JP2010101558A - ヒートポンプ装置の制御方法、ヒートポンプ装置の室外機およびヒートポンプ装置 - Google Patents

ヒートポンプ装置の制御方法、ヒートポンプ装置の室外機およびヒートポンプ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安定して運転を行うことができる外気温度の範囲を低温側に広げることができるヒートポンプ装置の制御方法、ヒートポンプ装置の室外機およびヒートポンプ装置を提供する。
【解決手段】冷媒の吸入過熱度に基づいて膨張弁の開度を制御する第1制御ステップ(S1)と、少なくとも、吐出冷媒の温度に基づいて膨張弁の開度を制御し、圧縮機に気液二相状態の冷媒を吸入させる第2制御ステップ(S3)と、第1制御ステップ(S1)において、吐出冷媒の温度と第1切替温度とを比較して、吐出冷媒の温度が第1切替温度よりも高い場合には、第2制御ステップ(S3)に切り替える第1切替ステップ(S2)と、第2制御ステップ(S3)において、吐出冷媒の温度と第2切替温度とを比較して、吐出冷媒の温度が第2切替温度よりも低い場合には、第1制御ステップ(S1)に切り替える第2切替ステップ(S4)と、を有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、給湯システムや、冷暖房システムに用いられるヒートポンプ装置に使用して好適なヒートポンプ装置の制御方法、ヒートポンプ装置の室外機およびヒートポンプ装置に関する。
通常、冷暖房システム、つまり業務用の空気調和機(ヒートポンプ装置)に用いられる室外機や、給湯システムつまりヒートポンプ装置の室外機には、圧縮機や、熱交換器や、四方弁や、膨張弁や、低圧センサなどが設けられている。
このような室外機を有するヒートポンプ装置においては、一般的に吸入過熱度に基づいて膨張弁の制御が行われている。つまり、膨張弁の開度を変えて、膨張弁を通過する冷媒の流量を調節することにより、吸入過熱度を目標の吸入過熱度に調節する制御が行われている。
ここで、吸入過熱度は、吸入管温度と、吸入圧力飽和温度との差から求められている。吸入管は圧縮機に吸入される冷媒が流れる管路であり、吸入管の温度を測定することにより、吸入される冷媒の温度が測定されている。吸入圧力飽和温度は、低圧センサにより測定された吸入される冷媒の圧力から算出される温度である。
しかしながら、冷暖房システムにおいて暖房運転を行っている場合や、給湯システムにおいて給湯を行っている場合に、外気温度が低くなると、暖房能力が低下したり、圧縮機を駆動するモータ温度が高くなり所定の能力を発揮できなかったりするという問題があった。
外気温度が低くなると、圧縮機に吸込まれる冷媒の圧力つまり低圧が低くなる。低圧が低くなると、圧縮機を駆動するモータへの負荷が高くなるため、モータコイル温度が上昇していた。言い換えると、圧縮機における圧縮比が高くなり、圧縮機から吐出される冷媒の温度が高くなる。すると、冷媒を圧縮する圧縮機自体や、圧縮機を駆動するモータの温度も高くなり、結果的にモータコイルの温度も上昇していた。
一般的にモータには使用に適した温度範囲があり、その温度範囲を超えるとモータの能力が低下する。そのため、上述のように、モータの温度が上昇すると、モータが所定の能力を発揮できないという問題があった。
従来は、モータコイルの温度上昇を防ぐために、圧縮機の回転数を制御して、冷媒の流量を減少させる運転をしていた。そのため、暖房能力が低下するという問題があった。
そこで、上述の問題を解決するために、吸入過熱度に基づく膨張弁の制御の代わりに、吐出過熱度に基づく膨張弁の制御を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、吐出過熱度は、圧縮機から吐出された冷媒の温度と、圧縮機から吐出された冷媒の圧力から算出される吐出圧力飽和温度との差である。
特開平6−288654号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の技術では、暖房運転における能力を発揮させることはできても、モータコイルの温度上昇を抑制することが難しいという問題があった。言い換えると、モータに所定の能力を発揮させることが難しく、安定した暖房運転を行うことが難しいという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、安定して運転を行うことができる外気温度の範囲を低温側に広げることができるヒートポンプ装置の制御方法、ヒートポンプ装置の室外機およびヒートポンプ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明のヒートポンプ装置の制御方法は、圧縮機に吸入される冷媒の吸入過熱度に基づいて膨張弁の開度を制御する第1制御ステップと、少なくとも、前記圧縮機から吐出された吐出冷媒の温度に基づいて前記膨張弁の開度を制御し、前記圧縮機に気液二相状態の冷媒を吸入させる第2制御ステップと、前記第1制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度と第1切替温度とを比較して、前記吐出冷媒の温度が前記第1切替温度よりも高い場合には、前記第2制御ステップに切り替える第1切替ステップと、前記第2制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度と第2切替温度とを比較して、前記吐出冷媒の温度が前記第2切替温度よりも低い場合には、前記第1制御ステップに切り替える第2切替ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、外気温度が低下する等により、吐出冷媒の温度が第1切替温度よりも高くなった場合には、気液二相状態の冷媒が圧縮機に吸入され、液相の冷媒が熱を吸収して蒸発するため、吐出される冷媒や、圧縮機や、圧縮機を駆動するモータや、モータコイル等の温度を下げることができる。
さらに、少なくとも吐出冷媒の温度に基づいて膨張弁の開度を制御するため、気液二相状態の冷媒が圧縮機に流入する場合であっても、膨張弁の開度を適切に制御することができる。
その一方で、吐出冷媒の温度が第2切替温度よりも低くなった場合、つまり吐出される冷媒や、圧縮機や、圧縮機を駆動するモータの温度が低下した場合には、上述の第2制御ステップに係る制御、つまり少なくとも吐出冷媒の温度に基づく膨張弁の開度制御から、第1制御ステップに係る制御、つまり吸入過熱度に基づく膨張弁の開度制御に制御方法が変更される。そのため、モータコイル等の温度が所定の範囲内に制御される。
上記発明においては、前記第2制御ステップに係る制御、および、前記吐出冷媒の温度に基づく前記圧縮機から吐出される冷媒の流量を減らす制御を行う第3制御ステップと、前記第2制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度と第3切替温度とを比較して、前記吐出冷媒の温度が前記第2切替温度よりも高い場合には、前記第3制御ステップに切り替える第3切替ステップと、を有することが望ましい。
