JP2010101607A - 屋外設置設備用ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】熱効率を向上させることができると共に使い勝手が良い屋外設置設備用ケースを得ること、更に防犯性を向上させることができる屋外設置設備用ケースを得ることが目的である。
【解決手段】室外機12は空調室外機ケース10によって覆われている。空調室外機ケース10は開閉可能なカバー28を備えており、更にカバー28の前面部には開度を変更可能な下部スラット38が又カバー28の上面部には開度を変更可能な上部スラット40がそれぞれ配設されている。従って、季節や昼夜の別によって、下部スラット開閉用ツマミ42、上部スラット開閉用ツマミ43をそれぞれ回転させることにより、室外機12への直射日光を遮ったり、室外機12からの放熱を促進させたりすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、建物に付随して屋外に設置される屋外設置設備に用いられる屋外設置設備用ケースに関する。
下記特許文献1には、エアコンの室外機のカバーが開示されている。簡単に説明すると、この先行技術では、断面形状がL字状とされた夏期用カバーと、断面形状がコ字状とされた冬期用カバーとが予め用意されている。そして、夏期にはブラケットを用いて室外機に夏期用カバーを装着させることで、直射日光を遮り、室外機の熱効率を向上させる。一方、冬期には夏期用カバーを取り外して、ブラケットを用いて室外機に冬期用カバーを装着させることで、外気で室外機が冷却されるのを防ぎ、室外機の熱効率を向上させる。
特開2006−29728号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、夏期と冬期とで夏期用カバーと冬期用カバーとを付け替える必要があるため、使い勝手が悪いという欠点がある。
また、昨今では、室外機に使われている金属を目的とした盗難が増えており、防犯性を高める必要もある。
本発明は上記事実を考慮し、熱効率を向上させることができると共に使い勝手が良い屋外設置設備用ケースを得ることを第1の目的とし、更に防犯性を向上させることができる屋外設置設備用ケースを得ることが第2の目的である。
請求項1の発明に係る屋外設置設備用ケースは、建物に付随して屋外に設置されると共に熱交換する屋外設置設備の少なくとも一部を覆うように配置されるケース本体と、前記ケース本体に開閉可能に設置されると共に開閉することによりケース本体の内外を連通する開口面積を変更する開閉体を含んで構成され、開閉体の開閉量に応じて屋外設置設備への日射量或いは屋外設置設備からの放熱量を変更する日射量・放熱量増減手段と、を備えている。
請求項2の発明は、請求項1記載の屋外設置設備用ケースにおいて、前記日射量・放熱量増減手段は、前記開閉体の開閉量を調節する操作手段と、前記開閉体と操作手段とを連結し、操作手段に付与された操作力を開閉体に伝達する駆動機構と、を含んで構成されている、ことを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1記載の屋外設置設備用ケースは、前記日射量・放熱量増減手段は、少なくとも外気温と前記ケース本体の表面温度とを検出する検出手段と、前記開閉体を開閉させるための駆動源と、前記開閉体と駆動源とを連結し、駆動源からの駆動力を開閉体に伝達する駆動機構と、前記検出手段からの入力信号に基づいて前記駆動源の駆動を制御する制御手段と、を含んで構成されている、ことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3記載の屋外設置設備用ケースにおいて、前記屋外設置設備はエアコンの室外機であり、前記制御手段は、冷房運転時には前記開閉体を日射を遮る方向へ移動させ、暖房運転時には前記開閉体を日射を取り込む方向へ移動させる、ことを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項4記載の屋外設置設備用ケースにおいて、前記制御手段は、冷房運転時でかつ昼間には前記開閉体を日射を遮る方向へ移動させると共に夜間には前記開閉体を室外機からの放熱を促す方向へ移動させ、暖房運転時でかつ昼間には前記開閉体を日射を取り込む方向へ移動させると共に夜間には前記開閉体を室外機からの放熱を防ぐ方向へ移動させる、ことを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項5記載の屋外設置設備用ケースにおいて、前記開閉体、前記駆動源、前記駆動機構のうち少なくとも開閉体は複数設けられており、前記制御手段は、冷房運転時でかつ昼間には、前記開閉体のうち日射が直接当たる部分に配置された開閉体のみを日射を遮る方向へ移動させ、残りの開閉体は室外機からの放熱を促す方向へ移動させる、ことを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の屋外設置設備用ケースにおいて、前記開閉体の開閉量調節制御は、前記屋外設置設備を含んで構成されたシステムの電源又は運転スイッチに基づいて行われる、ことを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の屋外設置設備用ケースにおいて、前記ケース本体には施錠手段が設けられている、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、建物に付随して屋外に設置されると共に熱交換する屋外設置設備の少なくとも一部がケース本体によって覆われている。
