JP2010099218A - 食器洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗浄ポンプのインペラの隣接する羽根の隙間が内周側に比べて外周側が大きくなり、洗浄水を効率的に加圧できず、また、洗浄水の剥離による騒音がある。
【解決手段】食器かご4を収納する洗浄槽2と、洗浄槽2内の洗浄水を循環させる洗浄ポンプ6と、洗浄槽2内に回転自在に配設し、洗浄水を噴射する噴射孔8を有する洗浄ノズル7と、洗浄槽2内の洗浄水を加熱する加熱手段5と、洗浄槽2内の洗浄水を排出する排水ポンプ10とを備え、洗浄ポンプ6は、洗浄槽2内の洗浄水を加圧する複数の羽根が設けられたインペラを有するとともに、羽根は、インペラの回転中心から半径方向の外側に向かって羽根幅を徐々に厚くすることにより、羽根と羽根との隙間領域を全て洗浄水で満たすことができ、洗浄ポンプ6は効率的に洗浄水を加圧することができ、洗浄ポンプ6および食器洗浄機1から発生する騒音を低減することができる。
【選択図】図1
【解決手段】食器かご4を収納する洗浄槽2と、洗浄槽2内の洗浄水を循環させる洗浄ポンプ6と、洗浄槽2内に回転自在に配設し、洗浄水を噴射する噴射孔8を有する洗浄ノズル7と、洗浄槽2内の洗浄水を加熱する加熱手段5と、洗浄槽2内の洗浄水を排出する排水ポンプ10とを備え、洗浄ポンプ6は、洗浄槽2内の洗浄水を加圧する複数の羽根が設けられたインペラを有するとともに、羽根は、インペラの回転中心から半径方向の外側に向かって羽根幅を徐々に厚くすることにより、羽根と羽根との隙間領域を全て洗浄水で満たすことができ、洗浄ポンプ6は効率的に洗浄水を加圧することができ、洗浄ポンプ6および食器洗浄機1から発生する騒音を低減することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は一般家庭で食器類や調理類を洗浄する食器洗浄機に関するものである。
従来、この種の食器洗浄機1は図9に示すような構成をしている。以下、その構成について説明する。
図9に示すように、洗浄槽52は内部に食器53を収納する食器かご54を設けている。また、洗浄槽52内には、洗浄槽52内の洗浄水を加熱する加熱手段55(例えばシーズヒータなど)を設けるとともに、洗浄槽52の下面に配置された洗浄ポンプ56が洗浄水を加圧して、洗浄ノズル57の噴射孔58より洗浄水を噴射して食器かご54に収納した食器53を洗浄するように構成している。給水弁59は水道水を洗浄槽52に給水するものである。洗浄槽52内の洗浄水は排水ポンプ60により排水する。
フィルタ61は洗浄槽52に設け、洗浄行程およびすすぎ行程において、残菜(食器53に汚れとして付着していた食品を残菜という)を捕集する。送風ファン62は、乾燥行程で運転して機外より吸気し、吸気した空気を洗浄槽52内に送風し、排気口63より排気することにより、洗浄槽52内の食器53を乾燥させる。洗浄槽52の前面にドア64が開閉自在に設けられている。
温度検知手段65は、洗浄槽52を介して、洗浄水、空気および加熱手段55の温度を検知し、その出力を制御装置66に入力している。制御装置66は、温度検知手段65の出力に基づいて加熱手段55を制御するとともに、洗浄ポンプ56、給水弁59、排水ポンプ60、送風ファン62を制御して、洗浄、すすぎ、乾燥の一連の行程を逐次制御するよう構成している。
上記構成において動作を説明すると、利用者がドア64を前方に開け、食器53を食器かご54に配置し、洗浄槽52に収納して洗剤を入れた後、運転を開始すると、まず排水ポンプ60が動作して、前回の運転等で洗浄槽2内に残っている洗浄水(残水と呼ぶ)を機外へ排出する。
そして、給水弁59が動作して洗浄水を洗浄槽52に供給する。所定の洗浄水が供給されると、洗浄ポンプ56が洗浄水を加圧し、洗剤とともに洗浄ノズル57に設けた噴射孔58から洗浄水が噴射される。こうして洗浄行程が行われる。この洗浄行程では洗浄槽52内に設けた加熱手段55に通電して、洗浄水を洗浄行程での所定温度まで加熱する。
所定時間の洗浄行程を経ると、次に食器53から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を排水ポンプ60により機外へ排出する。引き続いて、新たに洗浄水を供給して洗浄ノズル57に設けた噴射孔58から再び噴射して、洗剤や残菜等で汚れた食器53をすすぐ行程を実行する。
このすすぎ行程を終えると、洗浄水を再び機外へ排出する。このすすぎ行程は連続して数回繰り返される。なお、洗浄およびすすぎ行程において、残菜は洗浄槽52に設けたフィルタ61内に捕集される。所定回数のすすぎ行程が終了すると乾燥行程が開始する。この行程では、送風ファン62が動作して機外の空気が洗浄槽52内へ送り込まれる。送り込まれた空気は加熱手段55により加熱された後、食器53を乾燥させて排気口63より機外へ排出される。乾燥行程終了後、運転を終了する。