本発明によれば、上述の第2制御ステップにおける制御を行っている際に、吐出冷媒の温度が第3切替温度よりも高くなった場合には、さらに、圧縮機から吐出される冷媒の流量を減らす制御が追加される。つまり、圧縮機における仕事量が減らされるため、圧縮機を駆動するモータや、モータコイル等の温度を下げることができる。
圧縮機から吐出される冷媒の流量を減らす制御としては、圧縮機の駆動回転数を減らす制御を例示することができる。
上記発明においては、前記第2制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度、および、前記吐出冷媒の圧力から定まる吐出圧力飽和温度に基づいて前記膨張弁の開度を制御することが望ましい。
本発明によれば、吐出冷媒の温度、および吐出圧力飽和温度に基づいて、言い換えると吐出冷媒の温度と、吐出圧力飽和温度との差である吐出過熱度に基づいて膨張弁の開度を制御するため、吐出冷媒の温度のみに基づいて膨張弁の開度を制御する方法と比較して、安定した室外機の制御を行うことができる。
上記発明においては、前記第2制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度のみに基づいて前記膨張弁の開度を制御する方法もある。
本発明によれば、吐出冷媒の温度のみに基づいて膨張弁の開度を制御するため、吐出冷媒の温度と、吐出圧力飽和温度との差である吐出過熱度に基づいて膨張弁の開度を制御する方法と比較して、吐出冷媒の温度などの変化に対して、短い時間で追従する制御を行うことができる。
上記発明においては、前記第3制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度と第4切替温度および第5切替温度とを比較して、前記吐出冷媒の温度が前記第4切替温度よりも低く、かつ、前記第5切替温度よりも高い場合には、前記第3制御ステップを継続し、前記吐出冷媒の温度が前記第5切替温度よりも低い場合には、前記第2制御ステップに切り替える第4切替ステップと、を有することが望ましい。
本発明によれば、吐出冷媒の温度が第4切替温度よりも低く、かつ、第5切替温度よりも高い場合、言い換えると、吐出冷媒における温度低下の程度が小さい場合には、第2制御ステップに係る制御が行われ、圧縮機への気液二相状態の冷媒の供給が継続される。
その一方で、吐出冷媒の温度が第5切替温度よりも低い場合、言い換えると、吐出冷媒における温度低下の程度が大きい場合には、第1制御ステップに係る制御が行われる。そのため、モータコイル等の温度が所定の範囲内に制御される。
上記発明においては、前記膨張弁を通過する前の液相冷媒の一部を前記圧縮機における前記冷媒の圧縮工程に導く液インジェクションステップと、前記第1制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度と第6切替温度とを比較して、前記吐出冷媒の温度が前記第6切替温度よりも高い場合には、前記液インジェクションステップに切り替える第5切替ステップと、を有することが望ましい。
本発明によれば、吐出冷媒の温度が第6切替温度よりも高い場合には、液相冷媒が冷媒の圧縮工程に供給され、当該液相冷媒は断熱圧縮された冷媒の熱を吸収して蒸発する。言い換えると、供給された液相冷媒により、断熱圧縮された冷媒や、圧縮機や、圧縮機を駆動するモータや、モータコイル等が冷却される。
本発明のヒートポンプ装置の室外機は、冷媒を圧縮する圧縮機と、該圧縮機から吐出された冷媒の流出先を、運転状態に基づいて切り替える切替弁と、前記冷媒と外気との間で熱交換を行う室外熱交換器と、前記冷媒の圧力を減圧する膨張弁と、上記本発明の制御方法に基づいて前記膨張弁の開度制御を行う制御部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上記本発明の室外機の制御方法を行う制御部が設けられているため、安定して運転を行うことができる外気温度の範囲を低温側に広げることができる。
本発明のヒートポンプ装置は、上記本発明の室外機と、前記室外機との間で前記冷媒が循環する室内熱交換器を有する室内機と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上記本発明の室外機が設けられているため、安定して運転を行うことができる外気温度の範囲を低温側に広げることができる。
本発明のヒートポンプ装置の制御方法、ヒートポンプ装置の室外機およびヒートポンプ装置によれば、少なくとも吐出冷媒の温度に基づいて膨張弁の開度を制御するとともに、気液二相状態の冷媒を圧縮機に吸入させるため、安定して運転を行うことができる外気温度の範囲を低温側に広げることができるという効果を奏する。
さらに、吐出冷媒の温度が第2切替温度よりも低くなった場合には、少なくとも吐出冷媒の温度に基づく膨張弁の開度制御から、吸入過熱度に基づく膨張弁の開度制御に制御方法を変更するため、安定して運転を行うことができる外気温度の範囲を低温側に広げることができるという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態について図1から図6を参照して説明する。
本実施形態では、本発明のヒートポンプ装置を空気調和装置に適用して説明する。
図1は、本実施形態に係る空気調和機の全体構成を説明する模式図である。
空気調和装置(ヒートポンプ装置)1は、冷房運転や暖房運転を行うことにより、室内の空気である内気の温度調節を行うものである。
空気調和装置1には、図1に示すように、室外機2と、室内機3とが設けられている。
なお、本実施形態では、1つの室外機2に対して1つの室内機3が接続された例に適用して説明するが、1つの室外機2に対して複数の室外機2が接続されていてもよく、特に限定するものではない。
図2は、図1の室外機における構成を説明するブロック図である。
室外機2は、室内機3とともに冷媒が循環する冷媒回路を構成するものであり、室外の空気である外気と、冷媒との間で熱交換を行うものである。
室外機2には、図1および図2に示すように、圧縮機21と、室外熱交換器22と、膨張弁23と、アキュムレータ24と、四方弁(切替弁)25と、接続弁26と、低圧センサ27Lと、高圧センサ27Hと、吸入温度センサ28Lと、吐出温度センサ28Hと、制御部29と、が設けられている。
圧縮機21は、一体に構成された電動モータにより回転駆動されることにより、低圧の冷媒を吸入して圧縮し、高圧の冷媒を吐出するものである。
さらに、圧縮機21は、図1に示すように、四方弁25とアキュムレータ24との間に、冷媒が流通可能に配置されている。
なお、圧縮機21としてはスクロール型圧縮機や、ロータリ式圧縮機など公知の形式の圧縮機を用いることができ、特に限定するものではない。
