JP2010098463A - インターホンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の子機及び親機が分岐器を介して共通の伝送線路に分岐接続されるシステム構成においても伝送効率を低下させずに衝突を回避して音声を多重伝送することを可能とする。
【解決手段】通話を開始するイベントが発生したら中継装置Rの信号処理部44が送信開始コマンドを送信して複数の子機S1,S2及び複数の親機M1,M2にそれぞれ順番に送信権を与える。故に、複数の子機S1,S2及び複数の親機M1,M2から送信されるパケットの衝突を回避しつつ子機S1と親機M1並びに子機S2と親機M2の複数組が同時に通話することができる。その結果、複数の子機S1,S2及び親機M1,M2が分岐器Bを介して共通の伝送線路Ls1,Ls2に分岐接続されるシステム構成においても伝送効率を低下させずに衝突を回避して音声と映像を多重伝送することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インターホンシステムに関するものである。
従来のインターホンシステムは、インターホン親機やインターホン副親機並びにインターホン子機などの通話機器が送り配線で接続され、例えば、1台のインターホン親機と1台のインターホン副親機とが通話している間は伝送線路が当該2台の通話機器に占有されてしまうため、複数組の通話機器が同時に通話することはできなかった。
これに対して音声や映像をディジタルデータに変換し、当該ディジタルデータ(音声データ及び映像データ)をパケットに分割して伝送することで伝送線路をタイムシェアリングして複数組の通話機器が同時に通話できるインターホンシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されている従来システムは、複数の通話機器がそれぞれ分岐器を介して共通の伝送線路に分岐接続されてなり、個々の通話機器がキャリア検知多重アクセス衝突検出(CSMA/CD)方式でパケットを多重伝送している。このCSMA/CD方式は、伝送線路上に一定時間(フレーム間ギャップ)以上無信号状態が続くと、任意の通話機器が送信可能となる通信方式であって、通話機器は、無信号を検出するためのキャリア信号検出機能と、信号の衝突を検出する衝突検出機能とを有している。尚、信号の衝突が検出された場合、通話機器は送信を一時停止し、所定の時間後に再び信号の送信を試みる。
ここで、多数の通話機器(子機及び親機<副親機を含む。>)が分岐器を介して共通の伝送線路に分岐接続されるインターホンシステムにおいては、一の通話機器から送信された伝送信号が他の通話機器で受信されるまでに2台の分岐器を経由することになるから、分岐器を通過する際の伝送信号の減衰が大きいためにキャリアセンスができなくなり、その結果、伝送信号(パケット)の衝突が頻繁に発生する虞があった。
これに対して、主装置と複数の端末が共通の伝送線路に接続されてなるインターホンシステムにおいて、主装置が複数の端末を常時ポーリングし、主装置から送信権を与えられる1台の端末のみが伝送信号を送信するポーリング方式のものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載されている従来例では、ポーリング方式を採用することで伝送信号の衝突を防止しているために各端末がキャリア検出を行う必要が無い。
特開2005−136643号公報 特許第3686517号公報
上述のように特許文献2に記載されている従来例ではポーリング方式を採用しているために個々の端末(通話機器)がキャリア検出を行わないので、端末間に複数台の分岐器が存在しても衝突回避に支障はない。しかしながら、特許文献2に記載されている従来例では主装置が複数の端末を順番にポーリングして送信権を与えているので、個々の端末が実際に伝送信号を送信する機会がポーリングの周期に限定されてしまうことになる。そのため、通話が行われていない端末にも送信権が与えられてしまい、しかも、共通の伝送線路に分岐接続される端末(子機及び親機)の台数が増えるにつれて各端末における待ち時間(送信権が与えられる周期)も増加してしまうためにデータの伝送効率が低下する虞がある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、複数の子機及び親機が分岐器を介して共通の伝送線路に分岐接続されるシステム構成においても伝送効率を低下させずに衝突を回避して音声を多重伝送することが可能なインターホンシステムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、第1の伝送線路に各々分岐器を介して分岐接続された複数の子機と、第2の伝送線路に各々分岐器を介して分岐接続された複数の親機と、第1及び第2の伝送線路に各々分岐器を介さずに接続された中継装置とを有し、子機並びに親機は、話者が発する音声を集音する集音手段と、集音手段で集音された音声をディジタルデータに変換するデータ変換手段と、データ変換手段で変換された音声データを含むパケットを第1又は第2の伝送線路を介して送信する送信手段と、第1又は第2の伝送線路を介して伝送されるパケットを受信する受信手段と、受信手段で受信したパケットに含まれる音声データをアナログの音声信号に変換するディジタル・アナログ変換手段と、ディジタル・アナログ変換手段から出力される音声信号を音声に変換して