JP2010102147A - 光学デバイス、光スキャナ及び画像形成装置 - Google Patents

光学デバイス、光スキャナ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安価に反射面の汚れを防止することのできる光学デバイス、光スキャナ及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】光学デバイス1は、光を反射する反射膜21を有する可動板11と、可動板11をX軸周りに回動可能に支持する弾性支持部13とを備え、可動板11の側面14は、X軸と反対側に反射膜21の外縁より突出している。これにより、可動板11をX軸周りに回動させたときに、気流によって可動板11に吸い寄せられる塵や埃などが、反射膜21ではなく可動板11の側面14に付着する。
【選択図】図1

Description

本発明に係るいくつかの態様は、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical System)技術により作製され、可動板が弾性支持部を中心に往復運動する光学デバイス、光スキャナ及び画像形成装置に関する。
この種の光学デバイスは、例えば、一対の弾性支持部(トーションバー)でねじり回動可能に支持され、光を反射する反射面を有する可動板を備えている。このような光学デバイスを備える装置の小型化・高機能化を図るためには、可動板を高速・大偏向角で駆動する必要がある。
しかし、可動板を高速・大偏向角で駆動すると、可動板、特に可動板の外周部に気流が生じ、埃、塵、水分、油分などが可動板の反射面に吸い寄せられて付着してしまう。その結果、反射面の反射率が低下するので、反射した光の輝度が低下するという問題があった。反射した光の輝度の低下を防止するために光源の光の輝度を増加すると、光源における消費電力が増加するという新たな問題が生じる。また、反射面の反射率が低下すると、光学デバイスに吸収されるエネルギーが大きくなるので、反射せずに吸収された光のエネルギーによって光学デバイスの温度が変化してしまう。その結果、温度変化により光学デバイスの共振周波数が変化し、可動板の駆動制御が困難になるという問題もあった。
従来、これらの問題を解決するために、反射面を有する可動板を反射面側から光透過部材で覆い、反射面の汚れを防止するようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−173435号公報
しかしながら、従来のものでは、光源と反射面の間に、光透過部材として例えば透過ガラスを設ける必要があるとともに、透過ガラスに反射防止膜をコーティングする必要があるため、コストアップに繋がるという問題があった。また、透過ガラスに反射防止膜を設けても光源光を全て透過することはできないので、エネルギーロスが生じることにより、光源における消費電力の増加を招いていた。さらに、透過できずに反射された光は迷光となるおそれもあった。
本発明のいくつかの態様は前述の問題に鑑みてなされたものであり、安価に反射面の汚れを防止することのできる光学デバイス、光スキャナ及び画像形成装置を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る光学デバイスは、光を反射する反射面を有する可動板と、前記可動板を所定軸周りに回動可能に支持する支持部とを備え、前記可動板の側面は、前記所定軸と反対側に前記反射面の外縁より突出している。
かかる構成によれば、可動板の側面が所定軸と反対側に反射面の外縁より突出しているので、可動板を所定軸周りに回動させたときに、気流によって可動板に吸い寄せられる塵や埃などが、反射面ではなく可動板の側面に付着する。これにより、従来のように光透過部材や反射防止膜などを必要とすることなく、可動板の側面の形状を形成するだけで塵や埃などが反射面に付着しなくなり、安価に反射面の汚れを防止することができる。
好ましくは、前記可動板の側面を構成する材料はシリコンであり、前記可動板の側面は、結晶方位が(111)である平面を含む。
かかる構成によれば、可動板の側面を構成する材料がシリコンであり、例えばウェットエッチングを施すことで、可動板の側面に結晶方位が(111)である平面が含まれるので、反射面の外縁より突出する可動板の側面を、容易に形成することができる。
好ましくは、前記可動板の側面において、最も突出している部分が丸い。
かかる構成によれば、可動板の側面において、最も突出している部分が丸いので、可動板を所定軸周りに回動させたときに、気流が可動板の側面に沿って流れやすくなり、可動板に塵や埃などを吸い寄せる気流が生じにくくなる。これにより、可動板の側面に付着する塵や埃などの量を減少させることができる。