室外熱交換器22は、図1に示すように、外気と冷媒との間で熱交換を行うものである。さらに、室外熱交換器22は、四方弁25と膨張弁23との間に、冷媒が流通可能に配置されている。
なお、室外熱交換器22としては、公知の熱交換器を用いることができ、特に限定するものではない。
膨張弁23は、図1および図2に示すように、高圧の冷媒を断熱膨張させることにより減圧して、低圧の冷媒とするものであり、制御部29により開度が制御されるものである。さらに、膨張弁23は、室内熱交換器31と接続弁26との間に、冷媒が流通可能に配置されている。
なお、膨張弁23としては、公知のものを用いることができ、特に限定するものではない。
アキュムレータ24は、圧縮機21に流入する冷媒に含まれる液相の冷媒を分離し、気相の冷媒のみを圧縮機21に供給するものである。さらにアキュムレータ24は、図1に示すように、四方弁25と圧縮機21における吸入部との間に、冷媒が流通可能に配置されている。
なお、アキュムレータ24としては、公知のものを用いることができ、特に限定するものではない。
四方弁25は、空気調和装置1の運転状態に基づいて冷媒の流れを制御する切替弁であり、例えば、圧縮機21から吐出された高温高圧の冷媒を、暖房運転時には室内熱交換器31に導き、冷房運転時には室外熱交換器22に導くものである。
さらに、四方弁25は、圧縮機21、アキュムレータ24、室内熱交換器31、および接続弁26のそれぞれと冷媒が流通可能に接続されている。
なお、上述のように切替弁として四方弁25を用いてもよいし、複数の開閉弁の組み合わせなど、公知の切替方法を用いることができ、特に限定するものではない。
接続弁26は、図1に示すように、室外機2と室内機3との間において、冷媒が流れる流路を接続したり、切り離したりする際に用いられる開閉弁である。言い換えると、室外機2および室内機3を接続したり、切り離したりする際に用いられる開閉弁である。
低圧センサ27Lは、図1および図2に示すように、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力を測定するものであり、測定された冷媒の圧力の情報を制御部29に入力するものである。さらに、低圧センサ27Lは、四方弁25とアキュムレータ24とを繋ぐ配管に、当該配管の内部を流れる冷媒の圧力が測定できるように配置されている。
なお、低圧センサ27Lとしては、公知のものを用いることができ、特に限定するものではない。
高圧センサ27Hは、図1および図2に示すように、圧縮機21から吐出された冷媒の圧力を測定するものであり、測定された冷媒の圧力の情報を制御部29に入力するものである。さらに、高圧センサ27Hは、圧縮機21の吐出部と四方弁25とを繋ぐ配管に、当該配管の内部を流れる冷媒の圧力が測定できるように配置されている。
なお、高圧センサ27Hとしては、公知のものを用いることができ、特に限定するものではない。
吸入温度センサ28Lは、図1および図2に示すように、圧縮機21に吸入される冷媒の温度を測定するものであり、測定された冷媒の温度の情報を制御部29に入力するものである。
なお、吸入温度センサ28Lの配置位置としては、公知の配置位置を用いることができ、特に限定するものではない。さらに、吸入温度センサ28Lとしては、公知の温度センサを用いることができ、特に限定するものではない。
吐出温度センサ28Hは、図1および図2に示すように、圧縮機21から吐出された冷媒の温度を測定するものであり、測定された冷媒の温度の情報を制御部29に入力するものである。
なお、吐出温度センサ28Hの配置位置としては、公知の配置位置を用いることができ、特に限定するものではない。さらに、吐出温度センサ28Hとしては、公知の温度センサを用いることができ、特に限定するものではない。
制御部29は、図1および図2に示すように、空気調和装置1の運転状態に応じて膨張弁23の開度を制御するものである。
制御部29には、低圧センサ27L、高圧センサ27H、吸入温度センサ28L、および吐出温度センサ28Hと、冷媒に関する情報が入力されるように接続されているとともに、制御部29は、膨張弁23に開度を制御する信号が出力できるように接続されている。
なお、制御部29による膨張弁23の開度の制御については後述する。
室内機3は、図1に示すように、室外機2とともに冷媒が循環する冷媒回路を構成するものであり、内気と冷媒との間で熱交換を行うものである。
室内機3には、室内熱交換器31が設けられている。
なお、高圧センサ27Hは、上述のように室外機2に設けられていてもよいし、室内熱交換器31における冷媒の流入部や流出部の近傍に設けられていてもよく、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる空気調和装置1における運転方法について説明する。
まず、空気調和装置1における、暖房運転および冷房運転が行われる場合の冷媒の流れについて説明し、その後、膨張弁23の開度制御について説明する。
空気調和装置1において暖房運転が行われる場合には、図1に示すように、圧縮機21の吐出部と、室内熱交換器31とが接続され、室外熱交換器22とアキュムレータ24とが接続されるように四方弁25が切り替えられる。
上述の状態では、圧縮機21により圧縮された高温高圧の気相の冷媒は、四方弁25を介して室内熱交換器31に導かれる。当該冷媒は、室内熱交換器31において内気との間で熱交換、つまり内気に向かって放熱する。
そのため、高温高圧の気相の冷媒は、室内熱交換器31の内部で凝縮し、高圧の液相の冷媒となる。
その一方で、内気は、室内熱交換器31において冷媒の熱を吸収し、暖められた空気として室内に流出する。
室内熱交換器31から流出した冷媒は膨張弁23に導かれ、膨張弁23を通過する際に断熱膨張し、低温低圧の冷媒となる。その後、冷媒は室外熱交換器22に導かれ、室外熱交換器22において外気との間で熱交換、つまり、外気の熱を吸収する。そのため、低温低圧の液相の冷媒は、室外熱交換器22の内部で蒸発し、気相の冷媒となる。
室外熱交換器22を流出した冷媒は、四方弁25を介してアキュムレータ24に流入する。冷媒はアキュムレータ24において、気相の冷媒と液相の冷媒とに分離され、気相の冷媒は圧縮機21に吸入される。
吸入された冷媒は、圧縮機21により圧縮された後、再び室内熱交換器31に向けて吐出され、上述の過程が繰り返される。
空気調和装置1において冷房運転が行われる場合には、図1に示すように、圧縮機21の吐出部と、室外熱交換器22とが接続され、室内熱交換器31とアキュムレータ24とが接続されるように四方弁25が切り替えられる。
上述の状態では、圧縮機21により圧縮された高温高圧の気相の冷媒は、四方弁25を介して室外熱交換器22に導かれる。当該冷媒は、室外熱交換器22において外気に向かって放熱する。そのため、高温高圧の気相の冷媒は、室外熱交換器22の内部で凝縮し、高圧の液相の冷媒となる。