鳴動する鳴動手段とを備え、中継装置は、第1の伝送線路を介して子機との間でパケットを相互に伝送する第1の通信手段と、第2の伝送線路を介して親機との間でパケットを相互に伝送する第2の通信手段と、第1の通信手段で受信するパケットを第2の通信手段から送信させるとともに第2の通信手段で受信するパケットを第1の通信手段から送信させる中継処理手段とを備え、中継処理手段は、何れかの子機と親機との間で通話を開始するイベントが発生した場合、当該子機並びに親機に対して送信権を与えるための送信開始コマンドを含むパケットを第1及び第2の通信手段から送信させるとともに当該送信開始コマンドを含むパケットの送信前に当該子機及び親機にそれぞれ中継すべき1乃至複数のパケットを第1及び第2の通信手段から送信させてなり、子機は、中継装置から送信される送信開始コマンドを含むパケットを受信手段で受信するとデータ変換手段で変換された音声データを含む1乃至複数のパケットを送信手段から送信させ且つ当該パケットの送信後に中継装置に対して送信権を返還するための送信終了コマンドを含むパケットを送信手段から送信させる制御手段とを備え、親機は、中継装置から送信される送信開始コマンドを含むパケットを受信手段で受信するとデータ変換手段で変換された音声データを含む1乃至複数のパケットを送信手段から送信させ且つ当該パケットの送信後に中継装置に対して送信権を返還するための送信終了コマンドを含むパケットを送信手段から送信させる制御手段を備え、中継装置の中継処理手段は、子機及び親機から送信される送信終了コマンドを含むパケットを第1及び第2の通信手段で受信した後に次の送信開始コマンドを含むパケットを第1及び第2の通信手段から送信させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、通話を開始するイベントが発生するまでは中継装置の中継処理手段が送信開始コマンドを含むパケットを第1及び第2の通信手段から送信することがないので、従来例のように常時ポーリングする場合と比較してデータの伝送効率が低下しない。しかも、前記イベントが発生したら中継装置の中継処理手段が送信開始コマンドを含むパケットを第1及び第2の通信手段から送信して複数の子機及び複数の親機にそれぞれ順番に送信権を与えるので、複数の子機及び複数の親機から送信されるパケットの衝突を回避しつつ子機と親機の複数組が同時に通話することができる。その結果、複数の子機及び親機が分岐器を介して共通の伝送線路に分岐接続されるシステム構成においても伝送効率を低下させずに衝突を回避して音声を多重伝送することが可能となる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、中継装置の中継処理手段は、音声データを含むパケットに前記送信開始コマンドを含めて第1及び第2の通信手段から送信させ、子機並びに親機の制御手段は、音声データを含むパケットに前記送信終了コマンドを含めて送信手段から送信させることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、送信開始コマンドや送信終了コマンドを専用のパケットで伝送する場合と比較して伝送効率の向上が図れる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、中継装置の中継処理手段は、複数のパケットを第1及び第2の通信手段から送信させる際、送信先の子機及び親機までの伝送線路長に応じた時間間隔を空けて当該複数のパケットを送信させ、子機並びに親機の制御手段は、複数のパケットを送信手段から送信させる際、中継装置までの伝送線路長に応じた時間間隔を空けて当該複数のパケットを送信させることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、通常のCSMA方式のように伝送線路長の往復分の時間間隔を空ける必要が無いため、時間効率の向上が図れる。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、子機は、話者を撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像された映像をディジタルデータに変換する映像データ変換手段と、映像データ変換手段で変換された映像データを含むパケットを第1の伝送線路を介して送信する前記送信手段とを備え、親機は、映像を表示する表示手段と、受信手段で受信したパケットに含まれる映像データを信号処理して表示手段に映像を表示させる映像信号処理手段とを備え、中継装置の中継処理手段は、映像データを含むパケットに前記送信開始コマンドを含めて第2の通信手段から送信させ、子機の制御手段は、映像データを含むパケットに前記送信終了コマンドを含めて送信手段から送信させることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、送信開始コマンドや送信終了コマンドを専用のパケットで伝送する場合と比較して伝送効率の向上が図れる。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、前記送信開始コマンド並びに送信終了コマンドは、パケットのヘッダに含まれるフラグからなることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、送信開始コマンド並びに送信終了コマンドを含むパケットの送信時間を短縮することができる。
