JP2010094895A - 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010094895A
JP2010094895A JP2008267636A JP2008267636A JP2010094895A JP 2010094895 A JP2010094895 A JP 2010094895A JP 2008267636 A JP2008267636 A JP 2008267636A JP 2008267636 A JP2008267636 A JP 2008267636A JP 2010094895 A JP2010094895 A JP 2010094895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
image
scanning
image data
scan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008267636A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010094895A5 (ja
Inventor
Satoru Torii
哲 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008267636A priority Critical patent/JP2010094895A/ja
Publication of JP2010094895A publication Critical patent/JP2010094895A/ja
Publication of JP2010094895A5 publication Critical patent/JP2010094895A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

【課題】装置のサイズやそのコストを増大させることなく、記録ヘッドの走査条件の違いに起因するバンド状の色ムラの発生を低減できるようにする。
【解決手段】複数の記録素子を備えた記録ヘッド125を記録媒体126に対して複数回の走査を行うことによって記録媒体126に画像を形成する画像形成装置100において、画像データ入力端子101から入力された画像データに応じて、記録ヘッド125の走査ごとに、記録素子ごとの記録媒体126に対する記録量(走査Duty)を走査Duty設定部106で設定し、当該設定された記録量のデータに対して、ハーフトーン処理部111で2値化処理を施して形成対象となる画像の画像データを生成するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを記録媒体に対して複数回の走査を行うことによって記録媒体に画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法、並びに、当該画像形成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。具体的には、複数の記録素子によって形成されるドットにより可視画像を形成する技術に用いて好適なものである。
例えば、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等における情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等のシート状の記録媒体に記録を行う記録装置が用いられる。このような記録装置には、様々な方式のものがあるが、その中でも、記録媒体に記録剤を付着させることで記録媒体上にテキストや画像を形成する方式が広く実用化されており、このような方式の代表例として、インクジェット記録装置がある。
一般に、このインクジェット記録装置は、記録素子を有する記録ヘッドを、記録用紙等の記録媒体の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に走査しながら記録を行う。このような記録装置では、記録素子によって形成されるドットの大きさや位置がばらつき、印刷された画像に濃度ムラが生じることがある。このような濃度ムラを補正するために、例えば、低階調化処理(2値化処理など)を施した画像データを複数の異なる記録素子を用いて形成するマルチパス印字が提案されている。このマルチパス印字では、記録媒体の搬送(紙送り)幅をノズル列の長さよりも短くし、入力画像の各ライン上を複数回走査して記録することで画像の形成を行う。
図7は、マルチパス印字時のノズル列の動作例を示す模式図である。この図7には、16ノズル、2パス印字の場合におけるノズル列の動作例が示されている。
なお、図7では、走査ごとにノズル列を紙面に描画する都合上、主走査方向にずらして描くようにしている。実際の紙送りは、副走査方向のみの移動である。紙送り量は、ノズル列長の1/2であり、入力画像の各ライン上を2回ずつ走査している。このように、1ラインを2つの異なるノズルを用いて画像を形成することによって、1ノズルが持つ位置変動やドット径変動を分散させることができる。
従来、マルチパス印字によって画像を形成する際に、その形成順および配置を決定する画像処理方法の技術が提案されている(例えば、下記の特許文献1参照)。かかる技術によれば、低階調化処理を主走査ごとに行うことにより、各主走査のレジストレーションが変動した場合でも、濃度ムラなどによる画像品質の低下を抑えることが可能となる。
具体的には、入力された多値の画像データを、各主走査で記録するデータに分割して誤差拡散法により2値画像を形成する。このように、主走査ごとに誤差拡散法を実施して2値画像を生成する場合、主走査内のドット配置の分散性が高く均一である。したがって、複数の主走査によって画像が形成される際に、記録媒体の送り量や記録素子の位置などの物理的なレジストレーションが変動しても、粒状性の変化は発生しにくい。さらに、複数の主走査間のドット配置において相関が少ないため、レジストレーションが変動しても、紙面に対するドットの被覆率変化が低減され、濃度ムラがかなり緩和される。
しかしながら、マルチパス印字は、走査回数を増やすことで高画質化を達成しているため、印字に要する時間は増えてしまう。そこで、高画質化と共に、高速化を実現するための手段の1つとして、往路及び復路の両方向の走査で記録を行う双方向印字がある。ただし、この双方向印字には、記録媒体の送り幅に相当するピッチで周期的な色ムラが発生するという問題点がある。
ここで、本発明の実施形態の説明において用いる図2に示す記録ヘッドを用いて記録を行った場合を例にして、上述した色ムラが発生する原因について以下に説明する。