特開2003−286998号公報
しかしながら、図9に示されるような従来の食器洗浄機51の構成では、以下のような課題がある。
図10に示すように、特許文献1に記載されている洗浄ポンプ56のインペラ67は、羽根68の幅がほぼ一定で形成されている。そのため、図11(a)に示すように、インペラ67の回転中心側の羽根68の隙間αに比べて、インペラ67の円周上の羽根68の隙間βは大きくなり、急激に拡大する構成になっている。この構成で、インペラ67を回転させると、洗浄水は羽根68と羽根68との間を全て満たすのではなく、図11(b)に示すように、領域Aが羽根68から剥離してしまって、効率的に洗浄水を加圧できなくなってしまうという課題がある。
また、領域Aが剥離してしまうので、領域Aで空気が渦を巻いてしまい、その結果、洗浄ポンプ56から騒音が発生して、食器洗浄機51全体の騒音を高くしてしまうという課題も発生してしまう。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、洗浄ポンプが洗浄水を効率的に加圧することを目的としている。
前記従来の課題を解決するため、本発明の食器洗浄機は、洗浄ポンプの有するインペラの複数の羽根が、インペラの回転中心から半径方向の外側に向かって羽根幅を徐々に厚くしたものである。これにより、インペラを回転した時に、羽根と羽根との隙間領域を全て洗浄水で満たすことができる。
本発明の食器洗浄機は、洗浄ポンプのインペラで、洗浄水が剥離してしまったり、剥離した結果、空気が渦を巻いて騒音を発生したりすることなく洗浄水を加圧することができる。
第1の発明は、食器類を配置する食器かごを収納する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄水を循環させる洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に回転自在に配設し、洗浄水を噴射する噴射孔を有する洗浄ノズルと、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する加熱手段と、前記洗浄槽内の洗浄水を排出する排水ポンプとを備え、前記洗浄ポンプは、前記洗浄槽内の洗浄水を加圧する複数の羽根が設けられたインペラを有するとともに、前記羽根は、前記インペラの回転中心から半径方向の外側に向かって羽根幅を徐々に厚くすることにより、羽根と羽根との隙間領域を全て洗浄水で満たすことができ、洗浄水が剥離してしまったり、剥離した結果、空気が渦を巻いて騒音を発生しにくくなり、洗浄ポンプは効率的に洗浄水を加圧することができ、洗浄ポンプおよび食器洗浄機から発生する騒音を低減することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のインペラに、インペラの羽根を覆うシュラウドを洗浄ポンプの洗浄水を吸込む側に設けたものであり、洗浄ポンプの洗浄水吸込み側の近傍付近で、洗浄水が渦巻くことなくスムーズに流れるので、より効率的に洗浄水を加圧することができ、騒音が発生するのをより低減することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の洗浄ポンプは、洗浄ノズルに洗浄水を供
給する洗浄水吐出経路と、洗浄水を洗浄槽外へ排出する排水経路を備えたもので、洗浄時と排水時にインペラの回転方向を逆転させるとともに、少なくとも洗浄時に排水経路を閉じて排水時に排水経路を開く開閉弁を有したもので、インペラの回転方向を正転させたり反転させたりすることで、洗浄水を洗浄ノズルに供給したり、洗浄槽外へ排出させたりすることができる。それゆえ、排水ポンプを設ける必要がなく、食器洗浄機を省スペースな構成にすることができるとともに、低コストな構成にもすることができるのでより良い。
給する洗浄水吐出経路と、洗浄水を洗浄槽外へ排出する排水経路を備えたもので、洗浄時と排水時にインペラの回転方向を逆転させるとともに、少なくとも洗浄時に排水経路を閉じて排水時に排水経路を開く開閉弁を有したもので、インペラの回転方向を正転させたり反転させたりすることで、洗浄水を洗浄ノズルに供給したり、洗浄槽外へ排出させたりすることができる。それゆえ、排水ポンプを設ける必要がなく、食器洗浄機を省スペースな構成にすることができるとともに、低コストな構成にもすることができるのでより良い。
第4の発明は、特に、第3の発明のインペラに設けられた羽根は、インペラの回転方向により羽根幅が可変するもので、排水を行う羽根の形状が、洗浄工程では前翼型のものを、排水工程ではラジアル型や後翼型の形状に近づいていくので、羽根の厚みが可変しない場合よりも高圧力で洗浄水を排水することができる。