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか1項の発明において、中継装置の中継処理手段は、同一内容のデータを含む複数個のパケットを第1及び第2の通信手段から続けて送信させ、子機並びに親機の制御手段は、同一内容のデータを含む複数個のパケットを送信手段から続けて送信させてなり、前記同一内容のデータには前記送信開始コマンド又は送信終了コマンドが含まれる場合があることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、同一内容のデータを確実に伝送することができる。
本発明によれば、複数の子機及び親機が分岐器を介して共通の伝送線路に分岐接続されるシステム構成においても伝送効率を低下させずに衝突を回避して音声を多重伝送することが可能となる。
本実施形態のインターホンシステムは、図1に示すようにペア線や同軸ケーブルなどからなる第1の伝送線路Ls1に各々分岐器Bを介して分岐接続された複数(図示例では2台)の子機S1,S2と、同じくペア線や同軸ケーブルなどからなる第2の伝送線路Ls2に各々分岐器Bを介して分岐接続された複数(図示例では2台)の親機M1,M2と、第1及び第2の伝送線路Ls1,Ls2に各々分岐器Bを介さずに接続された中継装置Rとを有している。尚、各分岐器Bと子機S1,S2又は親機M1,M2を接続する伝送線路を分岐線路と呼ぶ。また、子機や親機の台数は3台以上であっても構わない。
子機S1,S2は、話者(来訪者)が発する音声を集音するマイクロホン20と、マイクロホン20で集音された音声(アナログの音声信号)をディジタルデータ(音声データ)に変換し且つ圧縮する音声エンコーダ21と、音声データを伸長し且つアナログの音声信号に変換する音声デコーダ22と、当該音声信号により駆動されて音声を鳴動するスピーカ23と、話者(来訪者)を撮像するカメラ24と、カメラ24で撮像された映像(アナログの映像信号)をディジタルデータ(映像データ)に変換し且つ圧縮する映像エンコーダ25と、CPUを主構成要素とし音声データや映像データを含むパケットを生成したり、親機M1,M2から受け取ったパケットから音声データを取得するなどの信号処理を実行する子機制御部26と、子機制御部26で生成されたパケットによって搬送波(キャリア)をディジタル変調(例えば、位相シフトキーイング<PSK>など)して第1の伝送線路Ls1を介して送信する送信部27と、第1の伝送線路Ls1を介してパケットを受信するとともに当該パケットをディジタル復調して子機制御部26に出力する受信部28と、呼出釦(図示せず)を有し、話者(来訪者)による呼出釦の操作を受け付けて子機制御部26に操作信号を出力する操作受付部29とを備えている。尚、カメラ24は従来周知のものであって、CCD撮像素子あるいはCMOS撮像素子、レンズなどの光学系等を具備して動画像(映像)を撮像するものである。
親機M1,M2は、話者(住人)が発する音声を集音するマイクロホン1と、マイクロホン1で集音された音声(アナログの音声信号)をディジタルデータ(音声データ)に変換し且つ圧縮する音声エンコーダ2と、音声データを伸長し且つアナログの音声信号に変換する音声デコーダ3と、当該音声信号により駆動されて音声を鳴動するスピーカ4と、映像データを伸長する映像デコーダ5と、映像デコーダ5で伸長された映像を表示する表示部6と、CPUを主構成要素とし音声データを含むパケットを生成したり、子機S1,子機S2から受け取ったパケットから音声データ及び映像データを取得するなどの信号処理を実行する親機制御部7と、親機制御部7で生成されたパケットによって搬送波(キャリア)をディジタル変調(例えば、位相シフトキーイング<PSK>など)して第2の伝送線路Ls2を介して送信する送信部8と、第2の伝送線路Ls2を介してパケットを受信するとともに当該パケットをディジタル復調して親機制御部7に出力する受信部9と、子機S1,S2からの呼出に応答するための応答釦(図示せず)を有し、話者(住人)による応答釦の操作を受け付けて親機制御部7に操作信号を出力する操作受付部10とを備えている。尚、表示部6は液晶ディスプレイなどの表示デバイスと当該表示デバイスを駆動する駆動回路などで構成される従来周知のものである。
分岐器Bは、分岐トランス30と、分岐トランス30の一方の巻線(一次巻線)と伝送線路Ls1又はLs2との間に挿入されたコンデンサ31及び抵抗32の直列回路と、分岐トランス30の他方の巻線(二次巻線)と分岐線路との間に挿入されたコンデンサ33とで構成される。尚、分岐トランス30は、一次側(一次巻線側)のインピーダンスが第1及び第2の伝送線路Ls1,Ls2の特性インピーダンスよりも十分に高い値に設定され、二次側(二次巻線側)のインピーダンスが分岐線路の特性インピーダンスと等しい値に設定されている。
中継装置Rは、第1の伝送線路Ls1を介して子機S1,S2から送信されるパケットを受信する第1の受信部40と、第1の伝送線路Ls1を介して子機S1,子機S2へパケットを送信する第1の送信部41と、第2の伝送線路Ls2を介して親機M1,M2から送信されるパケットを受信する第2の受信部42と、第2の伝送線路Ls2を介して親機M1,M2へパケットを送信する第2の送信部43と、CPUを主構成要素とし第1の受信部40で受信するパケットを第2の送信部43から送信させるとともに第2の受信部42で受信するパケットを第1の送信部41から送信させる中継処理などを実行する信号処理部44と、第1及び第2の受信部40,42で受信したパケットを一時的に記憶する記憶部(バッファメモリ)45とを備えている。
