JP2010098143A - 露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置およびデバイス製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010098143A
JP2010098143A JP2008268000A JP2008268000A JP2010098143A JP 2010098143 A JP2010098143 A JP 2010098143A JP 2008268000 A JP2008268000 A JP 2008268000A JP 2008268000 A JP2008268000 A JP 2008268000A JP 2010098143 A JP2010098143 A JP 2010098143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection system
focus detection
mark
alignment
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008268000A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Sato
浩司 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008268000A priority Critical patent/JP2010098143A/ja
Priority to US12/579,218 priority patent/US8384878B2/en
Publication of JP2010098143A publication Critical patent/JP2010098143A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7023Aligning or positioning in direction perpendicular to substrate surface
    • G03F9/7026Focusing
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7073Alignment marks and their environment
    • G03F9/7076Mark details, e.g. phase grating mark, temporary mark
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7073Alignment marks and their environment
    • G03F9/7084Position of mark on substrate, i.e. position in (x, y, z) of mark, e.g. buried or resist covered mark, mark on rearside, at the substrate edge, in the circuit area, latent image mark, marks in plural levels
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7088Alignment mark detection, e.g. TTR, TTL, off-axis detection, array detector, video detection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】
アライメント検出系により計測された基板上に設けられたアライメントマークの投影光学系の光軸と垂直な平面におけるxy方向の位置と整合性を有する基板の表面の高さの計測を行う露光装置を提供する。
【解決手段】
投影光学系の光軸外に配置されるアライメント検出系と、フォーカス検出系と、を備え、基板ステージは、アライメント検出系用計測マークと、そのアライメント検出系用計測マークとの相対的位置関係が既知であるフォーカス検出系用計測マークと、を有し、制御手段は、アライメント検出系用計測マークの位置をアライメント検出系で計測し、フォーカス検出系に設けられている指標マークの像をフォーカス検出系用計測マークの上に投影することにより、その指標マークの像の位置をフォーカス検出系で計測し、その計測された前記指標マークの像の位置の設計値からの差分を補正し、基板の表面の高さをフォーカス検出系で計測するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は露光装置およびデバイス製造方法に関する。
デバイス(半導体集積回路素子、液晶表示素子等)を製造する際に、ステッパーのような一括露光型の露光装置と、ステップ・アンド・スキャン方式のような走査型の露光装置が用いられている。
図14は、従来の露光装置の概略構成図である。照明光学系ILは、原版であるレチクルRTを露光光源LSからの光で照明する。レチクルRTには転写すべき微細回路パターンが形成されている。そのパターンの像は、投影光学系POでウェハW上に投影される。
投影光学系POには、限界に近い解像力が求められている。このため、解像力に影響する大気圧、環境温度等の要因を測定して、測定結果に応じて投影光学系POの結像特性を補正する機構が、投影光学系POに備えられている。また、解像力を高めるべく投影光学系の開口数が大きく設定されるために、結果として焦点深度がかなり浅くなっている。そのため、斜入射検出方式のフォーカス検出系FSにより、ウェハWの表面の高さを計測し、投影光学系の焦点にウェハWの表面が一致するようにウェハWを移動している(特許文献1)。
また、解像力向上に伴い、高い重ね合わせ精度も要求されている。このため、投影光学系POの光軸外に配置されたアライメント検出系OAにより、ウェハW上に設けられたアライメントマークを複数点観察し、投影光学系POの光軸と垂直な平面における位置を計測している。このとき投影光学系POの光軸と、アライメント検出系OAの光軸は隔たりがあり、その距離をベースライン量と呼ぶ。このベースライン量が変化すると、アライメント検出系OAでのアライメントマークの計測後、投影光学系POの下へウェハWを移動すると誤差が発生してしまう。そこで、図示されないTTLキャリブレーション系によりベースライン量の変化を計測し補正することで、より高精度で安定したアライメントを実現する。
特開2000−21768号公報
