JP2010097982A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な発光特性を有するとともに、信頼性の高い発光装置を提供する。
【解決手段】この表面実装型LED(発光装置)100は、LED素子20と、上面側導体層14を含み、上面側導体層14上にLED素子20が固定される基板10と、基板10上に固定されるとともに内側面31aを有する開口部31を含み、内側面31aがLED素子20からの光を反射する反射面とされる反射枠体30と、LED素子20を封止する透光性部材40とを備えている。また、反射枠体30は、金属材料から構成されているとともに、基板10側に突出する突出部34を有しており、基板10は、突出部34が挿入される貫通孔18を有している。そして、突出部34が貫通孔18に挿入されて変形することにより、突出部34の一部が基板10と係合し、反射枠体30が上面側導体層14と熱接触した状態で基板10上に固定されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、発光装置に関し、特に、発光素子と、この発光素子からの光を反射させる反射枠体とを備えた発光装置に関する。
従来、発光素子からの光を反射させる反射枠体を備えた発光装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)素子(発光素子)の発光により生じた熱を、反射枠体からも放熱させるために、反射枠体を金属材料から構成した発光装置が記載されている。この発光装置は、LED素子が実装されたプリント基板と、上記した反射枠体とを備えており、反射枠体は、樹脂接着剤によりプリント基板上に接着固定されている。なお、反射枠体の内側には、LED素子を封止する封止体が形成されている。この封止体は、反射枠体の内側に封止樹脂を充填することにより形成されている。
特開2005−229003号公報
上記特許文献1に記載された従来の発光装置では、樹脂接着剤によりプリント基板上に反射枠体が接着固定されているため、プリント基板と反射枠体との間に樹脂接着層が介在することになる。このため、LED素子の発光により生じた熱を反射枠体からも放熱させるために、反射枠体を金属材料から構成したとしても、プリント基板と反射枠体との間に介在する樹脂接着層の熱抵抗によって、LED素子からの熱を反射枠体に効率良く伝達させることが困難になるという不都合がある。これにより、LED素子からの熱を反射枠体から効率良く放熱させることが困難になるので、LED素子の温度上昇を抑制することが困難になる。その結果、素子温度の上昇に起因して、発光装置の発光特性が低下するので、良好な発光特性を得ることが困難になるという問題点がある。
また、近年、発光装置に対して、パッケージの小型化、高出力化および50,000時間以上の長寿命化などの要望が高くなってきている。しかしながら、樹脂接着剤により反射枠体とプリント基板とが接着固定された従来の発光装置では、パッケージの小型化に対応した場合、接着領域が小さくなる。また、発光装置の高出力化および長寿命化に対応した場合、樹脂接着層にLED素子からの強い光が長時間照射されることになるので、樹脂接着層の光劣化が促進される。このため、従来の発光装置では、上記要望に応えようとした場合、反射枠体とプリント基板との十分な接着強度および十分な接着信頼性を確保することが困難になるという不都合がある。これにより、反射枠体とプリント基板との固定が不十分になるので、発光装置の高信頼性を確保することが困難になるという問題点がある。
なお、LED素子を封止する封止樹脂にエポキシ系樹脂を用いた場合、この封止樹脂の接着力も反射枠体とプリント基板との固定に寄与するため、反射枠体とプリント基板との接着強度を確保することが可能となる。しかしながら、エポキシ系樹脂は比較的光劣化し易いため、高出力化および長寿命化を図ろうとする場合には、エポキシ系樹脂に比べて光劣化し難いシリコーン系樹脂が封止樹脂として一般的に用いられる。ところが、シリコーン系樹脂を封止樹脂として用いた場合、シリコーン系樹脂はその接着強度が大きくなく、特に、エラストマー(ゴム)やゲル状の場合は接着強度が小さいので、封止樹脂による反射枠体とプリント基板との接着強度の向上効果はほとんど見込めない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、良好な発光特性を有するとともに、信頼性の高い発光装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による発光装置は、光を出射する発光素子と、導体部を含み、導体部上に発光素子が固定される基板と、基板上に固定されるとともに内周面を有する開口部を含み、内周面が発光素子からの光を反射する反射面とされる反射枠体と、発光素子を封止する封止体とを備えている。また、反射枠体は、放熱材料から構成されているとともに、基板側に突出する突出部を有しており、基板は、突出部が挿入される貫通孔部を有している。そして、突出部が貫通孔部に挿入されて変形することにより、突出部の一部が基板と係合し、これにより、反射枠体が導体部と熱接触した状態で基板上に固定されている。なお、本発明の熱接触とは、空気が介在しない熱接触である。
この一の局面による発光装置では、上記のように、反射枠体を導体部と熱接触した状態で基板上に固定することによって、発光素子の発光により生じた熱を、導体部を介して反射枠体から放熱させることができる。これにより、発光装置の放熱特性を向上させることができる。また、放熱特性を向上させることによって、発光に伴い発光素子が発熱したとしても、発光素子の温度を低く保つことができる。これにより、発光素子の温度上昇に起因して、発光特性が低下するという不都合が生じるのを抑制することができる。その結果、良好な発光特性を得ることができる。
