JP2010098858A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンユニットに装着されているファンの交換作業が容易になるとともに、ファンの交換時に、ねじや塵埃などの異物が主回路部に入るのを防止する。
【解決手段】筐体20の上部空間に複数のファン28,30を装着したファンユニット27を収納し、筐体の下部空間に発熱部品を含む主回路部5を収納し、筐体の前面で開口する開口部をカバーで閉塞してなるインバータ装置である。筐体内部には、上部空間及び下部空間を仕切り、通気穴25aを形成した仕切り板25を配置するとともに、上部空間を閉塞する上部カバー21及び下部空間を閉塞する下部カバー22を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ファンユニットと主回路部とを収納したインバータ装置に関する。
電力変換装置であるインバータ装置は、制御回路や電源回路が構成されたプリント基板、半導体素子を含む主回路部、半導体素子の冷却フィンなどを備えており、またこれらを冷却するための冷却ファンを備えている。ここで、冷却ファンは交換可能であることが必要であり、そのための実装構造も種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図8から図10は、上記のような従来のインバータ装置の外観を示す斜視図である。
図8に示すように、このインバータ装置は、筐体1内部に主回路部及び冷却ファンが配置され、筐体1の開口部を閉塞するカバー2が複数のねじ3で固定されている。
図9及び図10に示すように、筐体1内部には、上部にファンユニット4が配置され、ファンユニット4の下部に主回路部5が配置されている。
ファンユニット4は、ユニットケース14に複数の冷却ファン6〜13が装着されている。
そして、冷却ファン6〜13の交換作業を行う際には、先ず、ねじ3を外してカバー2を開け(図9参照)、筐体1内部のファンユニット4を露出させる。次に、冷却ファン6〜13へ電源を供給するための配線を固定しているねじ(不図示)及びファンユニット4を固定しているねじ15を外す。そして、ファンユニット4を前方に引き出し(図10参照)、冷却ファン6〜13の交換を行う。
また、交換した冷却ファン6〜13の収納は、上記と逆の手順で行う。すなわち、冷却ファン6〜13を装着したファンユニット14を筐体1内部に戻した後、ねじにより配線を固定するとともに、ねじ15でファンユニット4を固定する。その後、カバー2を複数のねじ3により筐体1に固定する。なお、以上の各構成部品の取り外し及び固定は、ドライバなど所定の工具を用いて行う。
特開2007−325383号公報
しかし、上述した従来のインバータ装置は、筐体1内部の上部に配置したファンユニット4と下部に配置した主回路部5の間を仕切る部材が存在しないので、筐体1内部からファンユニット4を引き出す際に、長年の使用で冷却ファン6〜13に堆積している塵埃が主回路部5側に落ちてしまい、清掃作業が必要となったり、清掃作業が不完全なために塵埃の付着によって主回路部5が絶縁不良、発火などの問題を引き起こすおそれがある。
また、ファンユニット4を前方に引き出す際にはユニット重量を作業者が支えなければならず、冷却ファンの個数が多い大容量のインバータ装置になると作業者の負担が高くなる。
また、筐体1内部のファンユニット4と主回路部5の間を仕切る部材が存在しない従来のインバータ装置は、内部攪拌用の冷却ファン10〜13の排気が筐体1内部に戻ってしまうので、筐体1内部の冷却効率が低下してしまう。
さらに、筐体1の開口部を閉塞しているカバー2は重量物であり、ねじ止めでの固定箇所も多くなり、組み立て工数が増加するとともに、交換作業時にカバー2を外すと主回路部5が完全に露出するので、ねじや塵埃などの異物が主回路部5に入りやすい。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、ファンユニットに装着されているファンの交換作業が容易になるとともに、ファンの交換時に、ねじや塵埃などの異物が主回路部に入るのを防止することができるインバータ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係るインバータ装置は、筐体の上部空間に複数のファンを装着したファンユニットを収納し、前記筐体の下部空間に発熱部品を含む主回路部を収納し、前記筐体の前面で開口する開口部を着脱自在なカバーで閉塞してなるインバータ装置において、前記筐体内部に、前記上部空間及び前記下部空間を仕切り、通気穴を形成した仕切り板を配置するとともに、前記カバーを、前記上部空間側の前記開口部を閉塞する上部カバーと、前記下部空間側の前記開口部を閉塞する下部カバーとで構成した。
