JP2010095368A - 給紙装置 - Google Patents

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JP2010095368A JP2008269174A JP2008269174A JP2010095368A JP 2010095368 A JP2010095368 A JP 2010095368A JP 2008269174 A JP2008269174 A JP 2008269174A JP 2008269174 A JP2008269174 A JP 2008269174A JP 2010095368 A JP2010095368 A JP 2010095368A
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Abstract

【課題】給紙台に積載された用紙束の最上位の用紙を一枚ずつ適切に送り出す。
【解決手段】給紙装置において、第1ダクトブラケット40は、ファンから供給されたエアを、給紙台に積載された用紙束の端部に向けて開口する第1開口部40cおよび第2開口部40dに導く。用紙送り出し機構は、給紙台に積載された用紙束の最上位の用紙を送り出す。第1ダクトブラケット40の内部には、第1メインダクト60および第1サブダクト62が形成される。第1メインダクト60は、ファンからエアが供給されることによってエアの流れが内部に作り出される。第1サブダクト62は、第1メインダクト60に合流するよう設けられる。第1サブダクト62には、第1メインダクト60内部のエアの流れを利用して外部からエアを引き込むエア引込孔50およびエア引込孔40eが設けられている。
【選択図】図9

Description

本発明は、給紙装置に関し、特に、給紙台に積載された用紙束の最上位の用紙を一枚ずつ送り出す給紙装置に関する。
例えば印刷装置や画像形成装置、または丁合や綴じ処理などを行う後処理装置において、積載された用紙束から重送や空送りなどなく一枚ずつ正確に用紙を送り出すことは、適切な印刷や後処理を行う上で極めて重要である。ここで、シート束の搬送方向先端側に折れやカールが付いている場合を考慮して、ノズルからエアが吹き付けられている時にシート束の搬送方向先端側を揺動トレイによってシート束の積載方向に揺動させるシート給送装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−193138号公報
上述の実施形態では、用紙が吸着されるベルトの下面に対して用紙が斜めとなる。このため、用紙給送方向上流側においてベルト下面とシートとの距離が大きくなり、用紙給送方向上流側にいくにしたがって用紙がベルトに吸着しにくくなる。ベルト下面に用紙がうまく吸着できない場合、用紙の空送りやジャムに繋がるおそれがある。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、給紙台に積載された用紙束の最上位の用紙を一枚ずつ適切に送り出すことにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の給紙装置は、給紙台に積載された用紙束の端部に向けて開口する開口部を有し、エア供給源から供給されたエアを開口部に導くダクトと、給紙台に積載された用紙束の最上位の用紙を送り出す用紙送り出し機構と、を備える。ダクトは、エア供給源からエアが供給されることによって作り出される内部のエアの流れを利用して外部からエアを引き込むエア引込孔が設けられている。
この態様によれば、エア引込孔から引き込まれるエアによってエアの流量を増加させることができる。このため、用紙束の端部により強くエアを吹き出して用紙間に多くのエアを送り込むことができ、用紙を適切に分離させて用紙を送り出しやすくすることができる。
ダクトは、エア供給源からエアが供給されることによってエアの流れが内部に作り出されるメインダクトと、メインダクトに合流するサブダクトとを有してもよい。エア引込孔は、サブダクトに設けられてもよい。
