JPH06221632A - 風向きにより向きを変える換気装置 - Google Patents

風向きにより向きを変える換気装置

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JPH06221632A
JPH06221632A JP4315993A JP4315993A JPH06221632A JP H06221632 A JPH06221632 A JP H06221632A JP 4315993 A JP4315993 A JP 4315993A JP 4315993 A JP4315993 A JP 4315993A JP H06221632 A JPH06221632 A JP H06221632A
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hood
ventilation
wind
wind direction
exhaust
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JP4315993A
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Michio Katayama
道夫 片山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いかなる方向からの風を受けても、排気開口
部から風が逆流するのを防ぎ、雨や雪が舞い込むのを防
ぐとともに、風の負圧の力により換気量を助長し換気、
排熱、排煙を効率良く行い、意匠的にも変化に富んだ換
気装置を得る。 また、フード開口部を風上に向けるよ
う風向検知板を備えることにより、給気を目的とする
もできる。 【構成】 下部に流入開口部を有し、後端に排気開口部
を有する、風向きを検知可能な形状のフードと、フー
回転させる回転装置と、回転装置を介してフードを
持する架台とよりなる。 実施態様には、フードに、垂
直方向の風向検知板を備えるもの、架台の内部に換気を
強制する送風ファンを備えるもの、架台の内部、また
は、フードの内部に換気量を調節するダンパーを備える
ものがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物空間の換気を行う
装置に関するものであり。また、空調屋外機のファン上
部に取り付けて、熱風のショートサーキットを防ぎ、効
率良く排熱を行ったり。また、煙突上部に取り付けて効
率良く排煙を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内や屋根裏の汚れた空気や、高
温の空気を屋外へ排出するための換気装置や、雨水など
が入らない煙突のフードには種々のものが使用されてお
り、例えば、図9に示す建物屋根の棟方向に沿って連
続、または個別的に換気モニターを形成して、建物空間
の全般換気を行う換気装置や、図10に示す建物屋根に
取り付けた換気ルーフファンにより強制換気を行う装置
が知られている。また、空調屋外機には上部フードがな
いものや、取り付いていても固定式であって、単に雪害
対策のためにフードが取り付いていた。煙突にあって
は、上部フードが取り付いていないものが多く、取り付
いていても傘状のものが多く使用されている。
【0003】屋根裏の高温空気を排出し、低温空気を導
入する換気装置として、実開昭62−50440号公報
記載の考案があるが、この考案は移動可能な換気窓を備
えたフードの一つの換気窓の位置を、頂部に設けた風向
板によって風上になるよう回転させると共に、反対側の
換気窓を風下に位置させる装置であるが、風上から低温
空気を流入させることによって屋根裏の高温空気の排出
を可能とするもので、室内の汚れた空気の排出のみを行
うことも、煙突に取り付けて排煙を行うこともできない
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち、図9においては、強風時や風の向きにより風
が逆流したり、雨や雪が舞い込むという問題点を有して
いた。図10においては、強風時に換気量の低下があ