ここで、本発明では、ケース本体に開閉体が開閉可能に設けられており、日射量・放熱量増減手段によって開閉体の開閉量が変更される。これにより、開閉体の開閉量に応じて屋外設置設備への日射量が変更され、或いは屋外設置設備からの放熱量が変更される。従って、外部環境に合わせて熱効率の良い調整が可能となる。しかも、屋外設置設備用ケースを外部環境に合わせて取り替える必要もない。
請求項2記載の本発明によれば、操作手段によって開閉体の開閉量が調節されると、その際の操作力が駆動機構によって開閉体に伝達される。これにより、開閉体が指示された開閉量まで開閉される。すなわち、本発明では、開閉体の開閉量の調整が手動で行われる。
請求項3記載の本発明によれば、検出手段によって、少なくとも外気温とケース本体の表面温度が検出手段によって検出される。検出された信号は制御手段に入力される。制御手段では、その入力信号に基づいて、駆動源の駆動を制御する。駆動源の駆動力は駆動機構に伝達され、最終的には開閉体に伝達される。これにより、開閉体が所定の開閉量に調節される。すなわち、本発明では、開閉体の開閉が自動で行われる。
請求項4記載の本発明によれば、冷房運転時には、制御手段によって開閉体は日射を遮る方向へ移動される。従って、室外機が直射日光を受けて高温になるのを抑制することができる。一方、暖房運転時には、制御手段によって開閉体は日射を取り込む方向へ移動される。従って、室外機は直射日光を受けて温められ、外気に晒されて低温になることが抑制される。
請求項5記載の本発明によれば、冷房運転時でかつ昼間には、制御手段によって開閉体は日射を遮る方向へ移動される。従って、室外機が昼間の直射日光を受けて高温になるのを抑制することができる。さらに、冷房運転時でかつ夜間には、制御手段によって、開閉体は室外機からの放熱を促す方向へ移動される。従って、室外機は夜間のうちに充分放熱することができる。
一方、暖房時でかつ昼間には、制御手段によって開閉体は日射を取り込む方向へ移動される。従って、室外機は直射日光を受けて温められ、外気に晒されて低温になることが抑制される。さらに、暖房時でかつ夜間には、制御手段によって、開閉体は室外機からの放熱を防ぐ方向へ移動される。従って、室外機が夜間に外気によって過度に冷却されることを防ぐことができる。
請求項6記載の本発明によれば、冷房運転時でかつ昼間には、制御手段によって、開閉体のうち日射が直接当たる部分に配置された開閉体のみが日射を遮る方向へ移動され、残りの開閉体は室外機からの放熱を促す方向へ移動される。このため、直射日光によって室外機が過度に温められることを防ぎつつ、放熱作用も充分に得られる。
請求項7記載の本発明によれば、開閉体の開閉量制御は、屋外設置設備を含んで構成されたシステムの電源又は運転スイッチのオン・オフに基づいて行われるので、電源又は運転スイッチの操作とは別個に開閉体の開閉量制御スイッチを設定する場合に比し、操作の手間が省けると共に開閉体の開閉量制御スイッチの押し忘れがなくなる。
請求項8記載の本発明によれば、ケース本体には施錠手段が設けられているので、室屋外設置設備が盗難され難くなる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る屋外設置設備用ケースは、屋外設置設備の熱効率を向上させることができると共に使い勝手が良いという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る屋外設置設備用ケースは、操作手段の操作力を駆動機構によって開閉体に機械的に伝達するので、構造がシンプルになり、故障し難いという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る屋外設置設備用ケースは、制御手段によって開閉体の開閉量が制御されるので、開閉体の開度調節を手動で行う場合に比し、操作者への負担がなく、屋内から操作可能とすることも可能であるので、利便性を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る屋外設置設備用ケースは、室外機の熱効率をより向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る屋外設置設備用ケースは、室外機の熱効率をより一層向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る屋外設置設備用ケースは、室外機の熱効率を一段と向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係る屋外設置設備用ケースは、操作の手間を省くことができると共にスイッチの押し忘れを防止することができるという優れた効果を有する。
請求項8記載の本発明に係る屋外設置設備用ケースは、防犯性を向上させることができるという優れた効果を有する。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る屋外設置設備用ケースの第1実施形態について説明する。