図2に示す記録ヘッドには、右からK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の順に各色のインクを吐出するノズル列が配置されている。この記録ヘッドを用いて記録を行うと、往路方向走査(図2に示す例では右方向に走査)では、K、C、M、Yの順で記録媒体に記録される。一方、復路方向走査(図2に示す例では左方向に走査)では、Y、M、C、Kの順で記録媒体に記録されるため、往路方向走査の場合と記録順序が逆になる。
図8は、染料インクのシアン(C)とマゼンタ(M)のドットを重ねて記録媒体に記録させた際の記録媒体における断面の一例を示す模式図である。具体的に、図8(a)は、記録媒体に対して、シアン(C)、マゼンタ(M)の順で記録した場合を示し、図8(b)は、記録媒体に対して、マゼンタ(M)、シアン(C)の順で記録した場合を示している。
図8に示すように、先に記録したインクが記録媒体中の上層に定着し、後に記録したインクがより下層に定着する。そして、この場合、上層に定着したインクの色が優勢となる。即ち、例えば往路方向走査で図8(a)に示すC、Mの順で記録した場合には、シアン(C)の色味が強いブルーとなり、また、例えば復路方向走査で図8(b)に示すM、Cの順に記録した場合には、マゼンタの色味が強いブルーとなる。このように、双方向印字では、紙送り幅の周期でインクの記録順序が異なる領域が並ぶため、バンド状の色ムラが発生する。
従来、このバンド状に発生する色ムラを低減させる対策として、例えば、往路及び復路の両方向で記録されるインクの順番が同じになるように、同じ色に対して2つの記録ヘッドを対称的に備える技術が提案されている(例えば、下記の特許文献2参照)。
また、従来、インクの記録順に応じてノズルから吐出するインクの体積を変化させる技術も提案されている(例えば、下記の特許文献3参照)。かかる技術は、先に記録する色のインクよりも、後から記録する色のインクの吐出体積を増やすことで、記録順による色ムラを低減するものである。
特開2000−103088号公報 特開平8−295034号公報 特開2006−82254号公報
しかしながら、上述した従来の技術のように、同じ色に対して2つの記録ヘッドを対照的に備えるようにすると、装置のサイズや記録ヘッドのコストが増大し、さらには、走査の際の振動や騒音も大きくなってしまうという課題があった。
また、上述した従来の技術において、インクの記録順に応じてインクの吐出量を変える方法では、吐出駆動を行うための電気的な信号をインク吐出量に合わせて用意する必要があり、インク吐出量の段階数を多くすることは困難である。そのため、このインク吐出量を補正する方法では、補正の自由度が高くないため、色ムラを十分に補正しきれないという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、装置のサイズやそのコストを増大させることなく、記録ヘッドの走査条件の違いに起因するバンド状の色ムラの発生を低減できるようにすることを目的とする。
本発明の画像形成装置は、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを記録媒体に対して複数回の走査を行うことによって前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データに応じて、前記記録ヘッドの走査ごとに、前記記録素子ごとの前記記録媒体に対する記録量を設定する設定手段と、前記設定手段で設定された記録量のデータに対して、N値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となる前記画像の画像データを生成するN値化手段とを有する。
本発明の画像形成方法は、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを記録媒体に対して複数回の走査を行うことによって前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置による画像形成方法であって、画像データを入力する画像データ入力ステップと、前記画像データに応じて、前記記録ヘッドの走査ごとに、前記記録素子ごとの前記記録媒体に対する記録量を設定する設定ステップと、前記設定ステップで設定された記録量のデータに対して、N値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となる前記画像の画像データを生成するN値化ステップとを有する。
本発明のプログラムは、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを記録媒体に対して複数回の走査を行うことによって前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置による画像形成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、画像データを入力する画像データ入力ステップと、前記画像データに応じて、前記記録ヘッドの走査ごとに、前記記録素子ごとの前記記録媒体に対する記録量を設定する設定ステップと、前記設定ステップで設定された記録量のデータに対して、N値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となる前記画像の画像データを生成するN値化ステップとをコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、装置のサイズやそのコストを増大させることなく、記録ヘッドの走査条件の違いに起因するバンド状の色ムラの発生を低減することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態(実施形態)について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、画像処理装置110、プリンタ120、及び、画像処理装置110とプリンタ120とを通信可能に接続する通信手段130を有して構成されている。通信手段130は、例えば回路やプリンタインタフェースなどで構成されている。
ここで、画像処理装置110は、例えば、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)にインストールされたプリンタドライバによって実現され得る。その場合、以下に説明する画像処理装置110の各構成部は、PCのCPU等が所定のプログラムを実行することにより実現されることになる。また、本実施形態に係る画像形成装置100の他の構成としては、例えば、プリンタ120が画像処理装置110を含む構成としてもよい。