また中継装置Rの信号処理部44は、何れかの子機S1,S2と親機M1,M2との間で通話を開始するイベント(後述するように子機S1又はS2から親機M1又はM2へ呼出信号が送信されること)が発生した場合、当該子機S1又はS2並びに親機M1又はM2に対して送信権を与えるための送信開始コマンドを含むパケットを第1及び第2の送信部41,43から送信させるとともに当該送信開始コマンドを含むパケットの送信前に当該子機S1又はS2及び親機M1又はM2にそれぞれ中継すべき1乃至複数のパケットを第1及び第2の送信部41,43から送信させる。
一方、子機S1,S2の子機制御部26は、操作受付部29から呼出信号を受け取ったときに送信部27から呼出信号を送信させる。この呼出信号は、呼び出す先の親機M1又はM2に割り当てられているアドレス(識別符号)を宛先アドレスとし、呼出釦が操作された当該子機S1又はS2に割り当てられているアドレス(識別符号)を送信元アドレスとし、且つ呼出コマンドをデータとするパケットからなり、送信部27においてディジタル変調されて送信される。尚、呼び出す先の親機M1又はM2を特定する方法としては、子機S1,S2と親機M1,M2との対応関係(例えば、子機S1と親機M1、子機S2と親機M2など)を予め決めておく方法や、あるいは各親機M1,M2に対応する2つの呼出釦を操作受付部29に設けておく方法などがある。
また子機制御部26では、中継装置Rから送信される送信開始コマンドを含むパケットを受信部28で受信すると、映像エンコーダ25で変換された映像データを含むパケット(以下、「映像パケット」と呼ぶ。)並びに音声エンコーダ21で変換された音声データを含むパケット(以下、「音声パケット」と呼ぶ。)を送信部27から送信させるとともに、これらのパケットを送信した後に中継装置Rに対して送信権を返還するための送信終了コマンドを含むパケットを送信部27から送信させる。
ここで、パケットはプリアンブルやアドレス(宛先アドレス及び送信元アドレス)などを含むヘッダ部と、音声データや映像データからなるデータ部と、誤り訂正符号などを含むフッタ部とで構成され、さらにヘッダ部には開始フラグ及び終了フラグが設けられている。つまり、開始フラグのビットが「1」且つ終了フラグのビットが「0」であるパケットが送信開始コマンドを含むパケットとなり、開始フラグのビットが「0」且つ終了フラグのビットが「1」であるパケットが送信終了コマンドを含むパケットとなる。
一方、親機M1,M2の親機制御部7は、呼出信号(データ部に呼出コマンドを含むパケット)の宛先アドレスが自らに割り当てられているアドレスと一致する場合、図示しないメモリに格納されている呼出音のデータを音声デコーダ3で伸長させてスピーカ4から呼出音を鳴動させる。また、操作受付部10で応答釦の操作が受け付けられて操作信号が出力されると、当該操作信号を受け取った親機制御部7では、送信部8から応答信号を送信させる。この応答信号は、中継装置Rに割り当てられているアドレス(識別符号)を宛先アドレスとし、当該親機M1又はM2のアドレスを送信元アドレスとし、且つ応答コマンドをデータとするパケットからなり、送信部8においてディジタル変調されて送信される。さらに親機制御部7は、中継装置Rから送信される送信開始コマンドを含むパケットを受信部9で受信すると、音声エンコーダ2で変換された音声データを含むパケット(音声パケット)を送信部8から送信させるとともに、音声パケットを送信した後に中継装置Rに対して送信権を返還するための送信終了コマンドを含むパケットを送信部8から送信させる。
次に、図2及び図3のタイムチャートを参照して本実施形態の動作をさらに詳しく説明する。但し、以下の説明では、子機S1と親機M1の組み合わせ、並びに子機S2と親機M2の組み合わせにおいて通話が行われるものとする。
図2及び図3における最上段の横線は親機M1,M2に対応し、上から2段目の横線は中継装置Rにおける第2の伝送線路Ls2側に対応し、上から3段目の横線は中継装置Rにおける第1の伝送線路Ls1側に対応し、さらに、最下段の横線は子機S1,S2に対応している。また、各横線はそれぞれ時間軸を示している。
最初に、図2を参照して子機S1と親機M1との組み合わせのみで通話を行う場合について説明する。
まず、話者(来訪者)により子機S1の呼出釦が操作されて操作受付部29から子機制御部26に操作信号が出力されると、子機制御部26では、親機M1のアドレスを宛先アドレスとし且つデータ部に呼出コマンドを含むパケット(呼出信号)CPを生成して送信部27から送信させる。このとき、送信部27では分岐線路に対してキャリアセンスを行い、キャリアが検出された場合は所定の待機時間経過後に呼出信号CPを送信する。ここで、従来技術で説明したように他の子機S2から送信されて子機S1に到達するパケットは2台の分岐器Bを経由するために大きく減衰しており、当該パケットのキャリアセンスは実際上行うことができない。したがって、子機S1の送信部27が行うキャリアセンスは、中継装置Rから送信されたパケットに対するキャリアセンスとなる。また、子機S1の子機制御部26はカメラ24を起動して話者(来訪者)を撮像するとともにカメラ24から出力されて映像エンコーダ25で圧縮された映像データを含む映像パケットVP1,VP2,VP3を生成してメモリ(図示せず)に一旦格納する。ここで、映像データは音声データに比べてデータ量が非常に多いので、1フレーム分の映像データを複数(図示例では3つ)に分割し、分割した映像データをそれぞれ映像パケットVP1,VP2,VP3のデータ部に格納しているのである。但し、映像データの分割数は3つに限定されるものではなく、2つや4つ以上であっても構わない。
