JP2010100427A - エレベータの安全装置 - Google Patents

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宏之 高木
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Abstract

【課題】エレベータの電源に接続される安全スイッチの接点が接触不良等を起こした場合に、エレベータのサービス低下を抑制できる信頼性の高いエレベータの安全装置を得る。
【解決手段】安全回路用電源9と複数の安全スイッチ12a、12b、12c、12dの接点を有するエレベータの安全装置において、安全スイッチ12a、12b、12c、12dの接点の接触不良を検出する検出手段15と、検出手段15が異常を検出した場合に、安全スイッチ12a、12b、12c、12dの接点に接点回復用の電流を流す接点回復電流駆動手段16とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明はエレベータの安全装置に係り、特に、故障の復旧を可能にするエレベータの安全装置に関するものである。
従来、軽微な原因によるエレベータの運転不能等の故障、例えば、塵埃による制御リレーの接触不良等に対し、中央監視センターからの遠隔操作で電源スイッチの遮断、投入の一連の動作を行うことにより、復旧させるエレベータの故障復旧装置がある(例えば、特開平6−206674号公報参照)。
特開平6−206674号公報(段落0014、図1)
前記特許文献1に開示されたエレベータの故障復旧装置は、エレベータの異常が発生したときに異常信号を伝送する故障検出手段と、異常信号に基づいて所定の範囲の故障である場合にはエレベータ制御装置の電源スイッチを遠隔操作により作動させる遠隔監視手段を備えたものである。
前記エレベータの故障復旧装置によれば、エレベータの異常が発生したときは故障検出手段によって異常信号が伝送され、遠隔監視手段によって異常信号に基づいて、電源に接続された制御リレーが塵埃等による接触不良の可能性が高いような故障、例えば、エレベータかごの扉が一定時間開いたままであると判断される故障のような場合に、エレベータ制御装置の電源スイッチを遠隔操作により作動させることが可能となる。これにより、短時間で故障を復旧させることができると共に、その都度作業員が出動する必要がなくなる特徴を有する。
しかし、前記接点の接触不良の原因としては、塵埃や接点の酸化皮膜等、あるいは、シリコン化合物から発生する低分子シロキサンガスが接点開閉時に発生する放電エネルギーを受けて化学変化し、酸化シリコンSiOと炭素Cの混合物として生成される接点間介在物によるものがあり、これらによる接点の接触不良は、単に電源スイッチをオン・オフさせたのみでは正常に復旧しない場合が多い。従って、前記従来技術は故障を復旧させるのに充分でない課題があった。
この発明は、前記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、エレベータの電源に接続される安全スイッチの接点が接触不良等を起こした場合に、エレベータのサービス低下を抑制できる信頼性の高いエレベータの安全装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係るエレベータの安全装置は、安全回路用電源と複数の安全スイッチの接点を有するエレベータの安全装置において、前記安全スイッチの接点の接触不良を検出する検出手段と、前記検出手段が異常を検出した場合に、前記安全スイッチの接点に接点回復用の電流を流す接点回復電流駆動手段とを備えたものである。
この発明に係るエレベータの安全装置によれば、エレベータの電源に接続される安全スイッチの接点が接触不良等を起こした場合に、エレベータのサービス低下を抑制でき、信頼性の高いサービスが提供できる。
以下、添付の図面を参照して、この発明に係るエレベータの安全装置について好適な実施の形態を説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータの安全装置の構成図である。図1において、3相交流電源1にノーヒューズブレーカなどの電源投入スイッチ2、電磁接触器3を介して3相交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ4が接続されている。コンバータ4は、複数のダイオードの組み合わせからなるダイオードコンバータ、もしくはダイオードとトランジスタの並列接続体を複数個組み合わせてなる高力率のトランジスタコンバータである。また、コンバータ4には直流平滑用コンデンサ5が接続されており、コンデンサ5の両端に直流を交流に変換するインバータ6が接続されている。インバータ6はエレベータ制御回路7により制御され、可変電圧可変周波数の交流電圧により3相モータ8を駆動する。