また、一の局面による発光装置では、上記のように構成することによって、樹脂接着剤を用いることなく、基板上に反射枠体を固定することができる。このため、樹脂接着剤を用いる接着固定と異なり、パッケージの小型化による接着領域の減少、並びに、高出力化および長寿命化による光劣化などの影響を受けることがないので、反射枠体と基板との固定を確実に行うことができる。これにより、反射枠体と基板との固定が不十分になることに起因して、発光装置の信頼性が低下するという不都合が生じるのを抑制することができるので、信頼性の高い発光装置を得ることができる。
また、一の局面による発光装置では、上記のように構成することによって、容易に、パッケージの小型化、高出力化および長寿命化に対応した発光装置を得ることができる。
さらに、一の局面による発光装置では、上記のように構成することによって、樹脂接着剤を用いることなく反射枠体に基板を固定することができるので、発光装置の製造工程において接着工程を省くことができる。
ここで、樹脂接着剤によって反射枠体に基板を接着固定する場合には、高温高圧で反射枠体に基板を押圧しなければならないため、反射枠体と基板との接着工程において大掛かりな高圧プレス機などが必要になる。また、樹脂接着剤は内部に気泡が入り易く、樹脂接着剤の内部に気泡が存在する場合には、反射枠体と基板との接着領域において樹脂接着剤によって接着されない領域が形成されるという不都合が生じる。そして、このような不都合を抑制するために、樹脂接着剤によって反射枠体に基板を接着する際には、高圧プレス工程と同時に真空装置を用いた脱泡(真空引き)処理が必要になる。このように樹脂接着剤によって反射枠体に基板を接着固定する場合には、上記のような煩雑な接着工程を経る必要があるのに対して、一の局面による発光装置では、接着工程を省くことができるので、発光装置の製造が容易になり、製造コストを低減することができる。
上記一の局面による発光装置において、好ましくは、突出部は、反射枠体と一体に形成されている。このように構成すれば、たとえば、放熱材料をプレス加工することにより、容易に、反射枠体に突出部を設けることができる。なお、突出部は、反射枠体と別体で形成されていてもよい。この場合、たとえば、反射枠体に設けた挿入穴などに突出部の一部を圧入することによって、突出部を反射枠体と一体化することができる。
上記一の局面による発光装置において、好ましくは、反射枠体は、基板の導体部と直接接触した状態で基板上に固定されている。このように構成すれば、発光素子の発光によって生じた熱を、導体部を介して反射枠体に効果的に伝えることができる。また、反射枠体は、上記のように、熱伝導性の優れた放熱材料から構成されているので、導体部を介して伝達された発光素子からの熱を反射枠体から効果的に放熱させることができる。これにより、発光素子が発光することにより生じた熱を効果的に放熱させることが可能となるので、発光装置の放熱特性を向上させることができる。
上記一の局面による発光装置において、好ましくは、突出部は、反射枠体に複数設けられている。このように構成すれば、反射枠体に基板をより確実に固定することができる。
上記一の局面による発光装置において、好ましくは、放熱材料は、金属材料である。このように構成すれば、発光素子からの熱を反射枠体からさらに効果的に放熱させることができるので、容易に、発光装置の放熱特性を向上させることができる。
この場合において、放熱材料は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅または銅合金のいずれかから構成されているのが好ましい。
上記一の局面による発光装置において、枠体部の反射面に、光反射率を向上させるための表面処理を施してもよい。また、反射面以外に、発光素子が載置される載置領域に、上記表面処理を施してもよい。このような表面処理としては、たとえば、銀メッキ、銀メッキ+絶縁(セラミック)コーティングまたはアルマイト処理などが挙げられる。
上記一の局面による発光装置において、基板は、樹脂材料からなる基材部と、基材部上に形成され、発光素子と電気的に接続される電極部と、基材部上に形成された導体部とを含むプリント基板からすることができる。
上記一の局面による発光装置において、好ましくは、反射枠体は、開口部の開口幅が上方に向かって広がるように構成されている。このような構成を上記一の局面による発光装置に適用すれば、容易に、発光特性を向上させることができる。
上記一の局面による発光装置において、発光素子を、発光ダイオード素子とすることができる。
以上のように、本発明によれば、良好な発光特性を有するとともに、信頼性の高い発光装置を容易に得ることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、発光装置の一例である表面実装型LED(Light Emitting Diode)に本発明を適用した場合について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの断面図である。図2は、本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの全体斜視図である。図3は、本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの平面図である。図4〜図9は、本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの構造を説明するための図である。なお、図1は、図3のA−A線に沿った断面を示している。まず、図1〜図9を参照して、本発明の第1実施形態による表面実装型LED1の構造について説明する。
第1実施形態による表面実装型LED1は、図1〜図3に示すように、基板10(図1および図2参照)と、基板10上に載置(搭載)された発光ダイオード素子(LED素子)20と、基板10上にLED素子20を囲むように固定された反射枠体30と、反射枠体30の内側に設けられた透光性部材40とを備えている。なお、基板10は、本発明の「プリント基板」の一例であり、LED素子20は、本発明の「発光素子」の一例である。また、透光性部材40は、本発明の「封止体」の一例である。
また、第1実施形態による表面実装型LED1は、図3に示すように、平面的に見て、