画像処理装置110は、画像データ入力端子101、入力画像格納バッファ102、色分解処理部103、色分解処理用LUT記憶部104、走査Duty設定用LUT記憶部105、走査Duty設定部106を有して構成されている。更に、画像処理装置110は、走査Duty補正用LUT記憶部107、走査Duty補正用LUT選択部108、走査Duty補正部109、ハーフトーン処理部111、ハーフトーン画像格納バッファ112、画像データ出力端子113を有して構成されている。
画像データ入力端子101は、印刷対象(記録対象)の画像データを外部装置から当該画像処理装置110に入力する。入力画像格納バッファ102は、画像データ入力端子101から入力された入力画像データを格納する。
色分解処理部103は、入力画像格納バッファ102から入力された入力画像データ(具体的には、カラー画像データ)をプリンタ120が備えるインクの色へ色分解する処理を行う。この色分解処理に際しては、色分解処理用LUT記憶部104に記憶されている色分解処理用LUT(Look Up Table)が参照される。
走査Duty設定用LUT記憶部105には、プリンタ120が備える記録ヘッドの主走査の走査条件に応じた複数の走査Duty設定用LUTが記憶されている。
走査Duty設定部106は、走査Duty設定用LUT記憶部105から読み出した走査Duty設定用LUTに基づき、記録ヘッドの1回の走査(主走査)で記録を行うDutyへ変換して、走査Dutyの設定を行う。
走査Duty補正用LUT記憶部107には、プリンタ120が備える各インクにおける走査Dutyに対して補正を行うための走査Duty補正用LUTが、プリンタ120が備える記録ヘッドの主走査の走査条件に応じて複数記憶されている。この走査Duty補正用LUTとしては、例えば、往路方向走査で1パス目の記録の際に用いられるLUTや、復路方向走査で1パス目の記録の際に用いられるLUTなどの他に、往路・復路それぞれの2パス目の記録の際に用いられるLUTがある。
走査Duty補正用LUT選択部108は、ノズルごとに走査条件に応じて、走査Duty補正用LUTの選択を行って読み出す処理を行う。
走査Duty補正部109は、記録ヘッドの各走査(各主走査)において記録媒体に記録後の画像の色が走査条件の違いに依らず一定になるように(再現色が等しくなるように)、走査Duty設定部106で設定された各インクの走査Dutyの補正を行う。具体的に、走査Duty補正部109は、走査Duty補正用LUT選択部108で選択された走査Duty補正用LUTを用いて、走査Duty設定部106で設定された各インクの走査Dutyの補正を行う。
ハーフトーン処理部111は、記録ヘッドの走査(主走査)ごとの各インクの色の多階調(3階調以上)値を、2値画像データに変換するハーフトーン処理を行う。ハーフトーン画像格納バッファ112には、ハーフトーン処理部111の処理により得られた各インクの色の2値画像データ(ハーフトーン画像データ)を格納する。画像データ出力端子113は、ハーフトーン画像格納バッファ112に格納された2値画像データをプリンタ120へ出力する。
プリンタ120は、プリンタ入力端子121、画像格納メモリ122、インク色及び吐出量選択部123、ヘッド制御部124、記録ヘッド125、記録媒体126、移動部127、及び、搬送部128を有して構成されている。
プリンタ入力端子121は、画像処理装置110の画像データ出力端子113から出力された各インクの色の2値画像データをプリンタ120に入力する。
画像格納メモリ122は、プリンタ入力端子121から入力された各インク色の2値画像データを格納するメモリである。
インク色及び吐出量選択部123は、画像処理装置110により形成され入力された各インク色の2値画像データに基づいて、記録ヘッド125に搭載されるインク色及び当該記録ヘッド125が吐出可能なインク吐出量の中から、インク色及び吐出量を選択する。
ヘッド制御部124は、記録ヘッド125の走査に係る制御を行う。ヘッド制御部124は、記録ヘッド125を記録媒体126に対して相対的に縦横に移動させることにより、画像処理装置110において形成された2値画像データを記録媒体126上に形成する。ここで、記録ヘッド125としては、ワイヤードット方式、感熱方式、熱転写方式、インクジェット方式などの各方式のものを用いることができ、いずれも、1つ以上の記録素子(インクジェット方式であればノズル)を有する。
移動部127は、ヘッド制御部124の制御下で、記録ヘッド125の移動を行う。搬送部128は、ヘッド制御部124の制御下で、記録媒体126の搬送を行う。
図2は、図1に示す記録ヘッド125の概略構成の一例を示す模式図である。
本実施形態では、説明を簡単にするために、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及び、ブラック(K)の4色のインクを当該記録ヘッド125に搭載するものとする。この図2に示す記録ヘッド125には、記録素子に相当するノズル1251が複数備えられている。
このように、画像形成装置100では、複数の記録素子を備えた記録ヘッド125を記録媒体126に対して複数回の主走査(往路方向走査及び復路方向走査)を行うことによって記録媒体126に画像を形成する。
なお、本発明における記録ヘッド125は、図2に示す構成に限定されるものではなく、例えば、同一色でも吐出量が異なるノズル列を有してもよいし、ノズル1251がジグザグに配置されているような構成であってもよい。また、図2に示す記録ヘッド125では、インク色の配置順序が記録ヘッド125の走査方向に対して一列となっているが、例えば、記録媒体126である用紙の搬送方向に対して一列に配置する構成であってもよい。
次に、上述した機能構成を備えた本実施形態の画像形成装置100の動作について説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置による画像形成方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、外部装置から多階調のカラー画像データが出力されると、ステップS301において、画像データ入力端子101は、当該多階調のカラー画像データを画像処理装置110の内部に入力する。その後、画像データ入力端子101から入力された多階調のカラー画像データは、入力画像格納バッファ102に入力画像データとして格納される。なお、本例において、このカラー画像データは、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3つの色成分から構築されている。