子機S1から送信された呼出信号CPは中継装置Rで中継されて親機M1で受信される。このとき、中継装置Rの信号処理部44では、呼出信号CPを親機M1に中継した後に送信開始コマンドを含むパケットSPを子機S1に送信する。尚、当該パケットSPは、ヘッダ部における開始フラグのビットが「1」且つ終了フラグのビットが「0」であってデータ部を有しないパケットからなる。このようにパケットSPがデータ部を有しないことで伝送効率の向上が図れる。
子機S1の子機制御部26は、パケットSPを受信することで中継装置Rから送信権が与えられたことになるので、メモリに格納している映像パケットVP1,VP2,VP3を送信部27から送信させる。そして、子機S1から送信された映像パケットVP1,VP2,VP3は中継装置Rで中継されて親機M1で受信される。
親機M1の親機制御部7は、子機S1から送信されて中継装置Rで中継された呼出信号CPを受信部9で受信すると、図示しないメモリに格納されている呼出音のデータを音声デコーダ3で伸長させてスピーカ4から呼出音を鳴動させる。さらに親機M1では、子機S1から送信されて中継装置Rで中継された映像パケットVP1,VP2,VP3を受信部9で受信すると、親機制御部7が当該映像パケットVP1,VP2,VP3から取得した映像データを結合して元の映像データ(1フレーム分の映像データ)を復元し、復元した映像データを映像デコーダ5に出力する。そして、映像デコーダ5で当該映像データが伸長されて表示部6に映像(来訪者の映像)が表示される。親機M1側の話者(住人)は表示部6に表示される映像で相手の話者(来訪者)を確認し、呼出に応じる場合は応答釦を操作する。
話者(住人)により親機M1の応答釦が操作されて操作受付部10から親機制御部7に操作信号が出力されると、親機制御部7では、中継装置Rのアドレスを宛先アドレスとし且つデータ部に応答コマンドを含むパケット(応答信号)RPを生成して送信部8から送信させる。このとき、送信部8では分岐線路に対してキャリアセンスを行い、キャリアが検出された場合は所定の待機時間経過後に応答信号RPを送信する。尚、親機M1の送信部8が行うキャリアセンスは、中継装置Rから送信されたパケットに対するキャリアセンスとなる。また親機M1の親機制御部7は、マイクロホン1で集音されて音声エンコーダ2で圧縮された音声データを含む音声パケットAP’を生成してメモリ(図示せず)に一旦格納する。
親機M1から送信された応答信号RPが中継装置Rの第2の受信部42で受信されると、中継装置Rの信号処理部44は、送信開始コマンドを含むパケットSPを親機M1に送信する。尚、当該パケットSPは、ヘッダ部における開始フラグのビットが「1」且つ終了フラグのビットが「0」であってデータ部を有しないパケットからなる。
親機M1の親機制御部7は、パケットSPを受信することで中継装置Rから送信権が与えられたことになるので、メモリに格納している音声パケットAP’を送信部8から送信させる。このとき、親機制御部7ではヘッダ部における開始フラグのビットを「0」且つ終了フラグのビットを「1」とすることにより、当該音声パケットAP’によって送信終了コマンドを送信している。
親機M1から送信された音声パケットAP’が第2の受信部42で受信されると、中継装置Rの信号処理部44では、音声パケットAP’に含まれる送信終了コマンドによって親機M1から送信権が返還されたことを検出する。さらに信号処理部44は、音声パケットAP’のヘッダ部における開始フラグのビットを「1」、終了フラグのビットを「0」に変更して第1の送信部41から送信させる。つまり、信号処理部44では子機S1に中継する音声パケットAP’によって当該子機S1に対して送信開始コマンドを送信するのである。
子機S1では、受信部28で受信した音声パケットAP’から子機制御部26で音声データを取得し、当該音声データを音声デコーダ22にて伸長することにより、親機M1側の話者(住人)が発した音声をスピーカ23から鳴動させる。また子機S1においては、マイクロホン1で集音されて音声エンコーダ2で圧縮された音声データを含む音声パケットAPと、カメラ24から出力されて映像エンコーダ25で圧縮された映像データを含む映像パケットVP1,VP2,VP3とをそれぞれ生成してメモリに一旦格納している。そして、音声パケットAP’を受信することで中継装置Rから送信権が与えられたことになるので、子機制御部26は、メモリに格納している映像パケットVP1,VP2,VP3並びに音声パケットAPを送信部27から送信させる。このとき、子機制御部26では最後に送信するパケット(音声パケットAP)のヘッダ部における開始フラグのビットを「0」且つ終了フラグのビットを「1」とすることにより、当該音声パケットAPによって送信終了コマンドを送信する。但し、音声パケットAPを先に送信する場合には、後から送信する映像パケットVP1,VP2,VP3のうちの最後の映像パケットVP3で送信終了コマンドを送信すればよい。