り、また、送風ファン停止時には風が逆流したり、雨や
雪が舞い込むという問題点を有していた。空調屋外機に
あっては、熱風のショートサーキットにより、効率良く
排熱を行うことが出来ないという問題点を有していた。
また、煙突においては、上部より雨やあられなどが入る
問題点や、強風時に煙突出口周辺での煙の拡散や、煙突
背後に生じる渦により煙が巻き込まれ急激に地上へ降下
するなどの問題点を有していた。本発明は、従来技術の
有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、換気装置から風が逆流するの
を防ぎ、雨や雪が舞い込むのを防ぐとともに、風の負圧
の力により換気量を助長し、換気、排熱、排煙を効率良
く行える換気装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は図1に
示すように、下部に流入開口部1を有し、後端に排気開
口部2を有する風向きを検知可能な形状のフードAと、
回転自在に支持する回転装置Bを備えた架台Cとよりな
る換気装置である。風向きを検知可能な形状のフードA
とは、例えば表面が流線型のものであり、図1に示すよ
うに表面全体が流線型であっても、図2に示すように下
面が平面であっても良く、また、先端は図1に示すよう
に半球状の曲面であっても、図2に示すように鋭角をも
つ形状であっても良い。更に、図7に示すように3角形
であっても、図8に示すように筒状であっても良く、風
向きを検知することができる形状であれば、いかなる形
状でも良い。
【0006】フードAの下部には流入開口部1を形成
し、建物空間の換気や煙突の排煙をフードAの内部へ流
入させる。フードAの後端には排気開口部2を形成し、
フードAの内部に流入した汚れた空気や排熱、排煙など
を外部へ排出させる。排気開口部2は図1に示すよう
に、排気開口部2の上部より雨水が伝ってフードAの内
部に流入しないように後端の排気開口部2を下向きに傾
け、排気開口部2の全面を開口した場合のほか、虫や鳥
などの侵入を防ぐために図2及び図3、または、図4に
示すようにルーバー3、または、桟4、または、網状の
格子5を取り付ける場合がある。
【0007】回転自在に支持する回転装置Bを備えた架
台Cとは、図1に示すようにフードAを支持する架台C
の上部外周部に、垂直方向と水平方向に案内支持するよ
う、複数個のベアリング6を配してあり、フードAの下
部外周部の、水切り7をかねた案内軌条8を介して回転
自在に支持するものである。また、同様の目的で、図2
に示すように架台Cの中心部より出た縦軸棒9を軸にし
て、フードAの回転中心部に配した軸受けベアリング1
0を介して、回転自在に支持する構造であっても良く、
回転自在に支持する構造であれば、いかなる構造でも良
い。架台Cは、屋根G、ベンチレーターH、空調屋外機
I、煙突Jなどに取り付けられるものであるから、下部
の形状は,図1、図2、図7、図8のような形状であ
る。更に、水切り7は、フードAと架台Cの回転自在の
取り合い部分より、容易に風が逆流したり、雨や雪が侵
入しないように隙間を最小限にすると良い。
【0008】請求項2の発明は、請求項1のフードに取
り付ける風向検知板Dに関するもので、微風の時におい
ても風向きの方向検知感度を向上させるため垂直方向の
風向検知板Dをそなえた換気装置である。図2に示すよ
うに、フードAの回転中心部より後端方向であって、フ
ードAの上部に垂直方向の風向検知板Dを備えてなるも
のでも良く、または、図3に示すように、フードAの回
転中心部より後端方向であって、側面部より左右に出た
水平翼11の端部にそれぞれ垂直方向の風向検知板Dを
備えてなるものでも良く、風向検知板Dにて風の方向を
検知し回転装置Bを介して風下方向に排気開口部2を向
ける構造であれば、いかなる構造でも良い。さらに、図
5に示すように、風向検知板Dは風見鶏の形状や、いろ
いろな形状のモチーフを用いる事により、意匠的にも変
化に富んだ換気装置と成す事ができる。
【0009】請求項3の発明は架台Cの内部に設ける送
風ファンに関するもので、図5に示すように請求項1、