本発明に係る光スキャナは、前述した本発明に係る光学デバイスを備える。
かかる構成によれば、前述した本発明に係る光学デバイスを備えるので、反射面の汚れを防止することができる。これにより、反射面の反射率の低下を防止することができ、反射した光の輝度を維持できる優れた光学特性を有する光スキャナを実現することができる。
本発明に係る画像形成装置は、前述した本発明に係る光スキャナを備える。
かかる構成によれば、前述した本発明に係る光スキャナを備えるので、反射面で反射した光の輝度を維持できる。これにより、光源における消費電力の増大を抑制することができるとともに、優れた描画特性を有する画像形成装置を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
(光学デバイス)
最初に、図1乃至図4を参照して本発明に係る光学デバイスについて説明する。図1は、本発明に係る光学デバイスの構成を説明する平面図である。図2は、図1のII−II線における断面図である。
図1に示すように、光学デバイス1は、可動板11と、支持枠12と、支持枠12に対して可動板11をX軸周りに回動可能に支持する一対の弾性支持部13とを備える。可動板11、支持枠12、及び弾性支持部13は、例えばシリコン基板をエッチング加工することにより一体形成される。図2に示すように、可動板11の表面には、入射した光を反射する反射膜21が形成されている。ミラー2は可動板11及び反射膜21から構成される。
本実施形態では、可動板11として平面形状が矩形のものを示したが、これに限定されず、光学デバイスのミラーとして求められる役割を果たす限り、円形、楕円形、多角形などの他の形状であってもよい。
可動板11の裏面には、図示しない接着剤を介して磁石22が接合されている。磁石22は、可動板11を平面視したときに、可動板11の回動中心軸であるX軸に直交する方向に磁化されている。すなわち、磁石22は、X軸を介して対向する互いに極性の異なる一対の磁極を有している。支持枠12は、ホルダ50に接合されており、ホルダ50上には、可動板11を駆動させるためのコイル51が配置されている。
コイル51には、図示しない電源から周期的に変化する交流電流が供給される。これにより、コイル51は上方(可動板11側)に向く磁界と、下方に向く磁界とを交互に発生させる。これにより、コイル51に対し磁石22の一対の磁極のうち一方の磁極が接近し他方の磁極が離間するようにして、弾性支持部13を捩れ変形させながら、可動板11がX軸回りに回動させられる。
本実施形態では、磁石22とコイル51間の電磁力を利用した駆動方式の振動ミラーを示したが、これに限定されず、光学デバイス1は、静電引力を利用した方式や、圧電素子を利用した方式を採用してもよい。例えば、静電引力を利用した方式の場合には、磁石22は不要であり、コイル51の代わりに可動板11に対向する1つ又は複数の電極が設置される。そして、可動板11と電極との間に周期的に変化する交流電圧を印加することにより、可動板11と電極との間に静電引力を作用させ、弾性支持部13を捩れ変形させながら、可動板11をX軸周りに回動させるようにしてもよい。
図3は、図2に示した可動板の詳細な構成を説明する断面図である。図3に示すように、可動板11の側面14は、回動中心軸に対して外側方向に突出、すなわちX軸と反対側に反射膜21の外縁より突出している。これにより、可動板11をX軸周りに回動させたときに、気流によって可動板11に吸い寄せられる塵や埃などが、反射膜21ではなく可動板11の側面14に付着する。
また、図3に示すように、可動板11の側面14は、複数の平面で構成されている。例えば、主面の結晶方位が(100)のシリコン基板を用いて可動板11を形成する場合には、ウェットエッチングなどを施すことにより、可動板11の側面14は、結晶方位が(111)の平面で構成される。結晶方位が(111)の平面と結晶方位が(100)の主面とのなす角度θは、54.73°となる。このように、可動板11の側面14を構成する材料がシリコンであり、例えばウェットエッチングを施すことで、可動版11の側面に結晶方位が(111)である平面が含まれるので、反射膜21の外縁より突出する可動板11の側面14を、容易に形成することができる。