発明者による鋭意なる研究開発の結果、このようなサブダクトを設け、このサブダクトにエア引込孔を設けることで、エア引込孔からエアをより引き込みやすくすることができ、開口部から吹き出されるエアの流量を増加させることができることが判明した。したがってこの態様によれば、用紙束の端部により強くエアを吹き出すことができる。
エア引込孔は、メインダクトとの合流点から進んだときのサブダクトの終端部に設けられてもよい。この態様によれば、例えばメインダクトの側面にエア引込孔が設けられる場合に比べて曲折したエアの流れを抑制することができ、サブダクトへエアを引き込みやすくすることができる。
サブダクトは、エア引込孔から引き込まれたエアが開口部に向けて直線的に流れるよう形成されてもよい。この態様によれば、例えばエアが曲折して流れる場合に比べ、サブダクト内におけるエアの円滑な流れを実現することができる。このため、用紙束の端部により強くエアを吹き出すことができる。
本発明の別の態様もまた、給紙装置である。この装置は、搬送ベルトと、エアの吸引力によって搬送ベルトに用紙を吸着させる吸着機構と、用紙が吸着されたまま搬送ベルトを駆動する駆動機構と、を含む用紙送り出し機構と、搬送ベルトの下方に設けられ、積載された用紙が少なくなるにしたがって用紙送り出し方向下流側の端部が上方向に移動するよう回動する給紙台と、給紙台に積載された用紙束の端部のうち用紙送り出し方向に沿う側端部に向けて開口する第1開口部を有し、エア供給源から供給されたエアを第1開口部に導く第1ダクトと、側端部のうち第1開口部が向く個所よりも用紙送り出し方向上流側の個所に向けて開口する第2開口部を有し、エア供給源から供給されたエアを第2開口部に導く第2ダクトとを備える。第2ダクトは、第1ダクトよりも流量の多いエアを側端部に吹き出すよう設けられる。
このように用紙送り出し方向下流側の端部が上下するよう回動する給紙台では、積載される用紙が少なくなるにしたがって搬送ベルトと最上位の用紙との間の角度が大きくなり、用紙送り出し方向上流側において搬送ベルトと最上位の用紙との間隔が大きくなる。このため、用紙送り出し方向上流側において用紙が搬送ベルトに吸着しにくくなるおそれがある。この態様によれば、第2ダクトが第1ダクトよりも流量の多いエアを側端部に吹き出すため、用紙送り出し方向下流側よりも上流側の方が用紙を高く持ち上げることができる。このため、搬送ベルトと用紙との間隔を狭めることができ、安定した用紙の送り出しを実現することができる。
第1ダクトおよび第2ダクトの各々は、エア供給源からエアが供給されることによって作り出される内部のエアの流れを利用して外部からエアを引き込むエア引込孔が設けられてもよい。第2ダクトのエア引込孔は、第1ダクトのエア引込孔よりも開口面積が大きくなるよう設けられてもよい。
この態様によれば、このようなエア引込孔を設けるという簡易な構成を採用することによって、第1ダクトよりも流量の多いエアを側端部に吹き出すよう第2ダクトを設けることが可能となる。このため、このような流量の差を設けるためのコストの増加を抑制することができる。
本発明によれば、給紙台に積載された用紙束の最上位の用紙を一枚ずつ適切に送り出すことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る給紙装置10の正面図であり、図2は、本実施形態に係る給紙装置10の上面図である。以下、図1および図2の双方に関連して給紙装置10の構成について説明する。図1および図2では、右側が用紙搬送方向上流側(以下、「上流側」という)となり、左側が用紙送り出し方向下流側(以下、「下流側」という)となる。
給紙装置10は、給紙台12、用紙送り出し機構14、およびエア吹出機構16を有する。用紙送り出し機構14は、搬送ベルト26、吸着機構32、および駆動機構(図示せず)を有する。本実施形態では搬送ベルト26は2本設けられ、その各々に小さな孔が多数均一に設けられている。2本の搬送ベルト26は、一対のローラ28に噛合して用紙の送り出し方向に延在するよう配置される。このとき、搬送ベルト26の下面に、用紙が吸着される平面上の用紙搬送面26aが形成される。一対のローラ28は、支持ブラケット30によって支持される。