第5の発明は、特に、第3または第4の発明のインペラの外側に構成される洗浄ポンプのポンプケーシングは、インペラの回転方向により、インペラの半径方向に対するインペラとの距離が可変する部分を有するもので、インペラの正転方向および逆転方向の回転に対し、ポンプケーシングをそれぞれ最適な形状にすることができるので、洗浄ポンプが洗浄水をより一層効率的に加圧することができ、洗浄性能や排水性能を向上させることができる。
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、食器3を配置する食器かご4を収納する洗浄槽2内には、洗浄水を加熱する加熱手段5(例えばシーズヒータなど)が設けられている。また、洗浄槽2の下面に配置された洗浄ポンプ6は、洗浄水を加圧する。加圧された洗浄水は、洗浄槽2内に設けられた洗浄ノズル7の噴射孔8より噴射される。洗浄槽2内の洗浄水は給水弁9から洗浄槽2に給水され、排水ポンプ10により排水される。
図1に示すように、食器3を配置する食器かご4を収納する洗浄槽2内には、洗浄水を加熱する加熱手段5(例えばシーズヒータなど)が設けられている。また、洗浄槽2の下面に配置された洗浄ポンプ6は、洗浄水を加圧する。加圧された洗浄水は、洗浄槽2内に設けられた洗浄ノズル7の噴射孔8より噴射される。洗浄槽2内の洗浄水は給水弁9から洗浄槽2に給水され、排水ポンプ10により排水される。
フィルタ11は洗浄槽2に設けられており、食器3を洗浄する洗浄行程および食器3をすすぐすすぎ行程で、残菜(食器3に汚れとして付着していた食品を残菜という)を捕集する。
送風ファン12は、乾燥行程で動作して、食器洗浄機1外の空気を洗浄槽2内に供給し、排気口13より排気することで、洗浄槽2内の食器3を乾燥させる。
洗浄槽2の前面にドア14が開閉自在に設けられており、ドア14を開くことで、食器3を食器洗浄機1から自由に出し入れすることができる。
温度検知手段15は、洗浄槽2内の洗浄水、空気および加熱手段5の温度を検知し、その出力を制御装置16に入力する。制御装置16は、温度検知手段15の出力に基づいて加熱手段5、洗浄ポンプ6、給水弁9、排水ポンプ10、送風ファン12を制御して、洗浄、すすぎ、乾燥の一連の行程を実行するように構成されている。
上記構成において動作を説明すると、利用者がドア14を開け、食器かご4に食器3を配置し、洗浄槽2に収納して洗剤を入れた後、運転を開始すると、排水ポンプ10が動作して、前回の運転等で洗浄槽2内に残っている洗浄水(残水と呼ぶ)を食器洗浄機1外へ排出する。
次に、給水弁9が動作して洗浄水を洗浄槽2に供給する。所定量の洗浄水が供給されると、洗浄ポンプ6により洗浄水が加圧され、洗剤とともに洗浄ノズル7に設けた噴射孔8
から洗浄水が噴射される。こうして洗浄行程が行われる。この洗浄行程では洗浄槽2内に設けた加熱手段5に通電して、洗浄水を洗浄所定温度まで加熱する。
から洗浄水が噴射される。こうして洗浄行程が行われる。この洗浄行程では洗浄槽2内に設けた加熱手段5に通電して、洗浄水を洗浄所定温度まで加熱する。
洗浄行程が所定時間行われると、食器3から洗い落とされた汚れを含む洗浄水が排水ポンプ10により機外へ排出される。そして、新たに洗浄水を供給し、洗浄ノズル7に設けた噴射孔8から再び洗浄水が噴射されて、洗剤や残菜等で汚れた食器3をすすぐ行程を実行する。
このすすぎ行程が終わると、洗浄水を再び機外へ排出する。このすすぎ行程は連続して数回繰り返される。洗浄およびすすぎ行程では、残菜は洗浄槽2に設けたフィルタ11内に捕集される。所定回数のすすぎ行程が終了すると乾燥行程が開始する。この行程では、送風ファン12が動作して食器洗浄機1外の空気が洗浄槽2内へ送り込まれる。送り込まれた空気は加熱手段4により加熱された後、食器3を乾燥させて排気口13より機外へ排出される。乾燥行程終了後、運転を終了する。
このように構成された本実施の形態によれば、洗浄ポンプ6のインペラ17に設けられた洗浄水を加圧する羽根18は、図2に示すように、インペラ17の回転中心からインペラ17の半径方向の外側に向かって羽根幅aが徐々に厚くなるように構成されているので、回転中心側の羽根18の隙間α2からインペラ17の円周上の羽根18の隙間β2は、急激に拡大することなく、徐々に拡大することになる。
それゆえ、インペラ17を所定回転数で回転させても、図3に示すように、羽根18と羽根18との隙間領域Bを全て洗浄水で満たすことができ、洗浄水が剥離してしまったり、剥離した結果、空気が渦を巻いて騒音を発生したりするという問題を発生させることなく洗浄水を加圧することができる。
以上より、洗浄ポンプ6は効率的に洗浄水を加圧することができ、洗浄ポンプ6および食器洗浄機1から発生する騒音を低減することができる。