フォーカス検出系FSは、フォーカス検出系FSの内部に設けられた指標マークの像をウェハW上へ投影し、ウェハWで反射された像を受光センサー上に再結像し、受光センサー上における結像位置の変化によりウェハWの表面の高さの計測を行う。このフォーカス検出系FSの性質上、フォーカス検出系FSの光学性能やフォーカス検出系FSに用いる検出光の波長による結像位置のずれなどによりウェハW上での結像状態や結像位置を確認することはできない。
しかし、近年、投影光学系POの解像力向上のため、開口数(NA)の増加や露光光の短波長化により、投影光学系POの焦点深度が浅くなっている。このため、フォーカス検出系FSの計測精度向上が必要となっており、ウェハWの表面の高さの微小な誤差や経時変化も無視できなくなっている。
また、フォーカス検出系FSでは光源に複数の波長を用いているため、光学系に用いているレンズ等の波長毎の屈折率の違いにより、波長毎の結像位置ずれといった色ずれが発生する。特に、ウェハWの面上に投影する指標マークの投影位置は重要である。この位置が変化すると、アライメント検出系OAにより算出されるウェハW上に設けられたアライメントマークの投影光学系POの光軸と垂直な平面におけるxy方向の位置と、フォーカス検出系FSで測定したウェハWの表面の高さのxy方向の位置に乖離が生じる。
このため、アライメント検出系OAによるこのxy方向の位置を元に、ウェハWを投影光学系POの直下へ駆動し、ウェハWの表面の高さを元に投影光学系POにとって最適なフォーカス位置へウェハWの表面の高さをz方向へ駆動するはずである。しかし、投影光学系POにとって最適なフォーカス位置ではなく、デフォーカスしたウェハWの表面の高さで露光することになり、露光性能低下の一因となる。
また、指標マークは下地の状態によりオフセットが発生する。指標マークは、光のほとんどがレジスト表面で反射されるが、一部はレジスト下へ透過し、その下地で反射する。下地に何もないか、スクライブラインがあるか、プロセスパターンがあるか等により計測結果に違いが出る。このため、プロセスパターン上の同じ位置を計測することが重要である。
そこで、本発明は、アライメント検出系により計測された基板上に設けられたアライメントマークの投影光学系の光軸と垂直な平面におけるxy方向の位置と整合性を有する基板の表面の高さの計測を行う露光装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の露光装置は、基板を移動させる基板ステージと、原版のパターンの像を前記基板に投影する投影光学系と、前記投影光学系の光軸外に配置され、前記基板の位置を計測するアライメント検出系と、前記基板の表面の高さを計測するフォーカス検出系と、前記基板ステージ、前記アライメント検出系および前記フォーカス検出系を制御する制御手段と、を備え、前記基板ステージは、アライメント検出系用計測マークと、そのアライメント検出系用計測マークとの相対的位置関係が既知であるフォーカス検出系用計測マークと、を有し、前記制御手段は、前記アライメント検出系用計測マークの位置を前記アライメント検出系で計測し、前記フォーカス検出系に設けられている指標マークの像を前記フォーカス検出系用計測マークの上に投影することにより、その指標マークの像の位置を前記フォーカス検出系で計測し、その計測された前記指標マークの像の位置の設計値からの差分を補正し、前記基板の表面の高さを前記フォーカス検出系で計測するように制御することを特徴とする。
さらに、本発明の露光装置は、基板を移動させる基板ステージと、原版のパターンの像を前記基板に投影する投影光学系と、前記投影光学系の光軸外に配置され、前記基板の位置を計測するアライメント検出系と、前記基板の表面の高さを計測するフォーカス検出系と、前記基板ステージ、前記アライメント検出系および前記フォーカス検出系を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記フォーカス検出系に設けられている指標マークの像を前記アライメント検出系で観察することにより、前記指標マークの像の位置を前記アライメント検出系で計測し、その計測された前記指標マークの像の位置の設計値からの差分を補正し、前記基板の表面の高さを前記フォーカス検出系で計測するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、アライメント検出系により計測された基板上に設けられたアライメントマークの投影光学系の光軸と垂直な平面におけるxy方向の位置と整合性を有する基板の表面の高さの計測を行う。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
図1を参照して、本発明の実施例1の露光装置を説明する。
本実施例1は、図14に示される従来例の露光装置と大部分構成を共通にする。本実施例1は、投影光学系POを介してレチクルRTの回路パターンをウェハステージWSに搭載されるウェハWに露光する露光装置で、一括露光型の露光装置(ステッパー)のみならず、ステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置にも適用される。
光源LSは、KrFエキシマレーザーなどの紫外光を照射し、原版ステージであるレチクルステージRSは、原版であるレチクルRTを移動させるステージで、基板ステージであるウェハステージWSは、基板であるウェハWを移動させるステージである。照明光学系ILは、光源LSから照射される紫外光によりレチクルRTを照明する光学系で、投影光学系POは、レチクルRTのパターンの像をウェハWに投影する光学系である。
アライメント検出系OAは、投影光学系POの光軸外に配置され、ウェハステージWSに設けられるアライメント検出系用計測マークM1を光学的に検出し、ウェハWの位置を計測する検出系である。フォーカス検出系FSは、斜入射検出方式で、ウェハステージWSに設けられるフォーカス検出系用計測マークM2を光学的に検出し、ウェハWの表面の高さを計測する検出系である。ここで、ウェハステージWSは、アライメント検出系用計測マークM1と、そのアライメント検出系用計測マークM1との相対的位置関係が既知であるフォーカス検出系用計測マークM2とを有する。
アライメント検出系OAは、投影光学系POを介さず、フォーカス検出系FSとは別に設けられ、ウェハW上の計測マークを光学的に検出する検出光学系である。また、アライメント検出系OAは、投影光学系POを通さないでウェハアライメントを行うため光学的な制約が少なく、一般的に投影光学系POを介した検出より高精度な検出を行うことが出来る。ウェハステージWSは、投影光学系POの光軸と垂直な平面を移動することができ、ウェハステージWSの位置を検出する位置検出干渉系IFを用いて位置を計測される。この計測されたウェハステージWSの位置に基づいてアライメント検出系OAにより検出できる範囲内に、図2に示されるウェハW上に設けられるアライメントマークMが位置するように駆動し、ウェハWの位置を計測する。フォーカス検出系FS、アライメント検出系OAおよび位置検出干渉系IFは、信号処理系8に接続される。