正方形形状を有している。具体的には、表面実装型LED1は、X方向に約3.5mmの幅Wを有するとともに、Y方向に約3.5mmの長さLを有している。
表面実装型LED1を構成する基板10は、図4〜図6に示すように、ガラスエポキシや液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer:LCP)などからなる絶縁基材11の上面上および下面上に、それぞれ、複数の電極層が形成された両面基板からなる。この基板10は、約0.2mmの厚みを有している。なお、絶縁基材11は、本発明の「基材部」の一例である。
絶縁基材11の上面上に形成された複数の電極層は、カソードとして機能する複数(3つ)の上面側電極層12と、アノードとして機能する複数(3つ)の上面側電極層13とに分けられる。これらの上面側電極層12および13は、図3に示すように、絶縁基材11の上面上であるとともに、反射枠体30の開口部31の内側に位置する領域にそれぞれ形成されている。なお、上面側電極層12および13は、それぞれ、本発明の「電極部」の一例である。
また、絶縁基材11の上面上には、絶縁溝を介して上面側電極層12および13と電気的に分離された上面側導体層14が形成されている。この上面側導体層14は、絶縁基材11の上面上であるとともに、上面側電極層12および13が形成されている領域以外の領域に上面側電極層12および13を囲むように形成されている。なお、上面側導体層14は、本発明の「導体部」の一例である。
また、絶縁基材11の下面上に形成された電極層は、図6に示すように、配線用に用いられる下面側電極層15および16からなる。これらの下面側電極層15および16は、それぞれ、上記した上面側電極層12および13と対応するように複数形成されている。そして、下面側電極層15および16は、絶縁基材11に設けられた接続部11a(スルーホール)を介して、それぞれ、上面側電極層12および13と電気的に接続されている。また、配線用に用いられる下面側電極層15および16には、それぞれ、基板10の一方端側(X1方向側)および他方端側(X2方向側)にそれぞれ形成された電極端子15aおよび16aが一体に連結されている。
また、絶縁基材11の下面上には、上記した下面側電極層15および16に加えて、放熱用に用いられる下面側導体層17が形成されている。この下面側導体層17は、絶縁基材11に設けられた複数のスルーホール11bを介して上面側導体層14と直接接触している。すなわち、下面側導体層17は、絶縁基材11の複数のスルーホール11bを介して上面側導体層14と熱的に接続されている。なお、絶縁基材11の上面上に形成された上面側電極層12および13、並びに上面側導体層14は、銅などの熱伝導性に優れた導電性材料からなる。これらの上面側電極層12および13、並びに上面側導体層14は、絶縁基材11の上面上に形成された導電性材料層(図示せず)がエッチングなどによってパターニングされることにより形成されている。また、絶縁基材11の下面上に形成された下面側電極層15および16、並びに下面側導体層17も、銅などの熱伝導性に優れた導電性材料からなり、絶縁基材11の下面上に形成された導電性材料層(図示せず)がエッチングなどによってパターニングされることにより形成されている。
また、図4〜図6に示すように、基板10の所定領域には厚み方向に貫通する貫通孔18が形成されている。この貫通孔18は、反射枠体30に形成された後述する突出部34(図8および図9参照)と対応する領域(2カ所)に、突出部34が挿入可能な大きさで形成されている。なお、貫通孔18は、本発明の「貫通孔部」の一例である。
基板10上に載置されるLED素子20は、図1に示すように、赤色光を発光するLED素子20R、緑色光を発光するLED素子20G、および、青色光を発光するLED素子20Bの3個のLED素子20を含んでいる。すなわち、第1実施形態による表面実装型LED1は、光の3原色である赤、緑、青の各色の光を発光する3個のLED素子20を備えている。これらのLED素子20は、図3および図4に示すように、上面側導体層14の上面上であるとともに、反射枠体30の内側に位置する領域上に、接着材(図1参照)によって固定されている。
また、3個のLED素子20は、カソードとして機能する上面側電極層12とアノードとして機能する上面側電極層13との間に、互いに所定の間隔を隔てて配列されている。そして、カソードとして機能する上面側電極層12と、LED素子20の一方の電極部(図示せず)とが、ボンディングワイヤ46を介して互いに電気的に接続されているとともに、アノードとして機能する上面側電極層13と、LED素子20の他方の電極部(図示せず)とが、ボンディングワイヤ47を介して互いに電気的に接続されている。
なお、基板10の上面側電極層12および13、並びに上面側導体層14の表面には、光反射率を向上させるとともにワイヤーボンドやフリップ接続などを行い易くするための表面処理が施されているのが好ましい。このような表面処理としては、たとえば、たとえば、銀メッキ、銀+パラジウムメッキなどが挙げられる。
反射枠体30は、放熱特性(熱伝導性)に優れた金属材料から構成されており、図7および図8に示すように、平面的に見て、正方形形状に形成されている。具体的には、反射枠体30は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から構成されている。この反射枠体30は、約0.6mmの厚みt(図9参照)を有している。
また、反射枠体30の中央部には、図7〜図9に示すように、上面から下面に貫通する開口部31が形成されている。この開口部31の内側面31aは、図1および図2に示すように、LED素子20から出射された光を反射させる反射面として機能する。また、開口部31は、図1および図9に示すように、その開口幅が上方に向かってテーパ状(放射状)に広がるように構成されている。また、開口部31の内側面31aを含む反射枠体30の表面には、光反射率を向上させるための表面処理が施されている。具体的には、反射枠体30の反射面(内側面31a)には、たとえば、銀メッキ、銀メッキ+絶縁(セラミック)コーティングまたはアルマイト処理などの表面処理が施されている。このように、開口部31の内側面31aは、LED素子20から発光された光を効率よく上方に反射させることが可能に構成されている。なお、反射枠体30の内側面31aは、本発明の「内周面」および「反射面」の一例である。