図4及び図5は、図3に示した可動板の変形例を説明する断面図である。可動板11の側面14は、図3に示したものに限定されず、反射膜21の外縁よりも突出していれば、3以上の複数の平面や曲面などで構成されていてもよい。例えば、図3に示したように、可動板11の側面14に、結晶方位が(100)の主面とのなす角度θが54.73°である2つの平面を形成した後に、図4に示すように、隣り合う平面同士がなす角を取るようにしてもよい。また、図5に示すように、可動板11の側面14において、最も突出している部分が滑らかになるように丸くしてもよい。これにより、可動板11をX軸周りに回動させたときに、気流が可動板11の側面14に沿って流れやすくなり、可動板11に塵や埃などを吸い寄せる気流が生じにくくなる。
なお、反射膜21の汚れを防止するために、反射膜21の外側に側部を設けるなど、可動板11の幅(図1においてX軸と直交する方向の長さ)を反射膜21の幅よりも大きくすることが考えられる。かかる場合には、可動板11の幅が反射膜21の幅と同じ場合と比較して、可動板11の側面から回動中心軸であるX軸までの距離が長くなり、慣性モーメントが増加する。このように、可動板11の大型化・大面積化は、慣性モーメントの増加及び空気抵抗の増加を生じ駆動トルクの増加などを招き、種々の新たな問題を発生させる。
一方、可動板11の側面14が、X軸と反対側に反射膜21の外縁より突出している場合には、可動板11の側面14から回動中心軸であるX軸までの距離はあまり変化せず、慣性モーメントがほとんど増加しない。このように、本発明は、反射膜21の汚れを防止するとともに、慣性モーメントの増加を抑制することができる。
次に、図6乃至図20を参照して本発明に係る光学デバイスの製造方法について説明する。図6乃至図20は、図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。
図6に示すように、例えばシリコンからなる基板10を用意する。そして、図7に示すように、熱酸化により、基板10の両面に酸化シリコンからなるマスク31,32を形成する。
次に、図8に示すように、基板10の表面側のマスク31上にレジスト41を形成する。レジストは、ポジ型であってもネガ型であってもよい。そして、続いて、図9に示すように、基板10の裏面側のマスク32上にレジスト42を形成する。
次に、図10に示すように、基板10の裏面側のレジスト42を露光及び現像して、レジスト42に所定の開口パターンP2を形成する。開口パターンP2は、例えば、可動板11、支持枠12、弾性支持部13以外の領域を開口するパターンである。
次に、図11に示すように、レジスト42をマスクとして裏面側のマスク32をエッチングする。これにより、レジスト42の開口パターンP2が、マスク32に転写される。マスク32のエッチングには、例えばバッファードフッ酸(BHF)が用いられる。
次に、図12に示すように、基板両面のレジスト41,42を除去する。レジスト41,42の除去には、硫酸洗浄又はアッシングが用いられる。
次に、図13に示すように、基板10の裏面側に再度、レジスト43を形成する。さらに、図14に示すように、基板10の表面側に再度、レジスト44を形成する。
次に、図15に示すように、基板10の表面側のレジスト44を露光及び現像して、レジスト44に所定の開口パターンP1を形成する。開口パターンP1は、例えば、開口パターンP2と同一のパターンとする。
次に、図16に示すように、レジスト44をマスクとして表面側のマスク31をエッチングする。これにより、レジスト44の開口パターンP1が、マスク31に転写される。マスク31のエッチングには、例えばバッファードフッ酸(BHF)が用いられる。
次に、図17に示すように、基板両面のレジスト43,44を除去する。レジスト43,44の除去には、硫酸洗浄又はアッシングが用いられる。
次に、図18に示すように、マスク31,32を用いて、基板10をエッチングする。これにより、基板10に貫通孔が形成されて、可動板11、支持枠12、弾性支持部13のパターンが形成される。基板10のエッチングには、例えば、KOHを用いたウェットエッチングを用いる。なお、可動板11の側面14を突出させる工程については、後述する。
次に、図19に示すように、マスク31,32を除去した後、さらに、基板10の表面に金属膜を成膜しパターニングすることにより、可動板11上に反射膜21を形成する。金属膜の成膜方法としては、真空蒸着、スパッタリング、金属箔の接合などが挙げられる。なお、マスク31及びマスク32を除去せずに、残しておいてもよい。
次に、図20に示すように、可動板11の裏面に、図示しない接着剤を介して磁石22を接合して固定する。
以降の工程は、特に図示しないが、このようにして一枚の基板10から作製された可動板11、支持枠12、弾性支持部13を含む構造体を、ホルダ50に取り付けることにより、光学デバイス1が製造される。