次に、図2を参照して、本発明の実施例1を構成するアライメント検出系OAを詳しく説明する。
制御手段である信号処理系8は、ウェハステージWS、アライメント検出系OAおよびフォーカス検出系FSを制御する手段である。この信号処理系8は、アライメント検出系用計測マークM1の位置をアライメント検出系OAで計測するように制御する。信号処理系8は、フォーカス検出系FSに設けられている図3に示されるマーク部材62が有する指標マークM3の像をフォーカス検出系用計測マークM2の上に投影することにより、その指標マークM3の像の位置をフォーカス検出系FSで計測するように制御する。次に、信号処理系8は、その計測された指標マークM3の像の位置の設計値からの差分を補正し、ウェハWの表面の高さをフォーカス検出系FSで計測するように制御する。このウェハWの表面の高さの計測は、行う。すなわち、信号処理系8は、フォーカス検出系FSを調整することにより差分を補正するように制御する。また、信号処理系8は、ウェハステージWSを移動することにより差分を補正するように制御する。
ウェハステージWSに設けられたウェハステージWSに設けられたフォーカス検出系用計測マークM2を、アライメント検出系OAで観察し、指標マークM3の位置を求める。このアライメント検出系OAは、ハロゲンランプなどから照射される広帯域波長の光や、He−Neレーザーなどの単色光を照射する照明光源20を備えている。照明光源20から照射された照明光20aは、照明系レンズ21を介し、ハーフミラー22で反射され結像レンズ前群23へ入射する。照明光20aはリレーレンズ24を介し、反射ミラー25で反射され対物レンズ26へ入射する。位置検出干渉計IFの検出結果により駆動し、観察可能範囲内に移動されたウェハW上にあるアライメントマークMを、対物レンズ26で集光された照明光20aは照明する。
アライメントマークMからの反射散乱光20bは、対物レンズ26を介し反射ミラー25で反射された後、リレーレンズ24へ入射する。その後、結像レンズ前群23を介し、ハーフミラー22を透過した後、結像レンズ後群27で集光されCCD等の撮像素子28上でアライメントマークMの像を結像する。撮像素子28上に形成されたアライメントマークMの像の撮像信号は信号処理系8へ送られ、信号処理することによりウェハW上のアライメントマークMの位置を検出する。さらに、位置検出干渉系IFからの情報に基づき、ライメント検出系OAにより、ウェハW上に設けられたアライメントマークMの投影光学系POの光軸と垂直な平面におけるxy方向の位置を算出する。この算出されたxy方向の位置に基づいて、投影光学系POの露光領域にウェハステージWSを駆動し、順次、ウェハWを露光する。
次に、図1、図3を参照して、本実施例1を構成するフォーカス検出系FSを説明する。フォーカス検出系FSは、ウェハWの表面の凹凸の投影光学系POのz方向の高さを検出し、フォーカス位置であるウェハWのz方向の表面の高さを計測する検出光学系である。フォーカス検出系FSは、レチクルRTのパターンが転写されるウェハWの表面に対して斜め方向からフォーカス検出系FSに設けられたマーク部材62が有する図3に示される指標マークM3を投影する。さらに、この反射光を検出し結像位置の変化よりウェハWのz方向の表面の高さの情報を計測する。
図3に示されるようにフォーカス検出系FSは、LEDなどを複数個用いた波長選択可能な照明光源61を有する。フォーカス検出系FSでは、ウェハWの状態により最適な検出光波長が異なるため、最適な波長帯域を選択し、用いる必要がある。照明光源61を射出した光61aは、フォーカス検出系FSを構成するマーク部材62に設けられる指標マークM3を照明する。この指標マークM3はウェハWと共役な位置に設けられ、ウェハW上で結像する。マーク部材62の指標マークM3を透過した光62aは色収差補正光学部材42aへ入射する。色収差補正光学部材42aは、楔形をした複数の光学部材から成り、波長毎の屈折率の違いを利用し、色ずれを補正する。その後、結像光学系63(63a,63b)、64(64a,64b)を透過した光62aはウェハW上へ投影される。
先に述べたように指標マークM3とウェハWは共役の位置にあるため、指標マークM3が結像光学系63、64により所定倍率でウェハW上に結像される。指標マークM3を透過した光62aは、ウェハWの表面で反射し、結像光学系65(65a,65b)、66(66a,66b)へ入射する。その後、指標マークM3を透過した光62aは、色収差補正光学部材42bへ入射し、受光素子67で再び結像する。
フォーカス検出系FSの検出部は、反射光62aに対応した位置検出用の受光素子67を有し、位置検出用の受光素子67の受光面とウェハWの光束の反射面がほぼ共役になるように配置される。そのためウェハWあるいはウェハW側基準プレートの投影光学系POのz方向の位置ずれは、フォーカス検出系FSの検出部内の位置検出用の受光素子67上でxy方向の位置ずれとして計測され、信号処理系8で処理される。特に、フォーカスのみならずレベリング(傾き)検出として、複数の光束とそれに応じた複数個の位置検出用の受光素子67が設けられ、各位置検出用の受光素子67の受光面とウェハWの各光束の反射点がほぼ共役になるように配置される。複数の各計測点のフォーカス計測結果から、ウェハWあるいはウェハW側基準プレートの傾きを計測する。
図2に示されるウェハステージWSの周辺の拡大図が図4に示される。アライメント検出系用計測マークM1との相対的な位置関係が既知であるフォーカス検出系用計測マークM2が、ウェハステージWS上に設けられる。フォーカス検出系用計測マークM2は、図5(a)に示されるように反射率の高い部分72と、反射率の低い部分73とを有する。フォーカス検出系FSは、フォーカス検出系用計測マークM2で反射した指標マークM3の像の光強度に基づいて指標マークM3の影の位置を計測する。このフォーカス検出系用計測マークM2はライン状のマークで、フォーカス検出系FSより投影された指標マークM3の長手方向とフォーカス検出系用計測マークM2のライン状のマークの長手方向が平行であることが好適である。図4では、フォーカス検出系用計測マークM2として、計測方向が互いに直交する2種類のマークを示している。また、その2種類のマークのそれぞれは3本のラインで構成されている。図5(a)では、その2種類のマークのうち1種類のマークのみをラインを1本に簡略化して示している。以下では、簡略化したマークを使って説明する。