および、請求項2に示す換気装置の、架台Cの内部に換
気を強制する送風ファンEを備えたものである。更に、
送風ファンEのモーターを太陽電池にて駆動させる事に
より、晴天時、建物空間の温度が上がった時、強制的に
換気量を多くする事ができる。
【0010】請求項4の発明は架台Cの内部、または、
フードAの内部に設けるダンパーFに関するもので、図
6に示すように請求項1、および、請求項2に示す換気
装置の内部にダンパーFを備えたものであり、ダンパー
Fにより換気量の調整及び、換気の開閉を行うことがで
きる。更に、ダンパーFは電動によるモーターダンパー
とし、遠隔操作又は自動制御を行えるようにしても良
く、形状記憶合金にて、自動的にダンパーを開閉させる
ことも可能である。
【0011】また、これらの換気装置を図7に示すよう
に、空調屋外機Iのファン上部に取り付けて、熱風のシ
ートサーキットを防ぐ事ができ、且つ効率良く排熱を行
う事ができる。更に、これらの換気装置を図8に示すよ
うに、煙突Jの上部先端に取り付けて排煙能力をいっそ
う高めたり、機械排気装置のフードに取り付け、排気を
有効的に且つ効率的に行える事ができる。また、フード
開口部を風上に向けるよう、風向検知板Dを備える事に
より、給気を目的とする事もできる。
【0012】
【作用】架台Cの上部に取り付けた、回転自在のフード
Aには、種々の形状があるが、フードAは回転中心部の
後端の方がいずれの場合でも,垂直方向に広い面積を持
ち、風の力によりフードAの後端は回転装置Bを介して
風下に押しやられ、垂直方向に狭い面積を持つ先端は風
上を向くよう作用する。また、微風の時に風向きの方向
検知感度を向上させるための垂直方向の風向検知板Dを
そなえた換気装置においては、回転中心部より後端の垂
直方向の面積は前者よりいっそう大きく、風の力により
フードAの後端は風下に押しやられる力も面積に比例し
て大きく作用し、垂直方向に狭い面積を持つ先端は風上
を向くよう作用する。
【0013】フードAの下部に設けた流入開口部1より
流入した汚れた空気や、排熱、排煙は、フードAの後端
に位置する排気開口部2より外部へ排出させる。この
時、風の負圧の力も加わり効率良く換気、排熱、排煙を
行い、後端の排気開口部2から風の逆流や雨、雪が舞い
込まないように作用する。更に、架台Cの内部に換気を
強制する送風ファンEを備えてなる換気装置にあって
は、風の向きを検知し回転装置Bを介して、風下に排気
開口部2を向け、風の負圧の力も加わり、より効率良く
換気、排熱、排煙を行い、送風ファンEが停止した時に
おいても、風の向きを検知し、回転装置Bを介して風下
に排気開口部2を向け、排気開口部2から風の逆流や
雨、雪が舞い込まないように作用する。また、架台Cの
内部またはフードAの内部に換気量を調節するダンパー
Fを備えてなる換気装置にあっても、換気時には、風の
向きを検知し、回転装置Bを介して風下に排気開口部2
を向け、より効率良く換気、排熱、排煙を行い、排気開
口部2から風の逆流や雨、雪が舞い込まないように作用
する。
【0014】
【実施例1】実施例について、図面を参照して説明す
る。図1に示すように屋根Gの上部に架台Cを取り付
け、架台Cの上部外周部に、垂直方向と水平方向に案内
支持するよう、複数個のベアリング6を配し、フードA
の下部外周部の水切り7を兼ねた案内軌条8を介して、
回転自在に支持しする構造とする。フードAの形状は流
線型であって、先端は半球状の曲面であり、回転中心部
より後端が先端より垂直方向に広い面積を持つ形状と
し、更に、後端の排気開口部2は下向きに傾ける。更
に、水切り7は、フードAと架台Cの回転自在の取り合
い部分より、容易に風が逆流したり、雨や雪が侵入しな
いように隙間を最小限にする。
【0015】
【実施例2】実施例2はフードAの両側に風向検知板を
設けた場合である。図3に示すように、フードAの形
状、回転装置B、及び架台Cについては実施例1と同様
である。フードAの回転中心部より後端方向であって、
フードAの側面部より左右に出た水平翼11の端部にそ
れぞれ垂直方向の風向検知板Dを配し、風向検知板Dに
て風の方向を検知し回転装置Bを介して風下方向に排気