なお、図4(a)および図4(b)に示すように、洗浄ポンプ6の洗浄水吸込み側Cに、インペラ17の羽根18を覆うシュラウド19を、インペラ17に設けてもよい。このような構成にすると、従来の、シュラウド19を設けない場合は、図5(a)に示すように、洗浄ポンプ6の洗浄水吸込み側Cの近傍D付近で、洗浄水が渦巻いてしまって、効率的に洗浄水を加圧できなかったり、騒音を発生させたりしていたのを、シュラウド19をインペラ17に設けることで、図5(b)に示すように、洗浄ポンプ6の洗浄水吸込み側Cの近傍D付近で、洗浄水が渦巻くことなくスムーズに流れるようにすることができるので、より効率的に洗浄水を加圧することができ、騒音が発生するのをより低減することができる。
また図6(a)および図6(b)に示すように、洗浄ポンプ6に、洗浄水を洗浄ノズル7に供給する洗浄水吐出経路20と、洗浄水を洗浄槽2外へ排出する排水経路21とを備え、洗浄時と排水時にインペラ17の回転方向を逆転させるとともに、洗浄時に排水経路21を閉じて排水時に排水経路21を開く開閉弁22を設けてもよい。
このような構成にすると、図6(a)に示すように、インペラ17を、洗浄水が洗浄ポンプ6を形成するポンプケーシング23に開閉弁22を加圧する方向(図6(a)では、反時計方向)に回転させることで、洗浄水は洗浄水吐出経路20へと吐出され、洗浄ノズル7から噴射して食器3を洗浄する。また、インペラ17を逆方向(図6(b)では、時計方向)に回転させることで、開閉弁22が排水経路21を開くことになり、洗浄水は排水経路21へと出ていって、洗浄槽2から洗浄水が排出されることになる。
したがって、インペラ17の回転方向を正転させたり反転させたりすることで、洗浄水を洗浄ノズル7に供給したり、洗浄槽2外へ排出させたりすることができる。それゆえ、図1に示す排水ポンプ10をなくすことができるので、食器洗浄機1を省スペースな構成にすることができるとともに、低コストな構成にもすることができるのでより良い。
それから、洗浄ポンプ6のインペラ17の厚みが、可変してもよい。1枚の羽根18は、複数の羽根からなり、図7(a)に示すように、固定羽根24と、可動羽根25で形成されている。可動羽根25は、軸26を中心に角度γで動くように設けている。可動羽根25は、角度γの始点と終点で、ストッパ27等で位置決めしてもよい。インペラ17に負荷がかかっていない状態では、始点の位置(図7(a)の実線の位置)に可動羽根25は、ばね等で押圧され、羽根の隙間β2が徐々に拡大するように形成している。
洗浄工程では、上記に述べたように、回転中心側の羽根18の隙間α2からインペラ17の円周上の羽根18の隙間β2は、急激に拡大することなく、徐々に拡大することになり、洗浄水を効率的に加圧することになる。
また、インペラ17が、排水経路21へ洗浄水を供給する方向に回転する時、すなわち排水工程では、羽根18は、図7(b)に示すように、洗浄水に与える圧力の反力を可動羽根25が受け、羽根幅aが半径方向にほぼ同じ厚みになるような形状に可変してもよい。排水を行う排水羽根18の形状が、洗浄工程では前翼型だったのが、排水工程ではラジアル型や後翼型に近づいていくことになるので、羽根18の厚みが可変しない場合よりも高圧力で洗浄水を排水することができる。その結果、図9に示すように、排水経路21がスムーズにセットされていなくても、確実に洗浄水を洗浄槽2から排水することができ、洗浄水が洗浄槽2内に残ってしまう排水不良を低減することができる。
それから、ポンプケーシング23は、洗浄水吐出経路20へ洗浄水を供給する方向に回転する洗浄工程では、図8(a)に示すように、ポンプケーシング23の可変部分28がインペラ17から洗浄水の流れ方向に対して、半径方向に離れていくように壁面を設けることにより、ポンプケーシング23は、舌部Eから、インペラ17に対して半径方向に徐々に拡大するスクロール形状を形成することになる。
一方、排水経路21へ洗浄水を供給する方向に回転する排水工程では、図8(b)に示すように、ポンプケーシング23の可変部分28がインペラ17に半径方向に近づくように可変することにより、少なくともポンプケーシング23の可変部分28は、インペラ17の排水方向に対して、図8(b)に示すF部から徐々に拡大する形状にすることができる。
したがって、インペラ17の正転方向および逆転方向の回転に対し、ポンプケーシング23をそれぞれ最適な形状にすることができるので、洗浄ポンプ6が洗浄水をより一層効率的に加圧することができ、洗浄性能や排水性能を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる食器洗浄機は、洗浄ポンプのインペラで、洗浄水が剥離してしまったり、剥離した結果、空気が渦を巻いて騒音を発生したりすることなく洗浄水を加圧することが可能となるので、ポンプを利用した送水技術を搭載した製品に幅広く適用できる。