まず、図5(a)(b)に示されるようにアライメント検出系用計測マークM1をアライメント検出系OAで測定し、アライメント検出系OAに対してウェハステージWS上のアライメント検出系用計測マークM1の位置合わせを行う。これにより、ウェハステージWSの原点位置70合わせが行われる。
次に、指標マークM3の投影像が結像している最適なz方向の高さを計測により求める。この理由は、フォーカス検出系FSに設けられるマーク部材62が有する指標マークM3は斜入射により投影されているため、z方向の高さのずれがxy方向への位置ずれ71となって表れるためである。
ウェハステージWS上のフォーカス検出系用計測マークM2の無い部分に指標マークM3を投影し、z方向へ駆動しながら指標マークM3の検出光強度を測定する。検出光強度が最大になったz方向の高さが、指標マークM3がウェハステージWS上にて結像状態が最良の位置である。ウェハステージWS上のフォーカス検出系用計測マークM2のある部分で指標マークM3のz方向の高さを計測する場合は、フォーカス検出系FSが斜入射で計測しているため、z方向の高さによってxy方向の位置も誤差が出る。このため、z方向へ駆動しながら検出光強度を測定する場合、同時にx(もしくはy)駆動を行い、フォーカス検出系FSの投影光軸に平行に斜めスキャンして計測する。
すなわち、本実施例1では、ウェハステージWSに設けられたフォーカス検出系用計測マークM2を用いて、指標マークM3の投影されるz方向の高さの計測をする際に、指標マークM3の投影光軸に沿って斜めスキャンすることにより計測する。
そして、前記測定したz方向の高さを保持したまま、フォーカス検出系用計測マークM2をウェハステージWS上のフォーカス検出系FSに設けられる指標マークM3の投影位置へx(もしくはy)駆動する。この動作はアライメント検出系計測マークM1とフォーカス検出系用計測マークM2の位置は図4に示されるように既知である為、図5(a)に示されるように位置検出干渉計IFを基準として駆動できる。
この駆動が終了後、図5(b)に示されるようにフォーカス検出系用計測マークM2へフォーカス検出系FSに設けられる指標マークM3を投影する。ウェハステージWSを位置検出干渉計IFでx(もしくはy)位置を計測しながら駆動し、指標マークM3がフォーカス検出系用計測マークM2を横切りながら反射光の光量を測定する。反射率が高い部分であるフォーカス検出系用計測マークM2へ指標マークM3が投影されると、検出信号強度は強くなり、フォーカス検出系用計測マークM2の周囲の反射率が低い部分へ指標マークM3が投影されると検出信号強度は弱くなる。
図5(b)に示されるようにウェハステージWSのx(もしくはy)位置と信号強度の関係がわかれば、信号強度のピーク位置が投影している指標マークM3の投影位置となる。本実施例1では、フォーカス検出系用計測マークM2の反射率を高くする。しかし、逆に、フォーカス検出系用計測マークM2の反射率を低くしてもよくこの場合、信号強度のピーク位置とは逆のボトム位置が投影している指標マークM3の投影位置となる。
次に、上記手法をxy方向に対して行い、設計値の指標マークM3の投影位置と現在の指標マークM3の投影位置のxy方向の位置の差分がわかる。この結果を基に指標マークM3を前記測定したxy方向の位置の差分量だけずらした位置に投影し、設計値の指標マークM3の投影位置に投影することが可能である。
または、フォーカス検出系FSによるウェハWの表面の高さの測定結果のxy方向の位置の座標に前記計測結果を反映させる。そこで、アライメント検出系OAにより算出されたウェハW上のアライメントマークの投影光学系POの光軸と垂直な平面におけるxy方向の位置と整合性を取った位置に補正しても良い。また、特開平11−135411号公報に記載の手法にて、指標マークM3の投影位置を調整しても良い。
次に、図11のフロー図を参照して、本実施例1により露光する場合を説明する。上記補正を用いてフォーカス検出系FSで計測するウェハWの表面の高さと、アライメント検出系OAにより算出されたウェハW上のアライメントマークの投影光学系POの光軸と垂直な平面におけるxy方向の位置との相対的位置合わせを行い露光する。
図1に示される本実施例の露光装置内に搬入されたウェハWは、ウェハステージWSに搭載される。(ステップ101)ウェハWはウェハステージWSに保持されたまま移動し、上記計測方法により、フォーカス検出系FSに設けられる指標マークM3の投影位置の差分を計測する。(ステップ102)
次に、第2の露光のプロセスウェハWであれば、アライメント検出系OAによりウェハW上のライメントマークの投影光学系POの光軸と垂直な平面におけるxy方向の位置を計測する。(ステップ103)これはウェハW上の素子に設けられるアライメントマークMを、計測し、このxy方向の位置を読み取って露光時のxy方向の位置ずれやθ回転などを無くすための計測である。
アライメント検出系OAによる計測が終了すると、ステップ102の結果に基づいてフォーカス検出系FSによるウェハWの表面の高さの計測を行う。(ステップ104)
このウェハWの表面の高さの計測前には、指標マークM3の投影位置補正が必要である。フォーカス検出系FSに設けられる指標マークM3の投影位置補正、あるいはウェハWの表面の高さの計測時の送り込み位置補正であれば、指標マークM3の投影位置計測から、ウェハWの表面の高さの計測の開始までであればいつでも良い。これによりアライメント検出系OAにより算出されたウェハW上のライメントマークの投影光学系POの光軸と垂直な平面におけるxy方向の位置の座標と整合性を有する座標系にて計測することができる。
すなわち、ステップ103,104の結果による情報を基に露光するために位置補正を行う。(ステップ105)
そして、露光を開始する。(ステップ106)
本実施例1では、フォーカス検出系用計測マークM2は、図5(a)(b)に示されるように反射率の高い部分72、反射率の低い部分73を有するが、図6(a)(b)に示されるように平面74と段差構造75を有するマークでもよい。ウェハステージWSに設けられたフォーカス検出系用計測マークM2が、反射率の高い部分72、反射率の低い部分73を有し、フォーカス検出系FSに設けられる指標マークM3の反射光強度により指標マークM3の投影位置を計測する。あるいは、ウェハステージWSに設けられたフォーカス検出系用計測マークM2が、段差構造75を有し、フォーカス検出系FSにより、フォーカス検出系用計測マークM2の高さの変化を計測することにより、指標マークM3の投影位置を計測する。
