JP2010094649A - バブリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】不溶性成分を含む排水が貯留される排水貯留槽と、前記排水貯留槽に貯留される排水が流入し、排水に含まれる前記不溶性成分を沈殿させて除去する沈殿槽と、を有する、排水処理設備に備えられ、気泡を供給することにより前記排水貯留槽に貯留される排水中の不溶性成分の沈殿を抑制するバブリング装置であって、前記バブリング装置は、前記排水貯留槽の底部に配置されるバブリング配管12と、前記バブリング配管12に空気を供給する空気供給装置と、を有し、前記バブリング配管12は、空気供給装置からの空気を流通させるための主管13と、前記主管に垂直に接続されて鉛直方向に伸び、それぞれ、少なくとも一の空気噴出孔が形成された、複数のノズル14と、を有することを特徴とするバブリング装置。
【選択図】図1
Description
まず、本実施形態に係るバブリング装置について説明するに先立って、本実施形態に係るバブリング装置が用いられる排水処理設備について説明する。
本実施形態に係るバブリング装置は、排水貯留槽10の底部に配置されるバブリング配管12と、バブリング配管12に空気を供給する空気供給装置11と、を有する。
図1(a)に本実施形態に係るバブリング配管12を示す。バブリング配管12は、空気供給装置11からの空気を流通させるための主管13と、主管13に垂直に接続されて鉛直方向に伸びる複数のノズル14と、を有する。
本実施形態に係るバブリング装置に用いられる主管13は、空気を流通させることができるものであれば特に限定されないが、鉄、アルミニウム及びステンレス等の金属で作られた中空の管であることが好ましい。主管13の直径は、5cm以上20cm以下であることが好ましく、8cm以上15cm以下であることが更に好ましい。
図1(b)に、ノズル14の上面図を、図1(c)にノズル14の側面図を示す。ノズル14は主管13に垂直に接続されて、鉛直方向に伸びるものであり、それぞれのノズル14について、少なくとも一の空気噴出孔15が形成されている。ノズル14は、図1(a)に示すように、円筒形のものであって、その端部が閉塞されているものを用いることができるが、これに限定されない。空気噴出孔15の位置は、特に限定されないが、不溶性成分がバブリング配管12に侵入することをより防止できるという点から、ノズル14の側面に設けられることが好ましい。
バブリング配管12に備えられる各ノズル14においては、それぞれ、一以上の空気噴出孔15を有していることが好ましい。空気噴出孔15の大きさは、空気噴出孔15の位置、及び各ノズル14に設けられる空気噴出孔15の数に応じて、適宜変更することが好ましいが、各ノズル14の側面に、二つの空気噴出孔15を設けている場合においては、空気噴出孔15の大きさは、直径3mm以上10mm以下であることが好ましい。3mm以上であることにより、十分な量の空気を吐出することができる。また、10mm以下であることにより、供給される空気の圧力が低下せず、圧力の低下に伴う空気の吐出量の低下が起こらない。
排水貯留槽10にバブリング配管12を配置する際には、ノズル14が鉛直方向を向くように配置すると良い。各ノズル14の側面に空気噴出孔15を設けた場合、これにより空気噴出孔15が水平方向を向き、不溶性成分の沈降によるバブリング配管12への不溶性成分の侵入を最小限に抑えることができる。これにより、バブリング配管12の閉塞を最小限に抑え、バブリング配管12の閉塞に伴うバブリング配管12の清掃を最小限に抑えることができる。
本実施形態に係るバブリング装置に用いられる空気供給装置11としては、従来公知のブロア等を用いることができる。空気を供給する際の圧力としては、0.49MPa以上であることが好ましい。0.49MPa以上であることにより、十分量の空気を供給することができ、排水の撹拌を十分に行うことができる。
本実施形態のバブリング装置の動作について、図2を参照して説明する。本実施形態のバブリング装置が備えられた排水貯留槽10においては、その底部にノズル14を有するバブリング配管12が敷設されている。バブリング配管12は、排水貯留槽10の底部に均一に敷設され、気泡を均一に発生できるようになっている。排水貯留槽10に不溶性成分を含む排水が流入した場合、バブリング装置によるバブリングにより、不溶性成分の沈降が抑制される。しかしながら、バブリングを行っている際においても、不溶性成分がわずかに堆積することがある。このような不溶性成分の堆積が長期間に亘った場合、堆積した不溶性成分によって、バブリング配管12が埋もれてしまうことがある。
11 空気供給装置
12 バブリング配管
13 主管
14 ノズル
15 空気噴出孔
16 堆積した不溶性成分
40 排水貯留槽
41 バブリング配管
41a 空気噴出孔
Claims (4)
- 不溶性成分を含む排水が貯留される排水貯留槽と、
前記排水貯留槽に貯留される排水が流入し、排水に含まれる前記不溶性成分を沈殿させて除去する沈殿槽と、を有する、排水処理設備に備えられ、気泡を供給することにより前記排水貯留槽に貯留される排水中の不溶性成分の沈殿を抑制するバブリング装置であって、
前記バブリング装置は、前記排水貯留槽の底部に配置されるバブリング配管と、
前記バブリング配管に空気を供給する空気供給装置と、を有し、
前記バブリング配管は、前記空気供給装置からの空気を流通させるための主管と、
前記主管に垂直に接続されて鉛直方向に伸び、それぞれに少なくとも一の空気噴出孔が形成された、複数のノズルと、を有することを特徴とするバブリング装置。 - 前記空気噴出孔は、前記ノズルのそれぞれの側面に開口していることを特徴とする請求項1に記載のバブリング装置。
- 前記ノズルは、前記主管の長手方向の全長に亘って等間隔に配置されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のバブリング装置。
- 前記ノズルのぞれぞれは、前記主管に着脱自在に装着されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のバブリング装置。
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2008
- 2008-10-20 JP JP2008269827A patent/JP2010094649A/ja active Pending
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