図1には、空調室外機ケース10の装着状態の外観斜視図が示されている。また、図2には、空調室外機ケース10のカバー開放状態の外観斜視図が示されている。これらの図に示されるように、屋外設置設備としての空調用の室外機12は、敷地内の空きスペース14に設置されている。例えば、図1に示される例では、ユニット住宅等のユニット建物16の基礎18に隣接して室外機12が載置可能なコンクリート製の台座20が設けられ、その台座20の上に室外機12が設置されている。なお、敷地条件等により空きスペース14を確保できない場合は、ユニット建物16の外壁や二階のベランダやバルコニー、屋上がある場合は屋上等に設置される。
上述した室外機12は、屋外設置設備用ケースとしての空調室外機ケース10によって覆われている。空調室外機ケース10は、左右一対の側壁部22と、前面部及び上面部を構成する開閉可能なカバー28と、背面部30と、を備えている。側壁部22は、側面視で台形状に形成されている。また、一方の側壁部22の下部には、図示しない室内機に接続されたホース32の一端部が挿通されている。なお、左右一対の側壁部22及び背面部30が本発明における「ケース本体」に相当する。
カバー28は、平面視でコ字状に形成されると共に側面視でへの字状に形成された外枠フレーム34を備えている。外枠フレーム34は、空調室外機ケース10の前面部及び上面部に相当する大きさに形成されており、開放側の両端部が左右の側壁部22の上端部に軸支されている。これにより、外枠フレーム34は、支軸36回りに回動可能とされ、回動することにより空調室外機ケース10の前面部及び上面部を開放させることができる。
上記外枠フレーム34における前面部と対向する略全範囲には、各々短冊状に形成された開閉体としての複数枚の下部スラット38が取り付けられている。また、外枠フレーム34における上面部と対向する略全範囲にも、各々短冊状に形成された開閉体としての複数枚の上部スラット40が取り付けられている。これらの下部スラット38及び上部スラット40は、外枠フレーム34の両側部に各々回動可能に軸支されている。
また、外枠フレーム34の片側の側部中央には、下部スラット38の開度を変更するための操作手段としての下部スラット開閉用ツマミ(ダイヤル)42が配設されている。また、外枠フレーム34の片側の側部奥側には、上部スラット40の開度を変更するための操作手段としての上部スラット開閉用ツマミ(ダイヤル)43が配設されている。下部スラット開閉用ツマミ42、上部スラット開閉用ツマミ43を回すと、その回転量に比例して下部スラット38、上部スラット40の開度がそれぞれ独立して変更されるようになっている。なお、下部スラット開閉用ツマミ42、上部スラット開閉用ツマミ43に与えた回転力を下部スラット38、上部スラット40に伝達するための駆動機構の構成は、後述する第2実施形態の説明の中で説明する。
また、空調室外機ケース10の前面部の下縁部には、帯板状の板材44が取り付けられている。板材44の長手方向の中間部には、施錠手段としての錠本体46が取り付けられている。これに対応して、カバー28の外枠フレーム34の閉止端側の中央部には、施錠手段としての鍵挿入部48が設けられている。カバー28の閉止状態では、錠本体46と鍵挿入部48とが重合するように両者の位置関係が設定されている。そして、鍵挿入部48を錠本体46に対応させて鍵49を挿入して一方向へ回すと施錠され、反対方向へ回すと開錠されるようになっている。さらに、空調室外機ケース10は図示しない締結固定手段によって台座20に緊結されており、室外機12が空調室外機ケース10ごと盗難されることを防止している。なお、この空調室外機ケース10の台座20への緊結構成、即ち締結固定手段も本発明における施錠手段の一つである。例えば、台座20から埋め込み式のアンカボルトを立設させておく一方で、左右一対の側壁部22における下端部の前後二箇所にフランジを予めそれぞれ形成しておく。フランジにはボルト挿通孔を形成しておき、当該ボルト挿通孔内へアンカボルトを挿通させ、ナットで緊結する構成等を採用することができる。なお、緊結部は、空調室外機ケース10の内側に設けるとよい。
さらに、上述したカバー28の裏面側には、下部スラット38及び上部スラット40の長手方向中間部を横断するように棒状の補強バー50(図2参照)が取り付けられている。この補強バー50は、仮に下部スラット38、上部スラット40が外部から破壊されたとしても室外機12が盗難されないようにするためのものである。
なお、上記構成において、下部スラット38、上部スラット40、下部スラット開閉用ツマミ42及び上部スラット開閉用ツマミ43、後述する第2実施形態で説明する駆動機構76が、本発明における「日射量・放熱量増減手段」に相当する。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図3には、夏期の昼間にエアコンを冷房運転する場合の空調室外機ケース10の使用態様が示されている。この場合には、下部スラット開閉用ツマミ42、上部スラット開閉用ツマミ43をそれぞれ操作することにより、下部スラット38及び上部スラット40が所定角度開放される。例えば、図1に示される全閉状態の下部スラット38及び上部スラット40の開度を0度とすると、45度まで開放される。以下、このときの開度を「第1の開度」と称す。第1の開度を何度にするかは任意であるが、第1の開度は概念的には全閉を除いた90°未満の中間開度といえる。