図6(a)に示されるようにフォーカス検出系用計測マークM2は凸状に設けられるが、逆に凹状に設けられてもよい。図5(a)(b)に示される反射率の高い部分72、反射率の低い部分73を有するフォーカス検出系用計測マークM2を用いた前記計測方法と同様の手法を用いる。すなわち、図6(a)(b)に示されるフォーカス検出系用計測マークM2へフォーカス検出系FSに設けられる指標マークM3を投影し、位置検出干渉計IFで位置を計測しながらフォーカス検出系FSにて計測を行う。
フォーカス検出系FSは、ウェハWのz方向の高さを計測する検出系であるため、図6(b)に示されるようにフォーカス検出系用計測マークM2の凸部(もしくは凹部)ではマークの無い部分と違うピーク(もしくはボトム)を検出することができる。このピーク(もしくはボトム)位置が、指標マークM3の投影位置となる。すなわち、フォーカス検出系用計測マークM2を用いて指標マークM3の投影位置計測をする際に、x方向の位置若しくはy方向の位置と、z方向の高さと、検出光強度とによる分布を計測し、最も強度の高い位置を指標マークM3の投影位置とする。
次に、図7(a)(b)を参照して、本発明の実施例2を説明する。
前記実施例1において、計測時には、まず、z方向の高さを計測してから、最適なxy方向の位置を求めるが、本実施例2では、別の手法にてxyz方向の最適位置を求める点が異なる。実施例1と同じ構成の露光装置により計測を行う場合、所定のz方向の高さでx方向へ(もしくはy方向)駆動しながら検出光強度を取得する。
本実施例2は、ウェハステージWSに設けられたフォーカス検出系用計測マークM2を計測する際に、x方向の位置若しくはy方向の位置と、z方向の高さと、投影光の高さ分布とを計測し、最も高い若しくは最も低い位置を指標マーク3の投影位置とする。
次に、アライメント検出系用計測マークM1およびフォーカス検出系用計測マークM2をz方向に少し駆動させ、再びx方向へ(もしくはy方向)駆動しながら検出光強度を取得する。これを繰り返すことにより、x方向 (もしくはy方向) の位置とz方向の高さ、検出光強度の分布を描くことができる。
図7(a)のグラフに、 x方向(もしくはy方向)の位置とz方向の高さでの検出光強度の計測結果が示され、「強」から「弱」へ信号強度の分布が変化する。これにより、最も検出光強度の高い位置がxyz方向の最適位置となる。実施例1と同様の手法により設計値の位置に指標マークM3を投影する。このため、誤差が少なく、アライメント検出系OA により算出されたウェハW上のライメントマークの投影光学系POの光軸と垂直な平面におけるxy方向の位置とも整合性を有するウェハWの表面の高さの計測をすることができる。
なお、計測時間を短縮するため、予め図7(a)に示されるような検出光強度分布を有し、数点の位置で計測し、検出光強度分布と適応させて、xyz方向の位置の最適値を類推しても良い。この計測時間を短縮する実施例2が図7(b)に示され、「強」から「弱」へ信号強度の分布が変化する。所定のz方向の高さでの3点76,77,78のx位置での検出光強度分布を測定し、これらの関係と予め有しておいた検出光強度分布より最も信号強度の高い位置79を類推する。
次に、本発明の実施例3を説明する。
複数波長を用いた場合、フォーカス検出系FSの光学系要因により色ずれが発生し、指標マークM3の投影位置にずれが生じ、このずれ補正するために以下の手法を用いる。
実施例1、2と、同じ構成の露光装置により同じの計測方法を照明波長毎において行い、その波長間の差分を見ることで、波長による色ずれを計測することができる。
本実施例3においては、制御手段である信号処理系8は、フォーカス検出系FSに用いる検出光の波長を切換えることにより前記差分を補正するように制御する。すなわち、フォーカス検出系FSに用いる複数の検出光波長を切換えて、指標マークM3の投影位置のずれを計測する。計測した色ずれ量は光学系内に設けられる色差補正光学部材42a,42bを用いて補正しても良いし、この結果をもとに指標マークM3を前記測定した差分量だけずらした位置に投影することで、色ずれを補正した位置に投影することが可能である。または、フォーカス検出系FSによるウェハWの表面の高さ結果のxy方向の位置の座標に前記計測結果を反映させ、座標を補正しても良い。
本実施例3の測定により、高精度に指標マークM3の投影位置を測定できるため、組立調整時や定期的な相対位置計測に有効である。
次に、図8を参照して、本発明の実施例4を説明する。
アライメント検出系OAなどの検出系の視野内にフォーカス検出系FSに設けられる指標マークM3が投影される場合、直接、ウェハWの位置に結像した指標マークM3を観察し結像状態、結像位置の測定を行うことが可能である。アライメント検出系OAなどの検出系の視野内にフォーカス検出系FSに設けられる指標マークM3が投影される実施例として、以下に、本発明のツーステージの露光装置の実施例4を説明する。
近年、生産性を向上させるために一つの露光装置内に、図8に示されるように二つのウェハステージWS1,WS2を有し、位置合わせと露光とをそれぞれのウェハステージWS1,WS2にて行う露光装置が存在している。露光側には投影光学系PO用の照明光源LS、照明光をレチクルRTへ均一に照射するための照明光学系IL、レチクルRTのパターン像をウェハW2上へ投影するための投影光学系POが設けられる。
一方、位置あわせ側にはウェハW1の位置を検出するためのアライメント検出系OA、ウェハW1のz方向の高さである表面の高さを計測するためのフォーカス検出系FSが設けられる。また、それぞれのウェハステージWS1,WS2には位置を計測するための位置検出干渉計IF1、IF2が設けられる。
本実施例4においては、位置合わせを行うウェハステージWS1側において、フォーカス検出系FSは、投影光学系POのフォーカス測定を行うと同時に、アライメント検出系OAに対するウェハW1のフォーカス位置である表面の高さを計測する機能を備えている。アライメント検出系OAに対する表面の高さを計測するために、アライメント検出系OAの観察視野内にフォーカス検出系FSに設けられる指標マークM3が投影されている。投影されている指標マークM3の反射光の結像位置を測定することでアライメント検出系OAに対するウェハW1の表面の高さを求める。
以上説明した本実施例4により、下記のようにフォーカス検出系FSに設けられる指標マークM3の投影位置を測定する。図9を参照して、この計測方法を説明する。なお、図9に示される光学部材は、図1および図3と参照番号は共通する。