続いて、ステップS302において、色分解処理部103は、入力画像格納バッファ102に格納された多階調のカラー画像データに対して色分解処理を行う。具体的に、色分解処理部103は、多階調のカラー画像データに対して、色分解処理用LUT記憶部104に記憶されている色分解処理用LUTを用いて、RGBからCMYKのインク色プレーンへの色分解処理を行う。
なお、本実施形態では、色分解処理後の画像データにおける各画素データを8ビットとして扱うが、それ以上の階調数で変換してもよい。また、本実施形態における記録ヘッド125は、図2に示す4種類の各インク色(CMYK)を保有している。そのため、色分解処理部103に入力されたRGBのカラー画像データは、CMYK各プレーンの計4プレーンの画像データへ変換される。
ここで、本実施形態における色分解処理について図4を用いて説明する。
図4は、図1に示す色分解処理部103による色分解処理を説明するための模式図である。この図4には、図1に示す色分解処理部103及び色分解処理用LUT記憶部104が示されている。
色分解処理部103は、色分解処理用LUT記憶部104に記憶されている色分解処理用LUTを参照して、入力された画像データR'G'B'を、以下の(1)〜(4)式に示すCMYKへ変換する処理を行う。
C=C_LUT_3D(R',G',B') ・・・ (1)
M=M_LUT_3D(R',G',B') ・・・ (2)
Y=Y_LUT_3D(R',G',B') ・・・ (3)
K=K_LUT_3D(R',G',B') ・・・ (4)
ここで、(1)〜(4)式の右辺に定義される各関数が、色分解処理用LUT記憶部104に記憶されている色分解処理用LUTに該当する。色分解処理用LUTは、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3入力値から、各インク色への出力値を定める。本実施形態では、記録ヘッド125がCMYKの4つのインク色を具備する構成のため、色分解処理用LUTは、3入力値から4出力値を得るものとなる。
以上の処理により、色分解処理部103による色分解処理が終了する。
なお、上述した色分解処理部103による色分解処理(即ち、ステップS302)までは、入力されたカラー画像データの全体に対して行う処理である。そして、これ以降の処理(即ち、ステップS303〜S310)は、記録ヘッド125の1回の走査(主走査)で記録するデータを作成する処理のため、走査ごとに記録を行う画像領域に対して処理を行う。
そこで、続いて、ステップS303において、画像処理装置110(例えば、色分解処理部103或いは走査Duty設定部106)は、その1回の走査で記録を行う色分解画像データの位置(切り出し位置)を設定する。
ここで、当該色分解画像データの切り出し位置は、ノズル列の上端に位置するノズルが各走査で記録を行うラインの副走査方向画素位置として表す。また、ラインの副走査方向画素位置は、入力画像データの上端画素位置を0とし、副走査方向に進むほど大きくなり、上端画素位置0から副走査方向の逆方向を負の値で表すこととする。記録ヘッド125の1回の走査において、上端に位置するノズルからノズル列長分の範囲の画像が記録媒体126に記録される。
具体的に、任意の走査番号k(1≦k)における色分解画像データの切り出し位置Ycutは、パス数をPass、1ノズル列中のノズル数をNzzl、各走査の間に行われる紙送り量(Nzzl/Pass)が一定量である場合、以下の(5)式で表現できる。
Ycut(k)=−Nzzl+(Nzzl/Pass)×k ・・・ (5)
以上のように設定した切り出し位置からノズル列長分の色分解画像データを切りだす。
続いて、ステップS304において、走査Duty設定部106は、走査Duty設定用LUT記憶部105に記憶されている走査Duty設定用LUTを、各インクについて読み出す。そして、走査Duty設定部106は、読み出した走査Duty設定用LUTに基づいて、各インクの走査Dutyを設定する。即ち、走査Duty設定部106は、入力された画像データに応じて、記録ヘッド125の走査(主走査)ごとに、記録素子に相当するノズルごとの記録媒体126に対する記録量(インク打ち込み量、即ちインク吐出量)である走査Dutyを設定する。
ここで、走査Duty設定用LUTについて説明する。
走査Duty設定用LUTは、各ノズルが1回の走査において色分解画像データの何%を記録するかを表すものである。なお、本実施形態においては、走査Dutyの設定の際、入力Dutyを複数回の走査に分割するため、走査Duty設定用LUTに格納される値を「Duty分割率」と称する。
図5は、図1に示す走査Duty設定用LUT記憶部105に記憶される走査Duty設定用LUTを説明するための模式図である。この図5には、16ノズル、2パス印字の場合における走査Duty設定用LUTのデータ例が示されている。
図5において、縦軸はノズル番号を表し、横軸は各ノズルに対するDuty分割率を表している。また、図5(a)は、記録ヘッド125の2回の走査で均等な割合で印字を行う場合の例を示しており、全てのノズルにおいて1走査で入力データの50%のDutyを印字する。また、図5(b)は、ノズルごとにDuty分割率が異なる場合の例を示している。
次に、走査Duty設定部106は、各インクの走査Duty設定用LUTと、色分解処理部103により処理された色分解画像データとを掛け合わせて、走査ごとの走査Duty値を設定する。
具体的に、ノズル番号y(0≦y≦Nzzl)における各インクの走査Duty設定用LUTを、それぞれ、C_LUT(y)、M_LUT(y)、Y_LUT(y)、K_LUT(y)とする。また、各走査の切り出し後の座標(x,y)における色分解画像データをC(x,y)、M(x,y)、Y(x,y)、K(x,y)とすると、走査Dutyは、以下の(6)〜(9)式で表せる。
C'(x,y)=C(x,y) × C_LUT(y) ・・・ (6)
K'(x,y)=M(x,y) × M_LUT(y) ・・・ (7)
Y'(x,y)=Y(x,y) × Y_LUT(y) ・・・ (8)
K'(x,y)=K(x,y) × K_LUT(y) ・・・ (9)
図6は、本発明の実施形態を示し、走査Dutyの算出方法(設定方法)を説明するための模式図である。具体的に、図6は、走査Dutyの算出方法(設定方法)として、上述した色分解画像データと走査Duty設定用LUTとの積のイメージの一例が示されている。