また、3相交流電源1に電源投入スイッチ2を介して電源回路9が接続されている。この電源回路9は、3相交流電圧から直流電圧を生成するもので、エレベータの制御電源を生成する。なお、図1では電源回路9を3相交流電源1に接続した場合について図示したが、単相交流電源に接続してエレベータの制御電源を生成してもよい。
電源回路9の出力は、負極側が共通グランド10に接続され、正極側はエレベータ制御回路7に供給すると共に、分岐して安全回路11に供給する電源となる。安全回路11は、乗場のドアスイッチ、かごのゲートスイッチ等からなる複数の安全スイッチ12a〜12dの直列接続体により形成される安全スイッチ構成体12、安全リレーのコイル13、およびそれをドライブする半導体スイッチ14の直列回路で構成されている。半導体スイッチ14は、エレベータ制御回路7からのドライブ指令によりオン、オフ制御され、安全スイッチ12a〜12dが全て正常(投入)状態で、半導体スイッチ14がオンすれば、安全リレーのコイル13がドライブされ、エレベータは起動可能となる。エレベータが起動するときは、電磁接触器3が投入され、インバータ6が可変電圧可変周波数の交流電圧をモータ8に供給する。
電圧検出回路15は、安全スイッチ構成体12の出力、即ち、安全リレーのコイル13に印加される電圧Vaの有無を検出し、その出力はエレベータ制御回路7に入力される。また、安全リレーのコイル13と半導体スイッチ14との直列回路の両端に接点回復電流駆動手段16が接続されている。接点回復電流駆動手段16は、エレベータ制御回路7の駆動信号に基づいて、安全スイッチ構成体12を形成する各安全スイッチ12a〜12dの接点に対し、接点回復電流を駆動する。
図2は、接点回復電流駆動手段16の内部回路を示す一例である。図2に示すように、接点回復電流駆動手段16は、エレベータ制御回路7の指令に基づいて動作するトランジスタ20と、トランジスタ20がオンしたときに流れる接点回復電流を決める電流制限抵抗21により構成されている。このとき、接点回復電流駆動手段16により、安全スイッチ構成体12を形成する各安全スイッチ12a〜12dに流れる接点電流Iaは、接点電流Ia≒(電源回路9の出力電圧)÷(抵抗21の抵抗値)となる。なお、各安全スイッチ12a〜12dに流れる接点電流Iaは、接点の定格電流以下で、接触不良要因の接点被膜を除去するに十分な電流に設定する。
図3は、接点回復電流駆動手段16の内部回路を示す他の例である。図3において、接点回復電流駆動手段16は、エレベータ制御回路7の指令に基づいて動作するトランジスタ20と、トランジスタ20がオンしたときに流れる接点回復電流のピーク電流を決めるピーク電流制限抵抗30と、コンデンサ31により構成されている。このとき、接点回復電流駆動手段16により、安全スイッチ構成体12を形成する各安全スイッチ12a〜12dに流れる接点電流Iaのピーク電流は、接点電流Iaのピーク電流≒(電源回路9の出力電圧)÷(ピーク電流制限抵抗30の抵抗値)となるが、時間とともに時定数≒(ピーク電流制限抵抗30の抵抗値)×(コンデンサ31の容量)で電流が減衰していく。
実施の形態1に係るエレベータの安全装置は前記のように構成されており、次に、その動作並びに作用について説明する。図4は、実施の形態1に係るエレベータの安全装置の動作を説明する図である。図4において、(a)は通常時の動作を示し、(b)は接点異常時の動作を示すものである。
図4(a)においては、安全スイッチ12a〜12dが全て正常(投入)状態のため、安全回路電圧Vaの電圧は電源回路9の出力とほぼ同一となっている。ここで、エレベータ制御回路7から半導体スイッチ14の駆動信号が出力されれば、安全リレーのコイル13がドライブされ、エレベータは起動可能となる。また、このとき安全スイッチ12a〜12dの接点に流れる接点電流Iaは、電圧検出回路15に流れる電流に加えて、安全リレーのコイル13に流れる電流が加算され、図示の通り、走行時に電流が増加する波形となる。