室外熱交換器22から流出した冷媒は膨張弁23に導かれ、膨張弁23を通過する際に断熱膨張し、低温低圧の冷媒となる。その後、冷媒は室内熱交換器31に導かれ、室内熱交換器31において内気の熱を吸収する。そのため、低温低圧の液相の冷媒は、室内熱交換器31の内部で蒸発し、気相の冷媒となる。
その一方で、内気は、室内熱交換器31において冷媒から熱を奪われ、冷やされた空気として室内に流出する。
室内熱交換器31を流出した冷媒は、四方弁25を介してアキュムレータ24に流入する。冷媒はアキュムレータ24において、気相の冷媒と液相の冷媒とに分離され、気相の冷媒は圧縮機21に吸入される。
吸入された冷媒は、圧縮機21により圧縮された後、再び室外熱交換器22に向けて吐出され、上述の過程が繰り返される。
次に、制御部29による膨張弁23の開度制御について説明する。
まず、空気調和装置1における冷房運転状態、および外気温度が高い場合の暖房運転状態における膨張弁23の開度制御について説明する。
図3は、図1の空気調和機における吸入過熱度に基づく制御時の冷媒の状態を示すモリエル線図である。
制御部29は、冷房運転状態、および外気温度が高い場合の暖房運転状態では、図3に示すように、吸入過熱度SH1が所定の値になるように膨張弁23の開度を制御する。
このように制御することにより、圧縮機21に吸入される冷媒の状態が制御される。
具体的には、吸入過熱度SH1の値が所定の値よりも小さい場合には、制御部29は、膨張弁23の開度を閉じる制御を行い、吸入過熱度SH1の値を所定の値まで高めている。その一方で、吸入過熱度SH2の値が所定の値よりも大きい場合には、制御部29は、膨張弁23の開度を広げる制御を行い、吸入過熱度SH1の値を所定の値まで下げている。
ここで、制御部29における吸入過熱度SH1の算出方法について説明する。
吸入過熱度SH1は、圧縮機21に吸入される冷媒の温度と、吸入冷媒における吸入圧力飽和温度との温度である。
制御部29は、図3に示すように、低圧センサ27Lから入力された吸入冷媒の圧力の情報から上述の吸入圧力飽和温度を算出している。そのため、制御部29では、吸入温度センサ28Lから入力された吸入冷媒の温度と、算出された吸入圧力飽和温度と、から吸入過熱度SH1を算出している。
次に、本実施形態の特徴である外気温度が低い場合の暖房運転状態における膨張弁23の開度制御について説明する。
図4および図5は、図2の制御部における膨張弁の開度制御を説明するフローチャートである。
図4に示すように、外気温度が低い場合の暖房運転状態では、最初に、吸入過熱度SH1に基づく制御が行われる(ステップS1(第1制御ステップ))。
つまり、制御部29は、吸入過熱度SH1が所定の値になるように膨張弁23の開度を制御する。
吸入過熱度SH1に基づく制御が行われている間、制御部29は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度と、第1の所定温度、本実施形態では約100℃(第1切替温度)との比較を行う。
吐出冷媒の温度が約100℃(第1の所定温度)よりも低い場合には、制御部29は、吸入過熱度SH1に基づく制御を継続して行う。
その一方で、吐出冷媒の温度が約100℃よりも高い場合には、制御部29は、膨張弁23の開度の制御方法を、吸入過熱度SH1に基づく制御から吐出過熱度SH2に基づく制御に切り替える(ステップS2(第1切替ステップ))。
図6は、図1の空気調和機における吐出過熱度に基づく制御時の冷媒の状態を示すモリエル線図である。
上述のように、吐出冷媒の温度が約100℃よりも高くなると、吐出過熱度SH2に基づく制御が行われる(ステップS3(第2制御ステップ))。
つまり、制御部29は、図6に示すように、吐出過熱度SH2が所定の値になるように膨張弁23の開度を制御する。
ここで、吐出過熱度SH2に基づく制御における所定の値とは、図6に示すように、気液二相状態の冷媒が圧縮機21に流入する値のことである。そのため、吸入過熱度SH1に基づく制御と比較して、吐出過熱度SH2に基づく制御では、膨張弁23の開度が大きくなる。
その一方で、吐出過熱度SH2は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度と、吐出冷媒における吐出圧力飽和温度との温度である。
制御部29は、図3に示すように、高圧センサ27Hから入力された吐出冷媒の圧力の情報から上述の吐出圧力飽和温度を算出している。そのため、制御部29では、吐出温度センサ28Hから入力された吐出冷媒の温度と、算出された吐出圧力飽和温度と、から吐出過熱度SH2を算出している。
上述のように膨張弁23の開度を制御することで、図6に示すように、圧縮工程は比エンタルピが小さくなる方向(図6の左方向)に移動する。これにより、吐出冷媒の温度や、圧縮機21や、電動モータや、モータコイルの温度が低下する。
つまり、気液二相状態の冷媒が圧縮機21に吸入され、液相の冷媒は、圧縮される冷媒や、圧縮機21や、電動モータなどの熱を吸収して蒸発する。言い換えると、圧縮機21や電動モータなどは液相の冷媒により冷却される。
その結果、圧縮機21から吐出される冷媒の温度も低下する。
吐出過熱度SH2に基づく制御が行われている間、制御部29は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度と、第2の所定温度、本実施形態では約80℃(第2切替温度)との比較を行う。
吐出冷媒の温度が約80℃よりも高い場合には、制御部29は、膨張弁23の開度の制御方法を、吐出過熱度SH2に基づく制御から吸入過熱度SH1に基づく制御に切り替える(ステップS4(第2切替ステップ))。
その一方で、吐出冷媒の温度が約80℃よりも高い場合には、さらに、吐出冷媒の温度と、第3の所定温度、本実施形態では約105℃(第3切替温度)との比較を行う。
吐出冷媒の温度が約105℃よりも低い場合には、つまり、吐出冷媒の温度が約80℃から約105℃の間の温度である場合には、吐出過熱度SH2に基づく制御が継続される。
その一方で、図5に示すように、吐出冷媒の温度が約105℃よりも高い場合には、制御部29は、吐出過熱度SH2に基づく制御から、吐出過熱度SH2に基づく制御、および、圧縮機21の回転数制御に切り替える(ステップS5(第3切替ステップ))。
上述のように、吐出冷媒の温度が約105℃よりも高い場合には、吐出過熱度SH2に基づく制御に圧縮機21の回転数制御が加えられる(ステップS6(第3制御ステップ))。
具体的には、制御部29によって、吐出冷媒の温度に基づく圧縮機21の回転数の保護制御が行われ、圧縮機21の回転数の上限が定められるか、圧縮機の回転数を規定の速度で落としていく。
そのため、圧縮機21から吐出される冷媒の流量に上限が定められ、一般的に、吐出される冷媒の流量が減少する。言い換えると、圧縮機21における仕事量が減少し、圧縮機21を駆動する電動モータや、モータコイルなどの温度が低下する。