図6(a)は、記録ヘッド125の走査で印字される色分解処理後の画像データ(色分解画像データ)であり、ある位置における画像データの副走査方向を表している。また、その縦軸は、各走査でラインを印字するノズル番号を示している。図6(b)は、走査Duty設定用LUTを表しており、図5(b)と同じものである。図6(c)は、色分解処理後の画像データと走査Duty設定用LUTとを掛け合わせて求められる走査Dutyを示している。例えば、ノズル番号5では、図6(a)に示すように色分解処理後の画像データがDuty50%、また、図6(b)に示すようにDuty分割率が50%であるため、両者の積をとることによって走査Dutyは25%となる。他のノズルについても、同様にして、色分解処理後の画像データと各ノズルのDuty分割率とを掛け合わせることで、走査Dutyを算出する。
以上のようにして、走査Duty設定部106による走査Dutyの設定が行われる。
ここで、再び、図3の説明に戻る。
ステップS304の走査Duty設定処理が終了すると、ステップS305に進む。ステップS305に進むと、走査Duty補正用LUT選択部108は、走査Duty補正用LUT記憶部107に記憶されている補正用LUTの中から、ノズル番号及び走査条件に応じた走査Duty補正用LUTを選択して読み出す処理を行う。なお、走査条件としては、例えば、走査方向、記録媒体126である用紙の紙面上の記録位置、または、それらの組合せなどが挙げられる。
ここで、走査Duty補正用LUTについて説明する。
走査Duty補正用LUTは、記録ヘッド125における各走査で形成される画像の色が一定となるように、走査Dutyを補正するためのものである。
以下に、ノズル番号に応じて走査Duty補正用LUTを変更する理由を説明する。
例えば、図7に示す16ノズル、2パスのマルチパス印字の走査において、ノズル番号9〜16のノズルは、常にドットが記録されていない記録媒体126の記録領域にドット(画像)の記録を行う、いわゆる1パス目の印字を行う。一方、ノズル番号1〜8のノズルは、前の走査でノズル番号9〜16のノズルが形成した画像上にドットの記録を行う、いわゆる2パス目の印字を行う。このように、同じ走査内であっても、ノズル番号によって記録を行うパスが異なるため、本実施形態では、ノズル番号に応じて走査Dutyの補正に用いる走査Duty補正用LUTを変更する。
次に、走査Duty補正用LUTの作成方法について説明する。ここでは、説明を簡単にするために、C、Mの2色で印字を行う場合の走査Duty補正用LUTの作成方法を説明する。なお、以下に示す説明は、C、M、Y、Kの4色、或いは、インク色の数がそれ以上の場合であっても、その作成方法は同様に適用可能である。
まず、記録ヘッド125の基準となる走査条件において、C、Mのインクを、例えば等間隔の9階調×9階調などの様々な組合せのDutyで印字し、測色を行う。そして、他の走査条件で形成した画像の色を、この基準となる走査で形成された画像の色に合わせるように、走査Duty補正用LUTを作成する。
以下では、具体的に、基準となる走査条件として、往路の片方向印字、1パス印字とした例を用いて説明を行う。ここで、基準となる走査条件で形成した画像の色は、補正の必要がない。そのため、1パス目の往路用走査Duty補正用LUTは、入力された値をそのまま出力するLUTとする。
次に、1パス目の復路用走査Duty補正用LUTを作成する。1パス目の復路方向の片方印字において、C、Mのインクを、基準走査と同様に、9階調×9階調のDutyの組合せで印字し、測色を行う。そして、基準の走査条件で印字した全てのインクのDutyの組合せについて、基準の走査条件での測色値と、復路の印字で形成した画像の測色値とが一致または最も近くなるC、MのインクDutyの組合せを探索する。ここで、例えばLUTを作成する走査条件(1パス、復路印字)の測色値について、スプライン補間などの補間方法で印字を行わなかったインクDutyの組合せでの色を予測し、基準の走査条件での測色値と近くなるインクDutyの組合せを探索してもよい。そして、基準の走査条件でのインクDutyの組合せと、復路印字で色が一致または最も近くなるインクDutyの組合せをLUTとする。
以上のように作成したLUTを、1パス目の復路用走査Duty補正用LUTとして使用すると、基準の走査条件で形成した場合と等しい色で画像を形成することができる。
次に、2パス目の印字を行うノズルに対する往路用走査Duty補正用LUTの作成方法を説明する。2パス目の走査Duty補正用LUTは、以下に説明する形成した画像の色を補正するLUTである。
図6に示すように、入力Dutyが50%のとき、1パス目の印字として、例えばノズルNo.9で入力Dutyの60%、即ちDuty30%を印字し、そして紙送り後に、ノズルNo.1で2パス目の印字することを考える。この際、2パス目で印字するDutyに対して補正を行わない場合には、入力Duty50%のうち、1パス目で印字されなかった残りの20%を印字する。
しかしながら、基準の走査条件(1パス、往路印字)で入力Duty50%を形成した場合と比較すると、パス数の違いや印字方向の違いにより、形成される画像の色は一致しない。そのため、基準の走査条件で形成する画像と色が一致するように、2パス目に印字するDutyを補正するのである。
ここで、図5に示す走査Duty設定用LUTのように、1パス目を記録するノズルであってもノズル番号によって分割率が異なる。そのため、同じ入力Dutyであっても、記録に使用されるノズルによって1パス目及び2パス目に記録するDutyが異なる。即ち、基準の走査条件で形成する画像と色を一致させるためには、1パス目に記録したDutyに応じて2パス目に記録するDutyを決める必要がある。
そして、走査Duty補正用LUTを作成するためには、まず、様々なDutyの組合せで1パス目と2パス目を印字し、その測色を行う。例えば、1パス目について、9階調×9階調のDutyの組合せを印字し、更に、2パス目として、1パス目で形成した画像の上に重ねて9階調×9階調のDutyの組合せの印字を行う。つまり、94通りのDutyの組合せについて印字し、測色を行う。ここで、2パス目が往路用の走査Duty補正用LUTを作成するためには、1パス目を復路方向、2パス目を往路方向でそれぞれ走査し、印字を行う。
そして、基準の走査条件で印字したDutyの組合せと1パス目に印字したDutyの組に対して、測色値が一致または最も近くなる2パス目でのインクDutyの組合せを探索し、LUTとする。以上の処理により、2パス目に記録するノズルに対する往路用走査Duty補正用LUTの作成が終了する。
2パス目の印字を行うノズルに対する復路用走査Duty補正用LUTの作成方法も、上述した往路用走査Duty補正用LUTの作成方法と同様である。この場合、1パス目を往路方向、2パス目を復路方向でそれぞれ走査して印字し、LUTを作成する。