本実施例4においては、制御手段である図1に示される信号処理系8は、フォーカス検出系FSに設けられている指標マークM3の像をアライメント検出系OAで観察することにより、指標マークM3の像の位置をアライメント検出系OAで計測するように制御する。さらに、信号処理系8は、その計測された指標マークM3の像の位置の設計値からの差分を補正し、ウェハW1の表面の高さをフォーカス検出系FSで計測するように制御する。本実施例4においては、アライメント検出系OAを用いてウェハステージWS1の指標マーク3の像を観察する際に、基板ステージ上であるウェハステージWS上に設けられた拡散面80を用いて観察する。
まず、位置合わせ側のウェハステージWS上に光が乱反射する拡散面80を用意する。
この光が乱反射する拡散面80がアライメント検出系OAの観察視野81内へ来るように移動させる。アライメント検出系用計測マークM1をアライメント検出系OAで測定し、既知の距離をウェハステージ位置検出干渉計IFの基準で移動させても良いし、座標基準のみで移動しても良い。光が乱反射する拡散面80は指標マークM3の投影位置に送り込めれば良いので精細な位置精度は必要ない。
次に、この光が乱反射する拡散面80へフォーカス検出系FSに設けられる指標マークM3を投影する。通常のウェハWや基準プレートでは、そのほとんどが全反射されるが、光が乱反射する拡散面80へ入射しているため、一部は散乱光となる。このため、ウェハステージWS上に結像された指標マークM3を、アライメント検出系OAで直接観察することができる。
まず、アライメント検出系OAでウェハステージWSのz方向への駆動をしながら投影された指標マークM3のコントラストを測定し、最もコントラストの高い位置と、フォーカス検出系OAのフォーカス測定値を求める。この測定値により指標マークM3の結像z位置、そのときのウェハステージWSのz方向の高さ、そのときのフォーカス検出系OAの計測値を求めることができる。
次に、図9に示されるアライメント検出系観察視野81内の実線の十字82が本来照射されるべき指標マークM3の投影位置である。これに対して、上記手法で計測した場合、破線の十字83が指標マークM3の投影位置となり、Δx、Δyのずれを求めることができる。この結果を基に指標マークM3を前記測定したxy方向の位置の差分量だけずらした位置にウェハWを送り込んで指標マークM3を投影することで、位置に投影することが可能である。また、特開平11−135411号公報に記載の手法にて、指標マークM3の投影位置を調整しても良い。
本実施例4の結果をもちいて、指標マークM3の結像位置を求めることができる。このため、設計値の位置に指標マークM3を投影し、アライメント検出系OAにより算出されたウェハW上のライメントマークの投影光学系POの光軸と垂直な平面におけるxy方向の位置と整合性を有するウェハWの表面の高さの計測をすることができる。なお、本実施例4では投影された指標マークM3を観察するため、光が乱反射する拡散面80をウェハステージWSに用意する実施例を示した。しかし、図12に示される本実施例4の変形例のように回折格子80a、あるいは、図13に示される本実施例4の変形例のように指標マークM3をアライメント検出系OAに入射するような傾斜を有するミラーのような反射面80bを有しても同様の計測ができる。
次に、図10を参照して、本発明の実施例5を説明する。
本実施例5を用いて波長による色ずれを計測することが可能である。
図10に本実施例5の露光装置を用いた計測法が示され、なお、図10に示される光学部材は、図1および図3において参照番号は共通する。図9の実施例4と共通の手法部分の詳細な説明は省略する。ウェハステージWS上に光が乱反射するような拡散面80を有し、この拡散面80上へフォーカス検出系FSで使用している各照明波長を使って指標マークM3を投影する。ウェハステージWS上に結像された指標マークM3をアライメント検出系OAで直接観察することで、波長毎のxyz方向のずれを測定することができる。
図10に示されるアライメント観察視野81内にある二つの破線の十字84,85は、照明波長毎の指標マークM3を示している。これら指標マークM3の波長毎の投影位置差をなるべく小さくすることで、指標マークM3の投影位置の波長による差を低減できる。指標マークM3を測定したxy方向の位置の差分量だけずらした位置に投影することで、予定している投影位置に投影することが可能である。または、フォーカス検出系FSによる表面の高さ結果のxy方向の位置の座標に計測結果を反映させ、本来の座標に補正しても良い。また、光学系の調整をし、色差補正光学部材42a,42bの調整によって指標マークM3の投影位置を再調整しても良い。
本実施例5による結果を用いて、指標マークM3の結像位置を求めることができる。このため、設計値の位置に指標マークM3を投影し、アライメント検出系OAにより算出されたウェハW上のライメントマークの投影光学系POの光軸と垂直な平面におけるxy方向の位置とも整合性を有するウェハWの表面の高さの計測をすることができる。
以上説明した本実施例では、オフアクシスアライメント検出系OAをアライメント検出系の例としたが、限定するものではなく図示されないTTRやTTLアライメント検出系を用いても良い。
また、投影光学系POとアライメント検出OAの位置関係であるベースライン量を測定するための図示されないTTLキャリブレーション検出系を介して相対位置合わせを行っても良い。この場合、TTLキャリブレーション検出系とアライメント検出系OAとの相対位置、TTLキャリブレーション検出系とフォーカス検出系FSに設けられる指標マークM3の投影位置との相対位置という2段階の計測により求めることができる。
(デバイス製造方法の実施例)
デバイスは、前述のいずれかの実施例の露光装置を使用して、感光剤を塗布した基板(ウェハ、ガラスプレート等)を露光する工程と、その基板を現像する工程と、他の周知の工程と、を経ることにより形成、製造される。他の周知の工程には、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等を含む。
本発明の実施例1の露光装置の概略構成図である。 本発明の実施例1のアライメント検出系の構成図である。 本発明の実施例1のフォーカス検出系の構成図である。 本発明の実施例1のフォーカス検出系に設けられる指標マークおよびウェハステージに設けられた計測マークの構成図である。 本発明の実施例1のフォーカス検出系の経時変化の計測説明図である。 本発明の実施例1のフォーカス検出系の経時変化の計測説明図である。 本発明の実施例2におけるx方向(もしくはy方向)の位置とz方向の高さと検出光強度の計測結果のグラフである。 本発明の実施例4のツーステージの半導体露光装置の概略構成図である 本発明の実施例4のツーステージの半導体露光装置のフォーカス検出系の経時変化の計測説明図である。 本発明の実施例5のツーステージの半導体露光装置のフォーカス検出系の経時変化の計測説明図である。 本発明の実施例1によるフロー図である。 本発明の実施例4の変形例の構成図である。 本発明の実施例4の変形例の構成図である。 従来例の露光装置の概略構成図である。