この発明によると、上部空間側の開口部にファンユニットを引き出す際に、主回路部を収納する下部空間との間が仕切り板で仕切られているので、長年の使用でファンに堆積している塵埃が主回路部側に落ちにくくなり、清掃作業を低減することができる。また、ファンユニットを固定していたねじ等も主回路部に落ちにくくなる。
そして、ファンユニットを収納している上部空間を覆う上部カバーは小型で軽量であり、この上部カバーの着脱動作を容易に行うことができるとともに、交換作業時に上部カバーを外しても、筐体の下部空間に配置されている主回路部は下部カバーに覆われて外部に露出しないので、ねじや塵埃などの異物が主回路部に入り難くなる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のインバータ装置において、前記仕切り板は、前記上部カバーを外して前記ファンユニットを前記上部空間側の前記開口部に引き出す際に、前記ファンユニットの下面がスライド移動するレールとして機能するようにした。
この発明によると、ファンユニットを上部空間側の開口部に引き出す際に、ファンユニットは仕切り板上をスライド移動していくので、ユニット重量を作業者が支える必要がなく、ファンの個数が多い大容量のファンユニットであっても、作業者の負担を低減することができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のインバータ装置において、前記ファンユニットを前記上部空間側の前記開口部に引き出す際に、前記仕切り板上に前記通気穴を閉塞するシールプレートを配置するようにした。
この発明によると、シールプレートを仕切り板上に配置することで、仕切り板に形成されている全ての通気用の穴はシールプレートにより完全に閉塞されるので、ファンに堆積している塵埃や、ねじ等の部品が主回路部側に落ちるのを確実に防止することができる。
また、請求項4記載の発明は、請求項1又は3の何れか1項に記載のインバータ装置において、前記仕切り板の前記開口部側に、前記ファンユニットの電源ハーネスを中継するオス型及びメス型の中継コネクタの一方を固定するコネクタ固定部を一体に形成した。
この発明によると、仕切り板の前記開口部側にコネクタ固定部を設けたことで、上部カバーを外した後に、中継コネクタの着脱動作を直ぐに行うことができる。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載のインバータ装置において、前記コネクタ固定部に固定した前記オス型及びメス型の中継コネクタの一方の高さが、前記上部空間側の前記開口部に引き出される前記ファンユニットの下面より低位置となるように、前記コネクタ固定部を、前記仕切り板に対して低い位置に折り曲げて形成した。
この発明によると、ファンユニットを引き出す際には、コネクタ固定部に固定されている中継コネクタが邪魔にならないので、ファンユニットの引き出し動作を直ぐに行うことができる。
さらに、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載のインバータ装置において、前記仕切り板の端部を、前記筐体の上下方向に延在する側板に固定した。
この発明によると、ファンユニットの駆動振動が筐体の側板に伝達されても、側板は、仕切り板に固定されて振動による剛性が向上しているので、内部部品に悪影響を与える共振などを防止することができる。
本発明に係るインバータ装置によれば、筐体の上部空間からファンユニットを引き出す際に、主回路部を収納する下部空間との間が仕切り板で仕切られているので、長年の使用でファンに堆積している塵埃が主回路部側に落ちにくくなり、清掃作業を低減することができるとともに、ファンユニットを固定していたねじ等も主回路部に落ち難くすることができる。
また、従来装置のような筐体の開口部の全面を覆う大型で大重量のカバーを使用せず、ファンユニットを収納する上部空間を覆う小型で軽量な上部カバーを使用しているので、上部カバーの着脱動作を容易に行うことができるとともに、交換作業時に上部カバーを外しても主回路部が露出しないので、ねじや塵埃などの異物を主回路部に入り難くすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図8から図10で示した構成と同一構成部分は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