また、図7および図8に示すように、反射枠体30の底面32と側端面(X方向(長手方向)の側端面)とによって構成される角部には、切欠部33がそれぞれ設けられている。この切欠部33は、レジストなどの樹脂部材50(図2参照)によって覆われている。なお、切欠部33を覆う樹脂部材50は、透光性部材40と同じ材料を用いてもよい。この場合には、透光性部材40の形成時に同時に樹脂部材50を形成することができる。また、この切欠部33により、反射枠体30と電極端子15aおよび16a(図6参照)との電気的な短絡を防止することが可能となる。
ここで、第1実施形態では、図8および図9に示すように、反射枠体30の底面32に、細長状(ピン状)の突出部34が2カ所に形成されている。この突出部34は、上述した基板10の貫通孔18(図5参照)とそれぞれ対応する領域に、基板10(図1参照)側に突出するように反射枠体30と一体に形成されている。また、各々の突出部34は、その長さが基板10(図1参照)の厚みよりも大きくるように形成されている。
そして、図1に示すように、反射枠体30の突出部34が基板10の貫通孔18に挿入された後、プレス加工によって突出部34の端部がつぶされる(変形される)ことにより、基板10上に反射枠体30が固定されている。すなわち、基板10の貫通孔18に挿入された突出部34の端部がつぶされることによって、突出部34の端部が変形して貫通孔18よりも大きく広がる。これにより、突出部34の変形した部分と基板10とが係合し、基板10上に反射枠体30が固定される。
また、基板10上に反射枠体30が固定された状態では、反射枠体30の底面32が基板10の上面側導体層14の一部と直接接触している。すなわち、第1実施形態では、反射枠体30が基板10の上面側導体層14と熱接触した状態で、基板10上に固定されている。
透光性部材40は、エポキシ系樹脂やシリコーン系樹脂などの透明樹脂材料(封止材料)から構成されており、反射枠体30の開口部31内に、LED素子20、ボンディングワイヤ46および47を封止するように設けられている。この透光性部材40は、LED素子20、ボンディングワイヤ46および47を封止することによって、LED素子20、ボンディングワイヤ46および47が、空気や水分などと接するのを抑制する機能を有している。また、透光性部材40は、上記透明樹脂材料を反射枠体30の開口部31内に充填した後、硬化させることによって形成されている。なお、透光性部材40は、長時間の使用に対して光量低下を起こし難くすることなどを考慮すると、シリコーン系樹脂を用いるのが好ましい。
上記のように構成された第1実施形態による表面実装型LED1では、図示しない外部の実装基板上に実装されて、電子機器などに搭載される。このとき、下面側電極層15および16は、半田層などを介して、実装基板に形成された配線用の導体(図示せず)と電気的に接続される。また、放熱用の下面側導体層17は、半田層などを介して、実装基板に形成された放熱用の導体と熱的に接続される。そして、下面側電極層15の電極端子15aと下面側電極層16の電極端子16aとの間に電圧を加えることによって、ボンディングワイヤ46および47を介してLED素子20に電流が流れ、それぞれのLED素子20が固有の波長で発光する。そして、これらのLED素子20が同時に発光した場合には、その色が混色されて出射される。なお、下面側電極層15および16、並びに下面側導体層17の表面には、半田付け性を向上させるための表面処理(たとえば、銀メッキや金メッキなど)を施しておくのが好ましい。
一方、LED素子20の発光により生じた熱は、上面側導体層14を介して反射枠体30から放熱されるとともに、上面側導体層14と熱的に接続されている下面側導体層17を介して、実装基板の放熱用の導体から外部に放熱される。このように、第1実施形態による表面実装型LED1では、LED素子20で発生した熱を効果的に放熱させることが可能に構成されている。これにより、LED素子20の温度上昇による発光効率の低下が抑制され、電流量に比例した高輝度が得られる。その結果、表面実装型LED1の機能性の向上、および、寿命の向上の効果が得られる。
第1実施形態では、上記のように、反射枠体30を上面側導体層14と熱接触した状態で基板10上に固定することによって、LED素子20の発光により生じた熱を、上面側導体層14を介して反射枠体30から放熱させることができる。これにより、表面実装型LED1の放熱特性を向上させることができる。また、放熱特性を向上させることによって、発光に伴いLED素子20が発熱したとしても、LED素子20の温度を低く保つことができる。これにより、LED素子20の温度上昇に起因して、発光特性が低下するという不都合が生じるのを抑制することができる。その結果、良好な発光特性を得ることができる。
なお、第1実施形態では、反射枠体30は、基板10の上面側導体層14の一部と直接接触しているので、LED素子20の発光によって生じた熱を、上面側導体層14を介して反射枠体30に効果的に伝えることができる。また、反射枠体30は、上記のように、熱伝導性の優れたアルミニウムまたはアルミニウム合金から構成されているので、上面側導体層14を介して伝達されたLED素子20からの熱を反射枠体30から効果的に放熱させることができる。これにより、LED素子20が発光することにより生じた熱を効果的に放熱させることが可能となるので、表面実装型LEDの放熱特性を容易に向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように構成することによって、樹脂接着剤を用いることなく、基板10上に反射枠体30を固定することができる。このため、樹脂接着剤を用いる接着固定と異なり、パッケージの小型化による接着領域の減少、並びに、高出力化および長寿命化による光劣化などの影響を受けることがないので、反射枠体30と基板10との固定を確実に行うことができる。これにより、反射枠体30と基板10との固定が不十分になることに起因して、表面実装型LEDの信頼性が低下するという不都合が生じるのを抑制することができるので、表面実装型LEDの信頼性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように構成することによって、容易に、パッケージの小型化、高出力化および長寿命化に対応した表面実装型LEDを得ることができる。