図3に示されるように、夏期の昼間の強い日射Aが、下部スラット38及び上部スラット40によって反射される。従って、日射Aが室外機12に直接照射されるのを防止することができる。このため、室外機12が直射日光によって高温になることを防止することができ、エアコンの熱効率を高めることができる。また、これにより、省エネ化を図ることができる。なお、下部スラット38及び上部スラット40が45度開いているので、室外機12からの放熱も適度に行われる。
図4には、夏期の夜間にエアコンを冷房運転する場合の空調室外機ケース10の使用態様が示されている。この場合には、下部スラット開閉用ツマミ42、上部スラット開閉用ツマミ43をそれぞれ操作することにより、下部スラット38及び上部スラット40が更に開放される。例えば、図1に示される全閉状態の下部スラット38及び上部スラット40の開度を0度とすると、120度まで開放される。以下、このときの開度を「第2の開度」と称す。第2の開度を何度にするかは任意であるが、第2の開度は概念的には90°以上で180°未満の中間開度といえる。
上記設定とすることにより、室外機12からの熱の放射Bが促進される。すなわち、夏期の夜間には、強い日射A(図3参照)が室外機12に照射されることはないので、日射Aを下部スラット38及び上部スラット40で反射する必要はない。そこで、下部スラット38及び上部スラット40の開度を上げて、室外機12からの熱の大気への放射量を増やすようにする。このようにすると、エアコンの熱効率が高められ、省エネ化を図ることができる。
一方、図5には、冬期の昼間にエアコンを暖房運転する場合の空調室外機ケース10の使用態様が示されている。この場合には、下部スラット開閉用ツマミ42、上部スラット開閉用ツマミ43をそれぞれ操作することにより、下部スラット38及び上部スラット40が例えば第2の開度に設定される。
上記設定とすることにより、冬期の昼間には、できるだけ日射Cを遮らないようにし、室外機12に日射Cが直接照射されるようにする。これにより、エアコンの熱効率が高められ、省エネ化を図ることができる。
また、図6には、冬期の夜間にエアコンを暖房運転する場合の空調室外機ケース10の使用態様が示されている。この場合には、下部スラット開閉用ツマミ42、上部スラット開閉用ツマミ43をそれぞれ操作することにより、下部スラット38及び上部スラット40が例えば第1の開度に設定される。
上記設定とすることにより、冬期の夜間には、室外機12からの熱の放射Dをできるだけ防ぐことができる。換言すれば、熱の放射Dを下部スラット38及び上部スラット40で室外機12側へ跳ね返すことができる。これにより、エアコンの熱効率が高められ、省エネ化を図ることができる。
なお、春期及び秋期の中間期等、エアコンを使用しないときには、下部スラット開閉用ツマミ42、上部スラット開閉用ツマミ43をそれぞれ操作することにより、図1に示されるように、下部スラット38及び上部スラット40が閉止状態とされる。これにより、塵や埃が室外機12にかかるのを防ぐことができる。
このように本実施形態に係る空調室外機ケース10によれば、室外機12の熱効率を向上させることができると共に、外部環境に合わせて空調室外機ケース10を取り替える必要もないので使い勝手が良い。
また、本実施形態に係る空調室外機ケース10では、下部スラット開閉用ツマミ42、上部スラット開閉用ツマミ43を手動操作することにより下部スラット38及び上部スラット40の開度を調節する構成としたので、下部スラット開閉用ツマミ42、上部スラット開閉用ツマミ43に付与した操作力を図示しない駆動機構を介して下部スラット38及び上部スラット40に機械的に伝達することができる。従って、構造がシンプルになり、故障し難い。
また、本実施形態では、空調室外機ケース10はコンクリート製の台座20に緊結されているので、空調室外機ケース10ごと盗難に遭うことを防止することができる。さらに、空調室外機ケース10のカバー28は施錠することができるので、室外機12のみが単体で盗難されることを防止することができる。加えて、下部スラット38及び上部スラット40の裏面には、盗難防止用の鉄製の補強バー50が取り付けられているので、下部スラット38及び上部スラット40が破壊されても、室外機12を盗み出すことはできない。よって、室外機12の防犯性を非常に高めることができる。
補足すると、昨今、金属盗が急増しており、その実態は建築現場や資材置場、倉庫等だけでなく、一般住宅のエアコンの室外機(銅線やアルミニウム材入り)にもその被害が顕著になってきている。
なお、カバー28は支軸36回りにその全体を開放させることができるので、メンテナンス性は良好に確保される。
〔第2実施形態〕
以下、図7〜図14を用いて、本発明に係る屋外設置設備用ケースの第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
この第2実施形態では、下部スラット38及び上部スラット40を自動制御により開閉するようにした点に特徴がある。また、この第2実施形態で説明する下部スラット38及び上部スラット40の駆動機構76は、前述した第1実施形態の手動タイプにおいても用いられるものである。