次に、図4(b)の接点異常時の動作ついて説明する。安全スイッチ12a〜12dの接点に接触不良等の異常が発生した場合、安全回路電圧Vaは、図示の通り、通常時の電圧値に対し大幅に小さくなる。この異常状態においては、エレベータは起動阻止するよう構成されているため、半導体スイッチ14の駆動信号はLレベルのままである。ここで、エレベータ制御回路7は接点回復電流駆動手段16の内部トランジスタ20に駆動信号を出力する。図4(b)においては、パルス状に駆動した場合を示したもので、2回目の駆動信号で接点の接触不良が回復し、接点電流Iaに所定の電流が流れ、同時に安全回路電圧Vaが正常電圧に復帰している。ここで、接点回復電流駆動手段16が図2に示す回路構成である場合は、接点電流Iaは実線の電流波形となり、図3に示す回路構成の場合には、接点電流Iaは点線の電流波形となる。なお、図4(b)においては、2回目の駆動信号で接点が回復したが、接点回復までの駆動回数をカウントすることで、接点の接触不良の度合いを判断することもできる。
以上のように、実施の形態1に係るエレベータの安全装置によれば、安全スイッチ12a〜12dの接点が、塵埃や接点の酸化皮膜等、あるいは、シリコン化合物から発生する低分子シロキサンガスが接点開閉時に発生する放電エネルギーを受けて化学変化し、酸化シリコンSiOと炭素Cの混合物として生成される接点間介在物等により接触不良等を起こした場合に、接点回復電流駆動手段16により、安全スイッチ12a〜12dの接点に接点回復用の電流を流すことにより、短時間で故障を復旧させることができる。従って、エレベータのサービス低下を抑制でき、信頼性の高いサービスを提供できる。
また、常時、安全スイッチ12a〜12dの接点に電流を流すのではなく、安全スイッチ12a〜12dの接点に接触不良が検出された場合に電流を流すよう制御するため、消費電力の増加を抑制できると共に、簡単かつ安価なエレベータの安全装置を構成できる。
また、エレベータが一定時間利用されていない等の所定の条件が成立した場合に、定期的に接点回復電流駆動手段16を動作させることにより、予防保全効果を成すこともできる。
更に、接点の接触不良状態が判断できるため、緊急性を確認でき、また適切な保守を促すことができる。
この発明は、故障の復旧を可能にするエレベータの安全装置として利用できる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの安全装置の構成図である。 接点回復電流駆動手段の内部回路を示す一例である。 接点回復電流駆動手段の内部回路を示す他の例である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの安全装置の動作を説明する図である。
符号の説明
1 3相交流電源 2 電源投入スイッチ
3 電磁接触器 4 コンバータ
5 コンデンサ 6 インバータ
7 エレベータ制御回路 8 3相モータ
9 電源回路 10 共通グランド
11 安全回路 12 安全スイッチ構成体
12a〜12d 安全スイッチ 13 安全リレーのコイル
14 半導体スイッチ 15 電圧検出回路
16 接点回復電流駆動手段 20 トランジスタ
21 電流制限抵抗 30 ピーク電流制限抵抗
31 コンデンサ

Claims (3)

  1. 安全回路用電源と複数の安全スイッチの接点を有するエレベータの安全装置において、
    前記安全スイッチの接点の接触不良を検出する検出手段と、
    前記検出手段が異常を検出した場合に、前記安全スイッチの接点に接点回復用の電流を流す接点回復電流駆動手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの安全装置。
  2. 前記接点回復電流駆動手段は、パルス状に駆動し、接点回復までの動作回数をカウントすることにより、接点の接触不良の度合いを判断することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの安全装置。
  3. 前記検出手段は、
    前記安全スイッチを介して電流を流す安全コイルと、
    前記安全コイルの電圧を検出して電圧検出値を発生する電圧検出手段と、
    前記安全スイッチが閉成しているのにも拘わらず、前記電圧検出値が所定値以下であることを判断して異常信号を発生する判断手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータの安全装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012180205A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータシステム
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