(第1実施形態)
図1から図4は、本発明に係る第1実施形態のインバータ装置を示すものであり、図1は第1実施形態のインバータ装置の外観を示す斜視図、図2は第1実施形態のインバータ装置の上部前面カバーを外した状態を示す図、図3は第1実施形態のインバータ装置のファンユニットを筐体内部から引き出した状態を示す図、図4(a)は図1のA−A線矢視図、図4(b)は第1実施形態のインバータ装置のファンユニットを筐体内部から引き出している途中の状態を示す図である。
本実施形態のインバータ装置は、図1及び図2に示すように、前面が開口している金属板からなる筐体20と、筐体20の開口部を閉塞する金属板からなる上部前面カバー21及び下部前面カバー22とを備えており、筐体20を構成する天井板23には、矩形状に開口した通気開口部24が設けられている。
図3及び図4(a),(b)に示すように、筐体20内部には、内部空間を上部空間及び下部空間に仕切る仕切り板25及びユニット支持部26が配置されており、これら仕切り板25及びユニット支持部26の上部空間がファンユニット27を収納する空間とされ、仕切り板25の下部空間が、発熱部品を含む主回路部5(図4を参照)を収納する空間とされ、ユニット支持部26の下部空間が、主回路部5を構成するIGBTやダイオード等の発熱部品を搭載する冷却フィン5aを収納する空間とされている。
そして、ファンユニット27を収納した上部空間に通じる筐体20の上部開口部を上部前面カバー21が閉塞し、主回路部5を収納した下部空間に通じる筐体20の下部開口部を下部前面カバー22が閉塞している。
下部前面カバー22は、筐体20の下部開口部の周縁に設けた当接板部(不図示)に複数のねじ22aをねじ込むことで、下部開口部を閉塞しながら着脱自在に固定されている。
上部前面カバー21は、多数のスリット21aを形成した矩形板状の金属部材であり、長手方向の上部中央にねじ通過穴21bが形成され、長手方向の下部両端に一対のねじ通過スリット21cが形成されている。また、筐体20の上部開口部の周縁に設けた当接板部20a,20b,20cには、ねじ通過穴21b及び一対のねじ通過スリット21cに対応する位置にねじ穴20d,20eが形成されている。そして、上部前面カバー21は、ねじ通過穴21b及び一対のねじ通過スリット21cに通過させた複数のねじ21fを、当接板部20a,20b,20cのねじ穴20d,20eにねじ込むことで、上部開口部を閉塞しながら着脱自在に固定されている。なお、多数のスリット21aは、排気用の穴として機能する。
ファンユニット27は、図3に示すように、複数の冷却ファン28を支持するユニットケース29と、ユニットケース29の前面に固定されて複数の排気ファン30を支持するサブユニットケース31とを備えている。ユニットケース29及びサブユニットケース31は、複数の排気ファン30の下面が複数の冷却ファン28の下面に対して下方に位置するように支持している。
仕切り板25は矩形板状の金属部材であり、図3に示すように、上部空間に配置したファンユニット27の複数の排気ファン30に対して下方から夫々対応し、下部開口部に連通する矩形状の穴が形成されており、これら矩形状の穴は、排気ファン30の排気用の穴25aとして機能する。この仕切り板25は、詳細には図示していないが、短尺方向の両縁部に一対の折曲部が形成されており、前面側に位置する一方の折曲部が下部前面カバー22の上縁に固定され、背面側に位置する他方の折曲部がユニット支持部26にねじを介して固定されている。
また、ユニット支持部26には、上部空間に配置したファンユニット27の複数の冷却ファン28に対して下方から夫々対応し、下部開口部に連通する矩形状の穴が形成されており、これら矩形状の穴は、冷却ファン28の外気排気用の穴26bである。
図4(a)に示すように、仕切り板25の上面25cと、ユニット支持部26の上面26cは、互いに段違いとされながら平行に延在している。
また、図3及び図4(a)に示すように、ファンユニット27は、ユニットケース29に支持されている各冷却ファン28の下面の周縁部がユニット支持部26の上面26cに当接し、ねじ27aを、ユニットケース29に形成したねじ通過穴29aを通過してユニット支持部26に形成したねじ穴26aにねじ込むことで、筐体20(ユニット支持部26を含む)に固定されながら上部空間に配置される。ここで、図4(a)の筐体20の内壁に固定されている符号32の部材は、冷却ファン28の下面の周縁部がユニット支持部26の上面26cに当接しているユニットケース29を、弾性変形によりユニット支持部26側に押圧支持する弾性支持部材である。また、ファンユニット27は、ねじ27aを外すことで、筐体20の上部開口部に向けて前後方向にスライド可能とされている。