次に、可動板11の側面14を突出させる方法について、図21乃至図23を参照して詳細に説明する。図21乃至図23は、図3に示した可動板の側面を形成する方法の一例を説明する断面図である。以下の説明では、例えば主面の結晶方位が(100)のシリコンからなる基板10を用いる。
図21は、前述の図17に対応する図であり、基板10の両面に、所望のパターンのマスク31,32を形成した後の状態を示す。図22に示すように、マスク31,32が形成された基板10に、KOHを用いたウェットエッチングを施すと、基板10の両面からエッチングが進行し始める。ウェットエッチングを用いた場合には、例えば、開口パターンP1,P2に露出した基板10の部位は、テーパ状にエッチングされる。
図23に示すように、基板10の表面からのエッチングにより形成された孔と、基板10の裏面からのエッチングにより形成された孔の底同士が接触することにより、基板10を貫通する1つの孔が形成される。このとき、KOHなどのウェットエッチングでは、シリコンの結晶方位が(111)である平面がエッチングストッパとして機能するので、表面との角度θ=54.73°の平面で構成された側面14が自動的に形成される。このように、ウェットエッチングで基板10を加工した場合には、後の工程で反射膜21が形成される表面の外縁より図示しない回動軸と反対側に突出した側面14が得られる。
なお、図5に示したように、可動板11の側面14において、最も突出している部分を丸くする場合には、前述のようにして基板10にウェットエッチングを施した後に、基板10に等方性エッチングを施す。基板10にウェットエッチング(異方性エッチング)を施すことにより、結晶方位が(111)である平面が出現するので、等方性エッチングを施すことにより、隣り合う平面同士のなす角に丸みをつけることができる。
また、基板10に等方性エッチングを施すことにより、可動板11、支持枠12、弾性支持部13を含む構造体全体に丸みが付される。可動板11と支持枠12との連結部位において、隣り合う平面同士のなす角部は、可動板11を回動させるときに、応力集中が生じて連結部位が破損するおそれがある。よって、基板10に等方性エッチングを施すことにより、この角部に丸みをつけることができるので、角部への応力集中を緩和することができ、応力集中による可動板11と支持枠12の連結部位の破損を防止することができる。
また、図23の工程の後、水素アニール処理を加えることでも角に丸みを加えることができる。この処理を用いた場合、突出部に丸みを形成するだけでなく、同時に、弾性支持部表面の平坦化が可能で、KOHでのウェットエッチング時に形成される微小の欠陥を大幅に低減することができ、弾性支持部にねじり応力が生じた場合の破断に対する強度を向上させることができる。
また、図4に示したような形状にするためには、KOHで図23の形状を形成した後に、KOHでのウェットエッチングを継続することで形成できる。この方法は、シリコンの(111)で図23のようなテーパが形成された場合、角部は、エッチングレートがテーパ部よりも大幅に早いことを利用するものである。
このように、本発明に係る光学デバイスによれば、可動板11の側面14が、X軸と反対側に反射膜21の外縁より突出しているので、可動板11をX軸周りに回動させたときに、気流によって可動板11に吸い寄せられる塵や埃などが、反射膜21ではなく可動板11の側面14に付着する。これにより、従来のように光透過部材や反射防止膜などを必要とすることなく、可動板11の側面14の形状を形成するだけで塵や埃などが反射膜21に付着しなくなり、安価に反射膜21の汚れを防止することができる。
また、可動板11の側面14を構成する材料がシリコンであり、例えばウェットエッチングを施すことで、可動版11の側面に結晶方位が(111)である平面が含まれるので、反射膜21の外縁より突出する可動板11の側面14を、容易に形成することができる。
さらに、可動板11の側面14において、最も突出している部分が丸いので、可動板11をX軸周りに回動させたときに、気流が可動板11の側面14に沿って流れやすくなり、可動板11に塵や埃などを吸い寄せる気流が生じにくくなる。これにより、可動板11の側面14に付着する塵や埃などの量を減少させることができる。
(光スキャナ)
前述の光学デバイス1は、反射膜21を備えているため、例えば、レーザープリンタ、バーコードリーダー、走査型共焦点レーザー顕微鏡、イメージング用ディスプレイなどの画像形成装置に備える光スキャナに好適に適用することができる。なお、本発明に係る光スキャナは、前述した光学デバイス1と同様の構成であるため、その説明を省略する。