1 食器洗浄機
2 洗浄槽
3 食器
4 食器かご
5 加熱手段
6 洗浄ポンプ
7 洗浄ノズル
8 噴射孔
10 排水ポンプ
17 インペラ
18 羽根
19 シュラウド
20 洗浄水吐出経路
21 排水経路
22 開閉弁
23 ポンプケーシング
2 洗浄槽
3 食器
4 食器かご
5 加熱手段
6 洗浄ポンプ
7 洗浄ノズル
8 噴射孔
10 排水ポンプ
17 インペラ
18 羽根
19 シュラウド
20 洗浄水吐出経路
21 排水経路
22 開閉弁
23 ポンプケーシング
Claims (5)
- 食器類を配置する食器かごを収納する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄水を循環させる洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に回転自在に配設し洗浄水を噴射する噴射孔を有する洗浄ノズルと、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する加熱手段と、前記洗浄槽内の洗浄水を排出する排水ポンプとを備え、前記洗浄ポンプは、前記洗浄槽内の洗浄水を加圧する複数の羽根が設けられたインペラを有するとともに、前記羽根は、前記インペラの回転中心から半径方向の外側に向かって羽根幅を徐々に厚くした食器洗浄機。
- 洗浄ポンプの洗浄水を吸込む側にインペラの羽根を覆うシュラウドを前記インペラに設けた請求項1記載の食器洗浄機。
- 洗浄ポンプは、洗浄ノズルに洗浄水を供給する洗浄水吐出経路と、洗浄水を洗浄槽外へ排出する排水経路を備え、洗浄時と排水時にインペラの回転方向を逆転させるとともに、少なくとも洗浄時に前記排水経路を閉じて排水時に前記排水経路を開く開閉弁を有する請求項1または2に記載の食器洗浄機。
- インペラに設けられた羽根は、前記インペラの回転方向により羽根幅が可変する請求項3に記載の食器洗浄機。
- インペラの外側に構成される洗浄ポンプのポンプケーシングは、前記インペラの回転方向により、前記インペラの半径方向に対する前記インペラとの距離が可変する部分を有する請求項3または4に記載の食器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008272746A JP2010099218A (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008272746A JP2010099218A (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | 食器洗浄機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010099218A true JP2010099218A (ja) | 2010-05-06 |
Family
ID=42290394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008272746A Pending JP2010099218A (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | 食器洗浄機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010099218A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013245569A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Denso Corp | ポンプ |
CN112674683A (zh) * | 2019-10-18 | 2021-04-20 | 青岛海尔洗碗机有限公司 | 一种洗涤装置的泵体结构及安装有该泵体结构的洗碗机 |
-
2008
- 2008-10-23 JP JP2008272746A patent/JP2010099218A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013245569A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Denso Corp | ポンプ |
CN112674683A (zh) * | 2019-10-18 | 2021-04-20 | 青岛海尔洗碗机有限公司 | 一种洗涤装置的泵体结构及安装有该泵体结构的洗碗机 |
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