符号の説明
LS:光源
IL:照明光学系
RT:レチクル
RS:レチクルステージ
PO:投影光学系
W:ウェハ
WS:ウェハステージ
FS:フォーカス検出系
OA:アライメント検出系
IF:ウェハステージ位置検出干渉計
M:アライメントマーク
M1:アライメント検出系用計測マーク
M2:フォーカス検出系用計測マーク
M3:指標マーク
8:信号処理系
20:照明光源
21:照明系レンズ
22:ハーフミラー
23:結像レンズ前群
24:リレーレンズ
25:反射ミラー
26:対物レンズ
27:結像レンズ後群
28:撮像素子
42a,42b:色収差補正光学部材
61:照明光源
62:マーク部材
63:結像光学系
64:結像光学系
65:結像光学系
66:結像光学系
67:受光素子

Claims (7)

  1. 基板を移動させる基板ステージと、
    原版のパターンの像を前記基板に投影する投影光学系と、
    前記投影光学系の光軸外に配置され、前記基板の位置を計測するアライメント検出系と、
    前記基板の表面の高さを計測するフォーカス検出系と、
    前記基板ステージ、前記アライメント検出系および前記フォーカス検出系を制御する制御手段と、を備え、
    前記基板ステージは、アライメント検出系用計測マークと、そのアライメント検出系用計測マークとの相対的位置関係が既知であるフォーカス検出系用計測マークと、を有し、
    前記制御手段は、前記アライメント検出系用計測マークの位置を前記アライメント検出系で計測し、
    前記フォーカス検出系に設けられている指標マークの像を前記フォーカス検出系用計測マークの上に投影することにより、その指標マークの像の位置を前記フォーカス検出系で計測し、
    その計測された前記指標マークの像の位置の設計値からの差分を補正し、前記基板の表面の高さを前記フォーカス検出系で計測するように制御することを特徴とする露光装置。
  2. 基板を移動させる基板ステージと、
    原版のパターンの像を前記基板に投影する投影光学系と、
    前記投影光学系の光軸外に配置され、前記基板の位置を計測するアライメント検出系と、
    前記基板の表面の高さを計測するフォーカス検出系と、
    前記基板ステージ、前記アライメント検出系および前記フォーカス検出系を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記フォーカス検出系に設けられている指標マークの像を前記アライメント検出系で観察することにより、前記指標マークの像の位置を前記アライメント検出系で計測し、
    その計測された前記指標マークの像の位置の設計値からの差分を補正し、前記基板の表面の高さを前記フォーカス検出系で計測するように制御することを特徴とする露光装置。
  3. 前記制御手段は、前記フォーカス検出系を調整することにより前記差分を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
  4. 前記制御手段は、前記基板ステージを移動することにより前記差分を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
  5. 前記制御手段は、前記フォーカス検出系に用いる検出光の波長を切換えることにより前記差分を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
  6. 前記フォーカス検出系用計測マークは、反射率の高い部分と反射率の低い部分とを有し、
    前記フォーカス検出系は、前記フォーカス検出系用計測マークで反射した前記指標マークの像の光強度に基づいて前記指標マークの影の位置を計測することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    前記基板を現像する工程と、
    該現像された基板を用いて、デバイスを形成する工程と、を備えることを特徴とするデバイス製造方法。
JP2008268000A 2008-10-16 2008-10-16 露光装置およびデバイス製造方法 Pending JP2010098143A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008268000A JP2010098143A (ja) 2008-10-16 2008-10-16 露光装置およびデバイス製造方法
US12/579,218 US8384878B2 (en) 2008-10-16 2009-10-14 Exposure apparatus and device manufacturing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008268000A JP2010098143A (ja) 2008-10-16 2008-10-16 露光装置およびデバイス製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010098143A true JP2010098143A (ja) 2010-04-30

Family

ID=42108393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008268000A Pending JP2010098143A (ja) 2008-10-16 2008-10-16 露光装置およびデバイス製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8384878B2 (ja)
JP (1) JP2010098143A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017528766A (ja) * 2014-09-09 2017-09-28 シャンハイ マイクロ エレクトロニクス イクイプメント(グループ)カンパニー リミティド 焦点合わせと傾斜補正のデザインを有するマーク及びそのアラインメント方法
KR20180112115A (ko) * 2012-08-28 2018-10-11 가부시키가이샤 니콘 패턴 형성 장치