このように、本発明に係る光スキャナによれば、前述した本発明に係る光学デバイス1を備えるので、反射膜21の汚れを防止することができる。これにより、反射膜21の反射率の低下を防止することができ、反射した光の輝度を維持できる優れた光学特性を有する光スキャナを実現することができる。
(画像形成装置)
次に、図24を参照して本発明に係る画像形成装置について説明する。図24は、本発明に係る光スキャナを備える画像形成装置の一例を説明する概略図である。
図24に示す画像形成装置(イメージングディスプレイ)119は、光スキャナである光学デバイス1と、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の光源191、192、193と、クロスダイクロイックプリズム(Xプリズム)194と、ガルバノミラー195と、固定ミラー196と、スクリーン197とを備えている。
このような画像形成装置119にあっては、光源191、192、193からクロスダイクロイックプリズム194を介して光学デバイス1(光反射膜21)に各色の光が照射される。このとき、光源191からの赤色の光と、光源192からの緑色の光と、光源193からの青色の光とが、クロスダイクロイックプリズム194にて合成される。そして、光反射部211aで反射した光(3色の合成光)は、ガルバノミラー195で反射した後に、固定ミラー196で反射し、スクリーン197上に照射される。
その際、光学デバイス1の動作(可動板11のX軸周りの回動)により、光反射膜21で反射した光は、スクリーン197の横方向に走査(主走査)される。一方、ガルバノミラー195の軸線Y周りの回動により、光反射膜21で反射した光は、スクリーン197の縦方向に走査(副走査)される。また、各色の光源191、192、193から出力される光の強度は、図示しないホストコンピュータから受けた画像情報に応じて変化する。
このように、本発明に係る画像形成装置119よれば、前述した本発明に係る光スキャナを備えるので、反射膜21で反射した光の輝度を維持できる。これにより、光源における消費電力の増大を抑制することができるとともに、優れた描画特性を有する画像形成装置を実現することができる。
なお、本発明の構成は、前述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。
本発明に係る光学デバイスの構成を説明する平面図である。 図2は図1のII−II線における断面図である。 図2に示した可動板の詳細な構成を説明する断面図である。 図3に示した可動板の変形例を説明する断面図である。 図3に示した可動板の変形例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図1に示した光学デバイスの製造方法の一例を説明する断面図である。 図3に示した可動板の側面を形成する方法の一例を説明する断面図である。 図3に示した可動板の側面を形成する方法の一例を説明する断面図である。 図3に示した可動板の側面を形成する方法の一例を説明する断面図である。 本発明に係る光スキャナを備える画像形成装置の一例を示す概略図である。
符号の説明
1…光学デバイス、11…可動板、12…支持枠、13…弾性支持部、14…側面、21…反射膜、211b,211c…接続部、211d,211e,211f,211g、211h…リブ、212,213…軸部材、119…画像形成装置。

Claims (5)

  1. 光を反射する反射面を有する可動板と、
    前記可動板を所定軸周りに回動可能に支持する支持部とを備え、
    前記可動板の側面は、前記所定軸と反対側に前記反射面の外縁より突出している
    ことを特徴とする光学デバイス。
  2. 前記可動板の側面を構成する材料はシリコンであり、
    前記可動板の側面は、結晶方位が(111)である平面を含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の光学デバイス。
  3. 前記可動板の側面において、最も突出している部分が丸い
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光学デバイス。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の光学デバイスを備える
    ことを特徴とする光スキャナ。
  5. 請求項4に記載の光スキャナを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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