開口部2を向ける構造とする。さらに、フードAの排気
開口部2には、桟4を設け、虫や鳥などの侵入を防ぐ構
造とする。
【0016】
【実施例3】実施例3は架台Cの内部に換気を強制する
送風ファンEを設けた場合である。図5に示すように、
フードAの形状、回転装置B、及び架台Cについては実
施例1と同様である。架台Cの内部にモーターを固定
し、モーター軸に送風ファンEを取り付けた構造とす
る。フードAの回転中心部より後端方向であって、フー
ドAの上部に直方向の風向検知板Dを備えており、さら
に、フードAの排気開口部2には格子5を設け、虫や鳥
などの侵入を防ぐ構造とする。
【0017】
【実施例4】実施例4は架台Cの内部に換気量を遠隔に
て調節することのできるダンパーFを設けた場合であ
る。図6に示すように、フードAの形状、回転装置B、
及び架台Cについては実施例1と同様である。フードA
の回転中心部より後端方向であって、フードAの上部に
垂直方向の風向検知板Dを備えており、さらに、フード
Aの排気開口部2にはルーバー3を設け、虫や鳥などの
侵入を防ぐ構造とする。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。請求項1の換気装置
においては、無風状態において熱の対流により、従来と
同じ様に換気を行う事ができ、また、いかなる方向から
の風を受けても、風下に排気開口部を向けるよう作用
し、排気開口部から風が逆流するのを防ぎ、雨や雪が舞
い込むのを防ぐとともに、風の負圧の力により換気量を
助長し、換気、排熱、排煙を効率良く行う事ができる。
【0019】請求項2の換気装置においては、微風の時
においても風下に排気開口部を向けるよう作用し、排気
開口部から風が逆流するのを防ぎ、雨や雪が舞い込むの
を防ぐとともに、風の負圧の力により換気量を助長し、
換気、排熱、排煙をより効率良く行う事ができる。更
に、風向検知板は風見鶏の形状や、いろいろな形状のモ
チーフを用いる事により、意匠的にも変化に富んだ換気
装置と成す事ができる。
【0020】請求項3の換気装置においては、上記に加
え、ファンにより強制的に換気を促すことができ、ま
た、強風時においても換気が弱まる事なく、風の負圧の
力により、換気能力をいっそう高め、ファン停止時にお
いても排気開口部が風下に向きを変え、排気開口部から
風が逆流するのを防ぎ、雨や雪が舞い込むのを防ぐ事が
できる。請求項4の換気装置においては、換気量の調整
および換気の開閉を行う事ができ、さらに電動によるモ
ーターダンパーとし、遠隔操作や、自動制御により、ダ
ンパーを開閉し、より効率的な換気を行う事ができる。
また、この換気装置は空調屋外機のファン上部に取り付
けて、熱風のシートサーキットを防ぐ事ができ、効率良
く排熱を行う事ができる。また、煙突上部先端に取り付
けて、排煙能力をいっそう高めたり、強風時に煙突出口
周辺での煙の拡散を防ぎ、煙突背後に生じる渦により煙
が巻き込まれ急激に地上へ降下するなどの問題を解決す
ることができる。また、機械排気装置のフードに取り付
け、排気を有効的且つ効率的に行う事ができる。更に、
フード開口部を風上に向けるよう風向検知板を備える事
により、給気を目的とする事もできる。また、この換気
装置は船舶の吸気、排気を目的として使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面説明図である。
【図2】縦軸棒を有するる回転装置を備えてなる換気装
置の断面説明図である。
【図3】流線形フードの左右に風向検知板を備えてなる
換気装置の斜視説明図である。
【図4】流線形フードの頂部に風向検知板を備えてなる
換気装置の一部断面斜視説明図である。
【図5】架台内に送風ファンを備えてなる換気装置の断
面説明図である。
【図6】架台内にダンパーを備えてなる換気装置の断面
説明図である。
【図7】本発明に係る換気装置を空調屋外機上部に備え
た状態の斜視説明図である。
【図8】本発明に係る換気装置を煙突上部に備えた状態
の斜視説明図である。
【図9】従来の換気装置を屋根に備えた状態の断面説明
図である。
【図10】従来の送風ファンを備えた換気装置を屋根に