図7〜図10には、本実施形態に係る空調室外機ケース70における下部スラット38及び上部スラット40の幾つかの開度調整例が示されている。例えば、図7は下部スラット38及び上部スラット40をいずれも全閉状態(開度0°)にしたときの側方から見た縦断面図であり、又図8は下部スラット38及び上部スラット40の開度がいずれもスラット取付面Qに対して45°とされたときの縦断面図であり、更に図9は下部スラット38及び上部スラット40の開度がいずれもスラット取付面Qに対して90°とされたときの縦断面図であり、又図10は下部スラット38の開度をスラット取付面Qに対して135°とし、上部スラット40の開度をスラット取付面Qに対して90°としたときの縦断面図である。
まず、図7〜図10を用いて、空調室外機ケース70の下部スラット38及び上部スラット40の駆動機構76の構成を中心に説明する。これらの図に示されるように、各下部スラット38はその断面形状がL字状に形成されており、帯板状に形成されたスラット本体72と、このスラット本体72の幅方向の一方の端部から面直角方向(室外機12方向)に所定量だけ突出された屈曲部(突出部)74と、によって構成されている。下部スラット38は、全閉状態(図7図示状態)で上下に隣接する二枚のうちの上段側の下部スラット38の屈曲部74が下段側の下部スラット38のスラット本体72の幅方向の他方の端部に直角に軽く当接するように、上下方向のピッチが設定されている。なお、上部スラット40も、下部スラット38と同様に構成されている。
前述した外枠フレーム34における下部スラット38側の側部の裏面側には、駆動機構76が配設されている。駆動機構76は、真直棒状の下部トーションバー78を備えている。下部トーションバー78は、台座20に対して垂直に配設されている。下部トーションバー78の下端部は台座20の上面より所定高さだけ上方に位置されており、上端部は下部スラット開閉用ギヤホイール80の外周縁近傍に配置されている。
上記下部トーションバー78と下部スラット開閉用ギヤホイール80及び複数の下部スラット38は、平行リンクによって連結されている。具体的には、下部トーションバー78は、下部スラット開閉用ギヤホイール80の略接線方向に移動可能に配置されており、下部トーションバー78の上端部と下部スラット開閉ツマミ36とは、リンク82によって相対回転可能に連結されている。リンク82の基端部は下部トーションバー78の上端部に相対回転可能にピン84で連結されており、リンク82の先端部は下部スラット開閉ツマミ38の中心軸86に回転不能に固定されている。
同様に、下部スラット開閉ツマミ38の下方に配置された下部スラット38の長手方向の端部と下部トーションバー78とが、リンク88によって相対回転可能に連結されている。リンク88の基端部は下部トーションバー78に相対回転可能にピン84で連結されており、リンク88の先端部は下部スラット38の長手方向の端部の中心軸86に回転不能に固定されている。
なお、上部スラット40側でも下部スラット38と同様に構成されており、上部スラット開閉用ギヤホイール90を回転させることにより、その回転量に比例して上部スラット40が開度を変更するようになっている。
補足すると、下部スラット開閉用ギヤホイール80は、前述した第1実施形態の下部スラット開閉用ツマミ42の替わりに設置されており、又上部スラット開閉用ギヤホイール90は、前述した第1実施形態の上部スラット開閉用ツマミ43の替わりに設置されている。
次に、システム構成について説明する。図11に示されるように、制御装置としてのCPU100には、センサ部102が接続されている。センサ部102は、エアコンのON/OFF情報等をCPU100に出力するエアコンセンサ106と、日付・時刻情報をCPU100に出力するクロックセンサ104と、室外機12の向き情報をCPU100に出力する方位センサ108と、外気温情報をCPU100に出力する検出手段としての温度センサ(1)110と、空調室外機ケース70の上部表面温度情報をCPU100に出力する検出手段としての温度センサ(2)112と、ケース下部表面温度情報をCPU100に出力する検出手段としての温度センサ(3)114と、ケース上部スラット角情報をCPU100に出力する角度センサ(1)116と、ケース下部スラット角情報をCPU100に出力する角度センサ(2)118と、都道府県レベルの位置情報をCPU100に出力する位置センサ120と、を備えている。なお、位置センサ120には、例えば、GPSを利用することができる。
一方、CPU100には、動作部122が接続されその作動が制御されている。すなわち、動作部122は、上部スラット40を開閉させるための駆動源としての上部スラット回転モータ124と、下部スラット38を開閉させるための駆動源としての下部スラット回転モータ126と、を備えている。上部スラット回転モータ124は、図示しない減速機構を介して上部スラット開閉用ギヤホイール90に接続されている。また、下部スラット回転モータ126は、図示しない減速機構を介して下部スラット開閉用ギヤホイール80に接続されている。