子機S1から送信された映像パケットVP1,VP2,VP3並びに音声パケットAPが第1の受信部40で受信されると、中継装置Rの信号処理部44では、音声パケットAPに含まれる送信終了コマンドによって子機S1から送信権が返還されたことを検出する。さらに信号処理部44は、音声パケットAPのヘッダ部における開始フラグのビットを「1」、終了フラグのビットを「0」に変更して第2の送信部43から送信させ、音声パケットAPによって親機M1に対して送信開始コマンドを送信する。
親機M1では、子機S1から送信されて中継装置Rで中継された映像パケットVP1,VP2,VP3並びに音声パケットAPを受信部9で受信すると、親機制御部7が当該映像パケットVP1,VP2,VP3から取得した映像データを結合して元の映像データ(1フレーム分の映像データ)を復元し、復元した映像データを映像デコーダ5に出力して表示部6に映像(来訪者の映像)を表示させるとともに、音声パケットAPから取得した音声データを音声デコーダ22で伸長させることにより、子機S1側の話者(来訪者)が発した音声をスピーカ4から鳴動させる。
親機M1の親機制御部7は、音声パケットAPを受信することで中継装置Rから送信権が与えられると、メモリに格納している音声パケットAP’を送信部8から送信させる。このとき、親機制御部7ではヘッダ部における開始フラグのビットを「0」且つ終了フラグのビットを「1」とすることで音声パケットAP’によって送信終了コマンドを送信する。
以降、中継装置Rから子機S1及び親機M1に対して定期的に送信権が与えられ、送信権が与えられている間だけ、子機S1からは映像パケットVP1,VP2,VP3及び音声パケットAPが送信され、親機M1から音声パケットAP’が送信される。
次に、図3を参照して、子機S1と親機M1との組み合わせで通話が行われている状況において子機S2と親機M2の組み合わせで通話を行う場合を説明する。
まず、子機S2から呼出信号CPが送信され、呼出先の親機M2から応答信号RPが送信されて通話が開始されるまでの子機S2、親機M2、中継装置Rの動作は上述したとおりである。但し、子機S2及び親機M2からの呼出信号CPや応答信号RPの送信は、子機S2の送信部27及び親機M2の送信部8でキャリアセンスして中継装置Rからパケットが送信されていないタイミングで行われる。
中継装置Rにおいては、子機S1から送信されて第1の受信部40で受信した映像パケットVP1(1),VP2(1),VP3(1)及び音声パケットAP(1)を一旦記憶部45に記憶しておき、親機M2から送信されて第2の受信部42で受信した音声パケットAP’(2)を第1の送信部41から送信して子機S2に中継した後、記憶部45から読み出した映像パケットVP1(1),VP2(1),VP3(1)及び音声パケットAP(1)を第2の送信部43から送信して親機M1に中継する。このとき、信号処理部44ではヘッダ部における開始フラグのビットを「1」且つ終了フラグのビットを「0」とすることで音声パケットAP(1),AP’(2)によって送信開始コマンドを送信する。
子機S2では、中継装置Rから送信される音声パケットAP’(2)を受信部28で受信すると、子機制御部26が当該音声パケットAP’(2)から音声データを取得して音声デコーダ22に出力するとともに、音声パケットAP’(2)に含まれる送信開始コマンドによって送信権が与えられたことを検出し、メモリに格納している映像パケットVP1(2),VP2(2),VP3(2)並びに音声パケットAP(2)を送信部27から送信させる。このとき、子機制御部26では最後に送信するパケット(音声パケットAP(2))のヘッダ部における開始フラグのビットを「0」且つ終了フラグのビットを「1」とすることにより、当該音声パケットAP(2)によって送信終了コマンドを送信する。
一方、親機M1では、中継装置Rから送信される映像パケットVP1(1),VP2(1),VP3(1)及び音声パケットAP(1)を受信部9で受信すると、親機制御部7が当該映像パケットVP1(1),VP2(1),VP3(1)から取得した映像データを結合して元の映像データを復元し、復元した映像データを映像デコーダ5に出力して表示部6に映像を表示させるとともに、音声パケットAP(1)から取得した音声データを音声デコーダ22で伸長させることにより、子機S1側の話者(来訪者)が発した音声をスピーカ4から鳴動させる。さらに親機制御部7は、音声パケットAP(1)を受信することで中継装置Rから送信権が与えられると、メモリに格納している音声パケットAP’(1)を送信部8から送信させる。このとき、親機制御部7ではヘッダ部における開始フラグのビットを「0」且つ終了フラグのビットを「1」とすることで音声パケットAP’(1)によって送信終了コマンドを送信する。
子機S2から送信された映像パケットVP1(2),VP2(2),VP3(2)並びに音声パケットAP(2)が第1の受信部40で受信されると、中継装置Rの信号処理部44では、音声パケットAP(2)に含まれる送信終了コマンドによって子機S2から送信権が返還されたことを検出する。さらに信号処理部44は、音声パケットAP(2)のヘッダ部における開始フラグのビットを「1」、終了フラグのビットを「0」に変更して第2の送信部43から送信させ、音声パケットAP(2)によって親機M2に対して送信開始コマンドを送信する。