吸着機構32は、ファンの吸引力によって搬送ベルト26の多数の小さな孔を通じてエアを下方から上方に吸い出し、搬送ベルト26の用紙搬送面26aに用紙を吸着させる。このような吸着機構は公知であるため、その構造についての説明は省略する。駆動機構は、この一対のローラ28の一方を駆動することで、用紙が吸着されたまま搬送ベルト26を駆動する。なお、理解を容易にするため、図2において支持ブラケット30および吸着機構32の図示は省略している。
給紙台12は、搬送ベルト26の下方に設けられ、下流側に進むほど用紙が積載される上面の高さが低くなるよう傾斜して配置される。給紙台12の上流側の端部近傍には回動軸24が設けられている。給紙台12は、下流側の端部が上下方向に移動するようこの回動軸24を中心に回動する。給紙装置10は、最上位の用紙の高さを検出する用紙高さセンサ(図示せず)が設けられている。このような用紙高さセンサの構成は公知であるため説明を省略する。また、給紙台12の下方にはカム(図示せず)およびこのカムを駆動するカム駆動機構(図示せず)が設けられており、カムが駆動されることで、下流側の端部が上下方向に移動するよう給紙台12が回動する。
給紙装置10には、CPU、ROM、およびRAMを有する電子制御部(図示せず)が設けられている。電子制御部は、用紙高さセンサの検出値を利用して、所定高さよりも最上位の用紙が低くなったか否かを判定する。最上位の用紙がその所定高さよりも低くなった場合、電子制御部は、最上位の用紙がその所定高さになるよう、カム駆動機構によってカムを駆動させて給紙台12を回動させる。こうして電子制御部は、用紙送り出し機構14によって用紙が送り出され、給紙台12に積載された用紙が少なくなるにしたがって、下流側の端部が上方向に移動するよう給紙台12を回動させる。
図1は、給紙台12が最も下方に位置する下降位置にあるときの状態を示している。給紙台12の周辺には給紙台12の位置を検出するホームポジションセンサ(図示せず)が設けられている。給紙台12がこの下降位置にあるか否かは、ホームポジションセンサによって検出される。
エア吹出機構16は、ダクト38、第1ダクトブラケット40、第2ダクトブラケット42、および第3ダクトブラケット44を有する。ダクト38は、下降位置にあるときの給紙台12と略平行に延在するよう、給紙台12よりも装置後方側に配置される。第1ダクトブラケット40〜第3ダクトブラケット44は、ダクト38の上面に取り付けられる。ダクト38は、エア供給源であるファン(図示せず)に接続されており、ファンにより供給されたエアを第1ダクトブラケット40〜第3ダクトブラケット44に供給する。
以下、用紙束2の端部のうち、用紙送り出し方向に沿う端部を「側端部」とする。第1ダクトブラケット40は、給紙台12に積載された用紙の装置後方側の側端部のうち下流側の終端部近傍の個所に向けてエアを吹き出すよう配置される。第2ダクトブラケット42は、用紙束2の側端部のうち第1ダクトブラケット40によってエアが吹き付けられる個所よりも上流側の個所に向けてエアを吹き出すよう配置される。第3ダクトブラケット44は、用紙束2の側端部のうち第2ダクトブラケット42によってエアが吹き付けられる個所よりもさらに上流側の個所に向けてエアを吹き出すよう配置される。
フロントガイド20は、板状に形成され、面と垂直な方向が用紙の送り出し方向と概ね平行となるよう給紙台12の下流側に配置される。給紙台12は下流側に進むほど高さが低くなるよう傾斜しているため、給紙台12に積載された用紙束2は、重力によってこのフロントガイド20に突き当てられる。
フック22は、板状の部材が折り曲げられ、基材部22aおよび引掛部22bが形成される。フック22は、基材部22aがフロントガイド20よりわずかに下流側に位置し、引掛部22bが用紙束2の最上位の用紙を係止する高さに位置するよう配置される。基材部22aと引掛部22bとのなす角度は65度以上90度以下とされている。
給紙装置10には、コントロールパネル(図示せず)が設けられており、このコントロールパネルにスタートボタンが設けられている。ユーザによってこのスタートボタンが押されると、電子制御部は、給紙台12に載置された用紙束2の最上位の用紙が所定高さになるまで給紙台12を上昇させと共に、エア吹出機構16による用紙束2の側端部へのエアの吹き出しを開始させる。