ここで、再び、図3の説明に戻る。
ステップS305の走査Duty補正用LUTの選択処理が終了すると、ステップS306に進む。ステップS306に進むと、走査Duty補正部109は、ステップS305で選択された走査Duty補正用LUTに基づいて、ステップS304で設定された走査Dutyの補正処理を行う。即ち、走査Duty補正部109は、記録ヘッド125の走査条件に応じて、記録ヘッド125の各走査において記録媒体126に対する再現色が等しくなるように、ステップS304で設定された走査Dutyの補正処理を行う。
具体的に、本実施形態では、以下の(10)〜(13)式に示すように補正行う。
C''(x,y)=CMYK_LUT(C',M',Y',K') ・・・ (10)
K''(x,y)=CMYK_LUT(C',M',Y',K') ・・・ (11)
Y''(x,y)=CMYK_LUT(C',M',Y',K') ・・・ (12)
K''(x、y)=CMYK_LUT(C',M',Y',K') ・・・ (13)
ここで、走査Duty補正用LUTは、考え得る全ての走査Dutyの組合せについて値を持っている必要はない。例えば、各インクについて9格子ずつ、計94=6561点についてデータを持ち、データを持っていない点については補間によって近似値を計算する構成であってもよい。
続いて、ステップS307において、ハーフトーン処理部111は、走査Duty補正部109によって得られた8ビットプレーンの走査Dutyデータを、ドットON/OFFの2レベルの階調値(2値データ)に変換するハーフトーン処理を行う。
本実施形態におけるハーフトーン処理は、多値の入力画像データを2値画像データに変換する処理として、例えば周知の誤差拡散法を用いる。なお、本実施形態における2値画像データへの変換処理は、この誤差拡散法に限られず、例えば、ディザマトリックスを用いた閾値処理による2値化処理を行ってもよいし、各走査の2値化結果に何らかの補完関係、相関関係を持たせるような処理であってもよい。
また、本実施形態では、走査Duty設定部106で設定され、走査Duty補正部109で補正された走査Dutyのデータに対して、ハーフトーン処理部111で2値化処理を施して形成対象となる画像の画像データを生成するようにしている。しかしながら、本発明においては、この形態に限定されるものではない。例えば、ハーフトーン処理部111によるハーフトーン処理に替えて、走査Dutyのデータに対してN値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となる画像のドットパターンに係る画像データを生成するN値化部を構成する形態も本発明に含まれる。
続いて、ステップS308において、ハーフトーン処理部111は、ハーフトーン処理後の2値画像データ(ハーフトーン画像データ)を、ハーフトーン画像格納バッファ112に格納する処理を行う。なお、本実施形態のハーフトーン処理部111では、各プレーンの対応する画素を順次入力して各色に対応した2値画像データを生成する。したがって、多値画像データの全プレーンを保持するようなメモリ空間を用意する必要はない。また、ハーフトーン画像格納バッファ112も同様に、例えば、バンド単位の記録動作に必要なサイズのメモリ空間を用意したものであってもよい。
続いて、ステップS309において、画像処理装置110は、ハーフトーン処理後の画像データを、例えば画像全体或いは単位記録領域のバンド幅分等の任意のサイズでハーフトーン画像格納バッファ112から読み出し、画像データ出力端子113から出力する。
画像処理装置110からハーフトーン画像データを受けたプリンタ120では、当該画像データを画像格納メモリ122に格納する。そして、インク色及び吐出量選択部123は、画像格納メモリ122に格納された画像データに適合するインク色及び吐出量を選択する。そして、ステップS310において、プリンタ120(ヘッド制御部124)は、インク色及び吐出量選択部123で選択されたインク色及び吐出量に基づいて記録ヘッド125等を制御し、記録媒体126に画像の形成処理を行う。この画像形成処理においては、記録ヘッド125を記録媒体126に対して左から右に移動しながら、一定の駆動間隔で各ノズルを駆動して記録媒体126上に画像を形成し記録する。
なお、本実施形態の画像形成装置100では、記録ヘッド125による複数回の走査を行って記録媒体126上に画像を形成するマルチパス記録方式を用いている。そこで、ステップS311において、画像形成装置100は、記録ヘッド125による1回の走査が終了するたびに、記録ヘッド125の全走査が終了したか否かを判断する。
そして、ステップS311の判断の結果、記録ヘッド125の全走査が終了していない場合には、ステップS303に戻り、未走査の処理について、ステップS303以降の処理を再度行う。
一方、ステップS311の判断の結果、記録ヘッド125の全走査が終了した場合には、図3に示すフローチャートにおける処理を終了する。以上の図3に示すフローチャートの処理により、入力された多階調のカラー画像データに対する一連の画像形成処理が終了する。
以上、説明したように、本実施形態の画像形成装置100では、入力された画像データに応じて、記録ヘッド125の走査(主走査)ごとに、記録素子(本例ではノズル)ごとの記録媒体126に対する記録量(本例では走査Duty)を設定するようにしている。そして、設定された記録量のデータに対して、N値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となる画像の画像データを生成するようにしている。
かかる構成によれば、装置のサイズやそのコストを増大させることなく、記録ヘッドの走査条件の違いに起因するバンド状の色ムラの発生を低減することができる。
また、本実施形態の画像形成装置100では、記録ヘッド125の走査条件に応じて、記録ヘッド125の各走査において記録媒体126に対する再現色が等しくなるように、前記設定された記録量を補正するようにしている。
かかる構成によれば、各走査で記録される画像の色の差を低減することができるため、記録ヘッドの走査条件の違いに起因するバンド状の色ムラの発生を更に低減することができる。
また、本実施形態では、記録量である走査Dutyに対して補正を行うため、その補正はDutyの単位で行うことができる。例えば、8bitの画像データを処理する場合には、256段階で補正を行うことができる。そのため、より正確な補正を行うことができ、結果として、記録ヘッドの走査条件に起因するバンド状の色ムラの発生をより低減することができる。