上記構成のインバータ装置のファンユニット27は、図1に示すように冷却ファン28を駆動して筐体20の下面及び下方側面から導入した外気が冷却フィン5aを通過して熱交換を行い、外気排気用の孔26bを介して通気開口部24から排出されるとともに、排気ファン30の駆動による筐体20内部空気の吸引動作により、下部空間の主回路部5側に存在する高温空気を、排気用の穴25a、排気ファン30を通過して上部空間に導入し、上部空間から上部前面カバー21に形成した多数のスリット21aを通過させて外部に排出する。
次に、本実施形態のインバータ装置における冷却ファン28及び排気ファン30の交換手順について、図4(a),(b)を参照しながら説明する。
先ず、複数のねじ21fを外すことで、筐体20の上部開口部を閉塞している上部前面カバー21を取り外す。次いで、複数のねじ27aを外すことで、筐体20及びユニット支持部26に対するファンユニット27の固定状態を解除する。
そして、ファンユニット27を、筐体20の上部開口部に向けて移動していく。この際、サブユニットケース31に支持されている排気ファン30の固定ボルト30aが仕切り板25の上面25cをスライド移動していき、ユニットケース29に支持されている冷却ファン28の下面の周縁部がユニット支持部26の上面26cをスライド移動していく。
このため、図4(b)で示すように、仕切り板25の上面25c及びユニット支持部26の上面26cを示す太線の実線が、ファンユニット27を引き出す際のレール面33となり、ファンユニット27は、レール面33をスライド移動しながら筐体20の前面側に引き出されていく。
このように、ファンユニット27を筐体20の前面側に引き出し、冷却ファン28及び排気ファン30の交換を行い、上記とは逆の手順で、交換した冷却ファン28及び排気ファン30を配置したファンユニット27を、レール面33をスライド移動させながら筐体20の上部開口部内に配置し、弾性支持部材32によりユニットケース29をユニット支持部26側に押圧した状態で、ねじ27aを、ユニット支持部26のねじ穴26a及び筐体20の内壁に設けたねじ穴にねじ込む。そして、筐体20の上部開口部を上部前面カバー21で閉塞し、ねじ21fを当接板部20a,20b,20cのねじ穴20d,20eにねじ込んで上部前面カバー21を筐体20に固定することで、冷却ファン28及び排気ファン30の交換作業が完了する。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態によると、筐体20内部からファンユニット27を引き出す際には、少なくともファンユニット27を収納する上部空間と主回路部5を収納する下部空間とが仕切り板25で仕切られているので、長年の使用で冷却ファン28及び排気ファン30に堆積している塵埃が主回路部5側に落ちにくくなり、清掃作業を低減することができるとともに、塵埃の付着による主回路部5の絶縁不良、発火などの問題を防止することができる。
また、ファンユニット27を筐体20の前面側に引き出す際には、ファンユニット27が仕切り板25の上面25c及びユニット支持部26の上面26cで構成されるレール面33をスライド移動していくので、ユニット重量を作業者が支える必要がなく、冷却ファン28及び排気ファン30の個数が多い大容量のファンユニット27であっても、作業者の負担を低減することができる。
また、排気ファン30の下方に仕切り板25が配置されており、しかも、仕切り板25の上方の上部空間が、ファンユニット27のユニットケース29によって冷却ファン28側と仕切られているので、排気ファン30から排出された空気が筐体20の下部空間に戻ることがなく、筐体20の下部空間における冷却効率が低下することがない。
また、冷却ファン28及び排気ファン30の交換作業を行う場合には、従来装置のような筐体の開口部の全面を覆う大型で大重量のカバーを使用せず、ファンユニット27を収納する上部空間を覆う小型で軽量な上部前面カバー21を使用しているので、上部前面カバー21の着脱動作を容易に行うことができるとともに、交換作業時に上部前面カバー21を外しても、下部空間に配置されている主回路部5は下部前面カバー22に覆われて外部に露出しないので、ねじや塵埃などの異物を主回路部5に入り難くすることができる。