CN111580358A (zh) * 2019-02-18 2020-08-25 佳能株式会社 曝光系统以及物品制造方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8311311B2 (en) * 2005-10-31 2012-11-13 Mitutoyo Corporation Optical aberration correction for machine vision inspection systems
CN109690418B (zh) 2016-09-08 2021-10-01 Asml控股股份有限公司 包括对装置标记的原位印刷的测量方法以及对应装置
JP2020148463A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 株式会社日立ハイテク 高さ測定装置及びビーム照射装置
CN110058497B (zh) * 2019-05-20 2020-06-23 中国科学院光电技术研究所 一种基于样片的非接触中心对准方法
JP7446131B2 (ja) * 2020-03-12 2024-03-08 キヤノン株式会社 検出装置、露光装置および物品製造方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3085440B2 (ja) * 1994-09-12 2000-09-11 株式会社日立製作所 光アッセンブリの製造方法
US5783833A (en) * 1994-12-12 1998-07-21 Nikon Corporation Method and apparatus for alignment with a substrate, using coma imparting optics
JPH0963924A (ja) * 1995-08-18 1997-03-07 Nikon Corp アライメント方法
JP3647227B2 (ja) 1997-10-29 2005-05-11 キヤノン株式会社 走査型露光装置
JP3335126B2 (ja) 1998-07-06 2002-10-15 キヤノン株式会社 面位置検出装置及びそれを用いた走査型投影露光装置
JP2002025882A (ja) * 2000-06-30 2002-01-25 Hitachi Electronics Eng Co Ltd パターンの重ね合わせ誤差測定装置および方法
TW200301848A (en) * 2002-01-09 2003-07-16 Nikon Corp Exposure apparatus and exposure method
JP4315420B2 (ja) * 2003-04-18 2009-08-19 キヤノン株式会社 露光装置及び露光方法
JP5084239B2 (ja) * 2006-12-06 2012-11-28 キヤノン株式会社 計測装置、露光装置並びにデバイス製造方法
US8068211B2 (en) * 2007-07-06 2011-11-29 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus and method for manufacturing device

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180112115A (ko) * 2012-08-28 2018-10-11 가부시키가이샤 니콘 패턴 형성 장치
KR101999497B1 (ko) 2012-08-28 2019-07-11 가부시키가이샤 니콘 패턴 형성 장치
JP2017528766A (ja) * 2014-09-09 2017-09-28 シャンハイ マイクロ エレクトロニクス イクイプメント(グループ)カンパニー リミティド 焦点合わせと傾斜補正のデザインを有するマーク及びそのアラインメント方法
CN111580358A (zh) * 2019-02-18 2020-08-25 佳能株式会社 曝光系统以及物品制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8384878B2 (en) 2013-02-26
US20100097595A1 (en) 2010-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101247898B1 (ko) 위치 검출 장치, 노광 장치, 디바이스 제조 방법, 위치 검출 방법 및 노광 방법
JP5743958B2 (ja) 計測方法、露光方法および装置
JP2010098143A (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
KR100870306B1 (ko) 노광장치, 상면검출방법 및 디바이스의 제조방법
JP5219534B2 (ja) 露光装置及びデバイスの製造方法
JP2005175400A (ja) 露光装置
KR20090089819A (ko) 노광 장치
JP2005166785A (ja) 位置検出装置及び方法、並びに、露光装置
US9534888B2 (en) Detection apparatus, measurement apparatus, exposure apparatus, method of manufacturing article, and measurement method
JP2009099873A (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
JP2004356193A (ja) 露光装置及び露光方法
JP4677183B2 (ja) 位置検出装置、および露光装置
JPH0963924A (ja) アライメント方法
JP4311713B2 (ja) 露光装置
JP7114370B2 (ja) 露光装置および物品の製造方法
JP2005175383A (ja) 露光装置、アライメント方法、及び、デバイスの製造方法
JP3003694B2 (ja) 投影露光装置
JP7336343B2 (ja) 露光装置、露光方法、および物品の製造方法
JPH1064808A (ja) マスクの位置合わせ方法及び投影露光方法
JP2004281904A (ja) 位置計測装置、露光装置、及びデバイス製造方法
JPH09260269A (ja) 投影露光方法及びそれを用いたデバイスの製造方法
JP3295244B2 (ja) 位置決め装置
JP2004273860A (ja) 露光方法
JPH08162393A (ja) 位置合わせ装置
JP2004297046A (ja) 収差測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630