そして、CPU100は、エアコンセンサ106、クロックセンサ104、方位センサ108、温度センサ(1)110、温度センサ(2)112、温度センサ(3)114、角度センサ(1)116、角度センサ(2)118及び位置センサ120から入力された各種情報に基づいて、上部スラット回転モータ124及び下部スラット回転モータ126にモータ制御信号を出力するようになっている。
なお、室外機12の向き及び都道府県レベルの位置情報は、空調室外機ケース70の設置時に施工者が手入力してもよく、その場合には方位センサ108及び位置センサ120はなくてもよい。
(作用・効果)
次に、図12及び図13に示される制御フロー及び図14に示されるスラットの状態図を用いて、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図12に示されるように、まずステップ200でエアコンのON/OFFが判断される。すなわち、エアコンセンサ106からの入力信号に基づいてエアコンが作動状態にあるのか非作動状態にあるのかが判断される。
ステップ200で否定された場合(即ち、エアコンOFFと判断された場合)には、ステップ202に移行し、下部スラット38及び上部スラット40はいずれも全閉状態(図7図示状態)に維持される。一方、ステップ200で肯定された場合(エアコンONと判断された場合)には、ステップ204に移行し、クロックセンサ104からの入力信号に基づいて現時点が昼間であるのか夜間であるのかが判断される。
<昼間の制御>
ステップ204で肯定された場合(即ち、昼と判断された場合)には、ケース下部とケース上部とでステップ206以降の処理がそれぞれ実行される。なお、ケース下部側での制御とケース上部側での制御は基本的には同様であるので、ここではケース下部側での制御のみを図示し、ケース上部での制御の図示を省略している。
ステップ206では、温度センサ(1)110及び温度センサ(3)114からの入力信号に基づいて、ケース下部の表面温度が外気温よりも高いか低いかが判断される。すなわち、温度センサ(1)110によって検出された外気温(Ta)と、温度センサ(3)114によって検出されたケース下部の表面温度(Ts)(なお、ケース下部の表面温度の代わりにケース上部の表面温度を使ってもよい。)との差から昼間日射量及び夜間放射量の大小を下記のように判断する。
Ts>Ta ならば 昼間日射量が大きい。
Ts<Ta ならば 夜間放射量が大きい。
Ts≒Ta ならば 昼間日射量及び夜間放射量はいずれも小さい。
そして、ステップ206でケース下部の表面温度が低いと判断された場合(即ち、Ts<Taの場合)にはステップ208に移行し、下部スラット回転モータ126が所定回転数だけ駆動され、図14(A)に示されるように、下部スラット38のスラット取付面Qに対するスラット角が90°に設定される。すなわち、図7に示される状態において、下部スラット回転モータ126が駆動されて、下部スラット開閉用ギヤホイール80が同図の時計方向へ回転される。そして、リンク82が同図の時計方向へ回転されて図9に示される状態となった時点で、下部スラット回転モータ126が停止される。これにより、風の抵抗が最も小さい状態が得られる。
一方、ステップ206でケース下部の表面温度が高いと判断された場合(即ち、Ts>Taの場合)にはステップ210に移行し、クロックセンサ104、方位センサ108及び位置センサ120からの入力信号に基づいて、太陽高度が算出される。次いで、ステップ212に移行し、ステップ210の際に取り込んだクロックセンサ104からの入力信号を用いて、冷房期か暖房期かが判断される。
ステップ212で冷房期と判断された場合には、ステップ214に移行し、下部スラット回転モータ126が駆動され、図14(B)に示されるように、下部スラット38のスラット角が太陽高度に対して90°に設定される。これにより、室外機12が直射日光を受けて温度が高くなるのを抑制することができる。なお、図14(D)の右側の図に示されるように、下部スラット38をスラット取付面Qに対してスラット角が30°未満にならない所定角度に設定してもよい。
ステップ212で暖房期と判断された場合には、ステップ216に移行し、図14(C)に示されるように、下部スラット38のスラット角は太陽高度に一致される。これにより、日光をダイレクトに室外機12に照射させることができ、室外機12が外気で冷却されることを抑制することができる。なお、図14(D)の左側の図に示されるように、下部スラット38をスラット取付面Qに対してスラット角が30°未満にならない所定角度に設定してもよい。
<夜間の制御>
次に、前述したステップ204で夜間と判断された場合の制御について説明する。図13に示されるように、夜間の場合には、ケース下部及びケース上部は共通の制御とされる。
最初にステップ218で、冷房期か暖房期かが判断される。ステップ218で冷房期と判断された場合には、ステップ220に移行し、図14(A)に示されるように、下部スラット38のスラット角は、90°とされる。これにより、室外機12からの放熱が促される。
一方、ステップ218で暖房と判断された場合には、ステップ222へ移行し、温度センサ(3)114からの入力信号に基づき、ケース下部表面温度が外気温よりも高いか低いかが判断される。ステップ222でケース下部表面温度が外気温よりも低いと判断された場合(即ち、Ts<Taの場合)には、図14(E)に示されるように、下部スラット38のスラット角はスラット取付面Qに対して下から30°に設定される。これにより、室外機12からの夜間放射が抑制される。