給紙タイミングになると、電子制御部は、吸着機構32を作動させて用紙束2のうち最上位の用紙を搬送ベルト26の用紙搬送面26aに吸着させると共に、用紙送り出し方向とは逆方向に用紙が進むよう搬送ベルト26を逆転させる。次に、電子制御部は用紙の先端が引掛部22bから解除されるタイミングで搬送ベルト26を正転させて用紙を送り出し方向に搬送させる。電子制御部は、この動作を繰り返すことによって、給紙台12に積載された用紙束2から用紙を一枚ずつ送り出す。
図3は、本実施形態に係る給紙装置10において、給紙台12に積載された用紙束の枚数が少なくなった状態を示す図である。このように下流側の端部が上下するよう回動する給紙台12では、図3に示すように、積載される用紙が少なくなるにしたがって搬送ベルト26の用紙搬送面26aと最上位の用紙との間の角度が大きくなる。したがって、搬送ベルト26の下方の上流側では搬送ベルト26の用紙搬送面26aと最上位の用紙との間隔Lが大きくなる。このように間隔Lが大きくなると、上流側において用紙が搬送ベルト26に吸着しにくくなるおそれがある。
このため、本実施形態では、第2ダクトブラケット42は、第1ダクトブラケット40よりも流量の多いエアを用紙束2の側端部に吹き出すよう設けられる。これにより、搬送ベルト26の下方において、下流側よりも上流側を高く持ち上げることができ、最上位の用紙を搬送ベルト26の用紙搬送面26aに適切に吸着させることが可能となる。以下、図4から図11に関連して詳細に説明する。
図4は、本実施形態に係るエア吹出機構16の斜視図であり、図5は、本実施形態に係るエア吹出機構16の上面図であり、図6は、本実施形態に係るエア吹出機構16の正面図である。以下、図4〜図6に関連してエア吹出機構16の構成について説明する。
第1ダクトブラケット40〜第3ダクトブラケット44の各々は、板金を折り曲げることによって中空の直方体状に形成される。第2ダクトブラケット42および第3ダクトブラケット44の各々は、長さおよび幅が同一となるよう形成される。第1ダクトブラケット40は、第2ダクトブラケット42および第3ダクトブラケット44と同一の幅を有するが、これらよりも長く形成される。また、第2ダクトブラケット42および第3ダクトブラケット44は高さも同一となるよう形成されるのに対し、第1ダクトブラケット40は第2ダクトブラケット42および第3ダクトブラケット44よりも高さが高くなるよう形成される。このため、第1ダクトブラケット40は、その断面積が第2ダクトブラケット42や第3ダクトブラケット44の断面積よりも大きくなるよう形成されている。第1ダクトブラケット40をこのように形成することにより、第2ダクトブラケット42および第3ダクトブラケット44よりも小さな流量のエアを狭い範囲に吹き出し、用紙同士を分離させるきっかけを作っている。
図7は、図6のP−P断面図である。ダクト38は、本体部38a、第1突出部38b、第2突出部38c、および第3突出部38dを有する。第1突出部38bは、ダクト38の下流側において上面から上方に突出するよう設けられる。第1突出部38bは中空となっており、第1ダクト開口部38eによって本体部38aと連通している。第1ダクトブラケット40は、この第1突出部38bを覆うようにダクト38の上面に取り付けられる。第1突出部38bの前部には第4ダクト開口部38hが設けられている。本体部38aから第1突出部38bに送り込まれたエアは、この第4ダクト開口部38hを通過して第1ダクトブラケット40の内部に供給される。
第2突出部38cは、第1突出部38bより上流側においてダクト38の上面から上方に突出するよう設けられる。第2突出部38cもまた中空となっており、第2ダクト開口部38fによって本体部38aと連通している。第2ダクトブラケット42は、この第2突出部38cを覆うようにダクト38の上面に取り付けられる。第2突出部38cの前部には第5ダクト開口部38iが設けられている。本体部38aから第2突出部38cに送り込まれたエアは、この第2ダクト開口部38fおよび第5ダクト開口部38iを通過して第2ダクトブラケット42の内部に供給される。