図10〜図16は、本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの製造方法を説明するための図である。次に、図1、図2、図3、図7および図10〜図16を参照して、第1実施形態による表面実装型LED1の製造方法について説明する。
まず、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる板状部材をプレス加工することによって、図10に示すような、反射面となる開口部31を有する反射枠体30が複数連結された反射枠体集合体60を形成する。このとき、反射枠体集合体60(反射枠体30)の底面には突出部34を一体に形成する。突出部34の形成は、たとえば、プレス加工時に板状部材の一部を一定方向(厚み方向)に押し出すことにより形成することができる。なお、反射枠体集合体60の底面には、プレス加工などによって溝部33aを形成しておく。
次に、図11に示すように、複数の基板10が連結された基板集合体70を準備する。この基板集合体70には、ドリル加工やパンチングなどの機械加工等により、反射枠体集合体60の突出部34が挿入される貫通孔18を形成しておく。そして、図12に示すように、基板集合体70(基板10)の貫通孔18に、反射枠体集合体60(反射枠体30)の突出部34を挿入する。なお、反射枠体集合体60の溝部33aには、予め、樹脂部材50(図2参照)を充填しておく。
続いて、図13に示すように、プレス加工により、貫通孔18に挿入された突出部34の端部をつぶして変形させる。これにより、突出部34の端部が変形して広がり、基板集合体70(基板10)と係合する。その結果、基板集合体70(基板10)上に反射枠体集合体60(反射枠体30)が固定される。
次に、図14に示すように、基板集合体70(基板10)の上面側導体層14上にLED素子20を接着材45で固定する。そして、図3に示したように、ワイヤボンディングを行うことによって、LED素子20と基板10(基板集合体70)の上面側電極層12および13とをボンディングワイヤ46および47で電気的に接続する。
その後、図15に示すように、粘着シート80(ダイシング用貼付シート)上に、反射枠体集合体60が固定された基板集合体70を貼り付ける。そして、シリコーン系樹脂などからなる透明樹脂材料(封止材料)を反射枠体集合体60の開口部31内に注入(充填)する。これにより、開口部31内にLED素子20を封止する透光性部材40が形成される。なお、粘着シート80の材質は特に限定されるものではないが、たとえば、ポリエステルやポリオレフィンなどの基材に、シリコーン系または合成樹脂系の粘着剤を形成したものなどが使用される。
そして、図16に示すように、ダイシングにより個片化する。なお、反射枠体集合体60の溝部33aは、個片化によって上記した切欠部33(図2および図7参照)に形成される。この切欠部33は、樹脂部材50で覆われているので、これによりダイシング時の切断バリの発生が抑制され、電極端子15aおよび16aと切断バリとが接触することによる短絡が抑制される。
最後に、個片化された表面実装型LED1から粘着シート80を取り除くことによって、図1に示した本発明の第1実施形態による表面実装型LED1が得られる。なお、透明樹脂材料の硬化後に粘着シート80を除去し、その後、再び粘着シート80を貼り付けてダイシングによる個片化を行ってもよい。このように構成すれば、表面実装型LED1の裏面に、粘着シート80の粘着物質が残存するのを効果的に抑制することが可能となる。また、溝部33aを覆う樹脂部材50は、透光性部材40と同じ材料を用いてもよい。この場合には、透光性部材40の形成時に同時に樹脂部材50を形成することができる。
第1実施形態による表面実装型LED1の製造方法では、上記のように、突出部34を、反射枠体30と一体に形成された構成とすることによって、たとえば、金属材料をプレス加工することにより、容易に、反射枠体30に突出部34を設けることができる。
また、第1実施形態では、上記のように構成することによって、樹脂接着剤などを用いることなく基板10上に反射枠体30を固定することができるので、表面実装型LED1の製造工程において煩雑な接着工程を省くことができる。これにより、表面実装型LED1の製造工程を簡素化することができるので、製造コストを低減することができる。
(第2実施形態)
図17は、本発明の第2実施形態による表面実装型LEDの平面図であり、図18は、図17のA−A線に沿った断面図である。図19は、本発明の第2実施形態による表面実装型LEDの一部を省略して示した斜視図であり、図20は、本発明の第2実施形態による表面実装型LEDの基板を上側から見た平面図である。次に、図17〜図20を参照して、本発明の第2実施形態による表面実装型LED100について説明する。
第2実施形態による表面実装型LED100は、図17〜図19に示すように、上記第1実施形態の構成において、基板10の上面側導体層14が、その一部に切欠部14aを有するようにパターニングされている。この切欠部14aは、図17および図20に示すように、上面側導体層14の所定の4カ所に形成されている。また、切欠部14aは、上面側導体層14の外周縁部14b(図20参照)から反射枠体30の開口部31の内側に位置する領域まで切れ込むように形成されている。この切欠部14aにより、基板10上に反射枠体30が固定されたときに、基板10と反射枠体30との間に隙間101(図18参照)が形成される。