また、ステップ222でケース下部表面温度が外気温よりも高いと判断された場合(即ち、Ts>Taの場合)には、ステップ226へ移行し、図14(A)に示されるように、下部スラット38のスラット角は90°に設定される。
このように本実施形態では、下部スラット38及び上部スラット40の開閉制御が自動でなされるので、手動操作する場合に比し、操作者への負担がなく、屋内から操作することも可能であるので、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、冷房運転時でかつ昼間には、CPU100によって下部スラット38及び上部スラット40が日射を遮る方向へ開度が調節される。従って、室外機12が直射日光を受けて高温になるのを抑制することができる。一方、暖房運転時でかつ昼間には、CPU100によって下部スラット38及び上部スラット40は日射を取り込む方向へ移動される。従って、室外機12は直射日光を受けて温められ、外気に晒されて低温になることが抑制される。従って、室外機12の熱効率をより向上させることができる。
さらに、冷房運転時でかつ夜間には、CPU100によって下部スラット38及び上部スラット40が室外機12からの放熱を促す方向へ移動される。従って、室外機12は夜間のうちに充分放熱することができる。
一方、さらに、暖房時でかつ夜間には、CPU100によって下部スラット38及び上部スラット40は室外機12からの放熱を防ぐ方向へ移動される。従って、室外機12が夜間に外気によって過度に冷却されることを防ぐことができる。
よって、室外機12の熱効率をより一層向上させることができる。
また、本実施形態では、図10に示されるように、下部スラット38についてはその開度を135°とし、上部スラット40についてはその開度を90°に設定すること、つまり下部スラット38と上部スラット40とで別々の開度に設定することも可能である。このため、冷房運転時でかつ昼間には、CPU100によって、下部スラット38及び上部スラット40のうち日射が直接当たる部分に配置されたスラットのみが日射を遮る方向へ回動させ、残りのスラットは室外機12からの放熱を促す方向へ回動させるといったことも可能である。このため、直射日光によって室外機12が過度に温められることを防ぎつつ、放熱作用も充分に得られる。その結果、本実施形態によれば、室外機12の熱効率を一段と向上させることができる。
さらに、本実施形態では、下部スラット38及び上部スラット40の開閉量制御は、室外機12を含むエアコンシステムのエアコンスイッチのオン・オフに基づいて行われるので、エアコンスイッチの操作とは別個に下部スラット38及び上部スラット40の開閉量制御スイッチを設定する場合に比し、操作の手間が省けると共に下部スラット38及び上部スラット40の開閉量制御スイッチの押し忘れがなくなる。
〔本実施形態の補足説明〕
以下に、本実施形態の補足説明をする。
(1) 上述した実施形態では、室外設置設備としてエアコンの室外機12を例にして説明したが、これに限らず、他の設備でもよい。例えば、給湯設備等に対して本発明を適用してもよい。
(2) 上述した実施形態では、空調室外機ケース10が下部スラット38及び上部スラット40の両方を備えていたが、これに限らず、屋外設置設備の少なくとも一部がケース本体によって覆われていればよい。従って、下部スラット38だけを設けた構成でもよいし、上部スラット40だけを設けた構成でもよい。さらに、空調室外機ケース10の前面部の一部、上面部の一部のみに下部スラット、上部スラットを設けるようにしてもよい。
(3) 上述した実施形態の下部スラット38及び上部スラット40では、特別な表面処理はしていなかったが、長波吸収率を外側が高く、内側が低くなるように表面処理して更に省エネルギーの効率を上げるようにしてもよい。
例えば、スラットの断面形状をくの字状にして屈曲点回りに反転可能に外枠フレームに軸支させる。そして、このスラットの内側面にアルミニウム合金やステンレス等の光沢面を施し、光触媒による自己清浄機能を持たせることにより、例えば、夏期の昼間には、直射日光を受けて加熱したスラットから室外機側へ伝熱される輻射熱を低減することができる。また夜間には、スラットの内側面を外側に反転させることにより、周辺地盤や建物に残った熱による輻射を遮蔽し、空調室外機ケース内に残った熱による輻射熱を吸収し、外気に放散することができる。
(4) 上述した実施形態では、駆動機構76としてリンク機構を用いたが、これに限らず、スプロケットと無端ベルトを使ってスラットを開閉させるようにしてもよいし、ラックアンドピニオン機構によってスラットを開閉させるようにしてもよい。