第3突出部38dは、第2突出部38cよりさらに上流側においてダクト38の上面から上方に突出するよう設けられる。第3突出部38dもまた中空となっており、第3ダクト開口部38gによって本体部38aと連通している。第3ダクトブラケット44は、この第3突出部38dを覆うようにダクト38の上面に取り付けられる。第3突出部38dの前部には第6ダクト開口部38jが設けられている。本体部38aから第3突出部38dに送り込まれたエアは、この第6ダクト開口部38jを通過して第3ダクトブラケット44の内部に供給される。
図4〜図6に戻る。第1ダクトブラケット40は、前部に、下面が上方向に折り曲げられた第1折り曲げ部40aおよび上面が下方に折り曲げられた第2折り曲げ部40bが設けられている。この第1折り曲げ部40aおよび第2折り曲げ部40bによって、第1ダクトブラケット40の前部には第1開口部40cおよび第2開口部40dが形成される。第1開口部40cは、第1ダクトブラケット40と概ね同じ高さおよび約半分の幅を有するよう、第1ダクトブラケット40の前部上流側に形成される。第2開口部40dは、第1ダクトブラケット40の約3分の2の高さおよび約6分の1の幅を有するよう、第1ダクトブラケット40の前部下流側の下方に形成される。
第1開口部40cおよび第2開口部40dは、給紙台12に積載された用紙束の側端部のうち、下流側の終端部近傍に向けて開口する。第1ダクトブラケット40は、ファンから供給されたエアを第1開口部40cおよび第2開口部40dに導く。用紙束2は、第1開口部40cおよび第2開口部40dから側端部に向けてエアが吹き出されることで用紙間にエアが送り込まれ、引掛部22bによって係止された用紙束2の上流側先端部において用紙分離のきっかけが与えられる。
第2ダクトブラケット42は、上面前部に切り起こし部42aが設けられている。切り起こし部42aは、前方に進むにしたがって高くなるよう第2ダクトブラケット42の上面が切り起こされて形成される。これにより、第2ダクトブラケット42の前部には第4開口部42cが形成される。第4開口部42cは、切り起こし部42aを含む第2ダクトブラケット42の高さと概ね同じ高さおよび約半分の幅を有するよう、第2ダクトブラケット42の前部上流側に形成される。
また、第2ダクトブラケット42は、上面が下方に向けて折り曲げられた折り曲げ部42bが前部に設けられている。これにより、第2ダクトブラケット42の前部には、折り曲げ部42bの下方に第5開口部42dが形成される。第5開口部42dは、第2ダクトブラケット42の約3分の1の高さおよび約半分の幅を有する。
第4開口部42cおよび第5開口部42dは、用紙束2の側端部のうち第1開口部40cが向く個所よりも上流側の個所に向けて開口する。第2ダクトブラケット42は、ファンから供給されたエアを第4開口部42cおよび第5開口部42dに導く。用紙束2は、第4開口部42cおよび第5開口部42dから側端部に向けてエアが吹き出されることで、用紙間にエアが送り込まれ、用紙束2の上流側先端部より少し後端部よりの部分において用紙の分離が促される。
なお、切り起こし部42aによって第4開口部42cを形成することで、第4開口部42cから微小に上方に向けて拡散したエアが吹き出される。このため、例えば給紙台12に積載された用紙束の枚数が少なくなった場合においても、搬送ベルト26の用紙搬送面26aと最上位の用紙との間隔Lを狭めるよう、用紙を持ち上げることが可能となる。
本実施形態では、第3ダクトブラケット44の外形は第2ダクトブラケット42と同様に形成されている。したがって、第3ダクトブラケット44は、上面前部に切り起こし部44aが設けられている。切り起こし部44aは、前方に進むにしたがって高くなるよう第2ダクトブラケット42の上面が切り起こされて形成される。これにより、第3ダクトブラケット44の前部には第6開口部44cが形成される。第6開口部44cは、第3ダクトブラケット44の前部上流側に形成され、切り起こし部44aを含む第3ダクトブラケット44の高さと概ね同じ高さおよび約半分の幅を有する。第6開口部44cは第2ダクトブラケット42の第4開口部42cと同様の大きさに形成されている。
