JP2014080832A - 建物の換気構造 - Google Patents

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直美 森戸
Yosuke Chiba
陽輔 千葉
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Abstract

【課題】風の影響を減らし建物内の空気を効率的に換気する。
【解決手段】建物の換気構造1は、建物の陸屋根3から突出する略直方体形状を有し、各側壁面に開閉を独立して行うことができる開閉窓20〜23を有する換気塔10と、当該換気塔10内に設置された上向きの送風機能を有するファン11とを有している。また、換気構造1は、換気塔10の外部の風向を検出するセンサ40と、センサ40により検出された風向に基づいて、風上の開閉窓を閉じ風下の開閉窓を開くように各開閉窓20〜23の開閉を制御する制御装置41を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、建物の換気構造に関する。
都市部などの密集地における建物は、建物の側壁に窓を設けただけでは風が抜けにくく、建物内部の換気を行うことが難しい。
そこで、建物の屋根面に換気用の窓を設けることがある。例えば特許文献1には、建物の屋根面に開放可能な天窓を設け、その天窓の真下に換気を促進させるファンを設けることが開示されている。
特開2005−146838号公報
しかしながら、上述のような天窓は360度全方向同時に開放されるので、風がある場合、風上から建物内に流入した外気が、建物内を循環せずショートカットして風下側から流出してしまい、建物内が効率よく換気されないおそれががある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、風の影響を減らして建物内を効率的に換気する建物の換気構造を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、建物の陸屋根から突出する略直方体形状を有し、少なくとも2つの側壁に開閉を独立して行うことができる開閉窓を有する換気塔と、当該換気塔内に設置された上向きの送風機能を有するファンとを有する、建物の換気構造である。
本発明によれば、陸屋根の下の居室よりも狭い空気の流路が形成される換気塔内にファンが設けられているので、ファンにより居室の空気を換気塔内に効率的に引き込み、換気塔内に強い上昇気流を形成できる。そして、風下側の開閉窓を開け風上側の開閉窓を閉めることによって、換気塔内の空気を外部の風に影響されることなく排気できる。よって、風の影響を減らして建物内を効率的に換気することができる。
上記建物の換気構造は、前記換気塔の外部の風向を検出するセンサと、前記センサにより検出された風向に基づいて、風上の開閉窓を閉じ風下の開閉窓を開くように各開閉窓の開閉を制御する制御装置と、をさらに有していてもよい。かかる場合、風向きに応じて開閉窓の開閉を自動制御できるので、外出時や就寝時にも効率よく換気することができる。
前記ファンが、前記換気塔下方の居室の天井面から前記開閉窓の下端近傍までの間の高さに設置されていてもよい。建物内の空気は、ファンによって陸屋根の下の居室から換気塔内に引き込まれ、換気塔の開閉窓から外部に排出される。本発明では、ファンが換気塔下方の居室の天井面から開閉窓の下端近傍までの間の高さに設置されているので、ファンによる居室内の空気の引き込みと、ファンによる換気塔からの排気の両方を効率的に行うことができる。
前記換気塔の内側面が前記ファンの近傍で内側に突出していてもよい。かかる場合、ファン近傍の流路が更に狭くなり、より強い上昇気流が形成されるので、建物内を効率的に換気できる。
前記換気塔の天井面が、中央が低く側方が高い逆錐状になっていてもよい。かかる場合、ファンによって換気塔の天井面付近に送られた空気をスムーズに開閉窓の方向に導くことができ、換気を効率的に行うことができる。
本発明によれば、風の影響を減らして建物内を効率的に換気できる。
換気構造を有する建物の模式図である。 換気構造の構成の概略を示す説明図である。 換気塔を上面から見た横断面図である。 風向きに応じて開閉窓を開閉する様子を示す換気構造の説明図である。 換気塔内に突出面と逆錐状面を設けた場合の換気構造の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る建物の換気構造1を有する建物2を示す模式図である。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
換気構造1は、建物2の陸屋根3から上方に突出した換気塔10と、換気塔10内に設置された上向きの送風機能を有するファン11を有している。ファン11の直径は、1100mm程度である。
換気塔10は、図2及び図3に示すように平面視で略正方形で略直方体状の外形を有している。換気塔10の内部は、陸屋根3の下の居室4と連通している。換気塔10の四方の側壁10aには、建物2の外部に対し開閉自在な開閉窓20、21、22、23がそれぞれ設けられている。各開閉窓20〜23は、それぞれが独立しており、上部を支点として外側に回動して開閉できる。各開閉窓20〜23には、電動で開閉するためのモータなどの駆動源25が設けられている。換気塔10の内法寸法は、幅が凡そ1700mm、高さが凡そ1200mmである。
ファン11は、図2に示すように換気塔10の天井面10bから垂下され、垂直な回転軸の先端で支持された複数枚の羽根30を備えている。ファン11は、陸屋根3の天井面Aから開閉窓20〜23の下端B近傍までの間の高さ(例えば中央)に配置されている。ファン11の高さは、下端Bより400mm低い位置から下端Bより100mm高い位置までが好ましく、下端Bより200mm低い位置から下端Bに等しい位置までがより好ましい。また、ファン11は、逆回転して下向きに送風する機能を有していてもよい。
換気構造1は、換気塔10の外部の風向を検出するセンサ40と、センサ40により検出された風向に基づいて、各開閉窓20〜23の開閉を制御する制御装置41を有している。