また、親機M1から送信された音声パケットAP’(1)が第2の受信部42で受信されると、中継装置Rの信号処理部44では、音声パケットAP’(1)に含まれる送信終了コマンドによって親機M1から送信権が返還されたことを検出する。さらに信号処理部44は、音声パケットAP’(1)のヘッダ部における開始フラグのビットを「1」、終了フラグのビットを「0」に変更して第1の送信部41から送信させ、音声パケットAP’(1)によって子機S1に対して送信開始コマンドを送信する。
以降、上述した動作が繰り返されることによって、子機S1と親機M1との組み合わせで通話を行ないながら、子機S2と親機M2の組み合わせでも通話を行うことができる。
このように本実施形態によれば、通話を開始するイベントが発生するまでは中継装置Rの中継処理手段(信号処理部44)が送信開始コマンドを含むパケットを第1及び第2の送信部41,43から送信することがないので、従来例のように常時ポーリングする場合と比較してデータの伝送効率が低下しない。しかも、前記イベントが発生したら中継装置Rの中継処理手段(信号処理部44)が送信開始コマンドを含むパケットを第1及び第2の送信部41,43から送信して複数の子機S1,S2及び複数の親機M1,M2にそれぞれ順番に送信権を与えるので、複数の子機S1,S2及び複数の親機M1,M2から送信されるパケットの衝突を回避しつつ子機S1と親機M1並びに子機S2と親機M2の複数組が同時に通話することができる。その結果、複数の子機S1,S2及び親機M1,M2が分岐器Bを介して共通の伝送線路Ls1,Ls2に分岐接続されるシステム構成においても伝送効率を低下させずに衝突を回避して音声(音声並びに映像)を多重伝送することが可能となる。
ところで、本実施形態では第1及び第2の伝送線路Ls1,Ls2に分岐接続されている複数台の子機S1,S2及び親機M1,M2のうち、中継装置Rから送信権が与えられている1台の子機S1又はS2及び1台の親機M1又はM2のみがパケットを送信することができ、さらに中継装置Rでは子機S1,S2及び親機M1,M2から送信権が返還された後でなければパケットを送信することができない。したがって、子機S1,S2及び親機M1,M2、中継装置Rから複数のパケットを続けて送信する場合、子機S1,S2又は親機M1,M2から中継装置Rへパケットが伝送される時間よりも長い時間間隔を空けておけば複数のパケットを衝突なく伝送することができる。尚、子機S1,S2又は親機M1,M2から中継装置Rへパケットが伝送される時間は、子機S1,S2又は親機M1,M2から中継装置Rまでの配線長(第1及び第2の伝送線路Ls1、Ls2と分岐線路の線路長の和)によって決まるので、当該配線長のうちで最も長い配線長から算出される伝送時間よりも長い時間間隔に設定しておけば、複数のパケットを続けて送信する場合の衝突を確実に回避することができる。また、一般的なCSMA方式では上記時間間隔の期間に他のパケットが伝送される可能性が有るため、例えば、子機S1,S2又は親機M1,M2と中継装置Rとの間でパケットが往復して伝送される時間よりも長い時間間隔を空ける必要がある。これに対して本実施形態では、上記時間間隔内で他のパケットが伝送されることはないから、複数のパケットを続けて送信する際の時間間隔を子機S1,S2又は親機M1,M2と中継装置Rとの間でパケットが往復して伝送される時間よりも短くすることができる。
ところで、中継装置Rと子機S1,S2及び親機M1,M2との間で同一内容のデータ(尚、当該データは送信開始コマンドや送信終了コマンドであってもよい)を含む複数個のパケットを続けて送信するようにすれば、1個のパケットを送信する場合と比較して同一内容のデータを確実に伝送することができる。例えば、送信開始コマンドや送信終了コマンドを含む複数個のパケットを続けて送信する場合、当該複数個のパケットに合計の送信回数と順番を示すデータを含めておく。そして、受信側において当該パケットの送信回数に基づいて最後のパケットを受信する時間を予測し、当該予測時間までに最後のパケットを受信すれば送信開始コマンドあるいは送信終了コマンドを受け取ったと判断し、また、当該予測時間が経過しても最後のパケットが受信できないときでも送信開始コマンドあるいは送信終了コマンドを受け取ったと判断すればよい。
尚、本実施形態では第1の伝送線路Ls1に複数の子機S1,S2が分岐接続されるとともに、第2の伝送線路Ls2に複数の親機M1,M2が分岐接続された配線形態を例示しているが、子機S1,S2又は親機M1,M2の何れか一方が第1又は第2の伝送線路Ls1,Ls2に対してスター接続される配線形態であっても本発明の技術思想が適用可能であることは明らかである。
本発明の実施形態を示すシステム構成図である。 同上の動作説明用のタイムチャートである。 同上の動作説明用のタイムチャートである。
符号の説明
S1,S2 子機
M1,M2 親機
R 中継装置
B 分岐器
Ls1 第1の伝送線路
Ls2 第2の伝送線路
1 マイクロホン(集音手段)
2 音声エンコーダ(データ変換手段)
3 音声デコーダ(ディジタル・アナログ変換手段)
4 スピーカ(鳴動手段)
7 親機制御部(制御手段)
8 送信部(送信手段)
9 受信部(受信手段)
20 マイクロホン(集音手段)
21 音声エンコーダ(データ変換手段)
22 音声デコーダ(ディジタル・アナログ変換手段)
23 スピーカ(鳴動手段)
26 子機制御部(制御手段)
27 送信部(送信手段)
28 受信部(受信手段)
40 第1の受信部(第1の通信手段)
41 第1の送信部(第1の通信手段)
