JP2010094489A - スーツケース - Google Patents
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Abstract
【課題】階段の上り下りが容易で走行中の引張力及び騒音を低減するスーツケースを提供する。
【解決手段】車輪の両側面に収納函を取り付けたことを特徴としたスーツケース。
【選択図】図１
【解決手段】車輪の両側面に収納函を取り付けたことを特徴としたスーツケース。
【選択図】図１
Description
本発明は階段の上り下りを容易にし、かつ、引張力の低減及び走行中の騒音低減を計るスーツケースに関するものである。
従来のスーツケースは収納函底部に小さなコロを設けたキャスターが取り付けられていた。
小さいコロ故にこれに起因する次の様な問題点があった。
（イ）階段の上り下り時、そのまゝ階段を乗り越えることが出来ないのでスーツケースを持ち上げる必要があった。
（ロ）特に重量物を詰めて走行する場合、大きな引張力が必要となり、高齢者や女性には負担となっていた。
（ハ）走行中のコロと地面との接触音が騒音として発生しており、地表が荒れている道路では、特にひどい騒音を撒き散らしていた。
（イ）階段の上り下り時、そのまゝ階段を乗り越えることが出来ないのでスーツケースを持ち上げる必要があった。
（ロ）特に重量物を詰めて走行する場合、大きな引張力が必要となり、高齢者や女性には負担となっていた。
（ハ）走行中のコロと地面との接触音が騒音として発生しており、地表が荒れている道路では、特にひどい騒音を撒き散らしていた。
コロの代りに大きな車輪を用い、その両側面に収納函を取り付けた。
本発明は以上を特徴としたスーツケースである。
本発明は以上を特徴としたスーツケースである。
（イ）図６に示すように、階段の高さ１３より大きな半径１４を有する車輪を用いることにより、階段を容易に乗り越えることが出来る。
（ロ）コロや車輪が平面上の静止位置からすべること無く、ころがり始める時のコロや車輪に作用する垂直荷重と引張荷重の関係について、機械工学便覧改訂第５版編３の５・２項で図７に示すような関係式を与えている。この式は引張力はコロや車輪の半径に反比例することを示しており、例えば本発明の車輪の半径が、従来のスーツケースに使用されているコロの１０倍の大きさとすると、その引張力は従来のスーツケースに対し１／１０に低減されることになりその効果は絶大となる。
（ハ）スーツケースの走行中の騒音は、コロと地面との衝突によって発生するもので、その発生機構を図８により以下説明する。
従来スーツケースのコロ１５のａ点は地面１６のｃ点に衝突する。本発明の車輪１のｂ点も地面１６のｃ点に衝突する。このことから衝突するまでの距離は従来スーツケースのコロの方が大きいことが分かる。一方、車輪１がコロ１５の１０倍の半径を有していると考えると、車輪１が１回転して進行する距離を、コロは１０回転することになり、コロの角速度は車輪の１０倍となる。言い換えれば本発明は従来スーツケースの１／１０のスピードで衝突することになり、また、前記のように衝突に至るまでの距離も小さいので騒音をほとんど発生すること無くその効果は絶大である。
（ロ）コロや車輪が平面上の静止位置からすべること無く、ころがり始める時のコロや車輪に作用する垂直荷重と引張荷重の関係について、機械工学便覧改訂第５版編３の５・２項で図７に示すような関係式を与えている。この式は引張力はコロや車輪の半径に反比例することを示しており、例えば本発明の車輪の半径が、従来のスーツケースに使用されているコロの１０倍の大きさとすると、その引張力は従来のスーツケースに対し１／１０に低減されることになりその効果は絶大となる。
（ハ）スーツケースの走行中の騒音は、コロと地面との衝突によって発生するもので、その発生機構を図８により以下説明する。
従来スーツケースのコロ１５のａ点は地面１６のｃ点に衝突する。本発明の車輪１のｂ点も地面１６のｃ点に衝突する。このことから衝突するまでの距離は従来スーツケースのコロの方が大きいことが分かる。一方、車輪１がコロ１５の１０倍の半径を有していると考えると、車輪１が１回転して進行する距離を、コロは１０回転することになり、コロの角速度は車輪の１０倍となる。言い換えれば本発明は従来スーツケースの１／１０のスピードで衝突することになり、また、前記のように衝突に至るまでの距離も小さいので騒音をほとんど発生すること無くその効果は絶大である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
（イ）車輪１の両側面に収納函２を配し、車輪１に貫通した車軸３の両端部に収納函２を取り付け固定する。
（ロ）車輪１の外周部に車輪横振れ防止具４を配し、これを収納函２に取り付け固定する。
（ハ）収納函２同志を固結するために、必要に応じ収納函連結具５を取り付ける。
（ニ）側面から見た場合、収納函２の中心８は車輪１の中心７と踵６の中心９との間に位置する。
（ホ）車軸１の外周面の少くとも１／４は収納函２の外周面２′より外側に位置する。