備えた状態の断面説明図である。
【符号の説明】
A フード B 回転装置 C 架台 D 風向検知板 E 送風ファン F ダンパー G 屋根 H ベンチレーター I 空調屋外機 J 煙突 1 流入開口部 2 排気開口部 3 ルーバー 4 桟 5 格子 6 ベアリング 7 水切り 8 案内軌条 9 縦軸棒 10 軸受けベアリング 11 水平翼 12 換気モニター 13 換気ルーフファン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 風向きにより向きを変える換気装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物空間の換気を行う
装置に関するものであり。また、空調屋外機のファン上
部に取り付けて、熱風のショートサーキットを防ぎ、効
率良く排熱を行ったり。また、煙突上部に取り付けて効
率良く排煙を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内や屋根裏の汚れた空気や、高
温の空気を屋外へ排出するための換気装置や、雨水など
が入らない煙突のフードには種々のものが使用されてお
り、例えば、図9に示す建物屋根の棟方向に沿って連
続、または個別的に換気モニターを形成して、建物空間
の全般換気を行う換気装置や、図10に示す建物屋根に
取り付けた換気ルーフファンにより強制換気を行う装置
が知られている。また、空調屋外機には上部フードがな
いものや、取り付いていても固定式であって、単に雪害
対策のためにフードが取り付いていた。煙突にあって
は、上部フードが取り付いていないものが多く、取り付
いていても傘状のものが多く使用されている。
【0003】屋根裏の高温空気を排出し、低温空気を導
入する換気装置として、実開昭62−50440号公報
記載の考案があるが、この考案は移動可能な換気窓を備
えたフードの一つの換気窓の位置を、頂部に設けた風向
板によって風上になるよう回転させると共に、反対側の
換気窓を風下に位置させる装置であるが、風上から低温
空気を流入させることによって屋根裏の高温空気の排出
を可能とするもので、室内の汚れた空気の排出のみを行
うことも、煙突に取り付けて排煙を行うこともできない
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち、図9においては、強風時や風の向きにより風
が逆流したり、雨や雪が舞い込むという問題点を有して
いた。図10においては、強風時に換気量の低下があ
り、また、送風ファン停止時には風が逆流したり、雨や
雪が舞い込むという問題点を有していた。空調屋外機に
あっては、熱風のショートサーキットにより、効率良く
排熱を行うことが出来ないという問題点を有していた。
また、煙突においては、上部より雨やあられなどが入る
問題点や、強風時に煙突出口周辺での煙の拡散や、煙突
背後に生じる渦により煙が巻き込まれ急激に地上へ降下
するなどの問題点を有していた。本発明は、従来技術の
有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、換気装置から風が逆流するの
を防ぎ、雨や雪が舞い込むのを防ぐとともに、風の負圧
の力により換気量を助長し、換気、排熱、排煙を効率良
く行える換気装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は図1に
示すように、下部に流入開口部1を有し、後端に排気開
口部2を有する風向きを検知可能な形状のフードAと、
回転自在に支持する回転装置Bを備えた架台Cとよりな
る換気装置である。風向きを検知可能な形状のフードA
とは、例えば表面が流線型のものであり、図1に示すよ
うに表面全体が流線型であっても、図2に示すように下
面が平面であっても良く、また、先端は図1に示すよう
に半球状の曲面であっても、図2に示すように鋭角をも
つ形状であっても良い。更に、図7に示すように3角形
であっても、図8に示すように筒状であっても良く、風
向きを検知することができる形状であれば、いかなる形
状でも良い。
【0006】フードAの下部には流入開口部1を形成