(本発明の他の実施形態)
前述した本発明の実施形態に係る画像形成装置100を構成する図1の各構成部(各手段)、並びに、画像形成方法を示す図3の各ステップは、コンピュータのCPUがRAMやROMなどに記憶されたプログラムを実行することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図3に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク(登録商標)、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す記録ヘッドの概略構成の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置による画像形成方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図1に示す色分解処理部による色分解処理を説明するための模式図である。 図1に示す走査Duty設定用LUT記憶部に記憶される走査Duty設定用LUTを説明するための模式図である。 本発明の実施形態を示し、走査Dutyの算出方法(設定方法)を説明するための模式図である。 マルチパス印字時のノズル列の動作例を示す模式図である。 染料インクのシアン(C)とマゼンタ(M)のドットを重ねて記録媒体に記録させた際の記録媒体における断面の一例を示す模式図である。
符号の説明
100 画像形成装置
101 画像データ入力端子
102 入力画像格納バッファ
103 色分解処理部
104 色分解処理用LUT記憶部
105 走査Duty設定用LUT記憶部
106 走査Duty設定部
107 走査Duty補正用LUT記憶部
108 走査Duty補正用LUT選択部
109 走査Duty補正部
110 画像処理装置
111 ハーフトーン処理部
112 ハーフトーン画像格納バッファ
113 画像データ出力端子
120 プリンタ
121 プリンタ入力端子
122 画像格納メモリ
123 インク色及び吐出量選択部
124 ヘッド制御部
125 記録ヘッド
126 記録媒体
127 移動部
128 搬送部
130 通信手段

Claims (5)

  1. 複数の記録素子を備えた記録ヘッドを記録媒体に対して複数回の走査を行うことによって前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    画像データを入力する画像データ入力手段と、
    前記画像データに応じて、前記記録ヘッドの走査ごとに、前記記録素子ごとの前記記録媒体に対する記録量を設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された記録量のデータに対して、N値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となる前記画像の画像データを生成するN値化手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録ヘッドの走査条件に応じて、前記記録ヘッドの各走査において前記記録媒体に対する再現色が等しくなるように、前記設定手段で設定された記録量を補正する補正手段を更に有し、
    前記N値化手段は、前記補正手段で補正された記録量のデータに対して、前記N値化処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段は、前記走査条件として前記記録ヘッドの走査を行う方向に応じて、前記設定手段で設定された記録量を補正することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 複数の記録素子を備えた記録ヘッドを記録媒体に対して複数回の走査を行うことによって前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置による画像形成方法であって、
    画像データを入力する画像データ入力ステップと、
    前記画像データに応じて、前記記録ヘッドの走査ごとに、前記記録素子ごとの前記記録媒体に対する記録量を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された記録量のデータに対して、N値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となる前記画像の画像データを生成するN値化ステップと
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  5. 複数の記録素子を備えた記録ヘッドを記録媒体に対して複数回の走査を行うことによって前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置による画像形成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    画像データを入力する画像データ入力ステップと、
    前記画像データに応じて、前記記録ヘッドの走査ごとに、前記記録素子ごとの前記記録媒体に対する記録量を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された記録量のデータに対して、N値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となる前記画像の画像データを生成するN値化ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2008267636A 2008-10-16 2008-10-16 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム Pending JP2010094895A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008267636A JP2010094895A (ja) 2008-10-16 2008-10-16 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008267636A JP2010094895A (ja) 2008-10-16 2008-10-16 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010094895A true JP2010094895A (ja) 2010-04-30