42 第2の受信部(第2の通信手段)
43 第2の送信部(第2の通信手段)
44 信号処理部(中継処理手段)

Claims (6)

  1. 第1の伝送線路に各々分岐器を介して分岐接続された複数の子機と、第2の伝送線路に各々分岐器を介して分岐接続された複数の親機と、第1及び第2の伝送線路に各々分岐器を介さずに接続された中継装置とを有し、
    子機並びに親機は、話者が発する音声を集音する集音手段と、集音手段で集音された音声をディジタルデータに変換するデータ変換手段と、データ変換手段で変換された音声データを含むパケットを第1又は第2の伝送線路を介して送信する送信手段と、第1又は第2の伝送線路を介して伝送されるパケットを受信する受信手段と、受信手段で受信したパケットに含まれる音声データをアナログの音声信号に変換するディジタル・アナログ変換手段と、ディジタル・アナログ変換手段から出力される音声信号を音声に変換して鳴動する鳴動手段とを備え、
    中継装置は、第1の伝送線路を介して子機との間でパケットを相互に伝送する第1の通信手段と、第2の伝送線路を介して親機との間でパケットを相互に伝送する第2の通信手段と、第1の通信手段で受信するパケットを第2の通信手段から送信させるとともに第2の通信手段で受信するパケットを第1の通信手段から送信させる中継処理手段とを備え、
    中継処理手段は、何れかの子機と親機との間で通話を開始するイベントが発生した場合、当該子機並びに親機に対して送信権を与えるための送信開始コマンドを含むパケットを第1及び第2の通信手段から送信させるとともに当該送信開始コマンドを含むパケットの送信前に当該子機及び親機にそれぞれ中継すべき1乃至複数のパケットを第1及び第2の通信手段から送信させてなり、
    子機は、中継装置から送信される送信開始コマンドを含むパケットを受信手段で受信するとデータ変換手段で変換された音声データを含む1乃至複数のパケットを送信手段から送信させ且つ当該パケットの送信後に中継装置に対して送信権を返還するための送信終了コマンドを含むパケットを送信手段から送信させる制御手段とを備え、
    親機は、中継装置から送信される送信開始コマンドを含むパケットを受信手段で受信するとデータ変換手段で変換された音声データを含む1乃至複数のパケットを送信手段から送信させ且つ当該パケットの送信後に中継装置に対して送信権を返還するための送信終了コマンドを含むパケットを送信手段から送信させる制御手段を備え、
    中継装置の中継処理手段は、子機及び親機から送信される送信終了コマンドを含むパケットを第1及び第2の通信手段で受信した後に次の送信開始コマンドを含むパケットを第1及び第2の通信手段から送信させることを特徴とするインターホンシステム。
  2. 中継装置の中継処理手段は、音声データを含むパケットに前記送信開始コマンドを含めて第1及び第2の通信手段から送信させ、
    子機並びに親機の制御手段は、音声データを含むパケットに前記送信終了コマンドを含めて送信手段から送信させることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
  3. 中継装置の中継処理手段は、複数のパケットを第1及び第2の通信手段から送信させる際、送信先の子機及び親機までの伝送線路長に応じた時間間隔を空けて当該複数のパケットを送信させ、
    子機並びに親機の制御手段は、複数のパケットを送信手段から送信させる際、中継装置までの伝送線路長に応じた時間間隔を空けて当該複数のパケットを送信させることを特徴とする請求項1又は2記載のインターホンシステム。
  4. 子機は、話者を撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像された映像をディジタルデータに変換する映像データ変換手段と、映像データ変換手段で変換された映像データを含むパケットを第1の伝送線路を介して送信する前記送信手段とを備え、
    親機は、映像を表示する表示手段と、受信手段で受信したパケットに含まれる映像データを信号処理して表示手段に映像を表示させる映像信号処理手段とを備え、
    中継装置の中継処理手段は、映像データを含むパケットに前記送信開始コマンドを含めて第2の通信手段から送信させ、
    子機の制御手段は、映像データを含むパケットに前記送信終了コマンドを含めて送信手段から送信させることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
  5. 前記送信開始コマンド並びに送信終了コマンドは、パケットのヘッダに含まれるフラグからなることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のインターホンシステム。
  6. 中継装置の中継処理手段は、同一内容のデータを含む複数個のパケットを第1及び第2の通信手段から続けて送信させ、
    子機並びに親機の制御手段は、同一内容のデータを含む複数個のパケットを送信手段から続けて送信させてなり、
    前記同一内容のデータには前記送信開始コマンド又は送信終了コマンドが含まれる場合があることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のインターホンシステム。
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