し、建物空間の換気や煙突の排煙をフードAの内部へ流
入させる。フードAの後端には排気開口部2を形成し、
フードAの内部に流入した汚れた空気や排熱、排煙など
を外部へ排出させる。排気開口部2は図1に示すよう
に、排気開口部2の上部より雨水が伝ってフードAの内
部に流入しないように後端の排気開口部2を下向きに傾
け、排気開口部2の全を開口した場合のほか、虫や鳥
などの侵入を防ぐために図2及び図3、または、図4に
示すようにルーバー3、または、桟4、または、網状の
格子5を取り付ける場合がある。
【0007】回転自在に支持する回転装置Bを備えた架
台Cとは、図1に示すようにフードAを支持する架台C
の上部外周部に、垂直方向と水平方向に案内支持するよ
う、複数個のベアリング6を配してあり、フードAの下
部外周部の、水切り7をかねた案内軌条8を介して回転
自在に支持するものである。また、同様の目的で、図2
に示すように架台Cの中心部より出た縦軸棒9を軸にし
て、フードAの回転中心部に配した軸受けベアリング1
0を介して、回転自在に支持する構造であっても良く、
回転自在に支持する構造であれば、いかなる構造でも良
い。架台Cは、屋根G、ベンチレーターH、空調屋外機
I、煙突Jなどに取り付けられるものであるから、架台
下部の形状は図1、図2、図7、図8のような形状
である。更に、水切り7は、フードAと架台Cの回転自
在の取り合い部分より、容易に風が流入したり、雨や雪
が侵入しないように隙間を最小限にすると良い。
【0008】請求項2の発明は、請求項1のフード
取り付ける風向検知板Dに関するもので、微風の時にお
いても風向きの方向検知感度を向上させるため垂直方向
の風向検知板Dをえた換気装置である。図2に示すよ
うに、フードAの回転中心部より後端方向であって、フ
ードAの上部に垂直方向の風向検知板Dを備えてなるも
のでも良く、または、図3に示すように、フードAの回
転中心部より後端方向であって、側面部より左右に出た
水平翼11の端部にそれぞれ垂直方向の風向検知板Dを
備えてなるものでも良く、風向検知板Dにて風の方向を
検知し回転装置Bを介して風下方向に排気開口部2を向
ける構造であれば、いかなる構造でも良い。に、図5
に示すように、風向検知板Dは風見鶏の形状や、いろい
ろな形状のモチーフを用いることにより、意匠的にも変
化に富んだ換気装置と成すことができる。
【0009】請求項3の発明は架台Cの内部に設ける送
風ファンに関するもので、図5に示すように請求項1、
び、請求項2に示す換気装置の、架台Cの内部に換気
を強制する送風ファンEを備えたものである。更に、送
風ファンEのモーターを太陽電池にて駆動させること
より、晴天時建物空間の温度が上がった時、強制的に換
気量を多くすることができる。
【0010】請求項4の発明は架台Cの内部、または、
フードAの内部に設けるダンパーFに関するもので、図
6に示すように請求項1、び、請求項2に示す換気装
置の内部にダンパーFを備えたものであり、ダンパーF
により換気量の調整及び、換気の開閉を行うことができ
る。更に、ダンパーFは電動によるモーターダンパーと
し、遠隔操作または自動制御を行えるようにしても良
く、形状記憶合金にて、自動的にダンパーを開閉させる
ことも可能である。
【0011】また、これらの換気装置を図7に示すよう
に、空調屋外機Iのファン上部に取り付けて、熱風のシ
ートサーキットを防ぐことができ、且つ効率良く排熱を
行うことができる。更に、これらの換気装置を図8に示
すように、煙突Jの上部先端に取り付けて排煙能力をい
っそう高めたり、機械排気装置のフードに取り付け、排
気を有効的に且つ効率的に行えることができる。また、
フード開口部を風上に向けるよう、風向検知板Dを備え
ことにより、給気を目的とすることもできる。
【0012】
【作用】架台Cの上部に取り付けた、回転自在のフード
Aには、種々の形状があるが、フードAは回転中心部の
後端の方がいずれの場合でも垂直方向に広い面積を持
ち、風の力によりフードAの後端は回転装置Bを介して
風下に押しやられ、垂直方向に狭い面積を持つ先端は風
上を向くよう作用する。また、微風の時に風向きの方向