JP2010094895A5 JP2010094895A5 (ja) 2011-12-01

Family

ID=42256938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008267636A Pending JP2010094895A (ja) 2008-10-16 2008-10-16 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010094895A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019012759A1 (ja) * 2017-07-11 2019-01-17 富士フイルム株式会社 画像処理装置及び方法、プログラム並びに画像記録装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025613A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置、印刷方法及びそのためのプログラムを記録した記録媒体並びにプログラム
JP2005246877A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025613A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置、印刷方法及びそのためのプログラムを記録した記録媒体並びにプログラム
JP2005246877A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019012759A1 (ja) * 2017-07-11 2019-01-17 富士フイルム株式会社 画像処理装置及び方法、プログラム並びに画像記録装置
US10933653B2 (en) 2017-07-11 2021-03-02 Fujifilm Corporation Image processing apparatus, image processing method, program, and image recording apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7556343B2 (en) Ink-jet printing method, printing system, ink-jet printing apparatus, print data generating method, program and printer driver
JP3829508B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および印刷装置
JP5290614B2 (ja) 画像形成装置、印字データ生成方法及びコンピュータプログラム
US8253974B2 (en) Image forming apparatus, image processing apparatus, and control method therefor
US7798589B2 (en) Image forming apparatus, image processing apparatus, and control method therefor
JP5139876B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US8896883B2 (en) Image processing apparatus, printing apparatus, and image processing method
JP6468815B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US7948657B2 (en) Image processing method and image processing apparatus
JP5843503B2 (ja) 画像記録システムおよび画像記録方法
JP2011087262A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US8619323B2 (en) Image processing apparatus and image processing method for processing multivalued image data and recording an image in a pixel area on recording medium by a plurality of relative scans of recording head and recording medium
JP6601225B2 (ja) 制御装置、および、コンピュータプログラム
JP4785351B2 (ja) インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、データ生成装置およびプログラム
JP2010094895A (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
JP2006289716A (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2005053147A (ja) インクジェット印刷のためのエッジ処理
JPH10229501A (ja) 画像処理装置及び方法
JP2010017975A (ja) 画像形成装置、その制御手段及びコンピュータプログラム
JP2010140090A (ja) 画像データ処理装置、画像形成装置および画像データ処理方法
JP2010005827A (ja) 画像形成装置及びその制御方法、プログラム
JP2009262453A (ja) 記録装置及びその制御方法
JP2005059499A (ja) 画像形成装置及び方法、記録ヘッド、コンピュータプログラム並びに記録媒体
JP5341467B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP2022091000A (ja) 画像処理装置およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111014

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130806

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131008