吐出過熱度SH2に基づく制御、および、圧縮機21の回転数制御が行われている間、制御部29は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度と、第4の所定温度、本実施形態では約115℃(第4切替温度)との比較を行う(ステップS7)。
吐出冷媒の温度が約115℃よりも高い場合には、制御部29は、圧縮機21の運転を停止して、室外機2や空気調和装置1の運転を停止する。
その一方で、吐出冷媒の温度が約115℃よりも低い場合には、さらに吐出冷媒の温度が第5の所定温度、本実施形態では約100℃(第5切替温度)との比較を行う。
吐出冷媒の温度が約100℃(第5の所定温度)よりも高い場合、つまり、吐出冷媒の温度が約100℃から約115℃の間の温度である場合には、制御部29は、吐出過熱度SH2に基づく制御、および、圧縮機21の回転数制御を継続する。
その一方で、吐出冷媒の温度が約100℃(第5の所定温度)よりも低い場合には、制御部29は、膨張弁23の開度の制御方法を、吐出過熱度SH2に基づく制御、および、圧縮機21の回転数制御から、吐出過熱度SH2に基づく制御に切り替える(ステップS8(第4切替ステップ))。
上記の構成によれば、外気温度が低下する等により、吐出冷媒の温度が第1の所定温度よりも高くなった場合には、気液二相状態の冷媒が圧縮機21に吸入され、液相の冷媒が熱を吸収して蒸発するため、吐出される冷媒や、圧縮機21や、電動モータや、モータコイル等の温度を下げることができる。そのため、空気調和装置1や、室外機2を安定して運転できる外気温度の範囲を低温側に広げることができる。
さらに、吐出冷媒の温度および吐出圧力飽和温度に基づいて、つまり吐出過熱度SH2に基づいて膨張弁23の開度を制御するため、気液二相状態の冷媒が圧縮機21に流入する場合であっても、吸入過熱度SH1に基づいて制御する場合と異なり、圧縮機21の開度を適切に制御することができる。
同時に、吐出冷媒の温度と、吐出圧力飽和温度との差である吐出過熱度SH2に基づいて膨張弁23の開度を制御するため、吐出冷媒の温度のみに基づいて膨張弁23の開度を制御する方法と比較して、安定した室外機の制御を行うことができる。
その一方で、吐出冷媒の温度が第2の所定温度よりも低くなった場合、つまり吐出される冷媒や、圧縮機21や、電動モータの温度が低下した場合には、吐出過熱度SH2に基づく膨張弁23の開度制御から、吸入過熱度SH1に基づく膨張弁23の開度制御に制御方法が変更される。そのため、モータコイル等の温度が所定の範囲内に制御することができる。
吐出過熱度SH2に基づく膨張弁23の開度制御を行っている際に、吐出冷媒の温度が第3の所定温度よりも高くなった場合には、さらに、圧縮機21から吐出される冷媒の流量を減らす制御、つまり、圧縮機21の駆動回転数を減らす制御が追加して行われる。つまり、圧縮機21における仕事量が減らされるため、電動モータや、モータコイル等の温度を下げることができる。
吐出冷媒の温度が第4の所定温度よりも低く、かつ、第5の所定温度よりも高い場合、言い換えると、吐出冷媒における温度低下の程度が小さい場合には、吐出過熱度SH2に基づく膨張弁23の開度制御が行われ、圧縮機21への気液二相状態の冷媒の供給が継続される。
その一方で、吐出冷媒の温度が第5の所定温度よりも低い場合、言い換えると、吐出冷媒における温度低下の程度が大きい場合には、吸入過熱度SH1に基づく膨張弁23の開度制御が行われる。そのため、モータコイル等の温度が所定の範囲内に制御することができる。
〔第1の実施形態の変形例〕
次に、本発明の第1の実施形態の変形例について図7から図10を参照して説明する。
本変形例の空気調和装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、膨張弁開度の制御方法が異なっている。よって、本実施形態においては、図7から図10を用いて膨張弁開度の制御方法のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図7は、本変形例に係る空気調和装置における膨張弁開度の制御を説明するブロック図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
空気調和装置101の室外機102における制御部129には、図7に示すように、低圧センサ27L、吸入温度センサ28L、および吐出温度センサ28Hと、冷媒に関する情報が入力されるように接続されているとともに、制御部129は、膨張弁23に開度を制御する信号が出力できるように接続されている。
なお、制御部129による膨張弁23の開度の制御については後述する。
次に、本実施形態の特徴である膨張弁23の開度制御について説明する。
なお、空気調和装置101における冷房運転状態、および外気温度が高い場合の暖房運転状態における膨張弁23の開度制御については、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
ここから、本実施形態の特徴である外気温度が低い場合の暖房運転状態における膨張弁23の開度制御について説明する。
図8および図9は、図7の制御部における膨張弁の開度制御を説明するフローチャートである。
図8に示すように、外気温度が低い場合の暖房運転状態では、最初に、吸入過熱度SH1に基づく制御が行われる(ステップS1)。
つまり、制御部129は、吸入過熱度SH1が所定の値になるように膨張弁23の開度を制御する。
吸入過熱度SH1に基づく制御が行われている間、制御部129は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度T2と、第1の所定温度、本実施形態では約100℃(第1切替温度)との比較を行う。
吐出冷媒の温度T2が約100℃(第1の所定温度)よりも低い場合には、制御部129は、吸入過熱度SH1に基づく制御を継続して行う。
その一方で、吐出冷媒の温度T2が約100℃よりも高い場合には、制御部129は、膨張弁23の開度の制御方法を、吸入過熱度SH1に基づく制御から吐出冷媒の温度T2に基づく制御に切り替える(ステップS2(第1切替ステップ))。
図10は、図7の空気調和機における吐出過熱度に基づく制御時の冷媒の状態を示すモリエル線図である。
上述のように、吐出冷媒の温度T2が約100℃よりも高くなると、吐出冷媒の温度T2に基づく制御が行われる(ステップS13(第2制御ステップ))。
つまり、制御部129は、図10に示すように、吐出冷媒の温度T2が所定の値になるように膨張弁23の開度を制御する。
ここで、吐出冷媒の温度T2に基づく制御における所定の値とは、図10に示すように、気液二相状態の冷媒が圧縮機21に流入する値のことである。そのため、吸入過熱度SH1に基づく制御と比較して、吐出冷媒の温度T2に基づく制御では、膨張弁23の開度が大きくなる。
上述のように膨張弁23の開度を制御することで、図10に示すように、圧縮工程は比エンタルピが小さくなる方向(図10の左方向)に移動する。これにより、吐出冷媒の温度や、圧縮機21や、電動モータや、モータコイルの温度が低下する。