（ヘ）収納函２の少くとも片側は、２Ａ、２Ｂのように部屋に仕切られ、夫々に独立した蓋を設ける。
本発明は以上のような構成で、階段の高さ１３より大きな半径１４を有する車輪を用いることと上記（ホ）項により、図６に示すように収納函が階段の角に当ること無く、階段を乗り越えられ、上り下りが容易に出来る。
静止する時は上記（ニ）項により、収納函は倒れること無く静止出来る。
また、本発明は上記（ヘ）項により、収納物の大小により区別して収納出来るので、収納効率が高くなると同時に、走行中、例えば御土産等を購入した時の蓋の開閉に大きな利便性を発揮することが出来る。
（イ）車輪１の両側面に収納函２を配し、車輪１に貫通した車軸３の両端部に収納函２を取り付け固定する。
（ロ）車輪１の外周部に車輪横振れ防止具４を配し、これを収納函２に取り付け固定する。
（ハ）収納函２同志を固結するために、必要に応じ収納函連結具５を取り付ける。
（ニ）側面から見た場合、収納函２の中心８は車輪１の中心７と踵６の中心９との間に位置する。
（ホ）車軸１の外周面の少くとも１／４は収納函２の外周面２′より外側に位置する。
（ヘ）収納函２の少くとも片側は、２Ａ、２Ｂのように部屋に仕切られ、夫々に独立した蓋を設ける。
本発明は以上のような構成で、階段の高さ１３より大きな半径１４を有する車輪を用いることと上記（ホ）項により、図６に示すように収納函が階段の角に当ること無く、階段を乗り越えられ、上り下りが容易に出来る。
静止する時は上記（ニ）項により、収納函は倒れること無く静止出来る。
また、本発明は上記（ヘ）項により、収納物の大小により区別して収納出来るので、収納効率が高くなると同時に、走行中、例えば御土産等を購入した時の蓋の開閉に大きな利便性を発揮することが出来る。
１．車輪
２．収納函
３．車軸
４．車軸横振れ防止具
５．収納函連結具
６．踵
７．車輪の中心
８．収納函の中心
９．踵の中心
１０．収納函本体
１１．収納函蓋
１２．車輪格納カバー
１３．階段の高さ
１４．車輪の半径
１５．従来スーツケースのコロ
１６．地面
２．収納函
３．車軸
４．車軸横振れ防止具
５．収納函連結具
６．踵
７．車輪の中心
８．収納函の中心
９．踵の中心
１０．収納函本体
１１．収納函蓋
１２．車輪格納カバー
１３．階段の高さ
１４．車輪の半径
１５．従来スーツケースのコロ
１６．地面
Claims (5)
- 車輪の両側面に収納函を取り付けたスーツケース。
- （イ）車輪を貫通した車軸の両端部に夫々収納函を取り付け固定する。
（ロ）車輪の外周部に車輪の横振れ防止具を設け、これを収納函に取り付け固定する。
（ハ）車輪の外周面の少くとも１／４が収納函の外周面より外側に位置する。
（ニ）側面から見た場合、収納函の中心が車輪の中心と収納函底部に設けられた踵の中心との間に位置する。
以上のごとく構成された請求項１のスーツケース。 - 少くとも片側の収納函は複数の部屋に仕切られ、夫々独立した蓋を設けた請求項１のスーツケース。
- 収納函の本体及び蓋の側面に夫々車輪を取り付け夫々車輪格納カバーを設けたスーツケース。
- 請求項２を構成する請求項４のスーツケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008317690A JP2010094489A (ja) | 2008-10-20 | 2008-10-20 | スーツケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008317690A JP2010094489A (ja) | 2008-10-20 | 2008-10-20 | スーツケース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010094489A true JP2010094489A (ja) | 2010-04-30 |
Family
ID=42256587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008317690A Pending JP2010094489A (ja) | 2008-10-20 | 2008-10-20 | スーツケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010094489A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018025912A1 (ja) | 2016-08-05 | 2018-02-08 | 株式会社Ｎｏｖｅｌ | スーツケース |
-
2008
- 2008-10-20 JP JP2008317690A patent/JP2010094489A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018025912A1 (ja) | 2016-08-05 | 2018-02-08 | 株式会社Ｎｏｖｅｌ | スーツケース |
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