第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
上記のように構成された第2実施形態による表面実装型LED100では、反射枠体30の開口部31の内側に透光性部材40を構成する透明樹脂材料(封止材料)を充填したときに、反射枠体30と基板10との隙間101にも透明樹脂材料が充填される。また、この隙間101を介して、絶縁基材11の外周部の領域にも透明樹脂材料が充填される。そして、隙間101に充填された透明樹脂材料および絶縁基材11の外周部の領域に充填された透明樹脂材料が硬化することによって、透明樹脂材料の接着力が基板10と反射枠体30との固定に寄与する。したがって、反射枠体30と基板10との固定強度を向上させることができるので、反射枠体30と基板10との固定をより確実に行うことができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図21は、本発明の第3実施形態による表面実装型LEDの平面図である。図22は、図21のA−A線に沿った断面図であり、図23は、図21のB−B線に沿った断面図である。図24は、図23の一部を拡大して示した断面図である。図25〜図29は、本発明の第3実施形態による表面実装型LEDを説明するための図である。次に、図21〜図29を参照して、本発明の第3実施形態による表面実装型LED200について説明する。
第3実施形態による表面実装型LED200は、図21〜図23に示すように、上記第1および第2実施形態と異なり、基板210が金属板から構成されている。具体的には、基板210は、約0.15mmの厚みを有するとともに、放熱特性(熱伝導性)に優れた銅または銅合金(たとえば、黄銅など)からなる金属板から構成されている。また、基板210は、互いに分離された複数の金属部材を含んでいる。これらの金属部材は、カソードとして機能する電極部211と、アノードとして機能する電極部212と、LED素子20が載置される載置部213とに分けられる。また、カソードとして機能する電極部211およびアノードとして機能する電極部212は、3個のLED素子20に対応するように、それぞれ、3つずつ設けられている。なお、基板210の載置部213は、本発明の「導体部」の一例である。
また、第3実施形態では、図25に示すように、電極部211、電極部212および載置部213の各々に、厚み方向に貫通する貫通孔210aが合計8つ形成されている。この貫通孔210aは、反射枠体30に形成された後述する突出部34(図26〜図28参照)と対応する領域に、突出部34が挿入可能な大きさで形成されている。また、図22〜図24に示すように、基板210における貫通孔210aの周辺部は、上方に突出するように成形されている(盛り上がっている)。なお、貫通孔210aは、本発明の「貫通孔部」の一例である。
さらに、基板210を構成する電極部211、電極部212および載置部213は、電気的な短絡が生じないように、互いに所定の距離を隔てて配置されている。すなわち、電極部211、電極部212および載置部213は、互いに絶縁分離された状態で反射枠体30と固定されている。なお、上記した基板210は、金属リードフレームの所定部分が切り離されることにより構成されている。
反射枠体30は、上記第1および第2実施形態と同様、底面32に細長状(ピン状)の突出部34が形成された構成を有している。この突出部34は、図21〜図23に示すように、上述した基板210の貫通孔210aとそれぞれ対応する領域に、基板210側に突出するように反射枠体30と一体に形成されている。具体的には、上記突出部34は、反射枠体30の底面32に8つ設けられており、反射枠体30の開口部31に沿って等間隔に配列されている。また、反射枠体30の底面32には、図26〜図28に示すように、基板210側に突出する凸部35が一体に形成されている。
上記構成を有する反射枠体30は、突出部34が基板210の貫通孔210aに挿入された後、プレス加工によって突出部34の端部がつぶされる(変形される)ことにより、基板210上に固定されている。すなわち、基板210の貫通孔210aに挿入された突出部34の端部がつぶされることによって、突出部34の端部が変形して貫通孔210aよりも大きく広がる。これにより、突出部34の変形した部分と基板210とが係合し、基板210上に反射枠体30が固定される。このとき、図22に示すように、反射枠体30の凸部35によって、反射枠体30と載置部213とが直接接触する。
また、図23および図24に示すように、基板210上に反射枠体30が固定されたときに基板210の電極部211および212と反射枠体30とが電気的に短絡するのを防止するために、電極部211および212の貫通孔210aには短絡防止用の絶縁スペーサ220が挿入されている。貫通孔210aに挿入される前の絶縁スペーサ220は、図29に示すように、つば付円筒形状を有しており、反射枠体30と電極部211および212の貫通孔210aとの間に配される。上記絶縁スペーサ220の材質は特に限定されるものではないが、たとえば、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド樹脂)、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート樹脂)、ポリアセタール樹脂、熱可塑性エンジニアリングプラスチック、エンジニアリングプラスチック、テフロン(登録商標)およびポリテトラフルオロエチレンなどが使用される。
なお、上記絶縁スペーサ220は、電極部211および212の貫通孔210aにのみ挿入され、載置部213の貫通孔210aには挿入されない。
また、透光性部材40には、図24に示すように、酸化チタンなどからなる少量の白色粉末230が含有されている。この白色粉末230は透光性部材40中で沈降されて、基板210の隙間部分や基板210と反射枠体30との隙間部分を含む所定の領域に集中して存在している。これにより、透光性部材40における白色粉末230が集中して存在している部分は不透明となるので、上記隙間部分からの光漏れが効果的に抑制される。