つまり、気液二相状態の冷媒が圧縮機21に吸入され、液相の冷媒は、圧縮される冷媒や、圧縮機21や、電動モータなどの熱を吸収して蒸発する。言い換えると、圧縮機21や電動モータなどは液相の冷媒により冷却される。
その結果、圧縮機21から吐出される冷媒の温度も低下する。
吐出冷媒の温度T2に基づく制御が行われている間、制御部129は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度T2と、第2の所定温度、本実施形態では約80℃(第2切替温度)との比較を行う。
吐出冷媒の温度T2が約80℃よりも低い場合には、制御部129は、膨張弁23の開度の制御方法を、吐出冷媒の温度T2に基づく制御から吸入過熱度SH1に基づく制御に切り替える(ステップS4)。
その一方で、吐出冷媒の温度T2が約80℃よりも高い場合には、さらに、吐出冷媒の温度T2と、第3の所定温度、本実施形態では約105℃(第3切替温度)との比較を行う。
吐出冷媒の温度T2が約105℃よりも低い場合には、つまり、吐出冷媒の温度T2が約80℃から約105℃の間の温度である場合には、吐出冷媒の温度T2に基づく制御が継続される。
その一方で、図9に示すように、吐出冷媒の温度T2が約105℃よりも高い場合には、制御部129は、吐出冷媒の温度T2に基づく制御から、吐出冷媒の温度T2に基づく制御、および、圧縮機21の回転数制御に切り替える(ステップS5)
上述のように、吐出冷媒の温度T2が約105℃よりも高い場合には、吐出冷媒の温度T2に基づく制御に圧縮機21の回転数制御が加えられる(ステップS16(第3制御ステップ))。
具体的には、制御部129によって、吐出冷媒の温度T2に基づく圧縮機21の回転数の保護制御が行われ、圧縮機21の回転数の上限が定められる。
吐出冷媒の温度T2に基づく制御、および、圧縮機21の回転数制御が行われている間、制御部129は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度T2と、第4の所定温度、本実施形態では約115℃(第4切替温度)との比較を行う(ステップS7)。
吐出冷媒の温度T2が約115℃よりも高い場合には、制御部129は、圧縮機21の運転を停止して、室外機2や空気調和装置1の運転を停止する。
その一方で、吐出冷媒の温度T2が約115℃よりも低い場合には、さらに吐出冷媒の温度T2が第5の所定温度、本実施形態では約100℃(第5切替温度)との比較を行う。
吐出冷媒の温度T2が約100℃(第5の所定温度)よりも高い場合、つまり、吐出冷媒の温度T2が約100℃から約115℃の間の温度である場合には、制御部129は、吐出過熱度SH2に基づく制御、および、圧縮機21の回転数制御を継続する。
その一方で、吐出冷媒の温度T2が約100℃(第5の所定温度)よりも低い場合には、制御部29は、膨張弁23の開度の制御方法を、吐出冷媒の温度T2に基づく制御、および、圧縮機21の回転数制御から、吐出冷媒の温度T2に基づく制御に切り替える(ステップS8)。
上記の構成によれば、吐出冷媒の温度T2のみに基づいて膨張弁23の開度を制御するため、吐出冷媒の温度T2と、吐出圧力飽和温度との差である吐出過熱度SH2に基づいて膨張弁23を制御する方法と比較して、吐出冷媒の温度T2などの変化に対して、短い時間で追従する制御を行うことができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図11から図14を参照して説明する。
本実施形態の空気調和装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、インジェクション回路を備えている点が異なっている。よって、本実施形態においては、図11から図14を用いてインジェクション回路およびその制御方法のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図11は、本実施形態における空気調和装置の室外機の構成を説明する模式図である。図12は、図11の室外機の構成を説明するブロック図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
空気調和装置201の室外機202には、図11に示すように、圧縮機21と、室外熱交換器22と、膨張弁23と、アキュムレータ24と、四方弁25と、接続弁26と、低圧センサ27Lと、高圧センサ27Hと、吸入温度センサ28Lと、吐出温度センサ28Hと、制御部229と、インジェクション回路231と、電磁弁232と、が設けられている。
インジェクション回路231は、図11に示すように、膨張弁23および接続弁26の間と、圧縮機21とを接続する回路であり、圧縮機21に液相の冷媒を供給する回路である。
インジェクション回路231には電磁弁232が備えられ、電磁弁232により圧縮機21への液相の冷媒の供給が制御されている。
電磁弁232は、図11および図12に示すように、制御部229により開閉が制御される弁であり、インジェクション回路231における液相の冷媒流れを制御する弁である。
なお、本実施形態では、インジェクション回路231に開閉動作を行う電磁弁232を配置した例に適用して説明するが、インジェクション回路231に開度の調整が可能な流量調整弁を配置してもよく、特に限定するものではない。
制御部229は、図11および図12に示すように、低圧センサ27L、高圧センサ27H、吸入温度センサ28L、および吐出温度センサ28Hと、冷媒に関する情報が入力されるように接続されている。さらに、制御部229は、膨張弁23に開度を制御する信号が出力できるとともに、電磁弁232に開閉を制御する信号が出力できるように接続されている。
なお、制御部229による膨張弁23の開度の制御、および、電磁弁232に開閉の制御については後述する。
次に、本実施形態の特徴である膨張弁23の開度制御について説明する。
なお、空気調和装置201における冷房運転状態、および外気温度が高い場合の暖房運転状態における膨張弁23の開度制御については、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
ここから、本実施形態の特徴である外気温度が低い場合の暖房運転状態における膨張弁23の開度制御について説明する。
図13および図14は、図12の制御部における膨張弁の開度制御を説明するフローチャートである。
図13に示すように、外気温度が低い場合の暖房運転状態では、最初に、吸入過熱度SH1に基づく制御が行われる(ステップS1)。
つまり、制御部229は、吸入過熱度SH1が所定の値になるように膨張弁23の開度を制御する。
吸入過熱度SH1に基づく制御が行われている間、制御部229は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度と、第6の所定温度、本実施形態では約100℃(第6切替温度)との比較を行う。