また、第3ダクトブラケット44は、上面が下方に向けて折り曲げられた折り曲げ部44bが前部に設けられている。これにより、第3ダクトブラケット44の前部には、第3ダクトブラケット44の下方に第7開口部44dが形成される。第7開口部44dは、第3ダクトブラケット44の約3分の1の高さおよび約半分の幅を有する。折り曲げ部44bは第2ダクトブラケット42の折り曲げ部42bと同様の大きさに形成されている。
第6開口部44cおよび第7開口部44dは、用紙束2の側端部のうち第4開口部42cが向く個所よりも上流側の個所に向けて開口する。第2ダクトブラケット42は、ファンから供給されたエアを第6開口部44cおよび第7開口部44dに導く。用紙束2は、第6開口部44cおよび第7開口部44dから側端部に向けてエアが吹き出されることで、用紙間にエアが送り込まれ、用紙の分離が促される。
なお、切り起こし部44aによって第6開口部44cを形成することで、第6開口部44cから微小に上方に向けて拡散したエアが吹き出される。このため、例えば給紙台12に積載された用紙束の枚数が少なくなった場合においても、搬送ベルト26の用紙搬送面26aと最上位の用紙との間隔Lを狭めるよう、用紙を持ち上げることが可能となる。
第1ダクトブラケット40の左右の側面の装置後方側には、エア引込孔40eがそれぞれ2つずつ、合計4つ設けられている。また、第2ダクトブラケット42の左右の側面の装置後方側にも、エア引込孔42eがそれぞれ2つずつ、合計4つ設けられている。さらに第2ダクトブラケット42の上面の装置後方側には、エア引込孔42fが3つ設けられている。エア引込孔40e、エア引込孔42e、およびエア引込孔42fは同じサイズの丸孔となっている。なお、第3ダクトブラケット44にはこのようなエア引込孔は上面および左右の側面に設けられていない。
図8は、本実施形態に係るエア吹出機構16を図4の視点Qから見た図である。第1ダクトブラケット40の後部には、下方から上方に切り欠かれた切り欠き40fが設けられている。このため、切り欠き40fとダクト38の第1突出部38bとによってエア引込孔50が形成される。
また、第2ダクトブラケット42の後部には、下方から上方に切り欠かれた切り欠き42gが設けられている。このため、切り欠き42gとダクト38の第2突出部38cとによってエア引込孔52が形成される。なお、第3ダクトブラケット44の後部には切り欠き部が設けられておらず、したがってエア引込孔も形成されていない。
図9は、図6のR−R断面図である。第1突出部38bは、前方に進むほど高さが高くなるよう設けられる。この第1突出部38bと、第1突出部38bより前方の第1ダクトブラケット40によって、第1メインダクト60が形成される。第1メインダクト60は、ファンからエアが供給されることによってエアの流れが内部に作り出される。また、第1ダクトブラケット40と第1突出部38bとによって、第1サブダクト62が形成される。
第1サブダクト62は、第1メインダクト60に合流する。エア引込孔50およびエア引込孔40eは、この第1サブダクト62に設けられる。エア引込孔50およびエア引込孔40eは、ファンからエアが供給されることによって作り出される第1メインダクト60内部のエアの流れを利用して外部からエアを引き込む。こうして引き込まれたエアは、第1サブダクト62を通過して第1メインダクト60に合流する。このように引き込まれるエアによって、第1開口部40cおよび第2開口部40dから用紙束2の側端部に向けて吹き出されるエアの流量を増加させることができる。
図9に示すように、エア引込孔50は、第1メインダクト60との合流点から進んだときの第1サブダクト62の終端部に設けられる。これにより、曲折したエアの流れを抑制することができ、第1サブダクト62へエアを引き込みやすくすることができる。
第1サブダクト62は、エア引込孔50から引き込まれたエアが第1開口部40cおよび第2開口部40dに向けて直線的に流れるよう形成される。これにより、例えばエアが曲折して流れる場合に比べ、第2サブダクト66内におけるエアの円滑な流れを実現することができる。このため、用紙束の端部により強くエアを吹き出すことができる。