検知感度を向上させるための垂直方向の風向検知板Dを
えた換気装置においては、回転中心部より後端の垂直
方向の面積は前者よりいっそう大きく、風の力によりフ
ードAの後端は風下に押しやられる力も面積に比例して
大きく作用し、垂直方向に狭い面積を持つ先端は風上を
向くよう作用する。
【0013】フードAの下部に設けた流入開口部1より
流入した汚れた空気や、排熱、排煙は、フードAの後端
に位置する排気開口部2より外部へ排出させる。この
時、風の負圧の力も加わり効率良く換気、排熱、排煙を
行い、後端の排気開口部2から風の逆流や雨、雪が舞い
込まないように作用する。更に、架台Cの内部に換気を
強制する送風ファンEを備えてなる換気装置にあって
は、風の向きを検知し回転装置Bを介して、風下に排気
開口部2を向け、風の負圧の力も加わり、より効率良く
換気、排熱、排煙を行い、送風ファンEが停止した時に
おいても、風の向きを検知し、回転装置Bを介して風下
に排気開口部2を向け、排気開口部2から風の逆流や
雨、雪が舞い込まないように作用する。また、架台Cの
内部またはフードAの内部に換気量を調節するダン
パーFを備えてなる換気装置にあっても、換気時には、
風の向きを検知し、回転装置Bを介して風下に排気開口
部2を向け、より効率良く換気、排熱、排煙を行い、排
気開口部2から風の逆流や雨、雪が舞い込まないように
作用する。
【0014】
【実施例1】実施例について、図面を参照して説明す
る。図1に示すように屋根Gの上部に架台Cを取り付
け、架台Cの上部外周部に、垂直方向と水平方向に案内
支持するよう、複数個のベアリング6を配し、フードA
の下部外周部の水切り7をかねた案内軌条8を介して、
回転自在に支持しする構造とする。フードAの形状は流
線型であって、先端は半球状の曲面であり、回転中心部
より後端が先端より垂直方向に広い面積を持つ形状と
し、更に、後端の排気開口部2は下向きに傾ける。更
に、水切り7は、フードAと架台Cの回転自在の取り合
い部分より、容易に風が流入したり、雨や雪が侵入しな
いように隙間を最小限にする。
【0015】
【実施例2】実施例2はフードAの両側に風向検知板を
設けた場合である。図3に示すように、フードAの形
状、回転装置B、及び架台Cについては実施例1と同様
である。フードAの回転中心部より後端方向であって、
フードAの側面部より左右に出た水平翼11の端部にそ
れぞれ垂直方向の風向検知板Dを配し、風向検知板Dに
て風の方向を検知し回転装置Bを介して風下方向に排気
開口部2を向ける構造とする。に、フードAの排気開
口部2には、桟4を設け、虫や鳥などの侵入を防ぐ構造
とする。
【0016】
【実施例3】実施例3は架台Cの内部に換気を強制する
送風ファンEを設けた場合である。図5に示すように、
フードAの形状、回転装置B、及び架台Cについては実
施例1と同様である。架台Cの内部にモーターを固定
し、モーター軸に送風ファンEを取り付けた構造とす
る。フードAの回転中心部より後端方向であって、フー
ドAの上部に直方向の風向検知板Dを備えており、
に、フードAの排気開口部2には格子5を設け、虫や鳥
などの侵入を防ぐ構造とする。
【0017】
【実施例4】実施例4は架台Cの内部に換気量を遠隔に
て調節することのできるダンパーFを設けた場合であ
る。図6に示すように、フードAの形状、回転装置B、
及び架台Cについては実施例1と同様である。フードA
の回転中心部より後端方向であって、フードAの上部に
垂直方向の風向検知板Dを備えており、に、フードA
の排気開口部2にはルーバー3を設け虫や鳥などの侵入
を防ぐ構造とする。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。請求項1の換気装置
においては、無風状態において熱の対流により、従来と
同じように換気を行うことができ、また、いかなる方向
からの風を受けても、風下に排気開口部を向けるよう作
用し、排気開口部から風が逆流するのを防ぎ、雨や雪が
舞い込むのを防ぐとともに、風の負圧の力により換気量
を助長し、換気、排熱、排煙を効率良く行うことができ
る。
【0019】請求項2の換気装置においては、微風の時