第3実施形態のその他の構成は、上記第1および第2実施形態と同様である。また、第3実施形態の効果は、上記第1および第2実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、本発明を表面実装型LEDに適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、表面実装型LED以外の発光装置に本発明を適用してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、突出部を反射枠体と一体に形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、突出部を反射枠体と別体で形成してもよい。この場合、たとえば、反射枠体に設けた挿入穴などに突出部の一部を圧入することによって、突出部を反射枠体と一体化することができる。また、別体で形成された突出部を、エポキシ系接着剤などの接着材料を用いて、反射枠体に固定(一体化)してもよい。
なお、反射枠体と基板との固定において、別体で構成された固定ピンなどの固定部材を用いてもよい。たとえば、反射枠体の底面および基板の各々に、反射枠体の底面側に基板が配置された状態で連通する孔部を形成し、反射枠体の底面側に基板が配置された状態で基板の裏面側から固定ピンを孔部に圧入することによって、反射枠体と基板とを固定するように構成してもよい。また、圧入以外に、エポキシ系接着剤などの接着材料を用いて固定ピンを固定してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、プレス加工により反射枠体を形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、プレス加工以外の方法を用いて反射枠体を形成してもよい。たとえば、エッチング加工やドリル加工(機械加工)などの方法を用いて反射枠体を形成してもよい。また、プレス加工、エッチング加工およびドリル加工(機械加工)などの方法を適宜組み合わせることによって、反射枠体を形成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、反射枠体の表面に表面処理を施した例を示したが、本発明はこれに限らず、反射枠体の表面に表面処理を施さない構成にしてもよい。なお、光反射率の向上などのために、反射枠体の表面に表面処理を施すのが好ましい。
また、上記第1〜第3実施形態では、反射枠体をアルミニウムまたはアルミニウム合金から構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、銅、銅合金、マグネシウム、マグネシウム合金、その他の金属材料から反射枠体を構成してもよい。また、金属材料以外の材料から反射枠体を構成してもよい。金属材料以外の材料としては、たとえば、樹脂に金属を分散させた材料などが考えられる。
また、上記第1〜第3実施形態では、発光素子の一例としてLED素子を用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、LED素子以外の発光素子を用いてもよい。たとえば、LED素子の代わりに有機EL素子を用いる構成にしてもよい。
なお、上記第1〜第3実施形態において、基板上に搭載されるLED素子の数は、適宜変更することができる。
また、上記第1〜第3実施形態において、青色の光を発光するLED素子のみを搭載するとともに、LED素子からの青色光を波長変換する蛍光体の粒子を透光性部材中に分散させることによって、出射光が白色光となるように構成してもよい。
また、上記第1〜3実施形態において、LED素子が載置される導体部を、GND(カソード)電極などと併用してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、反射枠体の底面が基板の上面側導体層の一部と直接接触した状態で、反射枠体を基板上に固定した例を示したが、本発明はこれに限らず、反射枠体の底面と基板の上面側導体層との間に、たとえば、熱伝導性に優れた導電性層などの他の層が介在していてもよい。すなわち、反射枠体の底面と基板の上面側導体層とは、導電性層などの層を介して、間接的に接触(熱接触)していてもよい。上記第3実施形態においても、同様に、反射枠体と基板の載置部とが、導電性層などの層を介して、間接的に接触(熱接触)していてもよい。
また、上記第3実施形態では、基板を銅または銅合金から構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、銅または銅合金以外の材料から基板を構成してもよい。なお、熱伝導率、熱膨張率、加工性(ダイシング加工の難易度等)、表面処理の適合性(アルマイト処理等)、および入手性などを考慮すると、反射枠体の構成材料と基板の構成材料との組み合わせは、以下の組み合わせが好ましい。
・反射枠体(アルミニウムまたはアルミニウム合金+アルマイト処理)、基板(銅)
・反射枠体(アルミニウムまたはアルミニウム合金+アルマイト処理)、基板(黄銅)
・反射枠体(銅+表面処理)、基板(銅)
なお、上記以外の組み合わせも可能であり、目的、用途に合わせて最適化することができる。
また、上記第3実施形態では、酸化チタンなどの白色粉末を透光性部材中で沈降させることにより、隙間部分からの光漏れを抑制可能に構成した例を示したが、青色の光を発光するLED素子のみを搭載するとともに透光性部材中に蛍光体を分散させることによって出射光が白色光となるように構成した場合には、白色粉末に代えて、上記蛍光体を光漏れ対策として用いることができる。たとえば、蛍光体の粒子を透光性部材中で沈降させて、隙間部分を含む所定の領域に集中して存在するように構成することにより、隙間部分からの光漏れを抑制可能に構成することができる。