センサ40は、例えば換気塔10の上面に設けられている。制御装置41は、例えばコンピュータであり、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各開閉窓20〜23の駆動源25を制御して各開閉窓20〜23の開閉を制御できる。例えば制御装置41は、センサ40により検出された風向の風上の開閉窓を閉じ、風下側を含むそれ以外の開閉窓を開くようにプログラミングされたプログラムを有している。
なお、居室4の側壁面には、例えば開閉窓5が設けられており、居室4の1階部と2階部とは、例えば吹抜け6を介して連通している。
次に、以上のように構成された換気構造1の動作について説明する。まず、センサ40により換気塔10の外の風の向きが検出される。その風向きに応じて、図4に示すように風上側の開閉窓21が閉じられ、風下を含む開閉窓20、22、23が開放される。その後、換気塔10内のファン11が駆動され、居室4の空気が換気塔10内に引き込まれ、換気塔10の側壁10aの開閉窓20、22、23から外部に排出される。
その後、センサ40が風向きの変化を検出すると、風上側になった開閉窓が閉じられ、風下を含むその他の開閉窓が開けられる。
本実施の形態によれば、陸屋根3の下の居室4よりも流路が狭い換気塔10内にファン11が設けられるので、ファン11により居室4の空気が換気塔10内に効率的に引き込まれる。そして、風下側の開閉窓を開け風上側の開閉窓を閉めることによって、換気塔10内の空気を外部の風に影響されることなく排気できる。よって、風の影響を減らして建物2内の空気を効率的に換気することができる。
また、換気構造1は、センサ40と制御装置41を有しているので、風向きに応じて開閉窓20〜23の開閉を自動制御でき、外出時や就寝時にも効率よく換気することができる。
建物内の空気は、ファン11によって陸屋根3の下の居室4内から換気塔10内に引き込まれ、換気塔10の開閉窓20〜23から外部に押し出される。本実施の形態によれば、ファン11が陸屋根3の天井面Aから開閉窓20〜23の下端B近傍までの間の高さに設置されているので、ファン11による居室4内の空気の引き込みと、ファン11による換気塔10内の空気の排出の両方を効率的に行うことができる。この際、居室4の開閉窓5を開放しておくことで、より効率的に換気が行われる。
以上の実施の形態では、換気塔10の内側面が平坦であったが、図5に示すように換気塔10の内側面がファン11の近傍の高さで内側に突出していてもよい。また、換気塔10の天井面10bが逆錐状になっていてもよい。
かかる場合、換気塔10のファン11の近傍の内側面には、内側に向けて湾曲状に突出する突出面60が形成される。突出面60は、例えば陸屋根3の天井面A付近から上に行くにつれて次第に内側の突出し、ファン11の近傍で最も突出し、その後開閉窓20〜23の下端Bに近づくにつれて次第にその突出が小さくなるように形成される。突出面60の頂上部とファン11の先端の距離(最も近づく場所の距離)は、200mm程度確保するのが好ましい。
また、換気塔10の天井面10bには、中央が最も低く、外側に行くにつれて次第に高くなり、開閉窓20〜23の上端C付近に繋がる逆錐状面61が形成される。
かかる例によれば、突出面60により、ファン11の近傍の流路が狭くなり、ファン11により、より強い上昇気流を形成できる。また、逆錐状面61により、ファン11によって換気塔10の天井面付近に送られた空気をスムーズに開閉窓20〜23の方向に導くことができる。よって、建物2内の空気を効率的に換気できる。なお、突出面60と逆錐状面61のいずれか一方が換気塔10内に設けられていてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、センサ40及び制御装置41は必ずしも必要なく、手動で開閉窓20〜23を開閉させてもよい。また、風下の開閉窓を開け風上の開閉窓を閉めればよく、風上でも風下でもない開閉窓は、開いても閉じてもよい。ただし、風上でも風下でもない開閉窓は、開いた方が換気は促進されるので好ましい。また、開閉窓20〜23の数や形、位置は任意に選択できる。
ファン11の径や平面的な位置、換気塔10の大きさや形状も、多様なものが考えられる。例えば、ファン11の径は800〜1200mm程度、換気塔10の内法の幅寸法は1500〜2500mm程度、換気塔10の内法の幅寸法は1000〜2400mm程度の範囲内で適宜設定してもよい。また、ファン11の平面的な位置は換気塔10の中央でなくてもよく、偏って配置されていてもよい。また、換気塔10は平面視長方形であってもよい。なお、ファン11の径に対して、換気塔10の内法の幅寸法が大きくなる場合は、ファン11が少なくとも一つの開閉窓に対して、ある程度接近するように配置すればよい。また、居室4は、リビングなどの部屋であってもよいし、廊下や階段等であってもよい。
本発明は、風の影響を減らし建物内の空気を効率的に換気する際に有用である。
1 換気構造
2 建物
3 陸屋根
4 居室
10 換気塔
11 ファン
20〜23 開閉窓
40 センサ
41 制御装置

Claims (5)

  1. 建物の陸屋根から突出する略直方体形状を有し、少なくとも2つの側壁に開閉を独立して行うことができる開閉窓を有する換気塔と、
    当該換気塔内に設置された上向きの送風機能を有するファンと、を有する、建物の換気構造。
  2. 前記換気塔の外部の風向を検出するセンサと、
    前記センサにより検出された風向に基づいて、風上の開閉窓を閉じ風下の開閉窓を開くように各開閉窓の開閉を制御する制御装置と、をさらに有する、請求項1に記載の建物の換気構造。
  3. 前記ファンが、前記換気塔下方の居室のの天井面から、前記開閉窓の下端近傍までの間の高さとなるように設置されている、請求項1又は2に記載の建物の換気構造。
  4. 前記換気塔の内側面が前記ファンの近傍で内側に突出している、請求項1〜3のいずれかに記載の建物の換気構造。
  5. 前記換気塔の天井面が、中央が低く側方が高い逆錐状になっている、請求項1〜4のいずれかに記載の建物の換気構造。
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