においても風下に排気開口部を向けるよう作用し、排気
開口部から風が逆流するのを防ぎ、雨や雪が舞い込むの
を防ぐとともに、風の負圧の力により換気量を助長し、
換気、排熱、排煙をより効率良く行うことができる。更
に、風向検知板は風見鶏の形状や、いろいろな形状のモ
チーフを用いることにより、意匠的にも変化に富んだ換
気装置と成すことができる。
【0020】請求項3の換気装置においては、上記に加
え、ファンにより強制的に換気を促すことができ、ま
た、強風時においても換気が弱まることなく、風の負圧
の力により、換気能力をいっそう高め、ファン停止時に
おいても排気開口部が風下に向きを変え、排気開口部か
ら風が逆流するのを防ぎ、雨や雪が舞い込むのを防ぐ
ができる。請求項4の換気装置においては、換気量の
調整び換気の開閉を行うことができ、さらに電動によ
るモーターダンパーとし、遠隔操作や、自動制御によ
り、ダンパーを開閉し、より効率的な換気を行うこと
できる。また、この換気装置は空調屋外機のファン上部
に取り付けて、熱風のシートサーキットを防ぐことがで
き、効率良く排熱を行うことができる。また、煙突上部
先端に取り付けて、排煙能力をいっそう高めたり、強風
時に煙突出口周辺での煙の拡散を防ぎ、煙突背後に生じ
る渦により煙が巻き込まれ急激に地上へ降下するなどの
問題を解決することができる。また、機械排気装置のフ
ードに取り付け、排気を有効的且つ効率的に行うこと
できる。更に、フード開口部を風上に向けるよう風向検
知板を備えることにより、給気を目的とすることもでき
る。また、この換気装置は船舶などの移動するものの吸
気、排気を目的として使用できる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面説明図である。
【図2】縦軸棒を有する回転装置を備えてなる換気装置
の断面説明図である。
【図3】流線形フドの左右に風向検知板を備えてなる
換気装置の斜視説明図である。
【図4】流線形フードの頂部に風向検知板を備えてなる
換気装置の一部断面斜視説明図である。
【図5】架台内に送風ファンを備えてなる換気装置の断
面説明図である。
【図6】架台内にダンパーを備えてなる換気装置の断面
説明図である。
【図7】本発明に係る換気装置を空調屋外機上部に備え
た状態の斜視説明図である。
【図8】本発明に係る換気装置を煙突上部に備えた状態
の斜視説明図である。
【図9】従来の換気装置を屋根に備えた状態の断面説明
図である。
【図10】従来の送風ファンを備えた換気装置を屋根に
備えた状態の断面説明図である。
【符号の説明】 A フード B 回転装置 C 架台 D 風向検知板 E 送風ファン F ダンパー G 屋根 H ベンチレーター I 空調屋外機 J 煙突 1 流入開口部 2 排気開口部 3 ルーバー 4 桟 5 格子 6 ベアリング 7 水切り 8 案内軌条 9 縦軸棒 10 軸受けベアリング 11 水平翼 12 換気モニター 13 換気ルーフファン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に流入開口部(1)を有し、後端に
    排気開口部(2)を有する、風向きを検知可能な形状の
    フード(A)と、フード(A)を回転させる回転装置
    (B)と、回転装置(B)を介してフード(A)を支持
    する架台(C)とよりなることを特徴とする、風向きに
    より向きを変える換気装置。
  2. 【請求項2】 フード(A)は、垂直方向の風向検知板
    (D)を備えてなる請求項1記載の、風向きにより向き
    を変える換気装置。
  3. 【請求項3】 架台(C)の内部に換気を強制する送風
    ファン(E)を備えてなる請求項1記載の、風向きによ
    り向きを変える換気装置。
  4. 【請求項4】 架台(C)の内部、または、フード
    (A)の内部に換気量を調節するダンパー(F)を備え
    てなる請求項1記載の、風向きにより向きを変える換気
    装置。
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