吐出冷媒の温度が約100℃(第6の所定温度)よりも低い場合には、制御部229は、吸入過熱度SH1に基づく制御を継続して行う。
その一方で、吐出冷媒の温度が約100℃よりも高い場合には、制御部229は、吸入過熱度SH1に基づく制御に加えて、電磁弁232を開く制御に切り替える(ステップS21(第5切替ステップ))。
上述のように、制御部229における制御が切り替えられると、つまり、電磁弁232が開かれると(ステップS22)、インジェクション回路231を介して液相の冷媒が圧縮機21に供給される。
液相の冷媒は、圧縮機21における冷媒の圧縮工程に供給され、断熱圧縮され温度が上昇しつつある冷媒の熱を吸収して蒸発する。言い換えると、圧縮工程にある冷媒を冷却する。そのため、圧縮機21から吐出される冷媒の温度は、電磁弁232が閉じられた状態と比較して低くなる。
吸入過熱度SH1に基づく制御、および、電磁弁232を開く制御が行われている間、制御部229は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度と、第1の所定温度、本実施形態では約100℃(第1切替温度)との比較を行う。
吐出冷媒の温度が約100℃(第1の所定温度)よりも高い場合には、膨張弁23の開度の制御方法を、吸入過熱度SH1に基づく制御、および、電磁弁232を開く制御から吐出過熱度SH2に基づく制御に切り替える(ステップS2)。
その一方で、吐出冷媒の温度が約100℃(第1の所定温度)よりも低い場合には、制御部229は、さらに、吐出冷媒の温度が第7の所定温度、本実施形態では約80℃(第7切替温度)との比較を行う(ステップS23(第6切替ステップ))。
吐出冷媒の温度が約80℃(第7の所定温度)よりも高い場合、つまり、吐出冷媒の温度が約80℃から約100℃の範囲に含まれる場合には、制御部229は、電磁弁232を開いたままで、吸入過熱度SH1に基づく制御を継続して行う。
その一方で、吐出冷媒の温度が約80℃よりも低い場合には、制御部229は、電磁弁232を閉じる制御信号を出力する(ステップS24)。
吐出過熱度SH2に基づく制御への切り替え後における制御部229による制御は、第1の実施形態と同様であるため、図13および図14に制御のフローチャートを示し、その説明を省略する。
上記の構成によれば、吐出冷媒の温度が第6の所定温度よりも高い場合には、液相冷媒が冷媒の圧縮工程に供給され、当該液相冷媒は断熱圧縮された冷媒の熱を吸収して蒸発する。言い換えると、供給された液相冷媒により、断熱圧縮された冷媒や、圧縮機21や、電動モータや、モータコイル等を冷却することができる。
〔第2の実施形態の変形例〕
次に、本発明の第2の実施形態の変形例について図15から図17を参照して説明する。
本変形例の空気調和装置の基本構成は、第2の実施形態と同様であるが、第2の実施形態とは、膨張弁開度の制御方法が異なっている。よって、本実施形態においては、図15から図17を用いて膨張弁開度の制御方法のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図15は、本変形例に係る空気調和装置における膨張弁開度の制御を説明するブロック図である。
なお、第2の実施形態等と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
空気調和装置301の室外機302における制御部329には、図15に示すように、低圧センサ27L、吸入温度センサ28L、および吐出温度センサ28Hと、冷媒に関する情報が入力されるように接続されている。さらに、制御部329は、膨張弁23に開度を制御する信号が出力できるとともに、電磁弁232に開閉を制御する信号が出力できるように接続されている。
なお、制御部329による膨張弁23の開度の制御、および、電磁弁232の開閉制御については後述する。
次に、本実施形態の特徴である膨張弁23の開度制御、および、電磁弁232の開閉制御について説明する。
なお、空気調和装置301における冷房運転状態、および外気温度が高い場合の暖房運転状態における膨張弁23の開度制御については、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
ここから、本実施形態の特徴である外気温度が低い場合の暖房運転状態における膨張弁23の開度制御、および、電磁弁232の開閉制御について説明する。
図16および図17は、図15の制御部における膨張弁の開度制御を説明するフローチャートである。
図16に示すように、外気温度が低い場合の暖房運転状態では、最初に、吸入過熱度SH1に基づく制御が行われる(ステップS1)。
つまり、制御部329は、吸入過熱度SH1が所定の値になるように膨張弁23の開度を制御する。
吸入過熱度SH1に基づく制御が行われている間、制御部329は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度と、第6の所定温度、本実施形態では約100℃(第6切替温度)との比較を行う。
吐出冷媒の温度が約100℃(第6の所定温度)よりも低い場合には、制御部329は、吸入過熱度SH1に基づく制御を継続して行う。
その一方で、吐出冷媒の温度が約100℃よりも高い場合には、制御部329は、吸入過熱度SH1に基づく制御に加えて、電磁弁232を開く制御に切り替える(ステップS21)。
吸入過熱度SH1に基づく制御、および、電磁弁232を開く制御が行われている間(ステップS22)、制御部329は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度T2と、第1の所定温度、本実施形態では約100℃(第1切替温度)との比較を行う。
膨張弁23の開度の制御方法を、吸入過熱度SH1に基づく制御、および、電磁弁232を開く制御から吐出冷媒の温度T2に基づく制御に切り替える(ステップS2)。
その一方で、吐出冷媒の温度T2が約100℃(第1の所定温度)よりも低い場合には、制御部329は、さらに、吐出冷媒の温度T2が第7の所定温度、本実施形態では約80℃(第7切替温度)との比較を行う(ステップS23)。
吐出冷媒の温度T2が約80℃(第7の所定温度)よりも高い場合、つまり、吐出冷媒の温度T2が約80℃から約100℃の範囲に含まれる場合には、制御部329は、電磁弁232を開いたままで、吸入過熱度SH1に基づく制御を継続して行う。
その一方で、吐出冷媒の温度T2が約80℃よりも低い場合には、制御部329は、電磁弁232を閉じる制御信号を出力する(ステップS24)。
吐出冷媒の温度T2に基づく制御への切り替え後における制御部329による制御は、第1の実施形態の変形例と同様であるため、図16および図17に制御のフローチャートを示し、その説明を省略する。