このように、本実施形態は、冷却ファン28及び排気ファン30の交換作業が容易になり、部品点数が少なくなるとともに、冷却効率が向上し、信頼性の高いインバータ装置を提供することができる。
(第2実施形態)
次に、図5は、本発明に係る第2実施形態のインバータ装置の要部を示すものであり、図5(a)は筐体の上部空間からファンユニットを引き出した状態を示す図、図5(b)は仕切り板上に配置されるシールプレートを示す斜視図である。なお、図1から図4で示した構成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態は、図4に示すように、筐体20の上部空間からファンユニット27を引き出した後に、仕切り板25に形成されている複数の排気用の穴25aを閉塞するシールプレート34が装着されている。
シールプレート34は、複数の排気用の穴25aを閉塞する平板形状のシール部34aと、シール部34aから直角に折曲形成された折曲部34bに設けた一対のねじ通過スリット34cとを備えている。
本実施形態は、下部前面カバー22を筐体20に固定している上部のねじ22aを取り外し、シールプレート34のシール部34aを仕切り板25の上面25cに当接することで全ての排気用の穴25aを閉塞し、下部前面カバー22のねじ通過穴(不図示)にねじ通過スリット34cを対応し、取り外した前記ねじ22aをねじ込むことで、シールプレート34が仕切り板25上に仮に固定される。
本実施形態によると、筐体20内部からファンユニット27を引き出す直前に、シールプレート34を仕切り板25上に仮に固定することで、仕切り板25に形成されている全ての排気用の穴25aはシールプレート34のシール部34aにより完全に閉塞されるので、冷却ファン28及び排気ファン30に堆積している塵埃や、ねじ等の部品が主回路部5側に落ちるのを確実に防止することができる。
(第3実施形態)
さらに、図6及び図7は、本発明に係る第3実施形態のインバータ装置の要部を示すものであり、図6はファンユニットを配置している筐体の上部空間の要部を示す図、図7は構造異なる仕切り板の外観形状を示す斜視図である。
図7に示すように、本実施形態の仕切り板35は矩形板状の金属部材であり、ファンユニット27の複数の排気ファン30に対して下方から夫々対応し、下部開口部に連通する排気用の穴35aが形成されている。この仕切り板35の長尺方向の両縁部に一対の折曲部35b、35cが形成されており、筐体20の前面側に位置する一方の折曲部35bが下部前面カバー22の上縁にねじ(不図示)を介して固定され、背面側に位置する他方の折曲部35cがユニット支持部26にねじ(不図示)を介して固定されるようになっている。この仕切り板35の長尺方向の一方の縁部にも折曲部25dが形成されており、筐体20の側板にねじ(不図示)を介して固定されるようになっている。
仕切り板35の長尺方向の他方の縁部の前面側には、排気用の穴35aを形成した面に対して下方位置の段差部36aが存在するように折り曲げられたコネクタ固定部36が形成されている。
このコネクタ固定部36は、段差部36aの端部から折り曲げて形成されている折曲部36bと、段差部36aに形成されたコネクタ嵌合穴36cとを備えている。
そして、図6に示すように、筐体20の側板を通過したねじ37が折曲部36bに設けたねじ穴にねじ込まれることで、コネクタ固定部36が筐体20に固定されている。
段差部36aのコネクタ嵌合穴36cには、メス型の中継コネクタ39が嵌合されており、この中継コネクタ39は、主回路部5の駆動部(不図示)から延在している電源ハーネス38の先端に固定されている。ここで、中継コネクタ39の上端は、ファンユニット27(ユニット支持部26)の下面に対して寸法Tだけ下方位置となるように設定されている。
そして、ファンユニット27のユニットケース29の前面には、冷却ファン28の電源ハーネス40が引き出されており、その電源ハーネス40の先端には、メス型の中継コネクタ39に連結するオス型の中継コネクタ41が固定されている。
本実施形態によると、筐体20の開口部側に、主回路部5の駆動部及び冷却ファン28を電気的に接続する中継コネクタ39,41が設けられており、コネクタ固定部36に固定されている中継コネクタ39の上端が、ファンユニット27の引き出しに邪魔にならないようにファンユニット27の下面に対して下方位置に配置されているので、上部前面カバー21を外した後に、中継コネクタ39,41の着脱動作、ファンユニット27を引き出して冷却ファン28,排気ファン30を交換する作業を能率的に行うことができる。