第1実施形態に係る空調室外機ケースの装着状態の外観斜視図である。 図1に示される空調室外機ケースのカバー開放状態の外観斜視図である。 夏期の昼間にエアコンを冷房運転する場合の空調室外機ケースの使用態様を示す外観斜視図である。 夏期の夜間にエアコンを冷房運転する場合の空調室外機ケースの使用態様を示す外観斜視図である。 冬期の昼間にエアコンを暖房運転する場合の空調室外機ケースの使用態様を示す外観斜視図である。 冬期の夜間にエアコンを暖房運転する場合の空調室外機ケースの使用態様を示す外観斜視図である。 第2実施形態に係る空調室外機ケースの下部スラット及び上部スラットをいずれも全閉状態(開度0°)にしたときの側方から見た縦断面図である。 下部スラット及び上部スラットの開度がいずれもスラット取付面Qに対して45°とされたときの縦断面図である。 下部スラット及び上部スラットの開度がいずれもスラット取付面Qに対して90°とされたときの縦断面図である。 下部スラットの開度をスラット取付面Qに対して135°とし、上部スラットの開度をスラット取付面Qに対して90°としたときの縦断面図である。 第2実施形態に係る空調室外機ケースの制御システムを示すブロック図である。 第2実施形態に係る空調室外機ケースの制御フローを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る空調室外機ケースの制御フローを示すフローチャートである。 スラットの状態図である。
符号の説明
10 空調室外機ケース(屋外設置設備用ケース)
12 室外機(屋外設置設備)
22 側壁部(ケース本体)
30 背面部(ケース本体)
38 下部スラット(開閉体)
40 上部スラット(開閉体)
42 下部スラット開閉用ツマミ(操作手段)
43 上部スラット開閉用ツマミ(操作手段)
46 錠本体(施錠手段)
48 鍵挿入部(施錠手段)
70 空調室外機ケース(屋外設置設備用ケース)
76 駆動機構
100 CPU(制御手段)
124 上部スラット回転モータ(駆動源)
126 下部スラット回転モータ(駆動源)

Claims (8)

  1. 建物に付随して屋外に設置されると共に熱交換する屋外設置設備の少なくとも一部を覆うように配置されるケース本体と、
    前記ケース本体に開閉可能に設置されると共に開閉することによりケース本体の内外を連通する開口面積を変更する開閉体を含んで構成され、開閉体の開閉量に応じて屋外設置設備への日射量或いは屋外設置設備からの放熱量を変更する日射量・放熱量増減手段と、
    を備えた屋外設置設備用ケース。
  2. 前記日射量・放熱量増減手段は、
    前記開閉体の開閉量を調節する操作手段と、
    前記開閉体と操作手段とを連結し、操作手段に付与された操作力を開閉体に伝達する駆動機構と、
    を含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の屋外設置設備用ケース。
  3. 前記日射量・放熱量増減手段は、
    少なくとも外気温と前記ケース本体の表面温度とを検出する検出手段と、
    前記開閉体を開閉させるための駆動源と、
    前記開閉体と駆動源とを連結し、駆動源からの駆動力を開閉体に伝達する駆動機構と、
    前記検出手段からの入力信号に基づいて前記駆動源の駆動を制御する制御手段と、
    を含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の屋外設置設備用ケース。
  4. 前記屋外設置設備はエアコンの室外機であり、
    前記制御手段は、冷房運転時には前記開閉体を日射を遮る方向へ移動させ、暖房運転時には前記開閉体を日射を取り込む方向へ移動させる、
    ことを特徴とする請求項3記載の屋外設置設備用ケース。
  5. 前記制御手段は、冷房運転時でかつ昼間には前記開閉体を日射を遮る方向へ移動させると共に夜間には前記開閉体を室外機からの放熱を促す方向へ移動させ、暖房運転時でかつ昼間には前記開閉体を日射を取り込む方向へ移動させると共に夜間には前記開閉体を室外機からの放熱を防ぐ方向へ移動させる、
    ことを特徴とする請求項4記載の屋外設置設備用ケース。
  6. 前記開閉体、前記駆動源、前記駆動機構のうち少なくとも開閉体は複数設けられており、
    前記制御手段は、冷房運転時でかつ昼間には、前記開閉体のうち日射が直接当たる部分に配置された開閉体のみを日射を遮る方向へ移動させ、残りの開閉体は室外機からの放熱を促す方向へ移動させる、
    ことを特徴とする請求項5記載の屋外設置設備用ケース。
  7. 前記開閉体の開閉量調節制御は、前記屋外設置設備を含んで構成されたシステムの電源又は運転スイッチに基づいて行われる、
    ことを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の屋外設置設備用ケース。
  8. 前記ケース本体には施錠手段が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の屋外設置設備用ケース。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014006034A (ja) * 2012-06-27 2014-01-16 Otis co ltd 室外機の遮熱シート取付構造
CN108050613A (zh) * 2017-11-17 2018-05-18 广西宏业能源科技有限公司 一种空调外机保护罩
CN114111039A (zh) * 2021-11-18 2022-03-01 澳克莱环境科技股份有限公司 空气能热泵

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