上記の構成によれば、吐出冷媒の温度が第6の所定温度よりも高い場合には、液相冷媒が冷媒の圧縮工程に供給され、当該液相冷媒は断熱圧縮された冷媒の熱を吸収して蒸発する。言い換えると、供給された液相冷媒により、断熱圧縮された冷媒や、圧縮機21や、電動モータや、モータコイル等を冷却することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、この発明を空気調和装置に適用して説明したが、この発明は空気調和装置に限られることなく、給湯設備に適用しても良く、特に限定するものではない。
本発明の第1の実施形態に係る空気調和機の全体構成を説明する模式図である。 図1の室外機における構成を説明するブロック図である。 図1の空気調和機における吸入過熱度に基づく制御時の冷媒の状態を示すモリエル線図である。 図2の制御部における膨張弁の開度制御を説明するフローチャートである。 図2の制御部における膨張弁の開度制御を説明するフローチャートである。 図1の空気調和機における吐出過熱度に基づく制御時の冷媒の状態を示すモリエル線図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る空気調和装置における膨張弁開度の制御を説明するブロック図である。 図7の制御部における膨張弁の開度制御を説明するフローチャートである。 図7の制御部における膨張弁の開度制御を説明するフローチャートである。 図7の空気調和機における吐出過熱度に基づく制御時の冷媒の状態を示すモリエル線図である。 本発明の第2の実施形態における空気調和装置の室外機の構成を説明する模式図である。 図11の室外機の構成を説明するブロック図である。 図12の制御部における膨張弁の開度制御を説明するフローチャートである。 図12の制御部における膨張弁の開度制御を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の変形例に係る空気調和装置における膨張弁開度の制御を説明するブロック図である。 図15の制御部における膨張弁の開度制御を説明するフローチャートである。 図15の制御部における膨張弁の開度制御を説明するフローチャートである。
符号の説明
1,101,201,301 空気調和装置(ヒートポンプ装置)
2,102,202,302 室外機
21 圧縮機
22 室外熱交換器
23 膨張弁
25 四方弁(切替弁)
29,129,229,329 制御部
S1 第1制御ステップ
S2 第1切替ステップ
S3,S13 第2制御ステップ
S4 第2切替ステップ
S5 第3切替ステップ
S6,S16 第3制御ステップ
S8 第4切替ステップ
S21 第5切替ステップ
S23 第6切替ステップ

Claims (8)

  1. 圧縮機に吸入される冷媒の吸入過熱度に基づいて膨張弁の開度を制御する第1制御ステップと、
    少なくとも、前記圧縮機から吐出された吐出冷媒の温度に基づいて前記膨張弁の開度を制御し、前記圧縮機に気液二相状態の冷媒を吸入させる第2制御ステップと、
    前記第1制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度と第1切替温度とを比較して、前記吐出冷媒の温度が前記第1切替温度よりも高い場合には、前記第2制御ステップに切り替える第1切替ステップと、
    前記第2制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度と第2切替温度とを比較して、前記吐出冷媒の温度が前記第2切替温度よりも低い場合には、前記第1制御ステップに切り替える第2切替ステップと、
    を有することを特徴とするヒートポンプ装置の制御方法。
  2. 前記第2制御ステップに係る制御、および、前記吐出冷媒の温度に基づく前記圧縮機から吐出される冷媒の流量を減らす制御を行う第3制御ステップと、
    前記第2制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度と第3切替温度とを比較して、前記吐出冷媒の温度が前記第2切替温度よりも高い場合には、前記第3制御ステップに切り替える第3切替ステップと、
    を有することを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ装置の制御方法。
  3. 前記第2制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度、および、前記吐出冷媒の圧力から定まる吐出圧力飽和温度に基づいて前記膨張弁の開度を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のヒートポンプ装置の制御方法。
  4. 前記第2制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度のみに基づいて前記膨張弁の開度を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のヒートポンプ装置の制御方法。
  5. 前記第3制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度と第4切替温度および第5切替温度とを比較して、
    前記吐出冷媒の温度が前記第4切替温度よりも低く、かつ、前記第5切替温度よりも高い場合には、前記第3制御ステップを継続し、
    前記吐出冷媒の温度が前記第5切替温度よりも低い場合には、前記第2制御ステップに切り替える第4切替ステップと、
    を有することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のヒートポンプ装置の制御方法。
  6. 前記膨張弁を通過する前の液相冷媒の一部を前記圧縮機における前記冷媒の圧縮工程に導く液インジェクションステップと、
    前記第1制御ステップにおいて、前記吐出冷媒の温度と第6切替温度とを比較して、前記吐出冷媒の温度が前記第6切替温度よりも高い場合には、前記液インジェクションステップに切り替える第5切替ステップと、
    を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のヒートポンプ装置の制御方法。
  7. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    該圧縮機から吐出された冷媒の流出先を、運転状態に基づいて切り替える切替弁と、
    前記冷媒と外気との間で熱交換を行う室外熱交換器と、
    前記冷媒の圧力を減圧する膨張弁と、
    請求項1から請求項6のいずれかに記載の制御方法に基づいて前記膨張弁の開度制御を行う制御部と、
    が設けられていることを特徴とするヒートポンプ装置の室外機。
  8. 請求項7に記載の室外機と、
    前記室外機との間で前記冷媒が循環する室内熱交換器を有する室内機と、
    が設けられていることを特徴とするヒートポンプ装置。
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