図10は、図6のS−S断面図である。第2突出部38cは、前方に進むほど高さが高くなるよう設けられる。この第2突出部38cと、第2突出部38cより前方の第2ダクトブラケット42によって、第2メインダクト64が形成される。第2メインダクト64は、ファンからエアが供給されることによってエアの流れが内部に作り出される。また、第2ダクトブラケット42と第2突出部38cとによって、第2サブダクト66が形成される。
第2サブダクト66は、第2メインダクト64に合流する。エア引込孔52、エア引込孔42e、およびエア引込孔42fは、この第2サブダクト66に設けられる。エア引込孔52、エア引込孔42e、およびエア引込孔42fは、ファンからエアが供給されることによって作り出される第2メインダクト64内部のエアの流れを利用して外部からエアを引き込む。こうして引き込まれたエアは、第2サブダクト66を通過して第2メインダクト64に合流する。このように引き込まれるエアによって、第1開口部40cおよび第2開口部40dから用紙束2の側端部に向けて吹き出されるエアの流量を増加させることができる。
図10に示すように、エア引込孔52は、第2メインダクト64との合流点から進んだときの第2サブダクト66の終端部に設けられる。これにより、曲折したエアの流れを抑制することができ、第2サブダクト66へエアを引き込みやすくすることができる。
第2サブダクト66は、エア引込孔52から引き込まれたエアが第1開口部40cおよび第2開口部40dに向けて直線的に流れるよう形成される。これにより、例えばエアが曲折して流れる場合に比べ、第2サブダクト66内におけるエアの円滑な流れを実現することができる。このため、用紙束の端部により強くエアを吹き出すことができる。
なお、第2ダクトブラケット42は、第1ダクトブラケット40よりもエア引込孔42fの分だけより多くエア引込孔が設けられている。このため、第2ダクトブラケット42のエア引込孔52、エア引込孔42e、およびエア引込孔42fの合計の開口面積は、第1ダクトブラケット40のエア引込孔50およびエア引込孔40eの合計の開口面積よりも大きい。これにより、第2ダクトブラケット42は、第2ダクトブラケット42よりも流量の多いエアを用紙束2の側端部に吹き出すよう設けられる。
第1ダクトブラケット40は、用紙束2の下流側の側端部において用紙の分離のきっかけをつくるのに対し、第2ダクトブラケット42は、搬送ベルト26の用紙搬送面26aとの間隔Lを狭めるため、最上位の用紙を大きく上昇させる必要がある。このようにエア引込孔の開口面積を大きくすることによって、最上位の用紙を大きく上昇させることができるよう、第4開口部42cから用紙束2の側端部に吹き出されるエアの流量を増加させることができる。
図11は、図6のT−T断面図である。第2突出部38cは、前方に進むほど高さが高くなるよう設けられる。この第3突出部38dと、第3突出部38dより前方の第3ダクトブラケット44によって、第3メインダクト68が形成される。第3メインダクト68は、ファンからエアが供給されることによってエアの流れが内部に作り出される。
一方、第3ダクトブラケット44にはエア引込孔が設けられておらず、第3メインダクト68に合流するサブダクトも形成されない。このため、第6開口部44cから吹き出されるエアの流量は、第2ダクトブラケット42の第4開口部42cから吹き出されるエアの流量よりも抑制される。
第6開口部44cは、搬送ベルト26の用紙搬送面26aの鉛直下方よりも、上流側の用紙束2の側端部にエアを吹き出す。このため、第6開口部44cから吹き出されたエアは、最上位の用紙を用紙搬送面26aに近づけるために間接的に利用される。このため、第6開口部44cからは、第4開口部42cから吹き出されるエアのように強いエアを吹き出す必要がない。このように第6開口部44cにエア引込孔を設けないことで、その個所に合わせた適切な強さのエアを用紙束2の側端部に吹き出すことが可能となる。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。