本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの断面図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの全体斜視図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの平面図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの一部を省略して示した斜視図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの基板を上側から見た平面図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの基板を裏面側(下側)から見た平面図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの反射枠体の斜視図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの反射枠体を底面側から見た平面図である。 図8のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの製造方法を説明するための平面図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの製造方法を説明するための平面図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による表面実装型LEDの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態による表面実装型LEDの平面図である。 図17のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態による表面実装型LEDの一部を省略して示した斜視図である。 本発明の第2実施形態による表面実装型LEDの基板を上側から見た平面図である。 本発明の第3実施形態による表面実装型LEDの平面図である。 図21のA−A線に沿った断面図である。 図21のB−B線に沿った断面図である。 図23の一部を拡大して示した断面図である。 本発明の第3実施形態による表面実装型LEDの基板の平面図である。 本発明の第3実施形態による表面実装型LEDの反射枠体を底面側から見た平面図である。 図26のC方向の側面図である。 図26のD方向の側面図である。 本発明の第3実施形態による表面実装型LEDにおける反射枠体と基板との固定方法を説明するための図である。
符号の説明
1、100、200 表面実装型LED(発光装置)
10 基板(プリント基板)
11 絶縁基材(基材部)
12、13 上面側電極層(電極部)
14 上面側導体層(導体部)
14a 切欠部
14b 外周縁部
15、16 下面側電極層
17 下面側導体層
18 貫通孔(貫通孔部)
20 LED素子(発光素子)
30 反射枠体
31 開口部
31a 内側面(内周面、反射面)
32 底面
33 切欠部
34 突出部
35 凸部
40 透光性部材(封止体)
101 隙間
210 基板
210a 貫通孔(貫通孔部)
211、212 電極部
213 載置部(導体部)
220 絶縁スペーサ
230 白色粉末

Claims (10)

  1. 光を出射する発光素子と、
    導体部を含み、前記導体部上に前記発光素子が固定される基板と、
    前記基板上に固定されるとともに内周面を有する開口部を含み、前記内周面が前記発光素子からの光を反射する反射面とされる反射枠体と、
    前記発光素子を封止する封止体とを備え、
    前記反射枠体は、放熱材料から構成されているとともに、前記基板側に突出する突出部を有しており、
    前記基板は、前記突出部が挿入される貫通孔部を有しており、
    前記突出部が前記貫通孔部に挿入されて変形することにより、前記突出部の一部が前記基板と係合し、これにより、前記反射枠体が前記導体部と熱接触した状態で前記基板上に固定されていることを特徴とする、発光装置。
  2. 前記突出部は、前記反射枠体と一体に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記突出部は、前記反射枠体に複数設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記反射枠体は、前記基板の導体部と直接接触した状態で前記基板上に固定されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記放熱材料は、金属材料であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記放熱材料は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅または銅合金のいずれかからなることを特徴とする、請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記反射枠体の反射面には、光反射率を向上させるための表面処理が施されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記基板は、
    樹脂材料からなる基材部と、
    前記基材部上に形成され、前記発光素子と電気的に接続される電極部と、
    前記基材部上に形成された前記導体部とを含むプリント基板からなることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. 前記反射枠体は、前記開口部の開口幅が上方に向かって広がるように構成されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の発光装置。
  10. 前記発光素子は、発光ダイオード素子からなることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の発光装置。
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