺動移動可能であり、第1孔(25a)に位置したときにハウジング(2)を被覆するよう閉蓋状態を取ることを特徴とするメモリーカード用コネクタ。
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