本実施形態に係る給紙装置の正面図である。 本実施形態に係る給紙装置の上面図である。 本実施形態に係る給紙装置において、給紙台に積載された用紙束の枚数が少なくなった状態を示す図である。 本実施形態に係るエア吹出機構の斜視図である。 本実施形態に係るエア吹出機構の上面図である。 本実施形態に係るエア吹出機構の正面図である。 図6のP−P断面図である。 本実施形態に係るエア吹出機構を図4の視点Qから見た図である。 図6のR−R断面図である。 図6のS−S断面図である。 図6のT−T断面図である。
符号の説明
2 用紙束、 10 給紙装置、 12 給紙台、 14 用紙送り出し機構、 16 エア吹出機構、 20 フロントガイド、 22 フック、 22a 基材部、 22b 引掛部、 24 回動軸、 26 搬送ベルト、 26a 用紙搬送面、 32 吸着機構、 38 ダクト、 40 第1ダクトブラケット、 40c 第1開口部、 40d 第2開口部、 40e エア引込孔、 42 第2ダクトブラケット、 42c 第4開口部、 42d 第5開口部、 42e エア引込孔、 42f エア引込孔、 44 第3ダクトブラケット、 44c 第6開口部、 44d 第7開口部、 50 エア引込孔、 52 エア引込孔、 60 第1メインダクト、 62 第1サブダクト、 64 第2メインダクト、 66 第2サブダクト、 68 第3メインダクト。

Claims (6)

  1. 給紙台に積載された用紙束の端部に向けて開口する開口部を有し、エア供給源から供給されたエアを前記開口部に導くダクトと、
    前記給紙台に積載された用紙束の最上位の用紙を送り出す用紙送り出し機構と、
    を備え、
    前記ダクトは、エア供給源からエアが供給されることによって作り出される内部のエアの流れを利用して外部からエアを引き込むエア引込孔が設けられていることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記ダクトは、エア供給源からエアが供給されることによってエアの流れが内部に作り出されるメインダクトと、前記メインダクトに合流するサブダクトとを有し、
    前記エア引込孔は、前記サブダクトに設けられることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記エア引込孔は、前記メインダクトとの合流点から進んだときの前記サブダクトの終端部に設けられることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記サブダクトは、前記エア引込孔から引き込まれたエアが前記開口部に向けて直線的に流れるよう形成されることを特徴とする請求項2または3に記載の給紙装置。
  5. 搬送ベルトと、エアの吸引力によって前記搬送ベルトに用紙を吸着させる吸着機構と、用紙が吸着されたまま前記搬送ベルトを駆動する駆動機構と、を含む用紙送り出し機構と、
    前記搬送ベルトの下方に設けられ、積載された用紙が少なくなるにしたがって用紙送り出し方向下流側の端部が上方向に移動するよう回動する給紙台と、
    前記給紙台に積載された用紙束の端部のうち用紙送り出し方向に沿う側端部に向けて開口する第1開口部を有し、エア供給源から供給されたエアを前記第1開口部に導く第1ダクトと、
    前記側端部のうち前記第1開口部が向く個所よりも用紙送り出し方向上流側の個所に向けて開口する第2開口部を有し、エア供給源から供給されたエアを前記第2開口部に導く第2ダクトと、
    を備え、
    前記第2ダクトは、前記第1ダクトよりも流量の多いエアを前記側端部に吹き出すよう設けられることを特徴とする給紙装置。
  6. 前記第1ダクトおよび前記第2ダクトの各々は、エア供給源からエアが供給されることによって作り出される内部のエアの流れを利用して外部からエアを引き込むエア引込孔が設けられ、前記第2ダクトのエア引込孔は、前記第1ダクトのエア引込孔よりも開口面積が大きくなるよう設けられることを特徴とする請求項5に記載の給紙装置。
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