また、例えばファンユニット27から振動が筐体20の側板に伝達されても、筐体20の側板は、コネクタ固定部36の折曲部36bが固定されて振動による剛性が向上しているので、内部部品に悪影響を与える共振などを防止することができる。
本発明に係る第1実施形態のインバータ装置の外観を示す斜視図である。 本発明に係る第1実施形態のインバータ装置の上部前面カバーを外した状態を示す図である。 本発明に係る第1実施形態のインバータ装置のファンユニットを筐体内部から引き出した状態を示す図である。 (a)は図1のA−A線矢視図、(b)は本発明に係る第1実施形態のインバータ装置のファンユニットを筐体内部から引き出している途中の状態を示す図である。 (a)は本発明に係る第2実施形態の筐体の上部空間からファンユニットを引き出した状態を示す図、(b)は仕切り板上に配置されるシールプレートを示す斜視図である。 本発明に係る第3実施形態の筐体の上部空間にファンユニットを配置している要部を示す図である。 本発明に係る第3実施形態の仕切り板の外観形状を示す斜視図である。 従来のインバータ装置の外観を示す斜視図である。 従来のインバータ装置の前面カバーを外した状態を示す図である。 従来のインバータ装置のファンユニットを外した状態を示す図である。
符号の説明
5…主回路部、5a…冷却フィン、20…筐体、20a,20b,20c…当接板部、21…上部前面カバー(上部カバー)、21a…スリット、22…下部前面カバー(下部カバー)、25…仕切り板、25a…排気用の穴(通気穴)、25c…仕切り板の上面、25d…折曲部、26…ユニット支持部、26a…ねじ穴、26b…外気排気用の穴、26c…ユニット支持部の上面、27…ファンユニット、27a…ねじ、28…冷却ファン(ファン)、29…ユニットケース、29a…ねじ通過穴、30…排気ファン(ファン)、30a…固定ボルト、31…サブユニットケース、32…弾性支持部材、33…レール面(レール)、34…シールプレート、34a…シール部、34b…折曲部、34c…ねじ通過スリット、35…仕切り板、35a…排気用の穴、35b,35c…折曲部、36…コネクタ固定部、36a…段差部、36b…折曲部、36c…コネクタ嵌合穴、37…ねじ、38,40…電源ハーネス、39,41…中継コネクタ、40…電源ハーネス、41…中継コネクタ

Claims (6)

  1. 筐体の上部空間に複数のファンを装着したファンユニットを収納し、前記筐体の下部空間に発熱部品を含む主回路部を収納し、前記筐体の前面で開口する開口部を着脱自在なカバーで閉塞してなるインバータ装置において、
    前記筐体内部に、前記上部空間及び前記下部空間を仕切り、通気穴を形成した仕切り板を配置するとともに、前記カバーを、前記上部空間側の前記開口部を閉塞する上部カバーと、前記下部空間側の前記開口部を閉塞する下部カバーとで構成したことを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記仕切り板は、前記上部カバーを外して前記ファンユニットを前記上部空間側の前記開口部に引き出す際に、前記ファンユニットの下面がスライド移動するレールとして機能することを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 前記ファンユニットを前記上部空間側の前記開口部に引き出す際に、前記仕切り板上に前記通気穴を閉塞するシールプレートを配置することを特徴とする請求項1又は2記載のインバータ装置。
  4. 前記仕切り板の前記開口部側に、前記ファンユニットの電源ハーネスを中継するオス型及びメス型の中継コネクタの一方を固定するコネクタ固定部を一体に形成したことを特徴とする請求項1又は3の何れか1項に記載のインバータ装置。
  5. 前記コネクタ固定部に固定した前記オス型及びメス型の中継コネクタの一方の高さが、前記上部空間側の前記開口部に引き出される前記ファンユニットの下面より低位置となるように、前記コネクタ固定部を、前記仕切り板に対して低い位置に折り曲げて形成したことを特徴とする請求項4記載のインバータ装置。
  6. 前記仕切り板の端部を、前記筐体の上下方向に延在する側板に固定したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のインバータ装置。
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